JP7252399B1 - 構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
また本カーポートは、前後の柱1,1間に壁材5,5,…を柱1,1と平行な向きで前後方向に並べて配設して壁6を構成してある。屋根材3と壁材5は、後述するように、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、屋根材3の幅と壁材5の幅は同じ寸法になっており、且つ図1,2,4に示すように、屋根材3と壁材5とは前後方向の位置を揃えて連続的に配置してある。
前枠16は、図7に示すように、略矩形断面の中空形材となっており、上面側に屋根材3の上壁23を載置してねじ止めする屋根材載置部18を有し、下面側に屋根材3の下壁(天井材)24が係止する天井材係止部19を有している。屋根材載置部18には、屋根材3の上壁23の下面が当接するタイト材20aと、屋根材3の上壁23の前側の端面が当接するタイト材20bとが長手方向に沿って設けてある。
後枠17は、中空部21と、中空部21の後側に設けられた樋部22を有している。中空部21の上面側には、屋根材3の上壁23を載置してねじ止めする屋根材載置部18を有し、下面側には屋根材3の下壁(天井材)24が係止する天井材係止部19を有している。屋根材載置部18には、屋根材3の上壁23の下面が当接するタイト材20aが長手方向に沿って設けてある。樋部22は、接続部品82を介して柱1に収納した竪樋8と連結されており、樋部22に入った雨水は竪樋8を通じて排水される。
端部屋根材3aは、図9に示すように、上一方側縁部27と上他方側縁部28とに上側が開放したコ字型断面の排水溝29を有している。排水溝29は、側枠30取付用のねじ31、他方側に隣接する屋根材3取付用のねじ15がそれぞれ螺入するねじ受け溝を兼ねている。排水溝29の後端部は、図7に示すように、後枠17上に載置してある。また、端部屋根材3aは、図9に示すように、下一方側縁部32と下他方側縁部33に突条34が形成してある。端部屋根材3aは、上他方側縁部28が下他方側縁部33よりも一方側に位置している。
端部屋根材3aには、側枠30が上一方側縁部27の排水溝29に螺入するねじ31で取付けてあり、側枠30で端部屋根材3aの一方側を覆ってある。
次に、図12-1(b)に示すように、各柱1,1の上端部に柱梁連結具10を取付ける。
次に、図12-1(c)に示すように、柱梁連結具10により各柱1,1の上端に梁2,2をそれぞれ接続する。
次に、図12-2(d)に示すように、梁2,2の前端部間に前枠16を、後端部間に後枠17をそれぞれ架設する。
次に、図13-1(b)に示すように、先に取付けた端部屋根材(一方側屋根材)3aの上他方側縁部28に中間屋根材(一の屋根材)3cの上一方側縁部27をオーバーラップさせた状態で、中間屋根材3cを前後枠16,17間に上から配置し、上壁23の前端部と後端部を前枠16と後枠17の屋根材載置部18にそれぞれ載置してねじ26で固定し、上一方側縁部27を端部屋根材3aの上他方側縁部28上に載置して排水溝29に螺入するねじ15で固定する。中間屋根材3cの下一方側縁部32は、端部屋根材3aの下他方側縁部33の突条34上に載置される。
端部屋根材3aの上他方側縁部28が下他方側縁部33よりも一方側に位置しており、中間屋根材3cの上一方側縁部27が下一方側縁部32よりも一方側に位置していることで、中間屋根材3cを取付ける際に、中間屋根材3cを傾けたり回転させたりしなくても下一方側縁部32が先に取付けた屋根材3の上他方側縁部28と干渉せず、中間屋根材3cをまっすぐ下に下ろして取付できるため、施工性が良い。また、中間屋根材3cの上一方側縁部27に垂下片35を有していることで、屋根材3同士の連結部に雨水が浸入しにくくなっており、仮に浸入したとしても屋根材3同士の連結部には排水溝29が設けてあり、排水溝29の後端部は後枠17上に載置されているため、浸入した雨水は排水溝29を通じて後枠17の樋部22へと流れるため、屋根材3同士の間や屋根材3と後枠17の間から雨水が漏れることがない。
その後、図13-1(c)に示すように、中間屋根材3cの他方側に別の中間屋根材(他方側屋根材)3cを同じように順次取付ける。
梁一方側屋根材3bは、中間屋根材3cと同様に、傾けたり回転させたりしなくても下一方側縁部32が先に取付けた屋根材3の上他方側縁部28と、下他方側縁部33が梁2の上屋根材受け部13とそれぞれ干渉せず、まっすぐ下に下ろして取付できるため、施工性が良い。また、梁一方側屋根材3bの上一方側縁部27と上他方側縁部28とに垂下片35を有していることで、中間屋根材3cと梁一方側屋根材3bとの連結部、梁一方側屋根材3bと梁2との連結部に雨水が浸入しにくくなっており、仮に浸入したとしても屋根材3同士の連結部及び屋根材3と梁2との連結部には排水溝29,14が設けてあり、排水溝29,14の後端部は後枠17上に載置されているため、浸入した雨水は排水溝29,14を通じて後枠17の樋部22へと流れるため、屋根材3同士の間や屋根材3と梁2の間、屋根材3と後枠17の間から雨水が漏れることがない。
梁2の上屋根材受け部13が下屋根材受け部12よりも一方側に位置しており、中間屋根材3cの上一方側縁部27が下一方側縁部32よりも一方側に位置していることで、中間屋根材3cを傾けたり回転させたりしなくても下一方側縁部32が梁2の上屋根材受け部13と干渉せず、中間屋根材3cをまっすぐ下に下ろして取付できるため、施工性が良い。また、中間屋根材3cの上一方側縁部27に垂下片35を有していることで、梁2と中間屋根材3cとの連結部に雨水が浸入しにくくなっており、仮に浸入したとしても梁2と中間屋根材3cとの連結部には排水溝14が設けてあり、排水溝14の後端部は後枠17上に載置されているため、浸入した雨水は排水溝14を通じて後枠17の樋部22へと流れるため、梁2と中間屋根材3cとの間や中間屋根材3cと後枠17の間から雨水が漏れることがない。
その後、他方側の梁2の他方側に、図13-3に示すように、中間屋根材3cを順次取付ける。すべての屋根材3を取付けたら、図11に示すように、他方側端部の屋根材3に側枠30を取付ける。
さらに本カーポートは、屋根材3,3,…の下面と梁2,2の下面とでフラットな天井面が形成されているので意匠性に優れ、屋根材3,3,…に天井材(下壁24)を一体に備えているため、天井材を別途取付ける必要がなく、施工性が良い。
しかも本カーポートは、屋根材3同士の連結部、屋根材3と梁2との連結部、屋根材3と側枠30との連結部に排水溝29,14をそれぞれ有しており、各排水溝29,14の後端部を後枠17上に載置してあり、排水溝29,14を流下した雨水が後枠17の樋部22に流れるため、屋根材3同士の間、屋根材3と梁2との間、屋根材3と側枠30との間、屋根材3と後枠17との間から雨水が漏れることがない。
一方側及び他方側の柱1,1間の上部には、図14,17に示すように、上横材38が設けてある。上横材38は、下向きに開口した溝39を有し、胴縁37に取付けて胴縁37の前側と後側の両側に設けてある。一方側及び他方側の柱2,2間の下部には、下横材40が設けてある。下横材40は、上向きに開口した溝41を有し、胴縁37に取付けて胴縁37の前側と後側の両側に設けてある。下横材40は、水勾配が付けられた土間42に近接して設けてあり、下横材40と土間42との隙間は塞ぎ材43を設置して塞いである。なお下横材40は、地面に埋め込んで設置してあってもよいし、塞ぎ材43を介さずに土間42に近接して設けてあってもよい。
図15に示すように、壁材5は幅寸法が柱2の幅寸法と略同じになっており、前側の壁材5は柱1の前側の見付面とほぼ同面となっており、後側の壁材5は柱1の後側の見付面とほぼ同面となっている。したがって、壁6を前側と後側から見ると、柱1と壁材5,5,…の見分けがつかず、柱1,1と壁材5,5,…とが合わさって一つの壁6を構成している(図1,2参照)。
端部壁材5aは、図16に示すように、見付壁45と、見付壁45の裏面側に突設した縦リブ46と、見付壁45の裏面側に突設した一対の弾性片47,47を有し、胴縁37に予め取付けられたベース材48の取付溝49内に一対の弾性片47,47を弾発的に係止して取付けられている。見付壁45の他方側縁部には、後側に曲げてから他方側に曲がる形でクランク状に形成した折曲部50を有している。端部壁材5aは、ベース材48を介して側縁部が柱1と連結されている。
第1の中間壁材5bは、見付壁45と、見付壁45の裏面側に突設した2本の縦リブ46と、見付壁45の裏面側より一方側と他方側にそれぞれ突設した取付片51,51を有し、各取付片51を胴縁37に当接してねじ44で固定して取付けてある。見付壁45の一方側及び他方側の縁部には、裏面側に向けて突出する突条52を有し、突条52の先端を隣の壁材5のクランク状に曲がった折曲部50に突き当てることで、隣の壁材5の側縁部と係合し連結してある。
第2の中間壁材5cは、見付壁45と、見付壁45の裏面側に突設した2本の縦リブ46と、見付壁45の裏面側から他方側に突設した取付片51を有し、取付片51を胴縁37に当接してねじ44で固定して取付けてある。見付壁45の一方側縁部には裏面側にクランク状に曲がった折曲部50を有し、その折曲部50に第1の中間壁材5bの側縁部に形成された突条52の先端を突き当てることで、隣の壁材5の側縁部と係合し連結してある。見付壁45の他方側縁部には、裏面側に向けて突出する突条52を有し、突条52の先端を他方側に隣接する第2の中間壁材5cの一方側縁部のクランク状に曲がった折曲部50に突き当てることで、隣の壁材5の側縁部と係合し連結してある。
なお、壁材5の側縁部同士の連結の仕方、壁材5の側縁部の柱1との連結の仕方は様々考えられ、上述の実施形態に限定されない。例えば、壁材5の側縁部同士が互いに嵌合した状態で連結してあったり、ビス等で固定して連結してあってもよい。
次に、図18-1(b)に示すように、一方側の柱1と補助柱36との間、補助柱36と他方側の柱1との間に、胴縁37を取付ける。
次に、図18-2(c)に示すように、柱1,1間の上部に上横材38を取付け、柱1,1間の下部に下横材40を取付ける。
次に、図18-3(d)と図18-4(g)に示すように、一方側の柱1の他方側に隣接する位置と、他方側の柱1の一方側に隣接する位置とにベース材48を取付ける。
次に、図18-3(e)に示すように、一方側のベース材48から所定の寸法だけ離して第1の中間壁材5bを取付ける。中間壁材5bの取付けは、上横材38の溝39と下横材40の溝41間に上下けんどんで取付けてから(図17参照)、取付片51を胴縁37に当接してねじ44で固定する。
次に、図18-3(f)に示すように、第1の中間壁材5bの他方側に隣接して第2の中間壁材5cを取付ける。
その後、図18-4(g)に示すように、第2の中間壁材5cを他方側に向かって順次取付ける。
その後、図18-4(h)に示すように、予め取付けておいたベース材48の取付溝49に弾性片47,47を弾発的に係止して柱1,1に隣接する位置に端部壁材5a,5aを取付ける。
その後、図18-4(i)に示すように、胴縁37の後側にも同様に壁材5,5,…を取付ける。
また本カーポートの壁6は、壁材5,5,…の幅が柱1,1の幅とほぼ同じになっており、且つ壁材5,5,…が柱1,1の見付面とほぼ同面になっていることで、意匠性が良い。さらに本カーポートの壁6は、柱1,1間に胴縁37が設けてあり、壁材5,5,…は胴縁37の前側と後側にそれぞれ設置されているので、壁6の前側から見た意匠と後側から見た意匠が同じになり、どちらから見ても意匠性が良い。
梁2は、図21,23に示すように、上下寸法が左右寸法よりも小さいアルミ製の略矩形断面の中空形材であり、梁2の下面が屋根材3の下面と同面になっており、且つ梁2の上面が屋根材3の上面と同面になっている。また、梁2の左右寸法は屋根材3の左右寸法とほぼ同じになっている。梁2は、図23に示すように、上面の左右両側の側縁部に屋根材3の上壁23を連結するための屋根材連結部53を有し、屋根材連結部53には排水溝14が形成されている。
また本カーポートの屋根4は、図21~24に示すように、下面側(天井面)だけでなく上面側もフラットになっている。
端部屋根材3aは、図22に示すように、左右対称な断面形状となっており、左右の縦壁25の上部から側方に突出して連結部54が形成してある。連結部54には、先端側にねじ受け溝を兼ねる排水溝55aが形成してあると共に、縦壁25との間にも排水溝55bが形成してある。左右の縦壁25の連結部54よりも上方位置には、タイト材突き当て部56が側方に突出して形成してある。図中の符合26は、屋根材3を前枠16及び後枠17に固定しているねじである。
屋根4は、図27,28に示すように、前枠16と後枠17との間に垂木60が左右方向に間隔をおいて取付けてあり、梁2と垂木60の上面間と、垂木60同士の上面間とに屋根材3,3,…を取付けてある。また、垂木60同士の下面間と梁2の下面とに天井材61,61,…が取付けてある。屋根材3,3,…は、図27に示すように、前側の端部が前枠16上に載置してあり、後側の端部が後枠17上に載置してある。天井材61,61,…は、前側の端部が前枠16の下方にのびており、前枠16を下から隠しており、後側の端部が後枠17の下方にのびており、後枠17を下から隠している。
垂木60も、アルミニウム合金の押出形材で矩形断面の中空状に形成してあり、前側の端部を前枠16にねじ止めし、後側の端部を後枠17にねじ止めして取付けてある(図27参照)。
一般屋根材3eは、図29に示すように、一方側縁部にタイト材58が上向きに設けてある。他方側縁部には、垂木60の上面に当接してねじ81で固定される取付部62を有し、取付部62の一方側に隣接して排水溝29とタイト材突き当て部56が形成されている。
梁一方側屋根材3bは、図30に示すように、一方側縁部にタイト材58が上向きに設けてあり、他方側縁部には上面が開放したコ字型断面の取付部63を有し、取付部63を梁2の排水溝14の底面に当接してねじ15で固定してある。取付部63の溝は、目板64を取付けて塞いである。
次に、図32-1(b)に示すように、屋根材3(一般屋根材3e)の一方側縁部を屋根材スタート材68の排水溝29内に差し入れ、図32-1(c)に示すように、タイト材58をタイト材突き当て部56に突き当てるとともに、取付部62を垂木60の上面に当接してねじ81で固定する。
同様にして、垂木60上面間に屋根材3(一般屋根材3e)を順次取付けてゆき、梁2の一方側に隣接する垂木60まできたら、図32―2(d),(e)に示すように、当該垂木60と梁2間に梁一方側屋根材3bを取付ける。
その後、梁2と梁2の間、梁2の他方側にも同様にして屋根材3を順次取付けてゆき、全ての屋根材3を取付けたら、図29,31に示すように、一方側及び他方側の端部の垂木60に側枠30を取付ける。
次に、図32-3(g)に示すように、天井材スタート材69の係止溝67に一方側縁部を挿入係止し、他方側縁部に形成された取付部66を垂木60の下面に当接してねじ65で固定して天井材61を取付ける。以後、図32-3(h)に示すように、同様にして天井材61を他方側に向かって順次取付ける。
全ての天井材61を取付けたら、図31に示すように、他方側端部の垂木60の下面に天井材エンドキャップ70を取付ける。
梁2の下面には、サポート柱連結具72が取付けてある。サポート柱連結具72は、金属の板を折り曲げて形成してあり、梁2の下面に当接してねじ止めされる取付部73と、取付部73から下方に突出する上面側が開放したコ字型断面の突部74を有し、突部74の底壁には、図34に示すように、横長の長方形の孔75が形成してある。サポート柱連結具72は、後述するサポート柱71の係合部76が入り込むだけの高さを有するものとなっている。なお、サポート柱連結具72は、前枠16の下面に取付けることもできる。
このサポート柱連結具72は、金属の板をプレス加工することにより容易に製造することができる。
このサポート柱71は、金属製の角パイプを適当な長さに切断し、その上端部に屋根連結金具77を挿入してボルト・ナット78で連結することにより、容易に製造することができる。
しかも本構造体(第1,2,3実施形態)は、屋根材3は、梁2とほぼ同じ高さに配置してあることで、梁2が目立たなくなり、意匠性が良い。
また、本構造体(第1,2実施形態)は、梁2と屋根材3は中空部を有する押出形材で形成してあるので(図8,21参照)、梁2と屋根材3とで強度を負担させられるので、屋根4の強度を保持できる。
また、本構造体(第3実施形態)は、梁2,2間に梁2,2と平行に配置した垂木60,60…を有し、梁2と垂木60の上面間と、垂木60同士の上面間に屋根材3,3,…を配置したので(図28参照)、屋根材3を軽量化することができ、屋根材3の取付けが容易に行える。
また、本構造体(第1,2,3実施形態)は、梁2,2の前端部間に架設した前枠16と、梁2,2の後端部間に架設した後枠17を有し、屋根材3の前側の端部を前枠16に固定し、屋根材3の後側の端部を後枠17に固定することで(図7,20,27参照)、屋根4の施工が容易に行える。
また、本構造体(第1,2,3実施形態)は、梁2,2の後端部間に架設した後枠17を有し、後枠17は樋部22を有し、梁2,2と屋根材3,3,…は、後側が低くなるように傾斜しており、屋根材3,3,…の後端部を樋部22にのぞませてあることで(図7,20,27参照)、屋根4上に降った雨水を後枠17の樋部22に集めて排水できる。
また、本構造体(第1実施形態)は、柱1,1間に配置した複数の壁材5,5,…を備え、各壁材5は、柱1と平行に配置してあり、側縁部同士が互いに連結されており、柱1に壁材5の側縁部が連結されているので(図14,15参照)、柱1,1間に壁6を容易に設置することができ、且つ意匠性が良い。
また、本構造体(第1,2,3実施形態)は、屋根材3,3,…がアルミ製のため日射を遮ることができ、カーポートに適用した場合、車を色褪せや日焼けから守ることができ、また、屋根4の下が暑くならない。
また、本構造体(第1,2,3実施形態)は、屋根4が柱1,1の後側まであるため(例えば、図3参照)、梁2,2の下に屋根を吊り下げる場合と比べ、屋根4を敷地の境界ぎりぎりまで設けることができ、屋根4でカバーされる面積を大きくできる。
また、本構造体の製造方法(第1,2,3実施形態)は、前枠16及び後枠17の長手方向端部に配置される屋根材3a,3cは、一方側又は他方側の側縁部に側枠30の取付部を有するので(図9,11,22,24,29,31参照)、側枠30の取付けが容易に行える。
屋根材3は、中空部を有する形材で形成してあるので(図8,21参照)、屋根材3にて強度を負担することができるので、屋根4の強度を高めることができる。
本構造体の製造方法(第3実施形態)は、梁2,2間に配置した垂木60,60,…を有し、垂木60,60,…で屋根材3を支持しているので(図28参照)、屋根材3を軽量化し、屋根材3の取付けを容易に行える。
本構造体(第2実施形態)は、梁2,2の後端部に架設した後枠17を有し、屋根材3,3,…は、下壁24を後方にのばして後枠17を下から隠してあるので(図20参照)、屋根4を下から見たときに後枠17が見えないので、意匠性が向上する。
本構造体(第2実施形態)は、梁2,2の前端部に架設した前枠16を有し、屋根材3,3,…は、下壁24を前方にのばして前枠16を下から隠してあるので(図20参照)、屋根4を下から見たときに前枠16が見えないので、意匠性が向上する。
本構造体(第1実施形態)は、壁材5,5,…と柱1,1の幅がほぼ同じであることで(図1,2参照)、柱1,1が目立たなくなり、意匠性が向上する。
本構造体(第1実施形態)は、壁材5,5,…と柱1,1とがほぼ同面になっていることで(図1,2参照)、柱1,1が目立たなくなり、意匠性が向上する。
本構造体(第1実施形態)は、屋根材3,3,…と梁2,2の幅がほぼ同じであることで(図1,2参照)、梁2,2が目立たなくなり、意匠性が向上する。
本構造体(第1実施形態)は、屋根材3,3,…と梁2,2とがほぼ同面になっていることで(図1,2参照)、梁2,2が目立たなくなり、意匠性が向上する。
本構造体(第1実施形態)は、壁材5,5,…と天井材(屋根材の下壁24)とが上横材38を介してほぼ連続しているので(図2,17参照)、意匠性が良い。
本構造体(第1実施形態)は、壁材5,5,…と屋根材(屋根材の上壁23)とが上横材38と樋(樋部)22を介してほぼ連続しているので(図1,17参照)、意匠性が良い。
本構造体(第1実施形態)は、屋根材3,3,…と天井材(下壁24)は、一体で形成してあるので(図8~11参照)、施工性が良い。
請求項2記載の発明による構造体(第1,2,3実施形態)は、梁2,2と、梁2,2と平行に配置した屋根材3,3,…と、梁2,2と屋根材3,3,…の後端部側に位置する後枠17とを備え、梁2,2は、屋根材3の連結部に排水溝14を有し、後枠17は、樋部22を有し、排水溝14の後端部を後枠17上に載置してあり、排水溝14を流下した水が樋部22に流れるようにしたので(図6,10,23,30参照)、施工性が良いとともに、梁2と屋根材3の間や屋根材3と後枠17の間から水が漏れるのを防止できる。
請求項3記載の発明による構造体(第1,2,3実施形態)は、側枠30と、側枠30と平行に配置した屋根材3,3,…と、側枠30と屋根材3,3,…の後端部側に位置する後枠17とを備え、屋根材3,3,…は、側枠30との連結部に排水溝29,55a,55bを有し、後枠17は、樋部22を有し、排水溝29,55a,55bの後端部を後枠17上に載置してあり、排水溝29,55a,55bを流下した水が樋部22に流れるようにしたので(図7,9,20,22,27,29参照)、施工性が良いとともに、側枠30と屋根材3の間や屋根材3と後枠17の間から水が漏れるのを防止できる。
屋根材3は、側縁部を排水溝29,55a,55bに被せて排水溝29,55aに螺入するねじ15でねじ止めしてあり、排水溝29,55aの外側に垂下する垂下片35を有するので(図9,10,22,23,29,30)、排水溝29,55a,55bに水が入りにくく、仮に入っても排水溝29,55a,55bを通じて排水することができる。
本構造体は、サポート柱71の中に回転軸78が設けてあるので(図33,36参照)、回転軸78が目立たず、サポート柱71の上端部をすっきりした外観にできる。
サポート柱71は、係合部76をサポート柱連結具72に形成された孔75に挿入し、中心軸回りに回転することで、係合部76がサポート柱連結具72に保持されるようにしたので(図35参照)、サポート柱連結具72にサポート柱71を容易に且つ安定して連結することができる。
サポート柱連結具72は、サポート柱71の係合部76が入り込むだけの高さを有するものとすることで(図33,36参照)、サポート柱連結具72をより一層目立たなくすることができる。
柱1と壁材5,5,…は、押出形材で形成してあるので、柱1と壁材5,5,…の色や質感を統一して意匠性を向上させることができる。
本構造体(第1実施形態)は、柱1,1間に胴縁37が設けてあり、壁材5,5,…は、胴縁37の前側と後側に設けてあることで(図15参照)、壁材5,5,…の取付けが容易に行え、施工性が向上するとともに、前側と後側を同じ意匠にすることができ、意匠性も向上する。
本構造体(第1実施形態)は、柱1,1間の上部に設けた上横材38と、柱1,1間の下部に設けた下横材40を有し、壁材5,5,…は、上横材38と下横材40の間にけんどんで取付けるようにしたので(図17参照)、施工性がさらに向上するとともに、壁材5,5,…の小口が上下横材38,40で隠れるので、意匠性も向上する。
本構造体(第1実施形態)は、柱1,1の見付面と壁材5,5,…の見付面がほぼ同面であるため(図15,16参照)、意匠性が良い。
本構造体(第1実施形態)は、柱1,1と壁材5,5,…の幅寸法がほぼ同じであるため(図15,16参照)、意匠性が良い。
壁材5,5,…は、側縁部同士を係合させて取付けることで(図18-3,4参照)、壁材5,5,…の施工がより一層容易に行えるとともに、壁材5同士の間に隙間が生じないため、意匠性も良くなる。
壁材5,5,…は、上横材38と下横材40の間にけんどんで取付けることで、施工性がより一層向上する。
壁材5,5,…は、前側と後側の両側に取付けることで、前側と後側を同じ意匠にすることができる。
上横材38は、屋根4の下面(後枠17、天井材24,61)に当接又は近接させてあるので(図17参照)、屋根4や天井と壁6の間に隙間が生じず、意匠性が良い。
下横材40は、地面に埋め込んで、又は土間42に近接して設けてあるので(図17参照)、地面や土間42と壁6の間に隙間が生じず、意匠性が良い。
本構造体の製造方法(第1実施形態)は、柱1,1と壁材5,5,…の幅寸法がほぼ同じであるため(図15,16参照)、意匠性が良い。
本構造体の製造方法(第1実施形態)は、柱1,1間に胴縁37を設け、胴縁37の前側と後側に壁材5,5,…をそれぞれ取付けることで(図15参照)、壁材5,5,…の取付けが容易に行え、施工性が向上するとともに、前側と後側を同じ意匠にすることができ、意匠性も向上する、
また本構造体(第1実施形態)は、一の屋根材(梁一方側屋根材)3bと、一の屋根材3bの一方側に配置した一方側屋根材(中間屋根材)3cと、一の屋根材3bの他方側に配置した梁2とを備え、一の屋根材3bは、上一方側縁部27が下一方側縁部32よりも一方側に位置し、上他方側縁部28が下他方側縁部33よりも他方側に位置しており、一方側屋根材3cは、上他方側縁部28が下他方側縁部33よりも一方側に位置しており、梁2は、上屋根材受け部13と下屋根材受け部12を有し、上屋根材受け部13が下屋根材受け部12よりも他方側に位置しているので、一の屋根材3bの上一方側縁部27を一方側屋根材3cの上他方側縁部28に、一の屋根材3bの上他方側縁部28を梁2の上屋根材受け部13にそれぞれオーバーラップさせて、一の屋根材3bを傾けることなくまっすぐ下に下ろして取付けることができるので(図13-2参照)、施工性が良い。
また本構造体(第1実施形態)は、一の屋根材(中間屋根材)3cと、一の屋根材3cの一方側に配置した梁2と、一の屋根材3cの他方側に配置した他方側屋根材(中間屋根材)3cとを備え、一の屋根材3cは、上一方側縁部27が下一方側縁部32よりも一方側に位置し、上他方側縁部28が下他方側縁部33よりも一方側に位置しており、他方側屋根材3cは、上一方側縁部27が下一方側縁部32よりも一方側に位置しており、梁2は、上屋根材受け部13と下屋根材受け部12を有し、上屋根材受け部13が下屋根材受け部12よりも一方側に位置しているので、梁2の上屋根材受け部13に一の屋根材3cの上一方側縁部27をオーバーラップさせて、一の屋根材3cを傾けることなくまっすぐに下に下ろして取付けることができ、次に一の屋根材3cの上他方側縁部28に他方側屋根材3cの上一方側縁部27をオーバーラップさせて、他方側屋根材3cを傾けることなくまっすぐに下に下ろして取付けることができるので(図13-3参照)、施工性が良い。
さらに本構造体(第1実施形態)は、前枠16と後枠17を有し、各屋根材3,3,…を前枠16と後枠17に架設してあるので(図7参照)、施工性が一層向上する。
2 梁
3 屋根材
4 屋根
5 壁材
6 壁
14 排水溝
16 前枠
17 後枠
22 樋部
27 上一方側縁部
28 上他方側縁部
29 排水溝
30 側枠
32 下一方側縁部
33 下他方側縁部
38 上横材
40 下横材
55a,55b 排水溝
60 垂木
61 天井材
71 サポート柱
72 サポート柱連結具
76 係合部
78 ボルト・ナット(回転軸)
Claims (2)
- 連結して配置される複数の屋根材と、複数の屋根材の後端部側に位置する後枠とを備え、屋根材は、屋根材同士で形成される連結部に排水溝を有し、後枠は、樋部を有し、排水溝の後端部を後枠上に載置してあり、排水溝を流下した水が樋部に流れることを特徴とする構造体。
- 連結して配置される複数の屋根材と、複数の屋根材の後端部側に位置する後枠とを備え、屋根材は、一縁部に排水溝を有し、隣りの屋根材の縁部を排水溝に被せて屋根材同士を連結してあり、後枠は、樋部を有し、排水溝の後端部を後枠上に載置してあり、排水溝を流下した水が樋部に流れることを特徴とする構造体。
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