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JP7107057B2 - 噴射制御装置 - Google Patents

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JP7107057B2 JP2018137658A JP2018137658A JP7107057B2 JP 7107057 B2 JP7107057 B2 JP 7107057B2 JP 2018137658 A JP2018137658 A JP 2018137658A JP 2018137658 A JP2018137658 A JP 2018137658A JP 7107057 B2 JP7107057 B2 JP 7107057B2
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Description

本発明は、噴射制御装置に関する。
インジェクタを通電制御することにより燃料を噴射制御する内燃機関の噴射制御装置が知られている。この装置は、インジェクタ駆動部、昇圧部及び制御部を備え、昇圧部で生成された昇圧電圧でインジェクタを通電制御することにより、燃料の噴射化を実現するように構成されている。
そして、燃料の高燃圧噴射化によりインジェクタ駆動エネルギを増加させる傾向にあり、その増加を賄うために、昇圧部のコンデンサへの充電エネルギを大きくする必要があることから、充電電流を大きくする方法が用いられている。具体的には、最短の噴射インターバル、即ち、噴射開始から気筒に関係なく次の噴射開始までの最短の間隔においても、昇圧部のコンデンサが満充電となるように、即ち、短時間で充電が完了するように充電電流を大きく設定している。そして、充電電流の電流値は、噴射インターバルの長さにかかわらず固定されている。
特開2001-55948号公報
上記従来構成では、噴射インターバルが長いときであっても、充電電流が大きいため、充電期間中に、バッテリ電圧のドロップ量が大きくなり、ECUから供給する負荷電源(例えば、電子スロットルモータ電源)に影響を与えたり、エミッションノイズが大きくなったりするという問題があった。
本発明の目的は、昇圧部の充電電流を制御することにより、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減することができる噴射制御装置を提供することにある。
請求項1の発明は、内燃機関に燃料を噴射するインジェクタを昇圧電圧を用いて電流駆動する噴射制御装置であって、前記昇圧電圧を生成する昇圧部と、噴射開始から気筒に関係なく次の噴射開始までの噴射インターバルに応じて前記昇圧部の充電電流を制御する制御部とを備えたものである。前記制御部は、次の噴射までに前記昇圧部の充電部が満充電となるように、噴射インターバルの長短に応じて充電電流を調整するように構成され、前記噴射インターバルに対して、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動分に相当する時間を短くして、前記昇圧部の充電電流を制御するように構成されている。
第1実施形態を示す噴射制御装置の電気的構成を示す図 噴射制御のタイムチャート 従来の噴射制御のタイムチャート 噴射制御のフローチャート 噴射指示信号の一例を示す図 充電効率と充電電流の設定値との関係を表にして示す図 第2実施形態を示す噴射制御装置の電気的構成を示す図 噴射制御のタイムチャート(その1) 噴射制御のタイムチャート(その2)
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。まず、図1に示すように、本実施形態の内燃機関に燃料を噴射する噴射制御装置1は、車両に搭載された多気筒エンジン、例えば4気筒エンジンの各気筒に燃料を噴射供給する噴射弁であるインジェクタ2、3、4、5を通電制御するものである。噴射制御装置1は、各インジェクタ2、3、4、5への通電開始タイミング及び通電時間を制御することにより、各気筒への燃料噴射時期及び燃料噴射量を制御するように構成されている。
噴射制御装置1は、制御部6と、昇圧部7と、インジェクタ駆動部8とを備えている。制御部6は、昇圧部7に充電電流制御信号S1を出力することにより、昇圧部7の充電電流を制御する機能と、インジェクタ駆動部8に電圧制御信号S21、S22及び噴射指示信号S31~S34を出力することにより、インジェクタ2~5への通電を制御する機能とを有する。制御部6は、噴射インターバル設定部6a、噴射指示信号生成部6b、噴射エネルギ算出部6c、及び、充電電流算出部6dの各機能を備えている。
昇圧部7は、車両に搭載されたバッテリ10のバッテリ電圧を昇圧する機能を有し、昇圧型DC/DCコンバータで構成されている。昇圧部7は、コイル11と、ダイオード12と、MOSFET13と、コンデンサ14と、コンデンサ14の充電電流を検出する図示しない電流検出部とを備えている。コイル11の一端は、バッテリ電圧端子VBに接続され、コイル11の他端は、ダイオード12のアノード及びMOSFET13のドレインに接続されている。尚、バッテリ電圧端子VBは、スイッチ15を介してバッテリ10の正端子に接続されている。
ダイオード12のカソードはコンデンサ14の正側の端子及び昇圧電圧端子Vboostに接続され、コンデンサ14の負側の端子はグランドに接続されている。コンデンサ14は、例えばアルミ電解コンデンサで構成されている。尚、図示しないが、コンデンサ14の正側の端子が制御部6の入力端子に接続されており、制御部6はコンデンサ14の充電電圧を検出可能な構成となっている。また、制御部6は、上記電流検出部を介してコンデンサ14の充電電流を検出可能な構成となっている。
更に、制御部6は、充電電流制御信号S1を抵抗16を介してMOSFET13のゲートに与えることにより、MOSFET13をオンオフし、コンデンサ14の充電電流を所望の大きさの電流値に制御する機能と、コンデンサ14の充電電圧を目標充電電圧に昇圧させる機能とを有している。
インジェクタ駆動部8は、4個のインジェクタ2~4を通断電するものであり、6個のMOSFET17~22と、2個のダイオード23、24とを備えている。尚、インジェクタ2~4は、常閉式の電磁弁により構成されており、通電されると、開弁して燃料噴射を行ない、通電が遮断されると、閉弁して燃料噴射を停止する。
インジェクタ駆動部8において、MOSFET17、20は、昇圧部7の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチを構成するものであり、ドレインは昇圧電圧端子Vboostに接続され、ソースはインジェクタ2、3、4、5の一端に接続されている。尚、MOSFET17、20のソースとグランドとの間に図示極性のダイオード23、24が接続されている。制御部6は、電圧制御信号S21、S22を抵抗25、26を介してMOSFET17、20のゲートに与えることにより、MOSFET17、20を各別にオンオフ制御するように構成されている。
MOSFET18、19、21、22は、噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチを構成するものであり、ドレインはインジェクタ2、3、4、5の他端に接続され、ソースはグランドに接続されている。制御部6は、噴射指示信号S31~S34を抵抗27~30を介してMOSFET18、19、21、22のゲートに与えることにより、MOSFET18、19、21、22を各別にオンオフ制御するように構成されている。
次に、上記構成の作用、即ち、噴射制御装置1の制御部6の制御の内容について、図2ないし図6を参照して説明する。まず、本実施形態の制御部6の制御の概要について、図2及び図3に従って説明する。
本実施形態では、図2(a)に示すように、時刻t1で1番目(即ち、1気筒)のインジェクタ2用の噴射指示信号S31、即ち、インジェクタ電流が出力され、その後、時刻t2で3番目(即ち、3気筒)のインジェクタ4用の噴射指示信号S33、即ち、インジェクタ電流が出力されるとする。この場合、時刻t1から時刻t2までの間の時間が、噴射インターバルとなる。そして、昇圧部7のコンデンサ14を充電するに際して、満充電までの充電時間が上記噴射インターバルよりも若干短い時間となるように、充電電流の電流値を制御している。
これにより、図2(c)に示すように、昇圧用のコンデンサ14に流入する電流、即ち、充電電流の電流値が小さくなり、図2(d)に示すように、バッテリ10のバッテリ電圧ドロップと、エミッションノイズを小さくすることができる。そして、例えば電スロ駆動端子の電圧、即ち、ECU内電源供給端子の電圧も、図2(e)に示すように、充電中は、バッテリ電圧である例えば14Vから若干ドロップしたドロップ電圧となるだけである。
これに対して、従来構成の場合には、昇圧部7のコンデンサ14を充電するに際して、満充電までの充電時間が、噴射インターバルの最短時間よりも短い時間となるように、充電電流の電流値を決めており、充電電流の電流値はかなり大きな値となっている。このため、図3(c)に示すように、昇圧用のコンデンサ14に流入する電流、即ち、充電電流の電流値が大きくなり、図3(d)に示すように、バッテリ10のバッテリ電圧ドロップと、エミッションノイズが大きくなるという問題が発生する。そして、電スロ駆動端子の電圧も、図3(e)に示すように、充電中は、バッテリ電圧14Vからかなりドロップしたドロップ電圧となってしまう。
次に、制御部6の充電電流の制御について、図4を参照して説明する。図4のフローチャートは、制御部6の充電電流の制御の内容を示す。まず、図4のステップS10においては、噴射指示パルス、即ち、噴射指示信号S31を取得する。この場合、制御部6の噴射指示信号生成部6bは、図1に示すように、エンジンの回転センサから出力される回転信号を入力バッファ31を介して入力し、上記回転信号に基づいて噴射指示信号S31を生成する。噴射指示信号S31の一例を、図5に示す。
続いて、ステップS20へ進み、噴射指示信号S31に基づいて噴射エネルギ、即ち、充電エネルギを算出する。この場合、制御部6の噴射エネルギ算出部6cは、図5に示す噴射指示信号の電流の積分値、即ち、電流波形で囲まれた領域の面積を求める。そして、この積分値に昇圧電圧、即ち、昇圧電圧端子Vboostの電圧を乗算することにより、噴射エネルギ、即ち、充電エネルギを算出する。
次いで、ステップS30へ進み、噴射インターバルの時間を取得する。この場合、制御部6の噴射インターバル設定部6aはエンジンの回転信号に基づいて噴射インターバルを設定し、制御部6は上記設定された噴射インターバルを取得する。
そして、ステップS40へ進み、上記噴射エネルギと上記噴射インターバルに基づいて次気筒噴射までに充電完了する充電電流を算出、即ち、決定する。この算出に際しては、まず、次気筒噴射までの噴射インターバルの時間と、上記噴射エネルギの算出値とに基づいて、1ms当たりの噴射エネルギ、即ち、充電効率(mJ/ms)を求める。
例えば、噴射エネルギが200mJ、噴射インターバルの時間が20msであったときには、必要とする充電効率は、200/20=10mJ/msとなる。この場合、噴射インターバルの時間について、エンジンの回転数上昇や、回転数ばらつき等を考慮して、任意のマージン値を引き算して時間を設定、即ち、回転数上昇や回転数ばらつきの変動分に相当する時間を短くすると、満充電到達へのロバスト性を向上させることができる。尚、エンジン回転数の落ち込みについては、噴射インターバル時間よりも長くなり、必ず満充電となる為、考慮不要である。
次に、上記算出した充電効率に適応した充電電流の設定値を、図6に示す表から求める。尚、図6の表、即ち、データテーブルは、制御部6内のメモリに予め記憶されている。例えば、充電効率が10mJ/msである場合、充電電流の設定値としては、例えば2Aが設定、即ち、決定される。
続いて、ステップS50へ進み、上記算出・決定された充電電流の設定値を指示し、昇圧部7のコンデンサ14を充電するときには、上記指示した充電電流の設定値で充電が実行されるように設定する。
この後、ステップS60へ進み、該当気筒のインジェクタを、図5に示す噴射指示信号で通電駆動することにより、燃料を噴射する。この場合、例えばインジェクタ2を通電駆動する場合には、インジェクタ駆動部8のMOSFET17を図5に示す噴射指示信号に対応するように、オンオフ制御し、MOSFET18をオンする。この制御においては、昇圧電圧端子Vboostの昇圧電圧によって、図5に示すピーク電流駆動と、ホールド電流駆動を実行するように構成されている。
続いて、ステップS70へ進み、昇圧電圧の充電、即ち、昇圧部7のコンデンサ14の充電を開始する。この場合、制御部6は、上記指示された充電電流の設定値でコンデンサ14が充電されるように、昇圧部7のMOSFET13をオンオフ制御する。
そして、ステップS80へ進み、昇圧電圧、即ち、コンデンサ14が満充電であるか否かを判断する。ここで、満充電でないときには(NO)、ステップS70へ戻り、コンデンサ14の充電を続ける。また、上記ステップS80において、満充電であるときには、「YES」へ進み、本制御を終了する。
このような構成の本実施形態においては、インジェクタ2~5を昇圧電圧を用いて電流駆動する噴射制御装置1は、昇圧電圧を生成する昇圧部7と、噴射インターバルに応じて昇圧部7の充電電流を制御する制御部6とを備えるように構成した。この構成によれば、昇圧部7の充電電流を制御することにより、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減することができる。
また、本実施形態では、制御部6は、次の噴射までに昇圧部7のコンデンサ14、即ち、充電部が満充電となるように、噴射インターバルの長短に応じて充電電流を調整するように構成した。この構成によれば、噴射インターバルが長い場合、充電電流を小さくすることが可能となるため、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減することが可能となる。
また、本実施形態では、制御部6は、噴射インターバルが長いときには、昇圧部7の充電電流を小さくし、噴射インターバルが短いときには、昇圧部7の充電電流を大きくするように構成した。この構成によれば、バッテリ電圧のドロップ量やエミッションノイズを低減できる。
また、本実施形態では、制御部6は、噴射インターバルに対して、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動分に相当する時間を短くして、昇圧部7の充電電流を制御するように構成した。この構成によれば、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動が発生した場合でも、満充電到達へのロバスト性を向上させることができる。
上記実施形態では、制御部6は、インジェクタ駆動電流から噴射インターバルによる時間単位毎の充電電流を算出し、予め設定された時間単位毎の充電電流、即ち、図6の表に基づいて昇圧部7の充電電流を制御するように構成した。この構成によれば、昇圧部7の充電電流を簡単且つ容易に算出することができる。
上記実施形態では、制御部6は、昇圧部7の充電電流を噴射前に決定するように構成した。この構成によれば、噴射後、すみやかに充電を開始することができる。
また、上記実施形態では、インジェクタ2~5を駆動するインジェクタ駆動部8は、昇圧部7の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチであるMOSFET17、20と、噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチであるMOSFET18、19、21、22とを備え、そして、インジェクタ駆動部8は、MOSFET17、20によりインジェクタのピーク電流駆動とホールド電流駆動を行うように構成した。この構成によれば、インジェクタのピーク電流駆動とホールド電流駆動を容易に実現することができ、特にHCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition、予混合圧縮着火)方式に効果を有する。
(第2実施形態)
図7ないし図9は、第2実施形態を示すものである。尚、第1実施形態と同一構成には、同一符号を付している。第2実施形態では、インジェクタ駆動部8において、インジェクタ2~5の電源として昇圧電圧またはバッテリ電圧を選択して印加可能なように構成した。
具体的には、インジェクタ駆動部8は、バッテリ電圧を供給するための構成として、MOSFET32、33とダイオード34、35を備えた。MOSFET32、33は、バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチを構成するものであり、ドレインはバッテリ電圧端子VBに接続され、ソースはダイオード34、35を介してインジェクタ2、3、4、5の一端に接続されている。制御部6は、バッテリ電圧制御信号S23、S24を抵抗36、37を介してMOSFET32、33のゲートに与えることにより、MOSFET32、33を各別にオンオフ制御するように構成されている。
上記構成において、例えばインジェクタ2を通電駆動する場合には、インジェクタ駆動部8のMOSFET17をオンすると、昇圧電圧端子Vboostの昇圧電圧によって、インジェクタ2を通電制御できる。また、インジェクタ駆動部8のMOSFET32をオンすると、バッテリ電圧端子VBのバッテリ電圧によって、インジェクタ2を通電制御できる。
また、本実施形態では、図8に示すように、MOSFET17によりインジェクタ2のピーク電流駆動を行い、MOSFET32によりインジェクタ2のホールド電流駆動を行うように構成されている。この構成の場合、図8(c)に示すように、昇圧電圧をインジェクタに印加している期間、即ち、ピーク電流の時間(ピーク時間)、昇圧部7のコンデンサ14のエネルギが消費、即ち、放電されるようになっている。
また、本実施形態において、ピーク電流駆動及びホールド電流駆動に加えてピック電流駆動を実行する場合には、図9に示すように制御する。即ち、図9に示すように、MOSFET17によりインジェクタ2のピーク電流駆動を行い、MOSFET32によりインジェクタ2のピック電流駆動を行い、MOSFET32によりインジェクタ2のホールド電流駆動を行うように構成されている。この構成の場合、図9(c)に示すように、昇圧電圧をインジェクタに印加している期間、即ち、ピーク電流の時間(ピーク時間)、昇圧部7のコンデンサ14のエネルギが消費、即ち、放電されるようになっている。
上述した以外の第2実施形態の構成は、第1実施形態の構成と同じ構成となっている。従って、第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、第2実施形態によれば、インジェクタ駆動部8は、バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチであるMOSFET32、33を備え、図8に示すように、MOSFET17、20によりインジェクタのピーク電流駆動を行い、MOSFET32、33により前記インジェクタのホールド電流駆動を行うように構成した。この構成によれば、昇圧電圧を用いることなくバッテリ電圧でホールド電流駆動を行うことができ、特にSI(Spark Ignition、火花点火)方式に効果を有する。
また、第2実施形態においては、図9に示すように、MOSFET17、20によりインジェクタのピーク電流駆動を行い、MOSFET32、33により前記インジェクタのピック電流駆動及びホールド電流駆動を行うように構成した。この構成によれば、昇圧電圧を用いることなくバッテリ電圧でピック電流駆動及びホールド電流駆動を行うことができ、特にSI方式に効果を有する。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1は噴射制御装置、2、3、4、5はインジェクタ、6は制御部、7は昇圧部、8はインジェクタ駆動部、10はバッテリ、13はMOSFET、14はコンデンサ、17、18、19、20、21、22はMOSFET、32、33はMOSFETである。

Claims (7)

  1. 内燃機関に燃料を噴射するインジェクタ(2、3、4、5)を昇圧電圧を用いて電流駆動する噴射制御装置であって、
    前記昇圧電圧を生成する昇圧部(7)と、
    噴射開始から気筒に関係なく次の噴射開始までの噴射インターバルに応じて前記昇圧部の充電電流を制御する制御部(6)と、を備え、
    前記制御部は、次の噴射までに前記昇圧部の充電部が満充電となるように、噴射インターバルの長短に応じて充電電流を調整するように構成され、前記噴射インターバルに対して、内燃機関の回転数上昇や回転数ばらつき変動分に相当する時間を短くして、前記昇圧部の充電電流を制御するように構成された噴射制御装置。
  2. 前記制御部は、噴射インターバルが長いときには、前記昇圧部の充電電流を小さくし、噴射インターバルが短いときには、前記昇圧部の充電電流を大きくするように構成された請求項1記載の噴射制御装置。
  3. 前記制御部は、インジェクタ駆動電流から噴射インターバルによる時間単位毎の噴射エネルギを充電効率として算出し、当該算出した前記充電効率に適応した昇圧部の充電電流を設定して制御するように構成された請求項1又は2記載の噴射制御装置。
  4. 前記制御部は、前記昇圧部の充電電流を噴射前に決定するように構成された請求項1から3のいずれか一項記載の噴射制御装置。
  5. インジェクタを駆動するインジェクタ駆動部(8)は、前記昇圧部の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチ(17、20)と、
    噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチ(18、19、21、22)とを備え、
    前記インジェクタ駆動部は、前記第1スイッチにより前記インジェクタのピーク電流駆動とホールド電流駆動を行うように構成された請求項1から4のいずれか一項記載の噴射制御装置。
  6. インジェクタを駆動するインジェクタ駆動部は、前記昇圧部の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチと、
    噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチと、
    バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチ(32、33)とを備え、
    前記インジェクタ駆動部は、前記第1スイッチにより前記インジェクタのピーク電流駆動を行い、前記第3スイッチにより前記インジェクタのホールド電流駆動を行うように構成された請求項1から5のいずれか一項記載の噴射制御装置。
  7. インジェクタを駆動するインジェクタ駆動部は、前記昇圧部の昇圧電圧を電源としたインジェクタ上流側の第1スイッチと、
    噴射気筒を切り替えるインジェクタ下流側の第2スイッチと、
    バッテリ電圧を電源としたインジェクタ上流側の第3スイッチとを備え、
    前記インジェクタ駆動部は、前記第1スイッチにより前記インジェクタのピーク電流駆動を行い、前記第3スイッチにより前記インジェクタのピック電流駆動及びホールド電流駆動を行うように構成された請求項1から5のいずれか一項記載の噴射制御装置。
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