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JP7243723B2 - 画像表示装置及び投射光学系 - Google Patents

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JP7243723B2 JP2020527406A JP2020527406A JP7243723B2 JP 7243723 B2 JP7243723 B2 JP 7243723B2 JP 2020527406 A JP2020527406 A JP 2020527406A JP 2020527406 A JP2020527406 A JP 2020527406A JP 7243723 B2 JP7243723 B2 JP 7243723B2
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Description

本技術は、例えばプロジェクタ等の画像表示装置、及び投射光学系に関する。
従来、スクリーン上に投射画像を表示する投射型の画像表示装置として、プロジェクタが広く知られている。最近では、投射空間が小さくても大画面を表示できる超広角のフロント投射型プロジェクタの需要が高まってきている。このプロジェクタを用いれば、スクリーンに対して斜めかつ広角に打ち込むことで、限定された空間において大画面を投射することが可能となる。
特許文献1に記載の超広角の投射型プロジェクタでは、投射光学系に含まれる一部の光学部品を移動させることで、スクリーン上に投射される投射画像を移動させる画面シフトが可能となっている。この画面シフトを用いることで、画像位置等の微調整が容易に実行可能となっている(特許文献1の明細書段落[0023][0024]等)。
特許第5365155号公報
今後とも超広角に対応したプロジェクタは普及していくものと考えられ、装置の小型化・高性能化を実現するための技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、超広角に対応可能であり、装置の小型化・高性能化を実現可能な画像表示装置、及び投射光学系を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る画像表示装置は、光源と、画像生成部と、投射光学系とを具備する。
前記画像生成部は、前記光源から出射される光を変調して画像光を生成する。
前記投射光学系は、第1のレンズ系と、第1の反射光学系と、第2のレンズ系と、第2の反射光学系とを有する。
前記第1のレンズ系は、全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる。
前記第1の反射光学系は、前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する。
前記第2のレンズ系は、全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる。
前記第2の反射系は、前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する。
また画像表示装置は、前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
5×10-7<α1<3×10-5
の関係を満たすように構成されている。
この画像表示装置では、第1のレンズ系により屈折された画像光が、第1及び第2の反射面の各々により折り返して反射される。これにより投射光学系を大型化することなく、画像光の光路長を十分に確保することが可能となる。この結果、装置の小型化を実現することが可能となる。また第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数が上記の条件式にて規定される。これにより、環境変化の影響を十分に抑えることが可能となり、高性能化が実現される。
前記画像表示装置は、前記第2の反射面が形成される第2の光学部品の線膨張係数をα2とすると、
5×10-7<α2<3×10-5
の関係を満たすように構成されていてもよい。
前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品の少なくとも一方は、ガラスにより構成されてもよい。
前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品は、ガラスにより構成されてもよい。
前記第1の光学部品は、前記第1の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有してもよい。この場合、前記第1の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第2のレンズ系として機能してもよい。
前記第2の光学部品は、前記第2の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有してもよい。この場合、前記第2の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第1のレンズ系として機能してもよい。
前記投射光学系は、所定の基準軸を基準として構成されてもよい。この場合、前記第1のレンズ系は、前記画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記画像光を屈折させて前記第1の反射面へ出射する出射面とを有し、前記第1の反射面に最も近い位置に配置される直近の光学部品を有してもよい。
また画像表示装置は、前記基準軸からの光線高さをh、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記入射面の形状を表す関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数をZ'f(h)、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記出射面の形状を表す関数Zr(h)を光線高さで微分した導関数をZ'r(h)、前記入射面に対して前記基準軸から最も離れた位置に入射する最外入射光の前記入射面への入射位置に対応する光線高さをhmax1、前記最外入射光が前記出射面から出射される出射位置に対応する光線高さをhmax2とすると、
1<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<45
の関係を満たすように構成されていてもよい。
前記最外入射光は、前記画像生成部の前記基準軸から最も離れた位置から出射される光であってもよい。
前記直近の光学部品の前記入射面及び前記出射面の少なくとも一方は、非球面であってもよい。
前記直近の光学部品の前記入射面及び前記出射面は、非球面であってもよい。
前記直近の光学部品は、プラスチックにより構成されてもよい。
前記画像表示装置は、前記第1のレンズ系に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、正の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、
-5<dn/dT<5
の関係を満たすように構成されていてもよい。
前記画像表示装置は、前記第1のレンズ系に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、負の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、
-5<dn/dT<5
の関係を満たすように構成されていてもよい。
前記第1のレンズ系に含まれる、前記直近の光学部品を除く全ての光学部品は、プラスチックとは異なる材料により構成されてもよい。
前記基準軸は、前記第1のレンズ系に含まれる前記画像生成部に最も近い位置に配置されるレンズの光軸を延長した軸であってもよい。
前記投射光学系は、前記投射光学系に含まれる全ての光学部品の各々の光軸が、前記基準軸に一致するように構成されてもよい。
前記凹面反射面は、回転対称軸が前記基準軸に一致するように構成されてもよい。この場合、前記第1の反射面及び前記第2の反射面の各々は、凹面反射面であり、回転対称軸が前記基準軸に一致するように構成されてもよい。
第2の反射光学系は、前記被投射物に含まれる平面部分に前記画像光により構成される画像を結像してもよい。
本技術の一形態に係る投射光学系は、光源から出射される光を変調して生成された画像光を投射する投射光学系であって、前記第1のレンズ系と、前記第1の反射光学系と、前記第2のレンズ系と、前記第2の反射光学系とを具備する。
また投射光学系は、前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
5×10-7<α1<3×10-5
の関係を満たすように構成されている。
以上のように、本技術によれば、超広角に対応可能であり、装置の小型化・高性能化を実現することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
超広角対応の液晶プロジェクタの他の利点を説明するための概略図である。 第1の実施形態に係る投射型の画像表示装置の構成例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る投射光学系の概略構成例を示す光路図である。 条件式3を説明するための模式図である。 画像投影に関するパラメータの一例を示す表である。 図5に示すパラメータを説明するための模式図である。 画像表示装置のレンズデータである。 投射光学系に含まれる光学部品の非球面係数の一例を示す表である。 条件式(1)~(5)で用いられるパラメータの数値を示す表である。 第2の実施形態に係る投射光学系の概略構成例を示す光路図である。 画像表示装置のレンズデータである。 投射光学系に含まれる光学部品の非球面係数の一例を示す表である。 条件式(1)~(5)で用いられるパラメータの数値を示す表である。 他の実施形態に係る投射光学系の概略構成例を示す光路図である。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[投射型の画像表示装置の概要]
投射型の画像表示装置の概要について、液晶プロジェクタを例に挙げて簡単に説明する。液晶プロジェクタは、光源から照射される光を空間的に変調することで、映像信号に応じた光学像(画像光)を形成する。光の変調には、画像変調素子である液晶表示素子等が用いられる。例えばRGBのそれぞれに対応するパネル状の液晶表示素子(液晶パネル)を備えた、三板式の液晶プロジェクタが用いられる。
光学像は、投射光学系により拡大投影され、スクリーン上に表示される。ここでは投射光学系が、例えば半画角が70°近辺となる超広角に対応しているものとして説明を行う。もちろんこの角度に限定される訳ではない。
超広角に対応する液晶プロジェクタでは、小さい投射空間であっても大画面を表示することが可能である。すなわち液晶プロジェクタとスクリーンとの距離が短い場合でも、拡大投影が可能である。これにより以下のような利点が発揮される。
液晶プロジェクタをスクリーンに近接して配置することができるので、液晶プロジェクタからの光が人間の目に直接入る可能性を十分に抑制することが可能であり、高い安全性が発揮される。
画面(スクリーン)に人間等の影が映らないため、効率的なプレゼンテーションが可能である。
設置場所の選択の自由度が高く、狭い設置空間や障害物が多い天井等にも、簡単に設置可能である。
壁に設置して使用することで、天井に設置する場合と比べてケーブルの引き回し等のメンテナンスが容易である。
例えば打ち合わせスペース、教室、及び会議室等のセッティングの自由度を増やすことが可能である。
図1は、超広角対応の液晶プロジェクタの他の利点を説明するための概略図である。図1に示すように、テーブル上に超広角対応の液晶プロジェクタ1を設置することで、同じテーブル上に、拡大された画像2を投影することが可能となる。このような使い方も可能であり、空間を効率的に利用することができる。
最近では、学校や職場等での電子黒板(Interactive White Board)等の普及に伴い、超広角対応の液晶プロジェクタの需要が高まっている。またデジタルサイネージ(電子広告)等の分野でも同様の液晶プロジェクタが使われている。なお電子黒板としては、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)といった技術を用いることも可能である。これらと比較して、超広角対応の液晶プロジェクタを用いることで、コストを抑えて大画面を提供することが可能となる。なお超広角対応の液晶プロジェクタは、短焦点プロジェクタや超短焦点プロジェクタ等とも呼ばれる。
<第1の実施形態>
[画像表示装置]
図2は、本技術の第1の実施形態に係る投射型の画像表示装置の構成例を示す概略図である。画像表示装置100は、光源10、照明光学系20、及び投射光学系30を含む。
光源10は、照明光学系20に対して光束を発するように配置される。光源10としては、例えば高圧水銀ランプ等が使用される。その他、LED(Light Emitting Diode)やLD(Laser Diode)等の固体光源が用いられてもよい。
照明光学系20は、光源10から発せられた光束を、1次像面となる画像変調素子(液晶パネルP)の面上に均一照射するようになっている。照明光学系20では、光源10からの光束が、2つのフライアイレンズFLと、偏光変換素子PSと、集光レンズLとを順に通り、偏光のそろった均一な光束に変換される。
集光レンズLを通った光束は、特定の波長帯域の光だけを反射するダイクロイック・ミラーDMによって、RGBの各色成分光にそれぞれ分離される。RGBの各色成分光は、全反射ミラーMやレンズL等を介して、RGBの各色に対応して設けられた液晶パネルP(画像変調素子)に入射される。そして、各液晶パネルPにより、映像信号に応じた光変調が行われる。光変調された各色成分光がダイクロイック・プリズムPPによって合成され、画像を構成する画像光が生成される。そして生成された画像光が投射光学系30に向けて出射される。
照明光学系20を構成する光学部品等は限定されず、上で述べた光学部品とは異なる光学部品が用いられてもよい。例えば画像変調素子として、透過型の液晶パネルPに代えて、反射型の液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等が用いられてもよい。また例えば、ダイクロイック・プリズムPPに代えて、偏光ビームスプリッタ(PBS)、RGB各色の映像信号を合成する色合成プリズム、又はTIR(Total Internal Reflection)プリズム等が用いられてもよい。本実施形態において、照明光学系20は、画像生成部に相当する。
投射光学系30は、照明光学系20から出射された画像光を調節し、2次像面となるスクリーン上への拡大投影を行う。すなわち、投射光学系30により、1次像面(液晶パネルP)の画像情報が調節され、2次像面(スクリーン)に拡大投影される。
本実施形態においてスクリーンは被投射物に相当し、スクリーンの画像が投射される部分が被投射物の平面部分に相当する。その他、被投射物は限定されず、図1に示すようなテーブルや建物等の壁等、任意の被投射物への画像の表示に、本技術は適用可能である。
図3は、第1の実施形態に係る投射光学系の概略構成例を示す光路図である。ここでは、照明光学系20の液晶パネルP及びダイクロイック・プリズムPPが模式的に図示されている。
以下、ダイクロイック・プリズムPPから投射光学系に出射される画像光の出射方向をZ方向とする。また1次像面(液晶パネルP)の横方向をX方向とし、縦方向をY方向とする。当該X及びY方向は、2次像面(スクリーン)に拡大投影される画像の横方向及び縦方向に対応する方向となる。
また便宜的に、投射光学系を側方から見ているとして、図中のZ方向を左右方向、Y方向を上下方向として説明を行う場合がある。もちろん画像光の進行方向がこの方向に限定される訳ではなく、画像表示装置100の向きや姿勢等に応じて画像光の進行方向は定まる。
投射光学系30は、第1のレンズ系L1と、第1の反射光学系R1と、第2のレンズ系L2と、第2の反射光学系R2とを含む。第1のレンズ系L1は、全体で正の屈折力を有し、照明光学系20により生成された画像光を屈折させる。
本実施形態では、照明光学系20に最も近い位置に配置されるレンズL11の画像光が入射する入射面F1から、第1の反射面Mr1に最も近い位置に配置されるレンズL12(以下、直近のレンズL12と記載する)の画像光が出射される出射面F2までが、第1のレンズ系L1として機能する。
図3に示すように、第1のレンズ系L1は、Z方向に延在する基準軸(以下、この基準軸を光軸Oと記載する)を基準として構成される。具体的には、第1のレンズ系L1は、第1のレンズ系L1に含まれる1以上の光学部品の各々の光軸が、基準軸である光軸Oと略一致するように構成される。
光学部品の光軸は、典型的には、光学部品のレンズ面や反射面等の光学面の中央を通る軸である。例えば光学部品の光学面が回転対称軸を有する場合には、その回転対称軸が光軸に相当する。なお直近のレンズL12のように、自身の光軸が光軸Oと略一致するように配置された光学部品の、画像光が入射する領域である有効領域を含む一部分のみが使用される場合もあり得る。光学部品の一部分を用いることで、投射光学系30の小型化を図ることが可能となる。
本実施形態では、光軸Oは、第1のレンズ系L1に含まれる、照明光学系20に最も近い位置に配置されたレンズL11の光軸(回転対称軸)を延長した軸である。すなわちレンズL11の光軸を延長した軸上に、他の光学部品が配置される。
なお画像光は、光軸Oから垂直方向(上下方向)にオフセットされた位置から、光軸Oに沿って出射される。本実施形態において、光軸Oに沿った方向を、第1のレンズ系L1の光路進行方向ということも可能である。
第1の反射光学系R1は、第1の反射面Mr1、及び第2の反射面Mr2を有する。本実施形態では、この2つの反射面が、第1の反射光学系R1として機能する。
第1の反射面Mr1は、光軸Oの下方側に配置され、第1のレンズ系L1により屈折された画像光を折り返して反射する。具体的には、左側から入射する画像光を、左上方に向けて折り返して反射する。
本実施形態では、回転対称軸が光軸Oに略一致するように、第1の光学部品R11が配置される。第1の光学部品R11は、回転対称非球面F3及びF4を有している。第1の反射面Mr1は、第1の光学部品R11の非球面F3内の、第1のレンズ系L1から出射される画像光が入射する領域に形成される。
第2の反射面Mr2は、光軸Oの上方側に配置され、第1の反射面Mr1により反射された画像光を折り返して、第2のレンズ系L2に向けて反射する。具体的には、右下方から入射する画像光を、右側に向けて折り返して反射する。
本実施形態では、回転対称軸が光軸Oに略一致するように、第2の光学部品R12が配置される。第2の光学部品R12は、回転対称面F5及びF6を有している。第2の反射面Mr2は、第2の光学部品R12の回転対称面F5内の、第1の反射面Mr1により反射された画像光が入射する領域に形成される。
なお図3に示すように、第2の光学部品R12の回転対称面F5及びF6内には、レンズL11側から出射される画像光を透過させる透過面Tr1及びTr2がそれぞれ形成される。透過面Tr1及びTr2は、第2の光学部品R12の第2の反射面Mr2とは異なる領域に形成される。透過面Tr1及びTr2は、第1のレンズ系L1として機能する。
このように、1つの光学部品により、第1のレンズ系L1として機能する光学面(透過面Tr1及びTr2)と、第1の反射光学系R1として機能する光学面(第2の反射面Mr2)とが、実現されてもよい。これにより、投射光学系30の小型化を図ることが可能となる。また回転対称軸を有する第2の光学部品R12を用いることで、投射光学系30の組み立て精度を向上させることが可能となる。
第1の光学部品R11についても同様に、非球面F3及びF4内に、第2の反射面Mr2により反射された画像光を透過させる透過面Tr3及びTr4がそれぞれ形成される。透過面Tr3及びTr4は、第1の光学部品R11の第1の反射面Mr1とは異なる領域に形成される。透過面Tr3及びTr4は、第2のレンズ系L2として機能する。
このように1つの光学部品により、異なる光学系の光学面をそれぞれ実現することで、投射光学系30の小型化を図ることが可能となる。また投射光学系30の組み立て精度を向上させることが可能となる。
なお、1つの光学部品に反射面と透過面とを形成する方法は限定されない。例えば透明アクリルやガラス等の光透過材料の所定の領域にアルミニウム等からなる反射膜を成膜することで、所定の領域を反射面として実現することが可能となる。また透過面となる領域に反射防止膜を成膜することで、光量の損失等を抑えることも可能となる。その他、任意の方法が採用されてよい。
第2のレンズ系L2は、全体で正の屈折率を有し、第1の反射光学系R1により反射された画像光、すなわち第2の反射面Mr2により反射された画像光を屈折させる。本実施形態では、第1の光学部品R11に形成された透過面Tr3から第2の反射光学系R2に最も近い位置に配置されるレンズL21の画像光が出射される出射面F7までが、第2のレンズ系L2として機能する。
第2のレンズ系L2は、光軸Oを基準として構成される。具体的には、第2のレンズ系L2は、第2のレンズ系L2に含まれる1以上の光学部品の各々の光軸が、基準軸である光軸Oと略一致するように構成される。
第2の反射光学系R2は、凹面反射面Mr3を有する。本実施形態では、この凹面反射面Mr3が、第2の反射光学系R2として機能する。
凹面反射面Mr3は、第2のレンズ系L2により屈折された画像光をスクリーンに向けて反射する。凹面反射面Mr3は、回転対称軸が光軸Oに一致するように構成された回転対称非球面であり、画像光が入射する領域である有効領域を含む一部分のみで構成されている。すなわち回転対称非球面の全体を配置するのではなく、回転対称非球面の必要な部分のみが配置されている。これにより装置の小型化を実現することが可能となる。
図3に示すように、本実施形態では、共通の光軸O上に、第1のレンズ系L1、第1の反射光学系R1、第2のレンズ系L2、及び第2の反射光学系R2が構成される。すなわち照明光学系20に最も近い位置に配置されるレンズL11の光軸(回転対称軸)を延長した軸が、各々の光軸(回転対称軸)と略一致するように、第1のレンズ系L1、第1及び第2の反射面Mr1及びMr2、第2のレンズ系L2、及び凹面反射面Mr3が構成される。これによりY方向におけるサイズを小さくすることが可能となり、装置の小型化を図ることが可能となる。
このように投射光学系30全体が、光軸Oを基準として構成されてもよい。すなわち投射光学系30に含まれる全ての光学部品の各々の光軸が、基準軸である光軸Oと略一致するように構成されてもよい。もちろんこれに限定されず、光軸が光軸Oからオフセットされた光学部品が、投射光学系30に含まれてもよい。
本実施形態において、透過面Tr1及びTr2は、第2の光学部品R12の1以上の透過面に相当する。また透過面Tr3及びTr4は、第1の光学部品R11の1以上の透過面に相当する。第1及び第2の光学部品R11及びR12に形成される透過面の数は限定されず、3以上の透過面が形成されてもよい。また直近のレンズL12は、直近の光学部品に相当する。
図3を参照して、画像光の光路について説明する。図3では、ダイクロイック・プリズムPPから投射光学系30に出射される画像光のうち、3つの画素光C1、C2、C3の光路が図示されている。
後に、図6を参照して説明するが、画素光C1は、液晶パネルPの中央の画素から出射される画素光に相当する。以下、画素光C1を、主光線C1として説明を行う場合がある。画素光C2は、液晶パネルPの中央の最も光軸Oに近い画素から出射される画素光に相当する。画素光C3は、液晶パネルPの中央の最も光軸Oから遠い画素から出射される画素光に相当する。
すなわち本実施形態では、画素光C2は、液晶パネルPの光軸Oに最も近い画素から出射される画素光に相当する。また画素光C3は、光軸Oに最も近い画素から液晶パネルPの中央の画素を結ぶ直線上に位置し光軸Oから最も遠い画素から出射される画素光に相当する。
光軸Oから上方にオフセットした位置から、光軸Oに沿って投射光学系30に出射された画像光は、第1のレンズ系L1内で光軸Oと交差して、下方側へ進む。そして第1のレンズ系L1から出射された画像光は、第1の反射面Mr1により左上方に折り返され、再び光軸Oと交差する。
左上方に折り返された画像光は、第2の反射面Mr2により折り返され、第2のレンズ系L2に向けて反射される。そして画像光は、再び光軸Oと交差して右下方へ進む。右下方へ進む画像光は、凹面反射面Mr3により反射され、再び光軸Oと交差して、スクリーンに向けて進む。
このように本実施形態では、主光線C1が光軸Oと4回交差するように、画像光の光路が構成される。これにより、凹面反射面Mr3までの画像光の光路を、光軸Oの近傍で構成することが可能となる。この結果、Y方向における投射光学系30のサイズを小さくすることが可能となり、装置の小型化を図ることが可能となる。
また第1及び第2の反射面Mr1及びMr2の各々により、画像光が折り返して反射される。これにより画像光の光路長を十分に確保することが可能となる。この結果、X方向における装置のサイズを小さくすることが可能となり、装置の小型化を図ることが可能となる。
また本実施形態に係る投射光学系30では、照明光学系20に含まれるダイクロイック・プリズムPPから凹面反射面Mr3までの間に、複数の中間像(図示は省略)が結像される。中間像とは、画像光より構成される画像の中間像である。これにより超広角で画像光を投射することが可能である。例えばプロジェクタとスクリーンとの距離が短い場合でも大画面を表示することが可能である。
凹面反射面Mr3により、平面状のスクリーンに高精度の画像を結像させるためには、照明光学系20により生成された画像を光学的に適正に補正して、凹面反射面Mr3に導くことが重要となる。本実施形態では、第1及び第2の反射面Mr1及びMr2により、画像光の光路長を十分に確保することが可能であるので、画像の光学的な補正を精度よく行うことが可能である。すなわち適正な中間像を生成することが可能となり、高精度の画像を容易にスクリーンに結像させることが可能である。
また光路長が十分に確保されるので、適正な中間像を生成するために必要な光学的な負荷を抑えることが可能となり、投射光学系30に含まれる各光学部品の光学的なパワーを抑えることが可能である。この結果、各光学部品の小型化を図ることが可能となり、装置全体の小型化を実現することが可能となる。
また投射光学系30内にて複数の中間像が結像されるので、最適な中間像を精度よく生成することが可能となる。この結果、凹面反射面Mr3により精度の高い画像をスクリーンに表示させることが可能となる。このように本実施形態に係る投射光学系30を用いることで、装置の高性能化を実現することが可能となる。
ここで、本発明者は、投射光学系30に対して、装置の小型化・高性能化に関する5つの条件(1)~(5)を見出した。
(条件1)
第1の反射面Mr1が形成される第1の光学部品R11の線膨張係数(/℃)をα1とする。
この場合、以下の関係を満たすように、投射光学系30が構成される。
(1) 5×10-7<α1<3×10-5
第1の光学部品R11の線膨張係数α1が、条件式(1)に規定する上限を超える場合、熱による曲率の変化が大きくなるため、高温時の画像の結像性能が大きく劣化してしまう。線膨張係数α1が、条件式(1)に規定する下限を超える場合、第1の光学部品R11として採用可能な材料の選択範囲が小さくなり、材料コストが高くなる。従って、第1の光学部品R11が非常に高価なものとなり、コストの削減が難しくなってしまう。
線膨張係数α1が条件式(1)を満たすように、第1の光学部品R11の材料を適宜選択することで、上記のような問題を十分に抑制することが可能となる。すなわち環境変化(温度変化)の影響を十分に抑制することが可能となる。また第1の光学部品R11にかかるコストを十分に抑制することが可能となり、コストの削減が実現可能となる。
本実施形態では、第1の光学部品R11は、ガラスにより構成される。具体的なガラス材料の種類は限定されず、条件式(1)を満たす任意のガラス材料が採用されてよい。もちろん、条件式(1)を満たすのであれば、ガラスとは異なる他の任意の材料が採用されてもよい。例えばアクリル等の樹脂材料や、金属材料、水晶等の結晶材料等が用いられてもよい。
(条件2)
第2の反射面Mr2が形成される第2の光学部品R12の線膨張係数(/℃)をα2とする。
この場合、以下の関係を満たすように、投射光学系30が構成される。
(2) 5×10-7<α2<3×10-5
第2の光学部品R12の線膨張係数α2が、条件式(2)に規定する上限を超える場合、熱による曲率の変化が大きくなるため、高温時の画像の結像性能が大きく劣化してしまう。線膨張係数α2が、条件式(2)に規定する下限を超える場合、第2の光学部品R12として採用可能な材料の選択範囲が小さくなり、材料コストが高くなる。従って、第2の光学部品R12が非常に高価なものとなり、コストの削減が難しくなってしまう。
線膨張係数α2が条件式(2)を満たすように、第2の光学部品R12の材料を適宜選択することで、上記のような問題を十分に抑制することが可能となる。すなわち環境変化(温度変化)の影響を十分に抑制することが可能となる。また第2の光学部品R12にかかるコストを十分に抑制することが可能となり、コストの削減が実現可能となる。
本実施形態では、第2の光学部品R12は、ガラスにより構成される。具体的なガラス材料の種類は限定されず、条件式(2)を満たす任意のガラス材料が採用されてよい。もちろん、条件式(2)を満たすのであれば、ガラスとは異なる他の任意の材料が採用されてもよい。
本実施形態では、第1及び第2の光学部品R11及びR12が、ともにガラスにより構成される。もちろんこれに限定されない。例えば第1及び第2の光学部品R11及びR12の少なくとも一方がガラスにより構成されてもよい。
(条件式3)
図4は、条件式3を説明するための模式図である。図4に示すように、第1の反射面Mr1に最も近い位置に配置される直近のレンズL12は、入射面F8と、出射面F2とを有する。入射面F8は、画像光が入射する面である。出射面F2は、入射面F8から入射した画像光を屈折させて、第1の反射面Mr1へ出射する面である。
図4A~Cに示すように、基準軸である光軸Oからの光線高さをhとする。
光線高さに応じた直近のレンズL12の入射面F8の形状を表す関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数をZ'f(h)とする。従って、導関数Z'f(h)は、光線高さhにおける入射面F8に接する直線の傾きに相当する。
光線高さに応じた直近のレンズL12の出射面F2の形状を表す関数Zr(h)を光線高さで微分した導関数をZ'r(h)とする。従って、導関数Z'r(h)は、光線高さhにおける出射面F2に接する直線の傾きに相当する。
入射面F8に対して光軸Oから最も離れた位置に入射する最外入射光CEの、入射面F8への入射位置に対応する光線高さをhmax1とする。
最外入射光CEが出射面F2から出射される出射位置に対応する光線高さをhmax2とする。
この場合、以下の関係を満たすように、投射光学系30が構成される。
(3) 1<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<45
この条件式(3)は、第1の反射面Mr1に最も近い位置に配置される直近のレンズL12の光学的なパワー(屈折パワー)を規定するものである。|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|が条件式(3)に規定する上限を超える場合、レンズの屈折効果が大きいため、高温時において、屈折率や線膨張が変化した際の結像性能が大きく劣化してしまう。|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|が条件式(3)に規定する下限を超える場合、屈折効果が小さくなるので、レンズとしての役割を十分に果たすことができなくなり、十分な結像性能を得るが難しくなる。
条件式(3)を満たすように直近のレンズL12を構成することで、上記のような問題を十分に抑制することが可能となる。すなわち環境変化(温度変化)の影響を十分に抑制することが可能となり、高い結像性能を実現することが可能となる。
本実施形態では、直近のレンズL12は、プラスチックにより構成される。これにより、直近のレンズL12の設計精度を向上させることが可能となる。具体的なプラスチック材料の種類は限定されず、任意のプラスチック材料が採用されてよい。プラスチック材料は、高温時において、屈折率や線膨張の変化が比較的大きい材料である。従って、条件式(3)を満たすような構成を実現することは、非常に効果的である。
(条件式4)
第1のレンズ系L1に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、正の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、以下の関係を満たすように、投射光学系30が構成される。
(4) -5<dn/dT<5
すなわち、第1のレンズ系L1内の、プラスチック材料とは異なる材料により構成され、正の屈折力を有する光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、全て条件式(4)を満たすように、投射光学系30が構成される。
屈折率温度係数dn/dtが、条件式(4)を満たさない光学部品においては、2次像面(スクリーン)でのピント位置が大きくなる。そして屈折率温度係数dn/dtが条件式(4)に規定する上限を超える場合、高温時は投射光学系30に近づく方向、すなわちスクリーンの手前側に、画像のピント位置が移動してしまう。屈折率温度係数dn/dtが、条件式(4)に規定する下限を超える場合、高温時は投射光学系30から遠ざかる方向、すなわちスクリーンの奥側に、画像のピント位置が移動してしまう。いずれにしても、高温時における画像の結像性能が大きく劣化してしまう。
条件式(4)を満たすように第1のレンズ系L1を構成することで、上記のような問題を十分に抑制することが可能となる。すなわち環境変化(温度変化)の影響を十分に抑制することが可能となり、高い結像性能を実現することが可能となる。
(条件式5)
第1のレンズ系L1に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、負の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、以下の関係を満たすように、投射光学系30が構成される。
(5) -5<dn/dT<5
すなわち、第1のレンズ系L1内の、プラスチック材料とは異なる材料により構成され、負の屈折力を有する光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、全て条件式(5)を満たすように、投射光学系30が構成される。
屈折率温度係数dn/dtが、条件式(5)を満たさない光学部品においては、2次像面(スクリーン)でのピント位置が大きくなる。そして屈折率温度係数dn/dtが条件式(5)に規定する上限を超える場合、高温時は投射光学系30から遠ざかる方向、すなわちスクリーンの奥側に、画像のピント位置が移動してしまう。屈折率温度係数dn/dtが、条件式(5)に規定する下限を超える場合、高温時は投射光学系30に近づく方向、すなわちスクリーンの手前側に、画像のピント位置が移動してしまう。いずれにしても、高温時における画像の結像性能が大きく劣化してしまう。
条件式(5)を満たすように第1のレンズ系L1を構成することで、上記のような問題を十分に抑制することが可能となる。すなわち環境変化(温度変化)の影響を十分に抑制することが可能となり、高い結像性能を実現することが可能となる。
条件式(1)~(5)の各々の下限値及び上限値は、上記した値に限定される訳ではない。例えば照明光学系20や投射光学系30等の構成に応じて、各値を適宜変更することも可能である。例えば上記した範囲内に含まれる任意の値を下限値及び上限値として選択し、改めて最適な範囲として設定されてもよい。
例えば条件式(1)を、以下の範囲に設定すること等が可能である。
4.7×10-6<α1<1.45×10-5
1.0×10-6<α1<2.0×10-5
2.0×10-6<α1<1.0×10-5
3.0×10-6<α1<9.0×10-6
例えば条件式(2)を、以下の範囲に設定すること等が可能である。
4.7×10-6<α2<1.45×10-5
1.0×10-6<α2<2.0×10-5
2.0×10-6<α2<1.0×10-5
3.0×10-6<α2<9.0×10-6
例えば条件式(3)を、以下の範囲に設定すること等が可能である。
5<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<40
10<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<35
15<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<35
19<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<32
例えば条件式(4)を、以下の範囲に設定すること等が可能である。
-4<dn/dT<4
-3<dn/dT<3
-2.6<dn/dT<2.5
例えば条件式(5)を、以下の範囲に設定すること等が可能である。
-4<dn/dT<4
-3<dn/dT<3
0<dn/dT<3
1.0<dn/dT<2.4
以上のように構成された投射光学系30について、具体的な数値例を挙げて簡単な説明を行う。
図5は、画像投影に関するパラメータの一例を示す表である。図6は、図5に示すパラメータを説明するための模式図である。
投射光学系30の1次像面側の開口数NAは0.167である。画像変調素子(液晶パネルP)の、横方向及び縦方向の長さ(H×VSp)は13.4mm及び7.6mmである。画像変調素子の中心位置(Chp)は、光軸Oから上方5.2mmの位置である。1次像面側のイメージサークル(imc)は、φ22.4mmである。
スクリーンの、横方向及び縦方向の長さ(H×VSs)は1771mm及び996mmである。スクリーンサイズの中心位置(Chs)は、光軸Oから上方853mmの位置である。
上記したように、図6に示す液晶パネルPの中央の画素から出射される光が、図3に示す画素光C1に相当する(同じ符号を付す)。液晶パネルPの中央の最も光軸Oに近い画素から出射される光が、画素光C2に相当する(同じ符号を付す)。液晶パネルPの中央の最も光軸Oから遠い画素から出射される光が、画素光C3に相当する(同じ符号を付す)。
液晶パネルPの右上端の画素C4から出射される光は、液晶パネルPの光軸Oから最も離れた位置から出射される光に相等する(以下、同じ符号を用いて画素光C4と記載する)。本実施形態では、画素光C4が、条件式(3)及び図4Cにて説明した、入射面F8に対して光軸Oから最も離れた位置に入射する最外入射光CEに相当する。
従って、画素光C4の入射面F8の入射位置に相等する光線高さがhmax1となり、画素光C4が出射面F2から出射される出射位置に対応する光線高さがhmax2となる。
なお、液晶パネルPの光軸Oから最も離れた位置とは異なる位置から出射される画素光が、最外入射光CEとなる場合もあり得る。例えば画素光C3等が、最外入射光CEとなる場合もあり得る。
図7は、画像表示装置のレンズデータである。図7には、1次像面(P)側から2次像面(S)側に向かって配置される1~29の光学部品(レンズ面)についてのデータが示されている。各光学部品(レンズ面)のデータとして、曲率半径(mm)と、芯厚d(mm)と、d線(587.56nm)での屈折率ndと、d線でのアッベ数νdとが記載されている。
また図7には、第1のレンズ系L1内の、プラスチック材料とは異なる材料により構成され、正の屈折力を有する光学部品、及び負の屈折力を有する光学部品がそれぞれ判別可能に記載されている。そして、これらの光学部材の屈折率温度係数dn/dtが記載されている。
なお本実施形態では、第1のレンズ系L1のうち、第1の反射面Mr1の直近に配置される直近のレンズL12のみが、プラスチックにより構成される。そして他の光学部品は、ガラスにより構成されている。従って、第1のレンズ系L1に含まれる、直近のレンズL12を除く全ての光学部品が、プラスチックとは異なる材料により構成される。もちろんこのような構成に限定されず、直近のレンズL12以外の光学部品が、プラスチックにより構成されてもよい。
なお、非球面を有する光学部品は、以下の式に従う。
Figure 0007243723000001
図8は、投射光学系に含まれる光学部品の非球面係数の一例を示す表である。図8には、図7で*印を付加された非球面の各光学部品、16~18、20、21、及び30についての非球面係数がそれぞれ示されている。図例の非球面係数は上記の式(数1)に対応したものである。
なお本実施形態において、式(数1)は、光線高さに応じた直近のレンズL12の入射面F8(データ中の面16)の形状を表す関数Zf(h)に相当する。また式(数1)は、光線高さに応じた直近のレンズL12の出射面F2(データ中の面17)の形状を表す関数Zr(h)に相当する。式(数1)に、図4A及びBに示す光線高さhを入力した場合の、サグ量Zが、光線高さに応じた入射面F8及び出射面F2の形状を表すパラメータとして用いられる。なお「サグ量」とは、面頂点を通り光軸に垂直な平面を立てたときの、その平面とレンズ面上の点の光軸方向の距離である。
従って、関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数Z'f(h)(=dZ/dh)、及び関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数Z'r(h)(=dZ/dh)は、以下の式となる。
Figure 0007243723000002
上記したように、この式により、光線高さhにおける入射面F8に接する直線の傾き、及び、光線高さhにおける出射面F2に接する直線の傾きが算出される。
なお入射面F8及び出射面F2の形状を表す関数は限定されず、他の関数が用いられてもよい。入射面F8に対して光軸Oから最も離れた位置に入射する最外入射光CEの、入射面F8の入射位置における接線の傾き、及び最外入射光CEの出射面F2から出射される出射位置における接線の傾きが算出可能な任意の関数が用いられてよい。そして条件式(3)が適宜満たされるように、投射光学系が構成されればよい。
図9は、本実施形態において、上記した条件式(1)~(5)で用いられるパラメータの数値を示す表である。
α1 6.30×10-6
α2 8.70×10-6
|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)| 32(31.5)
正の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最大値 2.5
正の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最小値 -2.6
負の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最大値 1.0
負の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最小値 1.0
Z'f(hmax1) -5.0
Z'r(hmax2) -36.5
このような結果となり、条件式(1)~(5)を満たしていることが分かる。
以上、本実施形態に係る画像表示装置100では、第1のレンズ系L1により屈折された画像光が、第1及び第2の反射面Mr1及びMr2の各々により折り返して反射される。これにより投射光学系30を大型化することなく、画像光の光路長を十分に確保することが可能となる。この結果、装置の小型化を実現することが可能となる。また第1の反射面Mr1が形成される第1の光学部品R11の線膨張係数が条件式(1)を満たす。これにより、環境変化の影響を十分に抑えることが可能となり、高性能化が実現される。
また他の条件式(2)~(5)も満たされるので、上記で説明した効果を発揮することが可能である。また第2のレンズ系L2及び凹面反射面Mr3を介して、精度の高い画像をスクリーンに投射することが可能となり、高性能化が実現される。
<第2の実施形態>
本技術の第2の実施形態に係る投射型の画像表示装置について説明する。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明した画像表示装置100における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
図10は、第2の実施形態に係る投射光学系の概略構成例を示す光路図である。
図11は、画像表示装置のレンズデータである。
図12は、投射光学系に含まれる光学部品の非球面係数の一例を示す表である。
なお、画像投影に関するパラメータは、第1の実施形態と同様であり、図5に示す数値となる。
本実施形態に係る投射光学系230においても、液晶パネルPの右上端の画素C4から出射される画素光C4が、第1の反射面Mr1の直近に配置される直近のレンズL12の入射面F8に対して、光軸Oから最も離れた位置に入射する最外入射光CEに相当する。従って、画素光C4の入射面F8の入射位置に相等する光線高さがhmax1となり、画素光C4が出射面F2から出射される出射位置に対応する光線高さがhmax2となる。
また、第1の反射面Mr1の直近に配置される直近のレンズL12の入射面F8及び出射面F2は、非球面となる。従って、式(数1)が、光線高さに応じた直近のレンズL12の入射面F8(データ中の面17)の形状を表す関数Zf(h)に相当する。また式(数1)が、光線高さに応じた直近のレンズL12の出射面F2(データ中の面18)の形状を表す関数Zr(h)に相当する。
また第1のレンズ系L1のうち、第1の反射面Mr1の直近に配置される直近のレンズL12のみが、プラスチックにより構成される。そして他の光学部品は、ガラスにより構成されている。従って、第1のレンズ系L1のうち、直近のレンズL12を除く全ての光学部品が、プラスチックとは異なる材料により構成される1以上の光学部品に相当する。
図13は、本実施形態において、上記した条件式(1)~(5)で用いられるパラメータの数値を示す表である。
α1 6.30×10-6
α2 6.00×10-6
|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)| 19
正の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最大値 2.1
正の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最小値 -2.6
負の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最大値 2.4
負の屈折力を有する光学部品の屈折率温度係数dn/dtの最小値 1.0
Z'f(hmax1) -5.0
Z'r(hmax2) -24.0
このような結果となり、条件式(1)~(5)を満たしていることが分かる。
本実施形態でも、上記の実施形態と同様に、画像表示装置の小型化・高性能化を実現することが可能となる。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
図14は、他の実施形態に係る投射光学系の概略構成例を示す光路図である。この投射光学系330では、第1の反射面Mr1が形成される第1の光学部品R11として、第1の反射面Mr1が形成される部分のみが用いられる。また第2の反射面Mr2が形成される第2の光学部品R12として、第2の反射面Mr2が形成される部分のみが用いられる。このような構成においても、本技術を適用することが可能である。
また第1の反射面Mr1、第2の反射面Mr2、及び凹面反射面Mr3の少なくとも1つ、あるいは任意の2つを自由曲面で構成する場合や、第1の反射面Mr1、第2の反射面Mr2、及び凹面反射面Mr3の少なくとも1つ、あるいは任意の2つを、偏心及び傾斜させる構成でも、本技術を適用することで、装置の小型化・高性能化を実現することが可能となる。
また上記では、直近のレンズL12の入射面F8及び出射面F2が、ともに非球面であった。これに限定されず、入射面F8及び出射面F2のいずれか一方が、非球面ではなくてもよい。例えば、入射面F8及び/又は出射面F2が球面や自由曲面となる場合や、入射面F8及び/又は出射面F2が、偏心及び傾斜されている構成でも、本技術を適用することで、装置の小型化・高性能化を実現することが可能となる。
画像光の主光線C1が光軸Oと交差する回数は、4回に限定されない。例えば画像光の主光線C1が光軸Oと4回以上交差する場合でも、装置の小型化・高性能化を図ることが可能である。
中間像の数も限定されず、2つの中間像が生成される場合や、3つ以上の中間像が生成される場合もあり得る。いずれにせよ、第1及び第2の反射面Mr1及びMr2により光路長が十分に確保されるので、装置の小型化・高性能化を図ることが可能である。
各図面を参照して説明した画像表示装置、投射光学系、スクリーン等の各構成はあくまで一実施形態であり、本技術の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変形可能である。すなわち本技術を実施するための他の任意の構成やアルゴリズム等が採用されてよい。
本開示において、「一致」「等しい」等は、「実質的に一致」「実質的に等しい」を含む概念とする。例えば「完全に一致」「完全に等しい」等を基準とした所定の範囲(例えば±10%の範囲)に含まれる状態も含まれる。従って、「略一致」「略等しい」という概念も、「一致」「等しい」等に含まれる概念となる。
以上説明した本技術に係る特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。また上記で記載した種々の効果は、あくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果が発揮されてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)光源と、
前記光源から出射される光を変調して画像光を生成する画像生成部と、
全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる第1のレンズ系と、
前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する第1の反射光学系と、
全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる第2のレンズ系と、
前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する第2の反射光学系と
を有する投射光学系と
を具備し、
前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
5×10-7<α1<3×10-5
の関係を満たすように構成されている
画像表示装置。
(2)(1)に記載の画像表示装置であって、
前記第2の反射面が形成される第2の光学部品の線膨張係数をα2とすると、
5×10-7<α2<3×10-5
の関係を満たすように構成されている
画像表示装置。
(3)(2)に記載の画像表示装置であって、
前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品の少なくとも一方は、ガラスにより構成される
画像表示装置。
(4)(2)又は(3)に記載の画像表示装置であって、
前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品は、ガラスにより構成される
画像表示装置。
(5)(2)から(4)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記第1の光学部品は、前記第1の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有し、
前記第1の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第2のレンズ系として機能する
画像表示装置。
(6)(2)から(5)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記第2の光学部品は、前記第2の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有し、
前記第2の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第1のレンズ系として機能する
画像表示装置。
(7)(1)から(6)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記投射光学系は、所定の基準軸を基準として構成され、
前記第1のレンズ系は、前記画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記画像光を屈折させて前記第1の反射面へ出射する出射面とを有し、前記第1の反射面に最も近い位置に配置される直近の光学部品を有し、
前記基準軸からの光線高さをh、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記入射面の形状を表す関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数をZ'f(h)、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記出射面の形状を表す関数Zr(h)を光線高さで微分した導関数をZ'r(h)、前記入射面に対して前記基準軸から最も離れた位置に入射する最外入射光の前記入射面への入射位置に対応する光線高さをhmax1、前記最外入射光が前記出射面から出射される出射位置に対応する光線高さをhmax2とすると、
1<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<45
の関係を満たすように構成されている
画像表示装置。
(8)(7)に記載の画像表示装置であって、
前記最外入射光は、前記画像生成部の前記基準軸から最も離れた位置から出射される光である
画像表示装置。
(9)(7)又は(8)に記載の画像表示装置であって、
前記直近の光学部品の前記入射面及び前記出射面の少なくとも一方は、非球面である
画像表示装置。
(10)(7)から(9)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記直近の光学部品の前記入射面及び前記出射面は、非球面である
画像表示装置。
(11)(7)から(10)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記直近の光学部品は、プラスチックにより構成される
画像表示装置。
(12)(1)から(11)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記第1のレンズ系に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、正の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、
-5<dn/dT<5
の関係を満たすように構成されている
画像表示装置。
(13)(1)から(12)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
前記第1のレンズ系に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、負の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、
-5<dn/dT<5
の関係を満たすように構成されている
画像表示装置。
(14)(12)又は(13)に記載の画像表示装置であって、
前記第1のレンズ系は、前記画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記画像光を屈折させて前記第1の反射面へ出射する出射面とを有し、前記第1の反射面に最も近い位置に配置される直近の光学部品を有し、
前記直近の光学部品は、プラスチックにより構成され、
前記第1のレンズ系に含まれる、前記直近の光学部品を除く全ての光学部品は、プラスチックとは異なる材料により構成される
画像表示装置。
(15)(7)に記載の画像表示装置であって、
前記基準軸は、前記第1のレンズ系に含まれる前記画像生成部に最も近い位置に配置されるレンズの光軸を延長した軸である
画像表示装置。
(16)(15)に記載の画像表示装置であって、
前記投射光学系は、前記投射光学系に含まれる全ての光学部品の各々の光軸が、前記基準軸に一致するように構成される
画像表示装置。
(17)(16)に記載の画像表示装置であって、
前記凹面反射面は、回転対称軸が前記基準軸に一致するように構成され、
前記第1の反射面及び前記第2の反射面の各々は、凹面反射面であり、回転対称軸が前記基準軸に一致するように構成される
画像表示装置。
(18)(1)から(17)のうちいずれか1つに記載の画像表示装置であって、
第2の反射光学系は、前記被投射物に含まれる平面部分に前記画像光により構成される画像を結像する
画像表示装置。
(19)光源から出射される光を変調して生成された画像光を投射する投射光学系であって、
全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる第1のレンズ系と、
前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する第1の反射光学系と、
全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる第2のレンズ系と、
前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する第2の反射光学系と
を具備し、
前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
5×10-7<α1<3×10-5
の関係を満たすように構成されている
投射光学系。
F2…直近のレンズの出射面
F8…直近のレンズの入射面
L1…第1のレンズ系
L12…直近のレンズ
L2…第2のレンズ系
Mr1…第1の反射面
Mr2…第2の反射面
Mr3…凹面反射面
O…光軸(基準軸)
R1…第1の反射光学系
R11…第1の光学部品
R12…第2の光学部品
R2…第2の反射光学系
Tr1~Tr4…透過面
1…液晶プロジェクタ
2…画像
10…光源
20…照明光学系
30、230、330…投射光学系
100…画像表示装置

Claims (19)

  1. 光源と、
    前記光源から出射される光を変調して画像光を生成する画像生成部と、
    全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる第1のレンズ系と、
    前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する第1の反射光学系と、
    全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる第2のレンズ系と、
    前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する第2の反射光学系と
    を有する投射光学系と
    を具備し、
    前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
    5×10-7<α1<3×10-5
    の関係を満たすように構成され
    前記第1の光学部品は、前記第1の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有し、
    前記第1の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第2のレンズ系として機能する
    画像表示装置。
  2. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記第2の反射面が形成される第2の光学部品は、前記第2の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有し、
    前記第2の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第1のレンズ系として機能する
    画像表示装置。
  3. 光源と、
    前記光源から出射される光を変調して画像光を生成する画像生成部と、
    全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる第1のレンズ系と、
    前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する第1の反射光学系と、
    全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる第2のレンズ系と、
    前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する第2の反射光学系と
    を有する投射光学系と
    を具備し、
    前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
    5×10-7<α1<3×10-5
    の関係を満たすように構成され
    前記投射光学系は、所定の基準軸を基準として構成され、
    前記第1のレンズ系は、前記画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記画像光を屈折させて前記第1の反射面へ出射する出射面とを有し、前記第1の反射面に最も近い位置に配置される直近の光学部品を有し、
    前記基準軸からの光線高さをh、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記入射面の形状を表す関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数をZ'f(h)、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記出射面の形状を表す関数Zr(h)を光線高さで微分した導関数をZ'r(h)、前記入射面に対して前記基準軸から最も離れた位置に入射する最外入射光の前記入射面への入射位置に対応する光線高さをhmax1、前記最外入射光が前記出射面から出射される出射位置に対応する光線高さをhmax2とすると、
    1<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<45
    の関係を満たすように構成されている
    画像表示装置。
  4. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記最外入射光は、前記画像生成部の前記基準軸から最も離れた位置から出射される光である
    画像表示装置。
  5. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記直近の光学部品の前記入射面及び前記出射面の少なくとも一方は、非球面である
    画像表示装置。
  6. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記直近の光学部品の前記入射面及び前記出射面は、非球面である
    画像表示装置。
  7. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記直近の光学部品は、プラスチックにより構成される
    画像表示装置。
  8. 請求項1又は3に記載の画像表示装置であって、
    前記第2の反射面が形成される第2の光学部品の線膨張係数をα2とすると、
    5×10-7<α2<3×10-5
    の関係を満たすように構成されている
    画像表示装置。
  9. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品の少なくとも一方は、ガラスにより構成される
    画像表示装置。
  10. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記第1の光学部品及び前記第2の光学部品は、ガラスにより構成される
    画像表示装置。
  11. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記第1のレンズ系に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、正の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、
    -5<dn/dT<5
    の関係を満たすように構成されている
    画像表示装置。
  12. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記第1のレンズ系に含まれる、プラスチックとは異なる材料により構成され、負の屈折力を有する1以上の光学部品の各々の屈折率温度係数dn/dtが、
    -5<dn/dT<5
    の関係を満たすように構成されている
    画像表示装置。
  13. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記第1のレンズ系は、前記画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記画像光を屈折させて前記第1の反射面へ出射する出射面とを有し、前記第1の反射面に最も近い位置に配置される直近の光学部品を有し、
    前記直近の光学部品は、プラスチックにより構成され、
    前記第1のレンズ系に含まれる、前記直近の光学部品を除く全ての光学部品は、プラスチックとは異なる材料により構成される
    画像表示装置。
  14. 請求項に記載の画像表示装置であって、
    前記基準軸は、前記第1のレンズ系に含まれる前記画像生成部に最も近い位置に配置されるレンズの光軸を延長した軸である
    画像表示装置。
  15. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記投射光学系は、前記投射光学系に含まれる全ての光学部品の各々の光軸が、前記基準軸に一致するように構成される
    画像表示装置。
  16. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記凹面反射面は、回転対称軸が前記基準軸に一致するように構成され、
    前記第1の反射面及び前記第2の反射面の各々は、凹面反射面であり、回転対称軸が前記基準軸に一致するように構成される
    画像表示装置。
  17. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記第2の反射光学系は、前記被投射物に含まれる平面部分に前記画像光により構成される画像を結像する
    画像表示装置。
  18. 光源から出射される光を変調して生成された画像光を投射する投射光学系であって、
    全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる第1のレンズ系と、
    前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する第1の反射光学系と、
    全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる第2のレンズ系と、
    前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する第2の反射光学系と
    を具備し、
    前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
    5×10-7<α1<3×10-5
    の関係を満たすように構成され
    前記第1の光学部品は、前記第1の反射面とは異なる領域に形成された、前記画像光を透過させる1以上の透過面を有し、
    前記第1の光学部品の前記1以上の透過面は、前記第2のレンズ系として機能する
    投射光学系。
  19. 光源から出射される光を変調して生成された画像光を投射する投射光学系であって、
    所定の基準軸を基準として構成され、
    全体で正の屈折力を有し、前記生成された画像光を屈折させる第1のレンズ系と、
    前記第1のレンズ系により屈折された前記画像光を折り返して反射する第1の反射面と、前記第1の反射面により反射された前記画像光を折り返して反射する第2の反射面とを有する第1の反射光学系と、
    全体で正の屈折力を有し、前記第2の反射面により反射された前記画像光を屈折させる第2のレンズ系と、
    前記第2のレンズ系により屈折された前記画像光を被投射物に向けて反射する凹面反射面を有する第2の反射光学系と
    を具備し、
    前記第1の反射面が形成される第1の光学部品の線膨張係数をα1とすると、
    5×10-7<α1<3×10-5
    の関係を満たすように構成され
    前記第1のレンズ系は、前記画像光が入射する入射面と、前記入射面から入射した前記画像光を屈折させて前記第1の反射面へ出射する出射面とを有し、前記第1の反射面に最も近い位置に配置される直近の光学部品を有し、
    前記基準軸からの光線高さをh、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記入射面の形状を表す関数Zf(h)を光線高さで微分した導関数をZ'f(h)、前記光線高さに応じた前記直近の光学部品の前記出射面の形状を表す関数Zr(h)を光線高さで微分した導関数をZ'r(h)、前記入射面に対して前記基準軸から最も離れた位置に入射する最外入射光の前記入射面への入射位置に対応する光線高さをhmax1、前記最外入射光が前記出射面から出射される出射位置に対応する光線高さをhmax2とすると、
    1<|Z'f(hmax1)-Z'r(hmax2)|<45
    の関係を満たすように構成されている
    投射光学系。
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