JP7297462B2 - 来訪者対応システム - Google Patents
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Description
例えば特許文献1のインターホンシステムでは、過去の不審者画像や音声を登録し、呼出を受けた際に撮像した画像や音声が登録されている不審者と一致したら、自動対応モードに移行して警備会社等に通報するよう構成されている。
この構成によれば、玄関子機からの呼び出しに携帯端末で応答操作した居住者が、応答した携帯端末を操作して不審者登録を行うと、不審者の映像が管理サーバに登録されると同時に、グループ設定されている他の携帯端末に不審者の情報が送信れる。よって、簡易な操作で不審者情報を共有できるし、後から不審者を映像で確認することも可能でありセキュリティ性が向上する。
加えて、不審者映像と共に不審者に関するテキスト情報が表示されるため、表示される情報のみで不審者が何者か具体的に把握することができ対処し易い。
尚、「カメラの撮像映像」の「映像」は静止画である「画像」を含むものであり、ここでは映像と画像を同等としている。
この構成によれば、グループ設定されている携帯端末は、不審者発生情報を受けたら管理サーバから不審者映像を入手できるため、不審者に関する情報を共有できる。
この構成によれば、不審者の映像に加えて音声も把握でき不審者に関する十分な情報を得ることができる。
この構成によれば、顔認証により来訪者が過去に不審者登録された人物である場合はそれを認識でき、煩わしい応答をすることなく対処できる。
この構成によれば、他の住戸に訪問した際に不審者登録された人物が、自住戸に現れて呼び出しを受けた場合も、管理サーバが来訪者映像から不審者であると判断して呼出通知先の携帯端末にその旨が通知される。よって、呼出通知を受けた居住者が不審者登録していない人物であっても、グループ内で不審者登録されていれば呼出通知を受けた時点で不審者による呼び出しであることを認識でき、不要な応答をせずに済む。
クラウドサーバ3は、例えばクラウドサーバ3を管理する警備会社に設置され、通信ネットワークNに有線接続された玄関子機1と通信するし、通信ネットワークNに含まれる移動体通信網を介して携帯端末2とも無線通信を行う。また、Mは玄関子機1を呼出操作する訪問者を示している。
尚、玄関子機1と対を成してインターホン装置を構成する居室親機が住戸内に設置されている場合は、住戸内での応答は居室親機を使用することができる。
サーバCPU36は、玄関子機1と携帯端末2との間の通信を管理し、玄関子機1が呼出操作されたら、リンク設定されている携帯端末2に呼出発生を通知すると共に、通話を管理する。
但し、携帯端末2は複数の携帯端末2同士でグループ設定されているものとし、グループ設定されている個々の携帯端末2は、携行者それぞれが居住する住戸の玄関子機1にリンク設定されており、自住戸の玄関子機1が呼出操作されたら、クラウドサーバ3を介して呼出通知が成され、応答可能に設定されているものとする。
呼出信号を受信したクラウドサーバ3では、サーバCPU36の制御により呼出信号に含まれる玄関子機1の情報からこの玄関子機1にリンク設定されている携帯端末2を携帯端末情報記憶部31から特定し、特定した携帯端末2に呼出発生を通知(呼出通知)を実施する。
呼出通知を受けた居住者が通話ボタン22をタッチして応答操作すると、クラウドサーバ3、通信ネットワークNを介して玄関子機1との間で通話路が形成され、来訪者と通話することが可能となる。尚、カメラ14の撮像映像の表示は通話操作してから表示させてもい。
図4はこの不審者登録操作の流れを示している。図4に示すように、通話中も表示されている終了ボタン23が操作されると、通話路が切断されて「不審者として登録しますか?」のメッセージS1がディスプレイ21にポップアップ表示される。この表示と共に「はい」「いいえ」のボタン25a、25bが表示され、不審者登録ボタンである「はい」25aがタッチ操作されると、不審者登録信号がクラウドサーバ3に送信される。尚、「いいえ」のボタン25bがタッチ操作されると待受状態に戻る。
図5は不審者登録ボタン25の他の表示形態を示し、不審者登録ボタン25は、図5に示すように呼出通知を受けた最初の表示状態から表示させてもい。
そして、終話後に不審者登録ボタン25が操作されたら、この一次記憶部に記憶されている映像及び音声が不審者情報記憶部32に移行され保存される。
不審者発生情報を受信した携帯端末2は、図6に示すように「○○さんから不審者情報が登録されました」のメッセージS2がクラウドサーバ3から送信されて表示する。また、この表示に合わせてリンク先であるクラウドサーバ3から情報を入手するための確認ボタン26が表示される。
不審者発生情報には、クラウドサーバ3の不審者情報記憶部32がリンク先として添付されており、確認ボタン26を操作するとクラウドサーバ3にアクセスし、不審者情報記憶部32に登録されている人物の映像がディスプレイ21に表示される。同時に登録されている不審者の通話音声が携帯端末2の通話部から映像に連動して放音される。
尚、リンク先を添付せず、送信する不審者発生情報にカメラ14の撮像映像自体を添付して、不審者発生情報の受信と同時に不審者映像を表示しても良い。
また、グループ設定されている携帯端末2は、不審者発生情報を受けたらクラウドサーバ3から不審者映像を入手できるため、不審者に関する情報を共有できる。
更に、携帯端末2から不審者の映像に加えて音声も把握でき、不審者に関する十分な情報を得ることができる。
サーバCPU36は、不審者情報記憶部32に不審者映像が登録された時点から、その後の玄関子機1から送信された訪問者映像に対して、顔認証部33が起動して訪問者の顔認証を実施する。この顔認証は、不審者登録した携帯端末2がリンクしている玄関子機1からの映像だけでなく、グループを構成している全ての携帯端末2がリンクそている玄関子機1のカメラ14の撮像映像に対しても行われる。
そして、認証した結果、一致する顔画像がなければ、即ち登録されている不審者で無ければ、携帯端末2に上述した図3に示す表示が成されて呼出通知が成される。
図7は、このような呼出通知を受けた場合を示し、居住者自身が過去に登録した不審者が再度現れた場合の携帯端末2の表示を示している。図7に示すように、呼出画面には来訪者映像と共に「不審者登録されています」のメッセージS3が表示される。このディスプレイ21の表示から、来訪者が不審者登録されている人物であることが認識できる。
図8は、この情報表示ボタンの操作を受けて、クラウドサーバ3から入手した情報を表示した状態を示している。図8では、カメラ14の現在の撮像映像に代えて登録時の来訪者映像を表示すると共に、登録時の訪問者の音声から抽出された特定の文言「健康」が表示されている状態を示している。
尚、この時表示されるテキスト情報は、テキスト情報記憶部35に保存されている居住者との通話時に来訪者が喋った全テキストであっても良い。
この場合も、クラウドサーバ3の顔認証部33がカメラ14の撮像映像から顔認証を実施する。その結果、登録されている不審者であると判別すると、図9に示すように携帯端末2に呼出通知と共に不審者である旨のメッセージが送信されて表示される。
図9では「グループ内で不審者登録されています」のメッセージS4が来訪者映像と共に表示された状態を示している。この表示を受けて不審者であることを認識した居住者が、このメッセージ表示エリアをタッチ操作すると、上記図8に示す表示と同様に、登録時の不審者に関する映像及びテキスト情報が表示される。
更に、携帯端末2を操作して不審者映像を表示した際に、不審者の音声も合わせて放音する構成を説明しているが、音声に代えてテキスト変換部34が保存しているテキストデータから成る会話内容を表示させても良い。
また、顔認証部33をクラウドサーバ3に設けているが、個々の玄関子機1に設けて、判定結果をクラウドサーバ3に送信しても良い。
Claims (5)
- カメラを備えた玄関子機が呼出操作されたら、通信ネットワークを介して携帯端末に呼出通知がなされるようリンク設定されて、前記携帯端末から応答することが可能な来訪者対応システムであって、
前記携帯端末への呼出通知を管理する管理サーバが通信ネットワーク上に配置され、
呼出操作された前記玄関子機は、前記管理サーバを介して前記携帯端末に呼出通知が成されると共に、前記携帯端末は他の少なくとも1台の携帯端末とグループ設定されて前記管理サーバに登録されており、
前記玄関子機からの呼び出しが通知された前記携帯端末は、呼出時、応答時、終話後の待受時の少なくとも何れかのタイミングで前記管理サーバに不審者登録する不審者登録操作を実施でき、
前記管理サーバは、前記不審者登録操作を受けて前記カメラが呼出操作時に撮像した来訪者映像を保存すると共に、前記グループ設定が成されている他の携帯端末に不審者発生情報を送信し、
更に前記管理サーバは、音声をテキストに変換するテキスト変換部、及びテキスト情報記憶部を有し、前記不審者登録操作がなされたら、来訪者の音声少なくとも一部がテキスト変換されて前記テキスト情報記憶部に保存され、
前記携帯端末で不審者映像が再生される際には、保存されているテキスト情報が合わせて表示されることを特徴とする来訪者対応システム。 - 前記不審者発生情報には、前記カメラの撮像映像が添付、或いは前記カメラの撮像映像の保存場所がリンク先として添付されることを特徴とする請求項1記載の来訪者対応システム。
- 前記管理サーバは、前記カメラの撮像映像の保存に合わせて、撮像時の音声も合わせて保存し、前記携帯端末で不審者映像を再生する際には保存された音声が連動して放音されることを特徴とする請求項2記載の来訪者対応システム。
- 前記管理サーバは、前記カメラの撮像映像から人物を特定する顔認証部を具備し、
前記玄関子機のカメラの撮像映像により顔認証を実施し、来訪者が過去に登録された不審者の顔画像と一致したら、呼出通知先の前記携帯端末に登録されている不審者である旨を送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の来訪者対応システム。 - 前記グループ設定されている個々の携帯端末は、個々に異なる前記玄関子機にリンク設定されており、
前記玄関子機が呼出操作されたら、前記管理サーバは前記玄関子機のカメラの撮像映像により顔認証を実施し、
グループ設定されている任意の携帯端末において過去に不審者登録された顔画像の何れかと一致したら、呼出通知先の前記携帯端末に登録されている不審者である旨を送信することを特徴とする請求項4記載の来訪者対応システム。
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2019
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