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JP7261655B2 - 消化器官における薬剤の溶解試験装置 - Google Patents

消化器官における薬剤の溶解試験装置 Download PDF

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JP7261655B2 JP2019091778A JP2019091778A JP7261655B2 JP 7261655 B2 JP7261655 B2 JP 7261655B2 JP 2019091778 A JP2019091778 A JP 2019091778A JP 2019091778 A JP2019091778 A JP 2019091778A JP 7261655 B2 JP7261655 B2 JP 7261655B2
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Description

本発明は消化器官における薬剤の溶解試験装置に関し、特にイン・ヴィトロでの溶解試験装置に関する。
消化器官における薬剤の溶解試験装置として、生体の各消化器官に対応させて人工の消化液を収容した複数の容器を備えたものが知られている。この公知の溶解試験装置における容器はベツセルと称されており、ヒトが錠剤などの薬剤を経口により服用した後の同薬剤の溶解状況や、薬効成分の吸収過程を研究するために、薬剤の溶け具合や、薬剤が溶け込んだ消化液のpHを経時的に調べることができるものである。
しかしながら、公知の装置では各容器がそれぞれ個別に独立しており、互いに関連していない。これでは実際の生体とは異なったものになってしまう。
この点を解消するために、特許文献1では、胃チャンバと腸チャンバと循環チャンバとを直列に繋ぐとともに、各チャンバの液体を異なるチャンバに送液するためのポンプを設けた装置が提案されている。そして特許文献1には、液体の分析手法や、チャンバ内の液体の体積の計算の手法や、送液時の流量計算の手法などが記載されている。
特許第3787322号明細書
本発明は、特許文献1に記載の技術などをさらに改良して、ヒトなどの生体の消化器系をより正確に模擬できることで、薬剤についてのより正確な溶解性を試験できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置の一態様は、
生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
前記液状体送給路に連通されるとともに上流側の容器の底部において開口することで、上流側の容器の内部の経口薬剤を余すことなく下流側の容器に送給させることが可能な吸引ノズルと、
を備えることを特徴とする。
本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置の他の態様は
生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と
各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御することで、各容器内の液状体の量を経時的に制御する制御装置と、
各容器内の液状体の量を検知するための液状体量検知装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置のさらに他の態様は
生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御することで、各容器内の液状体の量を経時的に制御するとともに、各容器内の液状体の量にもとづき装置トラブルの有無を判断する、制御装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置のさらに他の態様は
生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
各容器内の液状体を撹拌するための装置であり、各容器内の液状体の量の変化に応じて位置を変更できるように構成されている攪拌装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置のさらに他の態様は
生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
を備え、
前記生体の消化器官に対応させた複数の容器は、生体の小腸に対応した容器を含み、
この生体の小腸に対応した容器は、有機物相と水相とを有する液状体を収容するものであり、この生体の小腸に対応した容器には容器内の液状体を撹拌するための撹拌装置が設けられており、この撹拌装置は有機物相用パドルと水相用パドルとを有し、有機物相用パドルは浮遊式のパドルである
ことを特徴とする。
本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置のさらに他の態様は
生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
生体の胃では溶解しない薬剤を収容した状態でこの薬剤を生体の胃に対応した容器の消化液中に浸漬させたうえで、この薬剤を収容した状態でこの薬剤を生体の胃に対応した容器から生体の小腸に対応した容器に向けて運搬し、そしてこの薬剤を生体の小腸に対応した容器における消化液中に浸漬させるネット状の収容装置と、
を備えることを特徴とする。
本発明の溶解試験装置によれば、制御装置は、送給駆動源による送給速度を制御することで、各容器内の液状体の量を経時的に制御するものであることが好適である。
本発明の溶解試験装置によれば、最下流の容器に、この最下流の容器内の液状体の量を経時的に制御するためのドレン装置が設けられていることが好適である。
本発明の溶解試験装置によれば、制御装置は、生体の各消化器官からの排泄速度の時間的変化に対応して、送給駆動源による送給速度を制御するものであることが好適である。
本発明の溶解試験装置によれば、各容器内の液状体量、各容器内のpH値、上流側から下流側に向けての流量の内の少なくともいずれか一つについての、オフラインでの算出結果を、試験条件として制御装置に入力できるように構成されていることが好適である。
本発明の溶解試験装置によれば、
送給駆動源による送給速度を検出するための送給速度検出装置をさらに備え、
制御装置は、前記送給速度検出装置による検出結果にもとづいて送給駆動源による送給速度を制御するものであることが好適である。
本発明の消化器官における薬剤の溶解試験装置によれば、生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて、各容器間の液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源による送給速度を制御するものであるため、ヒトなどの生体の消化器系をより正確に模擬することができて、薬剤についてのより正確な溶解性を試験することができる。
本発明の実施の形態の消化器官における薬剤の溶解試験装置の構成を示す図である。 図1における要部の拡大断面図である。 図1における他の要部の拡大断面図である。 ヒトの消化器系におけるpHの推移を示す図である。 消化器官内を薬剤が移動するときに、それぞれの時刻において、薬剤を含む液状体の送給速度が、どのような値をとるのかを示す図である。
図1は、本発明の実施の形態の、消化器官における薬剤の溶解試験装置を示す。この試験装置は、生体であるヒトの消化器官の各臓器に対応させた複数の容器12、14、16、18を備えている。容器12は胃チャンバを構成し、容器14は十二指腸チャンバを構成し、容器16は空腸チャンバを構成し、容器18は回腸チャンバを構成する。十二指腸と空腸と回腸とをまとめて「小腸」と総称することができる。
胃チャンバを構成する容器12には、人工的に調整された胃液20を供給できるように構成されている。22は胃液20を貯留するための容器、24は、貯留のための容器22から胃チャンバを構成する容器12に向けての胃液の供給路である。供給路24には、蠕動ポンプ26が設けられている。これらによって消化液供給装置が構成されている。また容器12には、撹拌装置28とpHセンサ30とが設けられている。
本発明の装置においては、胃チャンバを構成する容器12における胃液20中に、錠剤やカプセル剤などの形態の経口薬剤が投入される。このため、胃チャンバを構成する容器12の内部には、胃液20と経口薬剤とが混合した液状体32が存在する。この液状体32を十二指腸を構成する容器14へ供給するための液状体供給路としての供給路34が設けられている。供給路34には、送給駆動源としての蠕動ポンプ36が設けられている。
十二指腸チャンバを構成する容器14には、貯留容器38から腸液40を容器14に供給するための供給路42が導かれている。供給路42には、蠕動ポンプ44が設けられている。これらによっても、消化液供給装置が構成されている。そして容器14には、胃チャンバを構成する容器12の場合と同様の撹拌装置46とpHセンサ48とが設けられている。
50は液状体供給路としての供給路で、十二指腸チャンバを構成する容器14の内部に存在する液状体52を、空腸チャンバを構成する容器16に向けて供給するためのものである。供給路50には、蠕動ポンプ54が設けられている。
空腸チャンバを構成する容器16の内部に存在する液状体56は、水相58と、有機物相としての油相60とに分離している。容器16にも、同様に撹拌装置62とpHセンサ64とが設けられている。撹拌装置62は、水相58を撹拌するための水相パドル66と、油相60を撹拌するための有機物相パドルとしての油相パドル68とを備えている。
回腸チャンバを構成する容器18は、空腸チャンバを構成する容器16と同様の構造とされている。すなわち、70は供給路で、空腸チャンバを構成する容器16の内部に存在する液状体56を、回腸チャンバを構成する容器18に向けて供給するためのものである。供給路70には、蠕動ポンプ72が設けられている。この回腸チャンバを構成する容器18の内部に存在する液状体74も、水相76と、有機物相としての油相78とに分離している。容器18にも、同様に撹拌装置80とpHセンサ82とが設けられている。撹拌装置80は、水相76を撹拌するための水相パドル84と、油相78を撹拌するための有機物相パドルとしての油相パドル86とを備えている。88は、回腸チャンバを構成する容器18からのドレン装置である。
なお、空腸チャンバを構成する容器16の内部で溶解が完了するような薬剤を試験するような場合には、回腸チャンバを構成する容器18を設置しない構成を採用することもできる。
動物に投与する動物用薬剤を試験するような場合において、たとえば、当該動物が牛である場合には、胃チャンバを構成する容器12を複数設けるとともに、消化液としての胃液20を貯留する一つの容器22から複数の容器12に対して消化液の供給路24を備える構成としても良い。
必要に応じて、上記のように胃や十二指腸などチャンバを構成する容器12、14、・・・・を直列に接続させたうえで、このような直列接続した容器列を複数組並列に配置した構成を採用することもできる。また、図示の構成に加えて、胃液20などの消化液の供給路24、42や、各容器12、14、・・・・間を結ぶ供給路34、50、・・・・を、コネクタなどを用いて容易に接続や切り離しすることで、装置構成を任意に変更することもできる。
各容器12、14、16、18に設けられた撹拌装置28、46、62、80は、昇降機能を備えることで、容器12、14、16、18の液位が変動したときに、それに追従することが可能である。空腸チャンバを構成する容器16や回腸チャンバを構成する容器18においては、水相58、76のみで試験を行うことも可能である。撹拌装置62、80は、そのような場合に備えて、油相パドル68、86を取り外し可能な構成とすることもできる。
図1に示された溶解試験装置は、制御装置90によって制御されるように構成されている。
図2は、胃チャンバを構成する容器12の詳細構造を示す。容器12は、たとえばガラス製で、その内部の様子を外部から観察できるように構成されている。図示の容器12は円筒形で、その底部が球殻状に形成されている。一般的な経口薬剤は、胃の内部では完全に溶解することがなく、細かく分かれた固形の状態で胃の内部に存在することが通例である。図2には、そのような状態の薬剤92が示されている。
胃チャンバを構成する容器12から十二指腸チャンバを構成する容器14への供給路34は、胃チャンバを構成する容器12においては、吸引ノズル94の形態で構成されている。この吸引ノズル94は、容器12の底部中央の位置で開口するように構成されている。すなわち、図示のように容器12の底部が球殻状に形成されていると、薬剤92は重力の作用によって容器の底部中央に集まるが、吸引ノズル94は、この容器12の底部中央に集まった薬剤92を効果的に吸引できるように開口されている。
なお、容器12の形態は、図示のような底部が球殻状に形成されたものには限定されず、他の適宜の形態とすることもできる。たとえば底部がフラットであると、撹拌装置28のパドル96と吸引ノズル94とが干渉しにくくなるという利点がある。この点については、十二指腸チャンバを構成する容器14などに関しても同様である。
いずれの場合も、吸引ノズル94を容器12の底部または底部の中央で開口させることで、薬剤92を含む液状体について、その薬剤92を余すことなく下流側の次の容器14へ送給させることができる。
図3は、空腸チャンバを構成する容器16の詳細構造を示す。容器16自体は、胃チャンバを構成する容器12と同様の構成とされている。容器16の内部では経口薬剤は溶解しており、容器16の内部の液状体56は、上述のように水相58と油相60とに分離している。供給路70は、図2の場合と同様に、容器16において吸引ノズル98の形態で構成されている。
十二指腸チャンバを構成する容器14から空腸チャンバを構成する容器16に向けての供給路50の、容器16における下流端には、図示を省略した吐出ノズルを設けることができる。この吐出ノズルは、その高さを適宜に調節できるものであることが好ましい。たとえば、容器16における水相58に容器14からの液状体を供給する必要がある場合は、吐出ノズルを水相58の下端付近に設置することで、空腸チャンバを構成する容器16から回腸チャンバを構成する容器18に向けての供給路70における容器16内での吸引ノズル98との距離をおくことができる。それによって、適切な溶出試験を行うことができる。また、液状体を水相58に供給する必要が無い場合や、油相60が存在しない場合には、上記吐出ノズルを液面よりも上方に設置することで、供給路50や吐出ノズルにおいて詰まりが発生していないかどうかを確認することができる。なお、空腸チャンバを構成する容器16から回腸チャンバを構成する容器18に向けての供給路70についても、同様の構成とすることができる。
撹拌装置62の油相パドル68は、浮遊式の構成とすることができ、それによって、水相58と油相60とのレベルの変化に良好に追従することができる。
制御装置90について説明する。制御装置90の機能の1つとして、各容器におけるpHを生体の各消化器官におけるpHに合わせるように制御することが挙げられる。図4は、ヒトの消化器系におけるpHの推移を示すものであるとともに、経口投与された薬剤の周囲のpHの変化をも示すものである。縦軸はpH、横軸は経過時間である。経口薬剤は、時間の経過とともに、胃から十二指腸に移動し、さらに空腸および回腸に向けて移動する。つまり、図4の横軸は、時間の経過を表すとともに、所定の時間が経過したときに薬剤92がどの器官に存在するのかについても表している。
図4において、横軸に沿った縦軸の位置は、ヒトが薬剤を口に含んだタイミングを表し、その時の薬剤の周囲のpHは6.8である。その後に薬剤は食道を経て胃に達する。t0は、薬剤が胃に到達した時点、すなわち、溶解試験の開始の時刻を表す。そのときの薬剤の周囲のpHは1.2である。t1は胃から薬剤が排泄される時刻、t2は十二指腸から薬剤が排泄される時刻、t3は空腸からの排泄時刻である。そしてt4は回腸からの排泄時刻であり、このタイミングで溶解試験を終了する。図4より、胃から十二指腸を経て空腸に向かうにつれてpHの値が増加する傾向が見て取れる。
制御装置90は、各容器内の液状体のpHが図4に示された値に対応するように、胃チャンバを構成する容器12への胃液20の供給量を制御するとともに、十二指腸チャンバを構成する容器14への腸液40の供給量を制御する。これによって、各容器12、14、16、18において、実際のヒトの消化器官の各臓器と同様のpHを実現することができる。なお、胃液20のpHは1.2に設定され、腸液40のpHは6.3に設定されている。
制御装置90は、各容器12、14、16、18における液状体の量を制御する。詳細には、液状体を含む各容器の質量を検出するセンサや、各容器における液状体のレベル(液位)を検出するセンサや、蠕動ポンプ36、54、72の流量を検出するセンサなどを用いることで、各容器12、14、16、18における液状体の量を検知し、それにもとづいて蠕動ポンプ36、54、72や蠕動ポンプ26、44の動作を制御することで、上記した各容器における液状体の量が制御される。
特に容器の質量を検出するセンサを用いることで、たとえば温度変化するような状況でも液状体の送液量を適切に制御することができる。また、液状体のレベルや流量を検出するセンサを用いることで、試験中に複数の溶液が混ざることで液状体の比重が変化するような場合にも送液量を適切に制御することができる。また、これらの複数種類のセンサを併用することで、複雑な試験条件であっても送液量を適切に制御することができる。
図5は、消化器官内を薬剤が移動するときに、それぞれの時刻において、薬剤を含む液状体の流量すなわち送液量(mL/min)が、換言すると送給速度が、どのような値をとるのかを示す図である。縦軸は流量、横軸は時間である。図4の場合とは異なって、図5は、それぞれの消化器官ごとの特性を示す。図5に示すように、薬剤を含む液状体の流量は、漸減曲線の形態をとる。この漸減曲線は適宜の数式を用いて表すことができ、そうすることで、その数式に対応させて各蠕動ポンプ36、54、72を適切に制御することができる。その数式としては各種のものを近似式として用いることができ、たとえば次の(1)式を用いることもできる。
V(t)=(b/t)+c・・・・(1)
ここで、V(t)は流量、tは経過時間、b、cは定数である。
上式は次のようにして求められる。すなわち、ヒトにおけるたとえば胃から十二指腸への流量すなわち送液量は、様々な状況に応じて予め知られている。上式を用いる場合は、上記した既知の値にもとづいて定数b、cが定められる。
詳細には、図5は、蠕動ポンプ36による、胃から十二指腸に向けての送液量の時間的変化を示す。この図5においては、上述した既知の値に対応した蠕動ポンプ36の動作特性の時間的推移が、離散的なデータとしてグラフ上にプロットされている。たとえば経過時間t=60秒では送液量は20mL/minである。経過時間t=180秒では送液量は13mL/minであり、経過時間t=360秒では送液量は10mL/minである。さらに経過時間t=1320秒においては、送液量は2mL/minになるようにすることが適当である。これらのデータから上式における定数b、cを決定することができ、上式が完成する。これにより、蠕動ポンプ36に求められる特性が連続的に規定される。その後は、決定された式のとおりとなるように蠕動ポンプ36を制御する。
十二指腸から空腸への送液量や、空腸から回腸への送液量についても、同様に制御する。これらの場合には、上式において、胃から十二指腸への送液量の場合と比べて定数b、cの値が相違することになる。
また、たとえば、各容器12、14、16、18における初期の液状体量を既知としたうえで、送液量の制御量をたとえば1秒ごとに更新することで、各容器12、14、16、18における液状体量(液量)の時間的変化を算出することができ、それに適合した制御を行うこともできる。この場合において、時刻tにおける容器内の液状体の体積をA(t)とすると、時刻tよりも1秒前の時刻t-1における容器内の液状体の体積はA(t-1)と表すことができる。したがって、A(t-1)からA(t)を引き算すると、時刻tにおける流量V(t)[mL/min]を求めることができる。
詳細には、A(t)は、「1次反応速度式」と呼ばれる指数減少関数を用いて、
A(t)=A×e-kt
と表すことができる。ここで、Aは初期量、kは初期量Aが半分となるのに要する時間である。このとき、同様にA(t-1)は、
A(t-1)=A×e-k(t-1)
と表すことができる。したがって、上述の引き算を行うと、
A(t-1)-A(t)=
V(t)=A×e-kt×(e-1)・・・・(2)
となる。すなわち、上記した(1)式に代えて、上の(2)式を用いることもできる。
各容器12、14、16、18の内部の液状体における初期のpH値と、各容器12、14、16、18に対して流入・流出する液状体についてのpH値の測定値あるいは既定値と、上記で求めた送液量とから、各容器12、14、16、18の内部の液のpH値を計算により求めることができる。この計算値と、各pHセンサ30、48、64、82による検出結果とにもとづいて、制御装置90によるより高度な制御を行うことができる。
上記した制御手法を適用することで、制御装置90を用いて各容器12、14、16、18における液状体の体積を制御することもできる。つまり、上流側からの流入および下流側への流出にもとづく、各消化器官における内部の液の実際の増減に合わせて、各容器12、14、16、18における液状体の体積を増減させることもできる。あるいは、同体積を一定に保つこともできる。回腸チャンバを構成する容器18においては、ドレン装置88によって、下流側への流出動作と同様の動作が行われる。加えて、各容器12、14、16、18における液状体の実際の体積をリアルタイムに検知する装置、たとえば質量、液位、流入出量などを検知することができる装置を導入することで、経時的に変化するかまたは経時的に一定となる目標体積を保っているかどうかを、常時に、または定期的に、または任意の時刻に、監視することができる。検知結果が目標値とは相違する場合は、制御装置90によって蠕動ポンプ36、54、72の動作を制御することで、送液量の補正を行う。
上述の説明から理解できるように、各容器12、14、16、18における液状体の体積については、その値をあらかじめ予測することができる。このため、上記した体積の監視を行うことで、蠕動ポンプ36、54、72などの送液装置やその他の装置における故障の発見や、供給路34、50、70における詰まりの発見などの、トラブルの有無の判断を行うことができる。
上述の説明から理解できるように、本発明の実施の形態の溶解試験装置においては、オフラインで計算しシミュレーションした各種の値、たとえば、各容器12、14、16、18の内部の液状体の量、その液状体のpH値、各容器12、14、16、18間における送液量、この送液量の近似的変化を示す近似式およびその定数などを、テスト条件として図示の装置に入力可能な構成とすることができる。このように構成することで、様々な条件下における薬剤の溶解試験を実施することができる。
本発明の実施の形態の溶解試験装置においては、流量計やその他の測定装置を用いることで、供給路34、50、70における流量つまり送給速度を検出するように構成することができる。これによれば、その検出結果に基づいて、流量すなわち送液量を正確に制御することができる。
なお、上記においては、送液のための駆動源として蠕動ポンプを例示したが、他の種類のポンプやその他の送液駆動源も、同様に好適に用いることができる。
経口薬剤のなかには、胃では実質的に溶解せず、小腸に到達して初めて溶解し始めるものがある。このような薬剤は、腸溶製剤と称されている。そのような薬剤について溶解試験を行うときには、胃を経由したうえで腸に到達することを確実に実現できるように、バスケットなどのネット状の収容装置を用いる。そして、この収用装置の内部に薬剤を収容した状態で、収容装置ごと、胃チャンバを構成する容器12の内部の液中に浸漬させ、その後に取り出して今度は十二指腸を構成する容器14の内部の液中に浸漬させる。そして、完全に溶解するまで、次段以降を含む小腸において同様の操作を繰り返す。
本発明の実施の形態の溶解試験装置によれば、ヒトなどの生体の消化器系を可能な限り模擬することができ、消化器官において溶けにくい薬剤についても実態に即した吸収速度を測定することができる。またノズル94によって、胃に対応する容器12からの薬剤の排泄を完全に行うことができる。十二指腸に対応する容器14の液量や、空腸および回腸に対応する容器16、18における水相58、76の液位を、一定に保ったり、必要に応じて変化させたりすることができる。
12 容器(胃チャンバ)
14 容器(十二指腸チャンバ)
16 容器(空腸チャンバ)
18 容器(回腸チャンバ)
20 胃液
24 供給路(消化液供給装置)
34 供給路(液状体送給路)
36 蠕動ポンプ(送給駆動源)
40 腸液
42 供給路(消化液供給装置)
50 供給路(液状体送給路)
54 蠕動ポンプ(送給駆動源)
70 供給路(液状体送給路)
72 蠕動ポンプ(送給駆動源)
90 制御装置

Claims (11)

  1. 生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
    消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
    各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
    前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
    生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
    前記液状体送給路に連通されるとともに上流側の容器の底部において開口することで、上流側の容器の内部の経口薬剤を余すことなく下流側の容器に送給させることが可能な吸引ノズルと、
    を備えることを特徴とする消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  2. 生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
    消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と
    各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
    前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
    生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御することで、各容器内の液状体の量を経時的に制御する制御装置と、
    各容器内の液状体の量を検知するための液状体量検知装置と、
    を備えることを特徴とする消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  3. 生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
    消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
    各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
    前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
    生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御することで、各容器内の液状体の量を経時的に制御するとともに、各容器内の液状体の量にもとづき装置トラブルの有無を判断する、制御装置と、
    を備えることを特徴とする消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  4. 生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
    消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
    各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
    前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
    生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
    各容器内の液状体を撹拌するための装置であり、各容器内の液状体の量の変化に応じて位置を変更できるように構成されている攪拌装置と、
    を備えることを特徴とする消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  5. 生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
    消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
    各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
    前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
    生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記生体の消化器官に対応させた複数の容器は、生体の小腸に対応した容器を含み、
    この生体の小腸に対応した容器は、有機物相と水相とを有する液状体を収容するものであり、この生体の小腸に対応した容器には容器内の液状体を撹拌するための撹拌装置が設けられており、この撹拌装置は有機物相用パドルと水相用パドルとを有し、有機物相用パドルは浮遊式のパドルである
    ことを特徴とする消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  6. 生体の消化器官に対応させた複数の容器と、
    消化液の供給が必要な容器に当該消化液を供給する消化液供給装置と、
    各容器間に設けられて上流側容器から下流側容器に至る液状体送給路と、
    前記液状体送給路における消化液と経口薬剤との混合液状体に流動力を作用させる送給駆動源と、
    生体の消化器官における上流側から下流側に向けての流量の時間的変化に対応させて前記送給駆動源による送給速度を制御する制御装置と、
    生体の胃では溶解しない薬剤を収容した状態でこの薬剤を生体の胃に対応した容器の消化液中に浸漬させたうえで、この薬剤を収容した状態でこの薬剤を生体の胃に対応した容器から生体の小腸に対応した容器に向けて運搬し、そしてこの薬剤を生体の小腸に対応した容器における消化液中に浸漬させるネット状の収容装置と、
    を備えることを特徴とする消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  7. 制御装置は、送給駆動源による送給速度を制御することで、各容器内の液状体の量を経時的に制御するものであることを特徴とする請求項1または請求項4から6までのいずれか1項記載の消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  8. 最下流の容器に、この最下流の容器内の液状体の量を経時的に制御するためのドレン装置が設けられていることを特徴とする請求項2または3または7記載の消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  9. 制御装置は、生体の各消化器官からの排泄速度の時間的変化に対応して、送給駆動源による送給速度を制御するものであることを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項記載の消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  10. 各容器内の液状体量、各容器内のpH値、上流側から下流側に向けての流量の内の少なくともいずれか一つについての、オフラインでの算出結果を、試験条件として制御装置に入力できるように構成されていることを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項記載の消化器官における薬剤の溶解試験装置。
  11. 送給駆動源による送給速度を検出するための送給速度検出装置をさらに備え、
    制御装置は、前記送給速度検出装置による検出結果にもとづいて送給駆動源による送給速度を制御するものであることを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項記載の消化器官における薬剤の溶解試験装置。
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