JP7292443B1 - 紙袋の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の封緘フラップ付きの角底袋の製造方法は、一般的なロール状の製袋原紙から角底を有する紙袋を連続製造ラインにて製造するものとなっている。具体的には、連続製造ラインでは、まず製袋原紙に対して封緘用フラップ形成のための不要部分の切除が行われる。そして、不要部分を切除した製袋原紙に対しては、原紙送り方向の両端を中央側に向かって折り返すことで筒状部が形成される。次に、形成された筒状部は袋単位に切り離され、次いで封緘用フラップが形成された側の反対側の開口に角底が形成される。このようにして、特許文献1の製造方法では開口に封緘用フラップが形成された角底を有する紙袋が形成される。
しかし、封緘シールを貼付したり、封緘フラップにミシン目を追加したりすると、別の加工ラインの設備を利用した二次加工が必要となり、紙袋の製造方法が複雑なものとなる。
また、封緘フラップにミシン目を追加する場合も、角底を成形した紙袋を別の加工ラインに供給し、ミシン目加工用のロールを用いてミシン目を封緘フラップに追加する二次加工が必要となる。例えば、張力付与下で原反にミシン目を追加しようとすると、原反の破断が起こりやすくなるからである。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、再封緘機能と易開封機能とを備えた複雑な構成の紙袋を簡便に製造する技術を提供することを目的とする。
即ち、本発明の紙袋の製造方法は、巻回ロールより連続的に繰り出されるシート状原紙に対し、封緘用フラップ形成のための不要部分の切除を行う不要部分切除工程と、前記不要部分を切除したシート状原紙に袋単位の筒状部を形成する筒状部形成工程と、前記筒状部形成工程で形成された筒状部に袋単位で底を形成して封緘用フラップの先端縁で切り離す底形成工程と、封緘用接着剤が剥離紙に塗布された封緘シールを、封緘用フラップになる位置の内面、または、封緘用フラップの内面と折り返し時に対面する筒状部の外面に貼着する封緘シール貼着工程と、を前記シート状原紙の給紙から単一ラインとして連続する第1ラインで行い、前記第1ラインとは別の第2ラインにおいて、封緘用接着剤が塗布された剥離紙の原紙を前記封緘用接着剤の塗布箇所が2箇所含まれる紙片単位毎に切断する切断工程と、切断された紙片をさらに前記塗布箇所が1箇所含まれる封緘シールに分離する分離工程と、を行い、前記第1ラインの底形成工程で切り離された袋の封緘用フラップに対して、前記封緘シール貼着工程を行う前に、または、前記封緘シール貼着工程を行った後に、開封用のミシン目を形成するミシン目加工工程を行い、前記第1ラインの封緘シール貼着工程において、前記第2ラインの分離工程で分離された封緘シールの一方を、前記ミシン目加工工程で形成されたミシン目の一方側、または、封緘フラップの折り返し時にミシン目の一方側の内面と対面することになる筒状部の外面に貼着すると共に、前記封緘シールの他方を、前記ミシン目加工工程で形成されたミシン目の他方側、または、封緘フラップの折り返し時にミシン目の一方側の内面と対面することになる筒状部の外面に貼着することを特徴とする。
なお、前記ミシン目加工工程において、前記開封用のミシン目を互いに平行に2本形成すると共に、前記開封用のミシン目の少なくとも一端にノッチを形成し、前記2本のミシン目の間を開封用の切取片とするとよい。
なお、前記不要部分切除工程、前記筒状部形成工程、及び前記底形成工程を、前記巻回ロールより繰り出された連続したシート状原紙に対して行い、前記第1ラインの底形成工程で切り離された袋の封緘用フラップに対して、前記封緘シール貼着工程を行う前に、または、前記封緘シール貼着工程を行った後に、折り目を形成する折り目加工と、開封用のミシン目を形成するミシン目加工とを、同時または先後に分けて行う折り目及びミシン目加工工程を行い、前記折り目及びミシン目加工工程を前記第1ラインにおいて袋単位に切り分けられた筒状部に対して行うとよい。
以下、本発明の紙袋1の製造方法の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。なお、製造方法の内容の説明に先立ち、本発明の製造方法で製造される紙袋1について説明する。
図1(a)及び図1(b)は、本実施形態の製造方法で製造される紙袋1を模式的に示したものである。本実施形態の紙袋1は、開口2を前方に向けるように配備された有底角状の紙製の袋である。図1(a)は商品を入れるために開口2が広げられた状態の紙袋1であり、図1(b)は折り畳まれた状態の紙袋1である。
図1(a)に示すように、紙袋1は、開口2を正面に見た場合に、上面3、下面4、左面5、右面6、後面7の5面が紙面で囲まれた角箱形状の紙袋本体8を有している。紙袋本体8の前端には商品を出し入れする開口2が形成されており、開口2から被収容物Pを後方(袋内の奥)に向かって入れることができるようになっている。また、開口2の下縁には開口2を閉鎖可能な封緘用フラップ10が設けられている。つまり、本実施形態の紙袋1は、紙袋本体8と、封緘用フラップ10とで構成されている。
に折り畳むことで、薄く積層状に収容できるようになっている。この薄く折り畳まれた状態では、紙袋1は、紙袋本体8の上面3及び下面4との間に隙間がほとんど無く、被収容物Pを収容するための開口2が閉じられており、開口2から被収容物Pを入れることはできない。開口2より被収容物Pを袋内に入れる場合は、図1(a)のように開口2を前方に向けるように紙袋1を上下に広げる必要がある。図1(b)に示すように薄く折りたたむことで、本実施形態の紙袋1は、小さな収容スペースでも積層状態で多数の収容が可能となっている。
より詳しくは、本実施形態の封緘用フラップ10は、開口2を閉鎖した場合に後方を向く面(以降、内面という場合がある)に、封緘用の接着剤層11が形成されている。封緘用の接着剤層11は、紙袋本体8の上面3(の衝合部43)に接着されることで開口2を封緘可能となっている。なお、本実施形態では、封緘シールを、封緘用フラップ10の内面に封緘用の接着剤層11が形成されている例を挙げるが、本発明の紙袋1は封緘用フラップ10の内面と折り返し時に対面する衝合部43(袋単位に切り離された筒状部33の外面の一部であって、封緘用フラップ10の内面と折り返し時に対面する部分)に封緘用の接着剤層11を形成したものであっても良い。
図5に示すように、紙袋1に被収容物Pを収容する場合は、図1(b)の状態に折り畳まれた紙袋1に対して、紙袋本体8の前側を上下方向に開いて開口2を開放する。次に、開放された開口2から、被収容物Pを袋内に入れる。そして、封緘用フラップ10に設けられた発送用の剥離紙15を剥がし、発送用の接着剤層12を露出させる。最後に、封緘用フラップ10を後方に折り返して開口2を閉鎖した状態で、露出した発送用の接着剤層12を紙袋本体8に接着する。このようにすれば、発送のための紙袋1の封緘が可能となる。
図7に示すように、被収容物Pを返送する場合は、封緘用フラップ10の基端側10aに設けられた返送用の剥離紙16を剥がし、返送用の接着剤層13を露出させる。最後に、封緘用フラップ10を後方に折り返して開口2を閉鎖した状態で、露出した返送用の接着剤層13を紙袋本体8に接着する。このようにすれば、返送のための紙袋1の再封緘が容易に行える。
本実施形態の紙袋1の製造方法は、巻回ロール20より連続的に繰り出されるシート状原紙21に対し、不要部分切除工程24、筒状部形成工程25、底形成工程26を、シート状原紙21の給紙から単一ラインとして連続する第1ライン22で行い紙袋1を製造するものとなっている。この第1ライン22は、直線状に各工程が繋がった1本のラインであり、このような直線的な第1ライン22で製造可能なことも、本実施形態の製造方法の特徴となっている。なお、図3では、第1ライン22の工程図を配置上二段にわけて図示しているが、第1ライン22は実際には一直線で連続するものである。また、第1ライン22には、上述した工程の他に、折り目及びミシン目加工工程38と、封緘シール貼着工程27とが設けられている。これらの折り目及びミシン目加工工程38と、封緘シール貼着工程27とは、いずれが先でも、いずれが後でも良い。しかし、折り目及びミシン目加工工程38は、筒状部形成工程25より下工程で行われる必要がある。筒状部形成工程25では筒状部33が袋単位で切断されており、袋単位に切り離されるまではシート状原紙21には張力が作用している。張力作用下でミシン目17を封緘用フラップ10に加工すると、用紙の断裂が起こる可能性があるため、ミシン目加工は筒状部形成工程25の後で行われる必要がある。このような各工程の工程順番に関する制約によって、本実施形態の紙袋1の製造方法は複数の工程順序を選択しうる。なお、複数の工程順序については後述する。
なお、以降の製造方法の説明において、シート状に繰り出されるシート状原紙21を、巻回ロール20から見た場合の上下左右を、製造方法を説明する際の上下左右とする。また、上流側から下流側に向かって搬送されるシート状原紙21の送り方向を、搬送方向という。
具体的には、巻回ロール20より連続的に繰り出されるシート状原紙21に対しては、シート状原紙21の左右方向の両端に対して縦筋をつける縦筋付与(罫線入れ)が行われる。つまり、この縦筋付与では、巻回ロール20(製造工程の上流側)よりシート状原紙21を見た場合に、左右両側に3本の縦筋の罫線がそれぞれ形成される。そして、これら3本の罫線は、互いにほぼ等間隔をあけて形成されており、左側及び右側に形成される3本の罫線のうち、幅方向の中央側から2番目に位置する罫線が、上述した紙袋1の左面5及び右面6を二つ折りするための罫線aとなっている。また、3本の罫線のうち、罫線aの幅方向の内側に形成される縦筋の罫線cが、紙袋1のマチを形成する左面5及び右面6の下縁の折り返し線となっている。また、3本の罫線のうち、罫線aの幅方向の外側に形成される縦筋の罫線dが、紙袋1のマチを形成する左面5及び右面6の上縁の折り返し線となっている。縦筋付与で3本の罫線a、c、dが紙袋1下面側の左右両側に形成されたら、封緘用フラップ10の左右両側の部分を不要部分として切除する。この不要部分の搬送方向に沿った長さは、封緘用フラップ10の折り返し厚みと等しくされている。また、
不要部分の左右方向に沿った幅は、シート状原紙21の横幅から、紙袋1の横幅を差し引いた寸法とされる。なお、不要部分の切除は、例えば表面に左右方向に幅広いコ字状の切断刃が配備された加工ロールを用意しておき、加工ロールにシート状原紙21を押圧して不要部分の切除を行えば良い。
筒状部形成工程25は、不要部分の切除が行われたシート状原紙21に対して、シート状原紙21の左右両側を罫線a、c、dに沿って折り返し、筒状に折り返されたシート状原紙21の左右両端を貼り合わせて筒状部33を形成するものとなっている。
1つ目の折り返しは、罫線cを境にシート状原紙21の左端及び右端を、幅方向内側に向かって谷折り状に折り返すものである。この罫線cは3本の罫線のうち幅方向の最も内側に位置するものであり、1つ目の折り返しによってシート状原紙21が幅方向内側に折り返される。
3つ目の折り返しは、罫線dを境にシート状原紙21の左端及び右端を、幅方向内側に向かって谷折り状に折り返すものである。このようにシート状原紙21の左端及び右端を3つの罫線a、c、dに沿って折り返せば、シート状原紙21の両端にMを横倒しにしたようなマチを形成することができる。なお、罫線a、c、dに沿った折り返しは、それぞれ単独で行ってもよいし、一部或いは全部を同時に行ってもよい。
このようにして形成された筒状部33は、図示を省略する互いにニップされた引き出しロールによってカッティングロールまで搬送され、カッティングロールで1袋ずつに切断される。なお、カッティングロールは、袋1枚分の筒状部33が通過する際に1回転する軸に設けられており、筒状部33を封緘用フラップ10の先端で左右方向に切断し、一袋分に切り分けられた筒状部33を得ることができる。
底形成工程26は、封緘用フラップ10が形成された端とは反対側(搬送方向の下流側)の端に対して底面を形成する工程である。具体的には、底形成工程26は、搬送方向の下流側の端に、左右方向に延びる罫線を形成する底筋付け35と、底筋付け35で形成された罫線に沿って筒状部33を折り返すと共に糊付けして、底面を形成する底折り工程36と、を有している。
底筋付け35で罫線b、eが形成された筒状部33に対しては、底折り工程36で罫線に沿った折り込みが行われる。具体的には、罫線bに沿って筒状部33の上面3だけを搬送方向に沿って搬送方向の上流側に折り返す。このとき、折り返した筒状部33のマチを広げるようにすると共に、広げたマチの左右両端を筒状部33の左右両端に揃えるように幅方向内側に折り返す。そうすると、筒状部33の搬送方向の下流側に、筒状部33と左右方向の幅が等しい八角形の成形中間体が形成される。
なお、底形成工程26でも、筒状部形成工程25と同様に、折り返されたシート状原紙21同士が重なり合う部分に接着剤を予め塗工しておき、折り返しに合わせて貼り合わせを行う。この底成形に用いる接着剤も、筒状部33の形成と同じ接着剤を用いると良い。
開封用のミシン目17がすでに形成されている場合は、封緘シール28は、形成済の開封用のミシン目17を基準に貼着が行われる。つまり、封緘シール28の貼着を行う前に、ミシン目加工を行って、開封用のミシン目17と、を予め形成しておく。そして、ミシン目加工で形成されたミシン目17を基準に貼着を行う。
なお、図3に示す本実施形態の紙袋1の製造方法は、折り目及びミシン目加工工程38→底形成工程26→封緘シール貼着工程27の順で、紙袋1を製造するものとなっている。
用フラップ10の表面に押し付けて、ミシン目を形成するものである。例えば、底形成工程26で切り離された袋を1袋搬送する間に1回転する軸にミシン目加工用の加工ロールを取り付け、加工ロールの表面にミシン目加工用のミシン刃を設けておく。そして、ミシン刃を、封緘用フラップ10の表面に押し付けて、折り目を形成するとよい。
また、上述した折り目加工用の筋付けロールと、ミシン目加工用の加工ロールとは、どちらが搬送方向の上流側に設けられても良い。例えば、折り目加工用の筋付けロールを搬送方向の上流側に配備すると共にミシン目加工用の加工ロールを搬送方向の下流側に配備すれば、封緘用フラップ10に折り目加工を行い、次に折り目加工済の封緘用フラップ10にミシン目加工を行うことができる。また、ミシン目加工用の加工ロールを搬送方向の上流側に配備すると共に折り目加工用の筋付けロールを搬送方向の下流側に配備すれば、封緘用フラップ10にミシン目加工を行い、次にミシン目加工済の封緘用フラップ10に折り目加工を行うことができる。さらに、ミシン刃と筋付け用のブレードとが1本の加工ロールに形成されたものを用いれば、折り目加工とミシン目加工とをほぼ同時に加工することができる。
(1)筒状部形成工程25→折り目及びミシン目加工工程38→底形成工程26
(2)筒状部形成工程25→底形成工程26→折り目及びミシン目加工工程38
一方、封緘シール貼着工程27は、上述した3つの工程に関わらず、どの工程順番で行っても良い。
その他、例えば、底形成工程26ではロール表面に形成された袋保持部を用いてもよく、具体的には、袋保持部は、ロール表面に左右に距離をあけて並んで配備された爪状の部材であり、筒状部33における搬送方向の下流側を把持することで、筒状部33をロール表面に沿って案内可能としてもよい。また、上流側のロールから下流側のロールに筒状部33を移動させる場合は、搬送方向の上流側のロールに対して下流側のロールの逆方向に回転させ、爪状の袋保持部の受け方向を逆にすることで、筒状部33の受け渡しが可能となる。
次に、第2ライン23で行われる各工程について説明する。
第2ライン23では、封緘用接着剤が塗布された剥離紙14の原紙(接着剤付き剥離紙
ロールから巻出された原紙)から一袋分の封緘シール28が製造される。この「一袋分の封緘シール28」とは、塗布箇所が1箇所含まれる封緘シール28を2枚含むものである。2枚の封緘シール28の一方は発送用、もう一方は返送用である。
なお、分離工程31で、2列の封緘用接着剤層を有するシール片41を1列毎の最小シール片42にカッティングすると共に分離する場合は、封緘シール28を供給する供給ロールと、分離用の回転刃を備えた分離切断ロールとの周速度の差を利用すると良い。
つまり、分離工程31では、シール片41を分離切断用の刃により最小シール片42に切断すると同時に、供給ロール上の下流にある最小シール片42を下流側に押し上げることで、最小シール片42への切断分離と最小シール片42同士の所定間隔への離間が行うことができる。供給ロール上では負圧による吸着機構により、シール片41の姿勢を保持したまま、安定した切断分離と離間が行われ、また封緘シ-ルの貼着の姿勢が保持される。
なお、切取片18の表面には、開封用のミシン目17に沿った開封を促進させるガイドテープが貼着されていてもよい。このガイドテープは、一般にテアテープと呼ばれるフィルムで構成されたテープであり、テープの端縁が開封用のミシン目17に沿うように貼り付けられることで、ミシン目から逸脱した切開を抑制し、ミシン目に沿った開封を促進させて易開封機能をより向上させることができる。
をあけて2本形成し、2本の罫線b、eを境に底フラップを左右方向及び搬送方向に沿うように折り返すことで、角底状の底を形成する例を挙げた。しかし、折り返し罫線を1本だけ形成し、1本の折り返し罫線で折り合わせて筒状部の外面に底フラップを貼り合わせることで、V字状の底が形成された紙袋1を製造することもできる。
また、上述した実施形態では、ミシン目17の両端にノッチ19をそれぞれ設けた例を挙げた。しかし、ノッチ19はミシン目17の一方端だけに設けても良い。
2 紙袋本体の開口
3 紙袋本体の上面
4 紙袋本体の下面
5 紙袋本体の左面
6 紙袋本体の右面
7 紙袋本体の後面
8 紙袋本体
P 被収容物
10 封緘用フラップ
10a 封緘用フラップの基端側
10b 封緘用フラップの先端側
11 封緘用の接着剤層
12 発送用の接着剤層
13 返送用の接着剤層
14 剥離紙
15 発送用の剥離紙
16 返送用の剥離紙
17 開封用のミシン目
17a 穴部分
17b つなぎ部分
18 切取片
19 ノッチ
20 巻回ロール
21 シート状原紙
22 第1ライン
23 第2ライン
24 不要部分切除工程
25 筒状部形成工程
26 底形成工程
27 封緘シール貼着工程
28 封緘シール
29 封緘用接着剤塗布工程
30 切断工程
31 分離工程
32 縦筋付与工程
33 筒状部
35 底筋付け工程
36 底折り工程
37 折り目
38 折り目及びミシン目加工工程
39 封緘シール用原紙
40 封緘用接着剤層
41 シール片
42 最小シール片
43 衝合部
Claims (5)
- 巻回ロールより連続的に繰り出されるシート状原紙に対し、封緘用フラップ形成のための不要部分の切除を行う不要部分切除工程と、前記不要部分を切除したシート状原紙に袋単位の筒状部を形成する筒状部形成工程と、前記筒状部形成工程で形成された筒状部に袋単位で底を形成して封緘用フラップの先端縁で切り離す底形成工程と、封緘用接着剤が剥離紙に塗布された封緘シールを、封緘用フラップになる位置の内面、または、封緘用フラップの内面と折り返し時に対面する筒状部の外面に貼着する封緘シール貼着工程と、を前記シート状原紙の給紙から単一ラインとして連続する第1ラインで行い、
前記第1ラインとは別の第2ラインにおいて、封緘用接着剤が塗布された剥離紙の原紙を前記封緘用接着剤の塗布箇所が2箇所含まれる紙片単位毎に切断する切断工程と、切断された紙片をさらに前記塗布箇所が1箇所含まれる封緘シールに分離する分離工程と、を行い、
前記第1ラインの底形成工程で切り離された袋の封緘用フラップに対して、前記封緘シール貼着工程を行う前に、または、前記封緘シール貼着工程を行った後に、開封用のミシン目を形成するミシン目加工工程を行い、
前記第1ラインの封緘シール貼着工程において、前記第2ラインの分離工程で分離された封緘シールの一方を、前記ミシン目加工工程で形成されたミシン目の一方側、または、封緘フラップの折り返し時にミシン目の一方側の内面と対面することになる筒状部の外面に貼着すると共に、前記封緘シールの他方を、前記ミシン目加工工程で形成されたミシン目の他方側、または、封緘フラップの折り返し時にミシン目の一方側の内面と対面することになる筒状部の外面に貼着することを特徴とする紙袋の製造方法。 - 前記第2ラインの切断工程の前に、前記剥離紙の原紙に対し、距離をあけて前記封緘用接着剤を2箇所にわたって塗布する封緘用接着剤塗布工程を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の紙袋の製造方法。 - 前記ミシン目加工工程において、前記開封用のミシン目を互いに平行に2本形成すると共に、前記開封用のミシン目の少なくとも一端にノッチを形成し、
前記2本のミシン目の間を開封用の切取片とする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の紙袋の製造方法。 - 前記ミシン目は、切れている穴部分と、穴部分の間に存在する切れ残っているつなぎ部分とが、ミシン目の形成方向に沿って交互に配備される構成とされており、
前記2本のミシン目は、一方のミシン目と他方のミシン目で目がずれた配置とされている
ことを特徴とする請求項3に記載の紙袋の製造方法。 - 前記不要部分切除工程、前記筒状部形成工程、及び前記底形成工程を、前記巻回ロールより繰り出された連続したシート状原紙に対して行い、
前記第1ラインの底形成工程で切り離された袋の封緘用フラップに対して、前記封緘シール貼着工程を行う前に、または、前記封緘シール貼着工程を行った後に、折り目を形成する折り目加工と、開封用のミシン目を形成するミシン目加工とを、同時または先後に分けて行う折り目及びミシン目加工工程を行い、
前記折り目及びミシン目加工工程を前記第1ラインにおいて袋単位に切り分けられた筒状部に対して行う
ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の紙袋の製造方法。
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