JP7002428B2 - 需給調整力提供システム - Google Patents
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Description
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
《第1実施形態》
図1は、第1と第2の実施形態に係る指令センタの構成の例を示す図である。
ここでは、第1の第2の実施形態に係る蓄電池併設再生可能エネルギ発電の指令センタ200(以下、指令センタ200と称する)と、グループをなして需給調整力を提供する1つ以上の風力発電サイト1000a~1000cの例を示す。ここでは、再生可能エネルギの例として、風力発電を用いて説明する。また、系統安定のための調整力は需給調整力用の電力取引にて提供するものとする。以下、各風力発電サイト1000a~1000cを区別しないときには、風力発電サイト1000と記載する。
/WhA(IDWF,ts,te)…(1)
但し、Is(IDWF,t):指標
WhA(IDWF,ts,te):需給調整力積算上限値
WhSUM(IDWF,t):需給調整力積算
需給調整力可能量算出部202は、蓄電池の充電率SOC(IDWF,t)と蓄電池容量Cc(IDWF)から、蓄電池の充放電可能量Ca(IDWF,t)を算出し、変動緩和算出部203から受けた蓄電池の充放電量Cio(IDWF,t)を用いて、各風力発電サイト1000の需給の調整力提供可能量Wn(IDWF,t)を算出する。需給調整力可能量算出部202は、需給調整力指令算出部204に調整力提供可能量Wn(IDWF,t)を送る。
但し、Wm(IDWF,t) :変動緩和
Wmb(IDWF,t):変動緩和下限値
蓄電池充放電指令値Co(IDWF,t)が充電であれば、式(3)のようになる。
但し、Ca(IDWF,t):充放電可能量
Co(IDWF,t):蓄電池充放電指令値
SOC調整充放電算出部205を備えることで、調整力要求量が長い時間にわたり、上げ取引または下げ取引に偏っていた場合に、風力発電から蓄電池に電力を補うため調整力を提供し続けることができる。
本実施形遺体では、需給調整力は変動緩和要件とは無関係に提供できる契約とする。この契約は、風力発電サイト1000が連系する連系線容量に余裕がある場合には、変動緩和要件の枠を外れたとしても調整力提供が優先される場合に用いられると考えられる。一方、風力発電サイト1000が連系する連系線容量に余裕がない場合には、需給調整力は変動緩和要件の範囲で提供されると考えられ、これについては別の実施形態にて後述する。
風力発電サイト1000は、指令センタ200より受けた需給調整力W(IDWF,t)、蓄電池充放電指令値Co(IDWF,t)、風力出力上限指令値Wo(IDWF,t)に従って、電力系統2000に発電電力を出力する。その結果、風力発電として売る電力W1は、課された変動緩和要件を満足するものである。風力発電サイト1000は、電力線1100を介して風力発電として売る電力W1を送り、電力線1200を介して需給調整力として売る電力W2を送る。
電力メータ10は、電力線1100と電力線1200の合流点より風力発電サイト1000側に設置され、風力発電として売る電力W1を測定する。電力メータ10は、電力線101,103と電力変換器13を介して風力発電設備2に接続される。更に電力メータ10は、電力線101,104と電力変換器14を介して蓄電池システム3に接続される。
図3を用いて、指令センタ200の変動緩和算出部203と需給調整力可能量算出部202で計算する需給調整力可能量WA(IDWF,t)算出方法を説明する。以下、風力発電サイト1000の番号IDWFを省略して以下説明する。図3は、風力発電サイト1000の発電値の例を示している。
時刻t1においては、風力発電予測値Wf(t)は上限値W1tと下限値W1bの範囲に収まっている。この場合、変動緩和に蓄電池の充放電は使われないため、蓄電池のSOCに応じた充放電可能量Caをすべて調整力に提供できる。
但し、Td(t):W2下げ取引可能値
Xc(t):蓄電池充電可能値
Ti(t)=Xd(t)…(5)
但し:Ti(t):W2上げ取引可能値
Xd(t):蓄電池放電可能値
Zd(t)=0…(6)
但し:Zd(t):変動緩和用放電値
Zc(t)=0…(7)
但し:Zc(t):変動緩和用充電値
但し、Td(t):W2下げ取引可能値
Xc(t):蓄電池充電可能値
Ti(t)=Xd(t)-Zd(t)…(8)
但し:Ti(t):W2上げ取引可能値
Xd(t):蓄電池放電可能値
Zd(t):変動緩和用放電値
Zd(t)=MIN(W1b(t)-Wf(t),Xd(t))…(9)
但し:Zd(t) :変動緩和用放電値
W1b(t):下限値
Wf(t) :風力発電予測値
Xd(t) :蓄電池放電可能値
Zc(t)=0…(10)
但し:Zc(t):変動緩和用充電値
Ti(t)=Xd(t)…(5)
但し、Ti(t):W2上げ取引可能値
Xd(t):蓄電池放電可能値
Td(t)=Xc(t)-Zc(t)…(11)
但し、Td(t):W2下げ取引可能値
Xc(t):蓄電池充電可能値
Zc(t):変動緩和用充電値
Zd(t)=0…(6)
但し:Zd(t):変動緩和用放電値
Zc(t)=MIN(Wf(t)-W1t(t),Xc(t))…(12)
但し、Zc(t):変動緩和用充電値
Wf(t):風力発電予測値
W1t(t):上限値
Xc(t):蓄電池充電可能値
蓄電池充電可能値Xcは、SOC充電下限値以上かつSOC充電上限値以下で単調増加する。なお、SOC充電下限値は、0%である。
蓄電池放電可能値Xdは、SOC放電下限値以上かつSOC放電上限値以下で単調増加する。なお、SOC放電上限値は、100%である。なお、蓄電池放電可能値Xdは、負の値として示している。
つまり、蓄電池システム3から放電できるのは、SOCがSOC放電下限値以上、充電できるのは、SOCがSOC充電上限値以下の範囲である。蓄電池システム3は、SOCが100%近くなれば充電はできない。
まず、ステップS100において、指令センタ200は、初期化処理を行う。進捗指標算出部201は、需給調整力提供の開始時刻ts、終了時刻te、需給調整力積算上限値WhA(IDWF,ts,te)の設定を受ける。また、需給調整力積算WhSUM(IDWF,ts)=0に初期化する。需給調整力可能量算出部202は、蓄電池容量Cc(IDWF)の設定を受ける。変動緩和算出部203は、各風力発電サイト1000の風力発電設備容量の設定を受ける。変動緩和要件を計算するのに必要だからである。
つまり、需給調整力提供の開始時刻ts以降の各時刻において、設定された開始時刻tsから終了時刻teまで、指令センタ200は、ステップS103~S109の処理を繰り返す。
ステップS104において、進捗指標算出部201は、各風力発電サイト1000より需給調整力積算WhSUM(IDWF,t)を受信し、進捗指標WhI(IDWF,t)を算出する。
ステップS105において、需給調整力可能量算出部202は、蓄電池の充電率SOC(t)を受信し、需給調整力可能量WA(IDWF,t)を算出する。
ステップS107において、SOC調整充放電算出部205は、SOC調整のための蓄電池充放電指令値Co(IDWF,t)を算出し、ステップS108において、計算結果を各風力発電サイト1000に送付する。
なお、気象情報Wiは、各風力発電サイト1000の気象情報Wi(IDWF,t)のみならず、より広範囲の気象情報を用いてもよい。
本実実施形態では、需給調整力可能量算出部202は、指令センタ200内にあるとして説明したが、各風力発電サイト1000やその他のサイトで計算してその結果受け取る構成であってもよい。そのほかの構成要素も、指令センタ200外で計算し、その結果を受け取ることでも同様の効果がある。
本実施形態では、風力発電サイト1000やその他のサイトが複数あるものとして説明したが、単一のサイトの構成でも良い。その場合は、そのひとつのサイトの指標Is(IDWF,t)が0以下であれば需給調整力を提供しない。これにより、指標Is(IDWF,t)が0以下の風力発電サイトの需給調整力の割り当ては0となるが、その風力発電サイト1000の蓄電池の寿命を計画通りとすることができる。
第1の実施形態では、風力発電サイト1000の例として、需給調整力は変動緩和要件とは無関係に提供できる契約であるとして図2の構成を示した。この契約は、風力発電サイト1000が連系する連系線容量に余裕がある場合には、変動緩和要件の枠を外れたとしても調整力提供が優先される場合に用いられると考えられる。一方、風力発電サイト1000が連系する連系線容量に余裕がない場合には、需給調整力は変動緩和要件の範囲で提供されると考えられ、これについて、第2の実施形態で説明する。各風力発電サイト1000で、両方の場合が混在することもあるため、指令センタ200では、各風力発電サイト1000の調整力提供可能量Wn(IDWF,t)を計算する際に、各風力発電サイト1000がどちらの場合であるかを判断して計算する。
第1の実施形態と異なる点は、変動緩和要件を満足するかを測定する電力メータ10を電力線1100と1200の合流点より電力系統側に、設置する構成であることである。本実施形態では以降、電力メータ10で計測する電力をW1と称する。需給調整力として売る電力W2を測定するための電力メータ11は、第1の実施形態と同様に合流点より風力発電サイト1000側に設置する。そのほかの構成は第1の実施形態と同様である。風力発電として売る電力W3を測定するために、電力メータ17を設置しているが、これを設置せずに、電力メータ10から電力メータ11を差し引いて計算することもできる。
また、この構成の場合、調整力提供可能量Wnは、変動緩和の上下限と図7で示す方法で計算される。
Td1(t)=Wf(t)-W1b(t)…(13)
但し、Td1(t):W2下げ取引可能値
Wf(t) :風力発電予測値
W1b(t):下限値
Td(t)=MIN(Td1(t),Xc(t))…(14)
但し、Td(t):W2下げ取引可能値
Td1(t):W2下げ取引可能値
Xc(t):蓄電池充電可能値
Zd(t)=0
但し、Zd(t):変動緩和用放電値
Zc(t)=0
但し、Zc(t):変動緩和用充電値
但し、Ti1(t):W2上げ取引可能値
W1t(t):上限値
Wf(t):風力発電予測値
Ti(t)=MIN(Ti1(t),Xd(t))…(16)
但し:Ti(t):W2上げ取引可能値
Ti1(t):W2上げ取引可能値
Xd(t):蓄電池放電可能値
Zd(t)=0…(17)
但し、Zd(t):変動緩和用放電値
Zc(t)=0…(18)
但し、Zc(t):変動緩和用充電値
但し、Td(t):W2下げ取引可能値
Td1(t):W2下げ取引可能値
Zd(t)=MIN(W1b(t)-Wf(t),Xd(t)) …(20)
但し:Zd(t):変動緩和用放電値
W1b(t):下限値
Wf(t):風力発電予測値
Xd(t):蓄電池放電可能値
Zc(t)=0…(21)
但し、Zc(t):変動緩和用充電値
Ti1(t)=W1t(t)-W1b(t)…(22)
但し、Ti1(t):W2上げ取引可能値
W1t(t):上限値
W1b(t):下限値
Ti(t)=MIN(Ti1(t),Xd(t)-Zd(t))…(23)
但し、Ti(t):W2上げ取引可能値
Ti1(t):W2上げ取引可能値
Xd(t):蓄電池放電可能値
Zd(t):変動緩和用放電値
Ti(t)=Ti1(t)=0…(24)
但し、Ti(t):W2上げ取引可能値
Ti1(t):W2上げ取引可能値
Zd(t)=0…(25)
但し、Zd(t):変動緩和用放電値
Zc(t)=MIN(Wf(t)-W1t(t),Xc(t))…(26)
但し:Zc(t):変動緩和用充電値
Wf(t):風力発電予測値
W1t(t):上限値
Xc(t):蓄電池充電可能値
Td1(t)=W1t(t)-W1b(t)…(27)
但し、Td1(t):W2下げ取引可能値
W1t(t):上限値
W1b(t):下限値
Td(t)=MIN(Td1(t),Xc(t)-Zc(t)) …(28)
但し、Td(t):W2下げ取引可能値
Td1(t):W2下げ取引可能値
Xc(t):蓄電池放電可能値
Zc(t):変動緩和用放電値
但し、W1t(t):上限値
Wth:所定の閾値[kW]
Ws(t):太陽光発電値[kW]
W1b(t)=-∞…(30)
但し、W1b(t):下限値
図8は、第3の実施形態に係る指令センタ200Bの構成の例を示した図である。
第1、第2の実施形態では、変動緩和用蓄電池を対象とした調整力提供の方法を説明した。蓄電池は、変動緩和用途以外に停電時バックアップ用途など、需給調整力以外に用途を兼ねている蓄電池を用いることができる。図8にその指令センタ200Bと風力発電サイト1000b,1000cを含む各蓄電池サイトの構成例を示す。第1の実施形態との差異は、第1の実施形態の風力発電サイト1000aを、バックアップ用蓄電池システム1000dとしている点、指令センタ200Bに需給調整力用途外充放電算出部203Bを備える点である。なお、バックアップ用蓄電池システム1000dは、風力発電設備2を備えていないほかは、風力発電サイト1000aと同様に構成されている。
バックアップ用蓄電池は、時刻tにおけるバックアップ用途に必要な電力量の計算が異なるため、需給調整力用途外充放電算出部203Bでこれを計算する。
時刻tにおけるバックアップ用途に必要な電力量の計算は次のように行う。バックアップ対象がオフィスであれば、平日日中は多くの電力を利用するが休日や夜間は必要な電力は少ない。そうした電力需要から、時刻ごとのバックアップに必要なSOCを図9のように表せる。
具体的にいうと、前日の夜の19時から午前5時までSOCをaだけ低くして、午前5時から午前9時に掛けてSOCを100%に変化させる。午後の16時になると、SOCを次第に低くして,夜の19には再びSOCをaだけ低くする。
したがって、蓄電池の充電率SOC(IDWF,t)がバックアップに必要なSOC以上であれば、バックアップに必要な充放電量は0と計算し、すなわち需給調整力にすべて使うことが可能である。蓄電池の充電率SOC(IDWF,t)がバックアップに必要なSOC以下であれば、バックアップに必要な放電量は無限大、充電量は0とする。すなわち放電の場合は需給調整力に使える電力は0であり充電の場合はすべて使うことが可能である。
第3の実施形態の指令センタ200Bの動作フローは、図5に示した第1の実施形態の動作フローのうち、ステップS103の変動緩和Wm(IDWF,t)算出を、図10に示す調整力用途外充放電算出処理に変えることで実現できる。図10の処理は、需給調整力用途外充放電算出部203Bにて行う。
ステップS200において、需給調整力用途外充放電算出部203Bは、すべての蓄電池サイトについて処理を実施したか判定する。需給調整力用途外充放電算出部203Bは、未処理の蓄電池サイトがあるならば(No)、ステップS201の処理に進み、すべての蓄電池サイトの処理を実施したならば(Yes)、図10の処理を終了する。
ステップS202の判定がNoならば、ステップS204に進み、変動緩和W(IDWF,t)算出により風力出力上限指令値Wo(IDWF,t)と蓄電池の充放電量Cio(IDWF,t)を算出すると、ステップS200の処理に戻る。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
3 蓄電池システム
4 需給調整力積算部
5 情報受信部
8 電力変換器
9,10,11 電力メータ
12,13,14 電力変換器
15,16 変圧器
17 AC/DCコンバータ
18 DC/ACコンバータ
101,102,103,104 電力線
200,200B 指令センタ
201 進捗指標算出部 (指標算出部)
202 需給調整力可能量算出部
203 変動緩和算出部
203B 需給調整力用途外充放電算出部
204 需給調整力指令算出部
300 制御部
1000a~1000c 風力発電サイト (サイトの一例)
1000d バックアップ用蓄電池システム (サイトの一例)
1100a~1100c,1200a~1200c 電力線
2000 電力系統
Claims (8)
- 1つ以上のサイトに設置した蓄電池の充放電の合算が調整力要求値となるように、各前記サイトの蓄電池の調整力提供指令値を計算して各前記サイトの蓄電池に指令する需給調整力提供システムにおいて、
前記需給調整力提供システムは、
各前記サイトの蓄電池が提供した調整力の各時刻における積算値である調整力提供積算値、および、前記調整力提供積算値の上限値を受け、各前記サイトの蓄電池の調整力提供積算指標を計算する指標算出部と、
各前記サイトの蓄電池の容量、充放電量、および各時刻における充電率を受けて、各前記サイトの蓄電池の需給調整力可能量を計算する需給調整力可能量算出部と、
前記調整力要求値と前記調整力提供積算指標と前記需給調整力可能量に基づいて、各前記サイトの蓄電池の調整力提供指令値を計算する需給調整力指令算出部と、
を備えることを特徴とする需給調整力提供システム。 - 各前記サイトの蓄電池は、再生可能エネルギ発電機サイトに併設され変動緩和に用いられ、
気象情報から前記再生可能エネルギ発電機サイトの発電量を計算し、前記発電量の変動緩和に基づき各前記サイトの蓄電池の充放電量を計算する変動緩和算出部を更に備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の需給調整力提供システム。 - 各前記サイトの蓄電池は、停電時バックアップ用の蓄電池であり、
前記需給調整力可能量算出部は、バックアップ用に必要な蓄電池の充電率を保持し、前記蓄電池の充電率から、各時刻における需給調整力可能量を算出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の需給調整力提供システム。 - 前記需給調整力指令算出部は、
前記調整力提供積算値が調整力提供積算上限値以上となる各前記サイトの蓄電池には、調整力提供指令値を割り当てない、
ことを特徴とする請求項1に記載の需給調整力提供システム。 - 各前記サイトの蓄電池の調整力提供と異なる用途に利用する充放電量を計算する需給調整力用途外充放電算出部、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の需給調整力提供システム。 - 前記需給調整力用途外充放電算出部は、
前記サイトごと蓄電池の用途に応じて、前記サイトごと蓄電池の需給調整力用途外の充放電量を計算する、
ことを特徴とする請求項5に記載の需給調整力提供システム。 - 指令センタより、出力上限指令値と、充放電指令値と、需給調整力指令値を受けて、前記出力上限指令値以下に発電電力を抑制する機能を備える再生可能エネルギ発電機と、
前記充放電指令値に従って蓄電池を充放電して現在の充電率を出力する蓄電池システムと、
前記出力上限指令値と前記充放電指令値の合算値を、前記需給調整力指令値を差し引いた第1の電力と前記需給調整力指令値に従う第2の電力に分配する電力変換器と、
前記第1の電力を測定する第1の電力メータと、
前記第2の電力を測定する第2の電力メータ、
を備える需給調整力提供システム。 - 前記指令センタは、前記第1の電力が満足すべき変動緩和要件を保持し、前記変動緩和要件に基づいて、前記出力上限指令値と、前記充放電指令値と、前記需給調整力指令値を算出する、
ことを特徴とする請求項7に記載の需給調整力提供システム。
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