JP7011796B2 - 光学素子、印刷物および偽造防止媒体 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、以下の各図において、同一部分には同一の符号を付しており、一部詳細な説明を省略する場合がある。
まず、図1および図2により、本実施の形態による光学素子の概略について説明する。
図1および図2は、本実施の形態による光学素子を示す図である。
非分光領域30は、文字、図形、絵柄等を示す所定の平面形状を有し、この場合はL字形状となっている。なお、非分光領域30は、分光領域20に隣接していれば良く、必ずしも分光領域20に取り囲まれていなくても良い。また、分光領域20が非分光領域30によって取り囲まれていても良い。
第2のドット31の寸法を上記範囲とすることにより、非分光領域30において、光学素子10の裏面からの可視光を分光(回折)させないようにすることができる。なお、第2のドット31のピッチp2とは、互いに隣接する一対の第2のドット31間の最小距離をいう。
このため、光学素子10の表面からの光によって観察する場合には、分光領域20と非分光領域30との両方が白く濁ったように観察されるようになっている。なお、これに限らず、第2のドット31の大きさ(高さh2および幅w2)および第2のドット31のピッチp2のいずれか一方のみが、第1のドット21よりも大きくても良い。
次に、上述した光学素子10の各種製造方法について、図3(a)-(d)を参照して説明する。図3(a)-(d)は、それぞれ異なる光学素子10の製造方法を示す概略図である。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
次に、図5により、本実施の形態による印刷物の概略について説明する。
次に、図6により、本実施の形態による偽造防止媒体の概略について説明する。
分光領域20において、シート本体11から突出する第1のドット21が規則的に配置され、非分光領域30において、シート本体11から突出する第2のドット31が規則的に配置されている。第2のドット31の大きさが第1のドット21の大きさよりも大きいか、又は、第2のドット31のピッチが第1のドット21のピッチよりも大きい。これにより、光学素子10の裏面側から光を入射したとき、分光領域20で光が分光し、パターン状の絵柄を出現させることができる。これにより、光学素子10が真正のものであるか否かを透過光によって識別することができる。一方、分光領域20および非分光領域30の両方にドット(第1のドット21および第2のドット31)が形成されているので、光学素子10を反射光によって観察した場合には、分光領域20と非分光領域30との境界が目立たないようにすることができる。
次に、図7を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は本発明の第2の実施の形態を示す拡大平面図である。図7に示す第2の実施の形態は、分光領域20と非分光領域30とが、境界領域40を挟んで互いに隣接して配置されている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図7において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、図8および図9を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は本発明の第3の実施の形態を示す拡大平面図であり、図9は本発明の第3の実施の形態を示す断面図(図8のIX-IX線断面図)である。図8および図9に示す第3の実施の形態は、分光領域20と非分光領域30とが、境界領域40を挟んで互いに隣接して配置されている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図8および図9において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
同様に、ドットの幅(直径)は、(1)第1のドット21の幅w1、(2)第3のドット41aの幅w3A、(3)第3のドット41bの幅w3B、(4)第2のドット31の幅w2の順に大きくなっている(w1<w3A<w3B<w2)。
次に、図10および図11を参照して本発明の第4の実施の形態について説明する。図10および図11は本発明の第4の実施の形態を示す拡大平面図であり、図10は本発明の第4の実施の形態を示す断面図(図10のXI-XI線断面図)である。図10および図11に示す第4の実施の形態は、分光領域20および非分光領域30に第4のドット46が配置されている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図10および図11において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、図12を参照して本発明の第5の実施の形態について説明する。図12は本発明の第5の実施の形態を示す拡大平面図である。図12に示す第5の実施の形態は、分光領域20と非分光領域30とが、境界領域40を挟んで互いに隣接して配置されている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図12において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に、図13および図14を参照して本発明の第6の実施の形態について説明する。図13は本発明の第6の実施の形態を示す拡大平面図であり、図14は本発明の第6の実施の形態を示す断面図(図13のXIV-XIV線断面図)である。図13および図14に示す第6の実施の形態は、分光領域20および非分光領域30の表面に被覆層48が形成されている点が異なるものであり、他の構成は上述した第1の実施の形態と略同一である。図13および図14において、第1の実施の形態と同一部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
11 シート本体
12 平坦領域
20 分光領域
21 第1のドット
30 非分光領域
31 第2のドット
40 境界領域
41 第3のドット
41a 第3のドット
41b 第3のドット
46 第4のドット
48 被覆層
70 印刷物
80 偽造防止媒体
Claims (9)
- 光透過性のシート状の光学素子であって、
シート本体と、
前記シート本体上に形成され、可視光を回折させる分光領域と、
前記シート本体上に形成され、前記分光領域よりも可視光を回折させにくい非分光領域とを備え、
前記分光領域と前記非分光領域とは、直接又は境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、
前記分光領域において、前記シート本体から突出する第1のドットが規則的に配置され、
前記非分光領域において、前記シート本体から突出する第2のドットが規則的に配置され、
前記第2のドットの大きさが前記第1のドットの大きさよりも大きいか、又は、前記第2のドットのピッチが前記第1のドットのピッチよりも大きく、
前記非分光領域は、前記シート本体の前記第2のドットが形成される面の反対側の面からの光を透過し、
前記第1のドットのピッチが1μm以上4μm以下であり、前記第2のドットのピッチが4μm以上15μm以下であることを特徴とする光学素子。 - 前記第2のドットの大きさが前記第1のドットの大きさよりも大きく、かつ、前記第2のドットのピッチが前記第1のドットのピッチよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
- 光透過性のシート状の光学素子であって、
シート本体と、
前記シート本体上に形成され、可視光を回折させる分光領域と、
前記シート本体上に形成され、前記分光領域よりも可視光を回折させにくい非分光領域とを備え、
前記分光領域と前記非分光領域とは、直接又は境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、
前記分光領域において、前記シート本体から突出する第1のドットが規則的に配置され、
前記非分光領域において、前記シート本体から突出する第2のドットが規則的に配置され、
前記第2のドットの大きさが前記第1のドットの大きさよりも大きいか、又は、前記第2のドットのピッチが前記第1のドットのピッチよりも大きく、
前記非分光領域は、前記シート本体の前記第2のドットが形成される面の反対側の面からの光を透過し、
前記分光領域と前記非分光領域とが、前記境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、前記境界領域において、前記第1のドットおよび前記第2のドットが不規則に配置されていることを特徴とする光学素子。 - 光透過性のシート状の光学素子であって、
シート本体と、
前記シート本体上に形成され、可視光を回折させる分光領域と、
前記シート本体上に形成され、前記分光領域よりも可視光を回折させにくい非分光領域とを備え、
前記分光領域と前記非分光領域とは、直接又は境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、
前記分光領域において、前記シート本体から突出する第1のドットが規則的に配置され、
前記非分光領域において、前記シート本体から突出する第2のドットが規則的に配置され、
前記第2のドットの大きさが前記第1のドットの大きさよりも大きいか、又は、前記第2のドットのピッチが前記第1のドットのピッチよりも大きく、
前記非分光領域は、前記シート本体の前記第2のドットが形成される面の反対側の面からの光を透過し、
前記分光領域と前記非分光領域とが、前記境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、前記境界領域において、前記分光領域の前記第1のドットから前記非分光領域の前記第2のドットに向けて徐々に大きさ又はピッチが変化する第3のドットが配置されていることを特徴とする光学素子。 - 光透過性のシート状の光学素子であって、
シート本体と、
前記シート本体上に形成され、可視光を回折させる分光領域と、
前記シート本体上に形成され、前記分光領域よりも可視光を回折させにくい非分光領域とを備え、
前記分光領域と前記非分光領域とは、直接又は境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、
前記分光領域において、前記シート本体から突出する第1のドットが規則的に配置され、
前記非分光領域において、前記シート本体から突出する第2のドットが規則的に配置され、
前記第2のドットの大きさが前記第1のドットの大きさよりも大きいか、又は、前記第2のドットのピッチが前記第1のドットのピッチよりも大きく、
前記非分光領域は、前記シート本体の前記第2のドットが形成される面の反対側の面からの光を透過し、
前記分光領域と前記非分光領域とが、直接隣接して配置され、前記分光領域および前記非分光領域の両方において、前記第1のドットおよび前記第2のドットよりも大きさ又はピッチが大きい第4のドットが配置されていることを特徴とする光学素子。 - 光透過性のシート状の光学素子であって、
シート本体と、
前記シート本体上に形成され、可視光を回折させる分光領域と、
前記シート本体上に形成され、前記分光領域よりも可視光を回折させにくい非分光領域とを備え、
前記分光領域と前記非分光領域とは、直接又は境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、
前記分光領域において、前記シート本体から突出する第1のドットが規則的に配置され、
前記非分光領域において、前記シート本体から突出する第2のドットが規則的に配置され、
前記第2のドットの大きさが前記第1のドットの大きさよりも大きいか、又は、前記第2のドットのピッチが前記第1のドットのピッチよりも大きく、
前記非分光領域は、前記シート本体の前記第2のドットが形成される面の反対側の面からの光を透過し、
前記分光領域と前記非分光領域とが、前記境界領域を挟んで互いに隣接して配置され、前記境界領域には、前記第1のドットおよび前記第2のドットが配置され、
前記分光領域における前記第1のドットの配置パターンと、前記境界領域における前記第1のドットの配置パターンとが互いに異なり、
前記非分光領域における前記第2のドットの配置パターンと、前記境界領域における前記第2のドットの配置パターンとが互いに異なることを特徴とする光学素子。 - 前記分光領域および前記非分光領域の表面に、透明又は半透明で光沢性をもつ被覆層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の光学素子。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光学素子と、
前記光学素子上に形成された印刷層とを備えたことを特徴とする印刷物。 - 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光学素子を備えたことを特徴とする偽造防止媒体。
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