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JP7189812B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動アクチュエータを制御する電子制御装置に関する。
従来、車両の運転者のステアリング操舵力を電動アクチュエータでアシストする電動パワーステアリング装置として、特許文献1には、イグニッションスイッチがオンされた後に起動時チェックを行い、車両の状態量が正常に検出できている場合にアシスト制御に移行することが記載されている。
特開2018-8652号公報
ところで、上記のような電動パワーステアリング装置等に適用される電子制御装置については、車両の自動運転や安全性等の要求から、故障発生時でもステアリングの制御機能を維持するために、複数の制御系統によって電動アクチュエータを制御するようにした、多重化(冗長化)された構成を持つ電子制御装置も多い。しかしながら、このような従来の電子制御装置では、イグニッションスイッチから出力される信号が、断線等の異常が発生して電動パワーステアリング装置側で受信できなくなった場合、電子制御装置における演算機能が正常に動作する状態にあっても、該電子制御装置が起動しない、具体的には、電子制御装置内のマイクロコンピュータ等に電力を供給する電源回路がオンにならないため、たとえ電子制御装置の構成が多重化されていても複数の制御系統の全てが起動されなくなってしまう。このような場合、車両の起動時および走行中も電動アクチュエータによるステアリング操舵力のアシストが停止した状態が継続することになり、運転者の負担が増大して運転性が低下してしまうという問題があった。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、イグニッションスイッチからの信号が受信できない場合でも電動アクチュエータの制御を実行可能にする電子制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため本発明は、電動アクチュエータを制御する複数の制御系統を備え外部の制御装置から車載ネットワークを経由して受信した起動信号に基づいて、前記複数の制御系統のうちの少なくとも1つが起動可能な電子制御装置を提供する。この電子制御装置の一態様において、前記複数の制御系統は、イグニッションスイッチがオンになると入力される第1起動信号、および、前記外部の制御装置から前記車載ネットワークを経由して受信した第2起動信号のいずれかに基づいて起動可能であり、かつ、当該起動時に第3起動信号を生成して出力する第1制御系統と、前記第3起動信号に基づいて起動可能な第2制御系統と、を含む。また、前記電子制御装置の他の態様において、前記複数の制御系統は、イグニッションスイッチがオンになると入力される第1起動信号、および、前記外部の制御装置から前記車載ネットワークを経由して受信した第2起動信号のいずれかに基づいて起動可能であり、かつ、当該起動時に第3起動信号を生成して出力する第1制御系統と、前記第1起動信号および前記第3起動信号のいずれかに基づいて起動可能な第2制御系統と、を含む。
本発明に係る電子制御装置によれば、イグニッションスイッチからの信号が受信できない場合でも電動アクチュエータの制御を実行することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る電子制御装置が適用された車両用の電動パワーステアリングシステムの概略構成を示す図である。 電子制御装置の第1構成例を示すブロック図である。 電子制御装置の第2構成例を示すブロック図である。 電子制御装置の第3構成例を示すブロック図である。 電子制御装置の第4構成例を示すブロック図である。 電子制御装置の第5構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電子制御装置が適用された車両用の電動パワーステアリングシステムの概略構成を示している。
図1において、電動パワーステアリングシステム100は、車両200に備えられ、電動モータ140によって操舵補助力を発生させるシステムである。この電動パワーステアリングシステム100は、ステアリングホイール110、操舵トルクセンサ120、操舵角度センサ130、電動モータ140、電子制御装置(ECU)150、電動モータ140の回転を減速してステアリングシャフト(ピニオンシャフト)170に伝達する減速機160を含んで構成される。
操舵トルクセンサ120、操舵角度センサ130および減速機160は、ステアリングシャフト170を内包するステアリングコラム180内に設けられる。ステアリングシャフト170の先端にはピニオンギア171が設けられていて、このピニオンギア171が回転すると、ラックギア172が車両200の進行方向左右に水平移動する。ラックギア172の両端にはそれぞれ車輪201の操舵機構202が設けられていて、ラックギア172が水平移動することで車輪201の向きが変えられる。
操舵トルクセンサ120は、車両200の運転者がステアリング操作を行うことでステアリングシャフト170に発生する操舵トルクを検出し、その検出結果を示す操舵トルク信号STを電子制御装置150に出力する。操舵角度センサ130は、運転者がステアリング操作を行うことでステアリングホイール110を回転させたときのステアリングシャフト170の回転角度を操舵角度として検出し、その検出結果を示す操舵角度信号SAを電子制御装置150に出力する。
電子制御装置150は、演算処理を実行するマイクロコンピュータ、電動モータ140に電力を供給するインバータ、インバータの駆動回路などを備える。電子制御装置150には、電動モータ140の制御(操舵補助力の決定)に用いる情報信号として、操舵トルクセンサ120が出力する操舵トルク信号ST、および、操舵角度センサ130が出力する操舵角度信号SAの他に、車速センサ210が出力する車速信号VSPなどが入力される。
そして、電子制御装置150は、操舵トルク信号ST、操舵角度信号SA、車速信号VSPなどの情報に基づき目標トルク(電流指令値)を演算し、該目標トルクに基づき、例えば、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)によって電動モータ140への通電を制御する。これにより、電子制御装置150は、電動モータ140の発生トルク、つまり操舵補助力を制御する。このように、電子制御装置150は、電動パワーステアリングシステム100の電動モータ140(電動アクチュエータ)を駆動制御する機能を有している。
図2は、電子制御装置150の第1構成例を示すブロック図である。
図2において、電子制御装置150は、電動パワーステアリングシステム100の電動モータ140を駆動制御する、第1制御系統300Aおよび第2制御系統300Bを備える。電動モータ140には、第1制御系統300Aの第1インバータ310A、および第2制御系統300Bの第2インバータ310Bが接続されており、該各インバータ310A,310Bは、各々に対応した第1駆動回路320Aおよび第2駆動回路320Bによって駆動される。
第1駆動回路320Aは、第1マイクロコンピュータ330Aからの指令信号(PWM制御信号)に応じて第1インバータ310Aを駆動する。これにより、第1制御系統300Aによる電動モータ140への通電が制御される。第2駆動回路320Bは、第2マイクロコンピュータ330Bからの指令信号(PWM制御信号)に応じて第2インバータ310Bを駆動する。これにより、第2制御系統300Bによる電動モータ140への通電が制御される。したがって、2つの制御系統300A,300Bは、それぞれ独立して電動モータ140への通電を制御できるように構成されている。
第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bは、それぞれ、CPU,ROM,RAMなどを含んで構成され、目標トルクに応じた指令信号を生成することが可能である。第1マイクロコンピュータ330Aには、電子制御装置150に入力される操舵トルク信号ST、操舵角度信号SA、車速信号VSPなどの情報が与えられると共に、通信回路360Aで受信した信号が与えられる。また、第2マイクロコンピュータ330Bには、ウェイクアップ機能を備えた通信回路370Bで受信した信号が与えられる。さらに、各マイクロコンピュータ330A,330Bの間は信号線路によって接続されており互いに信号を送受信することが可能である。
具体的に、第1マイクロコンピュータ330Aは、操舵トルク信号ST、操舵角度信号SA、車速信号VSPなどの情報に基づき、第1制御系統300Aの第1目標トルク(第1電流指令値)、および、第2制御系統300Bの第2目標トルク(第2電流指令値)を演算する。そして、第1マイクロコンピュータ330Aは、演算した第1目標トルクに応じて、指令信号であるPWM制御信号を生成して第1駆動回路320Aに出力すると共に、第2目標トルクを示す信号を第2制御系統300Bの第2マイクロコンピュータ330Bに出力する。第2マイクロコンピュータ330Bは、第1マイクロコンピュータ330Aからの信号を受信し、該受信信号が示す第2目標トルクに応じて、指令信号であるPWM制御信号を生成して第2駆動回路320Bに出力する。
なお、ここでは、第1制御系統300Aの第1マイクロコンピュータ330Aにおいて、第1目標トルクおよび第2目標トルクの両方を演算する一例を示したが、電子制御装置150に入力される操舵トルク信号ST、操舵角度信号SA、車速信号VSPなどの情報を第2制御系統300Bの第2マイクロコンピュータ330Bにも与え、該第2マイクロコンピュータ330Bで第2目標トルクを演算するようにしてもよい。
第1制御系統300Aに設けられている第1通信回路360Aは、電子制御装置150の外部にある制御装置230との間で、車載ネットワーク240を経由して信号を送受信する。第2制御系統300Bに設けられている第2通信回路370Bは、外部の制御装置230との間で車載ネットワーク240を経由して信号を送受信し、かつ、通信が停止したスリープ状態において、外部の制御装置230から送信される起動信号SCAN(第2起動信号)を受信すると、通信を自動的に開始するウェイクアップ機能を備えている。
車載ネットワーク240は、例えば、CAN(Controller Area Network)、シリアル通信、FlexRay(登録商標)などの通信規格に従って、車両200に搭載されている複数の制御装置の間で互いに通信を行うためのネットワークである。ここでは、電子制御装置150と外部の制御装置230との間でCANに従う車載ネットワーク240を経由して通信が行われるものとする。
また、第1制御系統300Aには、第1電源回路340Aおよび第1OR回路350Aが備えられている。第1電源回路340Aは、車両200のバッテリー250に接続された電源ICなどで構成され、第1マイクロコンピュータ330Aおよび第1通信回路360Aを含む第1制御系統300Aの各部に電力を供給する。この第1電源回路340Aからの電力供給を受けることによって、第1マイクロコンピュータ330Aが起動することになる。第1OR回路350Aは、2つの入力端子を有し、イグニッションスイッチ220がオンになると該イグニッションスイッチ220から出力される起動信号SIGN(第1起動信号)が一方の入力端子に入力されると共に、第2制御系統300Bの第2通信回路370Bから出力される起動信号SCAN(第2起動信号)が他方の入力端子に入力され、いずれかの入力端子に起動信号が与えられると第1電源回路340Aを起動して電力供給を開始させる。
第2制御系統300Bにも、第2電源回路340Bおよび第2OR回路350Bが備えられている。第2電源回路340Bは、車両200のバッテリー250に接続された電源ICなどで構成され、第2マイクロコンピュータ330Bおよびウェイクアップ機能を備えた第2通信回路370Bを含む第2制御系統300Bの各部に電力を供給する。この第2電源回路340Bからの電力供給を受けることによって、第2マイクロコンピュータ330Bが起動することになる。第2OR回路350Bは、2つの入力端子を有し、ウェイクアップ機能を備えた第2通信回路370Bから出力される起動信号SCAN(第2起動信号)が一方の入力端子に入力され、第1制御系統300Aの第1マイクロコンピュータ330Aから出力される起動信号SCOM(第3起動信号)が他方の入力端子に入力され、いずれかの入力端子に起動信号が与えられると第2電源回路340Bを起動して電力供給を開始させる。なお、第2通信回路370Bについては、ウェイクアップ機能を有効にするためにバッテリー250に接続されている。
次に、電子制御装置150の第1構成例における起動時の動作を説明する。
上記のような構成の電子制御装置150では、イグニッションスイッチ220がオフの状態にある場合、各制御系統300A,300Bの電源回路340A,340Bが共にオフとされ、電子制御装置150の各部への電力供給が停止されている。ただし、ウェイクアップ機能を備えた第2通信回路370Bについてはスリープ状態にある。
そして、車両200の運転者がイグニッションスイッチ220をオンすると、該イグニッションスイッチ220から起動信号SIGNが出力される。このとき、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生していなければ、電子制御装置150の第1OR回路350Aに起動信号SIGNが入力される。イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNを受けた第1OR回路350Aは、第1電源回路340Aを起動させる信号を出力する。これにより、第1制御系統300Aの各部への電力供給が開始され、第1マイクロコンピュータ330Aが起動する。この第1マイクロコンピュータ330Aの起動時に、第2制御系統300Bを起動するための起動信号SCOMが第1マイクロコンピュータ330Aで生成され、該起動信号SCOMが第2OR回路350Bに出力される。
第1マイクロコンピュータ330Aからの起動信号SCOMが第2OR回路350Bに入力されると、第2OR回路350Bは、第2電源回路340Bを起動させる信号を出力する。これにより、第2制御系統300Bの各部への電力供給が開始され、第2マイクロコンピュータ330Bが起動する。第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bが起動されたことにより、電動モータ140の制御が開始される。
一方、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生して、イグニッションスイッチ220がオンになっても第1OR回路350Aに起動信号SIGNが入力されない場合には、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して電子制御装置150に送られてくる起動信号SCANを利用することにより電子制御装置150が起動される。
具体的には、イグニッションスイッチ220のオン操作に伴って外部の制御装置230が起動される際、その制御装置230から車載ネットワーク240を介して電子制御装置150に起動信号SCANが送信され、該起動信号SCANがウェイクアップ機能を備えた第2通信回路370Bで受信される。第2通信回路370Bでは、起動信号SCANの受信によりスリープ状態から起動(ウェイクアップ)して通信が自動的に開始されると共に、受信した起動信号SCANが第1および第2OR回路350A,350Bにそれぞれ出力される。
第2通信回路370Bからの起動信号SCANが各OR回路350A,350Bに入力されると、各OR回路350A,350Bは、各電源回路340A,340Bを起動させる信号をそれぞれ出力する。これにより、第1および第2制御系統300A,300Bの各部への電力供給が開始され、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bが起動し、電動モータ140の制御が開始される。
上記のような電子制御装置150の第1構成例によれば、イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNが受信できない場合でも、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して受信した起動信号SCANに基づき、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bを起動して電動モータ140への通電を制御することができるため、車両の起動時および走行中もステアリング操舵力のアシストを確実に行うことが可能である。
次に、電子制御装置150の第2構成例について説明する。
図3は、電子制御装置150の第2構成例を示すブロック図である。ただし、上述の図2に示した第1構成例と同じ部分には同一の符号を付してその説明を省略し、以下同様とする。
図3に示す電子制御装置150は、上述の図2に示した第1構成例について、第1および第2制御系統300A,300Bの双方にウェイクアップ機能を備えた通信回路370A,370Bを設けると共に、イグニッションスイッチ220と第1OR回路350Aとの間を接続する信号線路に代えて、第1制御系統300Aの第1通信回路370Aと第1OR回路350Aとの間を接続する信号線路を設け、かつ、第1マイクロコンピュータ330Aと第2OR回路350Bとの間を接続する信号線路に代えて、第1制御系統300Aの第1通信回路370Aと第2OR回路350Bとの間を接続する信号線路を設けている。上記以外の構成は第1構成例と同一である。
第1制御系統300Aの第1通信回路370Aは、外部の制御装置230との間で車載ネットワーク240を経由して信号を送受信し、かつ、通信が停止したスリープ状態において、外部の制御装置230から送信される起動信号SCAN(第2起動信号)を受信すると、通信を自動的に開始するウェイクアップ機能を備えている。この第1通信回路370Aで受信された起動信号SCANは、第1OR回路350Aの一方の入力端子および第2OR回路350Bの一方の入力端子にそれぞれ入力される。
第2制御系統300Bの第2通信回路370Bは、上述の図2に示した第1構成例の通信回路370Bと同一のものであり、この第2通信回路370Bで受信された起動信号SCANは、第1OR回路350Aの他方の入力端子および第2OR回路350Bの他方の入力端子にそれぞれ入力される。なお、各通信回路370A,370Bは、ウェイクアップ機能を有効にするためにバッテリー250にそれぞれ接続されている。
上記のような第2構成例の電子制御装置150では、車両200の運転者がイグニッションスイッチ220をオンにすると、該イグニッションスイッチ220のオン操作に伴って外部の制御装置230が起動される際に、その制御装置230から車載ネットワーク240を経由して電子制御装置150に起動信号SCANが送信される。電子制御装置150では、外部の制御装置230からの起動信号SCANがウェイクアップ機能を備えた第1および第2通信回路370A,370Bでそれぞれ受信される。該起動信号SCANを受信した各通信回路370A,370Bでは、スリープ状態から起動(ウェイクアップ)して通信が自動的に開始されると共に、受信した起動信号SCANが第1および第2OR回路350A,350Bにそれぞれ出力される。
各通信回路370A,370Bからの起動信号SCANが各OR回路350A,350Bに入力されると、各OR回路350A,350Bは、各電源回路340A,340Bを起動させる信号をそれぞれ出力する。これにより、第1および第2制御系統300A,300Bの各部への電力供給が開始され、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bが起動し、電動モータ140の制御が開始される。
このように電子制御装置150の第2構成例によれば、各制御系統300A,300Bにウェイクアップ機能を備えた通信回路370A,370Bをそれぞれ適用したことで、イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNを直接利用せずとも、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して受信した起動信号SCANに基づき、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bを起動して電動モータ140への通電を制御することができるため、車両の起動時および走行中もステアリング操舵力のアシストを確実に行うことが可能である。
次に、電子制御装置150の第3構成例について説明する。
図4は、電子制御装置150の第3構成例を示すブロック図である。
図4に示す電子制御装置150は、上述の図2に示した第1構成例について、第1制御系統300Aの通信回路360Aに代えてウェイクアップ機能を備えた通信回路370Aを設けると共に、第2制御系統300Bのウェイクアップ機能を備えた通信回路370Bに代えてウェイクアップ機能の無い通信回路360Bを設け、さらに、第2制御系統300BのOR回路350Bを省略した構成となっている。上記以外の構成は第1構成例と同一である。
第1制御系統300Aの第1通信回路370Aは、上述の図3に示した第2構成例におけるウェイクアップ機能を備えた第1通信回路370Aと同一のものである。この通信回路370Aで受信された起動信号SCANは、第1制御系統300AのOR回路350Aの一方の入力端子に入力される。OR回路350Aの他方の入力端子には、イグニッションスイッチ220から出力される起動信号SIGN(第1起動信号)が入力される。
第2制御系統300Bの第2電源回路340Bには、第1制御系統300Aの第1マイクロコンピュータ330Aとの間を接続する信号線路が設けられ、第1マイクロコンピュータ330Aが起動した際に、該第1マイクロコンピュータ330Aで生成される起動信号SCOM(第3起動信号)が第2電源回路340Bに入力される。
上記のような第3構成例の電子制御装置150では、車両200の運転者がイグニッションスイッチ220をオンにすると、該イグニッションスイッチ220から起動信号SIGNが出力される。このとき、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生していなければ、電子制御装置150のOR回路350Aに起動信号SIGNが入力される。イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNを受けたOR回路350Aは、第1電源回路340Aを起動させる信号を出力する。これにより、第1制御系統300Aの各部への電力供給が開始され、第1マイクロコンピュータ330Aが起動する。
このとき、第1マイクロコンピュータ330Aでは、第2制御系統300Bを起動するための起動信号SCOMが生成され、該起動信号SCOMが第2電源回路340Bに出力される。この第1マイクロコンピュータ330Aからの起動信号SCOMによって第2電源回路340Bが起動される。これにより、第2制御系統300Bの各部への電力供給が開始され、第2マイクロコンピュータ330Bが起動する。第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bが起動されたことにより、電動モータ140の制御が開始される。
一方、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生して、イグニッションスイッチ220がオン操作されてもOR回路350Aに起動信号SIGNが入力されない場合、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して電子制御装置150に送信される起動信号SCANが第1制御系統300Aのウェイクアップ機能を備えた第1通信回路370Aで受信される。第1通信回路370Aでは、起動信号SCANの受信によりスリープ状態から起動(ウェイクアップ)して通信が自動的に開始されると共に、受信した起動信号SCANがOR回路350Aに出力される。
通信回路370Aからの起動信号SCANがOR回路350Aに入力されると、前述した起動信号SIGNに基づく起動動作と同様にして、第1電源回路340Aおよび第1マイクロコンピュータ330Aが起動され、さらに、第1マイクロコンピュータ330Aからの起動信号SCOMによって第2電源回路340Bおよび第2マイクロコンピュータ330Bが起動されて、電動モータ140の制御が開始される。
このような電子制御装置150の第3構成例によれば、ウェイクアップ機能を備えた通信回路370AおよびOR回路350Aが第1制御系統300Aにだけ備えられた簡略な構成によって、上述した第1構成例の場合と同様な効果を得ることができ、電子制御装置150の低コスト化を図ることが可能である。
次に、電子制御装置150の第4構成例について説明する。
図5は、電子制御装置150の第4構成例を示すブロック図である。
図5に示す電子制御装置150は、上述の図2に示した第1構成例について、第1制御系統300Aの通信回路360Aに代えてウェイクアップ機能を備えた通信回路370Aを設けると共に、第2制御系統300Bのウェイクアップ機能を備えた通信回路370Bに代えてウェイクアップ機能の無い通信回路360Bを設け、さらに、イグニッションスイッチ220と第2制御系統300Bの第2OR回路350Bとの間を接続する信号線路を設けている。上記以外の構成は第1構成例と同一である。
第1制御系統300Aの第1通信回路370Aは、上述の図3に示した第2構成例におけるウェイクアップ機能を備えた第1通信回路370Aと同一のものである。この通信回路370Aで受信された起動信号SCANは、第1OR回路350Aの一方の入力端子に入力される。第1OR回路350Aの他方の入力端子には、イグニッションスイッチ220から出力される起動信号SIGNが入力される。
第2制御系統300Bの第2OR回路350Bの一方の入力端子には、イグニッションスイッチ220から出力される起動信号SIGN(第1起動信号)が入力され、他方の入力端子には、第1制御系統300Aの第1マイクロコンピュータ330Aが起動した際に該第1マイクロコンピュータ330Aで生成される起動信号SCOM(第3起動信号)が入力される。
上記のような第4構成例の電子制御装置150では、車両200の運転者がイグニッションスイッチ220をオンにすると、該イグニッションスイッチ220から起動信号SIGNが出力される。このとき、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生していなければ、電子制御装置150の各OR回路350A,350Bに起動信号SIGNがそれぞれ入力される。イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNを受けた各OR回路350A,350Bは、各電源回路340A,340Bを起動させる信号をそれぞれ出力する。これにより、第1および第2制御系統300A,300Bの各部への電力供給が開始され、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bがそれぞれ起動して、電動モータ140の制御が開始される。
一方、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生して、イグニッションスイッチ220がオン操作されても各OR回路350A,350Bに起動信号SIGNが入力されない場合、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して電子制御装置150に送信される起動信号SCANが第1制御系統300Aのウェイクアップ機能を備えた第1通信回路370Aで受信される。第1通信回路370Aでは、起動信号SCANの受信によりスリープ状態から起動(ウェイクアップ)して通信が自動的に開始されると共に、受信した起動信号SCANが第1OR回路350Aに出力される。
通信回路370Aからの起動信号SCANが第1OR回路350Aに入力されると、第1OR回路350Aは、第1電源回路340Aを起動させる信号を出力する。これにより、第1制御系統300Aの各部への電力供給が開始され、第1マイクロコンピュータ330Aが起動すると共に、第2制御系統300Bを起動するための起動信号SCOMが第2OR回路350Bに出力される。
第1マイクロコンピュータ330Aからの起動信号SCOMが第2OR回路350Bに入力されると、第2OR回路350Bは、第2電源回路340Bを起動させる信号を出力する。これにより、第2制御系統300Bの各部への電力供給が開始され、第2マイクロコンピュータ330Bが起動する。第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bが起動されたことにより、電動モータ140の制御が開始される。
このような電子制御装置150の第4構成例によっても、上述した第1構成例の場合と同様に、イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNが受信できない場合でも、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して受信した起動信号SCANに基づき、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bを起動して電動モータ140への通電を制御することができるため、車両の起動時および走行中もステアリング操舵力のアシストを確実に行うことが可能である。
次に、電子制御装置150の第5構成例について説明する。
図6は、電子制御装置150の第5構成例を示すブロック図である。
図6に示す電子制御装置150は、上述の図5に示した第4構成例について、第2制御系統300Bの通信回路360Aに代えてウェイクアップ機能を備えた通信回路370Aを設けると共に、第1マイクロコンピュータ330Aと第2OR回路350Bとの間を接続する信号線路に代えて、第2制御系統300Bの第2通信回路370Bと第2OR回路350Bとの間を接続する信号線路を設けている。上記以外の構成は第4構成例と同一である。
第2制御系統300Bの第2通信回路370Bは、上述の図2に示した第1構成例におけるウェイクアップ機能を備えた第2通信回路370Bと同一のものである。この第2通信回路370Bで受信された起動信号SCAN(第2起動信号)は、第2制御系統300Bの第2OR回路350Bの一方の入力端子に入力される。第2OR回路350Bの他方の入力端子には、イグニッションスイッチ220から出力される起動信号SIGN(第1起動信号)が入力される。
上記のような第5構成例の電子制御装置150では、車両200の運転者がイグニッションスイッチ220をオンにすると、該イグニッションスイッチ220から起動信号SIGNが出力される。このとき、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生していなければ、電子制御装置150の各OR回路350A,350Bに起動信号SIGNがそれぞれ入力される。イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGNを受けた各OR回路350A,350Bは、各電源回路340A,340Bを起動させる信号をそれぞれ出力する。これにより、第1および第2制御系統300A,300Bの各部への電力供給が開始され、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bがそれぞれ起動して、電動モータ140の制御が開始される。
一方、イグニッションスイッチ220および電子制御装置150の間を接続する信号線路に断線等の異常が発生して、イグニッションスイッチ220がオン操作されても各OR回路350A,350Bに起動信号SIGNが入力されない場合、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して電子制御装置150に送信される起動信号SCANが各制御系統300A,300Bのウェイクアップ機能を備えた通信回路370A,370Bでそれぞれ受信される。該起動信号SCANを受信した各通信回路370A,370Bでは、スリープ状態から起動(ウェイクアップ)して通信が自動的に開始されると共に、受信した起動信号SCANが各OR回路350A,350Bにそれぞれ出力される。
各通信回路370A,370Bからの起動信号SCANが各OR回路350A,350Bに入力されると、各OR回路350A,350Bは、各電源回路340A,340Bを起動させる信号をそれぞれ出力する。これにより、第1および第2制御系統300A,300Bの各部への電力供給が開始され、第1および第2マイクロコンピュータ330A,330Bが起動し、電動モータ140の制御が開始される。
このような電子制御装置150の第5構成例によれば、各制御系統300A,300Bごとに、イグニッションスイッチ220からの起動信号SIGN、および、外部の制御装置230から車載ネットワーク240を経由して受信した起動信号SCANの両方を利用して、各々のマイクロコンピュータ330A,330Bをより確実に起動することができる。
なお、上述した電子制御装置150の各構成例では、2つの制御系統300A,300Bによって電動モータ140を駆動制御する場合について説明したが、3つ以上の制御系統を備えた構成にも本発明を応用することが可能である。また、本発明による電子制御装置が電動パワーステアリングシステムに適用される場合を例に挙げて説明したが、電動パワーステアリングシステムに限らず、例えば、ステアバイワイヤなどの複数の制御系統で電動アクチュエータを制御する他の様々な車載システムに対して、本発明の電子制御装置を適用することが可能である。
100…電動パワーステアリングシステム、140…電動モータ、150…電子制御装置(ECU)、220…イグニッションスイッチ、230…外部の制御装置、240…車載ネットワーク、300A,300B…制御系統、310A,310B…インバータ、320A,320B…駆動回路、330A,330B…マイクロコンピュータ、340A,340B…電源回路、350A,350B…OR回路、360A,360B…通信回路、370A,370B…ウェイクアップ機能を備えた通信回路、SIGN,SCAN,SCOM…駆動信号

Claims (3)

  1. 電動アクチュエータを制御する複数の制御系統を備え外部の制御装置から車載ネットワークを経由して受信した起動信号に基づいて、前記複数の制御系統のうちの少なくとも1つが起動可能な電子制御装置であって、
    前記複数の制御系統は、
    イグニッションスイッチがオンになると入力される第1起動信号、および、前記外部の
    制御装置から前記車載ネットワークを経由して受信した第2起動信号のいずれかに基づいて起動可能であり、かつ、当該起動時に第3起動信号を生成して出力する第1制御系統と、
    前記第3起動信号に基づいて起動可能な第2制御系統と、
    を含むことを特徴とする電子制御装置。
  2. 電動アクチュエータを制御する複数の制御系統を備え、外部の制御装置から車載ネットワークを経由して受信した起動信号に基づいて、前記複数の制御系統のうちの少なくとも1つが起動可能な電子制御装置であって、
    前記複数の制御系統は、
    イグニッションスイッチがオンになると入力される第1起動信号、および、前記外部の制御装置から前記車載ネットワークを経由して受信した第2起動信号のいずれかに基づいて起動可能であり、かつ、当該起動時に第3起動信号を生成して出力する第1制御系統と、
    前記第1起動信号および前記第3起動信号のいずれかに基づいて起動可能な第2制御系統と、
    を含むことを特徴とする電子制御装置。
  3. 前記電動アクチュエータによって車両の操舵力をアシストすることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子制御装置。
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