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JP7054291B2 - 自動水栓装置 - Google Patents

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JP7054291B2 JP2018097071A JP2018097071A JP7054291B2 JP 7054291 B2 JP7054291 B2 JP 7054291B2 JP 2018097071 A JP2018097071 A JP 2018097071A JP 2018097071 A JP2018097071 A JP 2018097071A JP 7054291 B2 JP7054291 B2 JP 7054291B2
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Description

本発明は、着脱可能なヘッド部を備える自動水栓装置に関するものである。
従来の着脱可能なヘッド部を備える自動水栓として、特許文献1に記載されるような自動水栓が提案されている(特許文献1を参照)。特許文献1に記載の自動水栓は、吐水口を備えた吐水部を有する着脱可能なヘッド部と、吐水口よりも下方の検知領域内の物体を検知する検知センサ部と、検知センサ部からの検知信号に基づいて吐水と止水を自動制御するための制御部とを備えた自動水栓が開示されている。また、特許文献1に記載の自動水栓は、連続吐水するために、手動操作部を備える。
特許文献1に記載の自動水栓では、使用者が吐水口付近に手をかざすことで、検知センサ部がこれを検知し、吐水させることができる。
一方、使用者がヘッド部を引き出して連続吐水する場合は、手動操作部に備えられた手動操作レバーを、手動で上下方向に傾動させる。
また、自動的に吐水や止水を行う非接触型センサと、連続して吐水を行うための接触型センサとを備えた自動水栓装置が提案されている(特許文献2を参照)。特許文献2に記載の自動水栓装置は、所定方向に向けて赤外光を投光し、その反射光によって人体の有無を検出する光電センサ(非接触型センサ)をセンサケースに収納し、そのセンサケース内に、水栓全体を経由した大地との静電容量の変化によって水栓全体への人体の接触を検出する静電容量センサ(接触型センサ)を収納したうえで、そのセンサケースを水栓本体の先端部に設置している。
特許文献2に記載の自動水栓装置では、手洗いなどの場合は、光電センサにより、利用者が水栓本体の吐水口前方に手を差し出すだけで、手が差し出されたことを光電センサにより検知し、吐水および止水を行うようにし、水汲みや水溜等で連続して吐水させたい場合は、静電容量センサに触れることで吐水させる。
特開2015-105517号公報 特開2009-299293号公報
しかしながら、特許文献1に記載の自動水栓では、連続吐水は、手動操作で行うことが前提となっており、操作が煩雑になり、利便性にかけるという問題があった。
また、特許文献2に記載の自動水栓装置では、センサケースに接触・非接触センサが配置されるため、配線が複雑であり、ヘッド部が引き出される水栓装置の場合、ヘッド部にこのようなセンサケースを配置することは困難であり、実現し難い問題があった。また、受け部側にセンサケースを配置しようとした場合、センサケースは、吐水口付近に配置する必要があるところ、このように配置すると、受け部からセンサケースが吐水口付近まで延びた形となり、ヘッド部の収納性が損なわれる問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、着脱可能なヘッド部を備える自動水栓装置においても、外観を損なうことなく、吐水および止水の動作と連続吐出の動作とを個別に対応しうる自動水栓装置を提供することである。
この発明にかかる自動水栓装置は、受け部と、受け部に対して着脱可能に設けられる吐水ヘッド部と、受け部に配置される非接触センサと、吐水ヘッド部および受け部の少なくともいずれか一方に、人体の一部を接触させるために配置され、導電性の材料により形成される静電検出領域と、静電検出領域と電気的に接続され、静電検出領域における静電容量の変化を検出するための静電検出部と、非接触センサまたは静電検出部から出力される信号により吐水状態の制御を行う制御部と、を備える、自動水栓装置である。
また、この発明にかかる自動水栓装置は、吐水ヘッド部および受け部のそれぞれに静電検出領域が配置され、受け部に配置される静電検出領域と静電検出部とが電気的に接続され、かつ吐水ヘッド部に配置される静電検出領域と受け部に配置される静電検出領域とが電気的に接続されることが好ましい。
さらに、この発明にかかる自動水栓装置は、吐水ヘッド部および受け部のそれぞれに静電検出領域が配置され、受け部に配置される静電検出領域と静電検出部とが電気的に接続され、かつ吐水ヘッド部に配置される静電検出領域と受け部に配置される静電検出領域との間を電気的に絶縁するための絶縁部が設けられ、吐水ヘッド部に配置される静電検出領域と受け部に配置される静電検出領域との間で容量結合されることが好ましい。
さらにまた、この発明にかかる自動水栓装置は、吐水ヘッド部の少なくとも外表面は導電性の材料により形成され、吐水ヘッド部において導電性の材料により形成された部分が、吐水ヘッド部に配置される静電検出領域であることが好ましい。
また、この発明にかかる自動水栓装置は、受け部の少なくとも外表面は導電性の材料により形成され、受け部において導電性の材料により形成された部分が、受け部に配置される静電検出領域であることが好ましい。
さらに、この発明にかかる自動水栓装置は、吐水ヘッド部が吐出口を有し、非接触センサが吐出口に近接して配置されることが好ましい。
また、この発明にかかる自動水栓装置は、吐出口の外周縁に操作部が配置され、非接触センサが、操作部の後方で、かつ操作部から所定の間隔を設けて配置されることが好ましい。
さらに、この発明にかかる自動水栓装置は、制御部が非接触センサが信号を検出した場合、静電検出部の機能を停止するように制御し、静電検出部が信号を検出した場合、非接触センサの機能を停止するように制御することが好ましい。
また、この発明にかかる自動水栓装置は、吐水ヘッド部が受け部から引き出されたことを検出するための引出判定部を備えることが好ましい。
この発明にかかる自動水栓装置によれば、受け部に配置される非接触センサと、吐水ヘッド部および受け部の少なくともいずれか一方に、人体の一部を接触させるために配置され、導電性の材料により形成される静電検出領域と、静電検出領域と電気的に接続され、静電検出領域における静電容量の変化を検出するための静電検出部とを備えるので、吐水ヘッド部に配置される静電検出領域あるいは受け部に配置される静電検出領域に人体の一部を触れるたびに、吐水/止水を切り替えることができる(いわゆるトグル式)ことより、容易に連続して吐水させ、止水させることができ、さらに、非接触センサが、検知領域における物体を検出している間、吐水状態を維持し、検出しなくなると止水するので、手洗い等を行う場合は、吐水/止水の操作を行うことなく、吐水状態とすることができる。
また、この発明にかかる自動水栓装置によれば、吐水ヘッド部および受け部のそれぞれに静電検出領域が配置され、受け部に配置される静電検出領域と静電検出部とが電気的に接続され、かつ吐水ヘッド部に配置される静電検出領域と受け部に配置される静電検出領域とが電気的に接続されていると、受け部に配置される静電検出領域のみが静電検出部と電気的に接続されている場合であっても、吐水ヘッド部に配置される静電検出領域あるいは受け部に配置される静電検出領域のいずれに触れても吐水/止水の操作をすることができる。
さらに、この発明にかかる自動水栓装置によれば、吐水ヘッド部および受け部のそれぞれに静電検出領域が配置され、受け部に配置される静電検出領域と静電検出部とが電気的に接続され、かつ吐水ヘッド部に配置される静電検出領域と受け部に配置される静電検出領域との間を電気的に絶縁するための絶縁部が設けられ、吐水ヘッド部に配置される静電検出領域と受け部に配置される静電検出領域との間で容量結合されていると、吐出ヘッド部が受け部から引き出されるか否かで、静電検出部で検出する静電容量の違いが生じるので、吐出ヘッド部が受け部から引き出されるか否かの手段を別途備えることなくその判定をすることができる。
また、さらに、この発明にかかる自動水栓装置によれば、吐水ヘッド部の少なくとも外表面が導電性の材料により形成され、吐水ヘッド部において導電性の材料により形成された部分が、ヘッド部に配置される静電検出領域であると、それ自体が電極の機能を有するため、複雑な配線をする必要がない。同様に、受け部の少なくとも外表面が導電性の材料により形成され、受け部において導電性の材料により形成された部分が、受け部に配置される静電検出領域であると、それ自体が電極の機能を有するため、複雑な配線をする必要がない。
さらに、この発明にかかる自動水栓装置によれば、吐水ヘッド部が吐出口を有し、非接触センサが吐出口に近接して配置されると、より精度よく、人体の一部、たとえば、手等が、検知領域に差し出されたことを検出することができる。
また、この発明にかかる自動水栓装置によれば、吐出口の外周縁に操作部が配置され、非接触センサは、操作部の後方で、かつ操作部から所定の間隔を設けて配置されるので、非接触センサに干渉することを回避しつつ、操作部を操作することができる。
さらに、この発明にかかる自動水栓によれば、制御部が非接触センサが信号を検出した場合、静電検出部の機能を停止するように制御し、静電検出部が信号を検出した場合、非接触センサの機能を停止するように制御すると、いずれのセンサが同時に検出することを回避することができる。
また、この発明にかかる自動水栓装置によれば、吐水ヘッド部が受け部から引き出されたことを検出するための引出判定部を備えると、吐水ヘッド部が引き出されたことによる制御条件の変化について、確実に対応することができる。
この発明によれば、着脱可能なヘッド部を備える自動水栓装置においても、外観を損なうことなく、吐水および止水の動作と連続吐出の動作とを個別に対応しうる自動水栓装置を提供することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明にかかる自動水栓装置の設置状態の一例を示す外観斜視図である。 この発明にかかる自動水栓装置の全体構成の一例を示す図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示す外観斜視図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部から受け部が引き出された状態を示す外観斜視図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部から受け部が引き出された状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。 (a)は、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、(b)は、(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。 この発明の第1の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の側面図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の正面図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の背面図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の上面図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の底面図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部の分解斜視図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部のさらに別の方向からみた分解斜視図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する受け部の分解斜視図である。 図1に示す自動水栓本体を構成する受け部のさらに別の方向からみた分解斜視図である。 (a)は、この発明の第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、(b)は、(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示す外観斜視図である。 この発明にかかる第2の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。 (a)は、この発明の第2の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、(b)は、(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。 この発明の第2の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。 この発明の第3の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示す外観斜視図である。 この発明にかかる第3の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。 (a)は、この発明の第3の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、(b)は、(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。 この発明の第3の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、この発明にかかる自動水栓装置の設置状態の一例を示す外観斜視図である。図2は、この発明にかかる自動水栓装置の全体構成の一例を示す図である。この発明にかかる自動水栓装置10は、たとえば、洗面化粧台などに設置される。
なお、以下において、図1に示すように、自動水栓装置10の自動水栓本体20Aが取り付けられる壁Wから吐出口が配置される方向が前方向と定義し、壁W側が後方向と定義する。また、水が吐出される方向を下方向と定義し、その反対方向を上方向と定義する。また、使用者が壁Wに向かって右側を右方向と定義し、左側を左方向と定義する。
1.第1の実施の形態
(a)自動水栓装置
この発明にかかる自動水栓装置10は、図2に示すように、自動水栓本体20Aと、自動水栓本体20Aから吐水される水の温度を操作するための温度調整部60と、自動水栓本体20Aが吐水するための配管を構成する配管部70と、自動水栓本体20Aの吐水状態を制御するための制御基板80Aとにより構成される。
次に、自動水栓装置10を構成する自動水栓本体20Aについて説明する。
図3aは、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示す外観斜視図である。図3bは、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。図4aは、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部から受け部が引き出された状態を示す外観斜視図である。図4bは、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部から受け部が引き出された状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。図5(a)は、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、図5(b)は、図5(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。図6は、この発明の第1の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。
図7は、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の側面図である。図8は、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の正面図である。図9は、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の背面図である。図10は、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の上面図である。図11は、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部および受け部の底面図である。
図12aは、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部の分解斜視図である。図12bは、図1に示す自動水栓本体を構成する吐水ヘッド部のさらに別の方向からみた分解斜視図である。図13aは、図1に示す自動水栓本体を構成する受け部の分解斜視図である。図13bは、図1に示す自動水栓本体を構成する受け部のさらに別の方向からみた分解斜視図である。
(b)自動水栓本体
自動水栓本体20Aは、吐水ヘッド部30と、吐水ヘッド部30を着脱可能に配置するための受け部40とを備える。
(b-1)吐水ヘッド部
吐水ヘッド部30は、たとえば、ボウル(図示せず)に離間して対向しており、そのボウルに向かって水を吐出する機能を有する。
吐水ヘッド部30は、ヘッド用外形部材32とヘッド用基部34とにより構成される。
ヘッド用外形部材32は、たとえば合成樹脂により薄肉厚に形成され、その内部にヘッド用基部34が配置しうるような空間を設けて一体に形成される。また、ヘッド用外形部材32は、側面視L字形状に形成される。そして、ヘッド用外形部材32は、その外面および内面の全面に導電性を有する材料によりめっき処理されることで、静電検出領域324が配置される。なお、吐水ヘッド部30に配置された静電検出領域324は、必ずしもヘッド用外形部材32の全面に配置されていなくてもよい。静電検出領域324は、電極としての機能を有する。
ヘッド用外形部材32は、その先端側(受け部40とは反対側)に配置される吐水部320と、吐水部320に連設された把持部322とを有する。
吐水部320は、略円筒状に形成され、その一方端側において、前方向で、かつ下方に向かって吐水用開口部320aが形成される。吐水用開口部320aには、操作部材320bの一部が挿入され、回転可能に配置される。
操作部材320bは、吐水ヘッド部30における吐水状態を散水(シャワー)状態または非散水状態を切り替えるための機能を有する。操作部材320bは、上側操作用筒部320b1と上側操作用筒部320b1よりも径が大きい下側操作用筒部320b2が連設されて段付きの略円筒状に形成される。上側操作用筒部320b1の径は、吐水用開口部320aの内径に嵌めこみ可能な大きさである。また、下側操作用筒部320b2の外側面には、操作用突部320b3が突設され、たとえば、これを用いて回転操作して吐水状態を容易に切り替えることができる。下側操作用筒部320b2の下側の開口される部分の内部には、吐水口部材320cが配置される。したがって、吐出口部材320cの外周縁に操作部材320bの下側操作用筒部320b2が配置される。
吐水口部材320cの中央部には、略筒状の単一の吐水孔320c1が形成され、吐水孔320c1の周囲に配置される散水板には、吐水孔320c2の直径よりも小さい直径を有する複数の散水孔320c2が形成される。
把持部322は、略円筒状に形成され、その一方端側は吐水部320と連接され、他方端側に位置する後面は開口しており、ヘッド用基部34が挿入される被挿入部322aが形成される。また、把持部322の下面側の略中央には左右方向に略矩形の開口孔322bが形成される。開口孔322bは、後述するホース保持部342においてホース50を固定する際に利用される。
ヘッド用基部34は、たとえば、合成樹脂により形成され、通水路案内部340と、通水路案内部340に連設されるホース保持部342と、さらにホース保持部342に連設される接続部344とを備える。
ヘッド用基部34における通水路案内部340とホース保持部342の上面側において、補強リブ34aが形成される。ヘッド用基部34をヘッド用外形部材32の内部に配置したとき、補強リブ34aがヘッド用外形部材32の内面に接することで、ヘッド用基部34がヘッド用外形部材32の内部でガタツキなく配置させるために設けられる。
通水路案内部340の内部には、通水路(図示せず)が形成される。通水路案内部340の吐水部342側(ホース保持部342に連設される反対側)には、開口部340aが形成される。吐水部320の内部において、開口部340aには、操作部材320bが接するように配置される。
ホース保持部342は、ホース50の端部を保持するために設けられる。そして、ヘッド用基部34のホース保持部324の内部において保持されるホース50が、ホース保持部342からヘッド用基部34の後部に位置する接続部344を介して受け部40に向かって引出される。ホース50の端部は、ホース保持部342の内部で保持されるので、吐水ヘッド部30を受け部40から引き出されると、ホース50も吐水ヘッド部30に追従して引き出すことができる。また、ホース保持部342の外周には、ヘッド用外形部材32の内面に接するようにフランジ342aが設けられる。ホース保持部342の後端側に、受け部40と接続するための接続部344が連設される。
接続部344は、受け部40と接続するために設けられる。したがって、ヘッド用基部34の接続部344の内部において、後述する受け部40の雄嵌合部444と接続するための断面円形状の雌嵌合部346が設けられる。この雌嵌合部346の内周面である雌嵌合面の上側には、周方向に沿ってたとえば、30度の円周角で、複数(たとえば、5個)の凹部346aが形成され、下側の一部に連続的に凹凸形状により形成される雌セレーション部346bが設けられる。
また、接続部344の前端側の外周には、ヘッド用外形部材32の内面に接するように第1のフランジ344aが設けられ、接続部344の後端側の外周には、ヘッド用外形部材32の内面に接するように第2のフランジ344bが設けられる。
(b-2)受け部
受け部40は、吐水ヘッド部30が嵌め込まれて、それを保持するとともに、ホース50を挿通するために設けられる。
受け部40は、受け用外形部材42と、受け用基部44と、非接触センサ保持用部材46とにより構成される。
受け用外形部材42は、たとえば、合成樹脂により薄肉厚に形成され、その内部に受け用基部44を配置しうるような空間を設けて一体に形成される。そして、受け用外形部材42は、その外面および内面の全面に導電性を有する材料によりめっき処理されることで、静電検出領域424が配置される。受け部40に配置される静電検出領域424は、後述する静電検出回路82と、静電検出用ケーブル820を用いて電気的に接続される。なお、受け用外形部材42に配置された静電検出領域424は、必ずしも受け用外形部材42の全面に配置されていなくてもよい。静電検出領域424は、電極としての機能を有する。
受け用外形部材42は、受け本体部420と、受け本体部420に突設される非接触センサ収容部422とを有する。
受け本体部420は、上側が円弧状とした略直方体状に形成され、受け用基部44の大部分をその内部に配置させるための空間を設けて形成される。受け本体部420の一方端側である前面426の上側には、後述する受け用基部44に形成される雄嵌合部444を挿入しうる雄嵌合用開口部426aが形成される。受け本体部420の他方端側である後側は開口しており、受け用基部44が挿入される被挿入部428が形成される。
また、受け本体部420の下面430の後側には、受け用基部44に非接触センサ保持部材46を固定するための取付用孔430aが形成される。取付用孔430aのさらに後側であって、被挿入部428の下端縁において、配線案内部430bが形成される。
また、受け本体部420の前面426の下側には、非接触センサ収容部422が突設される。
非接触センサ収容部422は、後述される非接触センサ464を保持する非接触センサ保持部材46の先端側をその内部に配置させるための空間を設けて形成される。非接触センサ収容部422の吐出ヘッド部30側には、その先端に、非接触センサ464による検出を行うためのセンサ用開口部422aが形成される。センサ用開口部422aは、吐出口320に近接して配置され、前方向に、かつ下方に向かって開口されている。さらに、図7に示すように、非接触センサ収容部422は、操作部材320の後方で、かつ、操作部材320から所定の間隔Dを設けて配置される。このように所定の間隔Dが設けられるため、操作部材320により吐水状態を切り替える場合、操作部材320や操作部材320を回転するための手(指)が、非接触センサ収容部422に干渉することを回避しうる。
受け用基部44は、たとえば、合成樹脂により、上側が円弧状とした略直方体状に形成され、その一方端側である前面440における上側の略中央部には、吐出ヘッド部30側に向かって前方に突出する円筒形状の雄嵌合部442が一体に設けられる。この雄嵌合部442の外周面である雄嵌合面の上側には、周方向沿って、たとえば、30度の円周角で、複数(たとえば、3個)の凸部442aが形成され、下側の一部に連続的に凹凸形状により形成される雄セレーション部442bが設けられる。
また、受け用基部44の内部における上部側には、雄嵌合部442から受け用基部44の他方端側である後面444に向かって、その内部に挿通孔446が形成される。挿通孔446は、ホース50の一部が引出自在に挿通される。受け用基部44の上面側には、前後方向に延びる半円筒状の取付部材挿入用溝448が形成される。取付部材挿入用溝448の後端側は、後述する取付用孔444dの一つが形成される。また、受け用基部44の下部側には、非接触センサ保持部材46を格納させるための略直方体状の空間である保持部材空間部450が設けられる。
受け用基部44の後面444には、その上部側に形成され、挿通孔446に接続される開口部444aと、開口部444aに連続してその下側に、非接触センサ用保持部材46に配置される非接触センサ464からの非接触センサ用ケーブル840を挿通するための配線用開口部444bとが形成される。配線用開口部444bのさらに下部において、配線案内溝444cが形成される。また、受け用基部44の後面444には、受け部40をネジ等により取り付けるための取り付けるための複数(たとえば、3個)の取付用孔444dが形成される。
受け用基部44の内部における下部側に形成される保持部材空間部450は、略直方体状の空間に形成される。保持部材空間部450は、非接触センサ保持部材46を、その内部で保持するために設けられる。保持部材空間部450は、少なくとも、後述する非接触センサ保持部材46を構成するセンサケーブル収納部462を配置させるための空間として形成される。
受け用基部44の下面452の後側には、ネジ等の取付部材により受け用基部44に非接触センサ保持部材46を固定するための取付用孔452aが形成される。
非接触センサ保持部材46は、非接触センサ収納部460とセンサ用ケーブル収納部462とにより構成される。非接触センサ保持部材46は、たとえば、半透明のアクリルにより形成される。非接触センサ収納部460は、非接触センサ464を収納するために設けられる。非接触センサ収納部460は、上部側が開口された略直方体状の空間として形成される。そして、非接触センサ収納部460において、吐水ヘッド部30の吐水口320に近接する側には、センサ検出用窓部460aが、前方向に、かつ下方に向かって面するような半透明の平面状の窓部として形成される。
非接触センサ464は、たとえば、赤外線センサ、光電センサ、あるいはマイクロ波(ドップラー)センサ等を用いることができる。
非接触センサ収納部460とセンサ用ケーブル収納部462との境には、非接触センサ464からのケーブルを挿通しうる隙間を有する前側壁部462aが形成され、さらに、センサ用ケーブル収納部462の後端側には、上方向に凸型の後側壁部462bが形成される。そして、センサ用ケーブル収納部462の下面の後側には、受け用基部44に非接触センサ保持部材46を固定するための取付用孔462cが形成される。したがって、センサ用ケーブル収納部462は、上部側が開口された略直方体状の空間として形成される。
非接触センサ464の配線(非接触センサ用ケーブル840)は、受け用基部44の後側に形成される配線用開口部444bを介して、後述する非接触検出回路84に電気的に接続される。
また、図7に示すように、吐水孔320c1から吐出する吐水の吐水軸方向A1と、非接触センサ464の検出軸方向A2とは略平行である。そして、吐水軸方向A1と検出軸方向A2とは、前方向に、かつ下方に向かうように、吐水部320およびセンサ検出用窓部460aが設けられる。
自動水栓本体20Aは、吐水ヘッド部30をホース50とともに受け部40側に嵌め込むことによって、受け部40により吐水ヘッド部30が保持される。
このとき、受け部40の雄嵌合部442が吐水ヘッド部30の雌嵌合部346内に嵌り込み、雄嵌合部442と雌嵌合部346との嵌合により吐水ヘッド部30が受け部40に保持される。
また、吐水ヘッド部30は、受け部40に保持される状態で雄嵌合部442の雄セレーション部442bと雌嵌合部346の雌セレーション部346bとの噛合いにより回転規制される。
さらに、図5(a)における断面部分拡大図に示すように、吐水ヘッド部30が、受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態では、吐水ヘッド部30のヘッド用外形部材32における後面に配置される静電検出領域324と受け部40の受け用外形部材42の前面426側に配置される静電検出領域424とが互いに対向するように配置されているため接触するように配置される。これにより、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とは電気的に接続される。
(b-3)ホース
ホース50は、たとえば、絶縁性を有する網目状の樹脂により形成された管状体の内面に樹脂製部材を固着して形成される。したがって、ホース50は、可撓性を有する。ホース50は、一方を吐水ヘッド部30のヘッド用基部34におけるホース保持部342に対して吐水口320に通水可能に取り付けられ、ヘッド用基部34のホース保持部342から受け部40の挿通孔446に挿入され、引き出し可能に挿通される。ホース50は、後述する吐水流路76の一部に対応する。
自動水栓本体部20Aには、受け部40から吐水ヘッド部30が引き出されたか否かを確認するための引出判定部52が設けられる。引出判定部52は、たとえば、ホール素子520とマグネット522とを備える。
ホール素子520は、たとえば、受け部40の受け用基部44における前面440側に配置される。そして、図5(a)における断面部分拡大図に示すように、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態において、吐水ヘッド部30のヘッド用基部34の後部において、受け用基部44の前面440側に配置されたホール素子520に対して対向する位置であって、たとえば、ヘッド用基部34の接続部344の後面側に、マグネット522が配置される。したがって、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態では、ホール素子520とマグネット522とは近接している。ホール素子520は、引出判定用ケーブル860を介して引出判定検出回路86と電気的に接続されている。
(c)温度調整部
温度調整部60は、自動水栓本体20Aから吐水される水の温度を操作するために設けられる。温度調整部60は、後述する混合弁74が配置される本体部62と、混合弁74により水と湯との混合される割合を手動で調整するための操作レバー64とを含む。たとえば、操作レバー64を時計回りT1に回転するにしたがって高温となる湯となるように調整され、反時計回りT2に回転するにしたがって低温となる冷水となるように調整された水を吐出するように温度調整をすることができる。
(d)配管部
配管部70は、自動水栓装置10の配管網を構成する。
配管部70は、冷水を供給する給水管72と湯を供給する給湯管73とを含み、給水管72から供給される冷水と給湯管73から供給される湯との混合する割合を変更するための混合弁74を含む。配管部70は、混合弁74から自動水栓本体20Aに対して適宜に温度の調整された水を供給するための吐水流路76を有する。そして、吐水流路76は、ホース50として自動水栓本体20Aに接続される。また、吐水流路76の中間部には、吐水流路76を開閉する機能を有する電磁弁78が設けられる。
(e)制御基板
さらに、第1の実施の形態にかかる自動水栓本体20Aの電気的構成について説明する。図5(a)は、この発明の第1の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、図5(b)は、図5(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。図6は、この発明の第1の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態にかかる制御基板80Aは、静電検出領域324や静電検出領域424の静電容量を検出するための静電検出回路82と、非接触センサからの検出信号S12を受信するための非接触検出回路84と、ホール素子520からの検出信号S14を受信するための引出判定検出回路86と、静電検出回路82からの出力信号S20、非接触検出回路84からの出力信号S22および引出判定検出回路86からの出力信号S24に基づき制御するための制御マイコン88と、電磁弁78に接続され、制御マイコン88からの制御信号S30に基づき電磁弁78を制御するための制御信号S40を出力するための電磁弁制御回路90とを備える。
静電検出部である静電検出回路82は、静電検出領域324や静電検出領域424の静電容量、および静電検出領域324や静電検出領域424に人体の一部が触れることによる静電容量の変化を検出するための機能を有する。さらに、検出された静電容量に大きさに応じて、制御マイコン88に対して出力信号S20を出力する機能を有する。
第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10では、静電検出回路82は、受け部40の静電検出領域424と静電検出用ケーブル820を介して電気的に接続される。そして、上述したように、吐水ヘッド部30が受け部40に保持された状態では、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とは電気的に接続されているので、吐水ヘッド部30が受け部40に保持される間は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324と受け部40の静電検出領域424のいずれにおいても人体の一部が触れることによる静電容量の変化の検出が可能である。
非接触検出回路84は、非接触センサ464が検知領域における物体を検出したときに非接触センサ464から出力された検出信号S12が入力され、それに応じて、制御マイコン88に出力信号S22を出力する機能を有する。
引出判定出検出回路86は、ホール素子520においてマグネット522を検出したか否かのについて出力された検出信号S14が入力され、それに応じて、制御マイコン88に出力信号S24を出力する機能を有する。
制御部である制御マイコン88は、静電検出回路82、非接触検出回路84および引出判定検出回路86からそれぞれ出力される出力信号S20ないしS22に基づき制御するための機能を有する。そして、出力信号S20ないしS22を所定の制御条件に基づいて制御するために、電磁弁制御回路90に制御信号S30を出力する機能を有する。この所定の制御条件は、自動水栓装置10の動作とともに後述する。
電磁弁制御回路90は、制御マイコン88により出力された制御信号S30が入力され、その入力された制御信号S30に基づいて電磁弁78の弁の開閉を制御するための制御信号S40を電磁弁78に対して出力する機能を有する。
(f)第1の実施の形態にかかる自動水栓装置の動作
次に、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10の動作について説明する。
第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10は、静電検出領域324、424に人体の一部を触れる動作により、吐水/止水を切り替えることができ(いわゆるトグル式)、さらに、非接触センサ464が検知領域で物体(たとえば、手などの人体の一部)を検出している間、吐水状態を維持し、検出しなくなると、止水することができる。以下、詳細に説明する。
(f-1)吐水ヘッド部が受け部に保持されている場合
まず、吐水ヘッド部30が、受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態では、静電検出回路82および非接触検出回路84のいずれも検出可能である。
すなわち、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れると、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して静電容量の変化を検出することで、静電検出回路82は、制御マイコン88に対して出力信号S20を出力する。そうすると、制御マイコン88は、出力信号S20に基づき、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を開くように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を開き、吐水流路76を介して吐水される。
また、吐水状態において、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれて、保持している場合、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れることで、止水することができるように制御する。
一方、非接触センサ464が検知領域における物体を検出すると、非接触センサ464は、検出信号S12を非接触検出回路84に対して出力する。非接触検出回路84に検出信号S12され、非接触検出回路84に検出信号S12が入力されると、続いて非接触検出回路84は、制御マイコン88に対して出力信号S22を出力する。そうすると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を開くように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を開き、吐水流路76を介して吐水される。
また、非接触センサ464が検知領域における物体を検出しなくなると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
(f-2)吐水ヘッド部が受け部から引き出された場合
吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態では、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424との間の電気的な接続は解除され、受け部40の静電検出領域424のみが静電容量の検出の対象となる。
この吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態は、受け部40側に配置されるホール素子520から吐水ヘッド部30側に配置されるマグネット522が離れることにより検出され、ホール素子520は、検出信号S14を引出判定検出回路86に対して出力する。引出判定検出回路86に検出信号S14が入力されると、続いて、引出判定検出回路86は、制御マイコン88に対して出力信号S24を出力する。そうすると、制御マイコン88は、非接触センサ464の機能を停止し、非接触センサ464による吐水が行わないように制御される。
吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態で吐水ヘッド部30から吐水されている場合、受け部40の静電検出領域424に人体の一部が触れることで、止水することができる。
すなわち、受け部40の静電検出領域424に人体の一部が触れると、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して静電容量の変化を検出することで、静電検出回路82は、制御マイコン88に対して出力信号S20を出力する。そうすると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
また、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれた場合、ホール素子520がマグネット522に近接することで、ホール素子520からの検出信号S14が入力されると、引出判定検出回路86が戻されたことを検出し、制御マイコン88に出力信号S24が出力され、制御マイコン88に出力信号S24が入力されると、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れることで、止水することができるように制御する。
(f-3)制御マイコンにおける制御条件
静電検出回路82を用いた吐水/止水の切り替えは、静電検出領域324、424に触れた後、規定の時間(1秒以内等)の間に離されたことを検出して行う。
したがって、静電検出領域324、424に規定時間以上連続して触れていた場合、すなわち、規定時間以上連続して静電容量が変化しなかった場合は、吐水/止水の切替制御は行わない。すなわち、たとえば、吐水ヘッド部30を引き出そうとして持ち続けた場合は、吐水/止水の切替制御は行わない。
また、静電検出回路82により静電容量が変化したことが検出されたことにより、吐水状態となっている場合は、制御マイコン88は、非接触センサの機能は停止されるように制御される。すなわち、連続して吐水されている間は、吐水口下の状態によって吐水状態は変更しない。
一方、非接触検出回路84により検出信号S12が検出されたことにより、吐水状態となっている場合は、制御マイコン88は、静電検出回路82の機能は停止されるように制御される。
また、制御マイコン88が、規定時間(たとえば、1分間)の間、吐水状態であると判定した場合は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
(g)作用効果
第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324あるいは受け部40に配置される静電検出領域424に人体の一部を触れるたびに、吐水/止水を切り替えることができるので(いわゆるトグル式)、容易に連続して吐水させ、止水させることができる。
また、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、非接触センサ464が、検知領域における物体を検出している間、吐水状態を維持し、検出しなくなると止水するので、手洗い等を行う場合は、吐水/止水の操作を行うことなく、吐水状態とすることができる。
また、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれて保持されている場合、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とが電気的に接続されているので、静電検出領域424のみが静電検出回路82と電気的に接続されている場合であっても、静電検出領域324あるいは静電検出領域424のいずれに触れても吐水/止水の操作をすることができる。
さらに、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、ヘッド用外形部材32の外面や内面に従来のめっき処理を実施し、受け用外形部材42の外面や内面に従来のめっき処理を実施することで、静電検出領域324、424を形成しうるので、改めて、静電検出領域のための工程を設ける必要がない。このように、静電検出領域324、424を個別に形成する必要もないため、自動水栓本体20Aの形状や配置の自由度が向上する。
また、上述の構成により、自動水栓本体20Aそれ自体が電極の機能を有するため、複雑な配線をする必要がない。
さらに、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、吐水ヘッド部30が、受け部40から引き出されたことを判定するための引出判定部52を備えるので、吐水ヘッド部30が引き出されたことによる制御条件の変化について、確実に対応することができる。
さらにまた、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、吐水ヘッド部30は吐出部320を有し、非接触センサ464は、吐出部320に近接して配置されるので、より精度よく、人体の一部、たとえば、手等が、検知領域に差し出されたことを検出することができる。
また、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、吐出部320の外周縁に操作部材320bが配置され、非接触センサ464は、操作部材320bの後方で、かつ操作部材320bから所定の間隔Dを設けて配置されるので、非接触センサ464に干渉することを回避しつつ、操作部材320bを操作することができる。
さらに、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10によれば、制御マイコン88は、非接触センサ464が信号を検出した場合、静電検出回路82の機能を停止するように制御し、静電検出回路82が信号を検出した場合、非接触センサ464の機能を停止するように制御するので、いずれのセンサが同時に検出することを回避することができる。
2.第1の実施の形態の変形例
次に、第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓装置10について説明する。図14(a)は、この発明の第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、図14(b)は、図14(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。
なお、この第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓装置10を構成する自動水栓本体20A’は、第1の実施の形態にかかる自動水栓本体20Aとは、吐水ヘッド部30の静電検出領域324と受け部40の静電検出領域424との間を電気的に接続する方法が異なることを除いて、図3aないし図13bを用いて説明した自動水栓本体20Aと同様の構成を有する。したがって、図3aないし図13bに示した自動水栓本体20Aと同一部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図14に示すように、第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓本体20A’は、さらに電気接続部54を備える。電気接続部54は、たとえば、コネクタ540、542により構成される。
コネクタ540は、受け部40に配置される静電検出領域424と電気的に接続されている。また、コネクタ542は、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と電気的に接続されている。そして、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌っている場合、受け部40側に配置されるコネクタ540が、吐水ヘッド部30側に配置されるコネクタ542に嵌め込まれ、その結果、接続コネクタ540とコネクタ542とは、電気的に接続される。したがって、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とは電気的に接続される。
そうすると、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌っている間は、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424のいずれも静電検出が可能となる。
なお、静電検出回路82は、受け部40に配置される静電検出領域424とのみ電気的に接続されている。
次に、第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓装置10の動作であるが、第1の実施の形態の変形例にかかる自動水栓装置10の動作は、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10の動作と同様であるので、その説明を省略する。
(b)作用効果
この自動水栓装置10では、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10と同様の効果を奏するとともに、次の効果も奏する。
すなわち、自動水栓本体20A’は、自動水栓本体20Aとは異なり、接触面が水垢等の汚れにより接触不良が生じ、その結果、絶縁状態となっても、コネクタ540、542を備えた電気接続部54により接続されるので、吐水ヘッド部30の静電検出領域324と受け部40の静電検出領域424との間における電気的な接続が確実になされうる。
3.第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態にかかる自動水栓装置10について説明する。図15aは、この発明の第2の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示す外観斜視図である。図15bは、この発明にかかる第2の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。図16(a)は、この発明の第2の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、図16(b)は、図16(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。図17は、この発明の第2の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。
なお、この第2の実施の形態にかかる自動水栓装置10を構成する自動水栓本体20Bは、第1の実施の形態にかかる自動水栓本体20Aと比較して、受け部40に絶縁部432が形成されており、さらに、引出判定部52が設けられていないことを除いて、図3aないし図13bを用いて説明した自動水栓本体20Aと同様の構成を有する。したがって、図3aないし図13bに示した自動水栓本体20Aと同一部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(a)第2の実施の形態にかかる自動水栓装置の構成
図15a、図15bおよび図16に示すように、自動水栓本体20Bの受け部40には絶縁部432が形成される。絶縁部432は、受け部40の前面440側から後面444に向かって所定の幅を設けて形成される。この幅の大きさは、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とにより容量結合が生じうる幅が確保される。すなわち、絶縁部432は、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とにより容量結合が生じうるように設けられる。
したがって、吐水ヘッド部30が、受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態においては、図16(a)のa部断面拡大図に示すように、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とは、電気的に接続されておらず、静電検出領域324と静電検出領域424との間は、絶縁部432により容量結合される。
また、図17に示すように、制御基板80Bは、制御基板80Aと異なり、引出判定検出回路86が設けられていない。
なお、静電検出回路82は、受け部40に配置される静電検出領域424とのみ電気的に接続されている。
また、自動水栓装置20Bでは、静電検出領域324と静電検出領域424との間が容量結合されているので、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324に人体の一部が触れた場合と、受け部40に配置される静電検出領域424に人体の一部が触れた場合とで、静電容量の変化に違いが生ずる。したがって、制御マイコン88においては、吐水ヘッド部30に触れた場合の判定基準値と、受け部40に触れた場合の判定基準値の2種類設定される。
(b)第2の実施の形態にかかる自動水栓装置の動作
次に、第2の実施の形態にかかる自動水栓装置10の動作について説明する。
(b-1)吐水ヘッド部が受け部に保持されている場合
まず、吐水ヘッド部30が、受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態では、静電検出回路82および非接触検出回路84のいずれも検出可能である。
すなわち、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324に人体の一部が触れると、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して吐水ヘッド部30に触れた場合の判定基準値により静電容量の変化を検出し、受け部40に配置される静電検出領域424に人体の一部が触れると、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して受け部40に触れた場合の判定基準値により静電容量の変化を検出することで、静電検出回路82は、制御マイコン88に対して出力信号S20を出力する。
そうすると、制御マイコン88は、出力信号S20に基づき、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を開くように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を開き、吐水流路76を介して吐水される。
また、吐水状態において、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれて、保持している場合、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れることで、止水することができるように制御する。
一方、非接触センサ464が検知領域における物体を検出すると、非接触センサ464は、検出信号S12を非接触検出回路84に対して出力する。非接触検出回路84に検出信号S12され、非接触検出回路84に検出信号S12が入力されると、続いて非接触検出回路84は、制御マイコン88に対して出力信号S22を出力する。そうすると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を開くように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を開き、吐水流路76を介して吐水される。
また、非接触センサ464が検知領域における物体を検出しなくなると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
(b-2)吐水ヘッド部が受け部から引き出された場合
吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態では、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424との容量結合が解除されるため、静電検出回路82により検出される受け部40に配置される静電検出領域424の静電容量が変化する。静電検出回路82は、この変化を検出し、その変化されたことを出力信号S20として制御マイコン88に出力することで、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30が引き出されたことを判定する。すなわち、この実施の形態では、引出判定部52および引出判定検出回路86を必要としない。
制御マイコン80は、吐水ヘッド部30が引き出されたと判定すると、制御マイコン80は、非接触センサ464の機能を停止し、非接触センサによる吐水が行わないように制御する。
吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態で吐水ヘッド部30から吐水されている場合、受け部40の静電検出領域424に人体の一部が触れることで、止水することができる。
すなわち、受け部40の静電検出領域424に人体の一部が触れると、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して静電容量の変化を検出することで、静電検出回路82は、制御マイコン88に対して出力信号S20を出力する。そうすると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
また、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれた場合、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とが容量結合されるので、静電検出回路82により検出される受け部40の静電検出領域424の静電容量が変化する。静電検出回路82は、この変化を検出し、その変化されたことを出力信号S20として制御マイコン88に出力することで、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれたことを認識する。そうすると、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れることで、止水することができるように制御する。
(b-3)制御マイコンにおける制御条件
なお、静電検出回路82を用いた吐水/止水の切り替えは、静電検出領域324、424に触れた後、規定の時間(1秒以内等)の間に離されたことを検出して行う。
したがって、静電検出領域324、424に規定時間以上連続して触れていた場合、すなわち、規定時間以上連続して静電容量が変化しなかった場合は、吐水/止水の切替制御は行わない。すなわち、たとえば、吐水ヘッド部30を引き出そうとして持ち続けた場合は、吐水/止水の切替制御は行わない。
また、静電検出回路82により静電容量が変化したことが検出されたことにより、吐水状態となっている場合は、制御マイコン88は、非接触センサの機能は停止されるように制御される。すなわち、連続して吐水されている間は、吐水口下の状態によって吐水状態は変更しない。
一方、非接触検出回路84により検出信号S12が検出されたことにより、吐水状態となっている場合は、制御マイコン88は、静電検出回路82の機能は停止されるように制御される。
また、制御マイコン88が、規定時間(たとえば、1分間)の間、吐水状態であると判定した場合は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
(c)作用効果
この自動水栓本体20Bおよび制御基板80Bを備えた自動水栓装置10では、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10と同様の効果を奏するとともに、次の効果も奏する。
すなわち、第1の実施の形態にかかる自動水栓本体20Aとは異なり、吐出ヘッド部30が受け部40から引き出されているか否かを、静電検出回路82で検出する静電容量の違いにより判定することができるので、吐水ヘッド部30や受け部40において、ホール素子520およびマグネット522により構成される引出判定部52を設けることなく、吐水ヘッド部30が引き出されているか否かの判定を行うことができる。したがって、自動水栓本体20Bには引出判定部52を設ける必要がなく、さらに、制御基板80Bに引出判定検出回路86を設ける必要がない。
したがって、自動水栓本体20B上述した自動水栓本体20Aや自動水栓本体20A’よりもその構成を簡略化することができ、制御基板80Bは、制御基板80Aよりもその構成を簡略化することができる。
4.第3の実施の形態
次に、第3の実施の形態にかかる自動水栓装置10について説明する。図18aは、この発明の第3の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示す外観斜視図である。図18bは、この発明にかかる第3の実施の形態にかかる自動水栓装置の自動水栓本体であって、吐水ヘッド部が受け部に嵌め込まれた状態を示し、さらに別の方向からみた外観斜視図である。図19(a)は、この発明の第3の実施の形態にかかる自動水栓本体を模式的に示す模式図であり、図19(b)は、図19(a)について吐水ヘッド部を受け部から引き出した状態の自動水栓本体を模式的に示す模式図である。図20は、この発明の第3の実施の形態かかる制御基板の構成を示すブロック図である。
なお、この第3の実施の形態にかかる自動水栓装置10を構成する自動水栓本体20Cは、第1の実施の形態にかかる自動水栓本体20Aと比較して、受け部40に絶縁部434が形成されており、さらに、受け部40に配置される静電検出領域424と電気的に接続され、静電検出領域424に人体の一部が触れたことを検出するための第1の静電検出回路82aだけでなく、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324に人体の一部が触れたことを検出するための第2の静電検出回路82bが、静電検出領域324と電気的に接続されて設けられていることを除いて、図3aないし図13bを用いて説明した自動水栓本体20Aと同様の構成を有する。したがって、図3aないし図13bに示した自動水栓本体20Aと同一部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(a)第3の実施の形態にかかる自動水栓装置の構成
図18a、図18bおよび図20に示すように、自動水栓本体20Cの受け部40には絶縁部434が形成される。絶縁部434は、受け部40の前面440側から後面444に向かって所定の幅を設けて形成される。この幅の大きさは、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とにより容量結合が生じないだけの幅が確保される。すなわち、絶縁部434は、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とにより容量結合が生じないように設けられる。
したがって、吐水ヘッド部30が、受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態においては、図19(a)のb部断面拡大図に示すように、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と受け部40に配置される静電検出領域424とは、電気的に接続されておらず、静電検出領域324と静電検出領域424との間は、絶縁部432により隔てられており、容量結合されない。
また、図20に示すように、制御基板80Cは、制御基板80Aと異なり、受け部40に配置される静電検出領域424と、第1の静電検出用ケーブル820aを介して電気的に接続される第1の静電検出回路82aと、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324と第2の静電検出用ケーブル820bを介して電気的に接続される第2の静電検出回路82bが設けられる。
すなわち、受け部40の静電検出領域424に触れた場合は、第1の静電検出回路82aが静電容量の変化を検出し、吐水ヘッド部30の静電検出領域324に触れた場合は、第2の静電検出回路82bが静電容量の変化を検出する。したがって、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324に触れた場合の基準判定値と、受け部40の静電検出領域424に触れた場合の基準判定値の2種類設定される。
なお、第2の静電検出用ケーブル820bは、ホース50に沿って配置される。
(b)第3の実施の形態にかかる自動水栓装置の動作
次に、第3の実施の形態にかかる自動水栓装置10の動作について説明する。
(b-1)吐水ヘッド部が受け部に保持されている場合
まず、吐水ヘッド部30が、受け部40に嵌め込まれて、保持されている状態では、第1の静電検出回路82aおよび第2の静電検出回路82b、ならびに非接触検出回路84のいずれも検出可能である。
すなわち、受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れると、第1の静電検出回路82aが第1の静電検出用ケーブル820aを介して静電容量の変化を検出することで、第1の静電検出回路82aは、制御マイコン88に対して出力信号S20aを出力する。
同様に、吐水ヘッド部30の静電検出領域324に人体の一部が触れると、第2の静電検出回路82bが第2の静電検出用ケーブル820bを介して静電容量の変換を検出することで、第2の静電検出回路82bは、制御マイコン88に対して出力信号S20bを出力する。
そうすると、制御マイコン88は、出力信号S20aあるいは出力信号S20bに基づき、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を開くように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を開き、吐水流路76を介して吐水される。
また、吐水状態において、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれて、保持している場合、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れることで、止水することができるように制御する。
一方、非接触センサ464が検知領域における物体を検出すると、非接触センサ464は、検出信号S12を非接触検出回路84に対して出力する。非接触検出回路84に検出信号S12され、非接触検出回路84に検出信号S12が入力されると、続いて非接触検出回路84は、制御マイコン88に対して出力信号S22を出力する。そうすると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を開くように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を開き、吐水流路76を介して吐水される。
また、非接触センサ464が検知領域における物体を検出しなくなると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
(b-2)吐水ヘッド部が受け部から引き出された場合
吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態では、受け部40の静電検出領域424のみが静電容量の検出の対象となる。
この吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態は、受け部40側に配置されるホール素子520から吐水ヘッド部30側に配置されるマグネット522が離れることにより検出され、ホール素子520は、検出信号S14を引出判定検出回路86に対して出力する。引出判定検出回路86に検出信号S14が入力されると、続いて引出判定検出回路86は、制御マイコン88に対して出力信号S24を出力する。そうすると、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の第1の静電検出回路82aの機能を停止し、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324における静電容量の変化に基づいて吐水状態が変更されないように制御する。また、制御マイコン88は、非接触センサ464の機能を停止し、非接触センサ464による吐水が行わないように制御する。
吐水ヘッド部30が受け部40から引き出された状態で吐水ヘッド部30から吐水されている場合、受け部40の静電検出領域424に人体の一部が触れることで、止水することができる。
すなわち、受け部40の静電検出領域424に人体の一部が触れると、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して静電容量の変化を検出することで、静電検出回路82は、制御マイコン88に対して出力信号S20を出力する。そうすると、制御マイコン88は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90には制御信号S30が入力される。続いて、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
また、吐水ヘッド部30が受け部40に嵌め込まれた場合、ホール素子520がマグネット522に近接することで、ホール素子520からの検出信号S14が入力されると、引出判定検出回路86が戻されたことを検出し、制御マイコン88に出力信号S24が出力され、制御マイコン88に出力信号S24が入力されると、制御マイコン88は、吐水ヘッド部30の静電検出領域324あるいは受け部40の静電検出領域424のいずれかに人体の一部が触れることで、止水することができるように制御する。
(b-3)制御マイコンにおける制御条件
第1の静電検出回路82aおよび第2の静電検出回路82bを用いた吐水/止水の切り替えは、静電検出領域324、424に触れた後、規定の時間(1秒以内等)の間に離されたことを検出して行う。
したがって、特に、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324を規定時間以上連続して触れていた場合、すなわち、規定時間以上連続して静電容量が変化しなかった場合は、吐水/止水の切替制御は行わない。すなわち、吐水ヘッド部30を引き出そうとして持ち続けた場合は、吐水/止水の切替制御は行わない。
第1の静電検出回路82aにより静電容量の変化したことが検出されるか、あるいは第2の静電検出回路82bにより静電容量の変化したことが検出されたことにより、吐水状態となっている場合は、制御マイコン88は、非接触センサ464の機能は停止されるように制御される。すなわち、連続して吐水されている間は、吐水口下の状態によって吐水状態は変更しない。
一方、非接触検出回路84により検出信号S12が検出されたことにより、吐水状態となっている場合は、制御マイコン88は、第1の静電検出回路82aおよび第2の静電検出回路82bの機能は停止されるように制御する。
また、制御マイコン88が、規定時間(たとえば、1分間)の間、吐水状態であると判定した場合は、電磁弁制御回路90に対して制御信号S30を出力し、電磁弁制御回路90は、電磁弁78に対し、弁を閉じるように制御信号S40を出力することで、電磁弁78は弁を閉じ、止水される。
(c)作用効果
この自動水栓本体20Cおよび制御基板80Cを備えた自動水栓装置10では、第1の実施の形態にかかる自動水栓装置10と同様の効果を奏するとともに、次の効果も奏する。
すなわち、第1の実施の形態にかかる自動水栓本体20Aとは異なり、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324の静電容量を検出するための第1の静電検出回路82aと、受け部40の静電検出領域424の静電容量を検出するための第2の静電検出回路82bとを設けているので、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324に触れた場合であっても、受け部40に配置される静電検出領域424に触れた場合であっても、確実にそれぞれに触れたことを判定することができる。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
たとえば、この発明にかかる自動水栓装置10は、受け部40に配置される静電検出領域424のみ、静電検出回路82は、静電検出用ケーブル820を介して電気的に接続されているが、これに限るものではなく、吐出ヘッド部30に配置される静電検出領域324のみに、静電検出回路82が静電検出用ケーブル820を介して電気的に接続されるようにしてもよい。
また、この発明にかかる自動水栓装置10において、吐水ヘッド部30に配置される静電検出領域324および受け部40に配置される静電検出領域424は、導電性を有する材料によるめっき処理を実施することにより形成されるが、これに限るものではない。
さらに、図15a、15b、図18aおよび図18bに示す自動水栓本体20B、20Cは、絶縁部432、434は、受け部40に静電検出領域424を設けないようにして形成されているが、これに限るものではなく、たとえば、受け用基部44の前面440に別途、絶縁部432、434を部材として設けるようにしてもよい。また、ヘッド用基部34の後端側に絶縁部432、434を部材として設けるようにしてもよい。
さらにまた、この発明にかかる自動水栓装置10は、非接触センサ464は吐出部320に近接して配置されているが、これに限るものではない。
また、この発明にかかる自動水栓装置10は、吐水ヘッド部30側に雌嵌合部346を設け、受け部40側に雄嵌合部442を設けているが、これに限るものではなく、吐水ヘッド部30側に雄嵌合部442を設け、受け部40側に雌嵌合部346を設けるようにしてもよい。
この発明に係る自動水栓装置は、たとえば、洗面台等に配置される自動水栓装置において、連続吐水や物体検出時のみの吐水等を区別して好適に使用することができる。
10 自動水栓装置
20 自動水栓本体
30 吐水ヘッド部
32 ヘッド用外形部材
320吐水部
320a 吐水用開口部
320b 操作部材
320b1 上側操作用筒部
320b2 下側操作用筒部
320b3 操作用突部
320c 吐水口部材
320c1 単一の吐水孔
320c2 散水孔
322 把持部
322a 被挿入部
322b 開口孔
324 静電検出領域
34 ヘッド用基部
34a 補強リブ
340 通水路案内部
340a 開口部
342 ホース保持部
344 接続部
344a 第1のフランジ
344b 第2のフランジ
346 雌嵌合部
346a 凹部
346b 雌セレーション部
40 受け部
42 受け用外形部材
420 受け本体部
420a 取付用孔
420b 配線案内用孔
422 非接触センサ収容部
422a センサ用開口部
424 静電検出領域
426 前面
426a 雄嵌合用開口部
428 非挿入部
430 下面
430a 取付用孔
430b 配線案内部
432、434 絶縁部
44 受け用基部
440 前面
442 雄嵌合部
442a 凸部
442b 雄セレーション部
444 後面
444a 開口部
444b 配線用開口部
444c 配線案内溝
444d 取付用孔
446 挿通孔
448 取付部材挿入用溝
450 保持部材用空間部
452 下面
452a 取付用孔
46 非接触センサ保持部材
460 非接触センサ収納部
460a センサ検出用窓部
462 センサ用ケーブル収納部462
462a 前側壁部
462b 後側壁部
462c 取付用孔
464 非接触センサ
50 ホース
52 引出判定部
520 ホール素子
522 マグネット
54 電気接続部
540、542 コネクタ
60 温度調整部
62 本体部
64 操作レバー
70 配管部
72 給水管
73 給湯管
74 混合弁
76 吐水流路
78 電磁弁
80 制御基板
82 静電検出回路
820 静電検出用ケーブル
82a 第1の静電検出回路
82b 第2の静電検出回路
820a 第1の静電検出用ケーブル
820b 第2の静電検出用ケーブル
84 非接触検出回路
840 非接触センサ用ケーブル
86 引出判定検出回路
860 引出判定用ケーブル
88 制御マイコン
90 電磁弁制御回路
D 間隔
1 吐水軸方向
2 検知軸方向
1、T2 操作レバーの回転方向
W 壁
S12、S14 検出信号
S20、S22、S24 出力信号
S30、S40 制御信号

Claims (8)

  1. 受け部と、
    前記受け部に対して着脱可能に設けられる吐水ヘッド部と、
    前記受け部に配置される非接触センサと、
    前記吐水ヘッド部および前記受け部の少なくともいずれか一方に、人体の一部を接触させるために配置され、導電性の材料により形成される静電検出領域と、
    前記静電検出領域と電気的に接続され、前記静電検出領域における静電容量の変化を検出するための静電検出部と、
    前記非接触センサまたは前記静電検出部から出力される信号により吐水状態の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記吐水ヘッド部および前記受け部のそれぞれに前記静電検出領域が配置され、
    前記受け部に配置される前記静電検出領域と前記静電検出部とが電気的に接続され、かつ
    前記吐水ヘッド部に配置される前記静電検出領域と前記受け部に配置される前記静電検出領域とが電気的に接続される、自動水栓装置。
  2. 前記吐水ヘッド部および前記受け部のそれぞれに前記静電検出領域が配置され、
    前記受け部に配置される前記静電検出領域と前記静電検出部とが電気的に接続され、かつ
    前記吐水ヘッド部に配置される前記静電検出領域と前記受け部に配置される前記静電検出領域との間を電気的に絶縁するための絶縁部が設けられ、前記吐水ヘッド部に配置される前記静電検出領域と前記受け部に配置される前記静電検出領域との間で容量結合される、請求項1に記載の自動水栓装置。
  3. 前記吐水ヘッド部の少なくとも外表面は導電性の材料により形成され、前記吐水ヘッド部において導電性の材料により形成された部分が、前記吐水ヘッド部に配置される前記静電検出領域である、請求項1または請求項2に記載の自動水栓装置。
  4. 前記受け部の少なくとも外表面は導電性の材料により形成され、前記受け部において導電性の材料により形成された部分が、前記受け部に配置される前記静電検出領域である、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の自動水栓装置。
  5. 前記吐水ヘッド部は吐出口を有し、
    前記非接触センサは、前記吐出口に近接して配置される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の自動水栓装置。
  6. 前記吐出口の外周縁に操作部が配置され、
    前記非接触センサは、前記操作部の後方で、かつ前記操作部から所定の間隔を設けて配置される、請求項5に記載の自動水栓装置。
  7. 前記制御部は、
    前記非接触センサが信号を検出した場合、前記静電検出部の機能を停止するように制御し、
    前記静電検出部が信号を検出した場合、前記非接触センサの機能を停止するように制御する、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の自動水栓装置。
  8. 前記吐水ヘッド部が前記受け部から引き出されたことを検出するための引出判定部を備える、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の自動水栓装置。
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