JP7163272B2 - 作業機 - Google Patents
作業機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7163272B2 JP7163272B2 JP2019233219A JP2019233219A JP7163272B2 JP 7163272 B2 JP7163272 B2 JP 7163272B2 JP 2019233219 A JP2019233219 A JP 2019233219A JP 2019233219 A JP2019233219 A JP 2019233219A JP 7163272 B2 JP7163272 B2 JP 7163272B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- cabin
- discharge hose
- compressor
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
特許文献1に開示されたキャブは、キャブルーフ部にコンプレッサ、コンデンサ、レシーバ及びエアコンユニット(エバポレータ)を配置しており、コンプレッサは電動モータによって駆動されている。
そこで、特許文献1の技術を、コンプレッサをエンジン近傍に配置してエンジンで駆動する構成に変更することが考えられるが、その場合にはエアコン用ホースの引き回し作業が煩雑になり、組立性及び組立品質の低下が生じやすいという問題がある。
前記コンプレッサはエンジンの近傍に配置され、前記エバポレータは前記キャビンの底部に配置され、前記コンデンサ及び前記レシーバは前記キャビンの側面に配置されており、
前記コンプレッサと前記コンデンサとを繋ぐディスチャージホースと前記レシーバと前記エバポレータとを繋ぐリキッドホースとは、前記キャビンの側面に沿わせて配置され、かつ側面下部で保持具を介して保持されており、
前記ディスチャージホースはコンプレッサ側のディスチャージ第1ホース部とコンデンサ側のディスチャージ第2ホース部とが、前記保持具の下方で分割されかつ接続されており、
前記リキッドホースはレシーバ側のリキッド第1ホース部とエバポレータ側のリキッド第2ホース部とが、前記保持具の下方で分割されかつ接続されている。
図4,5において、作業機1は、底部に機体フレーム3を有する機体(旋回台)20と、運転席22を備えたキャビン5と、クローラ式の走行装置23と、バックホー等の作業装置24とを備えている。
以下、本発明の実施形態において、機体20及びキャビン5の前後方向及び幅方向は、作業機1の運転席22に着座した運転者から見て、前後方向及び左右方向である。従って、作業装置24は機体20の前部に装着され、キャビン5は、機体20の左寄り且つ前部寄りの位置に搭載され、左側面にドア25が設けられている。キャビン5の右側面の後上部にエアコン装置10のコンデンサ7及びレシーバ8が装着されている。
機体20の後部には、エンジン4、油圧ポンプ27、ファン28、オルタネータ29、コンプレッサ6、ラジエータ30等が配置されている。本実施形態の場合、エンジン4はディーゼルエンジンであるが、ガソリンエンジンであってもよい。エンジン4は、出力軸(クランク軸、動力伝達軸)を機体幅方向(左右方向)に向けて設けられている。
機体20の前部には、支持ブラケット41が設けられている。支持ブラケット41には、スイングブラケット42が枢支されている。スイングブラケット42は、機体フレーム3上に取り付けられたスイングシリンダ43の駆動により、縦軸回りに揺動可能である。スイングブラケット42には、作業装置24が取り付けられている。
ブーム48の基端部は、スイングブラケット42に第1横軸M1を介して枢支されている。ブーム48は、ブームシリンダ51の伸縮により、第1横軸M1回りに上下に揺動する。アーム49の基端部は、ブーム48の先端部に第2横軸(枢支軸)M2を介して枢支されている。アーム49は、アームシリンダ52の伸縮により、第2横軸M2回りに上下に揺動する。
前記作業機1のキャビン5は、左右一対の前支柱5a、左右一対の後支柱5b及び左側のドア支柱5cを有し、それらの上部にルーフ5dを装着して構成されている。前記前支柱5a、後支柱5b及びそれらの間の梁部材は、個別の管材を連結して形成するか、又は管材を側面視略門形に屈曲して形成されており、4柱式、6柱式に構成することもできる。
図1~3において、キャビン5の底部(運転席22の下方)には空調ボックス61が設けられ、この空調ボックス61内にエアコン装置10のエバポレータ9が配置され、また、運転席22の前面へ空調空気を案内するダクト63が接続されている。
この装着ボックス15は、固定枠15aと覆いカバーとを有し、固定枠15aはキャビン5の側面の右側後支柱5bの上部及び/又はルーフ5dの右後部に装着されている。
コンプレッサ6とコンデンサ7とを繋ぐディスチャージホースDは、コンプレッサ6側のディスチャージ第1ホース部D1とコンデンサ7側のディスチャージ第2ホース部D2とに分割されている。コンデンサ7側のディスチャージ第2ホース部D2は、コンデンサ7の後部から下方へ右側後支柱5bに沿って延設されており、その下部は右側後支柱5bの下部側面に固定の保持具13によって保持されている。
前記ディスチャージホースDのコンプレッサ6側のディスチャージ第1ホース部D1は、コンプレッサ6からエンジン4の上方まで延設されたディスチャージホース基部D1aと、エンジン4の上方から機体フレーム3に降りてかつキャビン5の側面後下部に至るディスチャージホース中間部D1bとに分割されかつ接続されている。
前記ディスチャージホース基部D1a及びディスチャージホース中間部D1bは、共にエンジン4の近傍に配置されるので、耐熱カバー等で保護されており、ディスチャージホース中間部D1bは、エンジン4から可及的に離れるように、機体フレーム3の後下部に回されている。
なお、前記ディスチャージホースD及びリキッドホースLは、それぞれ全長を樹脂ホースで形成することができるが、部分的にまた適宜部位に、金属パイプが使用されている。
アーチフレーム64の右側上部は、キャビン5の右側後支柱5bの下部に略対応しており、ここに固定板65が固定され、この固定板65に取付部材66が取り付けられている。この取付部材66には、2本の接続管(第1接続管S1、第2接続管S2)が保持されている。
第1接続管S1は、上向きに屈曲した一端側にコンデンサ7側のディスチャージ第2ホース部D2を着脱自在に接続し、下向きに屈曲した他端側にコンプレッサ6側のディスチャージ第1ホース部D1を接続し、コンプレッサ6側のディスチャージ第1ホース部D1(ディスチャージホース中間部D1b)とコンデンサ7側のディスチャージ第2ホース部D2とを着脱自在に接続している。
前記2本の接続管S1、S2に接続されたディスチャージホース中間部D1bとエバポレータ9側のリキッド第2ホース部L2とは、ボンネット36の内面に沿うように並列されており、ディスチャージ第2ホース部D2及びリキッド第1ホース部L1は別々の工程で、機体フレーム3側に装着しておく。
前記ディスチャージ第1ホース部D1及びリキッド第2ホース部L2の上端は、2本の接続管S1、S2を介して機体フレーム3側に保持しておくことは、接続の確実性の点から極めて重要であるが、ホース自体の端部を固定板65又は取付部材66に取り付けるようにしてもよい。
前記実施形態に示した作業機1は、機体フレーム3と、この機体フレーム3上に搭載したエンジン4及びキャビン5と、コンプレッサ6、コンデンサ7、レシーバ8及びエバポレータ9を有するエアコン装置10とを備えており、前記コンプレッサ6はエンジン4の近傍に配置され、前記エバポレータ9は前記キャビン5の底部に配置され、前記コンデンサ7及び前記レシーバ8は前記キャビン5の側面に配置されており、前記コンプレッサ6と前記コンデンサ7とを繋ぐディスチャージホースDと前記レシーバ8と前記エバポレータ9とを繋ぐリキッドホースLとは、前記キャビン5の側面に沿わせて配置され、かつ側面下部で保持具13を介して保持されており、前記ディスチャージホースDはコンプレッサ6側のディスチャージ第1ホース部D1とコンデンサ7側のディスチャージ第2ホース部D2とが、保持具13の下方で分割されかつ接続されており、前記リキッドホースLはレシーバ8側のリキッド第1ホース部L1とエバポレータ9側のリキッド第2ホース部L2とが、前記保持具13の下方で分割されかつ接続されている。
この構成により、ディスチャージホース基部D1aはエンジン4側に配置し、ディスチャージホース中間部D1bは機体フレーム3側に配置し、それらを個別に配置して接続するので、ディスチャージホースDの取り回しが良好にでき、接続も容易にでき、各ホース部の遮熱対策も容易に行える。
この構成により、第1接続管S1と第2接続管S2とを安定して機体フレーム3側に保持できる。従って、第1接続管S1及び第2接続管S2とディスチャージ第2ホース部D2及びリキッド第1ホース部L1との接続を、簡単かつ確実にしておくことができる。
例えば、作業機としてバックホー作業機を例示したが、キャビン及びエアコン装置を備えるなら、トラクタ、ホイールローダ、フロントローダ、コンバイン等の作業機であってもよい。
3 機体フレーム
4 エンジン
5 キャビン
6 コンプレッサ
7 コンデンサ
8 レシーバ
9 エバポレータ
10 エアコン装置
13 保持具
20 機体
22 運転席
D ディスチャージホース
D1 ディスチャージ第1ホース部
D1a ディスチャージホース基部
D1b ディスチャージホース中間部
D2 ディスチャージ第2ホース部
L リキッドホース
L1 リキッド第1ホース部
L2 リキッド第2ホース部
S1 第1接続管
S2 第2接続管
Claims (3)
- 機体フレームと、この機体フレーム上に搭載したエンジン及びキャビンと、コンプレッサ、コンデンサ、レシーバ及びエバポレータを有するエアコン装置とを備えた作業機であって、
前記コンプレッサはエンジンの近傍に配置され、前記エバポレータは前記キャビンの底部に配置され、前記コンデンサ及び前記レシーバは前記キャビンの側面に配置されており、
前記コンプレッサと前記コンデンサとを繋ぐディスチャージホースと前記レシーバと前記エバポレータとを繋ぐリキッドホースとは、前記キャビンの側面に沿わせて配置され、かつ側面下部で保持具を介して保持されており、
前記ディスチャージホースはコンプレッサ側のディスチャージ第1ホース部とコンデンサ側のディスチャージ第2ホース部とが、前記保持具の下方で分割されかつ接続されており、
前記リキッドホースはレシーバ側のリキッド第1ホース部とエバポレータ側のリキッド第2ホース部とが、前記保持具の下方で分割されかつ接続されている作業機。 - 前記ディスチャージ第1ホース部は、前記コンプレッサから前記エンジンの上方まで延設されたディスチャージホース基部と、前記エンジンの上方から前記機体フレームに降りて前記キャビンの側面下部に至るディスチャージホース中間部とに分割されかつ接続されている請求項1に記載の作業機。
- 前記ディスチャージ第1ホース部と前記ディスチャージ第2ホース部とを接続する第1接続管と、前記リキッド第1ホース部と前記リキッド第2ホース部とを接続する第2接続管とが、前記キャビンの側面下部に対応する位置で機体フレーム側に設けられている請求項1又は2に記載の作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019233219A JP7163272B2 (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | 作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019233219A JP7163272B2 (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | 作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021102841A JP2021102841A (ja) | 2021-07-15 |
JP7163272B2 true JP7163272B2 (ja) | 2022-10-31 |
Family
ID=76754930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019233219A Active JP7163272B2 (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | 作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7163272B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000096621A (ja) | 1998-09-19 | 2000-04-04 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
JP2005240427A (ja) | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | キャブ |
JP2006341682A (ja) | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | キャブ構造 |
JP2013244910A (ja) | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Yanmar Co Ltd | 旋回作業車 |
JP2013249647A (ja) | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Yanmar Co Ltd | 作業車両の車体構造 |
JP2017180069A (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社クボタ | 作業機 |
-
2019
- 2019-12-24 JP JP2019233219A patent/JP7163272B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000096621A (ja) | 1998-09-19 | 2000-04-04 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 建設機械 |
JP2005240427A (ja) | 2004-02-26 | 2005-09-08 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | キャブ |
JP2006341682A (ja) | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | キャブ構造 |
JP2013244910A (ja) | 2012-05-28 | 2013-12-09 | Yanmar Co Ltd | 旋回作業車 |
JP2013249647A (ja) | 2012-05-31 | 2013-12-12 | Yanmar Co Ltd | 作業車両の車体構造 |
JP2017180069A (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021102841A (ja) | 2021-07-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7503419B2 (en) | Backhoe | |
US20100143086A1 (en) | Loader Work Machine | |
CA3130112C (en) | Hydraulic sub-assembly for a power machine | |
JP4527074B2 (ja) | 掘削作業機 | |
JP5314177B2 (ja) | トラックローダ | |
JP6422288B2 (ja) | 作業機 | |
JP7163272B2 (ja) | 作業機 | |
JP6952731B2 (ja) | 建設機械 | |
JP5533901B2 (ja) | 作業車両 | |
JP5776540B2 (ja) | 作業車両 | |
JP3693480B2 (ja) | 油圧ショベルの上部旋回体 | |
JP2016188549A (ja) | 作業機 | |
US11851841B2 (en) | Construction machine | |
JP2007092278A (ja) | バックホーの上部構造 | |
JP7443294B2 (ja) | 作業機 | |
WO2023276374A1 (ja) | 作業機 | |
JP7443295B2 (ja) | 作業機 | |
JP7443293B2 (ja) | 作業機 | |
JP7269903B2 (ja) | 作業機 | |
JP2005336829A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
JP2019135368A (ja) | ショートリーチ型油圧ショベル | |
JP6908567B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2001001771A (ja) | トラクタの燃料タンク配置構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220914 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7163272 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |