JP7176881B2 - 採光部材付きパネル - Google Patents
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Description
また、本発明の別の態様の採光部材付きパネルは、第1の外表面と前記第1の外表面の裏面側の第2の外表面とを有する採光部材付きパネルであって、前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、を備え、前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ、前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、前記採光部材付きパネルは、芯材と、前記芯材を挟み込む第1及び第2の表面板材とを備えたフラッシュパネルであり、前記第1の表面板材の外表面は、前記第1の外表面を構成し、前記第2の表面板材の外表面は、前記第2の外表面を構成し、前記第1及び第2の表面板材の少なくとも一方は、前記フラッシュパネルの端縁に向かって開口した切欠部を有し、前記切欠部の縁部に沿って、前記一対の案内溝が形成され、前記板状部材は、前記切欠部に前記端縁から挿入され、前記一対の案内溝は、前記切欠部の縁部に沿った部分と、前記芯材の前記切欠部の縁部に沿った部分に形成されたしゃくり加工部とによって構成されていることを特徴としている。
これにより、パネル全体を交換せずに、板状部材ごと又は板状部材としての採光部材を取り外して交換することができる。例えば、採光部材に傷がついた場合、特に、目視検査の見落とし等の要因による傷が視認された場合であっても、板状部材ごと又は板状部材としての採光部材を取り外して交換することができ、その結果、パネル全体を交換する必要がなくなる。
また、板状部材をスライドさせれば、両面に嵌め込まれた第1及び第2の採光部材に挟まれた内部空間を手入れすることができる。例えば、板状部材をスライドさせることにより、内部空間を開放することができるため、内部空間に侵入した埃を除去することができる。また、採光部材の内面に曇りや結露が発生した場合には、第1及び第2の採光部部材の内面を拭き掃除することができる。
さらに、内部空間の埃や曇りを除去することができるため、透明な採光部材を採用できるようになり、デザインの制約を緩和することができる。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係る採光部材付きパネルの分解斜視図を示す。同図に示すように、本実施形態の採光部材付きパネルは、芯材1,2と、芯材1,2を挟み込む化粧板である第1及び第2の表面板材3,4とを備えた、丸窓付きのフラッシュパネル100である。
また、第1の外表面3aの裏面側の第2の表面板材4の外表面は第2の外表面4aを構成し、丸窓には、第2の外表面4aと面一に配置された表面6aを有し、かつ第1の採光部材5に対向して配置された透光性を有する平板状、より具体的には円盤状の第2の採光部材6が更に設けられている。
第1の板状部材7は、丸穴加工された板状部材本体71と、板状部材本体71の円形開口部に嵌め込まれた第1の採光部材5とで構成されている。第1の板状部材7は、互いに平行な両側縁7aを有し、両側縁7aに沿って延在する突条部72を有している。
また、第2の板状部材8も、第1の板状部材7と同様に、丸穴加工された板状部材本体81と、板状部材本体81の円形開口部に嵌め込まれた第2の採光部材6とで構成されている。第2の板状部材8も、互いに平行な両側縁8aを有し、両側縁8aに沿って延在する突条部82を有している。突条部72及び82は、例えば、図3(b)に示すように、外面側を切り欠いた段差部として形成するとよい。
なお、第1及び第2の板状部材7,8は、板状部材本体71,81を省略して、採光部材のみで構成してもよい。
また、第2の表面板材4も、第1の表面板材3と同様に、フラッシュパネル100の上端縁100aに向かって開口した切欠部40を有し、この切欠部40に、第2の板状部材8が取り付けられる。これにより、フラッシュパネル100の第2の表面板材4側の第2の外表面4aの一部分は、第2の板状部材8で構成されることになる。
なお、本明細書においては、フラッシュパネル100の上端縁100aとは、フラッシュパネル100を建物等の設置箇所に設置した状態での上端縁をいう。
さらに、一対の縦部材10を連結する上桟12には、第1の板状部材7及び第2の板状部材8それぞれの厚さに応じた段落ち加工が施されている。
このように、第1及び第2の表面板材3,4の切欠部30,40の縁部に沿った部分を案内溝11aの構造の一部分として利用することにより、生産効率の向上を図ることができる。
また、図3(b)の下段に示すように、第2の板状部材8でも、第1の板状部材7都道世に、板状部材本体81のしゃくり加工部が施された丸穴に、鍔状の縁61を有する第2の採光部材6が接着固定されている。そして、第2の板状部材8の両端縁には、上述のように、段差により突条部82が形成されている。
また、第1及び第2の板状部材7,8の寸法形状を規格化することにより、板状部材を、予め製造しておいてストックしておくこともできる。
図5(a)及び図5(b)に、本発明の第2実施形態に係る採光部材付きパネルの分解斜視図を示す。同図に示すように、本実施形態の採光部材付きパネルは、両面9a,9bにそれぞれ外表面と面一に採光部材80が設けられた框戸200である。この框戸200は、互いに平行な一対の縦框部材90と、一対の縦框部材90を連結する上桟部材91、下桟部材92及び中桟部材93とを備えている。一対の縦框部材90の対向面には、両面9a,9bに沿って一対の案内溝90aが形成されている。また、上桟部材91には段落ち加工が施されている。
そして、2つの採光部材80は、突条部801を案内溝90aにそれぞれ挿入することによって、採光部材80を框戸200の上端縁から框戸の両表面(第1及び第2の外表面9a,9b)に沿った方向にスライドして挿入することにより、框戸200に取り付けられる。さらに、採光部材80の上から、差込上桟802が案内溝90aに差し込まれる。
また、中桟部材93のうち、採光部材80の下端縁と当接する部分にも框戸200の両面9a,9bに沿って溝加工を施すとともに、2枚の採光部材80の下端縁に突条を形成しておき、板状部材としての採光部材80をスライド挿入したときに、採光部材80下端縁の突条が中桟部材93の溝に嵌め込まれるようにしてもよい。
さらに、差込上桟802のうち、採光部材80の上端縁と当接する部分にも溝加工を施すとともに、採光部材80の上端縁にも突条を形成しておき、差込上桟802が差し込まれたときに、板状部材としての採光部材80の上端縁の突条が差込上桟802の溝に嵌め込まれるようにしてもよい。
上述した第1及び第2実施形態では、パネルの第1及び第2の外表面側の両方に、板状部材をスライド挿入して取り付けた例を説明したが、本発明では、パネルの一方の外表面側にのみ板状部材や採光部材を設けてもよい。例えば、第2の外表面側の板状部材を固定して、第1の外表面側の板状部材だけをスライド可能としてもよい。
また、上述した実施形態では、板状部材や採光部材の平面形状を長方形とした例を説明したが、平面形状はこれに限定されず、例えば、平行四辺形であってもよいし、下端縁の輪郭は、直線でなく、曲線や、曲線と直線とを組み合わせた形状であってもよい。
3 第1の表面板材
3a 第1の外表面
4 第2の表面板材
4a 第2の外表面
5 第1の採光部材
5a 第1の採光部材の外側の表面
6 第2の採光部材
6a 第2の採光部材の外側の表面
7 第1の板状部材
8 第2の板状部材
10 縦部材
11 しゃくり加工部
11a 案内溝
12 上桟
20 円形開口
71,81 板状部材本体
72,82 突条部
80 採光部材
801 突条部
802 差込上桟
90 縦框部材
90a 案内溝
91 上桟部材
92 下桟部材
93 中桟部材
100 フラッシュパネル
100a 上端縁
110 フラッシュパネル本体
200 框戸
Claims (6)
- 第1の外表面と前記第1の外表面の裏面側の第2の外表面とを有する採光部材付きパネルであって、
前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、
前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、
を備え、
前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、
前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ、
前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、
前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、
前記一対の案内溝をそれぞれ構成する部材どうしを連結する連結部材を備え、
前記連結部材には、前記板状部材の厚さに応じた段落ち加工が施されている
ことを特徴とする採光部材付きパネル。 - 前記連結部材の上縁に、手指が入る切欠が形成されており、
前記切欠に露出する前記板状部材の裏面側に、手指を掛ける凹部が形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の採光部材付きパネル。 - 前記採光部材付きパネルは、芯材と、前記芯材を挟み込む第1及び第2の表面板材とを備えたフラッシュパネルであり、
前記第1の表面板材の外表面は、前記第1の外表面を構成し、
前記第2の表面板材の外表面は、前記第2の外表面を構成し、
前記第1及び第2の表面板材の少なくとも一方は、前記フラッシュパネルの端縁に向かって開口した切欠部を有し、
前記切欠部の縁部に沿って、前記一対の案内溝が形成され、
前記板状部材は、前記切欠部に前記端縁から挿入される
ことを特徴とする、請求項2記載の採光部材付きパネル。 - 前記採光部材付きパネルは、一対の縦框部材と、前記一対の縦框部材を連結する上桟部材及び下桟部材とを備えた框戸であり、
前記一対の案内溝は、前記一対の縦框部材の互いに平行な対向面に形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の採光部材付きパネル。 - 第1の外表面と前記第1の外表面の裏面側の第2の外表面とを有する採光部材付きパネルであって、
前記第1の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ透光性を有する平板状の第1の採光部材と、
前記第2の外表面と面一に配置された表面を有し、かつ前記第1の採光部材に対向して配置された透光性を有する平板状の第2の採光部材と、
を備え、
前記第1及び第2の外表面の少なくとも一方の一部分が、前記第1又は第2の採光部材を含む板状部材で構成され、
前記板状部材は、前記採光部材付きパネルの端縁からスライドして挿入することにより、前記採光部材付きパネルに取り付けられ、
前記板状部材は、互いに平行な両側縁を有し、前記両側縁に沿って延在する突条部を有し、
前記採光部材付きパネルは、前記突条部がそれぞれ挿入される、前記端縁に向かって延在し、互いに平行に対向した一対の案内溝を有し、
前記採光部材付きパネルは、芯材と、前記芯材を挟み込む第1及び第2の表面板材とを備えたフラッシュパネルであり、
前記第1の表面板材の外表面は、前記第1の外表面を構成し、
前記第2の表面板材の外表面は、前記第2の外表面を構成し、
前記第1及び第2の表面板材の少なくとも一方は、前記フラッシュパネルの端縁に向かって開口した切欠部を有し、
前記切欠部の縁部に沿って、前記一対の案内溝が形成され、
前記板状部材は、前記切欠部に前記端縁から挿入され、
前記一対の案内溝は、前記切欠部の縁部に沿った部分と、前記芯材の前記切欠部の縁部に沿った部分に形成されたしゃくり加工部とによって構成されている
ことを特徴とする、採光部材付きパネル。 - 前記板状部材は、採光部材からなる
ことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の採光部材付きパネル。
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