以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
〔1.情報処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の一例を示す図である。図1に示す情報処理は、ユーザ端末10と電子商取引サーバ50と情報処理装置100とによって行われる。
ユーザ端末10は、ショッピングサービスを利用するユーザによって使用される情報処理装置である。ユーザ端末10は、例えば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。図1は、ユーザ端末10がスマートフォンである場合を示す。なお、以下では、ユーザ端末10をユーザと同一視する場合がある。すなわち、以下では、ユーザをユーザ端末10と読み替えることもできる。
また、以下では、ユーザID「U1」により特定されるユーザを「ユーザU1」とする場合がある。このように、以下では、「ユーザU*(*は任意の数値)」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U*」により特定されるユーザであることを示す。例えば、「ユーザU2」と記載した場合、そのユーザはユーザID「U2」により特定されるユーザである。
また、以下では、ユーザ端末10を利用するユーザに応じて、ユーザ端末10をユーザ端末10-1、10-2として説明する。例えば、ユーザ端末10-1は、ユーザU1により使用されるユーザ端末10である。また、例えば、ユーザ端末10-2は、ユーザU2により使用されるユーザ端末10である。また、以下では、ユーザ端末10-1、10-2について、特に区別なく説明する場合には、ユーザ端末10と記載する。
電子商取引サーバ50は、ショッピングサービスを提供するサーバ装置である。ここで、電子商取引サーバ50が提供するショッピングサービスは、インターネットを介して商品を販売する複数の店舗の商品販売ページを一つのサービスにまとめて、様々な商品を販売する、いわゆる電子商店街(あるいは電子モール)と称されるサービスである。例えば、電子商取引サーバ50が提供するショッピングサービスは、ユーザが気になる商品を一時的にリストアップする機能(又はリストそのもの)である購入検討リスト(以下、適宜「お気に入りリスト」と記載する)を提供する。また、電子商取引サーバ50が提供するショッピングサービスは、ユーザが購入を希望する商品を一時的にリストアップする機能(又はリストそのもの)であるショッピングカート(以下、適宜「カート」と記載する)をユーザに対して提供する。例えば、ユーザは、お気に入りリストに追加されている商品の購入を希望する場合は、お気に入りリストの中から購入したい商品を選択してカートに追加する。例えば、お気に入りリストに対応する画面(以下、適宜「お気に入り画面」と記載する)には、お気に入りリストに追加されている商品の商品情報とともに、注文内容を確認する画面に遷移する操作を行わせる操作ボタン(以下、適宜「カート追加ボタン」と記載する)が表示されている。お気に入り画面上でユーザが購入したい商品に対応するカート追加ボタンを押下すると、購入したい商品がカートに追加される。なお、電子商取引サーバ50は、ショッピングサービスを運営する事業者によって管理される。以下では、ショッピングサービスを運営する事業者の名称を「Sショッピング」と記載する。
また、電子商取引サーバ50は、ショッピングサービスを利用するためのコンテンツをユーザ端末10に配信する。図1に示す例では、電子商取引サーバ50は、カートに対応する画面(以下、適宜「カート画面」と記載する)に対応するコンテンツC21を生成してユーザ端末10に配信する。ここで、カート画面とは、ユーザが商品代金の支払い手続きに進む前に、カートに追加した商品の価格や数量といった注文内容を確認する画面である。例えば、カート画面には、カートに追加されている商品の注文内容とともに、商品代金の支払い手続きを行う画面に遷移する操作を行わせる操作ボタン(以下、適宜「レジに進むボタン」と記載する)が表示されている。カート画面上でユーザがレジに進むボタンを押下すると、商品代金の支払い手続きを行う画面に遷移する。
情報処理装置100は、ショッピングサービスを利用するユーザに対して所定期間毎に定期的に配信するメールコンテンツ(第1コンテンツ)を生成するサーバ装置である。情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報を電子商取引サーバ50から取得する。情報処理装置100は、商品情報を取得すると、ショッピングサービスで取り扱われる商品をショッピングカートに追加する操作をユーザに行わせる操作ボタン(以下、適宜「カート追加ボタン」と記載する)が商品情報と対応付けて表示されるHTML(Hyper Text Markup Language)メール(以下、適宜「メールコンテンツ」と記載する)を生成する。より具体的には、情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)に含まれる所定の商品に対応するカート追加ボタンが押下された場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、カートに所定の商品が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)を生成する。なお、情報処理装置100は、電子商取引サーバ50の要求に応じて、要求がある毎にメールコンテンツ(第1コンテンツ)を生成してもよい。
カート追加ボタンとは、具体的には、メールコンテンツ(第1コンテンツ)に組み込まれたプログラムである。例えば、情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)を形成するHTMLファイルにJava(登録商標)のタグを実装することにより、メールコンテンツ(第1コンテンツ)にカート追加ボタンを組み込む。カート追加ボタンとは、より具体的には、カート追加ボタンが押下された場合に、電子商取引サーバ50に、ショッピングサービスのサイトに含まれるカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、カートに所定の商品が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)を生成させるプログラムである。
図1に示す例では、情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報として、ユーザU1が商品M1、商品M2、…をお気に入りリストに追加した操作履歴に関する操作情報を電子商取引サーバ50から取得する。情報処理装置100は、操作情報を取得すると、取得した操作情報に基づいて、ユーザU1のお気に入りリストに追加されている商品M1、商品M2、…に関する商品情報を電子商取引サーバ50から取得する。例えば、情報処理装置100は、商品情報として、各商品の価格、CTR(Click Through Rate)、CVR(CVR:Conversion Rate)、PV(Page View)数に関する情報を電子商取引サーバ50から取得する。また、情報処理装置100は、商品情報として、商品M1であるマウスの商品画像IM1、商品M2であるTシャツの商品画像IM2、…を電子商取引サーバ50から取得する。
続いて、情報処理装置100は、取得した操作情報に基づいて、ユーザU1に対してレコメンドする操作ボタンの種類を判定する。図1に示す例では、情報処理装置100は、ユーザU1は商品M1、商品M2、…をお気に入りリストに追加しているので、商品M1、商品M2、…に対応する操作ボタンの種類を、商品M1、商品M2、…をカートに追加する操作を行わせる種類のボタンであるカート追加ボタンであると判定する。情報処理装置100は、判定した種類の操作ボタンであるカート追加ボタンを生成する。
また、情報処理装置100は、取得した各商品の価格、CTR、CVR、PV数に関する情報に基づいて、ユーザU1のお気に入りリストに追加されている商品をユーザU1に対してレコメンドする順番を判定する。図1に示す例では、情報処理装置100は、ユーザU1のお気に入りリストに追加されている商品をレコメンドする順番を、商品M1、商品M2、…の順番であると判定する。情報処理装置100は、判定した順番で商品画像と商品に対応する操作ボタンとが表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。
続いて、情報処理装置100は、操作ボタンの種類と商品の並び順(表示順)とを決定すると、商品M1、商品M2、…と商品M1、商品M2、…に対応するカート追加ボタンとが対応付けて表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。図1に示す例では、情報処理装置100は、商品画像IM1、商品画像IM2、…とカート追加ボタンB11、カート追加ボタンB12、…とが対応付けて表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。
より具体的には、情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれる商品M1、商品M2、…に対応するカート追加ボタンB11、カート追加ボタンB12、…が押下された場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、ユーザU1のカートに商品M1、商品M2、…が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。
続いて、情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成すると、生成したメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を配信先であるユーザU1のユーザIDと対応付けてコンテンツ記憶部123に格納する。情報処理装置100は、コンテンツ記憶部123を参照して、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11をユーザU1のユーザ端末10-1に配信する。ユーザ端末10-1は、カート追加ボタンB11、カート追加ボタンB12、…を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を情報処理装置100から受信する(ステップS11)。
ユーザ端末10-1は、カート追加ボタンB11、カート追加ボタンB12、…を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を受信すると、ユーザU1の操作に従って、カート追加ボタンB11を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11をユーザ端末10-1の画面に表示する。ユーザU1は、ユーザ端末10-1の画面に表示されたメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれるカート追加ボタンB11を押下する(ステップS12)。詳細は後述するが、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれるカート追加ボタンB11が押下されると、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザU1のカートに商品M1を追加する操作を実行するとともに、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21であって、商品M1がユーザU1のカートに追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C21を生成する。電子商取引サーバ50は、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21を生成すると、生成したコンテンツC21をユーザ端末10-1に配信する。ユーザ端末10-1は、コンテンツC21を電子商取引サーバ50から受信する。続いて、ユーザ端末10-1は、コンテンツC21を受信すると、コンテンツC21をユーザ端末10-1の画面に表示する。このように、ユーザ端末10-1は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11から、ユーザU1がメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11上で行った商品M1をカートに追加する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のコンテンツC21に遷移させる(ステップS13)。なお、コンテンツC21は、レジに進むボタンB21を含む。コンテンツC21に含まれるレジに進むボタンB21が押下されると、商品M1の商品代金の支払い手続きを行う画面に遷移する。
上述したように、情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報を取得する。また、情報処理装置100は、商品情報を取得すると、ショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ群以外のコンテンツであるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。より具体的には、情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を配信されたユーザU1によって、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれる商品M1をカートに追加する操作が行われた場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21であって、ユーザU1による商品M1のカートへの追加操作が反映されたコンテンツC21に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。
従来は、ショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ群以外のコンテンツ(例えば、メールコンテンツ(第1コンテンツ))上でユーザが行った操作をショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツに直接反映させることはできなかった。具体的には、従来は、ユーザU1がメールコンテンツ(第1コンテンツ)上行った商品M1をカートに追加する操作をカート画面に反映するには、商品M1の商品詳細ページ等のショッピングサービスのサイト内の他のコンテンツにいったん遷移する必要があった。そして、ユーザU1は、遷移先の商品詳細ページ等の他のコンテンツ上で商品M1を再びカートに追加する操作を行う必要があった。これに対して、情報処理装置100は、ユーザU1がメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11上で商品M1をカートに追加する操作を行った後に、ショッピングサービスのサイト内の他のコンテンツに遷移させることなく、商品M1がカートに追加された状態が反映されたカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21にダイレクトに遷移させることができる。したがって、情報処理装置100は、電子商取引サービスにおけるユーザビリティを向上させることができる。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る情報処理システム1には、ユーザ端末10と、電子商取引サーバ50と、情報処理装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークN(例えば、インターネット)を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示した情報処理システム1には、任意の数のユーザ端末10と任意の数の電子商取引サーバ50と任意の数の情報処理装置100とが含まれていてもよい。
ユーザ端末10は、ショッピングサービスの商品に関するメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を情報処理装置100から受信する。ユーザ端末10は、ユーザU1の操作に従って、カート追加ボタンB11を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11をユーザ端末10の画面に表示する。
また、ユーザ端末10は、ユーザU1の操作に従って、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれるカート追加ボタンB11が押下されると、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21を電子商取引サーバ50から受信する。ユーザ端末10は、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21を受信すると、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21をユーザ端末10の画面に表示する。
電子商取引サーバ50は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれるカート追加ボタンB11が押下されると、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21であって、ユーザU1のカートに商品M1が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C21を生成する。具体的には、ユーザU1の操作に従って、ユーザ端末10の画面に表示されたカート追加ボタンB11が押下されると、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザU1のカートに商品M1を追加する操作を実行するとともに、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21であって、商品M1がユーザU1のカートに追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C21を生成する。電子商取引サーバ50は、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21を生成すると、生成したコンテンツC21をユーザ端末10に配信する。
また、電子商取引サーバ50は、コンテンツC21に含まれるレジに進むボタンB21が押下されると、商品M1の商品代金の支払い手続きを行う画面に対応するコンテンツを生成する。具体的には、ユーザU1の操作に従って、ユーザ端末10の画面に表示されたレジに進むボタンB21が押下されると、コンテンツC21に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、商品M1の商品代金の支払い手続きを行う画面に対応するコンテンツを生成する。電子商取引サーバ50は、商品代金の支払い手続きを行う画面に対応するコンテンツを生成すると、生成したコンテンツをユーザ端末10に配信する。
情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報を電子商取引サーバ50から取得する。図1に示す例では、情報処理装置100は、ユーザU1のお気に入りリストに追加されているお気に入り商品である商品M1の画像IM1、商品M1の価格、商品M1を出品している店舗に関する情報といった商品M1に関する商品情報を電子商取引サーバ50から取得する。
情報処理装置100は、商品情報を取得すると、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に含まれる商品M1に対応するカート追加ボタンB11が押下された場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C21であって、ユーザU1のカートに商品M1が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C21に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する。情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成すると、生成したメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11をユーザ端末10に配信する。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係る情報処理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、情報処理装置100は、情報処理装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークと有線または無線で接続され、例えば、ユーザ端末10と、店舗端末20との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、図3に示すように、商品情報記憶部121と、操作履歴記憶部122と、コンテンツ記憶部123とを有する。
(商品情報記憶部121)
商品情報記憶部121は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する各種の情報を記憶する。図4に、実施形態に係る商品情報記憶部の一例を示す。図4に示す例では、商品情報記憶部121は、「商品ID」、「価格(円)」、「CTR」、「CVR」、「PV数」といった項目を有する。
「商品ID」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品を識別するための識別情報を示す。図4の1レコード目に示す例では、商品ID「M1」で識別される商品(商品M1)は、図1に示した商品M1に対応する。
「価格(円)」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品の価格を示す。図4の1レコード目に示す例では、価格「2000」(円)は、商品M1の価格が2000円であることを示す。
「CTR」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品のクリック率を示す。なお、商品のクリック率とは、商品に関する商品情報が表示された商品コンテンツの表示回数に対するクリック数の割合を示す。図4の1レコード目に示す例では、CTR「0.2」は、商品M1のクリック率が0.2であることを示す。
「CVR」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品のコンバージョン率を示す。なお、商品のコンバージョン率とは、商品コンテンツのクリック数に対して、何割がコンバージョンに至ったかの割合を示す。コンバージョンとは、ショッピングサービス上で獲得できる最終的な成果を意味する。例えば、コンバージョンは、ショッピングサービスのサイトやアプリにおける商品の購入や、会員登録や、資料請求などである。図4の1レコード目に示す例では、CVR「0.2」は、商品M1のコンバージョン率が0.2であることを示す。
「PV数」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品のページビュー、すなわち閲覧数を示す。図4の1レコード目に示す例では、PV数「10000」は、商品M1のページビュー数が10,000であることを示す。
なお、図4には図示されていないが、商品情報記憶部121は、上述した項目に関する商品情報の他にも、商品情報として、商品の画像、商品を出品した店舗に関する情報等を商品IDと対応付けて格納する。
(操作履歴記憶部122)
操作履歴記憶部122は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に対するユーザの操作履歴に関する各種の情報を記憶する。図5に、実施形態に係る操作履歴記憶部の一例を示す。図5に示す例では、操作履歴記憶部122は、「ユーザID」、「操作履歴」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ショッピングサービスを利用するユーザを識別するための識別情報を示す。図5の1レコード目に示す例では、ユーザID「U1」で識別されるユーザ(ユーザU1)は、図1に示したユーザU1に対応する。
「操作履歴」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に対するユーザの操作履歴に関する情報を示す。「操作履歴」は、さらに「操作日時」、「商品ID」、「操作内容」といった小項目を有する。
「操作日時」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に対するユーザの操作が行われた日時を示す。「商品ID」は、ユーザの操作対象となった商品を識別するための識別情報を示す。図5の1レコード目に示す例では、操作日時「操作日時#1」に商品ID「M1」で識別される商品(商品M1)に対するユーザU1の操作が行われたことを示す。
「操作内容」は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に対するユーザの操作の内容を示す。図5の1レコード目に示す例では、操作内容「お気に入り追加」は、ユーザU1が商品M1をお気に入りリストに追加する操作が行われたことを示す。また、図5の4レコード目に示す例では、操作内容「閲覧」は、ユーザU2が商品M2を閲覧する操作が行われたことを示す。また、図5の10レコード目に示す例では、操作内容「購入」は、ユーザU4が商品M7を購入する操作が行われたことを示す。
(コンテンツ記憶部123)
コンテンツ記憶部123は、情報処理装置100によって生成されたショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ以外のコンテンツに関する情報を記憶する。図6に、実施形態に係るコンテンツ記憶部の一例を示す。図6に示す例では、コンテンツ記憶部123は、「ユーザID」、「コンテンツID」、「コンテンツ」といった項目を有する。
「ユーザID」は、情報処理装置100によって生成されたショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ以外のコンテンツの配信先であるユーザを識別するための識別情報を示す。図6の1レコード目に示す例では、ユーザID「U1」で識別されるユーザ(ユーザU1)は、図1に示したメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11の配信先であるユーザU1に対応する。
「コンテンツID」は、情報処理装置100によって生成されたショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ以外のコンテンツを識別するための識別情報を示す。図6の1レコード目に示す例では、コンテンツID「C11」で識別されるコンテンツ(コンテンツC11)は、図1に示したメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11に対応する。
「コンテンツ」は、コンテンツを形成するHTMLファイルや、コンテンツに表示される静止画像や動画像等のデータを示す。図6の1レコード目に示す例では、コンテンツ「DA11」で識別されるデータは、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を形成するHTMLファイルや、コンテンツに表示される静止画像や動画像等のデータを示す。なお、コンテンツ記憶部123に記憶されるコンテンツには、広告を表示する広告枠や、レコメンドを表示するレコメンド枠が含まれてもよい。また、コンテンツ記憶部123には、コンテンツに対応付けて、ショッピングサービスが取り扱う商品の情報や、ショッピングサービスに設定される機能等の情報が記憶されてもよい。
(制御部130)
図3の説明に戻って、制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(生成プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、取得部131と、判定部132と、生成部133と、配信部134とを有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(取得部131)
取得部131は、電子商取引サービスで取り扱われる商品に関する商品情報を取得する。具体的には、取得部131は、商品情報として、電子商取引サービスで取り扱われる商品に対するユーザの操作履歴に関する操作情報を取得する。例えば、取得部131は、操作情報として、電子商取引サービスで取り扱われる商品の閲覧履歴に関する情報、商品を購入検討リストに追加した操作履歴に関する情報、商品をショッピングカートに追加した操作履歴に関する情報、商品の購入履歴に関する情報のうち、少なくともいずれか1つを取得する。取得部131は、操作情報を取得すると、取得した操作情報を操作履歴記憶部122に格納する。なお、取得部131は、同一の商品に関する複数の操作履歴が存在する場合は、複数の操作履歴の中から、操作日時が最新である操作履歴に関する操作情報を取得してもよい。
また、取得部131は、操作情報を取得すると、取得した操作情報に基づいて、ユーザの操作履歴に含まれる商品に関する商品情報を電子商取引サーバ50から取得する。言い換えると、取得部131は、ユーザによる操作の対象となった商品に関する商品情報を取得する。具体的には、取得部131は、ユーザによって閲覧された商品に関する商品情報を取得する。また、取得部131は、ユーザによって購入検討リスト(お気に入りリスト)に追加された商品に関する商品情報を取得する。また、取得部131は、ユーザによってショッピングカートに追加された商品に関する商品情報を取得する。また、取得部131は、ユーザによって購入された商品に関する商品情報を取得する。例えば、取得部131は、商品情報として、ユーザの操作履歴に含まれる商品の価格、CTR、CVR、PV数に関する情報を取得する。また、取得部131は、商品情報として、商品の商品画像や商品を出品した店舗に関する情報を取得する。続いて、取得部131は、商品情報を取得すると、取得した商品情報を商品情報記憶部121に格納する。なお、取得部131は、同一の商品に関する複数の操作履歴が存在する場合は、操作日時が最新である操作履歴に含まれる商品に関する商品情報を取得してもよい。
(判定部132)
判定部132は、取得部131によって取得された商品情報に基づいて、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を判定する。具体的には、判定部132は、取得部131によって取得された操作情報に基づいて、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を、所定の商品をショッピングカートに追加する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品をショッピングカートから削除する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品を購入検討リストに追加する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品を購入検討リストから削除する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品の代金を支払う操作を行わせる操作ボタン、又は所定の商品の注文を確定する操作を行わせる操作ボタンのうち、いずれであるかを判定する。
より具体的には、判定部132は、操作履歴記憶部122の操作日時を参照して、ユーザが所定の商品を所定の商品項目に追加する操作を行ってから所定期間以上が経っているか否かを判定する。例えば、判定部132は、ユーザが所定の商品を所定の商品項目であるショッピングカート又は購入検討リスト(お気に入りリスト)に追加する操作を行ってから所定期間以上が経っているか否かを判定する。続いて、判定部132は、ユーザが所定の商品を所定の商品項目に追加する操作を行ってから所定期間以上が経っていると判定した場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を、所定の商品を所定の商品項目から削除する操作を行わせる操作ボタンであると判定する。例えば、判定部132は、ユーザが所定の商品をショッピングカートに追加する操作を行ってから所定期間以上が経っていると判定した場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を、所定の商品をショッピングカートから削除する操作を行わせる操作ボタンであると判定する。また、判定部132は、ユーザが所定の商品を購入検討リスト(お気に入りリスト)に追加する操作を行ってから所定期間以上が経っていると判定した場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を、所定の商品を購入検討リスト(お気に入りリスト)から削除する操作を行わせる操作ボタンであると判定する。
また、判定部132は、操作履歴記憶部122の操作内容を参照して、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容の操作段階を判定する。具体的には、判定部132は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容の操作段階を、商品を閲覧してから購入するまでの操作段階に応じて、第1段階である閲覧、第2段階であるお気に入りリストへの追加、第3段階であるカートへの追加、第4段階である商品代金の支払い、第5段階である購入のうち、いずれであるかを判定する。続いて、判定部132は、判定した操作段階に応じて、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を判定する。より具体的には、判定部132は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を、判定した操作段階の次の段階に相当する操作を行わせる操作ボタンであると判定する。
例えば、判定部132は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容が第1段階である閲覧である場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第1段階の次の第2段階であるお気に入りリストへの追加操作を行わせる操作ボタンであるお気に入り追加ボタンであると判定する。また、判定部132は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容が第2段階であるお気に入りリストへの追加である場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第2段階の次の第3段階であるカートへの追加操作を行わせる操作ボタンであるカート追加ボタンであると判定する。また、判定部132は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容が第3段階であるカートへの追加である場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第3段階の次の第4段階である商品代金の支払い操作を行わせる操作ボタンであるレジに進むボタンであると判定する。また、判定部132は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容が第4段階である商品代金の支払いである場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第4段階の次の第5段階である購入操作を行わせる操作ボタンである注文確定ボタンであると判定する。
なお、判定部132は、操作履歴記憶部122の操作内容を参照して、ユーザの操作情報が存在しない場合は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容の操作段階を、第1段階の前の第0段階であると判定する。例えば、判定部132は、第0段階は第1段階である閲覧と同じ段階であると判定する。続いて、判定部132は、第0段階である場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第1段階の次の第2段階であるお気に入りリストへの追加操作を行わせる操作ボタンであるお気に入り追加ボタンであると判定する。
また、判定部132は、取得部131によって取得された商品の価格、CTR、CVR、PV数等に関する情報に基づいて、ユーザに対してレコメンドする商品の順番を判定する。具体的には、判定部132は、商品の価格が安いほど、ユーザに対してレコメンドする商品の順番が高いと判定する。また、判定部132は、商品のCTR、CVR、PV数等が大きいほど、ユーザに対してレコメンドする商品の順番が高いと判定する。あるいは、判定部132は、商品の価格、CTR、CVR、PV数等に重みを付けてもよい。続いて、判定部132は、各商品について、重みの大きさに応じたスコアを算出する。続いて、判定部132は、算出したスコアに基づいて、ユーザに対してレコメンドする商品の順番を判定する。例えば、判定部132は、スコアが高いほど、ユーザに対してレコメンドする商品の順番が高いと判定する。
(生成部133)
生成部133は、電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群以外のコンテンツである第1コンテンツであって、取得部131によって取得された商品情報が表示される第1コンテンツを配信されたユーザによって、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、一連のコンテンツ群に含まれるコンテンツである第2コンテンツであって、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映された第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。具体的には、生成部133は、ユーザによって所定の商品に対する所定の操作に対応する操作ボタンを示す画像が選択された場合に、操作ボタンに応じた所定の操作に対応する機能を実行する操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。より具体的には、生成部133は、判定部132によって判定された種類の操作ボタンを含む第1コンテンツを生成する。
操作ボタンとは、第1コンテンツに組み込まれたプログラムである。例えば、生成部133は、第1コンテンツを形成するHTMLファイルにJava(登録商標)のタグを実装することにより、第1コンテンツに操作ボタンを組み込む。操作ボタンとは、具体的には、操作ボタンが押下された場合に、電子商取引サーバ50に電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群に含まれるコンテンツである第2コンテンツであって、操作ボタンに対応する操作が反映された第2コンテンツを生成させるプログラムである。より具体的には、第1コンテンツに含まれる操作ボタンが押下されると、第1コンテンツに組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、操作ボタンに対応する操作を実行するとともに、電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群に含まれるコンテンツである第2コンテンツであって、操作ボタンに対応する操作が反映された第2コンテンツを生成する。
すなわち、生成部133は、第1コンテンツに含まれる操作ボタンが押下された場合に、電子商取引サーバ50に電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群に含まれるコンテンツである第2コンテンツであって、操作ボタンに対応する操作が反映された第2コンテンツを生成させるプログラムである操作ボタンを含む第1コンテンツを生成する。このようにして、生成部133は、電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群以外のコンテンツである第1コンテンツであって、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する操作ボタンが押下された場合に、電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群に含まれるコンテンツである第2コンテンツであって、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映された第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
また、生成部133は、生成した種類の操作ボタンが所定の商品情報と対応付けて表示される第1コンテンツを生成する。例えば、生成部133は、判定部132によって判定された順番で商品情報と商品に対応する操作ボタンとが表示される第1コンテンツを生成する。続いて、生成部133は、第1コンテンツを生成すると、生成した第1コンテンツを配信先であるユーザのユーザIDと対応付けてコンテンツ記憶部123に格納する。
また、生成部133は、第1コンテンツを配信されたユーザによって、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、所定の操作が反映される対象である第2コンテンツ以外のコンテンツに遷移させることなく、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映された第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。具体的には、生成部133は、所定の商品に対する所定の操作として、第1コンテンツを配信されたユーザによって、所定の商品を電子商取引サービスにおける所定の商品項目に追加する操作が行われた場合に、所定の商品項目に所定の商品を追加した状態が反映された所定の商品項目の画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。より具体的には、生成部133は、所定の商品項目の画面に対応する第2コンテンツとして、電子商取引サービスにおけるショッピングカートの画面又は購入検討リストの画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。例えば、生成部133は、第1コンテンツを配信されたユーザによって、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対するカート追加操作が行われた場合に、カート追加操作が反映される対象であるカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)以外のコンテンツに遷移させることなく、ユーザによる所定の商品に対するカート追加操作が反映されたカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させる第1コンテンツを生成する。
また、生成部133は、所定の商品をショッピングカートに追加する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品をショッピングカートから削除する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品を購入検討リストに追加する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品を購入検討リストから削除する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品の代金を支払う操作を行わせる操作ボタン、又は所定の商品の注文を確定する操作を行わせる操作ボタンのうち、少なくともいずれか1つの操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。
なお、電子商取引サービスとは、例えば、図1で示したショッピングサービスである。また、電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群とは、例えば、図1で示したショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ群である。また、第1コンテンツとは、例えば、図1で示したメールコンテンツ(第1コンテンツ)である。また、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作とは、例えば、図1で示したカートに商品を追加する操作である。また、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映された第2コンテンツとは、例えば、図1で示したカート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、カートに商品が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)である。
(配信部134)
配信部134は、生成部133によって生成された第1コンテンツをユーザ端末10に配信する。具体的には、配信部134は、コンテンツ記憶部123を参照して、生成した第1コンテンツと対応付けて記憶されたユーザIDのユーザ端末10に第1コンテンツを配信する。
〔4.情報処理のフロー〕
次に、図7を用いて、実施形態に係る情報処理の手順について説明する。図7は、実施形態に係る情報処理手順を示すフローチャートである。図7に示す例では、情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報を取得したか否かを判定する(ステップS101)。情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報を取得していないと判定した場合(ステップS101;No)、商品情報を取得するまで待機する。
情報処理装置100は、ショッピングサービスで取り扱われる商品に関する商品情報を取得した場合(ステップS101;Yes)、商品情報を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)であって、メールコンテンツ(第1コンテンツ)に含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、所定の商品に対する所定の操作が反映されたショッピングサービス内のコンテンツに遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)を生成する(ステップS102)。
〔5.変形例〕
上述した実施形態に係る情報処理システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理システム1の他の実施形態について説明する。なお、実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
〔5-1.操作ボタンを含む検索結果コンテンツの生成処理〕
図1では、情報処理装置100が第1コンテンツとしてメールコンテンツを生成する例について説明したが、第1コンテンツは電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群以外のコンテンツであれば、メールコンテンツ以外の他のコンテンツであってもよい。具体的には、生成部133は、電子メールコンテンツ、プッシュ通知コンテンツ、又は検索結果として表示される検索結果コンテンツである第1コンテンツを生成する。図8では、情報処理装置100が検索結果として表示される検索結果コンテンツ(以下、適宜「検索結果コンテンツ」と記載する)である第1コンテンツを生成する例について説明する。図8は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。図8では、情報処理装置100は、インターネット上の情報を広く検索する検索エンジンを提供するサーバ装置でもある。なお、図1と重複する部分については、適宜説明を省略する。
図8に示す例では、生成部133は、ショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツ群以外のコンテンツである検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)であって、取得部131によって取得された商品情報が表示される検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)を配信されたユーザによって、検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)に含まれる所定の商品に対するお気に入り追加操作が行われた場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるコンテンツであるお気に入り画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、ユーザによる所定の商品に対するお気に入り追加操作が反映されたお気に入り画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させる検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)を生成する。
具体的には、取得部131は、検索クエリである「体重計」をユーザU2のユーザ端末10-2から取得する。続いて、取得部131は、操作履歴記憶部122を参照して、ユーザU2の操作情報を取得する。判定部132は、取得部131によって取得された検索クエリと操作情報とに基づいて、ユーザU2の操作情報に含まれる商品の中にユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品が存在するか否かを判定する。例えば、判定部132は、商品の商品名や商品の詳細説明にユーザU2から受け付けた検索クエリ「体重計」を含む商品が存在するか否かを判定する。判定部132は、商品の商品名や商品の詳細説明にユーザU2から受け付けた検索クエリ「体重計」を含む商品をユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品であると判定する。
図8では、判定部132は、ユーザU2の操作情報に含まれる商品の中に、ユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品M3、商品M4、…が存在すると判定する。続いて、取得部131は、判定部132によってユーザU2の操作情報に含まれる商品にユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品が存在すると判定された場合は、検索クエリとマッチすると判定した商品M3、商品M4、…に関する操作情報を取得する。例えば、取得部131は、ユーザU2が商品M3、商品M4、…を閲覧したという閲覧履歴に関する操作情報を取得する。続いて、取得部131は、操作情報を取得すると、取得した操作情報に基づいて、ユーザU2の閲覧履歴に含まれる商品M3、商品M4、…に関する商品情報を取得する。例えば、取得部131は、商品情報記憶部121を参照して、商品情報として、各商品の価格、CTR、CVR、PV数に関する情報を取得する。また、取得部131は、商品情報記憶部121を参照して、商品情報として、商品M3である体重計の商品画像IM3、商品M4である体重計の商品画像IM4、…を取得する。
続いて、判定部132は、取得した操作情報に基づいて、ユーザU2に対してレコメンドする操作ボタンの種類を判定する。図8に示す例では、判定部132は、ユーザが商品3、商品M4、…に対して行った操作内容が第1段階である閲覧であるので、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第1段階の次の第2段階であるお気に入りリストへの追加操作を行わせる操作ボタンであるお気に入り追加ボタンであると判定する。
また、判定部132は、取得した各商品の価格、CTR、CVR、PV数に関する情報に基づいて、ユーザU2によって閲覧された商品をユーザU2に対してレコメンドする順番を判定する。図8に示す例では、判定部132は、ユーザU2によって閲覧された商品をレコメンドする順番を、商品M3、商品M4、…の順番であると判定する。
続いて、生成部133は、操作ボタンの種類と商品の並び順(表示順)とを決定すると、商品M3、商品M4、…と商品M3、商品M4、…に対応するお気に入り追加ボタンとが対応付けて表示される検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12を生成する。図8に示す例では、生成部133は、商品画像IM3、商品画像IM4、…とお気に入り追加ボタンB13、お気に入り追加ボタンB14、…とが対応付けて表示される検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12を生成する。
より具体的には、生成部133は、検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12に含まれる商品M3、商品M4、…に対応するお気に入り追加ボタンB13、お気に入り追加ボタンB14、…が押下された場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるお気に入り画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、ユーザU2のお気に入りリストに商品M3、商品M4、…が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させる検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12を生成する。
続いて、配信部134は、生成部133によって生成された検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12をクエリの送信元であるユーザU2のユーザ端末10-2に配信する。ユーザ端末10-2は、お気に入り追加ボタンB13、お気に入り追加ボタンB14、…を含む検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12を情報処理装置100から受信する(ステップS21)。
ユーザ端末10-2は、お気に入り追加ボタンB13、お気に入り追加ボタンB14、…を含む検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12を受信すると、ユーザU2の操作に従って、お気に入り追加ボタンB13を含む検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12をユーザ端末10-2の画面に表示する。ユーザU2は、ユーザ端末10-2の画面に表示された検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12に含まれるお気に入り追加ボタンB13を押下する(ステップS22)。検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12に含まれるお気に入り追加ボタンB13が押下されると、検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザU2のお気に入りリストに商品M3を追加する操作を実行するとともに、お気に入り画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C22であって、商品M3がユーザU2のお気に入りリストに追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C22を生成する。電子商取引サーバ50は、お気に入り画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C22を生成すると、生成したコンテンツC22をユーザ端末10-2に配信する。ユーザ端末10-2は、コンテンツC22を電子商取引サーバ50から受信する。続いて、ユーザ端末10-2は、コンテンツC22を受信すると、コンテンツC22をユーザ端末10-2の画面に表示する。このように、ユーザ端末10-2は、検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12から、ユーザU2が検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)C12上で行った商品M3をお気に入りリストに追加する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のコンテンツC22に遷移させる(ステップS23)。なお、コンテンツC22は、カート追加ボタンB23を含む。コンテンツC22に含まれるカート追加ボタンB23が押下されると、商品M3がカートに追加されたカート画面に遷移する。
なお、判定部132は、ユーザU2の操作情報に含まれる商品にユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品が存在しないと判定した場合は、ユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品が商品情報記憶部121の中に存在するか否かを判定する。例えば、判定部132は、商品の商品名や商品の詳細説明にユーザU2から受け付けた検索クエリ「体重計」を含む商品が存在するか否かを判定する。判定部132は、商品の商品名や商品の詳細説明にユーザU2から受け付けた検索クエリ「体重計」を含む商品をユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチする商品であると判定する。続いて、取得部131は、判定部132によってユーザU2の検索クエリ「体重計」とマッチすると判定された商品に関する商品情報を取得する。例えば、取得部131は、商品情報記憶部121を参照して、商品情報として、各商品の価格、CTR、CVR、PV数に関する情報を取得する。また、取得部131は、商品情報記憶部121を参照して、商品情報として、商品である体重計の商品画像を取得する。判定部132は、操作履歴記憶部122の操作内容を参照して、ユーザの操作情報が存在しない場合は、ユーザが所定の商品に対して行った操作内容の操作段階を、第1段階の前の第0段階であると判定する。続いて、判定部132は、第0段階である場合は、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を第1段階の次の第2段階であるお気に入りリストへの追加操作を行わせる操作ボタンであるお気に入り追加ボタンであると判定する。また、判定部132は、取得した各商品の価格、CTR、CVR、PV数に関する情報に基づいて、商品をユーザU2に対してレコメンドする順番を判定する。続いて、生成部133は、検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)に含まれる商品に対応するお気に入り追加ボタンが押下された場合に、ショッピングサービスのサイトに含まれるお気に入り画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)であって、ユーザU2のお気に入りリストに商品が追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させる検索結果コンテンツ(第1コンテンツ)を生成する。
なお、生成部133は、プッシュ通知コンテンツである第1コンテンツを生成してもよい。具体的には、生成部133は、ショッピングサービスのアプリケーションコンテンツ群以外のコンテンツであるプッシュ通知コンテンツ(第1コンテンツ)であって、取得部131によって取得された商品情報が表示されるプッシュ通知コンテンツ(第1コンテンツ)を配信されたユーザによって、プッシュ通知コンテンツ(第1コンテンツ)に含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、ショッピングサービスのアプリケーションコンテンツ(第2コンテンツ)であって、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映されたアプリケーションコンテンツ(第2コンテンツ)に遷移させるプッシュ通知コンテンツ(第1コンテンツ)を生成する。
〔5-2.商品のサイズ、商品の色、商品の個数に応じた操作ボタン〕
図9では、情報処理装置100がユーザによって購入される可能性が高い商品のサイズ、商品の色、商品の個数に応じた操作ボタンを含む第1コンテンツを生成する例について説明する。図9は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1と重複する部分については、適宜説明を省略する。
図9に示す例では、生成部133は、判定部132によって判定されたサイズの商品、色の商品、又は個数の商品に対する操作を行わせる操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。具体的には、取得部131は、商品情報として、電子商取引サービスで取り扱われる商品に対するユーザU3の操作履歴に関する操作情報を取得する。例えば、取得部131は、商品情報として、ユーザU3の商品に対する操作履歴に関する操作情報を取得する。続いて、判定部132は、取得部131によって取得された操作情報に基づいて、ユーザによって購入される可能性が高い商品のサイズ、商品の色、商品の個数を判定する。例えば、判定部132は、取得部131によって取得された操作情報のうち、商品M5の購入履歴に基づいて、ユーザU3によって購入される可能性が高い商品M5の個数を判定する。例えば、判定部132は、ユーザU3が過去に商品M5を購入した際、商品M5を1個購入した回数が10回であり、商品M5を2個購入した回数が5回であり、商品M5をその他の個数で購入した回数が0回であると判定する。判定部132は、商品M5を1個購入した回数が10回であり、商品M5を2個購入した回数が5回であり、商品M5をその他の個数で購入した回数が0回であるので、ユーザU3によって最も購入されやすい商品M5の個数は1個であり、その次に購入されやすい商品M5の個数は2個であると判定する。図9に示す例では、生成部133は、判定部132によってユーザU3によって最も購入されやすい商品M5の個数は1個であり、その次に購入されやすい商品M5の個数は2個であると判定されたので、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンとして、商品M5を1個カートに追加する操作を行わせるボタン(以下、適宜「1個カートに追加ボタン」と記載する)151と商品M5を2個カートに追加する操作を行わせるボタン(以下、適宜「2個カートに追加ボタン」と記載する)152が表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を生成する。
また、生成部133は、第1コンテンツを配信されたユーザに対して、所定の商品が電子商取引サービスにおける所定の商品項目に追加された状態であることを示す情報が表示される第1コンテンツを生成する。図9に示す例では、取得部131は、ユーザU3のお気に入りリストに商品M5が2個入っているという情報を取得する。生成部133は、取得部131によって取得された情報に基づいて、ユーザU3のお気に入りリストに商品M5が2個入っているというメッセージM15が表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を生成する。
また、判定部132は、取得部131によって取得された操作情報のうち、靴の購入履歴に基づいて、ユーザU3によって購入される可能性が高い靴である商品M6の色を判定する。例えば、判定部132は、ユーザU3の購入履歴に基づいて、ユーザU3の好みの靴の色が白と赤であると判定する。判定部132は、ユーザU3の好みの靴の色が白と赤なので、ユーザU3によって購入されやすい商品M6の色は、白色又は赤色であると判定する。生成部133は、判定部132によってユーザU3によって購入されやすい商品M6の色は、白色又は赤色であると判定されたので、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンとして、白色の商品M6をカートに追加する操作を行わせるボタン(以下、適宜「白色の靴をカートに追加ボタン」と記載する)161と赤色の商品M6をカートに追加する操作を行わせるボタン(以下、適宜「赤色の靴をカートに追加ボタン」と記載する)162が表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を生成する。
また、取得部131は、ユーザU3のお気に入りリストに白色の商品M6が入っているという情報を取得する。生成部133は、取得部131によって取得された情報に基づいて、ユーザU3のお気に入りリストに白色の商品M6が入っているというメッセージM16が表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を生成する。
なお、判定部132は、取得部131によって取得された操作情報のうち、靴の購入履歴に基づいて、ユーザU3によって購入される可能性が高い靴のサイズを判定してもよい。例えば、判定部132は、ユーザU3の購入履歴に基づいて、ユーザU3によって購入された靴のサイズが27センチであると判定する。判定部132は、ユーザU3によって購入された靴のサイズが27センチであるので、ユーザU3によって購入されやすい靴のサイズを27センチであると判定する。生成部133は、判定部132によって判定された靴のサイズに基づいて、ユーザU3のお気に入りリストに27センチの靴が入っているというメッセージが表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を生成してもよい。
続いて、配信部134は、生成部133によって生成されたメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13をユーザU3のユーザ端末10-3に配信する。ユーザ端末10-3は、1個カートに追加ボタン151、2個カートに追加ボタン152、白色の靴をカートに追加ボタン161、赤色の靴をカートに追加ボタン162…を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を情報処理装置100から受信する(ステップS31)。
ユーザ端末10-3は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C13を受信すると、ユーザU3の操作に従って、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C13をユーザ端末10-3の画面に表示する。ユーザU3は、ユーザ端末10-3の画面に表示されたメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13に含まれる2個カートに追加ボタン152を押下する(ステップS32)。メールコンテンツ(第1コンテンツ)C13に含まれる2個カートに追加ボタン152が押下されると、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C13に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザU3のカートに商品M5を2個追加する操作を実行するとともに、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C23であって、商品M5が2個ユーザU3のカートに追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C23を生成する。電子商取引サーバ50は、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C23を生成すると、生成したコンテンツC23をユーザ端末10-3に配信する。ユーザ端末10-3は、コンテンツC23を電子商取引サーバ50から受信する。続いて、ユーザ端末10-3は、コンテンツC23を受信すると、コンテンツC23をユーザ端末10-3の画面に表示する。このように、ユーザ端末10-3は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C13から、ユーザU3がメールコンテンツ(第1コンテンツ)C13上で行った商品M5を2個カートに追加する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のコンテンツC23に遷移させる(ステップS33)。なお、コンテンツC23は、レジに進むボタンB25を含む。コンテンツC23に含まれるレジに進むボタンB25が押下されると、2個の商品M5の商品代金の支払い画面に遷移する。
一般的に、メールコンテンツ(第1コンテンツ)には、商品のサイズや色や個数を選択するためのプルダウンやチェックボックスを含めることができない。情報処理装置100は、あらかじめユーザによって購入される可能性が高い商品のサイズ、商品の色、商品の個数の操作ボタンを表示することにより、ユーザが商品のサイズや色や個数を選択することができるようにする。
〔5-3.商品の組合せに応じた操作ボタン〕
図10では、情報処理装置100がユーザによって購入される可能性が高い商品の組合せに応じた操作ボタンを含む第1コンテンツを生成する例について説明する。図10は、変形例に係る情報処理の一例を示す図である。なお、図1と重複する部分については、適宜説明を省略する。
図10に示す例では、生成部133は、判定部132によって判定された組合せの商品に対する操作を行わせる操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。具体的には、判定部132は、取得部131によって取得されたユーザU4の購入履歴に基づいて、ユーザU4によって商品M7と商品M8と商品M9が毎月購入されていると判定する。続いて、判定部132は、ユーザU4によって商品M7と商品M8と商品M9が毎月購入されているので、ユーザ4によって購入される可能性が高い商品の組合せを商品M7と商品M8と商品M9のセットであると判定する。
生成部133は、判定部132によってユーザ4によって購入される可能性が高い商品の組合せを商品M7と商品M8と商品M9のセットであると判定されたので、商品M7と商品M8と商品M9のセットをまとめてカートに追加する操作を行わせる操作ボタン(以下、適宜「まとめてカートに追加ボタン」と記載する)B1789が表示されるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C14を生成する。
続いて、配信部134は、生成部133によって生成されたメールコンテンツ(第1コンテンツ)C14をユーザU4のユーザ端末10-4に配信する。ユーザ端末10-4は、まとめてカートに追加ボタンB1789…を含むメールコンテンツ(第1コンテンツ)C14を情報処理装置100から受信する(ステップS41)。
ユーザ端末10-4は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C14を受信すると、ユーザU4の操作に従って、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C14をユーザ端末10-4の画面に表示する。ユーザU4は、ユーザ端末10-4の画面に表示されたメールコンテンツ(第1コンテンツ)C14に含まれる、まとめてカートに追加ボタンB1789を押下する(ステップS42)。メールコンテンツ(第1コンテンツ)C14に含まれる、まとめてカートに追加ボタンB1789が押下されると、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C14に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザU4のカートに商品M7と商品M8と商品M9をまとめて追加する操作を実行するとともに、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C24であって、商品M7と商品M8と商品M9がユーザU4のカートに追加された状態が反映されたコンテンツ(第2コンテンツ)C24を生成する。電子商取引サーバ50は、カート画面に対応するコンテンツ(第2コンテンツ)C24を生成すると、生成したコンテンツC24をユーザ端末10-4に配信する。ユーザ端末10-4は、コンテンツC24を電子商取引サーバ50から受信する。続いて、ユーザ端末10-4は、コンテンツC24を受信すると、コンテンツC24をユーザ端末10-4の画面に表示する。このように、ユーザ端末10-4は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C14から、ユーザU4がメールコンテンツ(第1コンテンツ)C14上で行った商品M7と商品M8と商品M9をまとめてカートに追加する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のコンテンツC24に遷移させる(ステップS43)。なお、コンテンツC24は、レジに進むボタンB2789を含む。コンテンツC24に含まれるレジに進むボタンB2789が押下されると、商品M7と商品M8と商品M9の商品代金の支払い画面に遷移する。
これにより、情報処理装置100は、あらかじめユーザによって購入される可能性が高い商品の組合せに対する操作ボタンを表示することにより、ユーザは一つの商品に対する一つの操作毎に第1コンテンツに戻ることなく、複数の商品に対する操作を一度にまとめて行うことができるようにする。
〔5-4.商品を削除する操作ボタン〕
図1では、情報処理装置100が、カートに商品を追加する操作が行われた場合に、カートに商品を追加した状態が反映されたカート画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する例について説明したが、カートから削除する操作が行われた場合に、カートから商品を削除した状態が反映されたカート画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成してもよい。また、情報処理装置100がカートの他にも、お気に入りリストから商品を削除する操作が行われた場合に、お気に入りリストから商品を削除した状態が反映されたお気に入り画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成してもよい。
具体的には、生成部133は、所定の商品に対する所定の操作として、第1コンテンツを配信されたユーザによって、所定の商品を電子商取引サービスにおける所定の商品項目から削除する操作が行われた場合に、所定の商品項目から所定の商品を削除した状態が反映された所定の商品項目の画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。より具体的には、生成部133は、判定部132によって判定された種類のボタンが、所定の商品をショッピングカートから削除する操作を行わせる操作ボタン(以下、適宜「カートから削除ボタン」と記載する)又は所定の商品を購入検討リスト(以下、適宜「お気に入りから削除ボタン」と記載する)から削除する操作を行わせる操作ボタンである場合には、カートから削除ボタン又はお気に入りから削除ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。
例えば、配信部134は、生成部133によって生成されたお気に入りから削除ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツをユーザ端末10に配信する。第1コンテンツに含まれるお気に入りから削除ボタンが押下されると、第1コンテンツに組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザのお気に入りリストから所定の商品を削除する操作を実行するとともに、お気に入り画面に対応する第2コンテンツであって、ユーザのお気に入りリストから所定の商品が削除された状態が反映された第2コンテンツを生成する。電子商取引サーバ50は、お気に入り画面に対応する第2コンテンツを生成すると、生成した第2コンテンツをユーザ端末10に配信する。ユーザ端末10は、第2コンテンツを電子商取引サーバ50から受信する。続いて、ユーザ端末10は、第2コンテンツを受信すると、第2コンテンツをユーザ端末10の画面に表示する。このように、ユーザ端末10は、第1コンテンツから、ユーザが第1コンテンツ上で行った所定の商品をお気に入りリストから削除する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のお気に入り画面に対応する第2コンテンツに遷移する。
また、生成部133は、お気に入りリストから商品を削除する操作を第1コンテンツ上で連続して行える第1コンテンツを生成してもよい。具体的には、生成部133は、お気に入りリストへ遷移させる操作ボタン(以下、適宜「お気に入りを見るボタン」と記載する)が押下されると、ユーザが第1コンテンツ上で行った商品をお気に入りリストから削除する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のお気に入り画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。より具体的には、第1コンテンツに含まれるお気に入りから削除ボタンが押下されると、第1コンテンツに組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザのお気に入りリストから所定の商品を削除する操作を実行する。すなわち、電子商取引サーバ50は、記憶部に記憶されたユーザのお気に入りリストから所定の商品を削除する。なお、電子商取引サーバ50は、ユーザの操作を記憶部に反映するのみで、ユーザの操作を反映した第2コンテンツを生成しない。続いて、第1コンテンツに含まれる他のお気に入りから削除ボタンが押下されると、第1コンテンツに組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、ユーザのお気に入りリストから所定の商品とは異なる他の商品を削除する操作を実行する。すなわち、電子商取引サーバ50は、記憶部に記憶されたユーザのお気に入りリストから他の商品を削除する。なお、電子商取引サーバ50は、ユーザの操作を記憶部に反映するのみで、ユーザの操作を反映した第2コンテンツを生成しない。
続いて、第1コンテンツに含まれるお気に入りを見るボタンが押下されると、第1コンテンツに組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、お気に入り画面に対応する第2コンテンツであって、ユーザのお気に入りリストから所定の商品と他の商品とが削除された状態が反映された第2コンテンツを生成する。電子商取引サーバ50は、お気に入り画面に対応する第2コンテンツを生成すると、生成した第2コンテンツをユーザ端末10に配信する。ユーザ端末10は、第2コンテンツを電子商取引サーバ50から受信する。続いて、ユーザ端末10は、第2コンテンツを受信すると、第2コンテンツをユーザ端末10の画面に表示する。このように、ユーザ端末10は、第1コンテンツから、ユーザが第1コンテンツ上で行った所定の商品と他の商品とをお気に入りリストから削除する操作が反映されたショッピングサービスのサイト内のお気に入り画面に対応する第2コンテンツに遷移する。
〔5-5.操作対象以外の他の商品が表示されたサイト内のコンテンツへの遷移〕
図1では、情報処理装置100が、カートに商品M1を追加する操作が行われた場合に、操作対象である商品M1がカートに追加されたカート画面に対応する第2コンテンツC21に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11を生成する例について説明したが、操作対象以外の他の商品である商品M2に関する商品画像IM2とカート追加ボタンB12と操作対象である商品M1がカートに追加された状態が反映されたカート画面とが表示される第2コンテンツC21´に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´を生成してもよい。
具体的には、生成部133は、ユーザによって第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、第1コンテンツに含まれる所定の商品以外の他の商品に関する商品情報と他の商品に対する操作を行わせる操作ボタンを示す画像とが表示される第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。例えば、生成部133は、ユーザU1によってメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´に含まれる商品M1に対するカート追加操作が行われた場合に、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´に含まれる商品M1以外の他の商品である商品M2、…に関する商品情報と他の商品である商品M2、…に対する操作を行わせるカート追加ボタンB12、…を示す画像と商品M1がカートに追加された状態が反映されたカート画面とが表示される第2コンテンツC21´に遷移させるメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´を生成する。続いて、配信部134は、生成部133によって生成されたメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´をユーザ端末10に配信する。メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´に含まれるカート追加ボタンB11が押下されると、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´に組み込まれたJava(登録商標)のコードが作動する。そして、電子商取引サーバ50は、Java(登録商標)のコードに従って、商品M1をカートに追加する操作を実行するとともに、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´に含まれる所定の商品以外の他の商品である商品M2、…に関する商品情報とカート追加ボタンB12、…とが表示される第2コンテンツC21´であって、ユーザがメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´上で行った所定の操作が反映された第2コンテンツC21´を生成する。電子商取引サーバ50は、第2コンテンツC21´を生成すると、生成した第2コンテンツC21´をユーザ端末10に配信する。
これにより、情報処理装置100は、メールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´上で商品M1をカートに追加する操作を行った後に、再びメールコンテンツ(第1コンテンツ)C11´に戻ることなく、遷移先である第2コンテンツC21´上で商品M1以外の他の商品である商品M2、…に対する操作を引き続き行うことができる。
〔5-6.商品の配送先等の情報を操作ボタンと一緒に表示する〕
生成部133は、所定の商品の配送先、所定の商品の配送方法、所定の商品の決済方法又は所定の商品の送料を含む情報が表示される第1コンテンツを生成する。具体的には、取得部131は、判定部132によって操作ボタンの種類が注文確定ボタンであると判定されると、商品の配送先、商品の配送方法、商品の決済方法又は商品の送料を含む情報を電子商取引サーバ50から取得する。続いて、生成部133は、取得部131によって取得された商品の配送先、商品の配送方法、商品の決済方法又は商品の送料を含む情報と注文確定ボタンの画像が表示される第1コンテンツを生成する。これにより、情報処理装置100は、ユーザによる商品代金の支払い手続きをよりスムーズに行わせることができる。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、取得部131と生成部133とを備える。取得部131は、電子商取引サービスで取り扱われる商品に関する商品情報を取得する。生成部133は、電子商取引サービスによって提供される一連のコンテンツ群以外のコンテンツである第1コンテンツであって、取得部131によって取得された商品情報が表示される第1コンテンツを配信されたユーザによって、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、一連のコンテンツ群に含まれるコンテンツである第2コンテンツであって、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映された第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ショッピングサービスの外で行われた商品に対する操作がショッピングサービス内に反映された状態を引き継いで、ユーザがショッピングサービス内で商品に対する操作を継続することを可能とするができる。したがって、情報処理装置100は、電子商取引サービスにおけるユーザビリティを向上させることができる。
また、生成部133は、第1コンテンツを配信されたユーザによって、第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、所定の操作が反映される対象である第2コンテンツ以外のコンテンツに遷移させることなく、ユーザによる所定の商品に対する所定の操作が反映された第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ショッピングサイトの外で商品に対する操作を行ったユーザを、ショッピングサイトの外からショッピングサイト内へとダイレクトに移行させることができる。したがって、情報処理装置100は、電子商取引サービスにおけるユーザビリティを向上させることができる。
また、生成部133は、所定の商品に対する所定の操作として、第1コンテンツを配信されたユーザによって、所定の商品を電子商取引サービスにおける所定の商品項目に追加する操作が行われた場合に、所定の商品項目に所定の商品を追加した状態が反映された所定の商品項目の画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザがショッピングサービスにアクセスすることなく、ショッピングサービスの外からショッピングサービス内のカートに商品を追加可能とすることができる。
また、生成部133は、所定の商品に対する所定の操作として、第1コンテンツを配信されたユーザによって、所定の商品を電子商取引サービスにおける所定の商品項目から削除する操作が行われた場合に、所定の商品項目から所定の商品を削除した状態が反映された所定の商品項目の画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザがショッピングサービスにアクセスすることなく、ショッピングサービスの外からショッピングサービス内のカートから商品を削除可能とすることができる。
また、生成部133は、第1コンテンツを配信されたユーザに対して、所定の商品が電子商取引サービスにおける所定の商品項目に追加された状態であることを示す情報が表示される第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、所定の商品項目に追加されている所定の商品に対する次の段階の操作を行うようユーザを促すことができる。
また、生成部133は、電子商取引サービスにおけるショッピングカートの画面又は購入検討リストの画面に対応する第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ショッピングサービスの外で行われた商品に対する操作がショッピングカートの画面又は購入検討リストの画面に反映された状態を引き継いで、商品に対する操作を継続することを可能とすることができる。
また、生成部133は、ユーザによって所定の商品に対する所定の操作に対応する操作ボタンを示す画像が選択された場合に、操作ボタンに応じた所定の操作に対応する機能を実行する操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザに対して所定の商品に対する所定の操作を視認させる性を高めることができる。
また、生成部133は、所定の商品をショッピングカートに追加する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品をショッピングカートから削除する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品を購入検討リストに追加する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品を購入検討リストから削除する操作を行わせる操作ボタン、所定の商品の代金を支払う操作を行わせる操作ボタン、又は所定の商品の注文を確定する操作を行わせる操作ボタンのうち、少なくともいずれか1つの操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザに対して所定の商品に対する上記の操作を行わせることができる。
また、生成部133は、ユーザによって第1コンテンツに含まれる所定の商品に対する所定の操作が行われた場合に、第1コンテンツに含まれる所定の商品以外の他の商品に関する商品情報と他の商品に対する操作を行わせる操作ボタンを示す画像とが表示される第2コンテンツに遷移させる第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、第1コンテンツ上で所定の商品に対する操作を行った後に、再び第1コンテンツに戻ることなく、遷移先である第2コンテンツ上で所定の商品以外の他の商品に対する操作を引き続き行うことができる。したがって、情報処理装置100は、電子商取引サービスにおけるユーザビリティを向上させることができる。
また、生成部133は、所定の商品の配送先、所定の商品の配送方法、所定の商品の決済方法又は所定の商品の送料を含む情報が表示される第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザによる商品代金の支払い手続きをよりスムーズに行わせることができる。
また、生成部133は、電子メールコンテンツ、プッシュ通知コンテンツ、又は検索結果として表示される検索結果コンテンツである第1コンテンツを生成する。
これにより、情報処理装置100は、電子メールコンテンツ、プッシュ通知コンテンツ、又は検索結果コンテンツ上で行われた商品に対する操作がショッピングサービス内に反映された状態を引き継いで、ユーザがショッピングサービス内で商品に対する操作を継続することを可能とするができる。
また、取得部131は、商品情報として、電子商取引サービスで取り扱われる商品に対するユーザの操作履歴に関する操作情報を取得する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザの操作履歴に基づいて第1コンテンツを生成することができる。
また、取得部131は、操作情報として、電子商取引サービスで取り扱われる商品の閲覧履歴に関する情報、商品を購入検討リストに追加した操作履歴に関する情報、商品をショッピングカートに追加した操作履歴に関する情報、商品の購入履歴に関する情報のうち、少なくともいずれか1つを取得する。
これにより、情報処理装置100は、上記の操作履歴に基づいて第1コンテンツを生成することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置100は、判定部132をさらに備える。判定部132は、取得部131によって取得された商品情報に基づいて、ユーザに対してレコメンドする操作ボタンの種類を判定する。
これにより、情報処理装置100は、ユーザの操作情報に応じた操作ボタンをレコメンド可能とすることができる。
判定部132は、取得部131によって取得された商品情報に基づいて、ユーザによって購入される可能性が高い商品のサイズ、商品の色、商品の個数、又は商品の組合せを判定する。生成部133は、判定部132によって判定されたサイズの商品、色の商品、個数の商品、又は組合せの商品に対する操作を行わせる操作ボタンを示す画像が表示される第1コンテンツを生成する。
一般的に、メールコンテンツには、商品のサイズや色や個数を選択するためのプルダウンやチェックボックスを含めることができない。情報処理装置100は、あらかじめユーザによって購入される可能性が高い商品のサイズ、商品の色、商品の個数の操作ボタンを表示することにより、ユーザが商品のサイズや色や個数を選択することができるようにする。また、情報処理装置100は、あらかじめユーザによって購入される可能性が高い商品の組合せに対する操作ボタンを表示することにより、ユーザは一つの商品に対する一つの操作毎に第1コンテンツに戻ることなく、複数の商品に対する操作を一度にまとめて行うことができるようにする。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムまたはデータを実行することにより、制御部130の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、生成部は、生成手段や生成回路に読み替えることができる。