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JP7249141B2 - 突入電流制限システム - Google Patents

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JP7249141B2
JP7249141B2 JP2018234289A JP2018234289A JP7249141B2 JP 7249141 B2 JP7249141 B2 JP 7249141B2 JP 2018234289 A JP2018234289 A JP 2018234289A JP 2018234289 A JP2018234289 A JP 2018234289A JP 7249141 B2 JP7249141 B2 JP 7249141B2
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Description

本発明は、バッテリに接続されるコンデンサの充電時に流れる突入電流を制限する突入電流制限システムに関する。
電気自動車のバッテリには、そのバッテリとの間で電力の授受を行う各種の車載機器が接続される。各種の車載機器は、例えば、エアコンプレッサやインバータなどが挙げられる。各種の車載機器のバッテリ側端には、電圧を平滑にさせる平滑コンデンサが設けられる。また、各種の車載機器とバッテリとの間には、それら各種の車載機器とバッテリとの間の接続を切り替えるメインリレーが設けられている。
例えば、車両がREADY-OFF(IG-OFF)のとき、車載機器の平滑コンデンサは放電されている。車両がREADY-ON(IG-ON)とされると、車載機器の平滑コンデンサは、メインリレーにおいて抵抗器を介してバッテリに接続され、充電(プリチャージ)される。このようにして、各種の車載機器の平滑コンデンサにおける充電時の突入電流が制限される(例えば、特許文献1)。
特開平10-248263号公報
ここで、電気自動車には、外部から受電した電力をバッテリに供給する充電器が設けられている。充電器の出力端には、電圧を平滑にさせる平滑コンデンサが設けられる。充電器がバッテリに電力を供給しないときには、充電器および充電器の平滑コンデンサは、バッテリから切り離されており、充電器の平滑コンデンサは、放電されている。このため、充電器からバッテリに電力を供給するために、充電器および充電器の平滑コンデンサとバッテリとをそのまま接続すると、充電器の平滑コンデンサに過大な突入電流が生じてしまう。
そこで、充電器からバッテリに電力を供給する際、充電器の平滑コンデンサは、メインリレーの抵抗器を介してバッテリに接続され、その抵抗器を通じて充電(プリチャージ)される。これにより、電気自動車では、充電器の平滑コンデンサにおける充電時の突入電流を制限することができる。
しかし、充電器の平滑コンデンサにおけるメインリレーの抵抗器を通じた充電(プリチャージ)を行うためには、メインリレーにおいて、各種の車載機器とバッテリとを一旦切り離さなければならない。このため、充電器からバッテリに電力を供給する際、各種の車載機器において、一時的に(例えば、約1.5秒間)バッテリからの電力の供給が停止してしまう。その結果、電気自動車の搭乗者等を不快にさせてしまうおそれがある。
そこで、本発明は、バッテリに接続される車載機器への電力の供給を停止することなくバッテリを充電器に接続することが可能な突入電流制限システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の突入電流制限システムは、バッテリと、バッテリとの間で電力の授受を行う車載機器と、一端がバッテリの一方の極に接続され、他端が車載機器に接続される第1メインスイッチと、一端がバッテリの他方の極に接続され、他端が車載機器に接続される第2メインスイッチと、一端が第1メインスイッチの車載機器側端に接続される第1サブスイッチと、一端が第2メインスイッチの車載機器側端に接続される第2サブスイッチと、第1サブスイッチの他端および第2サブスイッチの他端に接続され、外部から受電した電力をバッテリに供給する充電器と、充電器の出力端に並列接続される平滑コンデンサと、抵抗器と第3メインスイッチとが直列接続された直列要素回路と、を備え、直列要素回路の一端が第1メインスイッチのバッテリ側端に接続され、直列要素回路の他端が第1サブスイッチの充電器側端に接続される。
本発明によれば、バッテリに接続される車載機器への電力の供給を停止することなくバッテリを充電器に接続することが可能となる。
第1実施形態による突入電流制限システムの構成を示す概略図である。 スタートスイッチが「オン」されたときの各スイッチの動作を説明する説明図である。 制御部が充電要求信号「オン」を受信した後の各スイッチの動作を説明する説明図である。 制御部の動作を説明するフローチャートである。 抵抗器および第3メインスイッチの接続順を入れ替えた変形例の突入電流制限システムの構成を示す概略図である。 第2実施形態による突入電流制限システムの構成を示す概略図である。 スタートスイッチが「オン」されたときの各スイッチの動作を説明する説明図である。 制御部が充電要求信号「オン」を受信した後の各スイッチの動作を説明する説明図である。 制御部の動作を説明するフローチャートである。 抵抗器および第3メインスイッチの接続順を入れ替えた変形例の突入電流制限システムの構成を示す概略図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による突入電流制限システム10の構成を示す概略図である。突入電流制限システム10は、車両1に適用される。車両1は、例えば、モータジェネレータを駆動源とした電気自動車である。なお、車両1は、モータジェネレータと並行してエンジンが設けられたハイブリッド電気自動車であってもよい。以下では、本実施形態に関係する構成や処理について詳細に説明し、本実施形態と無関係の構成や処理については説明を省略する。
突入電流制限システム10は、バッテリ12、車載機器14、メインリレー16、充電器20、平滑コンデンサ22、制御部24、第1サブスイッチ40a、第2サブスイッチ40bを含んで構成される。メインリレー16は、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30c、抵抗器32を含んで構成される。以後、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30c、第1サブスイッチ40a、第2サブスイッチ40bを総称して単にスイッチと呼ぶことがある。
バッテリ12は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。バッテリ12は、後述する充電器20から供給された電力を充電(蓄電)する。また、バッテリ12は、車両1の加速時などにおいてモータジェネレータに電力を供給し、車両1の減速時などにおいてモータジェネレータが発電した電力を充電(蓄電)する。
車載機器14は、バッテリ12に接続され、バッテリ12との間で電力の授受を行う。車載機器14は、例えば、車室内に冷風または暖風を送出するための圧縮媒体を生成するエアコンプレッサである。また、車載機器14は、バッテリ12の直流電力を商用周波数の交流電力(電圧100V)に変換して配線用差込接続器(コンセント)に供給する商用電源用のインバータであってもよい。また、車載機器14は、バッテリ12の直流電力を所望の周波数の交流電力に変換してモータジェネレータに供給する駆動用のインバータであってもよい。なお、車載機器14は、これら例示したものに限らない。
メインリレー16は、バッテリ12と車載機器14との間に設けられ、バッテリ12と車載機器14との間の接続を切り替える。メインリレー16は、例えば、電磁接触器(コンタクタ)などであり、バッテリ12側の接点と車載機器14側の接点との間を開閉する。
メインリレー16を構成する第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30bおよび第3メインスイッチ30cは、例えば、数百アンペアの電流を流すことができる。第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30cは、電磁的に開閉するリレースイッチであってもよいし、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体スイッチなどであってもよい。
第1メインスイッチ30aは、一端がバッテリ12の正極に接続されており、他端が正側直流母線34pに接続されている。正側直流母線34pは、車載機器14に接続されている。
第2メインスイッチ30bは、一端がバッテリ12の負極に接続されており、他端が負側直流母線34nに接続されている。負側直流母線34nは、車載機器14に接続されている。
車載機器14におけるバッテリ12側において、正側直流母線34pと負側直流母線34nとの間には、平滑コンデンサ36が挿入されている。平滑コンデンサ36は、車載機器14におけるバッテリ12側端の電圧を平滑にさせる。
第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bは、例えば、数百アンペアの電流を流すことができる。第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bは、電磁的に開閉するリレースイッチであってもよいし、IGBTなどの半導体スイッチであってもよい。
第1サブスイッチ40aは、一端が第1メインスイッチ30aの車載機器14側端(正側直流母線34p)に接続されており、他端が充電器20に接続されている。
第2サブスイッチ40bは、一端が第2メインスイッチ30bの車載機器14側端(負側直流母線34n)に接続されており、他端が充電器20に接続されている。
充電器20は、外部から電力を受電し、受電した電力を、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bを通じてバッテリ12に供給する。充電器20は、例えば、充電スタンドの充電プラグが接続されて、その充電プラグを介して電力の供給を受ける。また、充電器20は、車両1の停止中または走行中に、路面に設置された給電装置から非接触で電力の供給を受けてもよい。
充電器20の出力端(バッテリ12側端)には、平滑コンデンサ22が並列接続されている。具体的には、平滑コンデンサ22は、第1サブスイッチ40aの充電器20側端と第2サブスイッチ40bの充電器20側端との間に挿入されている。平滑コンデンサ22は、充電器20の出力端の電圧を平滑にさせる。
第3メインスイッチ30cは、一端が抵抗器32の一端に接続されており、他端が第1サブスイッチ40aの充電器20側端に接続されている。抵抗器32の他端は、第1メインスイッチ30aのバッテリ12側端(バッテリ12の正極)に接続されている。つまり、メインリレー16は、抵抗器32と第3メインスイッチ30cとが直列接続された直列要素回路38を含む。そして、直列要素回路38は、一端が、第1メインスイッチ30aのバッテリ12側端に接続され、他端が、第1サブスイッチ40aの充電器20側端に接続されている。
抵抗器32は、平滑コンデンサ36の充電(プリチャージ)時および平滑コンデンサ22の充電(プリチャージ)時に利用される。抵抗器32は、平滑コンデンサ36および平滑コンデンサ22のプリチャージ時の突入電流を制限するための所定の抵抗値を有する。抵抗器32の抵抗値は、バッテリ12の電圧、平滑コンデンサ36の充電時間(プリチャージ時間)、平滑コンデンサ22の充電時間(プリチャージ時間)等から設定される。
充電器20は、外部からの充電を要求する充電要求信号を制御部24に送信する。例えば、充電器20は、充電プラグが接続されていないときや、非接触で受電可能なエリアに車両1が存在しないときに、充電要求信号「オフ」を制御部24に送信する。一方、充電器20は、充電プラグが接続されたときや、非接触で受電可能なエリアに車両1が進入したときに、充電要求信号「オン」を送信する。
制御部24は、中央処理装置、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路から構成される。制御部24は、車両1のスタートスイッチ(図示略)の操作および充電要求信号などに基づいて、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30c、第1サブスイッチ40a、第2サブスイッチ40bの開閉(オンオフ)を制御する。また、制御部24は、車載機器14の動作を制御する。
図1では、スタートスイッチが「オフ」されており、車両1がREADY-OFF(IG-OFF)状態である場合が示されている。この場合、図1に示すように、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30cは、全て「オフ(開)」状態となっており、車載機器14の平滑コンデンサ36は、放電されている。また、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bは、「オフ」状態となっている。
図2は、スタートスイッチが「オン」されたときの各スイッチの動作を説明する説明図である。スタートスイッチが「オン」されると、制御部24は、図2(a)に示すように、平滑コンデンサ36の充電(プリチャージ)を開始する。具体的には、制御部24は、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30cおよび第1サブスイッチ40aを「オン」させる。
そうすると、破線の矢印A11で示すように、バッテリ12→抵抗器32→第3メインスイッチ30c→第1サブスイッチ40a→平滑コンデンサ36→第2メインスイッチ30b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、バッテリ12は、抵抗器32を通じて平滑コンデンサ36を徐々に充電する。その結果、平滑コンデンサ36のプリチャージ時の突入電流は、抵抗器32によって制限(抑制)される。
平滑コンデンサ36の充電(プリチャージ)が完了すると、平滑コンデンサ36の電圧は、バッテリ12の電圧と同程度になる。そして、制御部24は、図2(b)に示すように、第1メインスイッチ30aを「オン」させ、その後、第3メインスイッチ30cおよび第1サブスイッチ40aを「オフ」させる。そうすると、破線の矢印A12で示すように、バッテリ12→第1メインスイッチ30a→車載機器14→第2メインスイッチ30b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、車載機器14は、バッテリ12に接続されて動作が可能な状態となり、車両1は、READY-ON(IG-ON)状態となる。
ここで、バッテリ12、メインリレー16、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bは、耐久性の高いケースに収容されている。このため、車両1に衝突事故などが生じても、そのケース内のバッテリ12、メインリレー16、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bは、安全な状態に維持される。
一方、充電器20および平滑コンデンサ22は、構造上、バッテリ12等が収容されるケースに収容されないことが多い。そこで、充電器20および平滑コンデンサ22は、充電器20からバッテリ12に電力を供給しないときには、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bによってバッテリ12から切り離されて放電される。これにより、車両1では、衝突事故などが生じた際に、充電器20および平滑コンデンサ22に起因した感電事故などの二次事故が生じることを回避できる。
平滑コンデンサ22は、放電されると電位差がない状態となる。このため、充電器20をバッテリ12に接続する際、平滑コンデンサ22の電圧をバッテリ12の電圧に合わせるために、平滑コンデンサ22の充電(プリチャージ)が必要となる。
突入電流制限システム10では、車載機器14がバッテリ12に接続された状態で、平滑コンデンサ22のプリチャージが行われる。以下、平滑コンデンサ22のプリチャージについて詳細に説明する。
平滑コンデンサ22のプリチャージ前の初期状態では、図2(b)に示すように、第1メインスイッチ30aおよび第2メインスイッチ30bが「オン」となっており、第3メインスイッチ30c、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bが「オフ」となっている。つまり、初期状態において、充電器20および平滑コンデンサ22は、バッテリ12から切り離されている。
図3は、制御部24が充電要求信号「オン」を受信した後の各スイッチの動作を説明する説明図である。充電要求信号「オン」を受信する前は、図2(b)に示す初期状態となっている。制御部24は、初期状態において充電要求信号「オン」を受信すると、第3メインスイッチ30cおよび第2サブスイッチ40bを「オン」させる。
これにより、図3(a)に示すように、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30cおよび第2サブスイッチ40bは「オン」状態となり、第1サブスイッチ40aは「オフ」状態となる。図3(a)の状態は、車載機器14がバッテリ12に接続され、かつ、平滑コンデンサ22、抵抗器32およびバッテリ12が直列回路を形成する第1の状態である。
第1の状態のとき、破線の矢印A21で示すように、バッテリ12→抵抗器32→第3メインスイッチ30c→平滑コンデンサ22→第2サブスイッチ40b→第2メインスイッチ30b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、バッテリ12は、抵抗器32を通じて平滑コンデンサ22を徐々に充電する。その結果、平滑コンデンサ22のプリチャージ時の突入電流は、抵抗器32によって制限(抑制)される。
平滑コンデンサ22の充電(プリチャージ)が完了すると、平滑コンデンサ22の電圧は、バッテリ12の電圧と同程度になる。そして、平滑コンデンサ22の充電が完了すると、制御部24は、第1サブスイッチ40aを「オン」させ、その後、第3メインスイッチ30cを「オフ」させる。
これにより、図3(b)に示すように、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bは「オン」状態となり、第3メインスイッチ30cは「オフ」状態となる。図3(b)の状態は、車載機器14がバッテリ12に接続され、かつ、平滑コンデンサ22および充電器20がバッテリ12に接続される第2の状態である。
第2の状態のとき、破線の矢印A22で示すように、バッテリ12→第2メインスイッチ30b→第2サブスイッチ40b→充電器20→第1サブスイッチ40a→第1メインスイッチ30a→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、充電器20は、バッテリ12の充電を開始する。
各スイッチの状態が初期状態から第2の状態に切り替わる間、第1メインスイッチ30aおよび第2メインスイッチ30bは、「オン」状態に維持されている。
バッテリ12の充電が完了すると、制御部24は、第1サブスイッチ40aおよび第2サブスイッチ40bを「オフ」させる。これにより、各スイッチは、初期状態に戻り、充電器20および平滑コンデンサ22は、バッテリ12から切り離される。そして、平滑コンデンサ22に蓄電されていた電荷は、放電されて充電器20で消費される。
図4は、制御部24の動作を説明するフローチャートである。制御部24は、充電要求信号が「オン」となったか否かを判定する(S100)。充電要求信号が「オン」となっていない(「オフ」である)場合(S100におけるNO)、制御部24は、充電要求信号が「オン」となるまで待機する。
一方、充電要求信号が「オン」となった場合(S100におけるYES)、制御部24は、ステップS110以降の一連の処理を行う。まず、制御部24は、第3メインスイッチ30cおよび第2サブスイッチ40bを「オン」させる(S110)。これにより、各スイッチは、図3(a)に示す第1の状態となる。
次に、制御部24は、所定時間が経過したか否かを判定する(S120)。所定時間は、例えば、平滑コンデンサ22の容量と抵抗器32の抵抗値とから決まる時定数に基づいて、平滑コンデンサ22の電圧が所定電圧以上となる時間(例えば、数秒)に設定される。所定電圧は、バッテリ12の電圧と同程度(例えば、バッテリ12の電圧の95%など)に設定される。
所定時間が経過していない場合(S120におけるNO)、制御部24は、所定時間が経過するまで待機する。一方、所定時間が経過した場合(S120におけるYES)、制御部24は、第1サブスイッチ40aを「オン」させる(S130)。その後、制御部24は、第3メインスイッチ30cを「オフ」させて(S140)、一連の処理を終了する。これにより、各スイッチは、図3(b)に示す第2の状態となり、充電器20は、バッテリ12の充電を開始する。
なお、制御部24は、ステップS130の後、第3メインスイッチ30cを「オフ」させずに「オン」状態で維持させてもよい。ただし、第3メインスイッチ30cを「オフ」させた方が、充電器20からバッテリ12へ供給する電力の一部が抵抗器32で消費されることを確実に防止できるため、より好ましい。
以上のように、第1実施形態の突入電流制限システム10は、抵抗器32と第3メインスイッチ30cとが直列接続された直列要素回路38を含む。直列要素回路38の一端は、第1メインスイッチ30aのバッテリ12側端に接続され、直列要素回路38の他端は、第1サブスイッチ40aの充電器20側端に接続される。これにより、第1実施形態の突入電流制限システム10では、平滑コンデンサ22のプリチャージの前後に亘って、第1メインスイッチ30aおよび第2メインスイッチ30bを「オン」状態に維持することができる。
したがって、第1実施形態の突入電流制限システム10によれば、バッテリ12に接続される車載機器14への電力の供給を停止することなくバッテリ12を充電器20に接続することが可能となる。
例えば、車載機器14がエアコンプレッサである場合、突入電流制限システム10では、充電器20を介したバッテリ12の充電が開始される際に、冷風または暖風の送出を継続させることができる。また、車載機器14が商用周波数の交流電力を発生させるインバータである場合、突入電流制限システム10では、充電器20を介したバッテリ12の充電が開始される際に、配線用差込接続器に接続される家電製品などの使用を継続させることができる。このため、突入電流制限システム10では、冷風または暖風が一時的に停止したり、家電製品が一時的に停止することで、車両1の搭乗者等を不快にさせてしまうような事態を回避できる。
また、第1実施形態の突入電流制限システム10では、スイッチの数が最小限であるため、突入電流制限システム10をコンパクトに構成することができる。
また、第1実施形態では、第3メインスイッチ30cのバッテリ12側端に抵抗器32が直列接続されていた。しかし、図5の突入電流制限システム100のように、直列要素回路38を構成する抵抗器32および第3メインスイッチ30cの接続順を入れ替えてもよい。具体的には、第3メインスイッチ30cの一端が第1メインスイッチ30aのバッテリ12側端に接続され、第3メインスイッチ30cの他端が抵抗器32の一端に接続され、抵抗器32の他端が第1サブスイッチ40aの充電器20側端に接続されてもよい。
また、第1実施形態において、第1メインスイッチ30aは、バッテリ12の正極に接続され、第3メインスイッチ30cは、抵抗器32を介してバッテリ12の正極に接続され、第2メインスイッチ30bは、バッテリ12の負極に接続されていた。しかし、第1メインスイッチ30aは、バッテリ12の負極に接続され、第3メインスイッチ30cは、抵抗器32を介してバッテリ12の負極に接続され、第2メインスイッチ30bは、バッテリ12の正極に接続されてもよい。つまり、第1実施形態において、バッテリ12の極性を反転してもよい。この場合、電流の流れる方向が逆になるが、各スイッチの動作は、上述した動作と同様である。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態による突入電流制限システム200の構成を示す概略図である。第2実施形態の突入電流制限システム200は、メインリレー16に代えてメインリレー216を有し、第1サブスイッチ40a、第2サブスイッチ40bに代えて、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240b、第3サブスイッチ240cを有し、制御部24に代えて制御部224を有する点において第1実施形態の突入電流制限システム10と異なる。メインリレー216は、第1メインスイッチ30a、第2メインスイッチ30b、第3メインスイッチ30c、抵抗器32に代えて、第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第3メインスイッチ230c、抵抗器232を有する点においてメインリレー16と異なる。
したがって、第1実施形態と機能が等しい構成要素については、その詳細な説明を省略し、機能が異なる第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第3メインスイッチ230c、抵抗器232、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240b、第3サブスイッチ240c、制御部224について詳述する。以下、第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第3メインスイッチ230c、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240b、第3サブスイッチ240cを総称して、単にスイッチと呼ぶことがある。
第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第3メインスイッチ230c、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240b、第3サブスイッチ240cは、例えば、リレースイッチであるが、半導体スイッチなどであってもよい。
第1メインスイッチ230aは、一端がバッテリ12の正極に接続されており、他端が正側直流母線34pを介して車載機器14に接続されている。第2メインスイッチ230bは、一端がバッテリ12の負極に接続されており、他端が負側直流母線34nを介して車載機器14に接続されている。
第3メインスイッチ230cは、一端が第1メインスイッチ230aのバッテリ12側端(バッテリ12の正極)に接続され、他端が抵抗器232の一端に接続されている。抵抗器232の他端は、第1メインスイッチ230aの車載機器14側端(正側直流母線34p)に接続されている。つまり、メインリレー216は、抵抗器232と第3メインスイッチ230cとが直列接続された直列要素回路238を含む。そして、直列要素回路238は、第1メインスイッチ230aに並列接続されている。
第1サブスイッチ240aは、一端が抵抗器232の第3メインスイッチ230c側端(抵抗器232と第3メインスイッチ230cとの接続ノード)に接続され、他端が充電器20に接続されている。第2サブスイッチ240bは、一端が第2メインスイッチ230bの車載機器14側端(負側直流母線34n)に接続され、他端が充電器20に接続されている。
第3サブスイッチ240cは、一端が抵抗器232の第1メインスイッチ230a側端(正側直流母線34p)に接続され、他端が抵抗器232の第3メインスイッチ230c側端に接続されている。つまり、第3サブスイッチ240cは、抵抗器232に並列接続されている。
抵抗器232は、平滑コンデンサ36の充電(プリチャージ)時および平滑コンデンサ22の充電(プリチャージ)時に利用される。抵抗器232は、平滑コンデンサ36および平滑コンデンサ22のプリチャージ時の突入電流を制限するための所定の抵抗値を有する。抵抗器232の抵抗値は、バッテリ12の電圧、平滑コンデンサ36の充電時間(プリチャージ時間)、平滑コンデンサ22の充電時間(プリチャージ時間)等から設定される。
制御部224は、中央処理装置、プログラム等が格納されたROM、ワークエリアとしてのRAM等を含む半導体集積回路から構成される。制御部224は、車両1のスタートスイッチ(図示略)の操作および充電要求信号などに基づいて、第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第3メインスイッチ230c、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240b、第3サブスイッチ240cの開閉(オンオフ)を制御する。また、制御部224は、車載機器14の動作を制御する。
図6では、スタートスイッチが「オフ」されており、車両1がREADY-OFF(IG-OFF)状態である場合が示されている。この場合、図6に示すように、第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第3メインスイッチ230cは、全て「オフ(開)」状態となっており、車載機器14の平滑コンデンサ36は、放電されている。また、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240bおよび第3サブスイッチ240cは、「オフ」状態となっている。
図7は、スタートスイッチが「オン」されたときの各スイッチの動作を説明する説明図である。スタートスイッチが「オン」されると、制御部224は、図7(a)に示すように、平滑コンデンサ36の充電(プリチャージ)を開始する。具体的には、制御部224は、第2メインスイッチ230bおよび第3メインスイッチ230cを「オン」させる。
そうすると、破線の矢印A31で示すように、バッテリ12→第3メインスイッチ230c→抵抗器232→平滑コンデンサ36→第2メインスイッチ230b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、バッテリ12は、抵抗器232を通じて平滑コンデンサ36を徐々に充電する。その結果、平滑コンデンサ36のプリチャージ時の突入電流は、抵抗器232によって制限(抑制)される。
平滑コンデンサ36の充電(プリチャージ)が完了すると、平滑コンデンサ36の電圧は、バッテリ12の電圧と同程度になる。そして、制御部224は、図7(b)に示すように、第1メインスイッチ230aを「オン」させ、その後、第3メインスイッチ230cを「オフ」させる。そうすると、破線の矢印A32で示すように、バッテリ12→第1メインスイッチ230a→車載機器14→第2メインスイッチ230b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、車載機器14は、バッテリ12に接続されて動作が可能な状態となり、車両1は、READY-ON(IG-ON)状態となる。
突入電流制限システム200では、車載機器14がバッテリ12に接続された状態で、平滑コンデンサ22のプリチャージが行われる。以下、平滑コンデンサ22のプリチャージについて詳細に説明する。
平滑コンデンサ22のプリチャージ前の初期状態では、図7(b)に示すように、第1メインスイッチ230aおよび第2メインスイッチ230bが「オン」となっており、第3メインスイッチ230c、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240bおよび第3サブスイッチ240cが「オフ」となっている。つまり、初期状態において、充電器20および平滑コンデンサ22は、バッテリ12から切り離されている。
図8は、制御部224が充電要求信号「オン」を受信した後の各スイッチの動作を説明する説明図である。充電要求信号「オン」を受信する前は、図7(b)に示す初期状態となっている。制御部224は、初期状態において充電要求信号「オン」を受信すると、第1サブスイッチ240aおよび第2サブスイッチ240bを「オン」させる。
これにより、図8(a)に示すように、第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第1サブスイッチ240aおよび第2サブスイッチ240bは「オン」状態となり、第3メインスイッチ230cおよび第3サブスイッチ240cは「オフ」状態となる。図8(a)の状態は、車載機器14がバッテリ12に接続され、かつ、平滑コンデンサ22、抵抗器232およびバッテリ12が直列回路を形成する第3の状態である。
第3の状態のとき、破線の矢印A41で示すように、バッテリ12→第1メインスイッチ230a→抵抗器232→第1サブスイッチ240a→平滑コンデンサ22→第2サブスイッチ240b→第2メインスイッチ230b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、バッテリ12は、抵抗器232を通じて平滑コンデンサ22を徐々に充電する。その結果、平滑コンデンサ22のプリチャージ時の突入電流は、抵抗器232によって制限(抑制)される。
平滑コンデンサ22の充電(プリチャージ)が完了すると、平滑コンデンサ22の電圧は、バッテリ12の電圧と同程度になる。そして、平滑コンデンサ22の充電が完了すると、制御部224は、第3サブスイッチ240cを「オン」させる。これにより、抵抗器232の両端は、第3サブスイッチ240cによって電気的に接続される。
そうすると、図8(b)に示すように、第1メインスイッチ230a、第2メインスイッチ230b、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240bおよび第3サブスイッチ240cは「オン」状態となり、第3メインスイッチ230cは「オフ」状態となる。図8(b)の状態は、車載機器14がバッテリ12に接続され、かつ、平滑コンデンサ22および充電器20がバッテリ12に接続される第4の状態である。
第4の状態のとき、破線の矢印A42で示すように、バッテリ12→第2メインスイッチ230b→第2サブスイッチ240b→充電器20→第1サブスイッチ240a→第3サブスイッチ240c→第1メインスイッチ230a→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、充電器20は、バッテリ12の充電を開始する。この際、抵抗器232を通る電流経路よりも第3サブスイッチ240cを通る電流経路の方が、電気抵抗が大幅に低いため、充電器20からバッテリ12に供給される電力は、第3サブスイッチ240cを通る電流経路(破線の矢印A42)に沿って送られる。
各スイッチの状態が初期状態から第4の状態に切り替わる間、第1メインスイッチ230aおよび第2メインスイッチ230bは、「オン」状態に維持されている。
バッテリ12の充電が完了すると、制御部224は、第1サブスイッチ240a、第2サブスイッチ240bおよび第3サブスイッチ240cを「オフ」させる。これにより、各スイッチは、初期状態に戻り、充電器20および平滑コンデンサ22は、バッテリ12から切り離される。そして、平滑コンデンサ22に蓄電されていた電荷は、放電されて充電器20で消費される。
図9は、制御部224の動作を説明するフローチャートである。制御部224は、充電要求信号が「オン」となったか否かを判定する(S200)。充電要求信号が「オン」となっていない(「オフ」である)場合(S200におけるNO)、制御部224は、充電要求信号が「オン」となるまで待機する。
一方、充電要求信号が「オン」となった場合(S200におけるYES)、制御部224は、ステップS210以降の一連の処理を行う。まず、制御部224は、第1サブスイッチ240aおよび第2サブスイッチ240bを「オン」させる(S210)。これにより、各スイッチは、図8(a)に示す第3の状態となる。
次に、制御部224は、所定時間が経過したか否かを判定する(S220)。所定時間は、例えば、平滑コンデンサ22の容量と抵抗器232の抵抗値とから決まる時定数に基づいて、平滑コンデンサ22の電圧が所定電圧以上となる時間(例えば、数秒)に設定される。所定電圧は、バッテリ12の電圧と同程度(例えば、バッテリ12の電圧の95%など)に設定される。
所定時間が経過していない場合(S220におけるNO)、制御部224は、所定時間が経過するまで待機する。一方、所定時間が経過した場合(S220におけるYES)、制御部224は、第3サブスイッチ240cを「オン」させて(S230)、一連の処理を終了する。これにより、各スイッチは、図8(b)に示す第4の状態となり、充電器20は、バッテリ12の充電を開始する。
以上のように、第2実施形態の突入電流制限システム200では、抵抗器232と第3メインスイッチ230cとが直列接続された直列要素回路238が、第1メインスイッチ230aに並列接続されている。第1サブスイッチ240aは、抵抗器232と第3メインスイッチ230cとの接続ノードに接続されている。第3サブスイッチ240cは、抵抗器232に並列接続されている。これにより、第2実施形態の突入電流制限システム200では、平滑コンデンサ22のプリチャージの前後に亘って、第1メインスイッチ230aおよび第2メインスイッチ230bを「オン」状態に維持することができる。
したがって、第2実施形態の突入電流制限システム200によれば、第1実施形態と同様に、バッテリ12に接続される車載機器14への電力の供給を停止することなくバッテリ12を充電器20に接続することが可能となる。
なお、制御部224は、平滑コンデンサ36のプリチャージ完了時に、第3メインスイッチ230cを「オフ」させていた。しかし、制御部224は、平滑コンデンサ36のプリチャージ完了時に第3メインスイッチ230cを「オフ」させずに「オン」状態で維持させてもよい。この場合、制御部224は、平滑コンデンサ22のプリチャージの際に、第1サブスイッチ240aおよび第2サブスイッチ240bを「オン」させる前に、第3メインスイッチ230cを「オフ」させてもよい。
また、第2実施形態では、抵抗器232のバッテリ12側端に第3メインスイッチ230cが接続されていた。しかし、図10の突入電流制限システム300のように、直列要素回路238を構成する抵抗器232および第3メインスイッチ230cの接続順を入れ替えてもよい。具体的には、抵抗器232の一端が第1メインスイッチ230aのバッテリ12側端に接続され、抵抗器232の他端が第3メインスイッチ230cの一端に接続され、第3メインスイッチ230cの他端が第1メインスイッチ230aの車載機器14側端に接続されてもよい。
例えば、図10の突入電流制限システム300において、制御部224は、充電要求信号「オン」を受信すると、第1サブスイッチ240aおよび第2サブスイッチ240bを「オン」させる。なお、このとき、第1メインスイッチ230aおよび第2メインスイッチ230bは、「オン」状態となっており、第3メインスイッチ230cおよび第3サブスイッチ240cは、「オフ」状態となっている。そうすると、バッテリ12→抵抗器232→第1サブスイッチ240a→平滑コンデンサ22→第2サブスイッチ240b→第2メインスイッチ230b→バッテリ12の順の電流経路が形成される。これにより、平滑コンデンサ22のプリチャージを行うことができる。
また、第2実施形態において、第1メインスイッチ230aおよび第3メインスイッチ230cは、バッテリ12の正極に接続され、第2メインスイッチ230bは、バッテリ12の負極に接続されていた。しかし、第1メインスイッチ230aおよび第3メインスイッチ230cは、バッテリ12の負極に接続され、第2メインスイッチ230bは、バッテリ12の正極に接続されてもよい。つまり、第2実施形態において、バッテリ12の極性を反転してもよい。この場合、電流の流れる方向が逆になるが、各スイッチの動作は、上述した動作と同様である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、バッテリに接続されるコンデンサの充電時に流れる突入電流を制限する突入電流制限システムに利用できる。
10、100、200、300 突入電流制限システム
12 バッテリ
14 車載機器
20 充電器
22 平滑コンデンサ
30a、230a 第1メインスイッチ
30b、230b 第2メインスイッチ
30c、230c 第3メインスイッチ
32、232 抵抗器
38、238 直列要素回路
40a、240a 第1サブスイッチ
40b、240b 第2サブスイッチ
240c 第3サブスイッチ

Claims (1)

  1. バッテリと、
    前記バッテリとの間で電力の授受を行う車載機器と、
    一端が前記バッテリの一方の極に接続され、他端が前記車載機器に接続される第1メインスイッチと、
    一端が前記バッテリの他方の極に接続され、他端が前記車載機器に接続される第2メインスイッチと、
    一端が前記第1メインスイッチの前記車載機器側端に接続される第1サブスイッチと、
    一端が前記第2メインスイッチの前記車載機器側端に接続される第2サブスイッチと、
    前記第1サブスイッチの他端および前記第2サブスイッチの他端に接続され、外部から受電した電力を前記バッテリに供給する充電器と、
    前記充電器の出力端に並列接続される平滑コンデンサと、
    抵抗器と第3メインスイッチとが直列接続された直列要素回路と、
    を備え、
    前記直列要素回路の一端が前記第1メインスイッチの前記バッテリ側端に接続され、前記直列要素回路の他端が前記第1サブスイッチの前記充電器側端に接続される突入電流制限システム。
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