JP7160023B2 - 化粧料組成物 - Google Patents
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Description
[1].(a)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン:0.1~12質量%、(b)粉体:0.1~45質量%、(c)紫外線吸収剤:0.1~20質量%、(d)(c)成分以外の25℃で粘度が1~100mm2/sの油剤:0.1~60質量%を含有する化粧料組成物。
[2].(a)成分が、ラウリルポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコンである[1]記載の化粧料組成物。
[3].(b)成分が、平均一次粒子径が1.0μm以下の着色顔料である[1]又は[2]記載の化粧料組成物。
[4].(b)成分が、平均一次粒子径が200nm以下の紫外線散乱剤である[1]又は[2]記載の化粧料組成物。
[5].(b)粉体が、(I)(a)成分及び(d)成分、又は(II)(a)成分、(c)成分及び(d)成分を含有する油相中に予め分散させた分散体を含む、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料組成物。
[6].乳化組成物である[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料組成物。
[7].非水系組成物である[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料組成物。
<シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン>
本発明において使用されるシリコーン・アルキル分岐型のポリグリセリン変性シリコーン化合物は、シリコーン・アルキル鎖共変性ポリグリセリン変性シリコーン界面活性剤である。
中でも下記一般式(1)で示されるシリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーンが好ましい。
R1 aR2 bR3 cSiO(4-a-b-c)/2 (1)
[式中、aは1.0~2.5、bは0.001~1.5、cは0.001~1.5である。
R1は炭素数1~30アルキル基、アリール基、アラルキル基、フッ素置換アルキル基、アミノ置換アルキル基、カルボキシル置換アルキル基等の非置換又は置換一価炭化水素基、及び下記一般式(2)
-CdH2d-O-(C2H4O)e(C3H6O)fR4 (2)
(式中、R4は水素原子、炭素数1~30の一価炭化水素基、又はR5-(CO)-(但し、R5は炭素数1~30の一価炭化水素基)で示される有機基から選択される同種又は異種の有機基であり、d、e、fは、それぞれ0≦d≦15、0≦e≦50、0≦f≦50の整数である。)
で表される有機基から選ばれる有機基である。
R2は下記一般式(3)及び/又は(4)で示されるポリグリセリン誘導体である。
R3は下記一般式(5)で示されるケイ素含有基である。
-CdH2d-O-(C2H4O)e(C3H6O)fR4 (2)
R4は水素原子、炭素数1~30、又はR5-(CO)-(但し、R5は炭素数1~30、特には、メチル基等の炭素数1~4のアルキル基等の一価炭化水素基)である。R4の一価炭化水素基は、メチル基等の炭素数1~4のアルキル基が好ましい。特に、R4全体の50モル%以上がメチル基であることが好ましく、より好ましくは70モル%以上がメチル基であることが好ましく、100モル%がメチル基であることがさらに好ましい。
<粉体>
本発明において用いられる粉体は、通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されないが、粒径が細かい方が分散は難しくなる傾向があり、特に顔料(着色顔料)や紫外線散乱剤等は分散性が顕著に現れる。さらに、別の有機粒子として、架橋型シリコーン粉末(即ち、ジオルガノシロキサン単位の繰返し連鎖が架橋した構造を有するオルガノポリシロキサンからなる、いわゆるシリコーンゴムパウダー)、シリコーン樹脂粒子(三次元網状構造のポリオルガノシルセスキオキサン樹脂粒子)等が挙げられ、具体例としては、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、ポリメチルシルセスキオキサン等の名称で知られている。これらは粉体として、或いは、シリコーンオイル等を含む膨潤物として市販され、例えば、KMP-598,590,591,KSG-016F等(何れも信越化学工業製)の商品名で市販されている。これらの粉体は1種又は2種以上を用いることができる。
顔料(着色顔料)は、一般にメーキャップ化粧料に用いられるものであれば特に制限されない。例えばタルク、マイカ、カオリン、シリカ、炭酸カルシウム、亜鉛華、酸化チタン(二酸化チタン)、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、低次酸化チタン、コバルトバイオレット、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト、オキシ塩化ビスマス、チタン-マイカ系パール顔料等の無機顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、黄色205号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色404号、緑色3号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;クロロフィル、β-カロチン等の天然色素;染料等が挙げられる。また、着色顔料の平均一次粒子径は、1.0μm以下が好ましく、具体的にはLL-100P(針状、平均一次粒子径:0.07μm×0.8μm)、R-516P(針状、平均一次粒子径:0.08μm×0.7μm)、BL-100P(平均一次粒子径:0.3μm)(何れもチタン工業製)、CR-50(平均一次粒子径:0.25μm(石原産業製)の商品名で市販されており、シリコーン等で表面処理したものも用いることができる。下限は特に限定されないが、0.02μmとすることもできる。顔料の場合、分散が難しいが、本発明に依れば良分散性が顕著である。なお、平均一次粒子径は、透過型電子顕微鏡写真により測定できる。
本発明において用いられる紫外線散乱剤は通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されない。具体的には酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムの1種又は2種以上から選ばれる金属酸化物である。この金属酸化物は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムの2種以上の複合粉体でもよく、また他の粉体との複合粉体でもよい。平均一次粒子径は200nm以下が好ましく、さらに好ましくは120nm以下である。これ以上粒子径が大きいと紫外線防御機能が低下し、白残りしてしまう。下限は特に限定されないが、10nmとすることもできる。なお、本発明で定義するところの紫外線散乱剤として用いられる粉体の平均一次粒子径は、透過型電子顕微鏡写真により測定できる。一般的にこれらの粉体は真球状ではないため測定では、粒子の長径の平均値を以って平均一次粒子径とする。紫外線散乱剤、特に酸化チタンの場合、分散が難しいが、本発明に依れば良分散性が顕著である。
<紫外線吸収剤>
本発明において用いられる紫外線吸収剤は、通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されない。具体的には、サリチル酸ホモメンチル、オクトクリレン、4-tert-ブチル-4’-メトキシジベンゾイルメタン、4-(2-β-グルコピラノシロキシ)プロポキシ-2-ヒドロキシベンゾフェノン、サリチル酸オクチル、2-[4-(ジエチルアミノ)-2-ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジメチコジエチルベンザルマロネート、1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4,4-ジメチル-1,3-ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル、テトラヒドロキシベンゾフェノン、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、2,4,6-トリス[4-(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、トリメトキシケイ皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル、ドロメトリゾールトリシロキサン、パラジメチルアミノ安息香酸2-エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、2,4-ビス-[{4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ}-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその三水塩、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、2,2’-メチレンビス[6-(2Hベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール]等が挙げられる。また、UVA吸収剤(例えば、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル等)と、UVB吸収剤(例えば、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル等)を併用することが可能であり、それぞれを任意に組み合わせることも可能である。
(c)成分以外の25℃で粘度が1~100mm2/sの油剤は、通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されない。具体的には、シリコーンオイル、エステル油、炭化水素油、及びフッ素系油剤を使用することができる。
シリコーンオイルとしては、通常化粧料に配合できる原料であれば特に限定されないが、具体的には、ジメチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン(デカメチルシクロペンタシロキサン)、シクロヘキサシロキサン、ジシロキサン、トリシロキサン、メチルトリメチコン、カプリリルメチコン、ジフェニルジメチコン(化粧品表示名称)、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(化粧品表示名称)等のメチルフェニルポリシロキサン、メチルヘキシルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体等が挙げられる。これらの中でもさっぱりした使用感が得られる揮発性シリコーン〔市販品としては信越化学工業製:TMF-1.5、KF-995、KF-96A-1cs、KF-96A-1.5cs、KF-96A-2cs等〕や、低粘度のシリコーン〔市販品としては信越化学工業製:KF-96A-6cs等〕や、他の油剤との相溶性向上や艶出しの目的で使われるフェニルシリコーン〔市販品としては信越化学工業製:KF-56A〕等が好まれる。これらのシリコーンオイルは1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の化粧料には、通常の化粧料に使用される種々の成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。成分としては、例えば(1)(c),(d)成分以外の油剤、(2)水性成分、(3)皮膜剤、(4)(a)成分以外の界面活性剤、(5)架橋型オルガノポリシロキサン、(6)ワックス、(7)その他の添加剤を含んでよい。これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
本発明において用いられる(c),(d)成分以外の油剤は、感触改良、エモリエント効果として用いられる通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されないが、高粘度の直鎖又は分岐状のオルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ピロリドン変性オルガノポリシロキサン、ピロリドンカルボン酸変性オルガノポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、ガム状アミノ変性オルガノポリシロキサン、及びシリコーンガム等の環状オルガノポリシロキサン溶液、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、長鎖アルキル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、シリコーン樹脂及びシリコーンレジンの溶解物等が挙げられる。これらの中でも特に、艶出しや使用感調整の目的で使われるシリコーンワックス〔市販品としては信越化学工業製:KP-561P,562P,KF-7020S等〕が好ましく利用される。シリコーン以外では、ワセリンや水添ポリイソブテン等高粘度の炭化水素油等が挙げられる。(c),(d)成分以外の油剤を配合する場合の配合量は、化粧料組成物中0.1~20質量%が好ましい。
水性成分としては、保湿効果や清涼効果として用いられる通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されないが、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール;ソルビトール、マルトース、キシリトール等の糖アルコール、ブチレングリコール、ジブチレグリコール、プロピレングリコール、ジブチレングリコール、ペンチレングリコール、デカンジオール、オクタンジオール、ヘキサンジオール、エリスリトール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール等の多価アルコール;グルコース、グリセリルグルコシド、ベタイン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。水性成分を配合する場合の配合量は、化粧料組成物中0.1~30質量%が好ましい。
皮膜剤としては、通常化粧料に配合できる原料であれば特に限定されないが、具体的には、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸アルキル等のラテックス類、デキストリン、アルキルセルロースやニトロセルロース等のセルロース誘導体、トリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン等のシリコーン化多糖化合物、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー等のアクリル-シリコーン系グラフト共重合体、トリメチルシロキシケイ酸等のシリコーン樹脂、シリコーン変性ポリノルボルネン、フッ素変性シリコーン樹脂等のシリコーン系樹脂、フッ素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリマーエマルジョン樹脂、テルペン系樹脂、ポリブテン、ポリイソプレン、アルキド樹脂、ポリビニルピロリドン変性ポリマー、ロジン変性樹脂、ポリウレタン等が用いられる。皮膜剤を配合する場合の配合量は、化粧料組成物中0.1~20質量%が好ましい。
界面活性剤としては、非イオン性、アニオン性、カチオン性及び両性の活性剤があるが、特に制限されるものではなく、通常の化粧料に使用されるものであれば、いずれのものも使用することができる。これらの界面活性剤の中でも、部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン、部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン、直鎖又は分岐状ポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサン、直鎖又は分岐状ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン変性オルガノポリシロキサン、直鎖又は分岐状ポリオキシエチレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、直鎖又は分岐状ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、直鎖又は分岐状ポリグリセリン変性オルガノポリシロキサン、直鎖又は分岐状ポリグリセリン・アルキル共変性オルガノポリシロキサンであることが好ましい。これらの界面活性剤において、親水性のポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基又はポリグリセリン残基の含有量が、分子中の10~70質量%を占めることが好ましい。具体例としては、信越化学工業製のKSG-210,240,310,320,330,340,320Z,350Z,710,810,820,830,840,820Z,850Z、KF-6011,6013,6043,6028,6038,6048,6100,6104,6106等が挙げられる。(a)成分以外の界面活性剤を配合する場合の配合量は、化粧料組成物中0.1~10質量%が好ましい。
架橋型オルガノポリシロキサンとしては、通常化粧品に使用されるものであれば特に限定されず、1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。(5)成分は、上記(4)成分とは異なり、分子構造中、ポリエーテル又はポリグリセリン構造を有しない化合物であり、油剤を膨潤することにより、構造粘性を有するエラストマーである。例えば、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン/ビスビニルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられる。これらは室温で液状のオイルを含む膨潤物として市販され、具体例としては、信越化学工業製のKSG-15,1510,16,1610,18A,19,41A,42A,43,44,042Z,045Z,048Z等が挙げられる。なお、これらの製品中には溶剤として一部(d)成分が含まれる場合がある。
本発明に用いられるワックスは、通常化粧料に配合できる原料であれば、特に限定されない。具体的には、セレシン、オゾケライト、パラフィン、合成ワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス等の炭化水素ワックス、カルナウバロウ、ライスワックス、コメヌカロウ、ホホバワックス(極度に水添したホホバ油を含む)、キャンデリラロウ等の植物由来のワックス、鯨ロウ、ミツロウ、雪ロウ等の動物由来のワックス等が挙げられ、これらワックスはその1種又は2種以上を用いることができる。ワックスを配合する場合の配合量は、化粧料組成物中0.1~10質量%が好ましい。
その他の添加剤としては、油溶性ゲル化剤、制汗剤、保湿剤、防腐剤・殺菌剤、香料、塩類、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、水溶性高分子化合物、植物エキス等が挙げられる。
油溶性ゲル化剤としては、アルミニウムステアレート、マグネシウムステアレート、ジンクミリステート等の金属セッケン;N-ラウロイル-L-グルタミン酸、α,γ-ジ-n-ブチルアミン等のアミノ酸誘導体;デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2-エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル;ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル;フラクトオリゴ糖ステアリン酸エステル、フラクトオリゴ糖2-エチルヘキサン酸エステル等のフラクトオリゴ糖脂肪酸エステル;モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体;ジステアルジモニウムヘクトライト、ステアラルコニウムクトライト、ヘクトライトの有機変性粘土鉱物等が挙げられる。
防腐剤・殺菌剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、イミダゾリジニルウレア、安息香酸、サリチル酸、イソプロピルメチルフェノール、石炭酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、ポリリジン、感光素、銀、植物エキス等が挙げられる。
表1に示す処方によってペイントシェイカーを用いて(メディア直径1.5mm)スラリーを調製した。粘度の測定条件は、25℃・B型粘度計、スピンドルLV-3、30回転で30秒後の粘度を測定した。単位はmPa・sである。
平均一次粒子径120nm
(注1)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(KF-6105:信越化学工業社製)
(注2)シリコーン分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(KF-6106:信越化学工業社製)
(注3)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(KF-6038:信越化学工業社製)
(注4)シリコーン分岐型ポリエーテル変性シリコーン(KF-6028:信越化学工業社製)
(注5)アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(KF-6048:信越化学工業社製)
(注6)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:粘度15mm2/s(25℃)(KF-56A:信越化学工業社製)
(注7)デカメチルシクロペンタシロキサン:粘度4.0mm2/s(25℃)(KF-995:信越化学工業社製)
表中の配合量は、記載の配合製品の配合量(以下同様)。
表2に示す処方によって3本ロールを用いてペーストを調製後、表3に示す処方の化粧料を作製した。粘度の測定条件は、25℃・B型粘度計、スピンドルT-E、30回転、30秒後の粘度を測定した。単位はmPa・sである。
(注9)フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(KSG-18A〈架橋物:10~20%、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン:80~90%〉:信越化学工業社製)
表4に示す処方によってペイントシェイカーを用いて(メディア直径1.5mm)スラリーを調製後、下記方法で表6に示す化粧料組成物を作製した。粘度の測定条件は、25℃・B型粘度計、スピンドルLV-4、6回転で60秒後の粘度を測定した。単位はmPa・sである。
A:成分(1)~(8)を均一に混合した。
B:成分(9)~(12)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
下記実施例3及び比較例9~12の化粧料組成物について、化粧料の使用感(べたつきの無さ)及び伸び(展延性)について、表5に示される評価基準より評価した。結果を10名の平均値に基づき、下記判定基準に従って判定した。また、製剤保存安定性については50℃及び-5℃の条件でそれぞれ1か月の性状を確認し、保存前と比較して、下記判断基準に従って判定した。結果を表中に併記する。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(10)を均一に混合した。
B:成分(11)~(16)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
(1)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3)
4
(2)フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注9)
3.5
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 4.5
(4)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注6) 4
(5)有機変性粘土鉱物 0.7
(6)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
(7)オクトクリレン 2
(8)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1
(9)酸化チタン分散物1 13
(10)酸化亜鉛分散物1 20
(11)ブチレングリコール 4
(12)エタノール 6
(13)メチルパラベン 0.1
(14)クエン酸ナトリウム 0.2
(15)塩化ナトリウム 1
(16)水 残量
合計 100.0%
このW/Oサンスクリーンは透明性が高く、使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(9)を均一に混合した。
B:成分(10)~(15)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
(1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注10) 3.5
(2)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3)
1.5
(3)フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注9)
2
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 2
(5)イソノナン酸イソノニル 6
(6)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
(7)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
1
(8)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.5
(9)酸化チタン分散物1 25
(10)ジプロピレングリコール 4
(11)エタノール 8
(12)メチルパラベン 0.1
(13)クエン酸ナトリウム 0.2
(14)塩化ナトリウム 1
(15)水 残量
合計 100.0%
(注10)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(KSG-240〈架橋物:15~25%、デカメチルシクロペンタシロキサン:75~85%〉:信越化学工業社製)
このW/Oサンスクリーンは透明性が高く、使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
<化粧料の調製>
A:成分(9)~(11)をビーズミルにて分散した。
B:成分(1)~(8)を均一に混合した。
C:成分(12)~(17)を均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、Aを加え、サンスクリーンを得た。
(1)アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注11)
3.5
(2)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3)
1
(3)アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注5) 0.8
(4)アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注12)
3
(5)メチルトリメチコン 4
(6)イソドデカン 6
(7)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
(8)サリチル酸エチルヘキシル 2
(9)ジメチルポリシロキサン(2cs) 10.5
(10)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1.5
(11)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(平均一次粒子径:20nm)
18
(12)プロピレングリコール 4
(13)エタノール 8
(14)フェノキシエタノール 0.3
(15)クエン酸ナトリウム 0.2
(16)塩化ナトリウム 0.5
(17)水 残量
合計 100.0%
(注11)アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(KSG-330〈架橋物:15~25%、トリエチルヘキサノイン:75~85%〉:信越化学工業社製)
(注12)アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(KSG-43〈架橋物:25~35%、トリエチルヘキサノイン:65~75%〉:信越化学工業社製)
(注13)メチルトリメチコン(TMF-1.5:信越化学工業社製)
このW/Oサンスクリーンは透明性が高く、使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(7)を均一に混合した。
B:成分(8)~(13)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
(1)アルキル変性・部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(注14)
4
(2)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1
(3)シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注15)
3
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 10
(5)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 6
(6)酸化チタン分散物1 13
(7)酸化亜鉛分散物1 20
(8)グリセリン 4
(9)エタノール 9
(10)フェノキシエタノール 0.3
(11)クエン酸ナトリウム 0.2
(12)硫酸マグネシウム 0.5
(13)水 残量
合計 100.0%
(注14)アルキル変性・部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(KSG-830〈架橋物:15~25%、トリエチルヘキサノイン:75~85%〉:信越化学工業社製)
(注15)シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(KSG-045Z〈架橋物:15~25%、シクロペンタシロキサン:75~85%〉:信越化学工業社製)
このW/Oサンスクリーンは透明性が高く、使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(8)~(11)、及び(12)~(15)をそれぞれビーズミルにて分散した。
B:成分(1)~(7)を均一に混合した。
C:成分(16)~(21)を均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、Aを加え、サンスクリーンを得た。
(1)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注8) 2
(2)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注16) 4
(3)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
0.5
(4)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 5
(5)イソノナン酸イソトリデシル 4
(6)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 4
(7)アクリル-シリコーン系グラフト共重合体(注18) 1
(8)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 13.5
(9)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
2
(10)シリコーン分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注17)
1
(11)金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:60nm)
13.5
(12)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 12.25
(13)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1
(14)シリコーン分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注17)
0.75
(15)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(平均一次粒子径:60nm)
21
(16)ブチレングリコール 2
(17)エタノール 3
(18)メチルパラベン 0.1
(19)クエン酸ナトリウム 0.2
(20)塩化ナトリウム 0.5
(21)水 残量
合計 100.0%
(注16)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(KSG-16〈架橋物:20~30%、ジメチコン(6cs):70~80%〉:信越化学工業社製)
(注17)シリコーン分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(KF-6106:信越化学工業社製)
(注18)アクリル-シリコーン系グラフト共重合体(KP-545:信越化学工業社製)
このW/Oサンスクリーンは透明性が高く、使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分(9)~(15)をロールミルにて分散した。
B:成分(1)~(8)を均一に混合した。
C:成分(16)~(21)を均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、Aを加え、ファンデーションを得た。
(1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注10) 3.5
(2)アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注5) 3
(3)フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注9)
5
(4)有機変性粘土鉱物 1.5
(5)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注6) 9
(6)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 15
(7)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
(8)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2
(9)イソノナン酸イソトリデシル 7.5
(10)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1
(11)金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:60nm)
5
(12)シリコーン処理酸化チタン(平均一次粒子径:0.25μm)(注19)
6.5
(13)シリコーン処理黄酸化鉄(平均一次粒子径:0.07μm×0.8μm)(注19) 0.75
(14)シリコーン処理赤酸化鉄平均一次粒子径:0.08μm×0.7μm)(注19) 0.14
(15)シリコーン処理黒酸化鉄(平均一次粒子径:0.3μm(注19)
0.01
(16)グリセリン 2
(17)ジブチレングリコール 3
(18)フェノキシエタノール 0.2
(19)クエン酸ナトリウム 0.2
(20)塩化ナトリウム 0.5
(21)水 残量
合計 100.0%
(注19)シリコーン処理粉体(KF-9909:信越化学工業社製を用い、酸化チタン黄酸化鉄、赤酸化鉄、黒酸化鉄を其々に疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体)
このW/Oファンデーションは使用感、伸び、化粧持ち、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oスティックファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分(8)~(13)をロールミルにて分散した。
B:A、成分(1)~(7)を95℃まで加熱し、均一に混合した。
C:成分(14)~(18)を均一に混合し、85℃まで加熱した。
D:CをBに添加して乳化し、スティック容器に充填後、徐冷し、スティックファンデーションを得た。
(1)部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(注20)4
(2)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3)
1.5
(3)ステアリン酸イヌリン(注21) 2
(4)セレシン 6
(5)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注6) 11.5
(6)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
(7)ポリメチルシルセスキオキサン(注22) 1.5
(8)イソノナン酸イソトリデシル 4
(9)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1
(10)シリコーン処理酸化チタン(平均一次粒子径:0.25μm)(注19)
6.5
(11)シリコーン処理黄酸化鉄
(平均一次粒子径:0.07μm×0.8μm)(注19) 0.75
(12)シリコーン処理赤酸化鉄
(平均一次粒子径:0.08μm×0.7μm)(注19) 0.14
(13)シリコーン処理黒酸化鉄(平均一次粒子径:0.3μm(注19)
0.01
(14)ジプロピレングリコール 6
(15)メチルパラベン 0.1
(16)クエン酸ナトリウム 0.2
(17)塩化ナトリウム 0.5
(18)水 残量
合計 100.0%
(注20)部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(KSG-710〈架橋物:20~30%、ジメチコン(6cs):70~80%〉:信越化学工業社製)
(注21)ステアリン酸イヌリン(レオパールISK2:千葉製粉社製)
(注22)ポリメチルシルセスキオキサン(KMP-590:信越化学工業社製)
本W/Oスティックファンデーションは使用感、伸び、化粧持ち、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(6)を均一に混合した。
B:成分(7)~(13)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
(1)アルキル変性・部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(注23)
3
(2)アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注12)
3
(3)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1.5
(4)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注6) 12
(5)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 6
(6)シリコーン複合粉体(注24) 3
(7)キサンタンガム 0.3
(8)ジプロピレングリコール 5
(9)グリセリン 3
(10)メチルパラベン 0.1
(11)クエン酸ナトリウム 0.2
(12)塩化ナトリウム 0.5
(13)水 残量
合計 100.0%
(注23)アルキル変性・部分架橋型ポリグリセリン変性シリコーン組成物(KSG-840〈架橋物:25~35%、スクワラン:65~75%〉:信越化学工業社製)
(注24)シリコーン複合粉体(KSP-100:信越化学工業社製)
本サンスクリーンは使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
<化粧料の調製>
A:成分(7)~(9)をロールミルにて分散した。
B:成分(1)~(6)を70℃まで加熱し、均一に混合した。
C:A、成分(10)~(12)を70℃まで加熱し、均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、徐冷してサンスクリーンを得た。
(1)キサンタンガム 0.3
(2)エタノール 10
(3)ブチレングリコール 6
(4)メチルパラベン 0.1
(5)アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体組成物(注25) 2
(6)水 残量
(7)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
0.5
(8)安息香酸アルキル(C12-C15) 7.5
(9)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(平均一次粒子径:20nm)
10
(10)セタノール 2
(11)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
(12)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.5
合計 100.0%
(注25)アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体組成物(SIMULGEL EG〈重合体:35~40%〉:SEPPIC社製)
このO/Wサンスクリーンは使用感、伸び、及び製剤安定性が良好で、透明性が高く、耐水性を有した。
O/Wサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(7)~(9)をロールミルにて分散した。
B:成分(1)~(6)を70℃まで加熱し、均一に混合した。
C:A、成分(10)~(13)を70℃まで加熱し、均一に混合した。
D:CをBに添加して乳化し、徐冷してサンスクリーンを得た。
(1)ヒドロキシエチルセルロース 0.2
(2)エタノール 10
(3)ブチレングリコール 6
(4)フェノキシエタノール 0.3
(5)アクリル酸アミド組成物(注26) 2.5
(6)水 残量
(7)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1
(8)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 7.5
(9)金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:80nm)
7
(10)ミリスチルアルコール 2
(11)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
(12)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 1
(13)モノステアリン酸POE(20)ソルビタン 1.5
合計 100.0%
(注26)アクリル酸アミド組成物(セピゲル305〈重合体:40%〉:SEPPIC社製)
このO/Wサンスクリーンは使用感、伸び、及び製剤安定性が良好で、透明性が高く、耐水性を有した。
O/Wサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(6)を70℃まで加熱し、均一に混合した。
B:成分(7)~(10)を70℃まで加熱し、均一に混合した。
C:B、(11)、(12)をAに添加して乳化し、徐冷してサンスクリーンを得た。
(1)キサンタンガム 0.3
(2)ペンチレングリコール 2
(3)ブチレングリコール 10
(4)エチルヘキシルグリセリン 0.1
(5)アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体組成物(注25) 2
(6)水 残量
(7)セタノール 2
(8)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 3
(9)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
(10)ポリエーテル変性シリコーン(注27) 1
(11)酸化チタン分散物1 5
(12)酸化亜鉛分散物1 10
合計 100.0%
(注27)ポリエーテル変性シリコーン(KF-6043:信越化学工業社製)
このO/Wサンスクリーンは使用感、伸び、及び製剤安定性が良好で、透明性が高く、耐水性を有した。
ムースファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分(8)~(15)をロールミルにて分散した。
B:A,成分(1)~(5)を均一に混合した。
C:B、成分(6)~(7)を均一に混合し、ムースファンデーションを得た。
(1)シリコーン・アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注15) 33
(2)トリメチルシロキシケイ酸組成物(注28) 10
(3)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン(注6) 5
(4)スクワラン 0.5
(5)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5
(6)シリコーン複合粉体(注24) 15.5
(7)ポリメタクリル酸メチル 2
(8)ジメチルポリシロキサン(注29) 8.5
(9)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
0.5
(10)シリコーン処理酸化チタン(平均一次粒子径:0.25μm)(注19)
6
(11)シリコーン処理黄酸化鉄
(平均一次粒子径:0.07μm×0.8μm)(注19) 0.75
(12)シリコーン処理赤酸化鉄
(平均一次粒子径:0.08μm×0.7μm)(注19) 0.14
(13)シリコーン処理黒酸化鉄(平均一次粒子径:0.3μm(注19)
0.01
(14)金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:60nm)
9
(15)シリコーン処理タルク(注30) 残量
合計 100.0%
(注28)トリメチルシロキシケイ酸組成物(KF-7312L:信越化学工業社製)
(注29)ジメチルポリシロキサン(KF-96A-6cs:信越化学工業社製)
(注30)シリコーン処理タルク(KF-9909:信越化学工業社製を用い、タルクを疎水化表面処理されたシリコーン処理粉体)
本ムースファンデーションは使用感、伸び、化粧持ち、及び製剤安定性が良好であった。
ムースファンデーション
<化粧料の調製>
A:成分(7)~(16)をロールミルにて分散した。
B:A,成分(1)~(6)を均一に混合し、ムースファンデーションを得た。
(1)トリメチルシロキシケイ酸組成物(注28) 10
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 11
(3)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 2
(4)シリコーン複合粉体(注24) 2
(5)ポリメタクリル酸メチル 8
(6)シリコーン処理タルク(注30) 残量
(7)ジメチルポリシロキサン(注29) 9
(8)部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注16) 30
(9)ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 5
(10)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1
(11)シリコーン処理酸化チタン(平均粒子径:0.25μm)(注19)
5
(12)シリコーン処理黄酸化鉄
(平均一次粒子径:0.07μm×0.8μm)(注19) 0.75
(13)シリコーン処理赤酸化鉄
(平均一次粒子径:0.08μm×0.7μm)(注19) 0.14
(14)シリコーン処理黒酸化鉄(平均一次粒子径:0.3μm(注19)
0.01
(15)金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:120nm)
8
(16)ジメチルシリル化無水ケイ酸(平均一次粒子径:16nm)(注31)
0.5
合計 100.0%
(注31)ジメチルシリル化無水ケイ酸(アエロジルR972:日本アエロジル社製)
本ムースファンデーションは使用感、伸び、化粧持ち、及び製剤安定性が良好であった。
口紅
<化粧料の調製>
A:成分(10)~(18)をロールミルにて分散した。
B:成分(1)~(9)を90℃で均一に混合した。
D:BにA、(19)及び(20)を添加し、80℃均一の混合し、金型に充填後、徐冷し、口紅を得た。
(1)キャンデリラロウ 3
(2)ポリエチレン 2
(3)マイクロクリスタリンワックス 2.5
(4)セレシン 6
(5)シリコーンワックス(注32) 13
(6)マカデミアナッツ油 23
(7)リンゴ酸ジイソステアリル 7
(8)水添ポリイソブテン 8.5
(9)イソノナン酸イソトリデシル 15
(10)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 1.5
(11)トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2 4.5
(12)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
2.5
(13)赤色201号 0.4
(14)赤色202号 0.4
(15)黄色4号 1.6
(16)シリコーン処理酸化チタン(平均一次粒子径:0.25μm)(注19)
3
(17)シリコーン処理赤酸化鉄
(平均一次粒子径:0.08μm×0.7μm)(注19) 0.7
(18)シリコーン処理黒酸化鉄(平均一次粒子径:0.3μm)(注19)
0.2
(19)シリコーン処理タルク(注29) 0.7
(20)マイカ 4.5
合計 100.0%
(注32)シリコーンワックス(KP-561:信越化学工業社製)
本口紅は使用感、伸び、発色、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(9)を均一に混合後、(10)をディスパーにて均一に混合した。
B:成分(11)~(16)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
(1)部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注10) 3.5
(2)シリコーン・アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注3)
1.5
(3)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
2.5
(4)フェニル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注9)
2
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 14.5
(6)パルミチン酸エチルヘキシル 6
(7)メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 7
(8)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
1
(9)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2.5
(10)金属石鹸処理微粒子酸化チタン(平均一次粒子径:120nm)
10
(11)ジプロピレングリコール 4
(12)エタノール 8
(13)メチルパラベン 0.1
(14)クエン酸ナトリウム 0.2
(15)塩化ナトリウム 1
(16)水 残量
合計 100.0%
このW/Oサンスクリーンは使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
W/Oサンスクリーン
<化粧料の調製>
A:成分(1)~(9)を均一に混合後、(10)をディスパーにて均一に混合した。
B:成分(11)~(16)を均一に混合した。
C:BをAに添加して乳化し、サンスクリーンを得た。
(1)アルキル変性・部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン組成物(注11)
3.5
(2)シリコーン・アルキル分岐型ポリグリセリン変性シリコーン(注1)
1.5
(3)アルキル分岐型ポリエーテル変性シリコーン(注5) 1.5
(4)アルキル変性・部分架橋型ジメチルポリシロキサン組成物(注12)
3
(5)デカメチルシクロペンタシロキサン(注7) 4
(6)エチルヘキサン酸セチル 6
(7)オクトクリレン 6
(8)ポリシリコーン-15 3
(9)ジメチルポリシロキサン(2cs) 10.5
(10)シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(平均一次粒子径:30nm)
18
(11)ジプロピレングリコール 4
(12)エタノール 8
(13)エチルヘキシルグリセリン 0.1
(14)クエン酸ナトリウム 0.2
(15)塩化ナトリウム 0.5
(16)水 残量
合計 100.0%
W/Oサンスクリーンは使用感、伸び、及び製剤安定性が良好であった。
Claims (4)
- (a)ラウリルポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン:0.1~12質量%、(b)酸化亜鉛粉体:0.1~45質量%、(c)紫外線吸収剤:6.5~20質量%、(d)シリコーンオイル及びエステル油から選ばれる1種又は2種以上の25℃で粘度が1~100mm2/sの油剤:0.1~60質量%を含有し、(b)酸化亜鉛粉体が、(I)(a)成分及び(d)成分、又は(II)(a)成分、(c)成分及び(d)成分を含有する油相中に予め分散された分散体を含む化粧料組成物。
- (b)酸化亜鉛粉体の平均一次粒子径が200nm以下である請求項1記載の化粧料組成物。
- 乳化組成物である請求項1又は2記載の化粧料組成物。
- 非水系組成物である請求項1記載の化粧料組成物。
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