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JP6933952B2 - 害虫防除用液体ベイト剤及び害虫駆除装置 - Google Patents

害虫防除用液体ベイト剤及び害虫駆除装置 Download PDF

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Description

本発明は、害虫防除用液体ベイト剤及び害虫駆除装置に関する。
ゴキブリ等の害虫の駆除方法としては、ピレスロイド系、有機リン系、カーバメイト系等の殺虫成分を直接害虫に対して噴霧する方法、又は所定の場所に噴霧しておく方法が知られている。しかし、これらの駆除方法は殺虫成分の噴霧量が多く、噴霧された殺虫成分を使用者が吸い込む懸念がある。
殺虫成分を噴霧しない害虫の駆除方法として、殺虫成分を含むベイト剤を害虫に喫食させる方法が提案されている。ベイト剤としては、殺虫成分を含む水溶液からなる液体ベイト剤が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2012−219043号公報
ベイト剤の殺虫効果を高めるには、喫食性を高めるのが有効である。ゴキブリは、ベイト剤を喫食した後、巣に戻る習性がある。このため、ベイト剤を喫食したゴキブリが巣に戻り、個体同士の接触により他の個体にベイト剤の殺虫効果を効率的に伝播させることが有効である。これによりゴキブリの群全体の殺虫効果を高められる。
そこで、本発明は、殺虫効果により優れる害虫防除用液体ベイト剤及び害虫駆除装置を目的とする。
鋭意検討を重ねた結果、本発明者等は、以下の知見を得た。
液体ベイト剤の粘度を低くすることで、害虫の喫食性を高められる。液体ベイト剤が害虫の体表に付着した後に、液体ベイト剤の粘度が高まると、液体ベイト剤が垂れ落ちにくく、かつ、他の害虫との接触時に他の害虫に液体ベイト剤が付着しやすくなる。この結果、害虫が巣に持ち帰る液体ベイト剤の量が増えるとともに、害虫の個体同士の接触により害虫の群全体に殺虫成分を伝播でき、殺虫効果をより高められる。
即ち、本発明は、以下の態様を有する。
[1](A)成分:殺虫成分と、(B)成分:増粘剤と、(C)成分:溶媒と、を含有し、25℃における粘度が20mPa・s以下であり、総質量が50質量%になったときの25℃における粘度が40mPa・s以上500mPa・s以下である、害虫防除用液体ベイト剤。
[2]20℃、1013hPaにおける前記(C)成分の蒸気圧が、0.01Pa以上15000Pa以下である、[1]に記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[3]前記(C)成分が、(C1)成分と、(C2)成分とを含有し、20℃、1013hPaにおける前記(C1)成分の蒸気圧が、1000Pa以上15000Pa以下であり、20℃、1013hPaにおける前記(C2)成分の蒸気圧が、0.01Pa以上1000Pa未満である、[1]又は[2]に記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[4]前記(C1)成分/前記(C2)成分で表される質量比が、2以上10以下である、[3]に記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[5]前記(A)成分が、フィプロニルである、[1]〜[4]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[6]前記(B)成分が、水飴である、[1]〜[5]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[7](D)成分:安息香酸又はその塩を、さらに含有し、25℃におけるpHが3.5以上6.5以下である、[1]〜[6]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[8](E)成分:多価カルボン酸又はその塩を、さらに含有する、[1]〜[7]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[9]前記(C)成分の含有量が、害虫防除用液体ベイト剤の総質量に対し、50質量%以上である、[1]〜[8]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[10]ゴキブリ用である、[1]〜[9]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤。
[11][1]〜[10]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤と、前記害虫防除用液体ベイト剤を収容する容器と、を備える、害虫駆除装置。
[12]前記[1]〜[10]のいずれかに記載の害虫防除用液体ベイト剤を用いた害虫駆除方法。
本発明の害虫防除用液体ベイト剤及び害虫駆除装置によれば、殺虫効果により優れる。
本発明の害虫駆除装置の一例を示す断面図である。 図1の害虫駆除装置からシール部材を剥がした状態を示す断面図である。
[害虫防除用液体ベイト剤]
本発明の害虫防除用液体ベイト剤(以下、単に液体ベイト剤ともいう。)は、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を含有する。
<(A)成分>
(A)成分は、殺虫成分である。(A)成分は、駆除対象の害虫の種類に応じて適宜選択すればよく、従来のベイト剤に使用されている公知の殺虫成分を使用することができる。
(A)成分としては、例えば、ピレスロイド系殺虫成分(フェノトリン等)、カーバメイト系殺虫成分(プロポクスル等)、オキサジアゾール系殺虫成分(メトキサジアゾン等)、フェニルピラゾール系殺虫成分(フィプロニル等)、ベンゾイル尿素系殺虫成分、アミジノヒドラゾン系殺虫成分(ヒドラメチルノン等)、ネオニコチノイド系殺虫成分(ジノテフラン、チアメトキサム、アセタミプリド、クロチアニジン等)、有機リン系殺虫成分(ジクロルボス等)、ホウ酸等が挙げられる。
中でも、(A)成分としては、ネオニコチノイド系殺虫成分、フェニルピラゾール系殺虫成分、アミジノヒドラゾン系殺虫成分、ホウ酸が好ましく、ネオニコチノイド系殺虫成分、フェニルピラゾール系殺虫成分がより好ましい。また、環境影響への懸念がより少ない点から、フェニルピラゾール系殺虫成分がさらに好ましく、中でもフィプロニルが特に好ましい。(A)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(A)成分の含有量は、駆除対象の害虫の種類及び(A)成分の種類に応じて適宜選択でき、液体ベイト剤の総質量に対して、0.001質量%以上30質量%以下が好ましく、0.005質量%以上10質量%以下がより好ましい。(A)成分の含有量が上記下限値以上であると、液体ベイト剤の殺虫効果を向上しやすい。(A)成分の含有量が上記上限値以下であると、液体ベイト剤の液体安定性(液体が均一になりやすいこと)を向上しやすい。
<(B)成分>
(B)成分は、増粘剤である。本発明の液体ベイト剤は、(B)成分を含有することで、適度な粘度となり、殺虫効果を高められる。
(B)成分としては、水飴等の糖類、高分子増粘剤等が挙げられる。
糖類としては、水飴、還元水飴(還元麦芽糖(マルチトール)75質量%未満及びソルビトール50質量%未満を含有する糖アルコール。その他2糖〜4糖以上の糖アルコールを含有する。)、糖蜜、蜂蜜等が挙げられる。
高分子増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシビニルポリマー、トラガントガム、グアガム、ヒドロキシプロピルグアガム、タラガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、クインスシードガム、タマリンドガム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、セルロース、ジェランガム、ゼラチン、カードラン、アラビアガム、寒天、ペクチン、カゼインナトリウム、ポリビニルアルコール、プルラン等が挙げられる。
高分子増粘剤は、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルヒドリンが好ましく、これらのうちから選択される1種以上を用いることがより好ましい。
(B)成分としては、液体ベイト剤の増粘及び害虫の誘引の観点から、水飴、還元水飴が好ましく、水飴がより好ましい。
(B)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(B)成分の含有量は、駆除対象の害虫の種類及び(B)成分の種類に応じて適宜選択できる。糖類を増粘剤として用いる場合、(B)成分の含有量は、液体ベイト剤の総質量に対して、5質量%以上50質量%未満が好ましく、10質量%以上30質量%以下がより好ましく、15質量%以上25質量%以下がさらに好ましい。
増粘剤として高分子増粘剤を用いる場合、(B)成分の含有量は、液体ベイト剤の総質量に対して、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.005質量%以上5質量%以下がより好ましく、0.01質量%以上3質量%以下がさらに好ましい。(B)成分の含有量が上記下限値以上であると、揮散により液体ベイト剤の総質量が50質量%になったとき、十分な増粘効果が得られ、害虫に付着しやすい。(B)成分の含有量が上記上限値以下であると、液体ベイト剤の初期粘度を低減しやすい。ここで、初期粘度とは、液体ベイト剤を使用する直前(液体ベイト剤の総質量が100質量%のとき)の粘度である。
<(C)成分>
(C)成分は、溶媒である。本発明の液体ベイト剤は、(C)成分を含有することで、初期粘度を低減でき、害虫の喫食性を高められる。(C)成分は、(A)成分、(B)成分を溶解又は分散できる溶媒であればよく、特に限定されない。
害虫が液体ベイト剤を喫食するときに、液体ベイト剤が高粘度化したりゲル化したりすると、害虫の喫食性が低下する。このため、(C)成分は急激に揮散しない溶媒であることが好ましい。
害虫が液体ベイト剤を喫食した後は、害虫の個体同士の接触により殺虫成分を伝播できるようにすると、殺虫効果をより高められる。このため、害虫の体表に液体ベイト剤が付着した後は、(C)成分が速やかに揮散し、付着した液体ベイト剤の粘度を高められる溶媒が好ましい。
上記の観点から、20℃、1013hPa(1気圧)における(C)成分の蒸気圧は、0.01Pa以上15000Pa以下であることが好ましい。
さらに、(C)成分は、蒸気圧が高い溶媒((C1)成分)と、蒸気圧が低い溶媒((C2)成分)とを含有することが好ましい。
((C1)成分)
(C1)成分は、蒸気圧が高い溶媒である。ここで、「蒸気圧が高い」とは、20℃、1013hPaにおける蒸気圧が、1000Pa以上であることをいう。
即ち、20℃、1013hPaにおける(C1)成分の蒸気圧は、1000Pa以上であり、1000Pa以上15000Pa以下が好ましく、3000Pa以上10000Pa以下がより好ましい。(C1)成分の蒸気圧が上記下限値以上であると、(C)成分が速やかに揮散し、液体ベイト剤の害虫の体表への付着後の粘度を高めやすい。(C1)成分の蒸気圧が上記上限値以下であると、(C)成分の急激な揮散を抑制し、液体ベイト剤の初期粘度を低減しやすい。
(C1)成分としては、例えば、水(3200Pa)、エタノール(7800Pa)、1−プロパノール(1990Pa)、2−プロパノール(4266Pa)、メタノール(13000Pa)等が挙げられる。なお、上記括弧内の圧力は、20℃、1013hPaにおける蒸気圧である。
(C1)成分としては、液体ベイト剤の初期粘度を低減できるとともに、害虫に付着後速やかに揮散し適正な粘度に高めやすいことや臭気の観点から、水、エタノールが好ましく、水がより好ましい。
(C1)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
((C2)成分)
(C2)成分は、蒸気圧が低い溶媒である。ここで、「蒸気圧が低い」とは、20℃、1013hPaにおける蒸気圧が、1000Pa未満であることをいう。
即ち、20℃、1013hPaにおける(C2)成分の蒸気圧は、1000Pa未満であり、0.01Pa以上1000Pa未満が好ましく、0.01Pa以上20Pa以下がより好ましい。(C2)成分の蒸気圧が上記数値範囲内であると、液体ベイト剤((C)成分や揮散成分)の揮散を抑制し、液体ベイト剤の初期粘度を低減しやすい。加えて、液体ベイト剤の粘度変化を抑制しやすく、液体ベイト剤の揮散により液体ベイト剤が過剰に高粘度化したりゲル化したりすることを抑制しやすい。
(C2)成分としては、例えば、1−ブタノール(600Pa)、エチレングリコール(7Pa)、ジエチレングリコール(0.8Pa)、トリエチレングリコール(0.2Pa)、プロピレングリコール(10.7Pa)、ジプロピレングリコール(1.3Pa)、トリプロピレングリコール(0.7Pa)、ブチレングリコール(0.8Pa)、ヘキシレングリコール(0.1Pa)、ヘキシルジグリコール(0.01Pa以下)等が挙げられる。なお、上記括弧内の圧力は、20℃、1013hPaにおける蒸気圧である。
(C2)成分としては、液体ベイト剤のゲル化等の過剰な粘度変化の抑制や臭気の観点から、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールが好ましく、ジプロピレングリコールがより好ましい。
(C2)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(C1)成分/(C2)成分で表される質量比(以下、(C1)/(C2)比ともいう。)は、2以上10以下が好ましく、4以上7以下がより好ましい。(C1)/(C2)比が上記数値範囲内であると、害虫の喫食性を高めやすい。加えて、(C)成分が速やかに揮散し、液体ベイト剤の害虫の体表への付着後の粘度を高めやすく、かつ、液体ベイト剤の揮散により液体ベイト剤が過剰に高粘度化したりゲル化したりすることを抑制しやすい。
(C)成分の含有量は、液体ベイト剤の総質量に対して、50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。(C)成分の含有量の上限値は特に限定されないが、例えば、液体ベイト剤の総質量に対して、95質量%以下が好ましい。(C)成分の含有量が上記下限値以上であると、初期粘度を低減し、害虫の喫食性を高めやすく、かつ、害虫の体表への付着後の粘度を高めやすく、液体ベイト剤の揮散により液体ベイト剤が過剰に高粘度化したりゲル化したりすることを抑制しやすい。
<任意成分>
本発明の液体ベイト剤は、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、(A)成分、(B)成分、(C)成分以外の任意成分を含有してもよい。
任意成分としては、例えば、安息香酸又はその塩((D)成分)、多価カルボン酸又はその塩((E)成分)、食餌成分、界面活性剤、着色剤、着香剤、(D)成分を除く防腐剤、誤食防止剤等が挙げられる。
これらの任意成分は、特に限定されず、従来、医薬品や医薬部外品、化粧品等に用いられるものを用いることができる。
任意成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
((D)成分)
(D)成分は、安息香酸又はその塩である。液体ベイト剤は、固形ベイト剤に比べて自由水の割合が高く、微生物がより繁殖しやすく、防腐性に劣る傾向がある。防腐性に劣る液体ベイト剤は、害虫の喫食性が劣り、十分な殺虫効果が得られない場合がある。そのため、液体ベイト剤は防腐性を向上することが好ましい。
本発明の液体ベイト剤は、(D)成分を含有し、25℃におけるpHを3.5以上6.5以下にすることで、防腐性を向上し、加えて、(A)成分の安定性((A)成分の変化のしにくさ)を高めやすく、液体ベイト剤の殺虫効果を維持しやすい。
本発明の液体ベイト剤が(D)成分を含有する場合、(D)成分の含有量は、液体ベイト剤の総質量に対し、0.1質量%以上5質量%以下が好ましく、0.3質量%以上3質量%以下がより好ましい。(D)成分の含有量が上記数値範囲内であると、防腐性を向上し、加えて、(A)成分の安定性を高めやすい。
(D)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
((E)成分)
(E)成分は、多価カルボン酸又はその塩である。本発明の液体ベイト剤は、(E)成分を含有することで、pHを調整しやすく、(A)成分の安定性を高めやすい。
(E)成分としては、例えば、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸等が挙げられ、クエン酸が好ましい。
(E)成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明の液体ベイト剤が(E)成分を含有する場合、(E)成分の含有量は、液体ベイト剤の総質量に対し、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.01質量%以上3質量%以下がより好ましい。(E)成分の含有量が上記数値範囲内であると、液体ベイト剤のpHを調整しやすい。
本発明の液体ベイト剤を構成する成分の合計量は100質量%を超えない。
本発明の液体ベイト剤の25℃におけるpHは、3.5以上6.5以下が好ましく、4.0以上6.0以下がより好ましい。液体ベイト剤の25℃におけるpHが上記下限値以上であると、(A)成分の安定性を高めやすい。液体ベイト剤の25℃におけるpHが上記上限値以下であると、液体ベイト剤の防腐性を向上しやすい。
本明細書において、pHは、測定対象を25℃とし、pHメーター(製品名:HM−30G、東亜ディーケーケー株式会社製)を用いて測定される値を意味する。
本発明の液体ベイト剤の25℃における粘度(初期粘度)は、20mPa・s以下であり、0.6mPa・s以上15mPa・s以下が好ましく、1.0mPa・s以上10mPa・s以下がより好ましい。液体ベイト剤の粘度が上記数値範囲内であると、害虫の喫食性を高めやすい。このため、殺虫効果をより高められる。
本明細書において、液体ベイト剤の粘度は、測定対象を25℃とし、B型(ブルックフィールド型)粘度計を用いて測定される値を意味する。
液体ベイト剤の総質量が液体ベイト剤((C)成分や揮散成分)の揮散により50質量%になったときの25℃における粘度は、40mPa・s以上500mPa・s以下であり、45mPa・s以上450mPa・s以下が好ましく、50mPa・s以上200mPa・s以下がより好ましい。液体ベイト剤の総質量が50質量%になったときの粘度が上記数値範囲内であると、害虫の体表に付着した液体ベイト剤が垂れ落ちにくく、他の害虫と接触した際に、液体ベイト剤が伝播(付着)しやすくなる。その結果、害虫の個体及び群全体の駆除効果が増強される。
なお、本明細書において、液体ベイト剤の総質量は、液体ベイト剤を使用する直前の総質量を基準とする。例えば、液体ベイト剤を容器に収容した場合、未開封の容器に含まれる液体ベイト剤の総質量が100質量%である。
本明細書において、液体ベイト剤の総質量が50質量%になるまでの時間は、液体ベイト剤を200mLガラスビーカー(胴径67mm、高さ90mm)に200g入れ、そのビーカーを70℃の恒温槽に入れた状態での時間を目安としている。上記状態で、液体ベイト剤の総質量が50質量%になるまでの時間は、24〜168時間が好ましく、48〜120時間がより好ましく、72〜96時間がさらに好ましい。上記状態で、液体ベイト剤の総質量が50質量%になるまでの時間が上記下限値以上であると、液体ベイト剤の初期粘度を低いまま維持しやすい。上記上限値以下であると、液体ベイト剤が適度に揮散し、害虫の体表への付着後の粘度を高めやすい。
殺虫効果をより高める観点から、液体ベイト剤の各成分は、上記状態で、上記時間を満たすように配合されることが好ましい。
なお、害虫の体表に液体ベイト剤が付着した場合、液体ベイト剤が薄膜のように薄く伸ばされ、表面積が大きくなる。加えて、害虫が動き回る際に風の影響を受け、液体の揮散性が上昇する。このため、室温(1℃〜30℃)でも、上記状態よりも短い時間で液体ベイト剤の総質量が50質量%になる。
液体ベイト剤の粘度は、(B)成分の種類又は含有量、(C)成分の種類又は含有量、及びこれらの組合せにより調整できる。
[液体ベイト剤の製造方法]
本発明の液体ベイト剤の製造方法は、特に限定されず、公知の製造方法を採用することができる。例えば、(C)成分に、(A)成分、(B)成分、及び必要に応じて(D)成分、(E)成分を添加し、さらに必要に応じて任意成分を添加し、撹拌して液体ベイト剤を得る方法が挙げられる。
[液体ベイト剤の使用方法]
液体ベイト剤の使用方法としては、例えば、吸液芯を備える容器に本発明の液体ベイト剤を収容して害虫駆除装置とし、この害虫駆除装置を対象害虫が活動する場所に設置する方法等が挙げられる。
[害虫駆除装置]
害虫駆除装置としては、例えば、図1に示すような害虫駆除装置1が挙げられる。害虫駆除装置1は、液体ベイト剤Lと、液体ベイト剤Lを収容する容器2と、を備える。容器2は、ボトル10と、円柱状の吸液芯30と、吸液芯30の上端面30aを覆うシール部材50と、を備える。
ボトル10は、円板状の底面部22と、天面部14と、を備えている。天面部14は、底面部22の周縁から全周にわたって立ち上がり、上に向かうにつれて円弧状に窄んだ筒状の肩部20と、肩部20の上端開口部を閉じるように肩部20の上端に設けられた、円板状の平板部16と、を備えている。このように、ボトル10はドーム状になっている。天面部14における平板部16の中央部分には、平面視形状が円形状の開口部12が形成されている。
ボトル10の材質としては、液体ベイト剤の安定性に影響を与えない素材であればよく、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィンの他、ポリエチレンテレフタレート(PET)やガラス等が挙げられる。
また、ボトル10の天面部14には、開口部12に円筒状の中栓42が嵌め込まれることで、吸液芯30を設置する吸液芯設置部40が設けられている。中栓42は、吸液芯30をボトル10内で保持するためのものである。吸液芯設置部40においては、吸液芯30の上端面30aが天面部14における平板部16の上面と面一となるように吸液芯30が中栓42に挿し込まれることで、開口部12から下方に向かって吸液芯30が設けられている。
中栓42の材質としては、成型可能なものであればよく、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン等が挙げられる。
吸液芯30は、毛細管現象でボトル10内に収容されている液体ベイト剤Lを吸い上げて、害虫に薬液を喫食させる薬液保持体である。
吸液芯30の長さは、ボトル10の大きさに応じて適宜設定すればよく、ボトル10の内底面に接する長さであることが好ましい。
吸液芯30の軸方向に対して垂直な断面形状は、この例では円形状であるが、特に限定されず、四角形、五角形、六角形等の多角形状や、星形等であってもよい。
吸液芯30としては、例えば、ガラス繊維、樹脂繊維(ナイロン、ポリエステル等)、天然繊維等の繊維の熱融着や接着剤による接着により形成されるもの、不織布や木材から形成されるもの、又は、無機及び有機物質から選択される1種以上の粉末からなるマトリックスを樹脂バインダーと共に練りこんで、押し出し成型や圧縮成型などによって成型したもの等が挙げられる。
吸液芯30上には、その上端面30aを覆うようにシール部材50が設けられている。
シール部材50を剥がすことで、図2に示すように、吸液芯30の上端面30aを開口部12から露出させることができるようになっている。
シール部材50としては、剥離可能に吸液芯30の上端面30aに貼り付けることができ、その状態でボトル内に収容された液体ベイト剤Lの液体成分が蒸発することを抑制できるものであればよい。シール部材50の材質としては、例えば、アルミニウム、ポリプロピレン、ポリエチレン、PET等が挙げられる。
容器2においては、ボトル10の天面部14全体が、吸液芯30の上端面30aから液体ベイト剤Lを喫食する害虫のための足場18となっている。このように、容器2においては、天面部14における開口部12の周囲全体に足場18が設けられている。
シール部材50を剥がした後、害虫駆除装置1に接近した害虫は、足場18に前足を乗せ、吸液芯30の上端面30aから液体ベイト剤Lを喫食することで、死に至る。
また、開口部12における吸液芯30の上端面30aから害虫の体表に付着した液体ベイト剤Lは、(C)成分が揮散するとともに(A)成分の濃度が高められる。液体ベイト剤Lを体表に付着させた害虫の個体は、その後害虫の巣に戻り、他の個体と接触することで、(A)成分(殺虫成分)が他の個体に伝播する。その結果、害虫の巣において、害虫の群全体を死に至らしめ、害虫駆除装置1は、より優れた殺虫効果を発揮する。
[害虫駆除方法]
本発明の害虫駆除方法は、本発明の液体ベイト剤を用いて害虫を駆除する方法である。
本発明の害虫駆除方法は、本発明の液体ベイト剤を用いる以外は公知の方法を採用することができる。例えば、上述した容器2に本発明の液体ベイト剤を収容して害虫駆除装置1とし、害虫駆除装置1を対象害虫が活動する場所に設置する方法等が挙げられる。
以上説明した本発明の液体ベイト剤は、(A)〜(C)成分が組み合わされ、初期粘度と総質量が50質量%になったときの粘度を制御することで、害虫の喫食性が高く、殺虫効果が十分に得られる。さらに、(D)〜(E)成分を組み合わせることで、防腐性に優れ、害虫の喫食性が低下することを抑制できる。
本発明の液体ベイト剤は、害虫の体表に付着した液体ベイト剤を垂れ落ちにくくしている。そのため、従来の液体ベイト剤に比べて、害虫の体表に付着した液体ベイト剤による殺虫効果を害虫の巣に伝播しやすい点で有利である。そのため、生命力が高く、巣で群れるゴキブリ用液体ベイト剤として特に有効である。
以下に、実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本実施例において使用した原料は、下記の[使用原料]に示す通りである。
[使用原料]
<(A)成分>
A−1:フィプロニル、住友化学(株)製、「バクーダ」(商品名)。
A−2:ジノテフラン、林純薬工業(株)製、「ジノテフラン」(商品名)。
<(B)成分>
B−1:水飴、日本コーンスターチ(株)製、「コーソシラップH75C」(商品名)、水分25質量%含有。
B−2:キサンタンガム、DSP五協フード&ケミカル(株)製、「モナートガム」(商品名)。
B−3:カルボキシメチルセルロース(CMC)、ダイセルファインケム(株)製、「CMC1220」(商品名)。
<(C)成分>
((C1)成分)
C1−1:水、イオン交換水。
((C2)成分)
C2−1:ジプロピレングリコール(DPG)、(株)ADEKA製、「DPG−RF」(商品名)。
C2−2:プロピレングリコール(PG)、和光純薬工業(株)製、「プロピレングリコール」(商品名)。
<任意成分>
((D)成分)
D−1:安息香酸ナトリウム、(株)伏見製薬所製、「安息香酸ナトリウム」(商品名)。
((E)成分)
E−1:クエン酸(pH調整剤)、扶桑化学工業(株)製、「クエン酸」(商品名)。
POE硬化ヒマシ油:ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、日光ケミカルズ(株)製、「HCO−60」(商品名)。
ゴマ油:(株)カネダ製、「日本薬局方ゴマ油」(商品名)。
グルコース:和光純薬工業(株)製、「D(+)−グルコース」(商品名)。
[実施例1〜13、比較例1〜4]
表1〜3の組成に従い、各成分を所定量計り取り、撹拌機(新東科学(株)製BL1200)によって十分に撹拌して混合し、(E)成分を用いてpHを調整し、液体ベイト剤を得た。
得られた液体ベイト剤について下記評価法により、粘度、喫食性、初期の殺虫効果、保存後の殺虫効果、防腐性を評価した。結果を表1〜3に示す。
なお、表中の各成分の配合量の単位は「質量%」であり、純分換算量を示す。ただし、実施例2、3、7、9、12、13は、参考例である。
<粘度測定>
製造直後の液体ベイト剤を、100mLガラス容器(胴径40mm、高さ120mm、日電理化硝子(株)製SV−100)に100g充填して100質量%における粘度(初期粘度)測定に供した(組成物α)。
製造直後の液体ベイト剤を、200mLガラスビーカー(胴径67mm、高さ90mm)に200g充填して、恒温槽(70℃)に入れ、液体ベイト剤の質量が初期の質量に対し50質量%になったときに取出した。取出した液体ベイト剤を均一に混合した後、100mLガラス容器(胴径40mm、高さ120mm、日電理化硝子(株)製SV−100)に移し、50質量%における粘度測定に供した(組成物β)。
(粘度測定方法)
25℃に設定した恒温槽内にて、組成物α、βを25℃に調整した。次いで、25℃の各組成物をB型粘度計(東機産業(株)社製の「BL−II」、ローター番号:No.1〜4)にセットし、ローターの回転数6〜60rpmで回転を開始し、回転開始から1分後に粘度を測定した。ローターNo.とローターの回転数は適正に測定できる条件を選定した。
<喫食性の評価>
プラスチック製シャーレ(直径27mm、高さ15mm)内に脱脂綿(縦40mm×横40mm)2枚を重ねて詰め、各例の液体ベイト剤8gを含浸させた。液体ベイト剤を含浸させた脱脂綿の質量を測定した後、後述の殺虫効果試験を行い、その後に再び脱脂綿の質量を測定して液体ベイト剤の減少量W1(mg)を算出した。また、これとは別に液体ベイト剤8gを同様に含浸させた脱脂綿の質量を測定し、供試虫がいない以外は殺虫効果試験と同一の環境下に静置した後、再び脱脂綿の質量を測定して液体ベイト剤の自然減少量W2(mg)を算出した。そして、減少量W1から自然減少量W2を差し引いた値を喫食量(mg)とした。下記評価基準に基づいて喫食性を評価し、◎及び○を合格とした。
《評価基準》
◎:喫食量110mg以上。
○:喫食量90mg以上110mg未満。
△:喫食量50mg以上90mg未満。
×:喫食量50mg未満。
<殺虫効果(初期)の評価>
縦5cm×横7cmの紙を蛇腹状に折って縦5cm×横5cmの大きさにしたものを5mの試験装置に設置して潜伏場所とした。前記試験装置に水とマウス用固形飼料(日本クレア社製CE−2)を2個配置して試験区とした。
試験区へチャバネゴキブリ20頭を放ち、一晩(約16時間)試験区に馴化させた。馴化後、試験区に液体ベイト剤を含浸させた脱脂綿を与え、供試虫の死亡個体数を計測し致死率を求めた。下記評価基準に基づいて初期の殺虫効果を評価し、◎◎、◎及び○を合格とした。
《評価基準》
◎◎:致死率100%。
◎:致死率80%以上100%未満。
○:致死率50%以上80%未満。
△:致死率30%以上50%未満。
×:致死率30%未満。
<喫食性及び殺虫効果(保存後)の評価>
液体ベイト剤を50℃の恒温槽に入れ3ヶ月間保存し、このサンプルを含浸させた脱脂綿を用いて初期と同様に喫食性及び殺虫効果を評価した。
<防腐性の評価>
30mLプラスチック製容器に、各例で得た液体ベイト剤を20mL充填して評価試料とした。供試菌として環境由来のグラム陰性細菌(桿菌)を使用し、適した培地で培養して約108〜109個/mLとなるように菌懸濁液を調製した。前記菌懸濁液0.2mLを評価試料に添加し、十分に混合して評価用混合液を調製し、20℃の条件で暗所に保存した。
次いで、保存開始から1日後に、評価用混合液を無菌的に1mL採取し、液体培地(ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト・レシチン・ポリソルベート80)9mLに希釈混合した。希釈混合液1mLをシャーレに取り、寒天培地X(寒天・ソイビーン・カゼイン・ダイジェスト・レシチン・ポリソルベート80)で混釈を行い、30℃で4日間培養した後、生存菌数を測定した。保存開始から4日後、7日後、14日後、及び28日後にも、同様に評価用混合液を採取して、培養後の生存菌数を測定した。
また、供試菌として環境由来の酵母を使用して、以下に示す条件以外はグラム陰性細菌の場合と同様にして生存菌数を測定した。評価用混合液の保存温度は25℃に変更した。
混釈には寒天培地Xの代わりに寒天培地Y(寒天・グルコース・ペプトン・レシチン・ポリソルベート80)を使用した。培養は25℃で7日間行った。
グラム陰性細菌又は酵母のいずれかの生存菌数が検出限界以下(10個/mL以下)になるまでの日数に基づいて下記評価基準により防腐性を評価した。
《評価基準》
◎:7日以内。
○:8日〜14日。
△:15日以上だが、菌の死滅が認められる。
×:菌の死滅が認められない。
Figure 0006933952
Figure 0006933952
Figure 0006933952
表1〜3に示すように、本発明を適用した実施例1〜13は、初期の喫食性及び保存後の喫食性が「◎」又は「○」で、喫食性に優れることが分かった。加えて、初期の殺虫効果及び保存後の殺虫効果が「◎◎」〜「○」で、殺虫効果に優れることが分かった。さらに、防腐性が「◎」又は「○」で、防腐性に優れることが分かった。
一方、(B)成分を含有しない比較例1は、殺虫効果が「×」、液体ベイト剤の総質量が50質量%になったときの粘度が本発明の適用範囲外である比較例2〜4は、殺虫効果が「△」〜「×」だった。
本発明の害虫防除用液体ベイト剤によれば、殺虫効果により優れることが分かった。
1 害虫駆除装置
2 容器
10 ボトル
12 開口部
14 天面部
16 平板部
18 足場
20 肩部
22 底面部
30 吸液芯
30a 上端面
40 吸液芯設置部
42 中栓
50 シール部材

Claims (5)

  1. (A)成分:殺虫成分と、(B)成分:増粘剤と、(C)成分:溶媒と、を含有し、
    前記(A)成分がフィプロニル又はジノテフランであり、
    前記(B)成分が水飴であり、
    前記(C)成分が(C1)成分:水と、(C2)成分:プロピレングリコール及びジプロピレングリコールから選ばれる1種以上と、を含有し、
    前記(B)成分の含有量が総質量に対して、15質量%以上30質量%以下であり、
    前記(C1)成分/前記(C2)成分で表される質量比が、5.6以上7以下であり、
    25℃における粘度が20mPa・s以下であり、
    総質量が50質量%になったときの25℃における粘度が40mPa・s以上500mPa・s以下である、害虫防除用液体ベイト剤。
  2. 20℃、1013hPaにおける前記(C)成分の蒸気圧が、0.01Pa以上15000Pa以下である、請求項1に記載の害虫防除用液体ベイト剤。
  3. 20℃、1013hPaにおける前記(C1)成分の蒸気圧が、1000Pa以上15000Pa以下であり、
    20℃、1013hPaにおける前記(C2)成分の蒸気圧が、0.01Pa以上1000Pa未満である、請求項1又は2に記載の害虫防除用液体ベイト剤。
  4. (D)成分:安息香酸又はその塩を、さらに含有し、25℃におけるpHが3.5以上6.5以下である、請求項1〜のいずれか一項に記載の害虫防除用液体ベイト剤。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の害虫防除用液体ベイト剤と、前記害虫防除用液体ベイト剤を収容する容器と、を備える、害虫駆除装置。
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