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JP7143634B2 - 技能評価システム及び技能評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械を遠隔操作するオペレータの技能レベルを評価する技術に関するものである。
近年、建設機械のオペレータの高齢化に伴い、オペレータ不足が深刻化しており、作業発注者がオペレータを確保することが困難になりつつある。そこで、作業現場まで出向かずにオペレータが建設機械を遠隔操作する遠隔操作システムへの期待が高まっている。
遠隔操作システムでは国内の全地域はもとより外国からもオペレータを募ることができるため、作業発注者はオペレータの確保が容易になる。また、遠隔操作システムでは、オペレータは作業現場に出向く必要がないので、ある時間帯ではある作業現場の作業を行い、次の時間帯では別の作業現場の作業を行うというように、時間帯に応じて作業現場を変えるといった柔軟な働き方が可能となる。
特開2002-108975号公報
このように、遠隔操作システムは作業発注者にとってオペレータの選択肢が広まるといった利点がある。しかし、従来、オペレータの技能を客観的に評価することは行われていなかった。そのため、作業発注者は、多数のオペレータの中からどのオペレータに作業を発注すればよいかが分からないという課題があった。
特に、全く面識のないオペレータに対して新規に作業を発注する場合、そのオペレータの技能が分からなければ、作業発注者は感に頼ってオペレータを選択せざるを得ない。この場合、選択したオペレータが期待通りに作業をしてくれるか否かが分からないことに対する不安から、作業発注者は、新規のオペレータに作業を発注することを躊躇してしまう。しかし、これでは、オペレータの選択肢が広まるという遠隔操作システムの利点がうまく活かされず、遠隔操作システムの労働市場の活性化を図ることはできない。
特許文献1には、土木施工を複数の作業班のそれぞれに対する生産性を、各作業班における機械情報、人員情報、作業時間、及び施工出来高に基づいて算出する施工量管理システムが開示されているに過ぎないため、上記の課題を解決することができない。
本発明の目的は、建設機械を遠隔操作するオペレータの技能の客観的な評価指標を提示することができる技能評価システム等を提供することである。
本発明の一態様に係る技能評価システムは、オペレータが建設機械を遠隔操作するための遠隔操作装置と、前記遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバとを備え、
前記サーバは、
前記オペレータによる前記遠隔操作装置の操作実績と、前記遠隔操作に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定の検定結果とを取得する取得部と、
前記操作実績と前記検定結果とを作業履歴として記憶する作業履歴データベースと、
前記作業履歴データベースに記憶された作業履歴に基づいて前記オペレータの前記遠隔操作に対する技能レベルを算出する技能レベル算出部と、
前記技能レベルを提示する提示部とを備える。
本構成によれば、遠隔操作装置の操作実績と、所定の検定の検定結果とが作業履歴として作業履歴データベースに記憶され、この作業履歴に基づいてオペレータの技能レベルが算出されている。そのため、オペレータの遠隔操作についての客観的な評価指標を提示することができる。その結果、作業発注者に対してオペレータを選択する際の選択材料を提示できる。これにより、作業発注者は新規のオペレータを安心して選択でき、遠隔操作システムの労働市場の活性化を図ることができる。
上記態様において、前記操作実績は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作した実作業実績と、前記遠隔操作のシミュレーションを実行したシミュレーション実績との少なくとも一方を含むことが好ましい。
本構成によれば、オペレータは、実作業のみならず、シミュレータでトレーニングを積むことで、技能レベルを向上させることができる。これにより、実作業の空き時間を利用してシミュレータでトレーニングを積んで技能レベルを向上させようとするモチベーションをオペレータに付与することができ、オペレータの技能レベルの全体的な嵩上げを図ることができる。
上記態様において、前記検定結果は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作したときの前記遠隔操作と、前記遠隔操作のシミュレーションを実行したときシミュレーション上における遠隔操作との少なくとも一方に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定であることが好ましい。
本構成によれば、オペレータは、検定に合格することで、技能レベルを向上させることができる。これにより、実作業の空き時間を利用して検定を受けて技能レベルを向上させようとするモチベーションをオペレータに付与することができ、オペレータの技能レベルの全体的な嵩上げを図ることができる。
上記態様において、前記遠隔操作装置は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作する実作業モードと、前記遠隔操作のシミュレーションを実行するシミュレーションモードと、前記遠隔操作に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定を実行する検定モードとの少なくとも一つのモードを実行するモード実行部を更に備えることが好ましい。
本構成によれば、オペレータは、遠隔操作装置において、実作業モードと、シミュレーションモードと、検定モードとの少なくとも一つのモードを実行できる。
上記態様において、前記遠隔操作装置は、少なくとも2つの前記モードを切り替える前記オペレータによる切替指示を受け付けるモード切替部を更に備え、
前記モード実行部は、前記モード切替部が受け付けたモードを実行することが好ましい。
本構成によれば、オペレータは、遠隔操作装置において、実作業モードと、シミュレーションモードと、検定モードとのうち少なくとも2つのモードを容易に切り替えることができる。
上記態様において、前記操作実績は、前記実作業モードにおける第1作業時間と、前記シミュレーションモードにおける第2作業時間とを含み、
前記作業履歴データベースは、前記第1作業時間の累積値と前記第2作業時間の累積値とを記憶し、
前記技能レベル算出部は、前記作業履歴データベースに記憶された前記第1作業時間の累積値と前記第2作業時間の累積値とが増大するにつれて前記オペレータの前記遠隔操作に対する技能レベルを高く算出することが好ましい。
本構成によれば、実作業での作業時間及びシミュレータでの作業時間が増大するほど、技能レベルを高めるしくみを構築できる。
上記態様において、前記検定結果は、前記検定モードで実行された前記検定の合否結果であり、
前記技能レベル算出部は、前記検定結果が合格を示す場合、前記検定結果が不合格を示す場合に比べて前記技能レベルを高く算出することが好ましい。
本構成によれば、検定に合格すると技能レベルを高めることができるので、オペレータに対して実作業の合間に検定を受けることへの動機付けを与えることができる。
上記態様において、前記遠隔操作は、複数の作業内容を含み、
前記モード実行部は、作業内容毎に前記実作業モード、前記シミュレーションモード、及び前記検定モードを実行し、
前記作業履歴データベースは、前記実作業モードにおける第1作業時間の累積値と、前記シミュレーションモードにおける第2作業時間の累積値と、前記検定モードで実行された前記検定の合否結果とのそれぞれを前記実行された作業内容と対応付けて記憶し、
前記技能レベル算出部は、前記作業内容毎に前記技能レベルを算出することが好ましい。
本構成によれば、作業内容毎に技能レベルが算出されるので、作業発注者は作業内容に適した技能レベルを持つオペレータを容易に選択できる。
上記構成において、前記実作業モード、前記シミュレーションモード、及び前記検定モードは、それぞれ、仕様の異なる前記建設機械によって実行可能であり、
前記作業履歴データベースは、前記実作業モードにおける第1作業時間の累積値と、前記シミュレーションモードにおける第2作業時間の累積値と、前記検定モードで実行された前記検定の合否結果とのそれぞれを前記実行された仕様と対応付けて記憶し、
前記技能レベル算出部は、前記仕様に対応する前記技能レベルを算出することが好ましい。
本構成によれば、仕様に対応する技能レベルが算出されるので、作業発注者は発注する作業で使用する建設機械の仕様に適した技能レベルを持つオペレータを容易に選択できる。
上記態様において、前記サーバは、前記技能レベルが基準レベル未満の場合、前記オペレータが前記実作業モードを実行することを禁止する禁止部を更に備えることが好ましい。
本構成によれば、技能レベルが基準レベルを超えなければ、オペレータは実作業ができないため、オペレータに対してシミュレータで経験を積む、或いは検定に合格する動機付けを与えることができる。
上記態様において、前記取得部は、前記オペレータに前記遠隔操作の作業を発注する作業発注者が所持する発注者端末から前記オペレータの問い合わせ要求を取得し、
前記取得部が前記問い合わせ要求を取得した場合、前記提示部は前記オペレータの技能レベルを前記発注者端末に通知することが好ましい。
本構成によれば、作業発注者はサーバに対して問い合わせ要求を送信することで、オペレータの技能レベルを知ることができる。
本発明によれば、オペレータの技能の客観的な評価指標を提示することができる。
本発明の実施の形態に係る技能評価システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る技能評価システムの概要を示す図である。 作業実績データベースの構成を示す図である。 機械レンジ、ATT種類、及び先端ATT種類を纏めた表である。 シミュレータ実績データベースの構成を示す図である。 検定実績データベースの構成を示す図である。 ランク決定テーブルの一例を示す図である。 オペレータデータベースの構成を示す図である。 オペレータの詳細画面を示す図である。 本実施の形態に係る技能評価システムが技能レベルを算出する際の処理を示すフローチャートである。 本実施の形態における技能評価システムが技能レベルを発注者端末に送信する際の処理を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る技能評価システムの全体構成を示すブロック図である。技能評価システムは、サーバ10、発注者端末200、及びマスター30を備える。発注者端末200は、マスター30のオペレータに作業発注者が作業を発注するための装置である。サーバ10は、マスター30のオペレータによる遠隔操作に対する作業履歴から、オペレータの技能を評価する装置である。
マスター30は、建設機械50を遠隔操作する遠隔操作装置の一例である。本実施の形態では、マスター30は建設機械50の操縦席を模擬した操作装置で構成されており、建設機械50の操作レバーと同様の操作レバーが建設機械50と同様のポジションで配置されている。また、マスター30は、オペレータが着座するシートと、シートの前方に配置され、建設機械50の周囲画像を表示する表示部303等を備え、オペレータは表示部303に表示された周囲画像を見ながら、操作レバーを操作して建設機械50を遠隔操作する。
スレーブ40は、建設機械50の操縦席に配置され、マスター30が受け付けた操作量に基づいて建設機械50の操縦席に設けられた操作レバーを直接操作する従操作装置である。スレーブ40は、いわばオペレータのダミーとなって建設機械50を操作する機械である。建設機械50は、油圧ショベル、油圧クレーン等の遠隔操作対象となる建設機械である。
サーバ10と、発注者端末200、マスター30、及びスレーブ40とのそれぞれは、ネットワークNT1を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワークNT1としては、インターネット及び携帯電話通信網等から構成される長距離通信網が採用できる。
マスター30及びスレーブ40は通信路NT2を介して相互に通信可能に接続されている。通信路NT2としては、特定省電力無線、及びブルーツース(登録商標)といったマスター30及びスレーブ40を数十m~数百m程度の距離で無線通信させる通信路が採用される。但し、これは一例であり、マスター30及びスレーブ40は、ネットワークNT1を介して接続されてもよい。この場合、マスター30及びスレーブ40は長距離通信が可能となる。或いは、通信路NT2としては、有線が採用されてもよい。
マスター30は、モード切替部301、モード実行部302、表示部303、操作部304、及び通信部305を備える。
モード切替部301は、例えば、物理的な切り替えスイッチ又は表示部303に表示されるGUIで構成される切り替えスイッチで構成され、実作業モードと、シミュレーションモードと、検定モードとを切り替えるオペレータによる切替指示を受け付ける。実作業モードは、オペレータが建設機械50を実際に遠隔操作するモードである。シミュレーションモードは、オペレータが遠隔操作のトレーニングをするためのシミュレータを実行するモードである。検定モードは、遠隔操作に対するオペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定を実行するモードである。
モード実行部302は、例えば、CPU等のプロセッサで構成され、モード切替部301が受け付けたモードを実行する。
実作業モードを実行する場合、モード実行部302は、オペレータにアクセスコードの入力を要求し、入力されたアクセスコードを用いて認証処理を行い、認証を許可した場合、オペレータによる遠隔操作を許可する。一方、認証を許可しなかった場合、オペレータによる遠隔操作を許可しない。ここで、マスター30及びスレーブ40はそれぞれ図略のメモリーにアクセスコードを記憶している。モード実行部302は、入力されたアクセスコードがメモリーに記憶されたアクセスコードと一致する場合、スレーブ40に通信部305を介してアクセスコードを送信する。スレーブ40は、送信されたアクセスコードがメモリーに記憶されたアクセスコードと一致する場合、マスター30に許可応答を送信する。モード実行部302は、許可応答が通信部305で受信された場合、通信部305にスレーブ40との通信接続を確立させる。以後、モード実行部302は、オペレータが操作部304に対して操作を入力する都度、入力された操作量を通信部305を介してスレーブ40に送信して、スレーブ40を動作させる。これにより、オペレータはマスター30を操作して建設機械50を遠隔操作することができる。
モード実行部302は、実作業が終了すると作業内容と作業時間と実作業に用いられた建設機械50の仕様とを対応付けた実作業実績を作業履歴として通信部305を介してサーバ10に送信する。ここで、サーバ10は、どの時間帯にどのオペレータがどの作業現場でどの建設機械50を遠隔操作するかを管理する作業スケジュール情報を記憶している。したがって、モード実行部302は、例えば、時間帯とオペレータIDとを指定して作業内容の問い合わせ通知を通信部305を介してサーバ10に送信し、サーバ10から作業内容を受信することで、実作業の作業内容を特定すればよい。
また、建設機械50が行う掘削・積込及び平地整地といった作業内容は、一定の操作パターンが繰り返されるので、操作部304に対する操作パターンから作業内容を特定することも可能である。したがって、モード実行部302は、操作部304に入力された操作パターンから作業内容を特定してもよい。また、モード実行部302は、実作業モードの実行時間から作業時間を特定すればよい。
シミュレーションモードを実行する場合、モード実行部302は、コンピュータプログラムで構成されたシミュレータを起動させる。ここで、シミュレータは、例えば、遠隔操作の技能レベルを向上させる目的でオペレータによって実行される。
シミュレータは、実際の作業現場を模擬した3次元モデルからなる仮想現場環境をコンピュータ空間内に構築し、その仮想現場環境に、実際の建設機械を模擬した建設機械モデルを配置する。そして、シミュレータは、オペレータが建設機械モデルの操縦席に座ったときに操縦席ごしに見える仮想現場環境の画像を生成してマスター30の表示部303に表示させる。ここで、シミュレータは、オペレータがマスター30の操作部304を操作すると、その操作に応じて建設機械モデルのアタッチメント、先端アタッチメント、及び上部旋回体の姿勢を変化させ、その変化に応じて仮想現場環境の画像も変化させる。また、シミュレータは、実際の作業現場と同様、仮想現場環境において、オペレータによる操作レバーの操作に応じて掘削及び積込といった作業内容を実現する。
シミュレータは、起動されると、オペレータに建設機械50の仕様と作業内容とを選択させ、選択した作業内容を選択した仕様の建設機械モデルを用いて仮想現場環境内でオペレータに実施させることで、オペレータをトレーニングする。モード実行部302は、シミュレータによるトレーニングが終了すると、作業内容とシミュレータの作業時間とシミュレータで用いられた建設機械50の仕様とが対応付けられたシミュレーション実績を作業履歴として通信部11を介してサーバ10に送信する。
検定モードを実行する場合、モード実行部302は、コンピュータプログラムで構成された検定アプリケーションを起動することで検定を開始する。ここで、検定は、例えば、本技能評価システムの提供者によって提供される試験である。この検定は、例えば、実際の教習場に配置された実際の建設機械50をマスター30を用いてオペレータに操作させることで実現される。
オペレータは、例えば、マスター30を操作して検定アプリケーションを起動させて、所望する仕様の建設機械50を用いて所望する作業内容に関する検定を実施する旨の検定依頼を入力すると、その検定依頼がサーバ10に送信される。検定依頼を受信したサーバ10は、教習場においてオペレータが希望する仕様の建設機械50に搭載されたスレーブ40をマスター30と通信接続させて所定の建設機械50をマスター30により遠隔操作可能な状態にした後、検定を開始する。この検定の合否は、例えば、遠隔操作によって教習場で実際に行われる作業を、試験官が遠隔的又は直接的に目視することで決定される。そして、試験官により合否が決定されると、その合否結果が試験官の端末からマスター30に送信される。モード実行部302は、通信部305が検定の合否結果を受信すると、受信された合否結果と作業内容と検定で用いられた建設機械50の仕様とを対応付けた検定結果を作業履歴として通信部305を介してサーバ10に送信する。
表示部303は、液晶ディスプレイ等の表示装置で構成され、建設機械50の周囲画像を表示する。操作部304は、建設機械50の操縦席に設けられた操作レバーと同様の操作レバーで構成される。具体的には、操作部304は、前後方向及び/又は左右方向に傾倒可能な1又は複数の操作レバーで構成されている。オペレータがある操作レバーを傾倒させると、その傾倒量に応じた操作量が通信路NT2を介してスレーブ40に送信され、スレーブ40はオペレータによって傾倒された操作レバーに対応する建設機械50の操作レバーをその操作量に応じて傾倒させる。
通信部305は、マスター30をネットワークNT1及び通信路NT2に接続するための通信装置で構成されている。
図2は、本実施の形態に係る技能評価システムの概要を示す図である。オペレータOPはシート31に着座し、マスター30の動作モードを切り替える切替指示を入力することで、実作業モードM1、シミュレーションモードM2、及び検定モードM3のいずれかを任意に切り替えることができる。例えば、経験が浅く、技能レベルが低いオペレータOPは実作業の依頼が少ないので、シミュレーションモードM2を選択し、シミュレータを通じて遠隔操作のトレーニングを積む。そして、ある程度、遠隔操作に対する自信が付くと、オペレータOPは検定モードM3を選択して検定を受ける。検定に合格すると、技能レベルは更に増大する。このようにして、オペレータOPは遠隔操作のトレーニングを積んでいくと、それに伴って技能レベルが徐々に増大していき、作業発注者からの実作業の依頼も徐々増えていく。これにより、本技能評価システムは、経験を積むほど自己のレベルが上がるというような、あたかもゲームをしているような感覚をオペレータOPに与えながら、オペレータOPに遠隔操作のトレーニングを積ませることができる。これにより、若い世代のオペレータを効率良く育成して、オペレータの裾野を広げることができ、建設業界の労働者不足を解消することができる。
図1に参照を戻す。サーバ10は、CPU等のプロセッサとメモリーと通信機能とを備えるコンピュータで構成され、通信部11(取得部の一例)、提示部12、技能レベル算出部13、禁止部14、データベース管理部15、オペレータデータベース16、作業実績データベース17、シミュレータ実績データベース18、及び検定実績データベース19を備える。図1に示す各種データベースはサーバ10が備えるメモリーに記憶されている。また、図1において、提示部12~データベース管理部15は、例えば、CPUがプログラムを実行することで実現される。
通信部11は、例えば、サーバ10をネットワークNT1に接続させる通信装置で構成され、マスター30から作業履歴(実作業実績、シミュレーション実績、及び検定結果)を受信する。
提示部12は、発注者端末200からあるオペレータの技能レベルを問い合わせる問い合わせ要求が送信されると、該当するオペレータの技能レベルをオペレータデータベース16から読み出し、通信部11を介して発注者端末200に送信する。また、提示部12は、マスター30から送信された作業履歴に基づいて技能レベル算出部13により技能レベルが算出された場合、その技能レベルを通信部11を介してマスター30に送信する。
データベース管理部15は、通信部11がマスター30から作業履歴を受信するとその作業履歴を作業実績データベース17、シミュレータ実績データベース18、及び検定実績データベース19のいずれかに記憶させる。作業実績データベース17、シミュレータ実績データベース18、及び検定実績データベース19は、作業履歴データベースの一例である。
ここで、データベース管理部15は、受信された作業履歴が実作業実績(操作実績の一例)である場合、その作業履歴を作業実績データベース17に記憶させる。また、データベース管理部15は、受信された作業履歴がシミュレーション実績(操作実績の一例)である場合、その作業履歴をシミュレータ実績データベース18に記憶させる。また、データベース管理部15は、受信された作業履歴が検定結果である場合、その検定結果を検定実績データベース19に記憶させる。
図3は、作業実績データベース17の構成を示す図である。作業実績データベース17は、サーバ10にエントリーされたオペレータのそれぞれに対して建設機械50の仕様別に作成されたデータベースであり、オペレータの仕様別の実作業実績を作業履歴として記憶するデータベースである。
作業実績データベース17は、「作業内容」、「ベース加点」、「作業時間」、及び「評価点」の欄を備える。
「作業内容」の欄には該当するオペレータについて作業実績のある作業内容が登録されている。ここでは、「掘削・積込」、「平地整地」、「平地整形」、「のり面整地」、及び「のり面整形」の5つの作業内容が登録されている。
「掘削・積込」とは、土、地盤、及び岩盤を掘り、ダンプカーに積み込む作業内容である。「平地整地」とは、「平地整形」によって整形された平地を整える作業内容である。「平地整形」とは、地面の凹凸を取り除き、平らな地面を作る作業内容である。「のり面整地」とは、「のり面整形」によって整形されたのり面を整える作業内容である。「のり面整形」とは、切土又は盛土により作られる人工的な斜面であるのり面を整形する作業内容である。なお、図3に挙げられた作業内容は一例にすぎず、他の作業内容が含まれていてもよい。
「ベース加点」とは、「作業時間」の欄に入力された作業時間に乗じられる予め定められた係数である。ここでは、難易度の高い作業内容ほどベース加点が高くなるようにベース加点の値は設定されている。
「作業時間」とは、オペレータが実際に建設機械50を遠隔操作した作業内容別の作業時間の累積値である。作業時間は、マスター30から実作業実績が送信される都度、データベース管理部15によって該当するレコードに登録される。例えば、マスター30から「掘削・積込」に対して2時間の作業時間が対応付けられた実作業実績が送信された場合、「掘削・積込」の作業時間に2時間が加算される。
「評価点」とは、各作業内容におけるベース加点と作業時間との積によって表される数値である。評価点が高いほどそれだけ技能レベルが高くなるので、オペレータは、作業発注者から多くの作業が発注されることになる。
ここで、作業実績データベース17は、「機種レンジ」、「ATT種類」、及び「先端ATT」の組み合わせからなる建設機械50の仕様毎に存在する。図3の例では、「機種レンジ」が「3t~t5」、「ATT種類」が「標準」、「先端ATT種類」が「バケット」の仕様における作業実績データベース17が示されている。なお、該当するオペレータにおいて、「機種レンジ」が「3t~t5」、「ATT種類」が「標準」、「先端ATT種類」が「バケット」以外の仕様に対する作業実績があれば、その仕様に対する作業実績データベース17も作成される。ここで、「作業実績」とは、作業発注者により発注された作業に対する実績であり、実際の作業現場において建設機械50を遠隔操作した実績である。
図4は、機械レンジ、ATT種類、及び先端ATT種類を纏めた表である。表141に示すように、本実施の形態では、機械レンジは、「3t~5t」、「6t~13t」、・・・、「50t以上」というように5つに区分されている。表142に示すように、本実施の形態では、ATT種類は、「標準」、「ロングレンジ」、「セパレート」、「3つ折れ」、「ショートアーム」の5つに区分されている。表143に示すように、本実施の形態では、先端ATT種類は、「バケット」、「回転グラップル」、「機械式グラップル」、「小割ニブラ」、「大割ニブラ」の5つに区分されている。
例えば、あるオペレータが、機械レンジ、ATT種類、及び先端ATT種類について、「3t~5t」、「標準」、及び「バケット」の組み合わせに作業実績があり、「3t~5t」、「ロングレンジ」、及び「バケット」の組み合わせに作業実績があるとすると、これら2つの組み合わせに対応して2つの作業実績データベース17が存在することになる。
なお、図3では、「掘削・積込」~「のり面整形」の5つの土木工事に関する作業内容が登録されているが、これは、これらの作業内容に対してオペレータの作業実績があるからである。例えば、オペレータが解体作業に対する作業実績があれば、解体作業に関する作業内容も登録される。このように、作業実績データベース17には、作業実績のある作業内容と、その作業内容に対する実際の作業時間の累積値とが対応付けて登録される。
図5は、シミュレータ実績データベース18の構成を示す図である。シミュレータ実績データベース18は、サーバ10にエントリーされたオペレータのそれぞれに対して仕様別に作成されたデータベースであり、オペレータのシミュレーション実績を作業履歴として記憶するデータベースである。シミュレータ実績データベース18は、「作業内容」、「ベース加点」、「作業時間」、及び「評価点」の欄を備える。「作業内容」の欄には、オペレータがシミュレータでトレーニングした作業内容が登録されている。「作業時間」の欄には、オペレータがシミュレータで作業内容別にトレーニングした作業時間の累積値が登録されている。作業時間は、マスター30からシミュレーション実績が送信される都度、データベース管理部15によって該当するレコードに登録される。例えば、マスター30から「掘削・積込」に対して2時間の作業時間が対応付けられたシミュレーション実績が送信された場合、「掘削・積込」の作業時間に2時間が加算される。「ベース加点」及び「評価点」は、図3で説明したものと同じである。
なお、シミュレータ実績データベース18も、作業実績データベース17と同様、建設機械50の仕様毎に1つのデータベースが作成されている。図5の例では、図3と同様、「機種レンジ」が「3t~t5」、「ATT種類」が「標準」、「先端ATT種類」が「バケット」の仕様におけるシミュレータ実績データベース18が示されている。
図6は、検定実績データベース19の構成を示す図である。検定実績データベース21は、サーバ10にエントリーされたオペレータのそれぞれに対して建設機械50の仕様別に作成されたデータベースであり、オペレータの仕様別の検定結果を作業履歴として記憶するデータベースである。
検定実績データベース19は、「検定内容」、「ベース加点」、「合否結果」、及び「評価点」の欄を備える。「検定内容」の欄には、検定が実施される作業内容が登録されている。ここでは、該当するオペレータは、「掘削・積込」、「平地整形」、及び「のり面整形」の3つの作業内容に対する検定を受けたので、「検定内容」の欄には、これら3つ作業内容が登録されている。「合否結果」の欄には、検定に対する合否結果が登録されており、合格の場合は「1」が登録され、合格していない場合は「0」が登録されている。「ベース加点」及び「評価点」は、図3で説明したものと同じである。但し、ベース加点については、図3に示す作業実績データベース17及び図5に示すシミュレータ実績データベース18の評価点とのスケールを合わせるために、図3及び図5の評価点に比べて50倍の値が設定されている。
図1に参照を戻す。技能レベル算出部13は、作業実績データベース17、シミュレータ実績データベース18、及び検定実績データベース19が更新される都度、作業内容別に、作業時間にベース加点を乗じて評価点を算出し、該当するデータベースの「評価点」の欄に登録する。そして、技能レベル算出部13は、仕様及び作業内容の組み合わせ毎に評価点の合計値を算出し、図7に示すランク決定テーブルT3を参照し、該当するオペレータの作業内容及び仕様別の技能レベルのランクを決定する。決定された技能レベルのランクはオペレータデータベース16に登録される。
図7は、ランク決定テーブルT3の一例を示す図である。ランク決定テーブルT3はサーバ10のメモリーに事前に登録されており、「評価点」及び「ランク」の欄を備える。図7の例では、ランクは技能レベルが高い順にF、A、B、C、Dの5つにランク分けされている。そのため、ランク決定テーブルT3の「ランク」の欄にはF~Dが順に登録されている。「評価点」の欄には、F~Dの各ランクに対する評価点の範囲が登録されている。
次に、技能レベルの算出例について説明する。仕様「機種レンジ:3t~5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」及び作業内容「掘削・積込」について、図3に示す作業実績データベース17では評価点が「60」であり、図5に示すシミュレータ実績データベース18では評価点が「82」であり、図6に示す検定実績データベース19では評価点が「50」である。したがって、192(=60+82+50)が該当するオペレータの仕様「機種レンジ:3t~5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」及び作業内容「掘削・積込」における評価点の合計値となる。ランク決定テーブルT3を参照すると、この合計値「192」はランクが「C」なので、このオペレータの仕様「機種レンジ:3t-5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」及び作業内容「掘削・積込」における技能レベルのランクは「C」となる。そのため、図8に示す技能レベルテーブルT2において「掘削・積込」に対する「技能レベル」として「C」が登録されている。
このようにして、技能レベル算出部13は、仕様及び作業内容別に各オペレータの技能レベルを算出し、技能レベルテーブルT2に登録していく。
図8は、オペレータデータベース16の構成を示す図である。オペレータデータベース16は、オペレータテーブルT1と、技能レベルテーブルT2とを備えている。オペレータテーブルT1は、サーバ10に事前にエントリーされたオペレータの個人情報を登録するテーブルである。技能レベルテーブルT2は、エントリーされた各オペレータの仕様及び作業内容別の技能レベルを登録するテーブルである。
詳細には、オペレータテーブルT1は、「オペレータID」、「名前」、「国籍」、及び「通信アドレス」の欄を備えている。「オペレータID」は、エントリーされた各オペレータを一意的に識別するための識別子である。「名前」はオペレータの名前を示す。「国籍」は日本、ドイツといった、オペレータが居住する国籍を示す。「通信アドレス」はオペレータが使用するマスター30の通信アドレスを示す。
技能レベルテーブルT2は、エントリーされたオペレータのそれぞれについて仕様別に作成されたデータベースである。図8の例では、あるオペレータにおいて、仕様「機種レンジ:3t~5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」の技能レベルテーブルT2が示されている。
技能レベルテーブルT2は、「作業内容」及び「技能レベル」の欄を備えている。図8の例では、掘削・積込、平地整地、平地整形、のり面整地、及びのり面成型の5つの作業内容に対する技能レベルがそれぞれ登録されている。これは、このオペレータは、仕様「機種レンジ:3t-5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」について、これら5つの作業内容に対する技能レベルが技能レベル算出部13によって算出されたからである。この仕様について他の作業内容に対する技能レベルが算出されていれば、その技能レベルも技能レベルテーブルT2に登録される。また、仕様「機種レンジ:3t~5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」以外の他の仕様について技能レベルが算出されていれば、その仕様に対する技能レベルテーブルT2が作成される。
図1に参照を戻す。禁止部14は、技能レベルが基準レベル未満の場合、オペレータが実作業モードを実行することを禁止する。本実施の形態では仕様及び作業内容別に基準レベル以下か否かが判定される。例えば、基準レベルがCに設定されていたとする。図8の例では、掘削・積込の技能レベルは「C」であるため、このオペレータは仕様「機種レンジ:3t-5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」及び作業内容「掘削・積込」については実作業モードの使用が許可される。すなわち、このオペレータは、この使用及び作業内容について、建設機械50を実際に遠隔操作して報酬を得ることができる。
一方、このオペレータは平地整地の技能レベルが「D」であるため、平地整地については実作業モードを使用することができない。
具体的には、禁止部14は、あるオペレータに対して実作業モードの使用を許可した場合、オペレータのマスター30のメモリーに記憶された許可フラグを1に設定する。例えば、あるオペレータについて、仕様「機種レンジ:3t~5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」及び作業内容「掘削・積込」について実作業モードの使用が許可されたとする。この場合、該当するオペレータのマスター30のメモリーに記憶された仕様「機種レンジ:3t-5t、ATT種類:標準、先端ATT種類:バケット」及び作業内容「掘削・積込」の許可フラグが「0」から「1」に設定される。この場合、オペレータがマスター30において実作業モードを選択して、この仕様でこの作業内容の実作業の実行を要求した場合、マスター30のモード実行部302はこの要求を許可する。一方、該当するオペレータについて、許可されていない仕様及び作業内容の設定フラグは「0」が設定されている。この場合、このオペレータがマスター30において実作業モードを選択して許可フラグが0の仕様及び作業内容での実作業の実行を要求した場合、モード実行部302はその要求を拒否する。
これにより、オペレータに対してシミュレータで多くの経験を積んで技能レベルを上げる、或いは検定に合格して技能レベルを上げて多くの発注を受けて報酬をアップさせようとする動機付けを与えることができる。
発注者端末200は、オペレータに作業を発注する作業発注者が所持するパーソナルコンピュータ等のコンピュータで構成されている。ここで、作業発注者は、工事等の作業を立案してオペレータに発注する人物であり、例えば、作業発注会社に所属する社員が該当する。オペレータは作業請負会社に雇用された社員であってもよいし、作業請負会社に直接雇用されていない個人経営者であってもよい。
発注者端末200は、表示部201、制御部202、操作部203、及び通信部204を備える。表示部201は、例えば、液晶ディスプレイで構成される。制御部202は例えば、CPU等のプロセッサで構成され、発注者端末200の全体制御を司る。本実施の形態では、制御部202は、作業発注者があるオペレータについて技能レベルを確認するために入力される問い合わせ要求の入力指示を受け付けた場合、該当するオペレータのオペレータIDを含む問い合わせ要求を通信部204を介してサーバ10に送信する。
操作部203は、例えば、キーボード及びマウスであり、技能レベルを確認するための問い合わせ要求の入力指示を受け付ける。通信部204は、発注者端末200をネットワークNT1に接続する通信装置で構成され、操作部203が受け付けた問い合わせ要求をネットワークNT1を介してサーバ10に送信する。
以下、作業発注者とオペレータとのやり取りの一例を示す。まず、作業内容と作業時間と作業に用いられる建設機械50の仕様とを含む作業スケジュール情報が作業発注者により入力されると発注者端末200は、作業スケジュール情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、作業スケジュール情報の内容からオペレータの候補をピックアップしたオペレータリストを発注者端末200に送信する。オペレータリストには、作業発注者の作業レベルを閲覧するためのボタンがあり、この閲覧ボタンを作業発注者が選択すると、発注者端末200は上述した問い合わせ要求をサーバ10に送信する。サーバ10は該当するオペレータの技能レベルをオペレータデータベース16から読み出して、発注者端末200に送信する。これにより、作業発注者は、オペレータリストに一覧表示されたオペレータの中から興味があるオペレータの技能レベルを知ることができる。このようにして、作業発注者は、オペレータリストに一覧表示されたオペレータの技能レベルを確認しながら、最終的に作業を依頼をするオペレータを決定する。発注者端末200は、作業発注者によって決定されたオペレータへの発注依頼をサーバ10に送信する。
サーバ10は、発注依頼があったことを該当するオペレータに通知し、オペレータが発注依頼を承諾すると、オペレータと作業発注者との間で契約が成立したとして、マスター30にアクセスコードを発行し、該当するオペレータのマスター30に送信する。これにより、オペレータはマスター30を操作して作業発注者から発注された作業を実行できる。
図9は、オペレータの詳細画面G100を示す図である。この詳細画面G100は、発注者端末200に表示される画面であり、オペレータリストにおいて作業発注者により詳細ボタンが選択された場合に表示される画面である。詳細画面G100には、オペレータの個人情報の表示欄H101と、オペレータの作業実績を示す実績情報の表示欄H102とが含まれる。表示欄H101には、選択したオペレータについてのオペレータIDと氏名と技能レベルを示すランクと所在する国とが表示されている。表示欄H102には機種レンジ、ATT種類、及び先端ATT種類のそれぞれについて作業実績の内訳が円グラフで表示されている。このように、実績情報を表示することで、作業発注者は、オペレータがどのような作業が得意であるかを容易に知ることができる。なお、図9で示される技能レベルはオペレータの技能レベルの代表値(例えば、全ての評価点の平均値をランク付けした値)が示されている。但し、これは一例であり、詳細画面G100において、仕様及び作業内容別の技能レベルが表示されてもよい。
なお、ここでは、オペレータリストに表示された詳細ボタンの選択をトリガーに作業発注者にオペレータの技能レベルが通知されるとして説明したがこれは一例である。例えば、事前にオペレータリストに各オペレータの技能レベルが表示されていてもよい。
また、作業スケジュール情報を受信した場合にサーバ10がオペレータをピックアップする態様としては、例えば、作業スケジュール情報に含まれる仕様及び作業内容に対する技能レベルが基準技能レベル以上のオペレータをピックアップする態様が採用できる。
図10は、本実施の形態に係る技能評価システムが技能レベルを算出する際の処理を示すフローチャートである。
S201では、マスター30において、モード実行部302が実作業モード、シミュレーションモード、及び検定モードのいずれかが終了されたことを検知すると、通信部305は、検知されたモードにおける建設機械50の仕様と、作業内容と、作業時間又は検定結果とを対応付けた作業履歴をサーバ10に送信する。
S101では、サーバ10の通信部204は作業履歴を受信する。S102では、サーバ10において、データベース管理部15は、通信部204で受信された作業履歴を作業実績データベース17、シミュレータ実績データベース18、及び検定実績データベース19のいずれかに記憶する。
S103では、技能レベル算出部13は、更新されたデータベースの内容を用いて技能レベルを算出する。S104では、算出した技能レベルをオペレータデータベース16に記憶する。S105では、通信部11は、算出された技能レベルをマスター30に送信する。
S202では、マスター30の通信部305は技能レベルを受信する。S203では、マスター30の表示部303は技能レベルを表示する。これにより、オペレータは自己の技能レベルがどれだけアップしたかを確認できる。
図11は、本実施の形態における技能評価システムが技能レベルを発注者端末に送信する際の処理を示すフローチャートである。S301では、発注者端末200において、操作部203があるオペレータの技能レベルを確認するための問い合わせ要求の入力指示を作業発注者から受け付けると、通信部204が問い合わせ要求をサーバ10に送信する。ここで、問い合わせ要求には該当するオペレータのオペレータIDが含まれる。
S401では、サーバ10の通信部11は、問い合わせ要求を受信する。S402では、サーバ10の提示部12は、該当するオペレータの技能レベルをオペレータデータベース16から読み出す。S403では、サーバ10の通信部11は、技能レベルを発注者端末200に送信する。S302では、発注者端末200の通信部204は技能レベルを受信する。S303では、発注者端末200の表示部201は技能レベルを表示する。これにより、作業発注者が興味のあるオペレータの技能レベルを確認した上でそのオペレータに作業を発注することができる。
このように、本実施の形態によれば、実作業モードにおける実作業実績と、シミュレーションモードにおけるシミュレーション実績と、検定モードにおける検定結果とがデータベースに記憶され、この作業履歴に基づいてオペレータの技能レベルが算出されている。そのため、オペレータの遠隔操作についての客観的な評価指標を提示することができる。その結果、作業発注者に対してオペレータを選択する際の選択材料を提示できる。これにより、作業発注者は新規のオペレータを安心して選択でき、遠隔操作システムの労働市場の活性化を図ることができる。
また、オペレータは、実作業のみならず、シミュレータでトレーニングを積む、或いは検定を受けることで、技能レベルを向上させることができる。これにより、実作業の空き時間を利用してシミュレータ及び検定を受けて技能レベルを向上させようとする動機付けをオペレータに付与することができ、オペレータの技能レベルの全体的な嵩上げを図ることができる。
また、マスター30は、実作業モードとシミュレーションモードと検定モードとが切り替え可能に構成されているので、オペレータはシミュレーション及び検定を気軽に行うことができる。
本発明は以下の変形例が採用できる。
(1)上記実施の形態では、実作業モード及びシミュレーションモードにおいて作業時間が増大するほど、オペレータの技能レベルが増大されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、実作業モード及びシミュレーションモードにおける作業の質を考慮に入れてオペレータの技能レベルが算出されてもよい。
例えば、実作業終了後に作業発注者にアンケートを行い、アンケート結果からオペレータの評価点を算出し、その評価点に基づいて技能レベルは算出されてもよい。アンケートとしては、例えば、オペレータの作業に対して非常に満足する場合は5点、満足する場合は4点、普通の場合は3点、満足しない場合は2点、全く満足しない場合は1点というように、作業発注者にオペレータを採点させる態様が採用できる。そして、このアンケートによる採点結果が評価点として採用されればよい。
また、シミュレーションモードにおいては、オペレータの建設機械50の動作軌跡が、模範軌跡にどれだけ近いかを示す類似度を算出し、その類似度が高いほど評価点を増大する技能レベルの決定手法が採用されてもよい。この類似度を算出する手法は、実作業の評価点の算出において用いられてもよい。
(2)上記実施の形態では、仕様及び作業内容別にオペレータの技能レベルは算出されたが本発明はこれに限定されない。例えば、技能レベル算出部13は、作業内容別に算出した評価点を仕様別に合計して、仕様別の合計値を算出し、算出した合計値をランク決定テーブルT3にしたがってランク付けすることで作業レベルを算出してもよい。
或いは、技能レベル算出部13は、全ての仕様及び全ての作業内容の評価点を合計値を算出し、算出した合計値をランク決定テーブルT3にしたがってランク付けすることで作業レベルを算出してもよい。
(3)上記実施の形態では、技能レベルが基準技能レベル以上のオペレータをオペレータリストに含めて作業発注者に提示するとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、サーバ10は作業発注者が作成した作業スケジュール情報にしたがって要求技能レベルを算出し、要求技能レベル以上の技能レベルを持つオペレータをオペレータリストに含めてもよい。例えば、サーバ10は、作業スケジュール情報に掘削・積込の作業時間として5時間が含まれたとすると、この5時間が予め定められた要求技能レベルのランクのいずれに該当するかを決定する。ここで、例えば要求技能レベルのランクがAであったとすると、サーバ10はエントリーされたオペレータの中から技能レベルがA以上のオペレータを抽出してオペレータリストに含めればよい。
(4)図7に示すランク決定テーブルT3は、5段階のランクを規定しているが、このランクは4段階以下、6段階以上であってもよい。
(5)上記実施の形態では、操作実績の一例として、実作業実績とシミュレーション実績とが含まれるものとして説明したが本発明は、これに限定されず、実作業実績とシミュレーション実績との少なくとも一方が操作実績に含まれても良い。ここで、操作実績として実作業実績のみが採用された場合、シミュレータ実績データベース18はサーバ10から省かれればよい。また、操作実績としてシミュレーション実績のみが採用された場合、作業実績データベース17はサーバ10から省かれればよい。
(6)上記実施の形態では、シミュレーションモードにおいては、オペレータはコンピュータ空間内に配置された建設機械モデルを操作するものとして説明したが、本発明はこれに限定されず、実際の建設機械50を操作するものであってもよい。
(7)上記実施の形態では、検定モードにおいては、オペレータは実際の建設機械50を操作することで検定を行うとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、検定モードでは、コンピュータ空間内に配置された建設機械モデルを操作することによって検定が実施されてもよい。この場合、検定の合否結果はシミュレータが判定すればよい。これにより、シミュレーション上での技能レベルが一定レベル以上であることを条件にしてオペレータに実作業を望ませるといった態様を採用することができる。なお、シミュレータにおいて検定を実施する態様が採用された場合、検定の合否結果は、シミュレータ実績データベース18に記憶されてもよいし、検定実績データベース19に記憶されてもよい。
(8)上記実施の形態では、マスター30のモード実行部302は、実作業モード、シミュレーションモード、及び検定モードの全てを実行することができるとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、モード実行部302は、3つのモードのうち少なくとも一つが実行可能であってもよい。例えば、下記のようなユースケースが想定できる。すなわち、あるオフィスにおいて、シミュレーションモードは実行可能ではないが実作業モードと検定モードとが実行可能なモード実行部302を備えるマスター30_Aが設置されている。また、別のオフィスでは、シミュレーションモードのみが実行可能なモード実行部302を備えるマスター30_Bが設置されている。
この場合、マスター30_Aは、あるオペレータにより実施された実作業の実作業実績をオペレータIDと対応付けてサーバ10に送信すると共に、このオペレータにより実施された検定結果をオペレータIDと対応付けてサーバ10に送信する。また、マスター30_Bは、このオペレータにより実施されたシミュレーションのシミュレーション実績をサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、マスター30_Aから送信された実作業実績を該当するオペレータの作業実績データベース17に記憶すると共に、マスター30_Aから送信された検定結果を該当するオペレータの検定実績データベース19に記憶する。また、サーバ10は、マスター30_Bから送信されたシミュレータ実績を該当するオペレータのシミュレータ実績データベース18に記憶する。
このユースケースでは、オペレータは、特定のマスター30ではなく、任意のマスター30において、各種モードを実行したとしても、実行したモードの実績がサーバ10に記憶されることになり、オペレータにとって都合の良いシステムとなる。なお、このユースケースを採用する場合、各マスター30は、オペレータによる各種モードの実行に先だってオペレータのユーザ認証を行えばよい。
(9)上記実施の形態では、サーバ10は、オペレータの作業履歴をネットワークNT1を介してマスター30から取得するとして説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、マスター30におけるオペレータの作業履歴をUSBメモリ等の記録媒体に格納する。そして、サーバ10は、この記録媒体を通じてオペレータの作業履歴を取得してもよい。この場合、サーバ10は、記録媒体に記録された作業履歴を何らかのネットワークNT1に接続されたコンピュータを介して取得してもよいし、自身のメモリインターフェースに記録媒体を接続させることで取得してもよい。
また、マスター30は、各種モードでのオペレータの作業が終了すると、終了した作業の実績を示す記号列(例えば、英数字の羅列)を表示してもよい。そして、オペレータが、ネットワークNT1を介して接続されたコンピュータ(例えば、スマートフォン等の携帯端末)又はサーバ10の入力装置においてこの記号列を手動で入力すると、サーバ10に各種モードの実績が登録されてもよい。この場合に用いられる実績を示す記号列はQRコード(登録商標)であってもよい。この場合、オペレータはQRコード(登録商標)を、例えば、スマートフォン等の携帯端末で撮像し、サーバ10に送信させることで、サーバ10に作業実績が登録されればよい。
(10)上記実施の形態ではモード切替部301は、実作業モードと、シミュレーションモードと、検定モードとの3つのうちのいずれか1つが選択可能として説明したが、これは一例である。例えば、マスター30のモード実行部302が例えばこれら3つのモードのうち2つのモードが実行可能に構成されていれば、モード切替部301は、これら2つのモードのうちいずれか一つが切り替え可能に構成されていればよい。また、モード実行部302が1つのモードしか実行できない場合、モード切替部301は不要となる。
10 サーバ
11 通信部
12 提示部
13 技能レベル算出部
14 禁止部
15 データベース管理部
16 オペレータデータベース
17 作業実績データベース
18 シミュレータ実績データベース
19 検定実績データベース
21 検定実績データベース
30 マスター
40 スレーブ
50 建設機械
200 発注者端末
301 モード切替部
302 モード実行部
303 表示部
304 操作部
305 通信部
M1 実作業モード
M2 シミュレーションモード
M3 検定モード

Claims (12)

  1. オペレータが建設機械を遠隔操作するための遠隔操作装置と、前記遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記オペレータによる前記遠隔操作装置の操作実績と、前記遠隔操作に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定の検定結果とを取得する取得部と、
    前記操作実績と前記検定結果とを作業履歴として記憶する作業履歴データベースと、
    前記作業履歴データベースに記憶された作業履歴に基づいて算出した前記オペレータの前記遠隔操作に対する技能レベルを算出する技能レベル算出部と、
    前記技能レベルを提示する提示部とを備え、
    前記操作実績は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作する実作業モードにおける第1作業時間を含み、
    前記技能レベル算出部は、前記第1作業時間に基づいて前記技能レベルを算出する技能評価システム。
  2. 前記操作実績は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作した実作業実績と、前記遠隔操作のシミュレーションを実行したシミュレーション実績との少なくとも一方を含む請求項1記載の技能評価システム。
  3. 前記検定結果は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作したときの前記遠隔操作と、前記遠隔操作のシミュレーションを実行したときシミュレーション上における遠隔操作との少なくとも一方に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定である請求項1又は2記載の技能評価システム。
  4. 前記遠隔操作装置は、前記実作業モードと、前記遠隔操作のシミュレーションを実行するシミュレーションモードと、前記遠隔操作に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定を実行する検定モードとの少なくとも一つのモードを実行するモード実行部を更に備える請求項1~3のいずれかに記載の技能評価システム。
  5. 前記遠隔操作装置は、少なくとも2つの前記モードを切り替える前記オペレータによる切替指示を受け付けるモード切替部を更に備え、
    前記モード実行部は、前記モード切替部が受け付けたモードを実行する請求項4記載の技能評価システム。
  6. 前記操作実績は、さらに前記シミュレーションモードにおける第2作業時間を含み、
    前記作業履歴データベースは、前記第1作業時間の累積値と前記第2作業時間の累積値とを記憶し、
    前記技能レベル算出部は、前記作業履歴データベースに記憶された前記第1作業時間の累積値と前記第2作業時間の累積値とが増大するにつれて前記オペレータの前記遠隔操作に対する技能レベルを高く算出する請求項4又は5記載の技能評価システム。
  7. 前記検定結果は、前記検定モードで実行された前記検定の合否結果であり、
    前記技能レベル算出部は、前記検定結果が合格を示す場合、前記検定結果が不合格を示す場合に比べて前記技能レベルを高く算出する請求項4~6のいずれかに記載の技能評価システム。
  8. 前記遠隔操作は、複数の作業内容を含み、
    前記モード実行部は、作業内容毎に前記実作業モード、前記シミュレーションモード、及び前記検定モードを実行し、
    前記作業履歴データベースは、前記実作業モードにおける第1作業時間の累積値と、前記シミュレーションモードにおける第2作業時間の累積値と、前記検定モードで実行された前記検定の合否結果とのそれぞれを前記実行された作業内容と対応付けて記憶し、
    前記技能レベル算出部は、前記作業内容毎に前記技能レベルを算出する請求項4~7のいずれかに記載の技能評価システム。
  9. 前記実作業モード、前記シミュレーションモード、及び前記検定モードは、それぞれ、仕様の異なる前記建設機械によって実行可能であり、
    前記作業履歴データベースは、前記実作業モードにおける第1作業時間の累積値と、前記シミュレーションモードにおける第2作業時間の累積値と、前記検定モードで実行された前記検定の合否結果とのそれぞれを前記実行された仕様と対応付けて記憶し、
    前記技能レベル算出部は、前記仕様に対応する前記技能レベルを算出する請求項4~8のいずれかに記載の技能評価システム。
  10. 前記サーバは、前記技能レベルが基準レベル未満の場合、前記オペレータが前記実作業モードを実行することを禁止する禁止部を更に備える請求項~9のいずれかに記載の技能評価システム。
  11. 前記取得部は、前記オペレータに前記遠隔操作の作業を発注する作業発注者が所持する発注者端末から前記オペレータの問い合わせ要求を取得し、
    前記取得部が前記問い合わせ要求を取得した場合、前記提示部は前記オペレータの技能レベルを前記発注者端末に通知する請求項1~10のいずれかに記載の技能評価システム。
  12. オペレータが建設機械を遠隔操作するための遠隔操作装置に対して通信可能に接続されたサーバにおける技能評価方法であって、
    前記オペレータによる前記遠隔操作装置の操作実績と、前記遠隔操作に対する前記オペレータの技能レベルが一定レベル以上であることを保証するための所定の検定の検定結果とを取得し、
    前記操作実績と前記検定結果とを作業履歴として作業履歴データベースに記憶し、
    前記作業履歴データベースに記憶された作業履歴に基づいて前記オペレータの前記遠隔操作に対する技能レベルを算出し、
    前記技能レベルを提示し、
    前記操作実績は、前記建設機械を実際に前記遠隔操作する実作業モードにおける第1作業時間を含み、
    前記技能レベルの算出では、前記第1作業時間に基づいて前記技能レベルを算出する技能評価方法。
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