JP7249913B2 - シリコン単結晶の製造方法 - Google Patents
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Description
シリコン基板はシリコン単結晶から製造されるが、このシリコン単結晶の製造方法としては、石英ガラスルツボ内のシリコン融液から単結晶を成長させつつ、シリコン単結晶を引上げるチョクラルスキー法(CZ法)が広く用いられている。
したがって、シリコン単結晶に取り込まれる前に、シリコン融液に取り込まれた酸素が拡散、あるいは放出されるように、シリコン融液内の流れ(対流)を制御する必要がある。
しかしながら、石英ガラスルツボ内のシリコン融液量が少ない状態(シリコン単結晶の直胴部の後半部分(引上げ後半部分))では、シリコン融液内の流れを制御できず、シリコン単結晶の直胴部の後半部分(引上げ後半部分)において酸素濃度が高くなり、シリコン単結晶の結晶成長軸方向の酸素濃度の均一性を図ることができないという課題があった。
しかしながら、磁場強度を3000ガウス、2000ガウス、1000ガウス、500ガウスと低下させ、磁場を低磁場にすると、結晶成長軸と垂直な基板面内の酸素濃度のばらつきが大きくなり、基板面内の酸素濃度の均一性が阻害されるという技術的課題があった。
この研究に際し、本発明者らは、シリコン融液表面の流れについて着目し、シリコン単結晶側から石英ガラスルツボ側壁側に流れるシリコン融液の流速が特定の流速以下である場合に、酸素濃度の低減を図ることができ、しかも結晶成長軸方向の酸素濃度の均一性を図ることができることを知見し、本発明を完成した。
そして、このシリコン融液から酸素が放出、拡散される前に、シリコン単結晶に取り込まれると、シリコン単結晶の酸素濃度が増大する。
即ち、シリコン単結晶側から石英ガラスルツボ側壁側の流れが速くなると、石英ガラスルツボ底面から上昇する流れも速くなり、シリコン融液から酸素が放出、拡散される前に、シリコン単結晶に取り込まれる度合いが大きくなる。
尚、磁場強度が4000ガウスを超える場合には、シリコン単結晶側から石英ガラスルツボ側壁に流れるシリコン融液の流速が0.16m/s以上となり、酸素濃度が高い融液が結晶へ到達してしまうため、好ましくない。したがって、磁場強度は2000ガウス~4000ガウスが好ましい。
また、磁場中心の位置は、融液表面から下方に60mmの範囲内が好ましく、さらに好ましくは融液表面から下方に20mmの範囲内である。
そのため、酸素濃度の低減、シリコン単結晶の結晶成長軸方向の酸素濃度の均一性を図ることができるほか、結晶成長軸と垂直な基板面内の酸素濃度のばらつきを抑制でき、基板面内の酸素濃度の均一性をより図ることができる。
このシリコン単結晶の半径÷ルツボ半径×シリコン単結晶回転数×磁場強度÷(シリコン融液の表面から遮蔽板の下端までの距離)から算出した値が190以下の場合は、シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れの流速が0.16m/s以下とすることができる。
その結果、上記したように、シリコン単結晶の酸素濃度を低減することができ、結晶成長軸方向の酸素濃度の均一性、結晶成長軸と垂直な基板面内の酸素濃度の均一性を図ることができる。
特に、シリコン単結晶の引上げ中における、シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流速を、0.16m/s以下とした点に特徴がある。
尚、図1は、後に述べる実験1における固化率0.25引上げた状況下のシリコン融液の流れのシミュレーションの結果を示し、水平方向に3000ガウス印加し、水平方向の磁場の中心が、シリコン単結晶中心部における自由表面の下方20mmのシリコン融液中に位置した状態のシリコン融液の流れを示している。また、図中、Bは、磁束の方向が紙面奥側から紙面手前側に向いていることを示している。
例えば、図1に矢印X1で示すように、シリコン融液には、石英ガラスルツボの側壁1aに接しながら(沿って)上方から下方に流れる流れがある。
そして、このシリコン融液が石英ガラスルルツボ側壁1aに接して(沿って)流れる際、融点におけるシリコンは化学的に活性であるため、シリコン融液Mは石英ガラスルツボ1の石英成分と反応し、石英ガラスルツボ1の側壁1aを溶解し、O(酸素)を取り込む。
その後、矢印X3で示すように、ルツボの径方向外側に流れた(蛇行した)後、矢印X4で示すように、シリコン単結晶Cの下方に戻り、矢印X5で示すように、シリコン単結晶側からルツボ側壁側に流れる。
その結果、シリコン融液Mに取り込まれたOは拡散し、シリコン融液Mの酸素濃度の低減が図られ、シリコン単結晶Cの酸素の取り込みが抑制され、シリコン単結晶Cの酸素濃度の低減が図られる。
即ち、シリコン単結晶下方のルツボ底面から上昇するシリコン融液には、Oが多く含まれており、これがシリコン単結晶に取り込まれると、酸素濃度の低減を図ることができず、結晶成長軸方向の酸素濃度の均一性が阻害される。
言い換えれば、シリコン単結晶側からルツボ側壁1aに流れるシリコン融液の流れX5の流速が小さい場合には、シリコン単結晶Cの下方のルツボ底面1bから上昇する流れX2の流速も小さい。
特に、前記シリコン単結晶C側からルツボ側壁1bに流れるシリコン融液の流れX5の流速が0.16m/s以下である場合には、酸素濃度をより低減でき、結晶成長軸方向の酸素濃度のばらつきを抑制することができる。
この場合にも、シリコン融液は石英ガラスルツボの石英成分と反応し、石英ガラスルツボの側壁1bを溶解し、O(酸素)を取り込む。
このシリコン融液の流れY2は、シリコン融液に取り込まれたOの拡散、蒸散の程度が高く、低酸素濃度のシリコン融液がシリコン単結晶側に流れ、シリコン単結晶の外周部のみが低濃度となり、面内分布の悪化につながるため、好ましくない。
即ち、石英ガラスルツボの側壁からシリコン単結晶側に流れるシリコン融液は、低酸素濃度となっており、シリコン単結晶Cの下方のルツボ底面から上昇するシリコン融液には、Oが拡散、放散されず、高酸素濃度となっている。
その結果、シリコン単結晶の中心部の酸素濃度が高濃度に、一方、シリコン単結晶の外周部が低濃度になるため、面内分布が悪化し、結晶成長軸と垂直な基板面内の酸素濃度の均一性が阻害される。
したがって、シリコン融液Mの表面の流れにおける、前記ルツボ側壁からシリコン単結晶側への流れY2は、シリコン単結晶まで到達しないことが望ましい。
即ち、不活性ガスの流量や炉内圧、石英ガラスルツボの回転数、シリコン単結晶の回転数を同一であっても、磁場強度の大小によって、石英ガラスルツボ内のシリコン融液の流れが変化する。
この図4は、後に述べる実験1における固化率0.6の引上げ状況下のシリコン融液の流れのシミュミレーションの結果を示し、水平方向に1000ガウス印加し、水平方向の磁場の中心が、シリコン単結晶中心部における自由表面の下方20mmのシリコン融液中に位置した状態のシリコン融液の流れを示している。
また、図中、Bの記号○点は、磁束の方向が紙面奥側から紙面手前側に向いていることを示している。またBの矢印記号は、磁束の方向を示している。尚、図4(b)は、図3と同じ図である。
また、シリコン単結晶Cの下方のルツボ底面から上昇する流れX2が強くなるため、酸素が取り込まれたシリコン融液がシリコン単結晶下端に流れ、シリコン単結晶に多くの酸素が取り込まれるため、好ましくない。
図5に示すように、酸素を含有するシリコン融液は、径方向外側に大きく蛇行し(流れX3)、上昇する。その結果、シリコン融液の酸素は拡散し、酸素濃度の低減を図ることができる。
図6に示すように、酸素を含有するシリコン融液は、径方向外側に大きく蛇行し(流れX3)、上昇する。その結果、シリコン融液の酸素は拡散し、酸素濃度の低減を図ることができる。
また、シリコン融液表面の流れとして、前記ルツボ側壁からシリコン単結晶側に向かう流れが存在する場合には、ルツボ側壁からシリコン単結晶側に向かう流れは、シリコン単結晶に到達しないように制御するのが好ましい。
石英ガラスルツボ内に、十分なシリコン融液が存在するために、図1に示すような径方向外側に大きく蛇行した流れが発生する。その結果、シリコン融液中の酸素は拡散、放散されるため、シリコン単結晶の酸素濃度の低減を図ることができる。
石英ガラスルツボ内に、シリコン融液の減少に伴い、前記磁場強度を徐々に下げ、固化率0.6以降、磁場強度を2000ガウスとした場合、図5(a)(b)に示すように、酸素を含有するシリコン融液は、径方向外側に大きく蛇行し、シリコン単結晶下方のルツボ底面から上昇する。その結果、シリコン融液の酸素は拡散し、酸素濃度の低減を図ることができ、図1と図5(b)が同じような環境となるため、結晶軸方向の酸素濃度が均一となる。
シリコン融液の流速は、トレーサーなどを用いて測定することができるが、測定を行う際には引き上げ中の結晶は製品として使用できなくなり、また作業に手間がかかるものである。そのため、シリコン融液の流速はシミュレーションで推定するが、横磁場の様に3次元の対流解析が必要な条件では、計算時間が膨大となってしまう。
具体的には、シリコン単結晶の半径÷ルツボ半径×シリコン単結晶回転数×磁場強度÷(シリコン融液の表面から遮蔽板の下端までの距離)から算出した値が、190以下である場合には、シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流速が0.16m/s以下となすことができることが、3次元のシミュレーションにより明らかになった。
シリコン結晶からルツボ壁側への流れの駆動力は、シリコン単結晶およびルツボ半径、シリコン単結晶回転数と磁場強度によるものである。
ここで、ルツボ半径が大きい場合には、シリコン結晶からルツボ壁側への流れの駆動力は小さくする方向に働くため、ルツボ半径は除する(割る)こととした。
尚、ルツボの回転数は流速に与える影響は小さいと考えられるため、上記関係式に含めていない。しかし、ルツボの回転数を低速にするほど低酸素の結晶を得ることができるため、ルツボ回転数は1.0rpm以下とするのが好ましい。
図7に示すような一般的な引上げ装置を用い、表1及び図8に示す条件で、シリコン単結晶の引上げを行い、引上げ中におけるシリコン単結晶側からルツボ側壁側へのシリコン融液の流速、シリコン単結晶の結晶成長軸方向の酸素濃度と酸素濃度のばらつき、結晶成長軸と垂直な基板面内の酸素濃度のばらつきを測定した。
尚、輻射シールド16の下端とシリコン融液Mの表面との隙間をギャップ(Gap)という。
また、磁場発生装置17は、シリコン単結晶の引上げ中、磁場強度が少なくとも2000ガウス発生するように制御される。
したがって、ガス供給口からチャンバ11内に供給されたパージ用不活性ガス(Arガス)Gは、排気ポンプによって、輻射シールド16とシリコン融液Mの表面との隙間を通って、ルツボ外に流れ、最終的にチャンバ11外(チャンバ外)に排出される。
また磁場強度は、図8に示す条件で変化させ、磁場位置は、シリコン融液Mの表面下、20mmとした。
即ち、実験1では、磁場強度を3000ガウスとして、シリコン単結晶の引上げを行った。
実験2では、磁場強度を3000ガウスとして、固化率0.4までシリコン単結晶の引上げを行い、固化率0.7まで磁場強度を徐々に下げ、その後磁場強度を1500ガウスとしてシリコン単結晶の引上げを行った。
実験3では、磁場強度を3000ガウスとして、固化率0.4までシリコン単結晶の引上げを行い、固化率0.6まで磁場強度を徐々に下げ、その後磁場強度を2000ガウスとしてシリコン単結晶の引上げを行った。
実験4では、磁場強度を3000ガウスとして、固化率0.2まで磁場強度を徐々に下げ、その後磁場強度を2000ガウスとしてシリコン単結晶の引上げを行った。
図9(a)は、実験1における固化率0.25引上げ時(3000ガウス:図8参照)における、シリコン融液の流れの方向と、流速を示している。
図9(b)は、実験1における固化率0.6引上げ時(3000ガウス:図8参照)における、シリコン融液の流れの方向と、流速を示している。
図9(c)は、実験3における固化率0.6引上げ時(2000ガウス:図8参照)における、シリコン融液の流れの方向と、流速を示している。
また、図9(b)に示すように、固化率0.6引上げ時(3000ガウス)の流速の最大値は0.20~0.24m/sの範囲内である。
これに対して、図9(c)に示すように、固化率0.6引上げ時(2000ガウス)流速の最大値は0.12~0.16m/sの範囲内である。
したがって、シリコン単結晶の引上げが進行し、石英ガラスルツボ内のシリコン融液が減少した際、磁場強度を低下させることにより、シリコン単結晶側から石英ルツボ側壁に流れるシリコン融液の流速の最大値は0.16m/s以下とすることができる。
実験1において、固化率0.6以降の酸素濃度が上昇しているのに対して、実験2,3,4における、固化率0.6以降の酸素濃度の上昇は見られない、もしくは、酸素濃度が上昇しても1.0×1018 atoms/cm3未満である。
そのため、図1に示すような径方向外側に大きく蛇行した流れは発生せず、シリコン単結晶下方のルツボ底面から上昇し、シリコン単結晶に取り込まれる。その結果、固化率0.6以降、酸素濃度が上昇したものと思われる。
酸素濃度のばらつきΔOiは、
ΔOi=(測定点の最大値 - 最小値)/最小値 ×100 [%]の式から求めた。
これは、固化率0.7以降、2000ガウス以下の磁場(1500ガウス)を作用させた結果、シリコン融液対流が不安定になり、酸素濃度のばらつきが大きくなったものと思われる。
即ち、実験2における固化率0.52(試料No.1)、0.59(試料No.2),0.67(試料No.3)、0.75(試料No.4)から切り出した基板の面内酸素濃度のばらつきを測定した。測定はフーリエ変換赤外分光法(FT-IR)を用い、半径方向に5mmピッチの条件下で測定した。その結果を図12(b)に示す。
この図からわかるように、磁場強度を2000ガウスとすることが、面内の酸素濃度のバラツキが少ないことが分かる。
実験5,6は、図13に示すように磁場強度を変化させて、シリコン単結晶の引上げを行った。引き上げ条件は、以下の通りである。
実験5は、磁場強度を3000ガウスとし、固化率0.4から磁場強度を徐々に下げ、固化率0.6から磁場強度を2000ガウスとした。その他の条件は、実験1と同じにした。
実験6は、磁場強度を2000ガウスとし、固化率0.2まで磁場強度を徐々に上げ、その後、固化率0.4から磁場強度を徐々に下げ、固化率0.6から磁場強度を2000ガウスとした。その他の条件は、実験1と同じにした。
この図14から明らかなように、磁場強度を2000ガウスとすると、面内の抵抗率のバラツキが小さいことが分かる。
シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れが存在し、前記シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れの流速が0.16m/s以下となる条件を簡易に見出すための関係式を確認した。尚、表2の流速は、シミュレーションから得られた値となる。
即ち、表2で示す条件を用いて、シリコン単結晶の半径÷ルツボ半径×シリコン単結晶回転数×磁場強度÷遮蔽板の下端までの距離から算出した値が190以下である場合には、シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れが存在し、前記シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れの流速が0.16m/s以下にできることを確認した。
尚、磁場強度が1000ガウス、1500ガウスの場合も流速が0.16m/s以下となすことができる場合があるが、酸素濃度の良好な面内均一性を得ることができないため、好ましくない。
したがって、シリコン融液の流速を測定するまでもなく、シリコン単結晶の半径÷ルツボ半径×シリコン単結晶回転数×磁場強度÷(シリコン融液の表面から遮蔽板の下端までの距離)から算出した値によって、シリコン単結晶側からルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れの流速が0.16m/s以下となるかを判断することができる。
表3に示すように、実験1(磁場の中心の位置を融液表面から下方20mm)において、シリコン単結晶を引上げ、固化率0.25における酸素濃度を測定した。測定はフーリエ変換赤外分光法(FT-IR)を用いて測定した。その結果を図15に示す。
実験1に対して、表3に示すように、磁場の中心の位置を変えた以外、実験1と同一条件で、シリコン単結晶を引上げ、固化率0.25における酸素濃度を測定した(実験16~実験20)。その結果を図15に示す。
1a 石英ガラスルツボ側壁
C シリコン単結晶
M シリコン融液
X1 石英ガラスルツボの側壁に接しながら上方から下方に流れる、シリコン融液の流れ
X2 シリコン単結晶Cの下方のルツボ底面から上昇する、シリコン融液の流れ
X3 ルツボの径方向外側に流れる、シリコン融液の流れ
X4 ルツボの径方向内側に流れ、シリコン単結晶の下方に戻る、シリコン融液の流れ
X5 シリコン融液の表面における、シリコン単結晶側からルツボ側壁側に流れる、シリコン融液の流れ
Claims (5)
- 石英ガラスルツボ内のシリコン融液からシリコン単結晶を引上げるに際して、水平方向の磁場を印加しながらシリコン単結晶を成長させるシリコン単結晶の製造方法において、
シリコン融液表面に、前記シリコン単結晶側から石英ルツボ側壁に流れるシリコン融液の流れが存在し、前記シリコン単結晶側から石英ガラスルツボ側壁に流れるシリコン融液の流速が0.16m/s以下であることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。 - 前記水平方向の磁場の中心が融液表面から下方60mmの範囲内のシリコン融液中に位置し、シリコン単結晶の引上げ中は、磁場強度が少なくとも2000ガウスであることを特徴とする請求項1記載のシリコン単結晶の製造方法。
- 前記水平方向の磁場の中心が、シリコン単結晶中心部の下方に位置し、
固化率0.4以下のシリコン単結晶の直胴部の引上げ中は、磁場強度は少なくとも3000ガウスであり、
固化率0.4を越えて固化率0.6まで、前記磁場強度を徐々に下げ、
固化率0.6以降、磁場強度を2000ガウスとすることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシリコン単結晶の製造方法。 - シリコン単結晶の半径[mm]÷ルツボ半径[mm]×シリコン単結晶回転数[rpm]×磁場強度[Gauss]÷(シリコン融液の表面から遮蔽板の下端までの距離)[mm]から算出した値が、190以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のシリコン単結晶の製造方法。
- 石英ガラスルツボ内のシリコン融液からシリコン単結晶を引上げるに際して、水平方向の磁場を印加しながらシリコン単結晶を成長させるシリコン単結晶の製造方法において、
シリコン単結晶を引上げ工程中、
シリコン単結晶の半径[mm]÷ルツボ半径[mm]×シリコン単結晶回転数[rpm]×磁場強度[Gauss]÷(シリコン融液の表面から遮蔽板の下端までの距離)[mm]から算出した値が、190以下となるように、
シリコン単結晶の半径、ルツボ半径、シリコン単結晶回転数、磁場強度、シリコン融液の表面から遮蔽板の下端までの距離が調整され、
シリコン単結晶が引上げられることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
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