JP7025622B2 - 化合物半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
本実施形態では、化合物半導体装置として、窒化物半導体のAlGaN/GaN・HEMTを開示する。
図1~図3は、第1の実施形態によるAlGaN/GaN・HEMTの製造方法を工程順に示す概略断面図である。
化合物半導体積層構造2は、バッファ層2a、電子走行層2b、中間層2c、電子供給層2d、及びキャップ層2eを有して構成される。
SiC基板1上に、AlNを50nm程度の厚みに、i(インテンショナリ・アンドープ)-GaNを1μm程度の厚みに、i-AlGaNを5nm程度の厚みに、n-AlGaNを30nm程度の厚みに、n-GaNを10nm程度の厚みに順次成長する。これにより、バッファ層2a、電子走行層2b、中間層2c、電子供給層2d、及びキャップ層2eが形成される。バッファ層2aとしては、AlNの代わりにAlGaNを用いたり、低温成長でGaNを成長するようにしても良い。
詳細には、化合物半導体積層構造2の素子分離領域に、例えばアルゴン(Ar)を注入する。これにより、化合物半導体積層構造2及びSiC基板1の表面部分に素子分離構造3が形成される。素子分離構造3により、化合物半導体積層構造2上で活性領域が画定される。
なお、素子分離は、上記の注入法の代わりに、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて行っても良い。このとき、化合物半導体積層構造2のドライエッチングには、例えば塩素系のエッチングガスを用いる。
詳細には、先ず、ソース電極及びドレイン電極を形成するためのレジストマスクを形成する。ここでは、蒸着法及びリフトオフ法に適した例えば庇構造2層レジストを用いる。このレジストを化合物半導体積層構造2上に塗布し、ソース電極及びドレイン電極の電極形成予定部位を露出させる開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
詳細には、化合物半導体積層構造2の表面を覆うように絶縁物、CVD法により例えばSiNを1000nm以下、例えば20nm程度の厚みに堆積する。これにより、保護絶縁膜6が形成される。
詳細には、保護絶縁膜6のゲート電極の形成予定部位をフォトリソグラフィー及びエッチングで加工する。これにより、保護絶縁膜6に、化合物半導体積層構造2の表面のゲート電極の形成予定部位を露出させる開口6aが形成される。なお、保護絶縁膜6に開口6aを形成する際には、エッチング(ドライエッチング、ウェットエッチング)の代わりに例えばイオンミリング等を適用しても良い。
詳細には、開口6a内を含む保護絶縁膜6上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィーによりレジストに開口を形成する。具体的には、フォトレジストに、保護絶縁膜6の開口6a内で開口6aの底面の一部、ここでは底面のうちでソース電極4側の端部を露出させる開口を形成する。当該開口を有するレジストマスクが形成される。
詳細には、先ず、第2金属を形成するためのレジストマスクを形成する。ここでは、蒸着法及びリフトオフ法に適した例えば庇構造2層レジストを用いる。このレジストを、開口6a内を含む保護絶縁膜6上に塗布し、レジストに開口6aを露出させる開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
以上により、第1金属7a及び第2金属7bを有し、化合物半導体積層構造2の表面にショットキー接触するゲート電極7が構成される。
図4は、比較例のAlGaN/GaN・HEMTにおける閾値電圧及び電界強度を示す図である。図5は、比較例のAlGaN/GaN・HEMTにおいて、電子トラップによりコラプスが発生する旨を示す図である。図4において、(a)がAlGaN/GaN・HEMTのゲート電極近傍を拡大した概略断面図、(b)がゲート電極近傍の閾値電圧(Vth)を示す特性図、(c)がゲート電極近傍の電界強度(相対値)を示す特性図である。図5において、(a)が電子トラップの生じる様子を示す概略断面図、(b)がコラプス発生に起因する最大飽和電流(IMAX)(mA/mm)の低下を示す特性図である。
本実施形態のAlGaN/GaN・HEMTでは、図6(a)及び図7(a)のように、ゲート電極7が第1金属7a及び第2金属7bを有して構成されている。
以下、第1の実施形態の変形例について説明する。本変形例では、第1の実施形態と同様にAlGaN/GaN・HEMTを開示するが、ゲート電極の一部がMIS型とされている点で相違する。なお、第1の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図8~図9は、第1の実施形態によるAlGaN/GaN・HEMTの変形例の製造方法における主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、化合物半導体積層構造2の表面を覆うように絶縁物、CVD法により例えばSiNを1000nm以下、例えば20nm程度の厚みに堆積する。これにより、保護絶縁膜11が形成される。
詳細には、先ず、保護絶縁膜11のゲート電極の形成予定部位をフォトリソグラフィー及びエッチングで加工する。これにより、保護絶縁膜11におけるゲート電極の形成予定部位に非貫通溝11aが形成される。
以上により、保護絶縁膜11に、薄いSiNからなる非貫通溝11aと、第1金属の形成予定部位を露出させる開口11bとが隣接してなる電極形成部12が形成される。
詳細には、開口11b内を含む保護絶縁膜11上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィーによりレジストに開口を形成する。具体的には、フォトレジストに、保護絶縁膜11の開口11bを露出させる開口を形成する。当該開口を有するレジストマスクが形成される。
詳細には、先ず、第2金属を形成するためのレジストマスクを形成する。ここでは、蒸着法及びリフトオフ法に適した例えば庇構造2層レジストを用いる。このレジストを、非貫通溝11a内を含む保護絶縁膜11上に塗布し、レジストに非貫通溝11aを露出させる開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
以上により、第1金属8a及び第2金属8bを有し、第2金属8bの下部でMIS型とされたゲート電極8が構成される。
本実施形態では、第1の実施形態と同様にAlGaN/GaN・HEMTを開示するが、コラプス現象の発生を抑制する機構が異なる点で相違する。なお、第1の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図10~図12は、第2の実施形態によるAlGaN/GaN・HEMTの製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、化合物半導体積層構造2の表面にレジストを塗布する。フォトリソグラフィーによりレジストを加工して、当該表面の後述する第1領域の形成予定部位を露出させる開口20aを形成する。以上により、レジストマスク20が形成される。
詳細には、レジストマスク20を用いて、開口20aから露出する化合物半導体積層構造2のキャップ層2eの表面部分にn型不純物、例えばシリコン(Si)をイオン注入する。このn型不純物としては、Siの代わりにゲルマニウム(Ge)、酸素(O)等を用いても良い。以上により、キャップ層2eの表面に第1領域21が形成される。
その後、レジストマスク10は、所定の薬液を用いたウェット処理等により除去される。
また、第1領域をイオン注入ではなく、例えば再成長で形成しても良い。この場合、例えば、フォトリソグラフィー及びエッチングで化合物半導体積層構造2の表面における第1領域の形成予定部位に溝を形成し、当該溝を埋め込むように、上記のSi濃度となるようにSiをドープしたGaN層を再成長で形成する。
詳細には、先ず、ソース電極及びドレイン電極を形成するためのレジストマスクを形成する。ここでは、蒸着法及びリフトオフ法に適した例えば庇構造2層レジストを用いる。このレジストを化合物半導体積層構造2上に塗布し、ソース電極及びドレイン電極の電極形成予定部位を露出させる開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
詳細には、化合物半導体積層構造2の表面を覆うように絶縁物、CVD法により例えばSiNを1000nm以下、例えば20nm程度の厚みに堆積する。これにより、保護絶縁膜6が形成される。
詳細には、保護絶縁膜6のゲート電極の形成予定部位をフォトリソグラフィー及びエッチングで加工する。これにより、保護絶縁膜6に、化合物半導体積層構造2の表面のゲート電極の形成予定部位を露出させる開口6aが形成される。開口6aにおいては、当該開口6aの底面の一部、ここでは底面のうちソース電極4側の端部に第1領域21の上面が露出しており、当該開口6aの底面の他部、ここでは底面のうちドレイン電極5側の端部に化合物半導体積層構造2の表面が露出している。この表面の露出部分を第2部位22とする。第2部位22はキャップ層2eの一部であり、第1領域21と隣接しており、第1領域21よりもn型不純物(Si)濃度が低い。
詳細には、先ず、ゲート電極を形成するためのレジストマスクを形成する。ここでは、蒸着法及びリフトオフ法に適した例えば庇構造2層レジストを用いる。このレジストを、開口6a内を含む保護絶縁膜6上に塗布し、レジストに開口6aを露出させる開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
本実施形態では、第1の実施形態及び変形例、並びに第2の実施形態から選ばれた1種のAlGaN/GaN・HEMTを適用した電源装置を開示する。
図13は、第3の実施形態による電源装置の概略構成を示す結線図である。
一次側回路31は、交流電源34と、いわゆるブリッジ整流回路35と、複数(ここでは4つ)のスイッチング素子36a,36b,36c,36dとを備えて構成される。また、ブリッジ整流回路35は、スイッチング素子36eを有している。
二次側回路32は、複数(ここでは3つ)のスイッチング素子37a,37b,37cを備えて構成される。
本実施形態では、第1の実施形態及び変形例、並びに第2の実施形態から選ばれた1種のAlGaN/GaN・HEMTを適用した高周波増幅器を開示する。
図14は、本実施形態による高周波増幅器の概略構成を示す結線図である。
ディジタル・プレディストーション回路41は、入力信号の非線形歪みを補償するものである。ミキサー42aは、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号をミキシングするものである。パワーアンプ43は、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅するものであり、第1の実施形態及び変形例、並びに第2の実施形態から選ばれた1種のGaN-HEMTを有している。なお図14では、例えばスイッチの切り替えにより、出力側の信号をミキサー42bで交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路41に送出できる構成とされている。
第1~第4の実施形態では、化合物半導体装置としてAlGaN/GaN・HEMTを例示した。化合物半導体装置としては、AlGaN/GaN・HEMT以外にも、以下のようなHEMTに適用できる。
本例では、化合物半導体装置として、InAlN/GaN・HEMTを開示する。
InAlNとGaNは、組成によって格子定数を近くすることが可能な化合物半導体である。この場合、上記した第1~第4の実施形態では、電子走行層がi-GaN、中間層がi-InAlN、電子供給層がn-InAlN、キャップ層がn-GaNで形成される。また、この場合のピエゾ分極が殆ど発生しないため、2次元電子ガスは主にInAlNの自発分極により発生する。
本例では、化合物半導体装置として、InAlGaN/GaN・HEMTを開示する。
GaNとInAlGaNは、後者の方が前者よりも組成によって格子定数を小さくすることができる化合物半導体である。この場合、上記した第1~第4の実施形態では、電子走行層がi-GaN、中間層がi-InAlGaN、電子供給層がn-InAlGaN、キャップ層がn-GaNで形成される。
オーミック特性を持ち、前記化合物半導体層上に接触する第1金属と、ショットキー特性を持ち、前記第1金属の上面及び一方の側面と接触する第2金属とを有する電極と
を備えたことを特徴とする化合物半導体装置。
前記第1金属は、他方の側面が前記開口の内壁面と接触していることを特徴とする付記1~3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
下面が前記第1領域及び前記第2領域の上方に位置し、前記第1領域と接触する電極と
を備えたことを特徴とする化合物半導体装置。
前記第1領域は、前記開口の底面の一端に位置していることを特徴とする付記6~9のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
前記化合物半導体層の上方に、オーミック特性を持ち前記化合物半導体層と接触する第1金属と、ショットキー特性を持ち前記第1金属の上面及び一方の側面と接触する第2金属とを有する電極を形成する工程と
を備えたことを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
前記第1金属は、他方の側面が前記開口の内壁面と接触することを特徴とする付記11~13のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
下面が前記第1領域及び前記第2領域の上方に位置し、前記第1領域と接触する電極を形成する工程と
を備えたことを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。
前記第1領域は、前記開口の底面の一端に位置することを特徴とする付記16~19のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
前記高圧回路はトランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
化合物半導体層と、
オーミック特性を持ち、前記化合物半導体層上に接触する第1金属と、ショットキー特性を持ち、前記第1金属の上面及び一方の側面と接触する第2金属とを有する電極とを有する電極と
を備えたことを特徴とする電源回路。
前記高圧回路はトランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
表面に、n型不純物を含有する第1領域と、前記第1領域と隣接しており、前記第1領域よりもn型不純物の濃度が低い第2領域とを有する化合物半導体層と、
下面が前記第1領域及び前記第2領域の上方に位置し、前記第1領域と接触する電極と
を備えたことを特徴とする電源回路。
トランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
化合物半導体層と、
オーミック特性を持ち、前記化合物半導体層上に接触する第1金属と、ショットキー特性を持ち、前記第1金属の上面及び一方の側面と接触する第2金属とを有する電極とを有する電極と
を備えたことを特徴とする高周波増幅器。
トランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
表面に、n型不純物を含有する第1領域と、前記第1領域と隣接しており、前記第1領域よりもn型不純物の濃度が低い第2領域とを有する化合物半導体層と、
下面が前記第1領域及び前記第2領域の上方に位置し、前記第1領域と接触する電極と
を備えたことを特徴とする高周波増幅器。
2 化合物半導体積層構造
2a バッファ層
2b 電子走行層
2c 中間層
2d 電子供給層
2e キャップ層
3 素子分離構造
4 ソース電極
5 ドレイン電極
6,11 保護絶縁膜
6a,11b,20a 開口
7,8,9 ゲート電極
7a,8a 第1金属
7b,8b 第2金属
11a 非貫通溝
12 電極形成部
20 レジストマスク
21 第1領域
22 第2領域
31 一次側回路
32 二次側回路
33 トランス
34 交流電源
35 ブリッジ整流回路
36a,36b,36c,36d,36e,37a,37b,37c スイッチング素子
41 ディジタル・プレディストーション回路
42a,42b ミキサー
43 パワーアンプ
Claims (20)
- 化合物半導体層と、
前記化合物半導体層上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、
前記化合物半導体層上で前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に設けられたゲート電極と
を備えており、
前記ゲート電極は、
前記ソース電極側に配置されており、オーミック特性を持ち、前記化合物半導体層上に接触する第1金属と、
前記ドレイン電極側に配置されており、ショットキー特性を持ち、前記第1金属の上面及び一方の側面と接触すると共に前記化合物半導体層と下面で対向する第2金属と
を有することを特徴とする化合物半導体装置。 - 前記第2金属は、前記化合物半導体層と接触していることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。
- 前記化合物半導体層と前記第2金属との間に絶縁膜が配されていることを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。
- 前記化合物半導体層上に形成され、前記ゲート電極が埋め込まれた開口を有する保護絶縁膜を備えており、
前記第1金属は、他方の側面が前記開口の内壁面と接触していることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。 - 前記第1金属は、Ti,Ta,Al,Cs,Hf,Nb,Mo,Mn,Zn,Ga,Cd,Biから選ばれた1種であることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
- 表面に、n型不純物を含有する第1領域と、前記第1領域と隣接しており、前記第1領域よりもn型不純物の濃度が低い第2領域とを有する化合物半導体層と、
前記化合物半導体層上に設けられたソース電極及びドレイン電極と、
前記化合物半導体層上で前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に設けられており、前記ソース電極側の下面が前記第1領域の上方に位置して前記第1領域と接触し、前記ドレイン電極側の下面が前記第2領域の上方に位置して前記第2領域と対向するゲート電極と
を備えたことを特徴とする化合物半導体装置。 - 前記ゲート電極は、前記第2領域と接触していることを特徴とする請求項6に記載の化合物半導体装置。
- 前記化合物半導体層と前記ゲート電極との間に絶縁膜が配されていることを特徴とする請求項6に記載の化合物半導体装置。
- 前記第1領域は、前記n型不純物の濃度が5×1019/cm3~5×1020/cm3の範囲内の値とされていることを特徴とする請求項6~8のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。
- 前記化合物半導体層上に形成され、前記ゲート電極が埋め込まれた開口を有する保護絶縁膜を備えており、
前記第1領域は、前記開口の底面の一端に位置していることを特徴とする請求項6~9のいずれか1項に記載の化合物半導体装置。 - 化合物半導体層を形成する工程と、
前記化合物半導体層上にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記化合物半導体層上で前記ソース電極と前記ドレイン電極との間にゲート電極を形成する工程と
を備えており、
前記ゲート電極は、
前記ソース電極側に配置されており、オーミック特性を持ち、前記化合物半導体層上に接触する第1金属と、
前記ドレイン電極側に配置されており、ショットキー特性を持ち、前記第1金属の上面及び一方の側面と接触すると共に前記化合物半導体層と下面で対向する第2金属と
を有することを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。 - 前記第2金属は、前記化合物半導体層と接触することを特徴とする請求項11に記載の化合物半導体装置の製造方法。
- 前記化合物半導体層と前記第2金属との間に絶縁膜が配されることを特徴とする請求項11に記載の化合物半導体装置の製造方法。
- 前記化合物半導体層上に、前記ゲート電極が埋め込まれた開口を有する保護絶縁膜を形成する工程を備えており、
前記第1金属は、他方の側面が前記開口の内壁面と接触することを特徴とする請求項11~13のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。 - 前記第1金属は、Ti,Ta,Al,Cs,Hf,Nb,Mo,Mn,Zn,Ga,Cd,Biから選ばれた1種であることを特徴とする請求項11~14のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
- 表面に、n型不純物を含有する第1領域と、前記第1領域と隣接しており、前記第1領域よりもn型不純物の濃度が低い第2領域とを有する化合物半導体層を形成する工程と、
前記化合物半導体層上にソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
前記化合物半導体層上で前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に設けられ、前記ソース電極側の下面が前記第1領域の上方に位置して前記第1領域と接触し、前記ドレイン電極側の下面が前記第2領域の上方に位置して前記第2領域と対向するゲート電極を形成する工程と
を備えたことを特徴とする化合物半導体装置の製造方法。 - 前記ゲート電極は、前記第2領域と接触することを特徴とする請求項16に記載の化合物半導体装置の製造方法。
- 前記化合物半導体層と前記ゲート電極との間に絶縁膜が配されることを特徴とする請求項16に記載の化合物半導体装置の製造方法。
- 前記第1領域は、前記n型不純物の濃度が5×1019/cm3~5×1020/cm3の範囲内の値とされることを特徴とする請求項16~18のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
- 前記化合物半導体層上に、前記ゲート電極が埋め込まれた開口を有する保護絶縁膜を形成する工程を備えており、
前記第1領域は、前記開口の底面の一端に位置することを特徴とする請求項16~19のいずれか1項に記載の化合物半導体装置の製造方法。
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