JP7201110B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10(インクジェット記録装置の一例)は、概ね直方体形状である。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙12(図2参照)に画像を記録するプリンタ部11を下部に備えている。プリンタ部11は、前面14Aに開口13が形成された筐体14を備えている。
図1に示されるように、給送トレイ15は、開口13を通じて前後方向8に沿ってユーザによって複合機10に対して挿抜される。開口13は、筐体14の前面14Aにおける左右方向9の中央部に位置する。図2に示されるように、給送トレイ15は、積層された複数の用紙12を支持可能である。
図2に示されるように、搬送路17は、その一部がプリンタ部11の内部において、所定間隔で対向する外側ガイド部材18及び内側ガイド部材19によって形成される空間を指す。搬送路17は、給送トレイ15の後端部から後方に延びる経路である。搬送路17は、プリンタ部11の後部において上方に延びつつ前方にUターンし、記録部24とプラテン26との間の空間を経て排出トレイ16に至る経路である。搬送ローラ対25及び排出ローラ対27の間における搬送路17は、左右方向9における複合機10の概ね中央部に設けられており、且つ前後方向8に延びている。搬送路17内における用紙12の搬送向きは、図2において一点鎖線の矢印で示されている。
図2に示されるように、搬送ローラ対25は、搬送路17に配置されている。搬送ローラ対25は、互いに対向する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bを有する。搬送ローラ25Aは、搬送用モータ(不図示)によって駆動される。ピンチローラ25Bは、搬送ローラ25Aの回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送用モータの正転によって正回転する搬送ローラ25A及びピンチローラ25Bに挟持されて搬送向き(前向き)に搬送される。
図2に示されるように、排出ローラ対27は、搬送路17における搬送ローラ対25より搬送向きの下流に配置されている。排出ローラ対27は、互いに対向する排出ローラ27A及び拍車27Bを有する。排出ローラ27Aは、搬送用モータ(不図示)によって駆動される。拍車27Bは、排出ローラ27Aの回転に伴って連れ回る。用紙12は、搬送用モータの正転によって正回転する排出ローラ27A及び拍車27Bに挟持されて搬送向き(前向き)に搬送される。
図2に示されるように、記録部24は、搬送路17における搬送ローラ対25及び排出ローラ対27の間に位置している。記録部24は、搬送路17を挟んでプラテン26と上下方向7に対向配置されている。記録部24は搬送路17の上方に位置し、プラテン26は搬送路17の下方に位置している。記録部24は、キャリッジ22と、記録ヘッド21とを備えている。
図2に示されるように、プラテン26は、搬送路17における搬送ローラ対25及び排出ローラ対27の間に配置されている。プラテン26は、搬送路17を挟んで記録部24と上下方向7に対向配置されている。プラテン26は、搬送ローラ対25によって搬送される用紙12を下方から支持する。
図1に示されるように、筐体14の前面14Aの右部に、開口85が形成されている。開口85の後方には、カートリッジケース101及びタンク103を収容可能な収容空間86が形成されている。筐体14には、カバー87が、開口85を覆うようにして取り付けられている。カバー87は、開口85を閉塞する閉塞位置(図1(A)に示される位置)と、開口85を開放する開放位置(図1(B)に示される位置)との間を、左右方向9に延びる回動軸線87A(回動中心)周りに回動可能である。
図4及び図5に示されるように、カートリッジケース101は、内部空間を有する箱形状である。カートリッジケース101は、内部空間の天部を確定している天面と、内部空間の底部を確定している底面と、天部と底部とをつないでいる後面と、後面と前後方向8に対向する位置に設けられた開口112とを有する。開口112は、ユーザが複合機10を使用するときに対面する面である筐体14の前面14A(図1参照)に露出し得る。
図4に示されるように、ロックシャフト145が、カートリッジケース101の天面付近且つ開口112付近において、カートリッジケース101の左右方向9に延出されている。ロックシャフト145は、左右方向9に沿って延びる棒状の部材である。ロックシャフト145は、例えば、金属の円柱である。ロックシャフト145の左右方向9の両端は、カートリッジケース101の左右方向9の両端を確定している壁に固定されている。ロックシャフト145は、4つのインクカートリッジ30が収納可能な4つの空間に渡って左右方向9に延びている。
図6及び図9に示されるインクカートリッジ30はインクが貯留される容器である。図6及び図9に示されているインクカートリッジ30の姿勢は、使用姿勢である。
図7及び図8に示されるように、タンク103は、本体151と、フィルム152A、152Bとを備える。本体151は、箱形状であり、内部にインクが貯留される貯留室121を備える。フィルム152Aは、本体151の後面に溶着される。フィルム152Bは、本体151の前面に溶着される。
以下、図9が参照されつつ、インクカートリッジ30からタンク103及び記録ヘッド21へのインクの供給が説明される。
図7、図10(A)、及び図11に示されるように、インク流路126は、第1流路191と第2流路192と第3流路193とを備える。
本実施形態によれば、第1流路191における第2位置132よりも下方に、下面134及び後面135によって区画された空間が形成される。そして、この空間に、貯留室121から流出口122を介して移動してきた異物を溜めることができる。これにより、異物の記録ヘッド21への進入を低減することができる。
図10(A)に示される第1流路191において、上面133の前端部は、流出口122の上端と同じ高さであった。しかし、図10(B)に示されるように、第1流路191は、上面133の前端部が流出口122の上端よりも上方に位置するように構成されていてもよい。なお、図10(A)には、4つの貯留室121のうち最も右に位置する貯留室121に対応したインク流路126(第1流路191及び第2流路192)が示されており、図10(B)には、4つの貯留室121のうち最も左に位置する貯留室121に対応したインク流路126(第1流路191)が示されている。
21・・・記録ヘッド(ヘッド)
29・・・ノズル
103・・・タンク
121・・・貯留室
122・・・流出口
123・・・流入口
124・・・大気連通部
126・・・インク流路(液体流路)
131・・・第1位置
132・・・第2位置
133・・・上面(第3面)
134・・・下面(第1面)
135・・・後面(第2面)
191・・・第1流路
192・・・第2流路
Claims (9)
- 液体が流入する流入口、上記流入口を通じて流入する液体を貯留する貯留室、上記貯留室を大気に連通させる大気連通部、上記貯留室から液体が流出する流出口、及び上記流出口から流出した液体が流通する液体流路を有するタンクと、
上記流出口と上記液体流路を介して連通しており、上記貯留室から上記液体流路を通じて供給された液体を吐出するノズルを有するヘッドと、を備え、
上記液体流路は、
上記流入口よりも低い第1位置において上記流出口と連通し、上記第1位置から水平方向へ延びる第1流路と、
上記第1位置よりも上方にある第2位置において上記第1流路と連通し、上記第2位置から上方へ延びる第2流路と、を備え、
上記第1流路は、上記第1流路の上部の少なくとも一部を区画しており、上記第1流路における液体の流通方向に沿って上記第2位置から上記第1位置の方へ向けて斜め下方に傾斜する傾斜面を有しているインクジェット記録装置。 - 上記第1流路は、少なくとも第1面、第2面、及び第3面によって区画されており、
上記第1面は、上記第1流路の底部の少なくとも一部を区画しており、上記第2位置よりも下方において上記水平方向へ延びており、
上記第2面は、上記第1面から上方へ延びており、
上記第3面は、上記傾斜面を含む請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 上記第1流路は、上記タンクの底部に形成されている請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
- 上記流出口は、上記水平方向における上記タンクの一端部に形成されており、
上記第2流路は、上記水平方向における上記タンクの他端部に形成されている請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 上記第3面は、上記第1流路の上部の全てを区画している請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 上記第3面は、上記流出口よりも上方に位置する請求項2に記載のインクジェット記録装置。
- 上記大気連通部は、上記流出口よりも上方に位置する請求項1から6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 上記タンクは、上記水平方向に沿った第1方向に並んで複数設けられており、
複数の上記タンクの各々の上記第1流路は、上記第1方向と直交する第2方向に延びている請求項1から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 液体を貯留可能であって上記タンクに接続可能なカートリッジを備え、
上記貯留室は、上記タンクに接続された上記カートリッジから上記流入口を通じて流入した液体を貯留するものである請求項1から8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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