JP7043778B2 - 回転支持部 - Google Patents
回転支持部 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7043778B2 JP7043778B2 JP2017196723A JP2017196723A JP7043778B2 JP 7043778 B2 JP7043778 B2 JP 7043778B2 JP 2017196723 A JP2017196723 A JP 2017196723A JP 2017196723 A JP2017196723 A JP 2017196723A JP 7043778 B2 JP7043778 B2 JP 7043778B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- race
- axial direction
- gear
- rotating member
- cylinder portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
前記軸は、たとえば自動車用変速機を構成するメインシャフトであり、段付軸で、軸方向片側を向いた円輪状の段差面を有している。
前記回転部材は、たとえば周面に歯部を有するギヤで、全体が環状に構成されており、前記軸の周囲に前記軸に対する相対回転を可能に支持されている。
前記スラストニードル軸受は、互いに対向配置された前記段差面と前記回転部材の軸方向他端面との間に配置されている。
また、本発明の回転支持部にあっては、前記回転部材は、前記ニードルの全長よりも小さい径方向幅寸法を有している。
前記レース本体の軸方向片側面は、前記レース支持部材の軸方向他側面に当接しており、かつ、前記レース支持部材の軸方向片側面は、前記回転部材の軸方向他端面に当接している。
前記レース本体は、硬質金属板製で、前記レース支持部材よりも大きい厚さ寸法を有している。
本発明では、前記レース本体と前記レース支持部材とを、互いに相対変位不能に固定することができる。
実施の形態の第1例について、図1を用いて説明する。
図1は、本例の回転支持部11を示している。回転支持部11は、自動車用無段変速機の遊星歯車機構を構成するもので、メインシャフト1aと、ギヤ2aと、ブッシュ12と、スラストニードル軸受13とを備えている。
すなわち本例では、レース16を、単一の部材から構成するのではなく、互いに別体のレース本体18とレース支持部材19とを組み合わせて構成している。
そして、このうちのレース支持部材19に、径方向に関する位置決め機能を持たせるべく、径方向内端部に軸方向片側に向けて折れ曲がった係合筒部22を設け、この係合筒部22を、ギヤ2aの軸方向他端部に内嵌している。このため、ギヤ2aのように軸方向他端面が平坦面状に構成された部材に対しても、径方向に関する位置決めを図ることができる。
このように本例では、レース支持部材19に、径方向に関する位置決め機能を持たせることができ、スラスト軌道面20が形成されたレース本体18には、位置決め機能を持たせる必要がないため、レース本体18として、厚さ寸法が十分に大きく、曲げ剛性の高いものを使用可能になる。このため、ギヤ2aのうち、歯部14にのみ焼入れなどの硬化処理を施し、その他の部分には硬化処理を施していないなどの理由で、ギヤ2aの軸方向他端面がバックアップ面としての十分な硬度を有しない場合や、スラストニードル軸受13に作用するスラスト荷重が過大になるなどした場合にも、レース本体18に生じる弾性変形量を小さく抑えることができる。これにより、レース本体18に、前記図5に示したような、波打つような弾性変形が生じることを防止できる。したがって、レース本体18(レース16)にクリープが発生することを有効に防止できる。
以上のように本例では、ギヤ2aの軸方向他端面に添設されるレース16に関して、径方向に関する位置決めを図れるとともに、クリープの発生を抑制できる。
実施の形態の第2例について、図2を用いて説明する。
図2は、本例の回転支持部11aを示している。本例では、メインシャフト1aの周囲に回転自在に支持されるギヤ2bとして、前述した実施の形態の第1例のギヤ2aに比べて内径寸法及び外径寸法が大きいものを用いている。このような構成を有するギヤ2bとしては、たとえば内周面に歯部14aを有する内歯車(リングギヤ)がある。
その他の構成及び作用効果については、実施の形態の第1例と同じである。
実施の形態の第3例について、図3を用いて説明する。
図3は、本例の回転支持部11bを示している。本例では、レース支持部材19bを構成する保持筒部23bの軸方向長さを、前述した実施の形態の第1例の構造よりも延長し、保持筒部23bの軸方向他端部を、レース本体18の軸方向他側面よりも軸方向他側に突出させている。また、保持筒部23bの軸方向他端部の円周方向複数個所(たとえば3個所または4個所)を径方向内方に曲げ形成して、当該部分に係止部25を形成している。係止部25の内接円の直径は、ニードル17を転動自在に保持するための保持器24の外径よりも少しだけ小さい。なお、係止部25は、保持筒部23bの軸方向他端部に全周にわたり連続するように形成することもできる。
その他の構成及び作用効果については、実施の形態の第1例と同じである。
2、2a、2b ギヤ
3、3a 小径軸部
4、4a 大径軸部
5、5a 段差面
6 ラジアルニードル軸受
7 スラストニードル軸受
8 レース
9 ニードル
10 スラスト軌道面
11、11a、11b 回転支持部
12 ブッシュ
13、13a、13b スラストニードル軸受
14、14a 歯部
15 面取り
16、16a レース
17 ニードル
18、18a レース本体
19、19a、19b レース支持部材
20 スラスト軌道面
21、21a 被挟持板部
22、22a 係合筒部
23、23a、23b 保持筒部
24 保持器
25 係止部
Claims (2)
- 軸方向片側を向いた円輪状の段差面を有する軸と、
前記軸の周囲に前記軸に対する相対回転を可能に支持された環状の回転部材と、
互いに対向配置された前記段差面と前記回転部材の軸方向他端面との間に配置されたスラストニードル軸受と、を備え、
前記スラストニードル軸受は、全体が円輪状に構成され、軸方向他側面にスラスト軌道面が形成された平板状のレース本体と、前記レース本体と前記回転部材との間に設けられ、軸方向片側面が前記回転部材の軸方向他端面に支承されるとともに、径方向内端部または径方向外端部に軸方向片側に向けて折れ曲がった係合筒部を有するレース支持部材と、前記スラスト軌道面に沿って放射状に配列された複数本のニードルとを有するものであり、
前記係合筒部が、前記回転部材の軸方向他端部に嵌合しており、
前記回転部材は、前記ニードルの全長よりも小さい径方向幅寸法を有しており、
前記レース本体の軸方向片側面は、前記レース支持部材の軸方向他側面に当接しており、かつ、前記レース支持部材の軸方向片側面は、前記回転部材の軸方向他端面に当接しており、
前記レース本体は、硬質金属板製で、前記レース支持部材よりも大きい厚さ寸法を有している、
回転支持部。
- 前記レース支持部材のうちで、径方向に関して前記係合筒部が設けられた端部とは反対側の端部に、軸方向他側に向けて折れ曲がった保持筒部が設けられており、この保持筒部が前記レース本体の周面に嵌合している、請求項1に記載した回転支持部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017196723A JP7043778B2 (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 回転支持部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017196723A JP7043778B2 (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 回転支持部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019070404A JP2019070404A (ja) | 2019-05-09 |
JP7043778B2 true JP7043778B2 (ja) | 2022-03-30 |
Family
ID=66441875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017196723A Active JP7043778B2 (ja) | 2017-10-10 | 2017-10-10 | 回転支持部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7043778B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5052451B2 (ja) | 2008-07-30 | 2012-10-17 | オリンパス株式会社 | 細胞測定装置および細胞測定方法 |
JP6349020B1 (ja) | 2017-09-29 | 2018-06-27 | 山金工業株式会社 | パネル連結装置及び間仕切り用パネル |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2222895A5 (ja) * | 1973-03-21 | 1974-10-18 | Nadella | |
JPH0354976Y2 (ja) * | 1986-09-17 | 1991-12-05 | ||
JP5630159B2 (ja) * | 2010-09-07 | 2014-11-26 | 日本精工株式会社 | ラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受 |
-
2017
- 2017-10-10 JP JP2017196723A patent/JP7043778B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5052451B2 (ja) | 2008-07-30 | 2012-10-17 | オリンパス株式会社 | 細胞測定装置および細胞測定方法 |
JP6349020B1 (ja) | 2017-09-29 | 2018-06-27 | 山金工業株式会社 | パネル連結装置及び間仕切り用パネル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019070404A (ja) | 2019-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8876400B2 (en) | Thrust roller bearing and method for manufacturing thrust race thereof | |
JP5630159B2 (ja) | ラジアル・スラスト組み合わせ型ニードル軸受 | |
JP5304524B2 (ja) | 内輪と外輪および玉軸受 | |
JP4790341B2 (ja) | 針状ころ軸受および軸受構造 | |
JP7043778B2 (ja) | 回転支持部 | |
JP5458795B2 (ja) | 歯車機構の軸受装置 | |
JP5762698B2 (ja) | 分割型ニードル軸受及び軸受装置 | |
US20100000091A1 (en) | Method for working outer race of one-way clutch of roller type | |
JP2005016555A (ja) | ワンウェイクラッチ及びワンウェイクラッチの取付け構造 | |
JP2008151216A (ja) | スラストころ軸受 | |
JP4894652B2 (ja) | 車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法 | |
JP6064783B2 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2012247039A (ja) | スラストニードル軸受 | |
JP4640003B2 (ja) | スラストニードル軸受を備えた回転支持部 | |
JP2011236991A (ja) | トルクコンバータのステータ | |
JP4893997B2 (ja) | 一方向クラッチ | |
JP5007557B2 (ja) | 一方向クラッチ | |
JP4480636B2 (ja) | 針状ころ軸受 | |
WO2020189372A1 (ja) | 転がり軸受 | |
JP2007024207A (ja) | 針状ころ軸受 | |
JP5029430B2 (ja) | スラストころ軸受装置 | |
JP5953713B2 (ja) | スラストレースとレース付スラストころ軸受及び回転支持装置 | |
JP5886791B2 (ja) | ベアリングの固定構造 | |
JP2007016863A (ja) | 針状ころ軸受 | |
JP2021107717A (ja) | スラストころ軸受 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7043778 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |