JP7104486B2 - 高靭性シランカップリング化合物およびそれらを含有する医科歯科用硬化性組成物 - Google Patents
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Description
Zは、C1~C30の直鎖または分岐鎖のアルキレン基で、少なくとも-CH2-CH2-O-基、-O-CH(CH3)-CH2-基、-O-CH2-CH(CH3)-基のうちから1以上含み、R2 は、C7~C30の直鎖または分岐鎖のアルキレン基で、-S-, -NH-, -NR4-(R4はアルキレン基を示す),-CH2-C6H4-(C6H4はフェニレン基を示す), -C(O)-O-, -O- 基、-CH2-CH2-O-基、-O-CH(CH3)-CH2-基、-O-CH2-CH(CH3)-基を含み得、
R3はC1~C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、R1はC1~C16の直鎖または分岐鎖のアルキル基、フェニル基またはハロゲン原子を表しnが0のときには少なくとも1以上のハロゲン原子がSiに結合する。
aは1~6, nは0~3である。
R3はC1~C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、R1はC1~C16の直鎖または分岐鎖のアルキル基、フェニル基またはハロゲン原子を表しnが0のときには少なくとも1以上のハロゲン原子がSiに結合する。なお、-CH2-CH2-O-基はポリエチレングリコールの繰返し単位、-O-CH(CH3)-CH2-基と-O-CH2-CH(CH3)-基はポリプロピレングリコールの繰返し単位を意味し、aは1~6, nは0~3である。
コス-19-エニルメタクリレート、1,18-ビス(シクロヘキシルオキシ)-5,14-ジオキソ-4,15-ジオキサ-6,13-ジアザオクタデカン-2,17-ジイルジアクリレート、1-(シクロヘキシルオキシ)-17-(シクロヘキシルオキシメチル)-5,14,19-トリオキソ-4,15,18-トリオキサ-6,13-ジアザヘニコス-20-エン-2-イルメタクリレート、1,18-ビス(シクロヘキシルオキシ)-5,14-ジオキソ-4,15-ジオキサ-6,13-ジアザオクタデカン-2,17-ジイルビス(2-メチルアクリレート)、7,7,9-トリメチル-4,13-ジオキソ-3,14-ジオキサ-5,12-ジアザヘキサデカン-1,16-ジイルビス(2-メチルアクリレート)、7,7,9-トリメチル-4,13-ジオキソ-3,14-ジオキサ-5,12-ジアザヘキサデカン-1,16-ジイルジアクリレート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)エチル メタクリレート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(メチルアザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(メチルアザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-((3-((((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)メチル)ベンジル)(メチル)カルバモイロキシ)エチル メタクリレート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)プロピル メタクリレート、2-(3-(((1-(アクリロイロキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチ
ル)ベンジルカルバモイロキシ)エチル メタクリレート、4,4’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビスオキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(4,1-フェニレン)ビス(2-メチルアクリレート)、4,4’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビスオキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(4,1-フェニレン)ジアクリレート、4-(3-(((4-(アクリロキシ)フェノキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)フェニル メタクリレート、4,4’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(ブタン-4,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、4,4’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビ
ス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(ブタン-4,1-ジイル)ジアクリレート、4-(3-(((4-(アクリロイロキシ)ブトキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)ブチル メタクリレート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-フェノキシプロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-フェノキシプロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((1-(アクリロイロキシ)-3-フェノキシプロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)-3-フェノキシプロピル メタクリレート、2-2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルアミノ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2-2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルアミノ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((1-(アクリロイロキシ)-3-(フェニルアミノ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)-3-(フェニルアミノ)プロピル メタクリレート、2,2’-(1,3フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルチオ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(1,3フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルチオ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((1-(アクリロキシ)-3-(フェニルチオ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)-3-(フェニルチオ)プロピル メタクリレート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(ベンジルオキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(ベンジルオキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((1-(アクリロイロキシ)-3-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)-3-(ベンジルオキシ)プロピル メタクリレート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(メタアクリロイロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジベンゾエート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(アクリロイロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジベンゾエート、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(1,3-フェニレンビス(メチレン))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(3-(((1-(アクリロイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)メチル)ベンジルカルバモイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロピル メタクリレート2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2.2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((2-(アクリロイルオキシ)エトキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルオキシ)エチルメタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(メチルアザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(メチルアザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(エタン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-((2-(3-(2-(((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イル)(メチル)カルバモイルキシ)エチル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((2-(アクリロイロキシ)エトキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)プロピルメタクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)エチル メタクリレート、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(4,1-フェニレン)ビス(2-メチルアクリレート)、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(4,1-フェニレン)ジアクリレート、4-(2-(3-(2-((4-(アクリロイロキシ)フェノキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)フェニルメタクリレート、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(ブタン-4,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、4,4’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(ブタン-4,1-ジイル)ジアクリレート、4-(2-(3-(2-((4-アクリロイロキシ)ブトキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)ブチルメタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-フェノキシプロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-フェノキシプロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-フェノキシプロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイルキシ)-3-フェノキシプロピル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルアミノ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルアミノ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(フェニルアミノ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(フェニルアミノ)プロピル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルチオ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(フェニルチオ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(フェニルチオ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(フェニルチオ)プロピル メタクリレート、2-2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(3-(ベンジロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メチルアクリレート)、2-2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(3
-(ベンジロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(ベンジルオキシ)プロピル メタクリレート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(メタクリロイロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジベンゾエート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(アクリロイロキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジベンゾエート、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ビス(2-メタクリレート)、2,2’-(2,2’-(1,3-フェニレン)ビス(プロパン-2,2-ジイル))ビス(アザンジイル)ビス(オキソメチレン)ビス(オキシ)ビス(3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン-2,1-ジイル)ジアクリレート、2-(2-(3-(2-((1-(アクリロイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロパン2-イルオキシ)カルボニルアミノ)プロパン-2-イル)フェニル)プロパン-2-イルカルバモイロキシ)-3-(2-フェニルアセトキシ)プロピルメタクリレートなどが挙げられる。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-オール:17.0g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:36.9mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:18.5mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-イソシアナートエトキシ)エチルメタクリレート:19.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-イソシアナートエトキシ)エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-オールおよび2-(2-イソシアナートエトキシ)エチルメタクリレートのピークは消失し、新たなピーク:2-(2-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ) エチルメタクリレート(分子量369.5)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物37.0g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:5.3mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である2-(2-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ) エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3,16,21-トリオキサ-18-アザ-4-シラトリコサン-23-イルメタクリレート(分子量533.78)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-オール:17.0g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:41.3mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:20.7mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-(2-イソシアナートエトキシ)エトキシ)エチルメタクリレート:24.3g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-(2-イソシアナートエトキシ)エトキシ)エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-オールおよび2-(2-(2-イソシアナートエトキシ)エトキシ)エチルメタクリレートのピークは消失し、新たなピーク:10-オキソ-3,6,11-トリオキサ-9-アザドコス-21-エン-1-イルメタクリレート(分子量413.55)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(200mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物41.4g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:5.8mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成をおこなった。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である10-オキソ-3,6,11-トリオキサ-9-アザドコス-21-エン-1-イルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3,16,21,24-テトラオキサ-18-アザ-4-シラヘキサコサン-26-イルメタクリレート(分子量577.83)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-オール:17.0g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:41.3mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:20.7mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-(2-(2-イソシアネートエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチルメタクリレート:28.7g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-(2-(2-イソシアネートエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-オールおよび2-(2-(2-(2-イソシアネートエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:13-オキソ-3,6,9,14-テトラオキサ-12-アザペンタコス-24-エン-1-イルメタクリレート(分子量457.61)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(200mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物45.8g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:6.2mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である13-オキソ-3,6,9,14-テトラオキサ-12-アザペンタコス-24-エン-1-イルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3,16,21,24,27-ペンタオキサ-18-アザ-4-シラノナコサン-29-イルメタクリレート(分子量621.88)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)にヘプト-6-エン-1-オール:11.4g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:31.3mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:15.7mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレート:19.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料であるヘプト-6-エン-1-オールおよび2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:2-(2-(((ヘプト-6-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エチルメタクリレート(分子量313.39)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(200mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物31.3g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:4.8mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である2-(2-(((ヘプト-6-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-13-オキソ-3,12,17-トリオキサ-14-アザ-4-シラノナデカン-19-イルメタクリレート(分子量477.67)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)にペント-4-エン-1-オール:8.6g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:36.9mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:18.5mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレート:19.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料であるペント-4-エン-1-オールおよび2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:2-(2-(((ペント-4-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エチルメタクリレート(分子量285.34)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物28.5g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:4.5mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である2-(2-(((ペント-4-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-11-オキソ-3,10,15-トリオキサ-12-アザ-4-シラヘプタデカン-17-イルメタクリレート(分子量449.62)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)にプロプ-2-エン-1-オール:5.8g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:25.7mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:12.9mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレート:19.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料であるプロプ-2-エン-1-オールおよび2-(2-イソシアネートエトキシ) エチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:2-(2-(((アリロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エチルメタクリレート(分子量257.29)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物25.7g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:4.2mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である2-(2-(((アリロキシ)カルボニル)アミノ)エトキシ)エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-9-オキソ-3,8,13-トリオキサ-10-アザ-4-シラペンタデカン-15-イルメタクリレート(分子量421.56)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)にプロプ-2-エン-1-オール:5.8g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:30.1mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:15.1mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-(2-(2-イソシアネートエトキシ)エトキシ)エチルメタクリレート:24.3g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-(2-(2-イソシアネートエトキシ)エトキシ)エチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料であるプロプ-2-エン-1-オールおよび2-(2-(2-イソシアネートエトキシ)エトキシ)エチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:10-オキソ-3,6,11-トリオキサ-9-アザテトラデック-13-エン-1-イルメタクリレート(分子量301.34)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物30.1g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:4.7mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である10-オキソ-3,6,11-トリオキサ-9-アザテトラデック-13-エン-1-イルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-9-オキソ-3,8,13,16-テトラオキサ-10-アザ-4-シラオクタデカン-18-イルメタクリレート(分子量465.61)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-オール:17.0g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:32.5mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:16.3mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに2-イソシアナートエチルメタクリレート:15.5g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように2-イソシアナートエチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-オールおよび2-イソシアナートエチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:2-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレート(分子量325.45)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物32.5g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:4.9mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である2-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)エチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-dジエトキシ-17-オキソ-3,16-ジオキサ-18-アザ-4-シライコサン-20-イルメタクリレート(分子量489.72)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-オール:17.0g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:40.9mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:20.5mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに8-イソシアナートオクチルメタクリレート:23.9g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように8-イソシアナートオクチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定をおこなった。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-オールおよび8-イソシアナートオクチルメタクリレートは消失し、新たなピーク:8-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)オクチルメタクリレート(分子量409.61)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物41.0g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:5.7mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である8-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)オクチルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3,16-ジオキサ-18-アザ-4-シラヘキサコサン-26-イルメタクリレート(分子量573.89)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(100mL容積)に10-ウンデセン-1-オール:17.0g(0.10mol)、ジブチルチン(IV)ジラウレート:45.1mg(1000ppm相当)およびp-メトキシフェノール:22.6mg(500ppm相当)を加え溶解させた。次に、滴下ロートに11-イソシアナートウンデシルメタクリレート:28.1g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを75℃に加温したオイルバスに浸け、攪拌しながら内温が80℃を超えないように8-イソシアナートオクチルメタクリレートを滴下した。滴下終了後、オイルバスの温度を維持したまま5時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、四つ口フラスコをオイルバスから外し反応物を室温に戻し、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の分析条件は、カラムZORBAX-ODS、アセトニトリル/蒸留水=7/3、流量0.5mL/min、マルチスキャンUV検出器、RI検出器、MS検出器である。FT-IR測定はATR法にて行った。HPLC測定の結果、原材料である10-ウンデセン-1-オールおよび11-イソシアナートウンデシルメタクリレートは消失し、新たなピーク:11-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)ウンデシルメタクリレート(分子量451.69)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2280~2250cm-1のイソシアナート吸収および3300cm-1近傍のヒドロキシ基吸収の消失を確認し、新たに1250cm-1にウレタン基由来の吸収を確認した。次に、攪拌羽根、温度計、滴下ロートおよび冷却管を備えた四つ口フラスコ(200mL容積)に上述の操作で合成した前駆体化合物45.2g(0.10mol)および白金(0)-1,3-ジビニル-1,1,3,3-テトラメチルジシロキサン:6.2mg(100ppm相当)を添加し均一になるように十分攪拌した。別に、滴下ロートにトリエトキシシラン:16.4g(0.10mol)を秤量した。四つ口フラスコを室温下、攪拌しながら内温が35℃を超えないようにトリエトキシシランを滴下した。滴下終了後、室温にて12時間反応を継続させ熟成を行った。熟成終了後、HPLCおよびFT-IR測定を行った。HPLC測定の結果、原材料である11-(((ウンデック-10-エン-1-イロキシ)カルボニル)アミノ)ウンデシルメタクリレートおよびトリエトキシシランのピークは消失し、新たなピーク:4,4-ジエトキシ-17-オキソ-3,16-ジオキサ-18-アザ-4-シラノナコサン-29-イルメタクリレート(分子量615.97)を確認した。また、FT-IR測定の結果、2190cm-1のシラン基吸収の消失を確認した。本合成例にて合成した化合物の化学構造式を以下に記載する。
合成例1~7にて合成した重合性シランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)およびFuselex(龍森社製)の表面改質および歯科用コンポジットレジンの調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-1に記載した量の合成済シランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gおよびFuselex:45.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水2.4gおよび1wt%燐酸水溶液1.2gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し歯科用コンポジットレジンを得た。
合成例1~7にて合成した重合性シランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)およびFuselex(龍森社製)の表面改質および歯科用コンポジットレジンの調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-2に記載した量の合成済シランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gおよびFuselex:45.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水2.4gおよび1wt%燐酸水溶液1.2gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し歯科用コンポジットレジンを得た。
合成例1~7にて合成した重合性シランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)の表面改質および粘着性ペーストの調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-3に記載した量の合成済シランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水0.65gおよび1wt%燐酸水溶液0.33gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1-3記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し粘着性ペーストを得た。
比較合成例1~3にて合成した重合性シランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)およびFuselex(龍森社製)の表面改質および歯科用コンポジットレジンの調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-1に記載した量の合成済シランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gおよびFuselex:45.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水2.4gおよび1wt%燐酸水溶液1.2gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1-1記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し歯科用コンポジットレジンを得た。
比較合成例1~3にて合成した重合性シランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)およびFuselex(龍森社製)の表面改質および歯科用コンポジットレジンの調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-2に記載した量の合成済シランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gおよびFuselex:45.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水2.4gおよび1wt%燐酸水溶液1.2gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1-2記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し歯科用コンポジットレジンを得た。
比較合成例1~3にて合成した重合性シランカップリング剤を用いOX-50(日本アエロジル社製)の表面改質および粘着性ペーストの調製を行った。具体的な表面改質方法を以下に記載する。表1-3に記載した量の合成済シランカップリング剤をエタノール300mLに溶解し、OX-50:15.0gが入った500mLナスフラスコに加えた。その後、電磁攪拌子を入れ10分間攪拌し、さらに28KHz-150Wの超音波分散機にて5分間分散させた。分散終了後、攪拌下にて蒸留水0.65gおよび1wt%燐酸水溶液0.33gを加え、フラスコを沸騰ウオーターバスに浸け5時間還流させた。還流終了後、内温を室温まで戻し遮光下にて表1-3記載のバインダー液(UDMA, 2G)および光重合開始剤を加え、均一に攪拌した後にエバポレータにてエタノールを留去した。その後、Thinky社製Planetary Vacuum mixer ARV-310にて1000rpm-5KPa-15minの条件下にて完全に溶媒を除去し粘着性ペーストを得た。
実施例1-1~1-7, 2-1~2-7, 比較実施例1-1~1-3, 2-1~2-3にて調製した歯科用コンポジットレジンをISO4049に従い、硬化体を作製しインストロン万能試験機(インストロン5567、インストロン社製)を用い曲げ強度を求めた。なお、光重合は株式会社松風製GriplightIIにて30秒間光照射することで行った。
実施例3-1~3-7、比較実施例3-1~3-3にて調製した粘着性ペーストを幅24mm-長さ200mm-厚さ0.2mmの離型剤塗布済みSUS304製金型に流し込み、離型剤塗布済みSUS304製板にて圧接し、50℃のオーブンにて12時間加熱し、硬化させた。それらの試験体をJIS Z 0237(粘着テープ試験法)に準じて、引っ張り強さおよび伸び率を求めた。なお、実施例3-1は合成例1で合成したシランカップリング剤を使用し、以下順次実施例3-2は合成例2で合成したシランカップリング剤を使用した。
実施例3-1~3-7、比較実施例3-1~3-3にて調製した粘着性ペーストを接着部位が幅20mm-長さ50mm-厚さ0.2mmになるように被着体同士にて挟み、50℃のオーブンにて12時間加熱し、硬化させた。それらの試験体をJIS Z 0237(粘着テープ試験法)に準じて、剪断粘着力(単位:N/cm2)を求めた。なお、被着体は(1)被着面にケイ酸塩ガラスを融着させたSUS304板(幅20mm-長さ100mm-厚さ6mm)、(2)金属板SUS304(幅20mm-長さ100mm-厚さ5mm)、(3)ジ(メタクリロキシエチル)トリメチル ヘキサメチレンジウレタン:69.0wt%、ジエチレングリコールジメタアクリレート:30.0wt%、BPO:1.0wt%の混合液を幅20mm-長さ100mm-厚さ5mmの離型剤塗布済みSUS304製金型に流し込み、離型剤塗布済みSUS304製板にて圧接し、50℃のオーブンにて12時間加熱し、硬化させたプラスチック板を用いた。前述した(1)から(3)の被着体の組み合わせ6種類での試験とした。なお、何れの被着面も耐水研磨紙#600にて研磨・平滑化した面を使用した。
実施例1-1~1-7, 2-1~2-7, 比較実施例1-1~1-3, 2-1~2-3にて調製した歯科用コンポジットレジンをステンレス製金型(内径10mm、厚さ2mm)に充填し、両面にカバーガラスを置いて圧接した後、可視光線照射器(ソリディライトV:松風社製)を用いて両面からそれぞれ3分間光照射することにより硬化体を得た。硬化前と硬化後における密度をガスピクノメーター(アキュピック1303:Micromeritics社製)を用いて測定し、得られた測定値から(式1)に従い、重合収縮率を算出した。なお、密度の測定は25℃にて行った。
重合収縮率(vol%)=(1-Dbefore/ Dafter)×100 …(式1)
(Dbefore:硬化前の密度、Dafter:硬化後の密度)
Claims (3)
- 以下の式で表わされる重合性基を有するシランカップリング剤。
Zは、C1~C30の直鎖または分岐鎖のアルキレン基で、当該アルキレン基中の1個又は2個以上の-CH2-は-O-で置換されており、酸素原子同士が直接結合することはなく、
R2 は、C7~C30の直鎖または分岐鎖のアルキレン基で、当該アルキレン基中の1個又は2個以上の-CH2-は-S-, -NH-, -NR4-(R4はアルキレン基を示す),-CH2-C6H4-(C6H4はフェニレン基を示す), -C(O)-O-, -O- 基で置換されていてもよく、
R3はC1~C6の直鎖または分岐鎖のアルキル基を表し、鎖中に他の原子や置換基を有さず、
R1は、鎖中に他の原子や置換基を有さないC1~C16の直鎖または分岐鎖のアルキル基、フェニル基、ハロゲン原子のうちから選択されるいずれかを表し、
nが0のときには少なくとも1以上のハロゲン原子がSiに結合する。
aは1~6, nは0~3である。 - 請求項1記載のシランカップリング剤で表面処理された無機充填剤。
- 請求項2記載の無機充填剤、ラジカル重合性モノマーを含み、また少なくとも重合開始剤または重合促進剤のいずれか一方を含む医科歯科用硬化性組成物。
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