JP7095278B2 - Vehicle weight estimation device and vehicle weight estimation method - Google Patents
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Description
本開示は、車両重量推定装置及び車両重量推定方法に関し、より詳細には、車両の重量を高精度に推定する車両重量推定装置及び車両重量推定方法に関する。 The present disclosure relates to a vehicle weight estimation device and a vehicle weight estimation method, and more particularly to a vehicle weight estimation device and a vehicle weight estimation method for estimating the weight of a vehicle with high accuracy.
推定した車両重量を平滑化した値が予め設定した範囲から外れた場合は、その値をその範囲に収まるように補正する装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置は、範囲として車両重量最大値に基づく上限値と車両重量最小値に基づく下限値とを用いることで、車両の重量の推定を行っている。 When the smoothed value of the estimated vehicle weight deviates from the preset range, a device for correcting the value so as to fall within the range has been proposed (see, for example, Patent Document 1). This device estimates the weight of a vehicle by using an upper limit value based on the maximum value of the vehicle weight and a lower limit value based on the minimum value of the vehicle weight as a range.
ところで、推定された車両の重量は車両の走行に関する制御に用いられている。それ故、推定に用いたパラメータにノイズなどの影響による誤差が生じて、推定された車両の重量が変化するごとに、車両の走行に関する制御も変化する。このような制御の変化としては、変速機の変速段を変更するタイミングの変化が例示される。この制御の変化は、運転者へ違和感を与えて、運転性(ドライバビリティ)を低下させる要因となっている。 By the way, the estimated weight of the vehicle is used for controlling the running of the vehicle. Therefore, an error occurs in the parameters used for estimation due to the influence of noise and the like, and each time the estimated weight of the vehicle changes, the control regarding the running of the vehicle also changes. As such a change in control, a change in timing for changing the shift stage of the transmission is exemplified. This change in control gives the driver a sense of discomfort and is a factor that reduces drivability.
つまり、上記一例の装置において、実際の車両の重量が変化していなくても、その推定した車両の重量に更新されることになるため、車両の走行に関する制御に変化が生じる頻度が多くなる可能性が有る。 That is, in the device of the above example, even if the actual weight of the vehicle does not change, it is updated to the estimated weight of the vehicle, so that the control regarding the running of the vehicle may change frequently. There is sex.
本開示は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の重量が変化したタイミングに合わせて、車両の重量を高精度に推定する車両重量推定装置及び車両重量推定方法を提供することである。 The present disclosure has been made in view of the above, and an object thereof is a vehicle weight estimation device and a vehicle weight estimation method for estimating the weight of a vehicle with high accuracy according to the timing when the weight of the vehicle changes. To provide.
上記の目的を達成する本発明の一態様の車両重量推定装置は、車両の走行中に変化するパラメータを取得するパラメータ取得手段と、前記パラメータが入力されて、そのパラメータに基づいた前記車両の重量の推定値を出力する推定手段と、前記推定値が入力される選択手段と、を備えて、前記選択手段により、前記推定値及び予め設定された基準値の差分が所定の範囲から外れた場合に、その推定値に応じた出力値が選択されて、その差分が前記所定の範囲に収まった場合に、前記推定値を推定するよりも前に前記選択手段から出力された出力値である前回出力値が選択されて、選択された前記出力値又は前記前回出力値のいずれか一方が出力される構成にすることを特徴とする。 The vehicle weight estimation device of one aspect of the present invention that achieves the above object is a parameter acquisition means for acquiring parameters that change while the vehicle is running, and the weight of the vehicle based on the parameters input. When the difference between the estimated value and the preset reference value deviates from a predetermined range by the selection means including an estimation means for outputting the estimated value of the above and a selection means for inputting the estimated value. In addition, when an output value corresponding to the estimated value is selected and the difference falls within the predetermined range, the previous time, which is the output value output from the selection means before estimating the estimated value. It is characterized in that an output value is selected and either the selected output value or the previous output value is output.
上記の目的を達成する本発明の一態様の車両重量推定方法は、車両の走行中に変化するパラメータを取得し、前記パラメータに基づいて、前記車両の重量として推定値を推定し、推定した前記推定値及び予め設定された基準値の差分を算出し、算出した前記差分が所定の範囲から外れたか否かを判定し、前記差分が前記所定の範囲から外れたと判定した場合に、前記車両の重量として前記推定値に応じた出力値を選択し、前記差分が前記所定の範囲に収まったと判定した場合に、前記推定値を推定するよりも前に前記車両の重量として出力された出力値である前回出力値を選択し、選択された前記出力値又は前記前回出力値のいずれか一方を出力することを特徴とする。 In the vehicle weight estimation method of one aspect of the present invention that achieves the above object, the parameters that change during the running of the vehicle are acquired, and the estimated value is estimated and estimated as the weight of the vehicle based on the parameters. The difference between the estimated value and the preset reference value is calculated, it is determined whether or not the calculated difference is out of the predetermined range, and when it is determined that the difference is out of the predetermined range, the vehicle. When an output value corresponding to the estimated value is selected as the weight and it is determined that the difference falls within the predetermined range, the output value output as the weight of the vehicle before estimating the estimated value is used. It is characterized in that a certain previous output value is selected and either the selected output value or the previous output value is output.
本発明の一態様によれば、車両の重量が変化したタイミングに合わせて、車両の重量を高精度に推定することができる。 According to one aspect of the present invention, the weight of the vehicle can be estimated with high accuracy according to the timing when the weight of the vehicle changes.
以下に、車両重量推定装置及び車両重量推定方法の実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the vehicle weight estimation device and the vehicle weight estimation method will be described.
図1~図4に例示する実施形態の車両重量推定装置30は、車両10に搭載されて、その車両10の走行中に変化するパラメータに基づいて車両10の重量を推定する装置である。以下、符号にx、yが付随するものは変数であり、センサなどの検出値や推定値を示し、符号にkが付随するものは時系列を示し、このkはサンプリング周期tsごとに「1」ずつ増加する。
The vehicle
図1に例示するように、車両重量推定装置30が搭載される車両10は、シャーシ11の前方側に運転室(キャブ)12が配置され、シャーシ11の後方側にボディ13が配置される。
As illustrated in FIG. 1, in the
シャーシ11には、エンジン14、クラッチ15、トランスミッション16、プロペラシャフト17、及びディファレンシャルギア18が設置される。エンジン14の回転動力は、クラッチ15を介してトランスミッション16に伝達される。トランスミッション16で変速された回転動力は、プロペラシャフト17を通じてディファレンシャルギア18に伝達され、後輪である一対の駆動輪19にそれぞれ駆動力として分配される。エンジン14とクラッチ15との間にトルクコンバータを介在させてもよい。
The
制御装置20は、エンジン14、クラッチ15、トランスミッション16、及び各種センサに一点鎖線で示す信号線を介して電気的に接続される。各種センサとして、運転室12には、アクセルペダル21の踏み込み量からアクセル開度Axを検出するアクセル開度センサ22、シフトレバー23のレバーポジションPxを検出するポジションセンサ24が設置される。シャーシ11には、エンジン14の図示しないクランクシャフトの回転速度Nxを検出する回転速度センサ25、車速センサ26、及び、加速度センサ27が設置される。
The
制御装置20は、各種情報処理を行うCPU、その各種情報処理を行うために用いられるプログラムや情報処理結果を読み書き可能な内部記憶装置、及び各種インターフェースなどから構成されるハードウェアである。
The
図2に例示するように、制御装置20は、エンジン14、クラッチ15、及びトランスミッション16を制御する制御部28と、車両10の重量を演算する車両重量演算部31と、を各機能要素として有する。この実施形態で、各機能要素は、プログラムとして内部
記憶装置に記憶されるが、各機能要素が個別のハードウェアで構成されてもよい。
As illustrated in FIG. 2, the
車両重量推定装置30は、ポジションセンサ24、回転速度センサ25、車速センサ26、加速度センサ27、制御部28、及び車両重量演算部31を備える。車両重量演算部31は、パラメータ取得手段、推定手段、及び選択手段として機能して、それらのセンサの検出値や演算部の演算結果が入力され、各検出値や演算結果に基づいて演算した結果を出力値mxとして出力する。
The vehicle
制御部28は、パラメータ取得手段の一部として機能する機能要素であり、この実施形態では、サンプリング周期tsごとにエンジン14における燃料噴射量Qxを取得する。燃料噴射量Qxは、エンジン14の図示しないインジェクタの噴射時間(駆動パルス)に比例することから噴射時間の合計値から求められる。
The
制御部28は、アクセル開度センサ22により検出したアクセル開度Axが入力されて、そのアクセル開度Axに基づいて、基準噴射時間を算出する。次いで、制御部28は、車両10に搭載されてエンジン14により駆動する車載装置の駆動の有無、エンジン14から排出された排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置の再生の有無などに基づいて、追加噴射時間を算出する。この追加噴射時間に基づいた燃料噴射量が噴射されると、車載装置の駆動力を補ったり、排気ガス浄化装置を再生したりする。次いで、制御部28は、サンプリング周期tsごとに基準噴射時間及び追加噴射時間の合計値に基づいて燃料噴射量Qxを算出する。
The
制御部28としては、エンジン14における実際に噴射された燃料噴射量Qxを取得できればよく、この構成に限定されない。制御部28としては、図示しないインテークマニホールドの内圧、体積効率、及び要求空燃比から、あるいは、吸入空気量及びエンジン回転速度Nxから基準噴射時間を算出してもよい。車載装置としては、エアコンプレッサやモータジェネレータなどが例示できる。排気ガス浄化装置としては、排気ガス中の粒子状物質を捕集する捕集フィルタが例示できる。
The
ポジションセンサ24は、パラメータ取得手段の一部として機能する装置であり、車両10の運転者によって操作されるシフトレバー23の位置を電気的に検出することによって運転者が要求するレバーポジションPxを検出する。ポジションセンサ24は、サンプリング周期tsごとにレバーポジションPxに応じたトランスミッション16のギア比ixを検出する。レバーポジションPxとしては、駐車ポジション(Pポジション)、後進ポジション(Rポジション)、ニュートラルポジション(Nポジション)、前進ポジション(Dレンジ)などが例示できる。前進ポジションは、例えば、1速~6速の複数段が設定されている。各前進ポジションには、1速から段数が上がるごとに小さくなるギア比ixが設定されている。トランスミッション16がAMTで構成されている場合は、ポジションセンサ24の代わりに、制御部28で制御されたトランスミッション16の変速段を読み取る機能を有したものを用いてもよい。また、制御部28の制御信号からトランスミッション16のギア比ixを取得する場合に、そのギア比ixは、車速vxとエンジン回転速度Nxとに基づいて求めることもできる。
The
車速センサ26は、パラメータ取得手段の一部として機能する装置であり、プロペラシャフト17の回転速度に比例したパルス信号を読み取り、制御装置20の図示しない車速演算処理によりサンプリング周期tsごとに車速vxを取得するセンサである。車速センサ26が回転速度に比例したパルス信号に基づいて車速vxを取得することから、取得された車速vxは、負ではなくゼロ以上の値になる。車速センサ26としては、トランスミッション16の図示しないアウトプットシャフト、駆動輪19、従動輪などの回転速度から車速vxを取得するセンサを用いてもよい。なお、駆動輪19、従動輪などの回転速度から車速vxを取得するセンサを用いる場合には、左右一対の車輪のそれぞれの回転速度を取得して、その平均値を車速vxとするとよい。
The
加速度センサ27は、パラメータ取得手段の一部として機能する装置であり、車両10の前後方向での速度変化に伴う加速度成分と車両10の姿勢変化に伴う重力加速度成分とによって動作する。加速度センサ27は、サンプリング周期tsごとに、それらを合成した路面に平行な加速度成分、すなわち車両10の前後方向の加速度Gxを取得するセンサである。加速度センサ27としては、機械的変位測定方式、光学的方式、半導体方式などが例示できる。
The
図3及び図4に例示するように、この実施形態で、車両重量演算部31は、各機能要素として、パラメータ取得部32、推定部33、及び選択部34を有する。車両重量演算部31の各機能要素は、プログラムとして内部記憶装置に記憶されるが、各機能要素が個別のハードウェアで構成されてもよい。
As illustrated in FIGS. 3 and 4, in this embodiment, the vehicle
パラメータ取得部32は、パラメータ取得手段として機能しており、制御部28及び各センサの検出値が入力される。パラメータ取得部32は、サンプリング周期tsごとに車両10が走行中に変化するパラメータとして第一パラメータΦxと第二パラメータΦyとを推定部33に出力する機能要素である。パラメータ取得部32は、第一パラメータ算出ブロック32a、第二パラメータ算出ブロック32b、及びエンジントルク算出ブロック32cを有している。
The
第一パラメータ算出ブロック32aは、加速度Gxが入力されて、第一パラメータΦxを算出する機能要素である。第二パラメータ算出ブロック32bは、車速vx、トランスミッション16のギア比ix、及びエンジントルクTeが入力されて、第二パラメータΦyを算出する機能要素である。エンジントルク算出ブロック32cは、エンジン回転速度Nx、燃料噴射量Qxが入力されて、エンジン14から実際に出力されるエンジントルクTeを算出する機能要素である。
The first
推定部33は、推定手段として機能しており、第一パラメータΦx、第二パラメータΦyが入力されて、それらとサンプリング周期tsにおける一つ前に推定した前回推定値mx(k-1)とに基づいて、平滑化処理を用いて推定した推定値mx(k)を出力する機能要素である。推定部33は、RLS推定ブロックから構成されている。RLS推定ブロックは、推定演算における変数をサンプリング周期tsごとに更新している。つまり、RLS推定ブロックは、新たなパラメータが入力される時に、前回推定値mx(k-1)、共分散行列P(k-1)、RLSアルゴリズムで計算されるゲインK(k-1)が記憶された状態になっている。
The
選択部34は、選択手段として機能しており、推定部33から出力された推定値mx(k)が逐次入力される。選択部34は、推定値mx(k)及び基準値maの差分に基づいて、出力値mxとして推定値mx(k)又は前回出力値m(x-1)のいずれか一方を選択して出力する機能要素である。
The
推定値mx(k)及び基準値maの差分は、推定値mx(k)が入力された時までの基準値maから推定値mx(k)までの間の経時的な変化の積算値Σmx(k)である。つまり、選択部34は、入力された推定値mx(k)及び前回推定値mx(k-1)の差分である変化量Δmx(k)を前回推定値mx(k-1)及び基準値maの差分Δmx(k-1)に積算した積算値Σmx(k)を算出する機能要素である。
The difference between the estimated value mx (k) and the reference value ma is the integrated value Σmx ( k). That is, the
基準値maは、推定値mx(k)が出力値mxとして出力されたタイミングで更新され
る値である。基準値maの初期値としては、基準車重W0が例示される。基準車重W0としては、空車時の車両10の重量である車両重量、つまり、車両10の本体(シャーシ11、運転室12、ボディ13)の重量(エンジン14なども含む)が例示される。なお、車両重量としては、燃料、オイル、冷却水、スペアタイヤ及び工具などの重量を含めてもよい。また、基準値maとしては、車両総重量、つまり、車両重量に、最大乗車定員の合計体重と最大積載量の荷の重量とを合計した重量も例示される。
The reference value ma is a value updated at the timing when the estimated value mx (k) is output as the output value mx. As the initial value of the reference value ma, the reference vehicle weight W0 is exemplified. As the reference vehicle weight W0, the vehicle weight which is the weight of the
この実施形態で、選択部34は、前回推定値取得ブロック(ディレイブロック)34a、加算ブロック34b、積算ブロック(積分器又はインテグレータともいう)34c、絶対値ブロック34d、比較ブロック34e、スイッチブロック34f、及び前回出力値取得ブロック(ディレイブロック)34gを有する。
In this embodiment, the
前回推定値取得ブロック34a、加算ブロック34b、及び積算ブロック34cは、入力された推定値mx(k)及び基準値maの差分を算出する機能要素であり、その差分として積算値Σmx(k)を算出する機能要素である。具体的に、前回推定値取得ブロック34a、加算ブロック34b、及び積算ブロック34cは、一定周期(サンプリング時間)ごとに推定値mx(k-1)及び前回推定値mx(k-1)の差分である変化量Δmx(k)を算出し、算出した変化量Δmx(k)を積算した積算値Σmx(k)を算出する機能要素である。
The previous estimated
変化量Δmx(k)は、取得した現在の推定値mx(k)と前回取得した前回推定値mx(k-1)との差分である。変化量Δmx(k)としては、例えば、一定周期(サンプリング時間)あたりの変化量を用いてもよい。変化量Δmx(k)は、前回推定値mx(k-1)から推定値mx(k)に増加した場合を正(+)とし、減少の場合を負(-)とする。積算値Σmx(k)は、一定周期(サンプリング時間)ごとに算出される変化量Δmx(k)の総和であり、リセットされてから現時点までの一定周期ごとの変化量Δmx(k)を順次、加算して算出される。例えば、前回の周期でリセットされた場合に積算値Σmx(k)は変化量Δmx(k)となり、一度もリセットされていない場合に積算値Σmx(k)は変化量Δmx(1)~変化量Δmx(k)の総和となる。積算ブロック34cは、比較ブロック34eから発進された二値信号である「1」が入力されると、積算値Σmx(k)をリセット、つまりゼロ(「0」)にする。なお、積算値Σmx(k)をリセットすることは、実質的に、基準値maを推定値mx(k)に更新する、つまり、推定値mx(k)を次回の基準値maに設定することと同義である。
The amount of change Δmx (k) is the difference between the acquired current estimated value mx (k) and the previously acquired previously estimated value mx (k-1). As the amount of change Δmx (k), for example, the amount of change per fixed period (sampling time) may be used. The amount of change Δmx (k) is positive (+) when it increases from the previous estimated value mx (k-1) to the estimated value mx (k), and negative (-) when it decreases. The integrated value Σmx (k) is the sum of the change amount Δmx (k) calculated for each fixed cycle (sampling time), and the change amount Δmx (k) for each fixed cycle from the reset to the present time is sequentially sequentially calculated. Calculated by adding. For example, when reset in the previous cycle, the integrated value Σmx (k) becomes the change amount Δmx (k), and when it has never been reset, the integrated value Σmx (k) changes from the change amount Δmx (1) to the change amount. It is the sum of Δmx (k). When the binary signal "1" started from the
絶対値ブロック34d及び比較ブロック34eは、積算値Σmx(k)が誤差の範囲(-Wa~+Wa)から外れたか否かを判定する機能要素である。比較ブロック34eは、積算値Σmx(k)が誤差の範囲から外れた場合に(|ΣWx|>Wa)、二値信号として「1」(真を示す信号)を発信する。一方、積算値Σmx(k)が誤差の範囲に収まった場合に(|ΣWx|≦Wa)、二値信号として「0」(偽を示す信号)を発信する。なお、本明細書において、積算値Σmx(k)が+Wa又は-Waの値の場合は、誤差の範囲に収まったものとする。
The
次に、この実施形態の推定部33による推定値mx(k)の推定演算について説明する。推定部33は、各パラメータ及び前回推定値mx(k-1)に基づいて、車両10の前後方向の運動方程式を伝達関数として見做して、平滑化処理として適応アルゴリズムを用いて推定値mx(k)を推定する。適応アルゴリズムとしては、RLS(Recursive Least Square)アルゴリズム(逐次最小二乗法アルゴリズム)を用いている。
Next, the estimation calculation of the estimated value mx (k) by the
車両10の前後方向の運動方程式は、下記の数式(1)で表される。数式(1)におい
て、vx’は車速vxを時間微分した微分値を、Twは駆動輪19に伝達される駆動トルクを、rwは駆動輪19の車輪径を、Δmxは後述する回転部分相当質量を、Bは定数を、gは重力加速度を、μは転がり抵抗係数をそれぞれ示している。定数Bは、「0.5」、空気密度ρ、車両10の前面投影面積Af、及び空気抵抗係数Cdを乗算した定数である。車輪径rw、定数B、転がり抵抗係数μは、車両10に固有の値として求められる。
The equation of motion of the
値mx(k)を算出できる。
初期値P(0)は、定数αと単位行列Iとの積で表される。定数αとしては、通常1000程度の値が用いられるが、ノイズが大きい場合には定数αを小さく設定するとよい。この定数αは、ノイズの大きさにより決定される。また、初期値m(0)としては、例えば、運転者や荷を除いた空車時の車両重量、最大積載時の車両総重量、あるいは推定値mx(k)の平均値を用いるとよい。 The initial value P (0) is represented by the product of the constant α and the identity matrix I. As the constant α, a value of about 1000 is usually used, but when the noise is large, the constant α may be set small. This constant α is determined by the magnitude of noise. Further, as the initial value m (0), for example, the vehicle weight when the vehicle is empty excluding the driver and the load, the gross vehicle weight when the maximum load is applied, or the average value of the estimated values mx (k) may be used.
共分散行列P(k)が大きくなると、推定値mx(k)は真値から遠ざかり、共分散行列P(k)が小さく収束すると、推定値mx(k)は真値に近づく。 When the covariance matrix P (k) becomes large, the estimated value mx (k) moves away from the true value, and when the covariance matrix P (k) converges small, the estimated value mx (k) approaches the true value.
このように、上記の数式(2)を伝達関数として見做して、推定値mx(k)を適応アルゴリズムにより推定することで、推定値mx(k)を逐次、平滑化処理できる。これにより、真値への収束の高速化と、雑音、外乱、あるいは各センサの検出値の統計的性質の変化などに対するロバスト性の向上には有利になり、推定誤差を低減できる。これに伴い、車両10の重量を高精度に推定できる。
As described above, by considering the above mathematical formula (2) as a transfer function and estimating the estimated value mx (k) by the adaptive algorithm, the estimated value mx (k) can be sequentially smoothed. This is advantageous for speeding up the convergence to the true value and improving the robustness against noise, disturbance, or changes in the statistical properties of the detected values of each sensor, and the estimation error can be reduced. Along with this, the weight of the
この実施形態では、適応アルゴリズムのうちのRLSアルゴリズムを用いることで、上記の数式(3)~数式(5)により推定値mx(k)を求めることができる。これにより、オンライン推定には有利になり、リアルタイムで推定値mx(k)を算出できる。また、各センサで取得した検出値に対してローパスフィルタによりノイズを除去する方式と比して、車両10の重量の推定の応答性の確保には有利になる。
In this embodiment, the estimated value mx (k) can be obtained from the above mathematical formulas (3) to (5) by using the RLS algorithm among the adaptive algorithms. This is advantageous for online estimation, and the estimated value mx (k) can be calculated in real time. Further, as compared with the method of removing noise by a low-pass filter for the detected value acquired by each sensor, it is advantageous for ensuring the responsiveness of the estimation of the weight of the
加えて、サンプリング周期tsごとに前回推定値mx(k-1)、共分散行列P(k-1)、ゲインK(k-1)を更新するだけでよく、制御装置20の内部記憶装置に記憶させる数値を最小限にできる。それ故、制御装置20の内部記憶装置に車両10の不確定な走行期間に対して無限の記憶領域を確保しなければならないオフライン推定(バッチ処理推定)による方式に比して、推定に要する記憶容量の削減には有利になる。なお、ここでいうオフライン推定とは、一括処理最小二乗法や、全ての推定値mx(0)~mx(k)の平均値を算出する方法などが例示できる。
In addition, it is only necessary to update the previously estimated value mx (k-1), the covariance matrix P (k-1), and the gain K (k-1) for each sampling period ts, and the internal storage device of the
さらに、RLSアルゴリズムを用いることで、サンプリング周期tsごとに推定値mx(k)を算出できる。これにより車両10の状態(例えば、ギア比ixや駆動トルクTw)が変化したときや所定の距離を走行したときに推定する方式に比して、リアルタイムでの推定には有利になる。 Further, by using the RLS algorithm, the estimated value mx (k) can be calculated for each sampling period ts. This is advantageous for real-time estimation as compared with the method of estimating when the state of the vehicle 10 (for example, gear ratio ix or drive torque Tw) changes or when the vehicle travels a predetermined distance.
次に、車両重量推定方法について、図5のフロー図を参照しながら、車両重量演算部31の各機能として説明する。以下の車両重量推定方法は、車両10の制御装置20が通電すると開始されて、サンプリング周期tsごとに繰り返し行われてリアルタイムに車両10の重量を推定する。つまり、スタートからリターンまでを一つのサンプリング周期tsで処理する。そして、制御装置20が停電すると終了する。
Next, the vehicle weight estimation method will be described as each function of the vehicle
スタートすると、車両重量演算部31は、パラメータ取得部32の機能により、車両10の走行中に変化するパラメータを取得する(S110)。パラメータは、第一パラメータΦx、及び第二パラメータΦyである。
When started, the vehicle
具体的に、パラメータ取得部32は、制御部28及び各センサにより検出した検出値からそれらのパラメータを取得する。まず、制御部28により燃料噴射量Qxを、ポジションセンサ24によりトランスミッション16のギア比ixを、回転速度センサ25によりエンジン回転速度Nxを、車速センサ26により車速vxを、加速度センサ27により加
速度Gxをそれぞれ取得する。
Specifically, the
次いで、第一パラメータ算出ブロック32aは、各ブロックにより下記の数式(6)に示す第一パラメータΦxを算出する。
Next, the first
第一パラメータΦxの変数としては、上記の数式(2)に示すように、加速度Gxの代わりに、車速vxの微分値vx’と、車両10の走行している路面勾配に基づいた重力加速度成分g・sinβとを用いてもよい。この場合は、加速度センサ27の代わりに、車速センサ26と車両10が走行している路面勾配を取得する勾配センサや路面勾配を演算する機能要素を用いるとよい。
As the variables of the first parameter Φx, as shown in the above formula (2), instead of the acceleration Gx, the differential value vx'of the vehicle speed vx and the gravitational acceleration component based on the road surface gradient on which the
次いで、エンジントルク算出ブロック32cは、燃料噴射量Qxとエンジン回転速度Nxとに基づいて、エンジン14から出力される実際のエンジントルクTeを算出する。
Next, the engine
図6に例示するように、エンジン14から出力されるエンジントルクTeは、エンジン回転速度Nx及び燃料噴射量Qxのそれぞれに対して正の関係にあり、エンジン回転速度Nxが速く且つ燃料噴射量Qxが大きいほど、大きくなる。このマップデータは予め実験や試験により求めておき、データブロックであるエンジントルク算出ブロック32cに記憶させておく。
As illustrated in FIG. 6, the engine torque Te output from the
この実施形態では、エンジン回転速度Nx及び燃料噴射量Qxの関係からエンジントルクTeを算出したが、燃料噴射量Qxの代わりにアクセル開度センサ22が取得したアクセル開度Axを用いてもよいし、他の取得方法でもよい。
In this embodiment, the engine torque Te is calculated from the relationship between the engine rotation speed Nx and the fuel injection amount Qx, but the accelerator opening Ax acquired by the
次いで、第二パラメータ算出ブロック32bは、下記の数式(7)を用いて、駆動輪19に伝達される駆動トルクTwを算出する。数式(7)において、ifはディファレンシャルギア18のギア比を、ηはギア比で異なる伝達効率をそれぞれ示している。駆動トルクTwはトルクセンサを用いて得てもよいし、他の方法で得てもよい。
Next, the second
回転部分相当質量Δmxは、変数であるギア比ixに応じて決まる値である。ルックアップテーブルブロック32dは、ギア比ixごとの複数の回転部分相当質量Δmxが設定されており、ギア比ixに応じたものを選択する。回転部分相当質量Δmxは、空車時の車両重量、ギア比ix、及び所定の係数との関係から算出してもよい。
The mass corresponding to the rotating portion Δmx is a value determined according to the gear ratio ix which is a variable. The
次いで、第二パラメータ算出ブロック32bは、各ブロックにより下記の数式(8)に示す第二パラメータΦyを算出する。
Next, the second
以上のように各パラメータを取得すると、車両重量演算部31は、推定部33の上述した推定方法により、推定値mx(k)を推定する(S120)。
When each parameter is acquired as described above, the vehicle
次いで、車両重量演算部31は、選択部34により、入力された推定値mx(k)と、この推定値mx(k)が入力される直前に入力された値である前回推定値mx(k-1)との差分である変化量Δmx(k)を算出する(S130)。具体的に、このステップでは、前回推定値取得ブロック34a及び加算ブロック34bにより変化量Δmx(k)を算出する。なお、変化量Δmx(k)は、単位時間あたりの推定値mx(k)の変化量として算出してもよい。また、制御装置20が通電された直後の前回推定値mx(k-1)は、制御装置20が停止される直前に入力された推定値でもよく、前述した基準値maの初期値である基準車重W0でもよい。
Next, the vehicle
次いで、車両重量演算部31は、選択部34により、推定値mx(k)が入力された時までの基準値maから推定値mx(k)までの間の経時的な変化の積算値Σmx(k)を算出する(S140)。具体的に、このステップでは、積算ブロック34cにより、前回推定値mx(k-1)及び基準値maの差分である前回の積算値Σmx(k-1)に、ステップS130で算出された変化量Δmx(k)を加算して、積算値Σmx(k)を算出する。つまり、前回の積算値Σmx(k-1)がゼロ(「0」)の場合に、このステップで算出される積算値Σmx(k)は、変化量Δmx(k)となる。
Next, the vehicle
次いで、車両重量演算部31は、選択部34により積算値Σmx(k)が誤差の範囲(-Wa~+Wa)から外れるか否かを判定する(S150)。このステップでは、選択部34により積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Waを超えた場合は、仮推定値mx(k)を出力値mxとして出力するステップへ進む。一方、積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Wa以下の場合は、前回出力値m(x-1)を維持するステップへ進む。
Next, the vehicle
積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Waを超えた場合に、車両重量演算部31は、選択部34により推定値mx(k)を選択する(S160)。次いで、車両重量演算部31は、選択部34により積算値Σmx(k)をリセットする(S170)。このステップでは、積算値Σmx(k)をリセットしてその値をゼロにすることで、実質的に、基準値maを推定値mx(k)に更新する。次いで、車両重量演算部31は、選択部34により選択された推定値mx(k)を出力値mxとして出力して(S180)、スタートへリターンする。
When the absolute value of the integrated value Σmx (k) exceeds the numerical value Wa in the error range, the vehicle
一方、積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Wa以下の場合に、車両重量演算部31は、選択部34により、前回出力値m(x-1)を選択する(S190)。次いで、車両重量演算部31は、選択部34により選択された前回出力値m(x-1)を出力
値mxとして出力して(S180)、スタートへリターンする。
On the other hand, when the absolute value of the integrated value Σmx (k) is equal to or less than the numerical value Wa in the error range, the vehicle
具体的に、選択部34では、比較ブロック34eにより積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Waを超えたか否かを判定する(S150)。積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Waを超えた場合は、比較ブロック34eから発進された二値信号である「1」が入力されたスイッチブロック34fにより、推定値mx(k)が選択される(S160)。次いで、比較ブロック34eから発進された二値信号である「1」が入力された積算ブロック34cにより積算値Σmx(k)がリセットされる(S170)。
Specifically, the
一方、積算値Σmx(k)の絶対値が誤差の範囲の数値Wa以下の場合は、スイッチブロック34fにより、前回出力値m(x-1)が選択される(S190)。
On the other hand, when the absolute value of the integrated value Σmx (k) is equal to or less than the numerical value Wa in the error range, the previous output value m (x-1) is selected by the
以上のように、車両重量演算部31は、積算値Σmx(k)が誤差の範囲(-Wa~+Wa)から外れた時を車両の重量が変化したタイミングと見做して、その時に推定された推定値mx(k)を出力値mxとして出力する。一方、車両重量演算部31は、積算値Σmx(k)が誤差の範囲(-Wa~+Wa)に収まった時を車両の重量が変化していない時と見做して、その時に前回出力値m(x-1)の出力を維持する。
As described above, the vehicle
つまり、車両重量演算部31は、センシングにおける誤差を排除して、車両10の重量が変化したタイミングを見極めて、出力値mxを出力することで、車両10の重量が更新される頻度を抑えるには有利になる。また、推定値mx(k)が誤差の範囲に収まった値で徐々に変化した場合でも、その変化を積算値Σmx(k)で判断することで、車両10の重量の変化を見逃す事態を回避するには有利になる。このように、車両重量演算部31は、車両10の重量が変化したタイミングに合わせて、その重量を高精度に推定できるので、その重量を用いる制御の変動を起因とした違和感を運転者に与えずに運転性(ドライバビリティ)を向上することができる。
That is, the vehicle
例えば、車両10の重量を用いる制御がトランスミッション16の変速制御の場合に、車両10の重量が更新されると、その更新に伴ってトランスミッション16における変速タイミングが変化する。そこで、実施形態の車両重量演算部31は、車両10の重量が実際に変化したときに出力値mxを更新する。それ故、車両10の重量の変化に合わせて変速タイミングを変化させることができるので、変速タイミングの変化による違和感を運転者に与えずに運転性を向上することができる。
For example, when the control using the weight of the
また、車両重量演算部31は、積算値Σmx(k)が誤差の範囲に収まる場合に、つまり、実際に車両の重量が変化していない場合に、前回出力値m(x-1)の出力を維持するので、車重の推定誤差を低減するには有利になる。
Further, the vehicle
車両重量演算部31は、積算値Σmx(k)に対する閾値として誤差の範囲を用いたが、車両の重量が変化したことを判定可能な範囲であれば誤差の範囲以外の範囲を用いてもよい。但し、誤差の範囲を用いることで、各センサの精度や感度による誤差や、車両10の振動に起因するセンサの振動による誤差の影響を排除することが可能になり、路面勾配の推定誤差を低減するには有利になる。
The vehicle
既述した実施形態では、推定値mx(k)及び基準値maの差分として、積算値Σmx(k)を算出する構成を例示したが、基準値maをリセットごとにリセットされたときの推定値mx(k)に更新する構成にして、推定値mx(k)及び基準値maの差分を一定周期(サンプリング時間)ごとに算出してもよい。 In the above-described embodiment, a configuration in which the integrated value Σmx (k) is calculated as the difference between the estimated value mx (k) and the reference value ma is illustrated, but the estimated value when the reference value ma is reset each time. It may be configured to update to mx (k), and the difference between the estimated value mx (k) and the reference value ma may be calculated at regular intervals (sampling time).
この実施形態では、推定値mx(k)の推定演算としてRLSアルゴリズムを用いた例を説明したが、推定部33としては、車両10の重量を推定できればよく、推定演算はこれに限定されない。例えば、RLSアルゴリズムの代わりに、適応アルゴリズムとしてLMS(Least Mean Square)アルゴリズムやNLMS(Nomalized Least Mean Square)アルゴリズムなどを用いてもよい。また、推定した全ての推定値mx(0)~推定値mx(k)の平均値を出力する平均化処理を施してもよい。なお、平均化処理は、平滑化処理の特定のパターンである。
In this embodiment, an example in which the RLS algorithm is used as the estimation calculation of the estimated value mx (k) has been described, but the
仮推定値mx(k)は簡易的な方法で算出することができればよく、上記の数式(2)で示す車両10の前後方向の運動方程式のみを用いる方式に限定しない。例えば、車両10がエアサスペンションを搭載している場合は、車両10の上下方向の変化に基づく方式を用いてもよい。また、変速の前後のトランスミッションに入力されるトルクとそのトランスミッションから出力される回転数の変化量とに基づく方式を用いてもよい。また、積載量の変化に伴うボディ13の重量をロードセルなどの重量センサで取得した値に空車時の車両重量を加算した値を仮推定値Mxとしてもよい。
The tentative estimated value mx (k) may be calculated by a simple method, and is not limited to the method using only the equation of motion in the front-rear direction of the
また、既述した実施形態では、車両重量推定装置30が、車両重量演算部31と各センサなどから構成された例を説明したが、本開示はこれに限定されない。例えば、車両重量推定装置30がパラメータ取得手段及び仮推定手段として機能する一つのセンサと、推定手段及び維持手段として機能するハードウェアとから構成されていてもよい。
Further, in the above-described embodiment, an example in which the vehicle
10 車両
24 ポジションセンサ
25 回転速度センサ
26 車速センサ
27 加速度センサ
28 制御部
30 車両重量推定装置
31 車両重量演算部
32 パラメータ取得部
33 推定部
34 選択部
Φx 第一パラメータ
Φy 第二パラメータ
mx(k) 推定値
mx(k-1) 前回出力値
mx 出力値
ma 基準値
Δmx(k) 変化量
Σmx(k) 推定値及び基準値の差分(変化量の積算値)
10
Claims (8)
前記パラメータが入力されて、そのパラメータに基づいた前記車両の重量の推定値を出力する推定手段と、
前記推定値が入力される選択手段と、を備えて、
前記選択手段により、前記推定値及び予め設定された基準値の差分が所定の範囲から外れた場合に、その推定値に応じた出力値が選択されて、その差分が前記所定の範囲に収まった場合に、前記推定値を推定するよりも前に前記選択手段から出力された出力値である前回出力値が選択されて、選択された前記出力値又は前記前回出力値のいずれか一方が出力される構成にすることを特徴とする車両重量推定装置。 Parameter acquisition means for acquiring parameters that change while the vehicle is running, and
An estimation means in which the parameter is input and an estimated value of the weight of the vehicle based on the parameter is output.
With a selection means in which the estimated value is input,
When the difference between the estimated value and the preset reference value deviates from a predetermined range by the selection means, an output value corresponding to the estimated value is selected, and the difference falls within the predetermined range. In this case, the previous output value, which is the output value output from the selection means, is selected before the estimated value is estimated, and either the selected output value or the previous output value is output. A vehicle weight estimation device characterized by having such a configuration.
前記所定の範囲が、前記誤差の範囲に設定される請求項1~4のいずれか1項に記載の車両重量推定装置。 The estimation means is a means for estimating the estimated value within a preset error range.
The vehicle weight estimation device according to any one of claims 1 to 4, wherein the predetermined range is set within the error range.
前記パラメータに基づいて、前記車両の重量として推定値を推定し、
推定した前記推定値及び予め設定された基準値の差分を算出し、
算出した前記差分が所定の範囲から外れたか否かを判定し、
前記差分が前記所定の範囲から外れたと判定した場合に、前記車両の重量として前記推定値に応じた出力値を選択し、
前記差分が前記所定の範囲に収まったと判定した場合に、前記推定値を推定するよりも前に前記車両の重量として出力された出力値である前回出力値を選択し、
選択された前記出力値又は前記前回出力値のいずれか一方を出力することを特徴とする車両重量推定方法。 Get the parameters that change while the vehicle is running,
Based on the parameters, an estimated value as the weight of the vehicle is estimated.
Calculate the difference between the estimated estimated value and the preset reference value,
It is determined whether or not the calculated difference is out of the predetermined range, and the difference is determined.
When it is determined that the difference is out of the predetermined range, an output value corresponding to the estimated value is selected as the weight of the vehicle.
When it is determined that the difference is within the predetermined range, the previous output value, which is the output value output as the weight of the vehicle before estimating the estimated value, is selected.
A vehicle weight estimation method comprising outputting either the selected output value or the previous output value.
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