JP7071191B2 - 粒状体選別装置 - Google Patents
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Description
粒状体選別装置に関する。
段により光を照射し、粒状体から反射した反射光や粒状体を透過した透過光等を受光セン
サにて受光して、その受光情報に基づいて粒状体が良品であるか不良品であるかを判別し
て、それらを選別するようにしたものである。
アレイ(LED素子(発光ダイオード)を多数並べて配置して広い範囲にわたって均一に
照明するようにしたもの)等が用いられる。このような照明手段は、例えば、経年変化や
外気温度の違い等の外部環境の差異等が要因となって光量が変化することがある。しかし
、選別作業が行われる毎に照明手段の光量が変化すると、受光センサの受光情報に基づい
て良否を判定する際に、良否の判定の基準となる光量が変化するので、正確な選別が行え
ないおそれがある。
明している粒状体のサンプルを用意しておき、照明手段の光量を手動設定により変更させ
て検査を実行し、その結果、適正な判定結果が得られるように、手動設定により照明手段
の光量を設定する調整作業を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
がかかるものであった。そして、適正な判定結果であるか否かについての判定は、作業者
が目視で判断しなければならず、作業者にとって大きな負担となっていた。又、選別作業
に先だって調整作業をおこなっても、選別作業を実行するのに伴って照明手段の光量が変
化すると、精度のよい選別作業が行えなくなる等の不利な面もあった。
できるようにすることが望まれていた。
検出センサの検出情報に基づいて照明手段の光量を適正量に調節する。上記光量は、照明
手段から発せられる光の光束、照明手段にて照射される箇所における照度、あるいは、輝
度等を広く含むものとする。このように構成することで、装置の使用に伴って、例えば、
経年変化や外気温度の違い等の外部環境の差異等が要因となって、照明手段を同じ動作条
件にて動作させても照明手段の光量が変化するようなことがあっても、上述したような光
量の変更調節処理が光量調節手段によって自動的に行われることにより、粒状体について
の選別作業を行う際には、作業者が手動で調整作業を行わなくても、照明手段は常に適正
な光量で粒状体を照明することができる。
検出箇所からの光の受光情報に基づいて検出することが考えられる。しかし、検出箇所か
らの光には、照明手段が粒状体に照射されて粒状体から反射した光、検出箇所に対する受
光手段からみて背景となる箇所における背景光と、照明手段が背景を照射したのち反射し
た光等、様々な光が含まれる。その結果、この受光手段の受光情報に基づいて、照明手段
の光量を調整しても、実際の照明手段の光量に応じた正確な調整処理が行えないおそれが
ある。これに対して、本構成によれば、光量検出センサが照明手段の光量を検出するので
、実際の照明手段の光量に応じた正確な調整処理が可能である。
できるようにすることが可能となった。
する通過経路から横側方に外れた箇所に設けられていると好適である。
になることがない。しかも、光量検出センサは通過経路を通過する粒状体によって光量の
検出が阻害されることがないので、照明手段の光量を精度よく検出できる。ここで言う「
横側方」とは、粒状体の通過移動方向及び照明手段による光の照射方向の両方向に対して
直交する方向における横側方を意味する。
照明する正面側照明手段と、前記検出箇所を挟んで他方側から前記検出箇所を照明する背
面側照明手段とを有し、前記光量検出センサが、前記正面側照明手段の光量を検出する正
面側検出部と、前記背面側照明手段の光量を検出する背面側検出部とを有していると好適
である。
状体に対して、検出箇所を挟んで一方側及び他方側の夫々から光が照射されるので、受光
手段により粒状体からの光を受光する際に、片方側からのみ照射する場合に発生しがちな
照明ムラを起すおそれが少なく、粒状体に対する良否判定を精度よく行える。そして、正
面側検出部と背面側検出部とにより、正面側照明手段の光量と背面側照明手段の光量とを
各別に検出して、それらを各別に精度よく光量調整することができる。
一層精度のよい状態で粒状体の選別処理を行うことが可能となる。
と好適である。
複雑化を招くことなく、照明手段の筐体を利用して簡素な構成で光量検出センサを備える
ことができる。
段に対向する状態で設けられ、前記受光手段は、前記光量検出センサとして、前記光反射
体にて反射された光の光量を検出すると好適である。
て、受光手段は、検出箇所における粒状体からの光を受光するとともに、反射体にて反射
された光を受光する。
正常物であるか異常物であるかを判別する。一方、光量調節手段は、受光手段にて検出さ
れる反射体にて反射された光の光量の受光情報に基づいて照明手段の光量を変更調節する
。
成で光量の変更調節処理を行うことが可能となった。
過経路から横側方に外れた箇所に設けられていると好適である。
ることがない。しかも、光反射体にて反射された光は、粒状体によって阻害されることな
く、そのまま光量検出手段によって検出される。従って、照明手段の光量を精度よく検出
できる。
段に対向する状態で設けられ、前記受光手段は、前記光量検出センサとして、前記光透過
体にて透過された光の光量を検出すると好適である。
て、受光手段は、検出箇所における粒状体からの光を受光するとともに、光透過体を透過
した光を受光する。
正常物であるか異常物であるかを判別する。一方、光量調節手段は、受光手段にて検出さ
れる光透過体にて透過した光の光量の受光情報に基づいて照明手段の光量を変更調節する
。
成で光量の変更調節処理を行うことが可能となった。
照明する正面側照明手段と、前記検出箇所を挟んで他方側から前記検出箇所を照明する背
面側照明手段とを有し、
前記正面側照明手段及び前記背面側照明手段のうちのいずれか一方の照明手段から照射
された光を反射させる光反射体、及び、前記正面側照明手段及び前記背面側照明手段のう
ちの他方から照射された光を透過させる光透過体が、前記照明手段に対向する状態で設け
られ、前記受光手段は、前記光量検出センサとして、前記光反射体にて反射された光の光
量、及び、前記光透過体にて透過された光の光量を検出すると好適である。
から照射された光が光反射体にて反射されて受光手段にて受光される。又、正面側照明手
段及び背面側照明手段のうちのいずれか他方の照明手段から照射された光が光透過体を透
過したのち受光手段にて受光される。
基づいて前記いずれか一方の照明手段の光量を変更調節し、受光手段にて検出される光透
過体にて透過した光の光量の受光情報に基づいて前記いずれか他方の照明手段の光量を変
更調節する。
成で、正面側照明手段及び背面側照明手段の夫々の光量の変更調節処理を行うことが可能
なものとなった。
ある。
反射面にて反射される。例えば、凹面状の曲面であれば集光された状態で反射する。又、
凸面状の曲面であれば広く拡散された状態で反射する。集光される光が受光手段にて受光
すると、受光手段による受光量を多くして検出精度を高めることができる。拡散される光
が受光手段にて受光するものでは、反射光を広い範囲に拡散して、受光手段がどのような
位置にあっても光を受光することが可能なものにしやすい。
ある。
り、作成し易いものになる。
ある。
よる塗装が行われるか又は黒色系の塗料による塗装が行われる。例えば、正常な粒状体は
白色系の色合であるときに、黒色系の色合いの粒状体が含まれていると、その粒状体が異
常として判別される。そのときは、光反射体を白色系の塗装にすることにより、光反射体
から反射される光が受光手段にて受光して判別処理が行われても、異常な粒状体と誤って
判別する不利を回避できる。正常な粒状体は黒色系の色合である場合には、光反射体を黒
色系の塗装にすることにより、異常な粒状体と誤って判別する不利を回避できる。
ある。
面に入射したのち透過する。光入射面が曲面状であるから、光が広い範囲に拡散されて、
受光手段にて受光される。その結果、受光手段がどのような位置にあっても光を受光する
ことが可能なものにしやすい。
ある。
り、作成し易いものになる。
この実施形態の粒状体選別装置は、粒状体としての白色系の色合いで半透明な樹脂ペレ
ットを検査する装置であり、多数の樹脂ペレットを検査対象物として検査領域に送り込ん
で、正常物(良品)であるか除外品(不良品)であるかを光学的に評価する評価処理と、
正常品と除外品との選別処理とを行なう。
査領域TA1と第2検査領域TA2とを通過するように流下案内する搬送部材として傾斜
姿勢のシュータ11が備えられている。ペレットは、シュータ11の上部側に設けられた
貯留ホッパ12から振動フィーダ13によって振動搬送され、シュータ11に投入される
。投入されたペレットはシュータ11の上面(表面)を流下しながら、第1検査領域TA
1の手前で放出され、第1検査領域TA1と第2検査領域TA2とを通過し、分岐点TP
で正常物と異常物とに選別される。従って、振動フィーダ13及びシュータ11により、
検出箇所(第1検査領域TA1と第2検査領域TA2)を通過させるように粒状体群を移
送する移送手段ISが構成されている。
の筒状に形成され、振動フィーダ13は、貯留ホッパ12の下部から排出されるペレット
を受止める受止め載置部14と、その受止め載置部14に振動を与える振動発生器13A
とを備えている。振動発生器13Aによって受止め載置部14に振動を与えることで、受
止め載置部14の一端部からペレットが、シュータ11の(横断方向)幅方向全幅に亘っ
て実質的に一層状態で広がってシュータ11上に供給される。シュータ11は、幅方向全
幅に亘って平坦な流下案内面を形成している平面板状のシュータ11として構成されてお
り、ペレットの通過経路Gの前半経路を形成している。
から飛び出している間に検査を受ける。通過経路Gには、通過中のペレットを検査する検
出箇所としての第1検査領域TA1と第2検査領域TA2とが、互いに通過方向で間隔を
あけて配置されている。
き付け装置15は、通過経路Gに向けて開口した噴射ノズル15bを有する(図2参照)
。第1検査領域TA1と第2検査領域TA2とを通過した正常なペレットは下方側の正常
物回収部16にそのまま落下して回収される。異常物は、エアー吹き付け装置15による
吹き付け作用によって分別され、異常物回収部17に回収される。シュータ11は、ペレ
ットを流下案内面に沿ってスムーズに流下するように、傾斜角度αで傾斜しており、通過
経路Gも同じ傾斜角度αで傾斜している。
が備えられ、第2検査領域TA2に対応する位置にペレットを検査するための第2光学ユ
ニット1Bが備えられている。第1光学ユニット1A及び第2光学ユニット1Bは、収納
ケース18に収納された状態で機体に支持されている。
つまり装置後側に第1正面照明ユニット4A(正面側照明手段の一例)及び受光手段とし
ての第1受光ユニット6Aが配置され、通過経路Gを挟んだ左側(検出箇所に対する他方
側に相当)つまり装置前側に第1背面照明ユニット5A(背面側照明手段の一例)が配置
されている。第1光学ユニット1Aの光軸OA1は、通過経路Gに対して直交しており、
水平線に対して傾斜角度αで傾斜している。
つまり装置前側に、第2正面照明ユニット4B(正面側照明手段の一例)及び受光手段と
しての第2受光ユニット6Bが配置され、通過経路Gを挟んだ右側(検出箇所に対する一
方側に相当)つまり装置後側に、第2背面照明ユニット5B(背面側照明手段の一例)が
配置されている。第2光学ユニット1Bの光軸OA2も、通過経路Gに対して直交してい
るので、結果的には第2光学ユニット1Bの光軸OA2も、水平線に対して傾斜角度αで
傾斜している。従って、第1正面照明ユニット4A、第1背面照明ユニット5A、第2正
面照明ユニット4B、及び、第2背面照明ユニット5Bにより、検出箇所を照明する照明
手段Mが構成される。
だけ離れて対向配置されるとともに、それぞれ上向き照射光軸姿勢と下向き照射光軸姿勢
とで配置されている。しかしながら、第1光学ユニット1Aと第2光学ユニット1Bとの
構造は実質的に同じなので、ここでは第1光学ユニット1Aだけを説明して、第2光学ユ
ニット1Bは省略する。
として、その照明中心線でもある光軸OA1を挟んで2つのLEDリニアアレイモジュー
ル41a、41bが配置され、この2つのLEDリニアアレイモジュール41a、41b
の照射側を覆うように、2つのLEDリニアアレイモジュール41a、41bに向けて膨
出している湾曲状で板状の拡散部材42が配置されている。LEDリニアアレイモジュー
ル41a、41bは、それぞれ、LED素子が、1列以上でかつ通過経路Gの幅に対応す
る長さで並んでいる形態を有する。LEDリニアアレイモジュール41a、41bと拡散
部材42とは、収納ケース18のうちの取付フレーム18aに固定されている。その際、
拡散部材42は凸状となっている湾曲面側をLEDリニアアレイモジュール41a、41
bと向き合う姿勢となっており、拡散部材42の頂部を照明中心線でもある光軸OA1が
通過している。拡散部材42の凹状となっている湾曲面側、つまり第1検査領域TA1側
は、ペレットの進入を阻止するためにガラス板44がはめ込まれている。
ズ筒体63と、ラインセンサ部62を内蔵したセンサパック64とからなる。レンズ筒体
63のすぐ前方には、フィルタ66が配置されている。フィルタ66は、収納ケース18
に固定されたフィルタブラケット67に取り付けられた挟持枠体67aによって挟み込み
支持されている。第1受光ユニット6Aの光軸OA1は1対の細長板形状のミラー60に
よって屈折されている。ミラー60は、カメラを固定するカメラホルダ18bにブラケッ
ト片60aを用いて固定されている。
リニアアレイモジュール41aと41bとの間を通り抜け、さらに拡散部材42の頂部に
形成されたスリット43及びガラス板44を通過して、第1検査領域TA1に達する。ス
リット43には、通過経路G側の面に分割処理膜46aが形成された光透過体46がはめ
込まれている。
面発光ユニット53は、板状の導光部材52の4つの側面に、それぞれライン照明モジュ
ール51としてのLEDリニアアレイモジュールが取り付けられている。また、導光部材
52の投光面側に光透過保護板としてのガラス板54が配置されている。
れている。第1正面照明ユニット4A、第2正面照明ユニット4B、第1背面照明ユニッ
ト5A、第2背面照明ユニット5Bは、光量調整回路71を介して制御装置Hに接続され
ている。制御装置Hには、タッチパネルを組み込んだ手動式の操作パネル80(図1参照
)も接続されている。
62とは、制御装置Hに接続されている。なお、ラインセンサ部62は、複数の区画に区
分けされ、区画毎にチャンネルが割り当てられている。したがって、第1受光ユニット6
Aからの受光信号及び第2受光ユニット6Bからの受光信号は、それぞれ、複数チャンネ
ルで制御装置Hに送り込まれ、制御装置Hにおける各処理もチャンネル単位で行われる。
6Aからの受光信号及び第2受光ユニット6Bからの受光信号に基づいて、ペレットが正
常物であるか異常物であるかを判別する判別手段としての判別部81、判別部81の判別
結果に基づいてエアー吹き付け装置15を作動させる分離作動部82が備えられている。
判別部81、分離作動部82は、実質的にはソフトウエアまたはハードウエアあるいはそ
の両方で構築されている。
号(受光量の情報)、第2受光ユニット6Bのラインセンサ部62で取得された第2受光
信号(受光量の情報)が入力される。判別部81は、第1受光信号及び第2受光信号に基
づいて、ペレットが正常物(合格品)であるか、あるいは異常物(不合格品)であるかを評
価する。
図5に示すように、ラインセンサ部62の各受光素子は、ペレットの通過方向に対する
横断方向で延びた走査ラインで粒状体からの光を微小区画pで検出し、ペレットの品質状
態に応じた受光量を出力する。この受光量(信号振幅値)は所定のしきい値と比較される
。図6に示すように、しきい値として、正常な粒状体において得られる受光量に基づいて
設定される上限しきい値THHと下限しきい値THLとが用いられる。この上限しきい値
THHと下限しきい値THLとの間を適正光量範囲ΔEとし、測定された受光量がこの適
正光量範囲ΔEに入れば正常とみなされ、この適正光量範囲ΔEを外れると、異常とみな
される。
に、その異常箇所からの反射光を受光した評価単位分のラインセンサ部62の受光量が、
適正光量範囲ΔEを外れると、異常物の存在検出とみなされる。図6に異常物検出時のラ
インセンサ部62の出力が模式的に示されている。図6において、e0は、正常な粒状体
からの標準的な反射光に対する出力電圧レベルである。受光素子の出力電圧が下限しきい
値THLよりも小さい出力電圧レベルであるe1やe2は、正常な粒状体よりも反射率が
小さ過ぎる異常物を示している。受光素子の出力電圧が上限しきい値THHよりも大きい
出力電圧レベルであるe3は、正常な粒状体よりも反射率が大き過ぎる異常物を示してい
る。
一方において対象となるペレットが異常と判別されると、分岐点TPに到達したタイミン
グで、分離作動部がエアー吹き付け装置を作動させて、異常物を除外経路Zへ分岐させて
異常物回収部17に回収させる。異常と判定されたペレットが分岐点TPに到達したタイ
ミングであるか否かは、例えば、実測値等によって予め粒状体の通過速度が設定されてい
る場合には、第2検査領域TA2を通過してから設定時間経過したか否かにより判定でき
る。実測値は、作業に先立って計測してもよく、作業中にペレットが第1検査領域TA1
を通過するタイミングと、第2検査領域TA2を通過するタイミングとから計測して、そ
の後の作業で用いるようにしてもよい。
に供給される。エアー吹き付け装置15は、異常物と評価されたペレット(例えば、樹脂
処理過程で焼けて着色したペレットや、色の違うペレット等)が分岐点TPを通過すると
きに噴射ノズル15bからエアーを吹き付けて、当該ペレットを除外経路Zに分岐させる
。尚、エアー吹き付け装置15における各噴射ノズルの作動時間であるエアー供給のオン
時間(電磁弁15aのオン時間)の長さ、つまり噴射の継続時間は変更設定可能である。
この粒状体選別装置には、照明手段Mの光量を検出する光量検出センサ20と、光量検
出センサ20にて検出される光量が適正量になるように照明手段Mの光量を変更調節する
光量調節手段としての光量調節部83とが備えられている。
A1及び第2検査領域TA2における粒状体群が通過する通過経路Gから横側方に外れた
箇所に設けられている。すなわち、光量検出センサ20として、第1検査領域TA1に備
えられる第1光量検出センサ21と、第2検査領域TA2に備えられる第2光量検出セン
サ22とが備えられている。
21Aと、第1背面照明ユニット5Aの光量を検出する第1背面側検出部21Bとを有し
ている。第2検査領域TA2に備えられる第2光量検出センサ22が、第2正面照明ユニ
ット4Bの光量を検出する第2正面側検出部22Aと、第2背面照明ユニット5Bの光量
を検出する第2背面側検出部22Bとを有している。図3に示すように、第1光量検出セ
ンサ21が取付フレーム18aから固定延設された支持部材24によって支持されている
。図示はしていないが、第2光量検出センサ22の取付構造は第1光量検出センサ21と
同様である。
広がった状態で且つ一層状態で流動するようにシュータ11によって流下案内される。ペ
レットが通過する通過経路Gのペレット並び方向の一方側外方(横側方の一例)に寄った
位置に、第1光量検出センサ21が備えられている。図示はしないが、第2検査領域TA
2においても同様な位置に第2光量検出センサ22が備えられている。
置された第1正面側検出部21Aと、第1背面照明ユニット5A側を検出作用域とするよ
うに設置された第1背面側検出部21Bとを背中合わせ状態で備えている。第2光量検出
センサ22も第1光量検出センサ21と同様に、第2正面側検出部22Aと第2背面側検
出部22Bとを背中合わせ状態で備えている。第1光量検出センサ21及び第2光量検出
センサ22は、光量に応じた電流値や電圧値等を出力可能な周知の光電センサにて構成さ
れている。
御装置Hに入力されている。制御装置Hは、照明手段の光量を変更調節する光量調節部8
3を有する。光量調節部83は、実質的にはソフトウエアまたはハードウエアあるいはそ
の両方で構築されている。光量調整回路71は、第1正面照明ユニット4A、第2正面照
明ユニット4B、第1背面照明ユニット5A、第2背面照明ユニット5Bの各ライン照明
モジュール41、51を個別に駆動制御可能に構成されている。
に基づいて、光量が適正量になるように、光量調整回路71に制御信号を出力して上記各
照明ユニットの各ライン照明モジュール41、51を個別に駆動制御する。説明を加える
と、光量調節部83は、第1光量検出センサ21にて検出される光量が適正量になるよう
に、第1正面照明ユニット4Aと第1背面照明ユニット5Aの光量を変更調節し、第2光
量検出センサ22にて検出される光量が適正量になるように、第2正面照明ユニット4B
と第2背面照明ユニット5Bの光量を変更調節する。このような光量調節処理はペレット
の選別作業が行われている間は常に行われる。尚、上記した光量についての適正量は、検
出対象であるペレットに対して良好な判別処理が可能なように予め実験等によって求めて
設定されている。
Mの光量が同じになるように調節されるから、第1光学ユニット1Aにおける判別用のし
きい値と第2光学ユニット1Bにおける判別用のしきい値とを、判別処理に適した同じ値
に設定することができる。その結果、選別作業に先だって行われる設定処理を容易に行う
ことができる。
(1)上記実施形態では、光量検出センサ20が、ペレットが通過する通過経路Gのペレ
ット並び方向の一方側外方(横側方の一例)に寄った位置に備えられる構成としたが、こ
の構成に代えて、次のように光量検出センサ20を正面照明ユニット4A(4B)の筐体
の内部に一体的に備える構成としてもよい。
ジュール41aと拡散部材42とが、離間する状態で筐体25によって一体的に支持され
ている。そして、図7に示すように、LEDの並び方向の一方側の筐体25の内部におけ
る横側面に、LEDリニアアレイモジュール41aの光量を検出可能な状態で光量検出セ
ンサ20を備える構成としてもよい。又、図8に示すように、LEDリニアアレイモジュ
ール41aと対向する位置に光量検出センサ20を備える構成としてもよい。
0を備える構成としたが、この構成に代えて、正面側照明手段(正面照明ユニット4A)
及び背面側照明手段(背面照明ユニット5B)のうちのいずれか一方の照明手段から照射
された光を反射させる光反射体30、及び、いずれか他方の照明手段から照射された光を
透過させる光透過体50が、照明手段に対向する状態で設けられ、受光ユニット(6A、
6B)が、光量検出センサとして、光反射体にて反射された光の光量、及び、光透過体に
て透過された光の光量を検出するものでもよい。光反射体30の光反射面には、白色の塗
装が施されている。
方側外方(横側方)に寄った位置に、正面照明ユニット4A(4B)から照射された光を
反射させる光反射体30が備えられ、光反射体30にて反射された光が受光ユニット6A
(6B)に導入されるように光路が設定される構成とし、さらに、通過経路Gのペレット
並び方向の他方側外方(横側方)に寄った位置に、背面照明ユニット5A(5B)から照
射された光を透過させる光透過体50が備えられ、受光ユニット6A(6B)におけるラ
インセンサ部62の一端側の検出素子は光反射体30にて反射された光を検出する構成と
なっており、受光ユニット6A(6B)におけるラインセンサ部62の他端側の検出素子
は光透過体50を透過した光を検出する構成となっている。そして、これらの検出素子が
光量検出センサとして機能する。図9に示すように、光反射体における光反射面が平面状
に形成され、光透過体における光入射面が凹入する状態で曲がる曲面状に形成されている
。
曲がる曲面状に形成されるものでもよく、図11に示すように、光反射体の光反射面が凸
状に曲がる曲面状に形成されるものでもよい。又、検査対象が黒色系の粒状体であるとき
は、光反射体30の光反射面に黒色の塗装が施されているものでもよい。
れるものでもよく、図13に示すように、光透過体の光入射面が凸状に曲がる曲面状に形
成されるものでもよい。
れらのうちいずれ一方だけを備える構成としてもよい。
判別手段(判別部81)が、測定された受光量がこの適正光量範囲に入れば正常物とみな
し、この適正光量範囲ΔEを外れると異常物とみなすように判別する構成としたが、この
構成に限られるものではない。
例えば、微小区画と同程度の分解能を有する二次元画像を取得可能な撮像カメラを用い
て粒状体を撮影して、画像処理手法により、画素の受光量をしきい値によって2値化して
、不良と判定された画素の個数によって正常粒であるか異常粒であるかを判別するように
してもよい。又、受光手段が、粒状体からの光として、赤色、緑色、青色(RGB)の各
波長別の光量を取得して、例えば、各波長毎の光量をしきい値と比較して正常物であるか
異常物であるかを判別するようにしてもよく、種々の判別手法を採用することができる。
TA1と第2検査領域TA2とが設定され、一対の受光手段が夫々の検査領域にて各別に
検出箇所からの光を受光するように構成したが、この構成に代えて、図14に示すように
、検出箇所として1箇所だけが設定され、一対の受光手段が1つの検出箇所からの光を受
光するように構成するものでもよい。
体を検査対象物とする粒状体選別装置に利用可能である。
20 光量検出センサ
21A,22A 正面側検出部
21B,22B 背面側検出部
25 筐体
30 光反射体
50 光透過体
83 光量調節手段
G 通過経路
M 照明手段
TA1,TA2 検出箇所
Claims (13)
- 粒状体に光を照射し、粒状体に作用した光に基づいて粒状体を良品と不良品とに選別する選別作業を行う粒状体選別装置であって、
検出箇所を通過させるように粒状体群を移送する移送手段と、
前記検出箇所を照明する照明手段と、
前記検出箇所からの光を受光する受光手段と、
前記受光手段の受光量に基づいて粒状体が正常物であるか異常物であるかを判別する判別手段と、
前記照明手段によって照射されて前記検出箇所を照明した光のうち、粒状体に作用していない光の光量を検出する光量検出センサと、
前記選別作業が行われている間、前記光量検出センサにて検出される前記光量が適正量になるように前記照明手段の光量を変更調節する光量調節手段とが備えられている粒状体選別装置。 - 前記光量検出センサは、前記検出箇所における前記粒状体群が通過する通過経路から横側方に外れた箇所に設けられている請求項1に記載の粒状体選別装置。
- 前記照明手段が、前記検出箇所を挟んで一方側から前記検出箇所を照明する正面側照明手段と、前記検出箇所を挟んで他方側から前記検出箇所を照明する背面側照明手段とを有し、
前記光量検出センサが、前記正面側照明手段の光量を検出する正面側検出部と、前記背面側照明手段の光量を検出する背面側検出部とを有している請求項1又は2に記載の粒状体選別装置。 - 前記光量検出センサが、前記照明手段の筐体内部に設けられている請求項1に記載の粒状体選別装置。
- 前記照明手段から照射された光を反射させる光反射体が前記照明手段に対向する状態で設けられ、
前記受光手段は、前記光量検出センサとして、前記光反射体にて反射された光の光量を検出する請求項1に記載の粒状体選別装置。 - 前記光反射体は、前記検出箇所における前記粒状体群が通過する通過経路から横側方に外れた箇所に設けられている請求項5に記載の粒状体選別装置。
- 前記照明手段から照射された光を透過させる光透過体が前記照明手段に対向する状態で設けられ、
前記受光手段は、前記光量検出センサとして、前記光透過体にて透過された光の光量を検出する請求項1に記載の粒状体選別装置。 - 前記照明手段が、前記検出箇所を挟んで一方側から前記検出箇所を照明する正面側照明手段と、前記検出箇所を挟んで他方側から前記検出箇所を照明する背面側照明手段とを有し、
前記正面側照明手段及び前記背面側照明手段のうちのいずれか一方の照明手段から照射された光を反射させる光反射体、及び、前記正面側照明手段及び前記背面側照明手段のうちの他方から照射された光を透過させる光透過体が、前記照明手段に対向する状態で設けられ、
前記受光手段は、前記光量検出センサとして、前記光反射体にて反射された光の光量、及び、前記光透過体にて透過された光の光量を検出する請求項1に記載の粒状体選別装置。 - 前記光反射体における光反射面が曲面状に形成されている請求項5,6,8のいずれか1項に記載の粒状体選別装置。
- 前記光反射体における光反射面が平面状に形成されている請求項5,6,8のいずれか1項に記載の粒状体選別装置。
- 前記光反射体は、白色系又は黒色系の塗装がなされている請求項5,6,8,9,10のいずれか1項に記載の粒状体選別装置。
- 前記光透過体における光入射面が曲面状に形成されている請求項7又は8に記載の粒状体選別装置。
- 前記光透過体における光入射面が平面状に形成されている請求項7又は8に記載の粒状体選別装置。
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