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JP7121131B2 - アークスプリングの成形方法及び成形装置 - Google Patents

アークスプリングの成形方法及び成形装置 Download PDF

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JP7121131B2 JP2020541226A JP2020541226A JP7121131B2 JP 7121131 B2 JP7121131 B2 JP 7121131B2 JP 2020541226 A JP2020541226 A JP 2020541226A JP 2020541226 A JP2020541226 A JP 2020541226A JP 7121131 B2 JP7121131 B2 JP 7121131B2
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Description

本発明は、自動車の自動変速装置のクラッチ等に供されるアークスプリングの成形方法及び成形装置に関する。
アークスプリングは、軸線が湾曲した弧状のコイルスプリングであり、成形に際しては、螺旋状に巻かれた直状の半製品を塑性変形させることがある。このようなアークスプリングの成形方法としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1の成形方法は、直状の半製品を軸線に沿った方向に移動させつつ、螺旋状の線間に楔部を打ち込むことで半製品を塑性変形させている。このアークスプリングの成形時には、製品仕様に応じ、端面上の座面を周方向における指定位置内に位置させること、座面自体の周方向での長さが許容範囲内であること等が要求される場合がある。
このような要求に対し、特許文献1の成形方法では、画像センサーにより半製品の片側の端面上の座面が指定位置に対する配置状況を検出し、検出した配置状況に応じて座面を周方向における指定位置内に位置させるように半製品の回転位置を修正することを行っている。
しかし、半製品は、製造上、巻き数等にばらつきが生じ、これに応じて両端面の座面の位置関係にもばらつきが生じる。かかる座面の位置関係のばらつきにより、片側の端面上の座面を指定位置に位置させたとしても、反対側の端面上の座面が指定位置から外れるおそれがある。
また、特許文献1の成形方法では、半製品の座面の指定位置に対する配置状況を検出しているだけであるため、両端面の座面が指定位置に配置されていたとしても、座面の周方向での長さが要求に応じた許容範囲から外れているおそれもある。このようなおそれは別途の検査工程を行えば無くすことはできるが、アークスプリングの製造に手間がかかるという問題を生じさせる。
特許第6300996号公報
解決しようとする問題点は、半製品の一方の端面上の座面を指定位置に位置させても、他方の端面上の座面が指定位置から外れるおそれがあり、且つ座面の周方向での長さが要求に応じた許容範囲から外れているおそれもあった点である。
本発明は、要求に応じた許容範囲内の周方向の長さを有するコイル部の両端面上の座面を指定位置に容易且つ確実に位置させるため、線材が螺旋状に巻かれると共に軸線が湾曲し両端面にそれぞれ座面を有するアークスプリングの成形方法であって、前記軸線を湾曲させる前の半製品に対し、該半製品の両端面を前記半製品の湾曲前の軸線に沿った方向から撮像した端面画像情報に基づき、前記両端面の前記座面の周方向での長さがそれぞれ許容範囲内であるか否かを判定する座面長さ判定工程と、前記両端面の前記座面の周方向の長さがそれぞれ前記許容範囲内である場合、前記端面画像情報を用いて前記両端面の座面をそれぞれ前記周方向における指定位置内に位置させることが可能な前記周方向での前記半製品の回転位置が存在するか否かを判定する回転位置判定工程と、前記回転位置判定工程の判定結果に基づいて前記両端面の座面をそれぞれ前記周方向における指定位置内に位置させための前記半製品の回転位置を特定する特定工程と、前記半製品を前記特定した回転位置まで回転させる回転工程と、前記半製品を前記湾曲前の軸線に沿った方向に移動させつつ前記半製品の前記螺旋状の線間に楔部を順次打ち込んで前記半製品を変形させる成形工程とを備えることをアークスプリングの成形方法の最も主な特徴とする。
また、本発明は、線材が螺旋状に巻かれると共に軸線が湾曲し両端面にそれぞれ座面を有するアークスプリングの成形装置であって、前記軸線を湾曲させる前の半製品の両端面を前記半製品の湾曲前の軸線に沿った方向から撮像して端面画像情報を取得する撮像部と、前記半製品を回転させる回転機構部と、前記半製品を把持し前記半製品を前記半製品の軸線に沿った方向に移動させる把持部と、前記半製品の移動時に前記半製品の前記螺旋状の線間に順次打ち込まれて前記半製品を変形させる楔部と、前記把持部、前記回転機構部、及び前記楔部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記撮像部から取得した前記端面画像情報に基づき、前記両端面の座面の周方向での長さがそれぞれ許容範囲内であるか否かを判定し、前記両端面の座面の周方向の長さがそれぞれ前記許容範囲内である場合、前記端面画像情報を用いて前記両端面の座面をそれぞれ前記半製品の周方向における指定位置内に位置させることが可能な前記半製品の前記周方向での回転位置が存在するか否かを判定し、前記回転位置の判定結果に基づいて前記両端面の座面をそれぞれ前記周方向における指定位置内に位置させための前記半製品の回転位置を特定し、前記回転機構部により前記半製品を前記特定した回転位置まで回転させ、前記把持部により前記半製品を前記軸線に沿った方向に移動させつつ前記楔部により前記半製品の前記螺旋状の線間に順次打込みを行わせることをアークスプリングの成形装置の最も主な特徴とする。
本発明に係るアークスプリングの成形方法及び装置は、半製品の両端面の端面画像情報に基づいて、両端面の座面が許容範囲内の周方向の長さである半製品を選別でき、選別に用いた両端面の端面画像情報に基づいて、選別された半製品の両座面の相関を把握しつつ、その半製品を特定の回転位置まで回転させて両座面を指定位置に位置させることができる。従って、許容範囲内の周方向の長さを有する半製品の両端面上の座面を指定位置に容易且つ確実 に位置させることができる。
アークスプリングの成形装置の概略ブロック図である(実施例)。 (A)はアークスプリングを示す側面図、(B)はアークスプリングの半製品を示す側面図、(C)は半製品の平面図である(実施例)。 図1の成形装置の撮像ステージの概略構成を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である(実施例)。 図1の成形装置のアーク成形ステージの概略構成を示し、(A)は平面図、(B)は一部省略側面図である(実施例)。 半製品の両端部の座巻部の一例を示す側面図である(実施例)。 駆動トルクを示すグラフである(実施例)。
許容範囲内の周方向の長さを有する半製品の両端部上の座面を指定位置に容易且つ確実に位置させるという目的を、半製品の両端面の端面画像情報に基づき、両端面の座面の周方向での長さが許容範囲内であるか判定した後、両端面の座面をそれぞれ周方向における指定位置内に位置させることが可能な回転位置まで半製品を回転させることにより実現した。
図1は、アークスプリングの成形装置の概略ブロック図、図2(A)~(C)は、それぞれアークスプリングを示す側面図、アークスプリングの半製品を示す側面図、及び同半製品の平面図である。
アークスプリングの成形装置1(以下、単に「成形装置1」と称する)は、図1のように、装置本体3と制御部5とを備えている。
装置本体3は、撮像ステージ7とアーク成形ステージ9とを備え、制御部5の制御により、図2(B)の軸線TAが湾曲する前の半製品11Aを塑性変形させ、図2(A)の軸線Tが湾曲したアークスプリング11を成形する。
本実施例のアークスプリング11及び半製品11Aは、線材13が螺旋状に巻かれたコイルスプリングである。アークスプリング11は、軸線Tの湾曲に応じた弧状であり、半製品11Aは、直状である。
なお、半製品11Aは、軸線TAを湾曲させる前のものを意味し、直状である必要はない。このため、半製品11Aには、製造過程において軸線TAが直状に対して湾曲したり屈曲したもの等も含まれる。
アークスプリング11及び半製品11Aは、本体部15,15Aと、両端部の座巻部17,17Aと、移行部16,16Aとを有している。
本体部15,15Aは、螺旋状の線間19,19A(隣接するコイル部分21,21A間の隙間)の軸線T,TAに沿った方向の距離(以下、「線間ピッチ」 と称する)が相対的に大きく形成されている。なお、湾曲した軸線Tに沿った方向は、以下において「軸方向」と称し、湾曲前の軸線TAに沿った方向は、以下において「湾曲前の軸方向」又は「湾曲前軸方向」と称する。
座巻部17,17Aは、アークスプリング11及び半製品11Aの端部を構成し、本実施例のようにクローズドエンドのアークスプリング11及び半製品11Aの場合、線間ピッチが零となっている。ただし、アークスプリング11及び半製品11Aは、オープンエンドであってもよく、この場合、座巻部17,17Aの線間ピッチが零よりも大きく形成される。
移行部16,16Aは、本体部15,15Aと座巻部17,17Aとの間に形成され、座巻部17,17Aから本体部15,15Aへと移行させる部分である。移行部16,16Aの線間ピッチは、本体部15,15Aの線間ピッチよりも相対的に小さく形成されている。
アークスプリング11及び半製品11Aの軸方向及び湾曲前軸方向の両端面23,23Aには、座面25,25A が形成されている。なお、アークスプリング11及び半製品11Aの座面25,25Aは、同一構成であるため、半製品11Aの座面25Aについてのみ説明する。図2(C)において、座面25Aは、理解容易のためにクロスハッチにより示している。
座面25Aは 、端面23Aを部分的に切削して形成された切削面であり、本体部15Aの巻端部27を始点として中心角が290度程度の範囲にわたる。なお、座面25Aの中心角は、アークスプリング11Aの仕様等に応じて変更することが可能である。
座面25Aの始点の形状は、周方向に交差する直線状となっている。座面25Aの終点の形状は、鋭角状に周方向に突出しており、座面25A内で始点側に位置する基端部29から先端部31に向けて漸次径方向に細くなっている。
撮像ステージ7は、かかる半製品11Aから座面25Aを含む両端面23Aの端面画像情報及び湾曲前軸方向での両端部33A,35Aの位置を示す端部位置画像情報並びに後述する成形工程での半製品11Aの移動時の前方側に位置する端部33A又は35Aの座巻部17Aの巻き数(座巻数)を示す座巻画像情報を取得する。
図3は、図1の成形装置1の撮像ステージ7の概略構成を示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。
本実施例の撮像ステージ7は、位置決め台37及び撮像部として第1~第4カメラ39a,39b,39c,39dを備えている。
位置決め台37は、供給部41から半製品11Aを供給される。位置決め台37上には、供給方向の前方側にストッパー37aが設けられている。ストッパー37aは、位置決め台37上に突出した部材であり、供給部41から供給された半製品11Aを受けて位置決める。位置決められた半製品11Aは、ピックアンドプレースユニット等の把持移送機構43により把持されて撮像領域Rに配置される。なお、把持移送機構43の把持は、半製品11Aの湾曲前軸方向の中間部で行われる。
第1~第4カメラ39a,39b,39c,39dは、例えばCCDカメラやCMOSカメラ等からなり、後述する制御部5に有線又は無線により通信可能に接続されている。第1~第4カメラ39a,39b,39c,39dは、撮像領域Rにある半製品11Aから端面画像情報及び端部位置画像情報を取得する。
第1及び第2カメラ39a,39bは、湾曲前軸方向において半製品11Aの両端面23Aに向けて配置されている。これにより、第1及び第2カメラ39a,39bは、半製品11Aの両端面23Aを湾曲前軸方向から撮像して端面画像情報を取得する。
端面画像情報は、座面25Aの周方向の長さ、座面25Aの終点の位置、座面25Aの始点(巻端部27の位置)を含む座面情報を把握可能とするものである。このため、第1及び第2カメラ39a,39bの撮像方向は、厳密な意味での湾曲前軸方向である必要はなく、座面情報を把握可能な端面画像情報を取得できる限り湾曲前軸方向に対して傾斜してもよい。
第3及び第4カメラ39c,39dは、半製品11Aの径方向において、それぞれ半製品11Aの端部33A,35Aに向けて配置されている。本実施例において、第3カメラ39cは、半製品11Aの供給方向の前方側の一端部33A、第4カメラ39dは、半製品11Aの供給方向の後方側の他端部35Aに向けて配置されている。
これにより、第3及び第4カメラ39c,39dは、半製品11Aの両端部33A,35Aを径方向から撮像して、湾曲前軸方向での両端部33A,35Aの位置を示す端部位置画像情報並びに端部33A又は35Aの座巻数を示す座巻画像情報を取得する。
なお、本実施例では、端部位置画像情報が端部33A,35Aの位置だけでなく、座巻部17Aも含めた情報であり、座巻画像情報としても利用される。ただし、端部位置画像情報が端部33A,35Aの位置のみを示し、座巻部17Aが含まれていない場合は、別途座巻画像情報を取得してもよい。
なお、第3及び第4カメラ39c,39dの撮像方向は、第1及び第2カメラ39a,39bの撮像方向と同様に、端部位置画像情報(座巻画像情報)から両端部33A,35Aの位置及び座巻数を取得できる限り径方向に対して傾斜してもよい。また、第3カメラ39c、第4カメラ39dは、省略することも可能である。
取得された端面画像情報及び端部位置画像情報は、第1~第4カメラ39a,39b,39c,39dから制御部5に送られる。端面画像情報及び端部位置画像情報が取得された半製品11Aは、把持移送機構43によりアーク成形ステージ9に移送される。
図4は、図1の成形装置1のアーク成形ステージ9の概略構成を示し、(A)は平面図、(B)は一部省略側面図である。
アーク成形ステージ9は、把持部45と、送り機構部47と、回転機構部49と、楔部51と、支持台であるダイ53とを備えている。
把持部45は、半製品11Aを把持して湾曲前軸方向に移動させるものである。本実施例の把持部45は、エアーチャック等の把持機構からなる第一把持部55及び第二把持部57を有する。第一及び第二把持部55,57は、対称に構成されており、それぞれ一対の把持片59a,59bにより後述する楔部51の打込み方向に対して交差する径方向で半製品11Aを挟持する。
第一把持部55は、半製品11Aの一端部33A側を把持する。この把持は、把持移送機構43により移送されてきた半製品11Aをアーク成形ステージ9に引き継ぐ際に行われる。第二把持部57は、半製品11Aの他端部35A側を把持する。この把持は、後述の半製品11Aに楔部51を順次打ち込んでいる途中において、第一把持部55での把持から切り替わって行われる。第二把持部57は省略することも可能である。
送り機構部47は、把持部45を半製品11Aの湾曲前軸方向に移動させるものである。本実施例の送り機構部47は、第一及び第二把持部55,57に対する第一及び第二送り機構部61,63を有する。
なお、第一及び第二送り機構部61,63は、対称な構成であるため、第一送り機構部61について説明する。また、第二送り機構部63については、図示を省略し、括弧書きで符号のみを示す。
第一送り機構部61は、駆動源としてのサーボモーター65と、送り駆動部であるボールねじ機構67と、可動部69とを備える。
サーボモーター65は、図示しないフレーム等に固定され、後述する制御部5の制御により駆動される。サーボモーター65の出力軸65aには、ボールねじ機構67のボールねじ67aが一体回転するように結合されている。
ボールねじ67aは、第一把持部55に半製品11Aが把持されたときの半製品11Aの湾曲前軸方向に伸びる。ボールねじ67aには、ボールねじ機構67のナット部67bが螺合している。このナット部67bには、可動部69が取り付けられている。
可動部69は、ボールねじ67aの回転によりナット部67bと共にボールねじ67aの湾曲前軸方向に所定ピッチで間欠的に移動するものである。可動部69は、ナット部67bに結合された可動ベース69aから一対の支持プレート69b,69cが突設されている。支持プレート69b,69cは、ボールねじ67aの湾曲前軸方向で対向配置されている。これら支持プレート69b,69cには、回転機構部49を介して第一把持部55が支持されている。
回転機構部49は、駆動源としてのサーボモーター71と、回転駆動軸73とを備えている。
サーボモーター71は、一方の支持プレート69bに支持され、後述する制御部5の制御により所定角度で間欠的に駆動される。サーボモーター71の出力軸71aは、一方の支持プレート69bを挿通し、先端に回転駆動軸73が一体回転するように結合されている。
回転駆動軸73は、他方の支持プレート69cを挿通して第一把持部55に一体回転するように結合されている。
これにより、第一把持部55は、把持した半製品11Aを回転機構部49により軸線TA周りに回転させることができ、且つ把持した半製品11Aを送り機構部47により湾曲前軸方向に所定ピッチで間欠的に移動させることができる。
また、第二把持部57も、第一把持部55と同様に回転及び移動が可能である。
楔部51は、先端が楔状に形成されている。楔部51は、後述する制御部5の制御により、半製品11Aの移動と同期して駆動されることで、半製品11Aの線間19Aに打ち込まれるようになっている。楔部51の駆動は、駆動源としてのサーボモーター75、減速機構77、及び打込み駆動部79を有する打込み機構部81で行われる。
サーボモーター75は、図示しないフレーム等に固定され、後述する制御部5の制御により間欠的に駆動される。サーボモーター75には、減速機構77を介して打込み駆動部79が接続されている。
減速機構77は、サーボモーター75の駆動トルクを減速して打込み駆動部79側に出力する。打込み駆動部79は、カム等によりサーボモーター75の回転動作を打込み方向(実施例では上下方向)の動作に変換することで、楔部51を打込み方向に往復駆動する。
従って、楔部51は、減速機構77の減速比及び打込み機構部81の変換割合に応じて動作速度(打込み速度)を 上昇させることができる。
具体的には、減速機構77の減速比を小さくすることにより楔部51の単位時間当たりの打込み回数を増加させることができる。この場合、楔部51の動作速度が速くなることから、楔部51の動作が不安定になるおそれがある。
そこで、本実施例では、例えばカムのリフト量の減少等により打込み機構部81の回転動作の打込み打込み 方向の動作への変換割合を減少させ、楔部51の駆動ストロークを減少させることで、楔部51の動作速度を減速比を小さくする前と同等にしている。従って、本実施例では、楔部51の動作を安定させつつ打込み時間の短縮を図ることができる。
ダイ53は、楔部51と打込み方向で対向して配置され、楔部51による打込み時に半製品11Aを支持する。ダイ53は、第一把持部55との干渉を避けるための段部53aを有している。
また、本実施例のダイ53は、楔部51の打込み方向に移動可能に配置され、楔部51の打込み量を変化させることが可能となっている。なお、ダイ53は、打込み方向に移動不能に固定してもよい。また、ダイ53の移動は、送り機構部47と同様にして行わせることが可能である。
制御部5は、装置本体3の各部を制御する情報処理装置である。本実施例の成形装置1は、制御部5による制御及び処理によってアークスプリングの成形方法(以下、単に「成形方法」と称する)を実現する。制御部5の機能については、成形方法と共に説明する。
[成形方法]
本実施例の成形方法は、供給部41から半製品11Aが成形装置1の撮像ステージ7に供給されることで開始され、撮像工程、座面長さ判定工程、回転位置判定工程、特定工程、長さ検出工程、座巻数取得工程、回転工程、予備移動工程、及び成形工程が行われる。
撮像工程では、半製品11Aが撮像ステージ7の位置決め台37上に供給されたことに応じ、制御部5が把持移送機構43を制御して半製品11Aを把持すると共に撮像領域Rに移動させる。なお、半製品11Aの供給は、センサー等によって検出することが可能である。
半製品11Aを撮像領域Rに移動させると、制御部5は、第1~第4カメラ39a,39b,39c,39dを制御して半製品11Aに対する撮像を行わせ、半製品11Aの端面画像情報及び端部位置画像情報(座巻画像情報)を取得する。
次いで、座面長さ判定工程では、端面画像情報に基づいて半製品11Aの各座面25Aの周方向での長さが許容範囲内であるか否かを制御部5が判定する。本実施例では、座面25Aの周方向の長さに加え、巻端部27の位置及び座面25Aの終点の位置が許容範囲内であるか否かを判定する。なお、許容範囲は、アークスプリング11に対する製品要求に応じて設定される(以下、同じ)。
かかる判定は、画像処理によって行わせることが可能である。このとき、座面25Aの始点(巻端部27)及び終点を区別する必要があるが、形状の違い等により容易に区別を行うことができる。なお、座面25Aの終点の位置となるのは、鋭角状の先端部31ではなく基端部29である。ただし、先端部31の位置を座面25Aの終点の位置としてもよい。
なお、半製品11Aの両端面23Aの座面25Aの周方向の長さ、巻端部27の位置及び座面25Aの終点の何れか一つでも許容範囲外である場合、把持移送機構43を制御して半製品11Aを廃棄する。
次いで、回転位置判定工程では、制御部5が、端面画像情報を用いて、両端面23Aの座面25Aをそれぞれ周方向における指定位置内に位置させることが可能な半製品11Aの回転位置が存在するか否かを判定する。
指定位置は、両端面23Aの座面25Aが位置すべき指定された位置及びこの位置を中央とする許容範囲を意味する。本実施例においては、両端面23Aの巻端部27及び座面25Aの終点の指定された位置及びこの位置を中央とする許容範囲をいう。ただし、指定位置は、両端面23Aの座面25Aの周方向の中央部が位置すべき指定された位置及びこの位置を中央とする許容範囲等とすることも可能である。
従って、本実施例の回転位置判定工程では、両端面23Aの巻端部27の位置、及び座面25Aの終点の位置の相関を把握し、4つの位置全てが周方向での指定された位置及びその許容範囲内となる半製品11Aの周方向での回転位置が存在するか否かを判定する。
なお、かかる回転位置が存在しない場合は、制御部5が把持移送機構43を制御して半製品11Aを廃棄する。
次いで、特定工程では、回転位置判定工程の結果に基づいて、両端面23Aの座面25Aが指定位置させることが可能な周方向での半製品11Aの回転位置を特定する(以下、特定された回転位置を「特定回転位置」と称する)。
本実施例の特定工程は、両端面23Aの巻端部27の位置、及び座面25Aの終点の位置全てが、周方向での指定された位置の許容範囲内にある半製品11Aの周方向での特定回転位置を選定する。
特定回転位置を選定する際は、両端面23Aの巻端部27の位置、及び座面25Aの終点の位置が指定位置の中央に最も寄る位置が好ましい。ただし、両端面23Aの巻端部27の位置及び座面25Aの終点の位置が指定位置内にある限り、回転位置判定工程での判定結果による何れの回転位置を特定回転位置としてもよい。この限りにおいて、例えば、両端面23Aの巻端部27の位置及び座面25Aの終点の位置の何れか一つを指定位置の中央に位置させる等のように特定回転位置を選定することも可能であり、特定回転位置の選定は任意の基準により行わせることが可能である。
次いで、長さ検出工程では、制御部5が半製品11Aの湾曲前軸方向での自由長と基準長との差を検出する。基準長は、半製品11Aの巻き数毎の基準品の湾曲前軸方向での長さである。本実施例において、自由長と基準長との差の検出は、撮像工程で取得した端部位置画像情報に基づいて、制御部5が半製品11Aの他端部35Aの位置と基準品の他端部の位置に対する差を取得する。
そして、制御部5は、取得した差に基づいて、後述する成形工程での半製品11Aの移動ピッチを調整する。移動ピッチの調整量は、半製品11Aの全て又は一部の線間19Aに分配すればよい。例えば、全ての線間19Aに分配する場合は、取得した差を半製品11Aの巻き数で割った値等とすればよい。この場合、巻き数は、半製品11Aが製造される際に設定されるものを用いることが可能である。ただし、巻き数は、半製品11Aから実際に測定してもよい。
本実施例の長さ検出工程では、半製品11Aの一端部33Aの端部位置画像情報により、半製品11Aの一端部33Aの位置が基準位置であることも確認している。これは、供給時の半製品11Aがストッパー37aに当接すると、自身の弾性によりストッパー37aから離間するおそれがあるためである。これによって半製品11Aの一端部33Aの位置が基準位置からずれている場合、半製品11Aの他端部35Aの位置を求める際の調整に用いられる。
次いで、座巻数取得工程では、制御部5が後述する成形工程での半製品11Aの移動時の前方側に位置する端部33A又は35Aの座巻数を取得する。座巻数の取得は、本実施例において、撮像工程で取得した端部位置画像情報から行われる。
図5は、両端部33A,35Aの座巻部17Aの一例を示す側面図である。
図5のように、両端部33A,35Aの座巻部17Aは、座巻数が異なっていることがある。なお、図5の例では、一端部33A側の座巻数が2、他端部35A側の座巻数が3となっている。これにより、一端部33A及び他端部35Aは、移行部16Aの湾曲前軸方向での位置が異なっている。
制御部5は、取得した座巻数に基づいて、後述する成形工程での楔部51の半製品11Aに対する打込み開始位置を線間19Aに位置するように調整する。この調整は、予備移動工程において、打込み開始位置となる線間19Aを楔部51に対応させることで実現できる。
これにより、従来は、作業者が半製品11Aの両端部33A,35Aの座巻数を確認し、何れかの特定の端部を成形工程での移動時の前方側となるように、半製品11Aの向きを揃えて成形装置に供給していたが、本実施例では、そのような向きを揃えた供給の必要性を無くすことができる。
なお、同一ロットで製造される半製品11Aは、両端部33A,35Aが同様の座巻数を有しているため、両端部33A,35Aの座巻数及び打込み開始位置の調整情報を記憶しておけば、制御部5が何れの端部が成形工程での移動時の前方側であるかを特定することにより、間接的に座巻数を取得して打込み開始位置を調整できる。この場合、端面画像情報に基づく巻端部27の形状の相違により、何れの端部33A又は35Aが上記前方側であるかを特定することも可能である。
また、制御部5は、両端部33A,35Aの座巻数だけでなく、線間ピッチや径等の形状の違いを判断し、判断結果に応じて後述する成形工程での楔部51の打込み量を調整することも可能である。
この際、従来は、両端部33A,35Aの形状の違いの判断を作業者の目視に依存していたため、目視で認識できない微小な相違を判断することができなかったが、本実施例では、そのような微小な相違であっても判断することができる。
次いで、回転工程では、制御部5が把持移送機構43を制御して半製品11Aをアーク成形ステージ9に移送し、第一把持部55による半製品11Aの把持を行わせる。
このとき、本実施例では、回転機構部49を制御して、半製品11Aを把持する前に第一把持部55を特定回転位置に応じて回転させ、半製品11Aを把持した後に第一把持部55を回転前の初期状態に戻すことで半製品11Aを特定回転位置とする。第一把持部55の回転は、異なる回転方向に180度の範囲で行うことができるため、回転動作の迅速化を図れる。
なお、第一把持部55で半製品11Aを把持した後に、特定回転位置まで回転させてもよい。また、半製品11Aの回転は、第一把持部55によらず、別途の機構等によって回転させることも可能である。
次いで、予備移動工程では、成形工程の前に制御部5が送り機構部47を制御して半製品11Aを湾曲前軸方向に予備的に移動させ、回転位置 に基づく線間19Aの位置の変動を調整する。
すなわち、半製品11Aは、螺旋形状であるため、回転位置に応じて線間19Aの位置が湾曲前軸方向に変動することになる。このため、制御部5は、半製品11Aの回転位置と線間ピッチ等から線間19Aの位置の変動量を求め、送り機構部47を制御して求めた変動量を無くす方向に半製品11Aを移動させる。
このとき、本実施例では、上記のように、成形工程での移動時の前方側の端部33A又は35A(実施例では35A)において、楔部51の打込み開始位置が半製品11Aの移行部16Aと座巻部17Aとの間の線間19Aとなるように調整する。これは、半製品11Aがクローズドエンドであるため、座巻部17Aに楔部51が打込まれないためである。なお、半製品11Aがオープンエンドの場合は、楔部51が座巻部17Aにも打込まれることがあり、その際は、座巻数に応じた楔部51の打込み開始位置の調整は不要である。
次いで、成形工程では、制御部5が、送り機構部47を制御して半製品11Aを湾曲前軸方向に移動させつつ、打込み機構部81を制御して半製品11Aの螺旋状の線間19Aに楔部51を順次打ち込んで軸線TAを湾曲させるように半製品を変形させる。
本実施例では、第一把持部55が半製品11Aの一端部33A側を把持し、半製品11Aの他端部35A側を楔部51に対して押し出すように移動させつつ楔部51の打込みを行わせる。
この成形工程の開始時には、半製品11Aが特定回転位置に配置されているため、両端面23A上の座面25Aを確実に指定位置に配置した状態で楔部51の打込みを行うことができる。
しかも、成形工程の開始時には、半製品11Aを特定回転位置 に配置した状態で第一把持部55が常に初期状態にあるため、安定した動作で楔部51の打込みを行わせることができる。また、第一把持部55が初期状態から成形工程を開始することにより、半製品11Aの湾曲前軸方向の移動が進展して第一把持部55がダイ53に近接した際に、第一把持部55とダイ53との第一把持部55の回転方向での位置関係が略一定であるため、ダイ53の段部53aを確実に機能させて第一把持部55及びダイ53相互の干渉を抑制できる。
また、予備移動工程において、半製品11Aの回転位置に応じて線間19Aの位置の変動を調整し、且つ楔部51の打込み開始位置が線間19Aとなるように半製品11Aの位置が調整されているため、楔部51を確実に線間19Aに打ち込んで、楔部51が半製品11A(コイル部分21A)に衝突することを回避できる。
半製品11Aの移動では、制御部5が長さ検出工程で調整した移動ピッチにより半製品11Aを間欠的に移動させる。これにより、本実施例では、半製品11Aの自由長と基準長との差を吸収するように半製品11Aを移動させることができ、楔部51をより確実に線間19Aに打ち込んで、楔部51が半製品11Aに衝突することを回避できる。
ただし、楔部51が半製品11Aに衝突しても、本実施例では、制御部5が打込み機構部81の駆動源であるサーボモーター75の駆動トルクを監視し、駆動トルクのピーク値の変動により楔部51の半製品11Aへの衝突を検出することができる。
図6は、駆動トルクの波形の一例を示すグラフである。図6では、縦軸にトルク、横軸に時間を示す。
楔部51が半製品11Aに衝突すると、図6のように駆動トルクの波形に突出したピークPが現れる。このため、ピークPのピーク値により、楔部51の半製品11Aへの衝突が検出可能となる。
従って、楔部51の半製品11Aへの衝突を検出した場合は、アークスプリング11に打痕や変形が生じる恐れがあるため、成形工程を中断し或は成形工程後に半製品11A又はアークスプリング11を廃棄することができる。これにより、アークスプリング11に対する打痕や変形を抑制して形状を安定させることができる。
また、本実施例では、制御部5が打込み機構部81を制御し、半製品11Aの線間ピッチに応じて楔部51の打込み量を変化させ、アークスプリング11の形状をより安定させることができる。
具体的には、半製品11Aの移行部16Aでは、線間ピッチが相対的に小さいので、本体部15Aと同一の打込み量で楔部51の打込みを行うと、線間ピッチが相対的に大きい本体部15Aよりも曲率が大きくなる。そこで、本実施例では、移行部16Aでの楔部51の打込み量を相対的に小さくし、移行部16Aと本体部15Aとの曲率を近づけるか或は一致させる。
楔部51の打込み量を小さくすることは、ダイ53を楔部51から打込み方向で離間させることにより実現できる。ただし、楔部51の打込み量を小さくするには、ダイ53及び楔部51を相対的に離間させればよいので、楔部51をダイ53から離間させることも可能である。
このようにして楔部51を半製品11Aの他端部35Aから一端部33A側へ順次打ち込んでいく。そして、楔部51の打込みが半製品11Aの一端部33Aに至る前に、制御部5が半製品11Aの把持を、第一把持部55による一端部33A側から第二把持部57による他端部35A側に切り替える。
第二把持部57での把持に切り替えた後は、半製品11Aの一端部33A側を楔部51に対して引き込むように移動させつつ、半製品11Aの一端部までの楔部51の打込みを行わせて成形工程が終了する。
なお、本実施例の成形方法は、撮像工程、座面長さ判定工程、特定工程、長さ検出工程、端部形状取得工程、回転工程、予備移動工程、及び成形工程の順に行ったが、これに限られるものではない。例えば、長さ検出工程は、成形工程の前に行えばよく、回転工程や予備移動工程の後或は特定工程や座面長さ判定工程の前に行ってもよい。
[実施例の効果]
以上説明したように、本実施例の成形方法は、軸線TAを湾曲させる前の半製品11Aに対し、半製品11Aの両端面23Aを湾曲前の軸方向から撮像した端面画像情報に基づき、両端面23Aの座面25Aの半製品11Aの周方向での長さが許容範囲内であるか否かを判定する座面長さ判定工程と、両端面23Aの座面25Aの周方向の長さがそれぞれ許容範囲内である場合、端面画像情報を用いて両端面23Aの座面25Aをそれぞれ周方向における指定位置内に位置させることが可能な周方向での半製品の回転位置が存在するか否かを判定する回転位置判定工程と、回転位置判定工程の判定結果に基づいて両端面23Aの座面25Aをそれぞれ周方向における指定位置内に位置させための半製品11Aの回転位置を特定する特定工程と、半製品11Aを特定回転位置まで回転させる回転工程と、半製品11Aを湾曲前の軸方向に移動させつつ半製品11Aの螺旋状の線間19Aに楔部51を順次打ち込んで半製品11Aを変形させる成形工程とを備える。
従って、本実施例の成形方法は、半製品11Aの両端面23Aの端面画像情報に基づいて、両端面23Aの座面25Aの周方向の長さが許容範囲内である半製品11Aを選別できる。そして、本実施例の成形方法では、選別に用いた両端面23Aの端面画像情報に基づいて、選別された半製品11Aの両座面25Aの相関を把握しつつ、その半製品11Aを特定回転位置まで回転させて両座面25Aを指定位置に位置させることができる。
このため、本実施例の成形方法は、半製品11Aの両端面23Aの端面画像情報に基づいて、許容範囲内の周方向の長さを有する半製品11Aの両端面23A上の座面25Aを指定位置に容易且つ実に位置させることができる。
結果として、本実施例の成形方法は、製品要求に応じた指定位置に両端面23上の座面25が位置したアークスプリング11を成形することができる。従って、アークスプリング11の成形異常の発生を抑制できる。
また、本実施例の成形方法は、半製品11Aの選別時に用いた端末画像情報をそのまま両端面23Aの座面25Aの相関の把握に用いることができ、特定回転位置の選定のための処理を迅速かつ容易に行うことができる。
回転工程は、半製品11Aを把持するための把持部45を、半製品11Aを把持する前に特定回転位置に応じて回転させ、半製品11Aを把持した後に回転前の初期状態に戻すことで半製品11Aを特定回転位置とし、成形工程は、半製品11Aの湾曲前軸方向への移動を行わせる。
従って、本実施例の成形方法では、成形工程を開始するときに、第一把持部55が常に回転方向で初期状態にあるため、安定した動作で楔部51の打込みを行わせることができると共に、半製品11Aの湾曲前軸方向の移動が進展して第一把持部55がダイ53に近接しても設計に基づいて相互の干渉を抑制できる。
また、成形工程は、半製品11Aの一端部33A側の第一把持部55Aでの把持により、半製品11Aの他端部35A側を楔部51に対して押し出すように移動させつつ半製品11Aの他端部35Aから一端部33A側へ向けて楔部51の打込みを順次行わせる。そして、楔部51の打込みが半製品11Aの一端部33Aに至る前に、半製品11Aの他端部35A側の第二把持部57Aによる把持に切り替えて、半製品11Aの一端部33A側を楔部51に対して引き込むように移動させつつ半製品11Aの一端部33Aまでの楔部51Aの打込みを行わせる。
従って、本実施例の成形方法では、第一及び第二把持部55,57によって把持される部分も含めて、半製品11Aの一端部33Aから他端部35Aに至るまで確実に楔部51の打込みを行うことができる。
また、本実施例の成形方法は、成形工程の前に半製品11Aを湾曲前軸方向に予備的に移動させ、回転位置に基づく半製品11Aの線間19Aの位置のばらつきを調整する予備移動工程を備えるので、成形工程において、楔部51を確実に線間19Aに打ち込んで、楔部51が半製品11Aに衝突することを回避できる。
しかも、本実施例の成形方法では、半製品11Aの自由長と基準長との差を検出する長さ検出工程を備え、成形工程が自由長と基準長との差を吸収するように半製品11Aを湾曲前軸方向に移動させる。
従って、本実施例の成形方法では、半製品11Aの自由長にばらつきがあっても、楔部51をより確実に線間19Aに打ち込んで、楔部51が半製品11Aに衝突することを回避できる。
また、成形工程は、半製品11Aの線間19Aの湾曲前軸方向での距離に応じて楔部51の打込み量を変化させる。特に、本実施例では、本体部15Aと、湾曲前軸方向の両端部の座巻部17Aと、本体部15Aと座巻部17Aとの間に設けられ、線間ピッチが本体部15Aよりも小さい移行部16Aとを有しており、成形工程が移行部16Aでの楔部51の打込み量を相対的に小さくする。
従って、本実施例の成形方法は、半製品11Aの本体部15A及び座巻部17Aの曲率を近接させるか或は一致させることができる。
また、本実施例の成形方法は、成形工程での半製品11Aの移動時の前方側に位置する端部33A又は35Aの座巻部17Aの巻き数を取得する座巻数取得工程と、取得した座巻部17Aの巻き数の形状に基づいて、成形工程での半製品11Aに対する楔部51の打込み開始位置を調整する開始位置調整工程をと備える。
従って、本実施例では、両端部33A,35Aの座巻数が異なっていても、楔部51の打込み開始位置を調整して、楔部51が半製品11Aに衝突することを回避できる。
また、本実施例では、打込み開始位置の調整により、半製品11Aの両端部33A,35Aの何れかの特定の端部を成形工程での移動時の前方側となるように、半製品11Aの向きを揃えて成形装置1に供給する必要がなく、作業の迅速性を向上できる。
また、本実施例は、両端部33A,35Aの径や線間ピッチ等の形状の違いにより、楔部51の打込み量を調整し、アークスプリング11の形状を安定させ、成型異常の発生を抑制できる。この場合、両端部33A,35Aの形状の違いの判断を作業者の目視に依存する必要がないため、目視で認識できない両端部33A,35Aの径や線間ピッチ等の微小な相違を判断して、より確実に成形異常の発生の抑制できる。
成形工程は、打込み機構部81のサーボモーター75からの駆動トルクによって楔部51の打込みを行い、サーボモーター75の駆動トルクのピーク値の変動により楔部51の半製品11Aへの衝突を容易且つ確実に検出することができる。
本実施例の成形装置1は、半製品11Aの両端面23Aを湾曲前軸方向から撮像して端面画像情報を取得する第1~第4カメラ39a,39b,39c,39dと、半製品11Aを回転させる回転機構部49と、半製品11Aを把持し半製品11Aを湾曲前軸方向に移動させる把持部45と、半製品11Aの移動時に半製品11Aの螺旋状の線間19Aに順次打ち込まれ軸線19Aが湾曲するように半製品11Aを変形させる楔部51と、把持部45、回転機構部49、及び楔部51を制御する制御部5とを備え、制御部5の制御により上記成形方法を実行して同様の作用効果を得ることができる。
回転機構部49は、把持部45を回転可能であるため、半製品11Aを特定回転位置まで回転させる際と打込み時の捩じれを防止するための半製品11Aの回転とで共用することができ、成形装置1の簡素化を図ることができる。
本実施例の成形装置1は、楔部51による打込み時に半製品11Aを支持すると共に楔部51の打込み方向に移動可能なダイ53を備え、制御部5が半製品11Aの線間19Aの湾曲前軸方向での距離に応じて、ダイ53を楔部51の打込み方向に移動させ楔部51の打込み量を容易且つ確実に変化させることができる。
1 成形装置
5 制御部
11 アークスプリング
11A 半製品
13 線材
15、15A 本体部
17、17A 座巻部
19,19A 線間
23,23A 端面
25,25A 座面
27 巻端部
33,33A 一端部
35,35A 他端部
39a~39d カメラ(撮像部)
45 把持部
49 回転機構部
51 楔部
53 ダイ(支持台)
55 第一把持部
57 第二把持部
75 サーボモーター(駆動源)
T、TA 軸線

Claims (18)

  1. 線材が螺旋状に巻かれると共に軸線が湾曲し両端面にそれぞれ座面を有するアークスプリングの成形方法であって、
    前記軸線を湾曲させる前の半製品に対し、該半製品の両端面を前記半製品の湾曲前の軸線に沿った方向から撮像した端面画像情報に基づき、前記両端面の前記座面の周方向での長さがそれぞれ許容範囲内であるか否かを判定する座面長さ判定工程と、
    前記両端面の前記座面の周方向の長さがそれぞれ前記許容範囲内である場合、前記端面画像情報を用いて前記両端面の座面をそれぞれ前記周方向における指定位置内に位置させることが可能な前記周方向での前記半製品の回転位置が存在するか否かを判定する回転位置判定工程と、
    前記回転位置判定工程の判定結果に基づいて前記両端面の座面をそれぞれ前記周方向における指定位置内に位置させための前記半製品の回転位置を特定する特定工程と、
    前記半製品を前記特定した回転位置まで回転させる回転工程と、
    前記半製品を前記湾曲前の軸線に沿った方向に移動させつつ前記半製品の前記螺旋状の線間に楔部を順次打ち込んで前記半製品を変形させる成形工程と、
    を備えることを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  2. 請求項1記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記回転工程は、前記半製品を把持するための把持部を、前記半製品を把持する前に前記特定した回転位置に応じて回転させ、前記半製品を把持した後に回転前の初期状態に戻すことで前記半製品を前記特定した回転位置とし、
    前記成形工程は、前記半製品を把持部により把持して前記半製品の前記湾曲前の軸線に沿った方向への移動を行わせる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  3. 請求項2記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記把持部は、前記半製品の一端部側を把持する第一把持部と、前記半製品の他端部側を把持する第二把持部とを備え、
    前記回転工程は、前記半製品を把持する前に前記第一把持部を前記特定した回転位置に応じて回転させ、前記半製品を把持した後に前記第一把持部を回転前の初期状態に戻すことで前記半製品を前記回転位置とし、
    前記成形工程は、前記半製品の一端部側の前記第一把持部での把持により、前記半製品の他端部側を前記楔部に対して押し出すように移動させつつ前記半製品の他端部から一端部側へ向けて前記楔部の打込みを順次行わせ、前記楔部の打込みが前記半製品の一端部に至る前に前記半製品の他端部側の前記第二把持部での把持に切り替えて、前記半製品の一端部側を前記楔部に対して引き込むように移動させつつ前記半製品の一端部までの前記楔部の打込みを行わせる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  4. 請求項1~3の何れか一項に記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記成形工程の前に前記半製品を前記湾曲前の軸線に沿った方向に予備的に移動させ、前記回転位置に基づく前記線間の位置のばらつきを調整する予備移動工程を備える、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  5. 請求項1~4の何れか一項に記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記半製品の自由長と基準長との差を検出する長さ検出工程を備え、
    前記成形工程は、前記自由長と基準長との差を吸収するように前記半製品を前記軸線に沿った方向に移動させる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  6. 請求項1~5の何れか一項に記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記成形工程は、前記半製品の線間の前記湾曲前の軸線に沿った方向での距離に応じて前記楔部の打込み量を変化させる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  7. 請求項6記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記半製品は、本体部と、前記湾曲前の軸線に沿った方向の両端部の座巻部と、前記本体部と座巻部との間に設けられ前記線間の前記湾曲前の軸線に沿った方向の距離が前記本体部よりも小さい移行部とを有し、
    前記成形工程は、前記移行部での前記楔部の打込み量を相対的に小さくする、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  8. 請求項1~6の何れか一項に記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記半製品は、前記湾曲前の軸線に沿った方向の両端部の座巻部を有し、
    前記成形工程での前記半製品の移動時の前方側に位置する前記半製品の端部の座巻部の巻き数を取得する座巻数取得工程と、
    前記取得した座巻部の巻き数に基づいて、前記成形工程での前記半製品に対する前記楔部の打込み開始位置を調整する開始位置調整工程と、
    を備えたことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  9. 請求項1~8の何れか一項に記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記成形工程は、駆動源からの駆動トルクによって前記楔部の打込みを行い、前記駆動トルクのピーク値の変動により前記楔部の前記半製品への衝突を検出する、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  10. 線材が螺旋状に巻かれると共に軸線が湾曲し両端面にそれぞれ座面を有するアークスプリングの成形装置であって、
    前記軸線を湾曲させる前の半製品の両端面を前記半製品の湾曲前の軸線に沿った方向から撮像して端面画像情報を取得する撮像部と、
    前記半製品を回転させる回転機構部と、
    前記半製品を把持し前記半製品を前記半製品の軸線に沿った方向に移動させる把持部と、
    前記半製品の移動時に前記半製品の前記螺旋状の線間に順次打ち込まれて前記半製品を変形させる楔部と、
    前記把持部、前記回転機構部、及び前記楔部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部から取得した前記端面画像情報に基づき、前記両端面の座面の周方向での長さがそれぞれ許容範囲内であるか否かを判定し、
    前記両端面の座面の周方向の長さがそれぞれ前記許容範囲内である場合、前記端面画像情報を用いて前記両端面の座面をそれぞれ前記半製品の周方向における指定位置内に位置させることが可能な前記半製品の前記周方向での回転位置が存在するか否かを判定し、
    前記回転位置の判定結果に基づいて前記両端面の座面をそれぞれ前記周方向における指定位置内に位置させための前記半製品の回転位置を特定し、
    前記回転機構部により前記半製品を前記特定した回転位置まで回転させ、
    前記把持部により前記半製品を前記軸線に沿った方向に移動させつつ前記楔部により前記半製品の前記螺旋状の線間に順次打込みを行わせる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  11. 請求項10記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記回転機構部は、前記把持部を回転可能であり、
    前記制御部は、前記半製品を把持する前に前記把持部を前記特定した回転位置に応じて回転させ、前記半製品を把持した後に前記把持部を回転前の初期状態に戻すことで前記半製品を前記回転位置とする、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  12. 請求項10又は11記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記把持部は、前記半製品の一端部側を把持する第一把持部と、前記半製品の他端部側を把持する第二把持部とを備え、
    前記制御部は、
    前記半製品を把持する前に前記第一把持部を前記特定した回転位置に応じて回転させ、前記半製品を把持した後に前記第一把持部を回転前の初期状態に戻すことで前記半製品を前記回転位置とし、
    前記半製品の一端部側の前記第一把持部での把持により、前記半製品の他端部側を前記楔部に対して押し出すように移動させつつ前記半製品の他端部から一端部側へ向けて前記楔部の打込みを順次行わせ、前記楔部の打込みが前記半製品の一端部に至る前に前記半製品の他端部側の前記第二把持部での把持に切り替えて、前記半製品の一端部側を前記楔部に対して引き込むように移動させつつ前記半製品の一端部までの前記楔部の打込みを行わせる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  13. 請求項10~12の何れか一項に記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記制御部は、前記楔部による打込みを行う前に、前記把持部により前記半製品を前記湾曲前の軸線に沿った方向に予備的に移動させ、前記回転位置に基づく前記線間の位置のばらつきを調整する、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形方法。
  14. 請求項10~13の何れか一項に記載のアークスプリングの成形方法であって、
    前記撮像部は、前記半製品の両端部を径方向から撮像して前記湾曲前の軸線に沿った方向での前記両端部の位置を示す端部位置画像情報を取得し、
    前記制御部は、前記端部位置画像情報に基づいて前記半製品の自由長と基準長との差を取得し、前記自由長と基準長との差を吸収するように前記把持部を制御して前記半製品を前記湾曲前の軸線に沿った方向に移動させる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  15. 請求項10~14の何れか一項に記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記楔部による打込み時に前記半製品を支持すると共に前記楔部の打込み方向に移動可能な支持台を備え、
    前記制御部は、前記半製品の線間の前記湾曲前の軸線に沿った方向での距離に応じて、前記支持台を前記楔部の打込み方向に移動させ、前記楔部の打込み量を変化させる、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  16. 請求項15記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記半製品は、本体部と、前記湾曲前の軸線に沿った方向の両端部の座巻部と、前記本体部と座巻部との間に設けられ前記線間の前記湾曲前の軸線に沿った方向の距離が前記本体部よりも小さい移行部とを有し、
    前記制御部は、前記移行部での前記楔部の打込み量を小さくするように前記支持台を制御する、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  17. 請求項10~15の何れか一項に記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記半製品は、前記湾曲前の軸線に沿った方向の両端部の座巻部を有し、
    前記撮像部は、前記半製品の移動時の前方側に位置する前記半製品の端部の座巻部の巻き数を示す座巻画像情報を取得し、
    前記制御部は、前記座巻画像情報に基づいて前記巻き数を取得し、前記取得した巻き数に基づいて前記把持部を制御し、前記半製品に対する前記楔部の打込み開始位置を調整する、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
  18. 請求項10~17の何れか一項に記載のアークスプリングの成形装置であって、
    前記楔部は、駆動源から駆動トルクによって前記楔部の打込みを行い、
    前記制御部は、前記駆動トルクのピーク値の変動により前記楔部の前記半製品への衝突を検出する、
    ことを特徴とするアークスプリングの成形装置。
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