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JP6927958B2 - 家禽屠体から叉骨を分離するための装置および方法 - Google Patents

家禽屠体から叉骨を分離するための装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、家禽屠体から叉骨を分離するための装置および方法に関連する。
家禽屠体の叉骨は、科学的用語において下方突起と呼ばれる先端と、2つの肢と、を備える。下方突起は、下方突起靭帯と呼ばれる靭帯を介して家禽屠体の胸骨に連結されている。下方突起靭帯は、科学的用語において胸板の竜骨尖部として知られている胸骨の前先端に連結されている。これは、例えば非特許文献1の157頁および図6.4に説明されている。下方突起は、生きた動物では肺の方向を向く内側を向いた面を有する。肉は、この内側を向いた面に直に隣接して存在する。
特許文献1は、食肉処理された家禽の家禽屠体を処理するための装置および方法に関連し、叉骨を食肉処理された家禽の家禽屠体から分離するための装置および方法を開示している。この公知の装置および方法では、叉骨は、3つのナイフの組み合わされた動作によって家禽屠体から分離され、矢印の形とされた主叉骨ナイフが、叉骨の肢を切り開き、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離する。叉骨の外側に存在する肉から叉骨の肢を分離し、下方突起靭帯を切り離す2つの補助叉骨ナイフが設けられている。
実際には、この公知の方法および/または装置を用いるとき、叉骨が家禽屠体から分離された後に下方突起の一部分が胸肉に残ることがあることが分かっている。
国際公開第2011/068402号パンフレット 欧州特許出願第1430780号明細書
「Poultry Products Processing - An Industry Guide」、ISBN 1-58716-060-9
本発明は、家禽屠体から叉骨を分離するための改善された装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、この目的は、叉骨を家禽屠体から分離するための叉骨分離装置であって、前記叉骨は下方突起と2つの肢とを備え、前記下方突起は内側を向いた面を備え、
その叉骨分離装置は、
- 切断方向に移動可能である主叉骨カッターを備え、
その主叉骨カッターは、
- 下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するように適合される実質的に三角形の前カッター部であって、その前カッター部は、切断方向を向く中心前先端、左前切断縁、および右前切断縁を備え、それらの左前切断縁および右前切断縁は前記中心前先端から分岐する、前カッター部と、
- 叉骨の肢を切り開くように適合される実質的に三角形の叉骨肢カッター部であって、左肢切断縁および右肢切断縁を備える叉骨肢カッター部と、
を備え、
左肢切断縁の仮想的な延長線と右肢切断縁の仮想的な延長線との交点が、切断方向と平行な前方および後方の方向において、前カッター部の中心前先端を貫いて延びる仮想的な中心線に配置され、
左前切断縁は、切断方向で見たときに左肢切断縁の前方で、左肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置され、右前切断縁は、切断方向で見たときに右肢切断縁の前方で、右肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置される、叉骨分離装置で達成される。
本発明による叉骨分離装置において処理できる家禽屠体は、例えば全体で作られたオーブンに入れるだけの家禽屠体、前半分、または胸肉キャップである。家禽屠体は叉骨を含み、その叉骨は下方突起と2つの肢とを備える。下方突起は、概して前記家禽屠体の胸骨に下方突起靭帯を介して連結されている。下方突起は、生きた動物では肺の方向を向く内側を向いた面を有する。肉は、この内側を向いた面に隣接して存在する。胸骨全体が家禽屠体に存在することは必要ではない。家禽屠体の叉骨が完全に無傷であることも必要ではない。
本発明の第1の態様による装置は主叉骨カッターを備える。この主叉骨カッターは、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するように適合され、叉骨の肢を切り開くようにも適合される。
主叉骨カッターは切断方向に移動可能である。主叉骨カッターは、例えば家禽屠体に対して、および/または、本発明の第1の態様による叉骨分離装置の構成部品が任意選択で搭載される装置フレームに対して、移動可能である。装置フレームはさらに、不動の作業ステーションフレーム、または例えば回転コンベヤ機械において使用される種類の回転可能な作業ステーションフレームといった、回転可能な作業ステーションフレームに搭載できる。回転コンベヤ機械では、例えば、本発明の第1および/または第2の態様による装置といった処理装置が複数で、中心軸の周りで回転可能である作業ステーションフレームに搭載される。
切断方向は、叉骨の肢が切り開かれ、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起が分離されるとき、主叉骨刃が家禽屠体に対して移動する方向である。例えば、本発明の第1の態様による装置が回転コンベヤ機械に搭載されるときといった、本発明の第1の態様による装置による処理の間の家禽屠体が装置フレームに対して不動であるとき、切断方向は、叉骨の肢が切り開かれるとき、および下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起が分離されるとき、主叉骨刃が装置フレームに対して移動する方向でもある。
主叉骨カッターは、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するように適合される前カッター部を備える。前カッター部は、形が実質的に三角であり、切断方向を向く中心前先端、左前切断縁、および右前切断縁を有する。左前切断縁および右前切断縁は前記中心前先端から分岐する。
左前切断縁および右前切断縁は、任意選択で中心前先端において直に始まる。
中心前先端は、尖っていてもよく、または丸められてもよい。
可能な実施形態では、左前切断縁および右前切断縁は、真っ直ぐもしくは実質的に真っ直ぐであるか、または真っ直ぐな部分もしくは実質的に真っ直ぐな部分を少なくとも備える。
主叉骨カッターは叉骨肢カッター部をさらに備え、叉骨肢カッター部は叉骨の肢を切り開くように適合される。肢カッター部は左肢切断縁と右肢切断縁とを備える。叉骨肢カッター部は形が実質的に三角である。
可能な実施形態では、左叉骨肢切断縁および右叉骨肢切断縁は、真っ直ぐもしくは実質的に真っ直ぐであるか、または真っ直ぐな部分もしくは実質的に真っ直ぐな部分を少なくとも備える。
本発明の第1の態様によれば、左肢切断縁の仮想的な延長線と右肢切断縁の仮想的な延長線との交点が、切断方向と平行な前方および後方の方向において、前カッター部の中心前先端を貫いて延びる仮想的な中心線に配置される。
また、左前切断縁は、切断方向で見たときに左肢切断縁の前方で、左肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置される。同様に、右前切断縁は、切断方向で見たときに右肢切断縁の前方で、右肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置される。
前カッター部および叉骨肢カッター部のこの配置であれば、叉骨の肢の切断は、特許文献1による装置および方法における切断の瞬間と比較して遅らされる。
特許文献1による装置および方法では、主叉骨ナイフは、処理においてどちらかと言えば早めに叉骨の肢を切り開き、これは、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起が分離される前に、主叉骨ナイフがかなりの距離にわたって切断方向においてなおも進む必要があるようにさせる。叉骨の肢の切断の後の特許文献1の主叉骨ナイフの移動が、具体的には切断方向において、叉骨の位置の望ましくない変化を引き起こすことが疑われる。これは、主叉骨ナイフと家禽屠体との間の摩擦によって起こることが疑われる。
叉骨の位置におけるこの望ましくない変化は、叉骨の解剖学的位置に基づいて予測されるよりも、切断方向において見たときに叉骨がより前方となる位置に位置付けられることになることにつながる。これは、特許文献1の主叉骨ナイフおよび/または補助叉骨ナイフに叉骨の下方突起を切り開かせる可能性がある。叉骨の肢が切り開かれた後、叉骨は、例えば家禽屠体の胸骨に対していくらか移動できるが、これは、烏口骨などの家禽屠体の他の骨部分によって叉骨が所定位置にもはや固定されていないためである。
本発明の第1の態様による装置および方法では、主叉骨カッターの設計は、主叉骨カッターによる肢の切断が遅らされ、そのため、肢は下方突起とその内側を向いた面に隣接する肉との分離と同時に、もしくはその分離より後に切断されるようにしているか、または主カッターが、叉骨の肢を切り開く位置から、下方突起を前記下方突起の内側を向いた面に隣接する肉から分離する位置まで進む必要のある距離が、特許文献1の装置および方法においてよりも小さくなるように少なくともしている。
叉骨の肢が切り開かれる前または切り開かれるのと同時に、下方突起が前記下方突起の内側を向いた面に隣接する肉から分離されるとき、叉骨は、主叉骨カッターと家禽屠体との間に生じ得る摩擦にも拘らず、下方突起を肉から分離する瞬間に、烏口骨などの家禽屠体の他の骨部分によって、実質的にその解剖学的位置で保持される。これは、叉骨が予測されている場所にあり、主叉骨カッターが解剖学的に正しい位置で切断するようにさせる。
叉骨の肢が切り開かれた直後に下方突起が前記下方突起の内側を向いた面に隣接する肉から分離されるとき、叉骨は、下方突起をその内側を向いた面に隣接する肉から分離する瞬間の前に、移動するのに限られた機会があるのみである。これは、叉骨が予測されている場所に大まかにはあり、主叉骨カッターは、下方突起の内側を向いた面に隣接する解剖学的に正しい位置において家禽屠体と係合するようにさせる。これは、特許文献1の装置および方法に対して、状況をすでに改善している。
叉骨が家禽屠体の残りの部分から全体で分離されるか、または全体で分離されることになることが、本発明の第1の態様について必要でないことは、留意されるものである。例えばイタリアの市場といった一部の市場では、叉骨をなおも含んでいる家禽屠体に対する要求がある。そのような市場については、家禽屠体になおも存在するが、家禽屠体から取り除くのが比較的容易である叉骨は、魅力的な製品をもたらす。本発明の第1の態様による装置および/または方法を用いることで、このような製品を提供できる。
可能な実施形態では、主叉骨カッターは主叉骨ナイフを備え、その主叉骨ナイフは前カッター部と叉骨肢カッター部とを備える。
前カッター部および叉骨肢カッター部は、単一の要素、つまり主叉骨ナイフで提供されるため、互いに対して固定された位置を有する。これは、単純で強く、概して信頼できる実施形態を提供する。
代替の実施形態では、主叉骨カッターは、主叉骨カッターの前カッター部を備える前カッターナイフと、主叉骨カッターの叉骨肢カッター部を備える叉骨肢カッターナイフと、を備える。
そのため、この実施形態では、前カッター部と叉骨肢カッター部とは別体の要素に配置される。これは、前カッター部および叉骨肢カッター部の切断動作のタイミングを、例えば家禽屠体の大きさに依存して、可変による方法で互いに対して制御させることができる。
可能な実施形態では、家禽屠体は首開口をさらに備え、主叉骨カッターは、家禽屠体の外側の第1の位置と、前カッター部および叉骨肢カッター部が家禽屠体の内側にある第2の位置と、の間で移動可能であり、前カッター部および叉骨肢カッター部は、首開口を介して家禽屠体内へと導入されるように適合される。
この実施形態では、第1の位置から第2の位置への移動の方向は切断方向である。
この実施形態は、本発明を実行する概して適切な方法を提供する。
可能な実施形態では、叉骨分離装置は補助叉骨カッターをさらに備える。補助叉骨カッターは、叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフを備える。補助叉骨ナイフの各々は、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置(つまり、主叉骨カッターの第1の位置と異なり得る補助叉骨ナイフの第1の位置)と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置(つまり、主叉骨カッターの第2の位置と異なり得る補助叉骨ナイフの第2の位置)と、の間で移動可能である。任意選択で、それら補助叉骨ナイフは下方突起靭帯を一緒に切り離す。
「叉骨の肢の外側」は、叉骨の肢同士の間の領域の外側を意味する。
この実施形態は、叉骨を家禽屠体から全体で分離させる。
この実施形態では、本発明の第1の態様による装置は、特許文献1に記載されている装置、および、特許文献2の装置と概して同じ方法で使用できる。例えば、叉骨は、叉骨が主叉骨カッターと補助叉骨ナイフと間に存在している状態で、主叉骨カッターと補助叉骨ナイフとをそれらのそれぞれの第2の位置から同時に引き抜くことで、家禽屠体から取り外しできる。
任意選択で、この実施形態では、追加で、特許文献1および特許文献2に記載されている種類の叉骨支持ブロックが提供される。
任意選択で、補助叉骨ナイフは各々、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置と、の間で延びる補助切断経路に追従する。任意選択で、補助切断経路は、特許文献1に記載しているような叉骨の外側輪郭に実質的に追従する湾曲した形を有する。
可能な組み合わされた実施形態では、家禽屠体は首開口をさらに備え、主叉骨カッターは、家禽屠体の外側の第1の位置と、前カッター部および叉骨肢カッター部が家禽屠体の内側にある第2の位置と、の間で移動可能であり、前カッター部および叉骨肢カッター部は、首開口を介して家禽屠体内へと導入されるように適合される。この実施形態では、第1の位置から第2の位置への移動の方向は切断方向である。
また、この組み合わされた実施形態では、叉骨分離装置は補助叉骨カッターをさらに備える。補助叉骨カッターは、叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフを備える。補助叉骨ナイフの各々は、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置(つまり、主叉骨カッターの第1の位置と異なり得る補助叉骨ナイフの第1の位置)と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置(つまり、主叉骨カッターの第2の位置と異なり得る補助叉骨ナイフの第2の位置)と、の間で移動可能である。
この組み合わされた実施形態では、任意選択で、主叉骨カッターがその第2に位置にあり、2つの補助叉骨ナイフがそれらのそれぞれの第2の位置にあるとき、左肢切断縁の少なくとも一部分は、左肢切断縁に隣接する補助叉骨ナイフからある距離にあり、右肢切断縁の少なくとも一部分は、右肢切断縁に隣接する補助叉骨ナイフからある距離にある。
例えば、この距離は少なくとも3ミリメートルであり、任意選択で少なくとも5ミリメートルである。
可能な実施形態では、叉骨分離装置は、主叉骨カッターを切断方向に移動するように適合される叉骨カッターアクチュエータをさらに備える。
可能な組み合わされた実施形態では、叉骨分離装置は、主叉骨カッターを切断方向に移動するように適合される叉骨カッターアクチュエータを備える。この組み合わされた実施形態では、叉骨分離装置は補助叉骨カッターをさらに備える。
補助叉骨カッターは、叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフを備える。補助叉骨ナイフの各々は、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置(つまり、主叉骨カッターの第1の位置と異なり得る補助叉骨ナイフの第1の位置)と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置(つまり、主叉骨カッターの第2の位置と異なり得る補助叉骨ナイフの第2の位置)と、の間で移動可能である。
任意選択で、この組み合わされた実施形態では、叉骨カッターアクチュエータは、主叉骨カッターをその第1の位置からその第2の位置へと、および、その第2の位置からその第1の位置へと移動するように適合され、叉骨カッターアクチュエータは、両方の補助叉骨ナイフを、それらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置へと、およびそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置へと移動するようにさらに適合される。この実施形態では、任意選択で叉骨カッターアクチュエータは、例えば単一の空気圧シリンダといった単一の駆動部を備える。これは、例えば主叉骨カッターと補助叉骨カッターとを移動可能な搭載ブロックに一緒に搭載することで達成できる。
可能な組み合わされた実施形態では、主叉骨カッターは、主叉骨カッターの前カッター部を備える前カッターナイフと、主叉骨カッターの叉骨肢カッター部を備える叉骨肢カッターナイフと、を備える。
この組み合わされた実施形態では、叉骨分離装置は、主叉骨カッターを切断方向に移動するように適合される叉骨カッターアクチュエータをさらに備える。
任意選択で、この組み合わされた実施形態では、叉骨カッターアクチュエータは、前カッターナイフ駆動部と叉骨肢カッターナイフ駆動部とを備える。この構成は、前カッターナイフの移動と叉骨肢カッターナイフの移動との間のタイミングを変化させることができ、それと共に前カッター部の移動と叉骨肢カッター部の移動とを互いに対して変化させることができる。これは、例えばこのタイミングを、処理される家禽屠体の大きさを変えることに合わせるのに有用であり得る。
代替で、この組み合わされた実施形態では、叉骨カッターアクチュエータは、前カッターナイフに加えて叉骨肢カッターナイフを移動するように適合される単一の主叉骨カッター駆動部を備える。これは、複雑でない構造をもたらす。この実施形態は、一方における叉骨カッターアクチュエータと、他方における前カッターナイフおよび叉骨肢カッターナイフとの間に配置される結合装置と、を任意選択で備える。このような結合装置は、例えば、前カッターナイフが下方突起の内側を向いた面に隣接する肉から下方突起を分離した後に移動するのを停止し、一方で叉骨肢カッターは切断方向でなおも前方に移動して叉骨の肢に到達するようにさせるように設計され得るか、または叉骨肢カッターナイフが叉骨の肢を切り開いた後に移動するのを停止し、一方で前カッターナイフは切断方向でなおも前方に移動して下方突起と下方突起の内側を向いた面に隣接する肉とに到達するようにさせるように設計され得る。
可能な実施形態では、左前切断縁と右前切断縁とは前切断角度を囲み、左肢切断縁と右肢切断縁とは肢切断角度を囲み、前切断角度は肢切断角度以上である。
可能な実施形態では、本発明による装置と、家禽屠体を受け入れるように適合され、軌道に沿って移動可能である複数の製品運搬装置を備える家禽屠体コンベヤシステムと、を備える、叉骨を家禽屠体から分離するためのシステムが提供される。本発明の第1の態様による装置は、前記軌道に沿って配置されるこのシステムにある。任意選択で、例えば胸肉を採取するための装置、および/または背肉を採取するための装置といった、他の種類の処理装置が同じく軌道に沿って配置される。
可能な実施形態では、本発明の第1の態様は、回転コンベヤに配置される本発明の第1の態様による叉骨分離装置を複数備える叉骨分離システムにおいて適用できる。
回転コンベヤは、中心軸の周りで回転可能である作業ステーションフレームを備えてもよい。本発明の第1の態様による装置は回転可能な作業ステーションフレームに搭載でき、そのため中心軸の周りでこの作業ステーションフレームと共に回転する。
回転コンベヤ機械が、経路に沿って処理される家禽屠体を移動するように適合される家禽屠体運搬装置を備える家禽屠体コンベヤシステムとの組み合わせで使用できる。回転コンベヤはこの経路に沿って配置され、経路は回転コンベヤの周囲の一部分に沿って延びる。家禽屠体コンベヤシステムが家禽屠体(運搬装置によって保持されている)を経路に沿って移動する運搬速度と、回転コンベヤの回転速度と、は互いと合わせられており、そのため、家禽屠体は、回転コンベヤの周囲に沿って延びる経路の長さの少なくとも一部分にわたって、作業ステーションフレームに搭載されて前記家禽屠体を処理する本発明の第1の態様による装置に対して移動しない。当然ながら、第2の態様による装置、または本発明の第1および第2の態様が、このようなシステムで回転コンベヤおよび家禽屠体コンベヤシステムと組み合わされる装置を配置することも、同様に可能である。
本発明の第1の態様は、叉骨を家禽屠体から分離するための方法であって、その家禽屠体は、首開口と、胸骨と、下方突起および2つの肢を有する叉骨と、を備え、前記下方突起は内側を向いた面を有し、
前記方法は、
- 本発明の第1の態様による叉骨分離装置の主叉骨カッターを、切断方向において、家禽屠体の外側に位置付けられる第1の位置から、前カッター部および叉骨肢カッター部が家禽屠体の内側に配置される第2の位置に向けて移動するステップであって、
それによって、主叉骨カッターを家禽屠体へと首開口を介して導入する、移動するステップと、
- 第1の位置から第2の位置までの主叉骨カッターの移動の間、叉骨の肢を切り開き、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するステップと、
を含み、
叉骨の肢の切り開きは、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉からの下方突起の分離と同時またはその分離の後に行われる、方法も提供する。
同じ発明の概念への代替のアプローチでは、本発明の第1の態様は、叉骨を家禽屠体から分離するための方法であって、その家禽屠体は、首開口と、胸骨と、下方突起および2つの肢を有する叉骨と、を備え、前記下方突起は内側を向いた面を有し、
前記方法は、
- 本発明の第1の態様による叉骨分離装置の主叉骨カッターを、切断方向において、家禽屠体の外側に位置付けられる第1の位置から、前カッター部および叉骨肢カッター部が家禽屠体の内側に配置される第2の位置に向けて移動するステップであって、
それによって、主叉骨カッターを家禽屠体へと首開口を介して導入する、移動するステップと、
- 第1の位置から第2の位置までの主叉骨カッターの移動の間、叉骨の肢を切り開き、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するステップと、
を含み、
叉骨の肢の切り開きは、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉からの下方突起の分離の前に行われ、叉骨の肢の切り開きの瞬間における前カッター部の中心前先端から下方突起までの距離は、10mm未満であり、好ましくは5mm未満である、方法を追加的に提供する。
本書において先に説明しているように、両方のアプローチは、特許文献1に記載されている方法および装置の改善を提供する。
本発明の第1の態様による方法の可能な実施形態では、叉骨分離装置は補助叉骨カッターをさらに備え、その補助叉骨カッターは、叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフを備え、前記補助叉骨ナイフの各々は、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置と、の間で移動可能である、本発明の第1の態様による叉骨分離装置の実施形態が用いられる。この実施形態では、方法は、叉骨分離装置の前記実施形態の補助叉骨ナイフを、家禽屠体の外側に位置付けられるそれらのそれぞれの第1の位置から、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側に配置されるそれらのそれぞれの第2の位置に向けて移動するステップをさらに備える。
本発明の第1の態様による方法の可能な実施形態では、主叉骨カッターが、主叉骨カッターの前カッター部を備える前カッターナイフと、主叉骨カッターの叉骨肢カッター部を備える叉骨肢カッターナイフと、を備える叉骨分離装置の実施形態が用いられる。この実施形態では、主叉骨カッターを、切断方向において、家禽屠体の外側に位置付けられる第1の位置から、前カッター部および叉骨肢カッター部が家禽屠体の内側に配置される第2の位置に向けて移動するステップは、
- 叉骨分離装置の前記実施形態の前カッターナイフを、家禽屠体の外側の位置から家禽屠体の内側の位置まで移動するステップであって、それによって、下方突起を、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から、前カッターナイフの前カッター部によって分離する、移動するステップと、
- 叉骨分離装置の前記実施形態の叉骨肢カッターナイフ叉骨分離装置を、家禽屠体の外側の位置から家禽屠体の内側の位置まで移動するステップであって、それによって、叉骨の肢を、叉骨肢カッターナイフの叉骨肢カッター部により切り開く、移動するステップと、
を含む。
任意選択で、この実施形態では、前カッターナイフは前カッター駆動部によって移動され、叉骨肢カッターナイフは叉骨肢カッター駆動部によって移動される。
代替で、この実施形態では、叉骨分離装置が、主叉骨カッターを切断方向に移動するように適合される叉骨カッターアクチュエータをさらに備え、叉骨カッターアクチュエータが、前カッターナイフに加えて叉骨肢カッターナイフを移動するように適合される単一の主叉骨カッター駆動部を備え、前カッターナイフおよび叉骨肢カッターナイフが、叉骨分離装置の前記実施形態の叉骨カッターアクチュエータの単一の主叉骨カッター駆動部によって両方で移動される叉骨分離装置の実施形態が用いられる。
本発明の第1の態様は、本発明の第1の態様による叉骨分離装置での使用、または本発明の第1の態様および本発明の第2の態様が組み合わされた叉骨分離装置における使用に適合される叉骨ナイフにも関連する。
本発明の第1の態様による叉骨ナイフは、
- 下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するように適合される実質的に三角形の前カッター部であって、その前カッター部は、切断方向を向く中心前先端、左前切断縁、および右前切断縁を備え、それらの左前切断縁および右前切断縁は前記中心前先端から分岐する、前カッター部と、
- 叉骨の肢を切り開くように適合される実質的に三角形の叉骨肢カッター部であって、左肢切断縁および右肢切断縁を備える叉骨肢カッター部と、
を備え、
左肢切断縁の仮想的な延長線と右肢切断縁の仮想的な延長線との交点が、切断方向と平行な前方および後方の方向において、前カッター部の中心前先端を貫いて延びる仮想的な中心線に配置され、
左前切断縁は、切断方向で見たときに左肢切断縁の前方で、左肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置され、右前切断縁は、切断方向で見たときに右肢切断縁の前方で、右肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置される。
任意選択で、本発明の第1の態様による叉骨ナイフでは、左前切断縁と右前切断縁とは前切断角度を囲み、左肢切断縁と右肢切断縁とは肢切断角度を囲み、前切断角度は肢切断角度以上である。
第2の態様では、本発明の目的は、叉骨を家禽屠体から分離するための叉骨分離装置であって、前記叉骨は下方突起と2つの肢とを備え、前記下方突起は内側を向いた面を有し、
その装置は、
- 叉骨の肢を切り開き、下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するように適合される主叉骨カッターと、
- 補助叉骨カッターであって、
- 叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフ、および、
- 補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体、
を備える補助叉骨カッターと、を備え、
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、家禽屠体に対して、補助叉骨ナイフの各々についての補助切断経路を規定するように適合され、
前記補助切断経路の各々は、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置と、の間で延び、
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は小さい屠体モードと大きい屠体モードとを有し、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が小さい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路は、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が大きい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路と異なる、叉骨分離装置によって達成される。
本発明の第2の態様は、特許文献1に記載されているような方法および装置の改善も提供する。
特許文献1では、補助叉骨ナイフは、叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するときに叉骨の外側輪郭に追従できるように、湾曲した経路に追従する。「叉骨の肢の外側」は、叉骨の肢同士の間の領域の外側を意味する。
しかし、特許文献1の装置および/または方法を用いるとき、骨破片が胸肉においてなおも発見されるときがある。
本発明の第2の態様によれば、この問題を解決するために、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体には小さい屠体モードと大きい屠体モードとが設けられている。補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が小さい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路は、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が大きい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路と異なる。
任意選択で、小さい屠体モードと関連付けられる補助切断経路、および/または大きい屠体モードと関連付けられる補助切断経路は、湾曲される。しかしながら、これは必然ではない。
可能な実施形態では、主叉骨カッターは、家禽屠体の外側の第1の位置と家禽屠体の内側の第2の位置との間で移動可能である。
可能な実施形態では、補助叉骨ナイフの第2の位置は、小さい屠体モードと大きい屠体モードとで同じである。そのため、小さい屠体モードと関連付けられる補助切断経路、および/または大きい屠体モードと関連付けられる補助切断経路は、一端の位置と同じ第2の位置を両方で用いる。
驚いたことに、この実施形態がさらに胸肉における骨破片の望ましい低減の点から良好な結果を提供することが、見出されている。この実施形態の利点は、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が小さい屠体モードから大きい屠体モードに切り替えられるとき、または大きい屠体モードから小さい屠体モードに切り替えられるとき、叉骨分離装置へのさらなる調節が行われないか、または限定されて行われる必要があることである。
この実施形態は、主叉骨カッターが家禽屠体の外側の第1の位置と家禽屠体の内側の第2の位置との間で移動可能である実施形態との組み合わせで、特に有利である。その場合、主叉骨カッターの第2の位置は、補助叉骨ナイフの第2の位置が小さい屠体モードと大きい屠体モードとで同じである場合に、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が小さい屠体モードから大きい屠体モードへと切り替えられるとき、または大きい屠体モードから小さい屠体モードへと切り替えられるとき、変更される必要がない。
可能な実施形態では、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、補助叉骨ナイフと各々関連付けられる2つのカム軌道を備え、小さい屠体モードにおけるカム軌道同士の相対位置は、大きい屠体モードにおけるカム軌道同士の相対位置と異なる。
この実施形態では、補助切断経路の形は小さい屠体モードと大きい屠体モードとにおいて同じであるが、経路は互いに対して移動され、家禽屠体に対しても移動される。補助叉骨ナイフは、異なる位置において補助切断経路に追従するが、補助切断経路の形は同じである。例えば、大きい屠体モードにおける補助切断経路同士の間の距離は、小さい屠体モードにおける補助切断経路同士の間の距離より大きい。
可能な実施形態では、本発明の第2の態様による叉骨分離装置はフレームをさらに備え、主叉骨カッターおよび補助叉骨ナイフは移動可能な搭載ブロックに搭載される。補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、補助叉骨ナイフがそれらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置まで移動されるとき、またはそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置まで移動されるとき、前記搭載ブロックをフレームに対して移動するように適合される。
可能な組み合わされた実施形態では、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、補助叉骨ナイフと各々関連付けられる2つのカム軌道を備え、小さい屠体モードにおけるカム軌道同士の相対位置は、大きい屠体モードにおけるカム軌道同士の相対位置と異なり、本発明の第2の態様による叉骨分離装置はフレームをさらに備え、主叉骨カッターおよび補助叉骨ナイフは移動可能な搭載ブロックに搭載される。補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、補助叉骨ナイフがそれらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置まで移動されるとき、またはそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置まで移動されるとき、前記搭載ブロックをフレームに対して移動するように適合される。
任意選択で、組み合わされた実施形態では、補助叉骨ナイフは搭載ブロックに旋回可能に搭載され、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、補助叉骨ナイフが、それらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置へと移動されるとき、またはそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置へと移動されるとき、搭載ブロックをカム軌道に対して移動するように適合される。
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が、補助叉骨ナイフと各々関連付けられる2つのカム軌道を備え、小さい屠体モードにおけるカム軌道同士の相対位置が、大きい屠体モードにおけるカム軌道同士の相対位置と異なる可能な実施形態では、叉骨分離装置はフレームをさらに備える。この実施形態では、カム軌道は前記フレームに、例えば旋回可能といった移動可能に連結され、小さい屠体モードにおける前記フレームに対するカム軌道の位置は、大きい屠体モードにおける前記フレームに対するカム軌道の位置と異なる。
任意選択で、この実施形態では、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、フレームに対するカム軌道の位置を、小さい屠体モードに関連する位置から大きい屠体モードに関連する位置まで、および/または大きい屠体モードに関連する位置から小さい屠体モードに関連する位置までずらすように適合されるカム軌道調節装置を備える。カム軌道調節装置は、例えば空気圧シリンダなどのシリンダを備える。
叉骨を家禽屠体から分離するための叉骨分離装置において、本発明の第1の態様と本発明の第2の態様とを組み合わせることが可能である。
これは、叉骨を家禽屠体から分離するための叉骨分離装置であって、前記叉骨は下方突起と2つの肢とを備え、前記下方突起は内側を向いた面を備え、
その叉骨分離装置は、
- 切断方向に移動可能である主叉骨カッターを備え、
その主叉骨カッターは、
- 下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離するように適合される実質的に三角形の前カッター部であって、その前カッター部は、切断方向を向く中心前先端、左前切断縁、および右前切断縁を備え、それらの左前切断縁および右前切断縁は前記中心前先端から分岐する、前カッター部と、
- 叉骨の肢を切り開くように適合される実質的に三角形の叉骨肢カッター部であって、左肢切断縁および右肢切断縁を備える叉骨肢カッター部と、
を備え、
左肢切断縁の仮想的な延長線と右肢切断縁の仮想的な延長線との交点が、切断方向と平行な前方および後方の方向において、前カッター部の中心前先端を貫いて延びる仮想的な中心線に配置され、
左前切断縁は、切断方向で見たときに左肢切断縁の前方で、左肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置され、右前切断縁は、切断方向で見たときに右肢切断縁の前方で、右肢切断縁からの前記仮想的な延長線に対して外側に配置され、
前記叉骨分離装置は、
- 補助叉骨カッターであって、
- 叉骨の肢の外側に存在する肉から叉骨を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフ、および
- 補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体、
を備える補助叉骨カッターをさらに備え、
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は、家禽屠体に対して、補助叉骨ナイフの各々についての補助切断経路を規定するように適合され、
前記補助切断経路の各々は、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の外側である第1の位置と、前記補助叉骨ナイフが家禽屠体の内側で叉骨に隣接して叉骨の肢の外側に配置される第2の位置と、の間で延び、
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は小さい屠体モードと大きい屠体モードとを有し、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が小さい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路は、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が大きい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路と異なる、叉骨分離装置をもたらす。
本発明の第1の態様の1つまたは複数の開示された実施形態を、本発明の第2の態様の1つまたは複数の開示された実施形態と組み合わせることも可能である。
本発明は、本発明の非限定的な手法の例示の実施形態が示されている図面を参照して、以下においてより詳細に記載されている。
鶏の骨格と、主叉骨カッターによって行われる切断と、を概略的に示す図である。 本発明の第1の態様による主叉骨カッターの第1の実施形態を示す図である。 図2の実施形態の前カッター部および叉骨肢カッター部をより詳細に示す図である。 本発明の第1の態様による主叉骨カッターの第2の実施形態を示す図である。 図4の実施形態の変形を示す図である。 本発明による装置を備える、叉骨を家禽屠体から分離するためのシステムの実施形態を示す図である。 公知の主叉骨ナイフを使用する、叉骨を家禽屠体から分離するための公知の方法を示す図である。 公知の主叉骨ナイフを使用する、叉骨を家禽屠体から分離するための公知の方法を示す図である。 本発明の第1の態様による方法の実施形態を示す図である。 本発明の第1の態様による方法の実施形態を示す図である。 本発明の第1の態様と本発明の第2の態様とが組み合わされている装置の可能な実施形態を示す図である。 主叉骨カッターおよび補助叉骨ナイフがそれらのそれぞれの第1の位置にあり、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が大きい屠体モードにある状態での図9の実施形態の正面図である。 主叉骨カッターおよび補助叉骨ナイフがそれらのそれぞれの第2の位置にあり、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が大きい屠体モードにある状態での図9の実施形態の正面図である。 主叉骨カッターおよび補助叉骨ナイフがそれらのそれぞれの第1の位置にあり、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体が小さい屠体モードにある状態での図9の実施形態の正面図である。
図1は、鶏の骨格と、主叉骨カッターによって行われる切断と、を概略的に示している。叉骨1は、科学的用語において下方突起2として知られる先端と、2つの肢3(図1が側面図であるため、図1で示されているのはそれらのうちの1つだけである)と、を備える。下方突起2は内側を向いた面2*を備える。
図1は、胸骨(胸板)5と、科学的用語において胸板5の竜骨尖部5*として知られている胸骨の先端と、を概略的に示している。胸板5の竜骨尖部5*と下方突起2との間には、下方突起靭帯4が延びている。
図1の破線6は、家禽屠体に対する主カッターによって追従される軌跡を指示している。図1は、主叉骨カッターが叉骨1の肢3を切り開き、下方突起2の内側を向いた面2*を、内側を向いた面2*に隣接する肉から分離することを示している。
図2は、本発明の第1の態様による主叉骨カッター8の第1の実施形態を概略的に示している。
図2の実施形態では、主叉骨カッター8は主叉骨ナイフ10を備える。
主叉骨ナイフ10は切断方向15に移動可能である。主叉骨ナイフ10は、主叉骨ナイフ10を本発明の第1の態様による叉骨分離装置に搭載させる搭載要素16を備える。
図2に示した実施形態では、主叉骨ナイフ10は前カッター部20を備える。前カッター部20は、実質的に三角の形を有し、下方突起2の内側を向いた面2*に隣接して存在する肉から下方突起2を分離するように適合される。
前カッター部20は、切断方向15を向く中心前先端21を備える。図2の実施形態では、中心前先端21は先細りとされるか、または丸められるが、これは必然ではない。
前カッター部20は左前切断縁22と右前切断縁23とをさらに備える。図2に見られるように、左前切断縁22および右前切断縁23は中心前先端21から分岐している。左前切断縁22および右前切断縁23は、この実施形態では真っ直ぐな部分を有する。
図2に示した実施形態では、主叉骨ナイフ10は叉骨肢カッター部11をさらに備える。叉骨肢カッター部11は、実質的に三角の形を有し、叉骨1の肢3を切り開くように適合される。
叉骨肢カッター部11は、この実施形態では真っ直ぐな切断縁である左肢切断縁12と右肢切断縁13とを備える。
図3は、図2の実施形態の前カッター部20および叉骨肢カッター部11をより詳細に示している。
図3は、切断方向15と平行な前方および後方の方向において、前カッター部20の中心前先端21を貫いて延びる仮想的な中心線25を示している。図3は、左肢切断縁12の仮想的な延長線27と右肢切断縁13の仮想的な延長線28とを示してもおり、仮想的な延長線27と仮想的な延長線28との交点29は、中心線25にある。図3の例では、交点29は中心前先端21とほぼ一致するが、これは必然ではない。
図3は、左前切断縁22が、切断方向15において見たときに左肢切断縁12の前方で、左前切断縁12からの仮想的な延長線27に対して外側に配置されていることを示しており、「外側」は、矢印19によって指示されており、左および右の肢切断縁12、13と交点29との間での仮想的な延長線27、28の一部分同士の間の領域から離れる方を意味する。
図3は、右前切断縁23が、切断方向15において見たときに右肢切断縁13の前方で、右肢切断縁13からの仮想的な延長線28に対して外側に配置されていることも示しており、「外側」は、矢印19によって指示されており、左および右の肢切断縁12、13と交点29との間での仮想的な延長線27、28の一部分同士の間の領域から離れる方を意味する。
図3は、左前切断縁22と右前切断縁23とが前切断角度31を囲み、左肢切断縁12と右肢切断縁13とが肢切断角度30を囲み、前切断角度31は肢切断角度30以上であることも示している。
図4は、本発明の第1の態様による主叉骨カッター8の第2の実施形態を示している。矢印15はここでも切断方向を指示している。
図4の実施形態では、主叉骨カッター8は、主叉骨カッター8の前カッター部20を備える前カッターナイフ35と、主叉骨カッター8の叉骨肢カッター部11を備える叉骨肢カッターナイフ37とを備える。
図4の実施形態は叉骨カッターアクチュエータ34をさらに備える。この実施形態では、叉骨カッターアクチュエータ34は、前カッターナイフ駆動部36と叉骨肢カッターナイフ駆動部38とを備え、それら駆動部は任意選択で互いから独立して動作され得る。
図5は、図4の実施形態の変形を示している。
この実施形態では、主叉骨カッター8はここでも、主叉骨カッター8の前カッター部20を備える前カッターナイフ35と、主叉骨カッター8の叉骨肢カッター部11を備える叉骨肢カッターナイフ37とを備える。
図5の実施形態は叉骨カッターアクチュエータ34をさらに備える。しかしながら、この変形では、叉骨カッターアクチュエータ34は、前カッターナイフ35に加えて叉骨肢カッターナイフ37を移動するように適合される単一の主叉骨カッター駆動部39を備える。
図6は、本発明による装置60を備える、叉骨を家禽屠体から分離するためのシステムの実施形態を示している。
本発明による装置60は、本発明の第1の態様による装置、本発明の第2の態様による装置、または本発明の第1の態様と第2の態様とが組み合わされている装置であり得る。
図6に示しているような叉骨分離システムは、家禽屠体52を受け入れるように適合される複数の製品運搬装置51を備える家禽屠体コンベヤシステムを備え、その運搬装置は軌道50に沿って移動可能である。本発明による装置60は、前記軌道50に沿って配置されるこのシステムにある。任意選択で、例えば胸肉を採取するための装置、および/または背肉を採取するための装置といった、他の種類の処理装置が同じく軌道50に沿って配置される。
図6に示している実施形態では、本発明による複数の装置60が回転コンベヤ55に配置されている。図6の回転コンベヤ55は、中心軸57の周りで回転可能である作業ステーションフレーム56を備える。本発明による装置60は回転可能な作業ステーションフレーム56にあり、そのため中心軸57の周りでこの作業ステーションフレーム56と共に回転する。
回転コンベヤ55は家禽屠体コンベヤシステムの軌道50に沿って配置されており、軌道50は回転コンベヤ55の周囲の一部分に沿って延びている。家禽屠体コンベヤシステムが家禽屠体52(運搬装置51によって保持されている)を軌道50に沿って移動する運搬速度と、回転コンベヤ55の回転速度と、は互いと合わせられており、そのため、家禽屠体52は、回転コンベヤ55の周囲に沿って延びる軌道50の長さの少なくとも一部分にわたって、作業ステーションフレーム56に搭載されて前記家禽屠体52を処理する本発明による装置60に対して移動しない。
図7および図8は、第1の態様による方法を、先行技術との比較で示している。図7および図8は、下方突起2を伴う叉骨1と、2つの肢3と、下方突起2に付着されている下方突起靭帯4と、を概略的に示している。矢印15はここでも切断方向を指示している。
図7は、例えば特許文献1および特許文献2から知られているような、主叉骨ナイフ9を使用する、叉骨を家禽屠体から分離するための公知の方法を示している。
図7Aは、公知の主叉骨ナイフ9が、通常は首開口を介して、家禽屠体に入っている状況を示している。叉骨1の肢3は、公知の主叉骨ナイフ9の前先端が下方突起2の内側を向いた面2*に到達する前に切り開かれる。図7Aに示されている、叉骨1の肢3を切り開く瞬間に、公知の主叉骨ナイフ9は、下方突起2の内側を向いた面に隣接する肉から下方突起を分離できる位置に到達する前に、家禽屠体へと進んでいくかなりの長い道のりをなおも有する。
図7Bは、公知の主叉骨ナイフ9が、下方突起2の内側を向いた面に隣接する肉から下方突起を分離した位置に到達している瞬間を示している。
図8は、本発明の第1の態様による装置が用いられている本発明の第1の態様による方法の実施形態を示している。矢印15はここでも切断方向を指示している。
図8Aは、本発明による主叉骨カッター8を備える本発明の第1の態様による装置を用いることで、下方突起が、叉骨1の肢3が切り開かれる前に、主叉骨カッター8によって下方突起2の内側を向いた面に隣接する肉から分離できることを示している。
図8Bは、叉骨1の肢3が切り開かれる瞬間を示している。下方突起2の内側を向いた面に隣接する肉から下方突起を分離した後に叉骨1の肢3を切り開くことは、叉骨1が概して家禽屠体内におけるその自然な位置になおもあり、これによって下方突起の内側を向いた面に隣接して存在する肉から下方突起を分離する動作の正確性を高めるという利点を有する。
図9は、本発明の第1の態様と本発明の第2の態様とが組み合わされている装置100の可能な実施形態を斜視図で示している。
図9は、ここでは主叉骨ナイフ10の形態で具現化されている、本発明の第1の態様による主叉骨カッター8の存在を明確に示している。
装置100は、装置100の構成部品が搭載される装置フレーム101を備える。
装置100は補助叉骨カッター110をさらに備える。補助叉骨カッター110は、叉骨1の肢3の外側に存在する肉から叉骨1を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフ111を備える。補助叉骨カッター110は補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120をさらに備える。
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は、家禽屠体に対して、補助叉骨ナイフ111の各々についての補助切断経路を規定するように適合されている。補助切断経路の各々は、それぞれの補助叉骨ナイフ111が家禽屠体の外側である第1の位置と、それぞれの補助叉骨ナイフ111が家禽屠体の内側で叉骨1に隣接して叉骨1の肢3の外側に配置される第2の位置と、の間で延びている。図9は、補助叉骨ナイフ111をそれらの第2の位置で示している。
図9の実施形態では、主叉骨カッター8は、家禽屠体の外側の第1の位置と、前カッター部および叉骨肢カッター部が家禽屠体の内側にある第2の位置との間で移動可能である。第1の位置から第2の位置への移動の方向は切断方向15である。前カッター部および叉骨肢カッター部は、首開口を介して家禽屠体内へと導入されるように適合される。
図9は、主叉骨カッター10をその第2の位置で示している。
図9の実施形態では、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は2つのカム軌道121、122を備える。各々のカム軌道121、122は補助叉骨ナイフ111と関連付けられる。各々の補助叉骨ナイフはカム従動子124を有し、カム従動子124はそれぞれのカム軌道121、122を通って移動可能である。
図9の実施形態では、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111は、移動可能な搭載ブロック123に搭載されている。補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は、補助叉骨ナイフ111がそれらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置まで移動されるとき、またはそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置まで移動されるとき、前記搭載ブロック123をフレーム101に対して移動するように適合されている。例えば、空気圧シリンダといったシリンダ125が、この移動をもたらすために設けられている。
図9の実施形態では、主叉骨カッター8は搭載ブロック123に搭載されてもいる。シリンダ125が作動されるとき、搭載ブロック123は主叉骨カッター8と補助叉骨ナイフ111との両方を装置100のフレーム101に対して移動し、動作中は家禽屠体に対して移動する。
図9の実施形態では、補助叉骨ナイフ111は搭載ブロック123に旋回可能に搭載されている。補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は、補助叉骨ナイフ111がそれらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置まで移動されるとき、またはそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置まで移動されるとき、搭載ブロック123をカム軌道121、122に対して移動するように適合されている。
カム軌道121、122は、フレーム101に対して一方向のみに移動可能であり、フレーム101は、旋回軸130の周りで旋回することによるもので、小さい屠体モードから大きい屠体モードへと、または大きい屠体モードから小さい屠体モードへと切り替わるためのシステムの一部である。そのため、シリンダ125が搭載ブロック123を主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111と共に切断方向15に移動するとき、カム軌道121、122は装置フレーム101に対して不動なままである。これは、カム軌道121、122においてカム従動子124の相対的な移動を引き起こし、これはさらに補助叉骨ナイフ111を搭載ブロック123に対して旋回させる。補助叉骨ナイフ111に規定される組み合わされた運動(つまり、シリンダ125による切断方向での移動、およびカム軌道121、122による旋回)は、補助叉骨ナイフ111についての湾曲した補助切断経路をもたらす。
本発明の第2の態様によれば、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は小さい屠体モードと大きい屠体モードとを有する。補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120が小さい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路は、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120が大きい屠体モードにあるときに規定される補助切断経路と異なる。
図9の実施形態では、この特徴は、カム軌道121、122に、一方の位置が小さい屠体モードと関連付けられ、他方の位置が大きい屠体モードと関連付けられる装置フレーム101に対する2つの異なる位置を取らせることで得られる。
図9の実施形態では、カム軌道121、122は、旋回軸130の周りでフレーム101に対して旋回可能である。
また、この実施形態では、例えば空気圧シリンダといったシリンダであるカム軌道調節装置131が設けられている。シリンダはシリンダヘッド133を備える。シリンダヘッドは、調節スロット132を通じて延びるピンを備え、調節スロット132は、カム軌道121、122の一方も含む同じものに設けられている。カム軌道調節装置131の位置(つまり、伸び出されたシリンダまたは引き戻されたシリンダ)は、カム軌道121、122が小さい屠体モードと関連付けられる位置にあるのか、大きい屠体モードと関連付けられる他の位置にあるのか、を決定する。カム軌道調節装置131のシリンダのピストンを伸び出させるか、または引き戻すことで、シリンダヘッド133のピンは調節スロットを通じて移動し、それと共に、カム軌道121、122は、装置フレーム101に対して旋回軸130の周りで回転される。
叉骨分離装置100の動作の間、カム軌道調節装置は、その伸び出された位置または引き戻された位置を維持し、そのため、小さい屠体モードと大きい屠体モードとの間の切り替えは、叉骨分離装置100の遊休時間の間に行われるだけである。
図10は、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111がそれらのそれぞれの第1の位置にあり、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120が大きい屠体モードにある状態での図9の実施形態を正面図で示している。
叉骨分離装置は、処理される次の家禽屠体が「大きい」または「中間の」範囲にあるとして分類されるとき、叉骨分離処理の開始においてこの位置にある。
搭載ブロック123は装置フレーム101に対してその高い位置にあり、それと共に、主叉骨ナイフ10および補助叉骨ナイフ111はそれらのそれぞれの第1の位置にある。カム従動子124はカム軌道121、122の上端にある。家禽屠体が装置100に配置される場合、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111は家禽屠体の外側に配置される。
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体は大きい屠体モードにあり、大きい屠体モードは、この実施形態では、カム軌道121、122の上方部分が互いから比較的遠くに離れていることを伴う。カム軌道調節装置131のシリンダはその伸び出された位置にあり、シリンダヘッド133におけるピンは調節スロット132の下方部分にある。
図11は、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111がそれらのそれぞれの第2の位置にあり、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120が大きい屠体モードにある状態での図9の実施形態を正面図で示している。
叉骨分離装置は、叉骨の肢を切り開き、下方突起の内側を向いた面に隣接する肉から下方突起を分離し、叉骨の肢の外側から肉を分離した(かつ、任意選択で、下方突起靭帯を切り離している)直後であるが、叉骨が家禽屠体から実際に除去される前において、この位置にある。処理される家禽屠体は、「大きい」または「中間の」範囲にあるとして分類される。
搭載ブロック123は装置フレーム101に対してその低い位置にあり、それと共に、主叉骨ナイフ10および補助叉骨ナイフ111はそれらのそれぞれの第2の位置にある。装置フレーム101に対して搭載ブロック123を移動することは、例えば補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体に、カム軌道(例えば、回転コンベヤの中心軸の周りで不動に搭載される)と、搭載ブロックに連結されてこのカム軌道において走行するカム従動子と、を設けることによって、達成できる。
補助叉骨ナイフ111のカム従動子124はカム軌道121、122の底の近くにある。家禽屠体が装置100に配置される場合、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111は、少なくとも前カッター部および叉骨肢切断部が家禽屠体の内側になるような度合いまで家禽屠体の内側に配置される。
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体はなおも小さい屠体モードにある。カム軌道調節装置131のシリンダは作動されていない。
図12は、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111がそれらのそれぞれの第1の位置にあり、補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120が小さい屠体モードにある状態での図9の実施形態を正面図で示している。
叉骨分離装置は、処理される次の家禽屠体が「小さい」または「中間の」範囲にあるとして分類されるとき、叉骨分離処理の開始においてこの位置にある。
搭載ブロック123は装置フレーム101に対してその高い位置にあり、それと共に、主叉骨ナイフ10および補助叉骨ナイフ111はそれらのそれぞれの第1の位置にある。カム従動子124はカム軌道121、122の上端にある。家禽屠体が装置100に配置される場合、主叉骨カッター8および補助叉骨ナイフ111は家禽屠体の外側に配置される。
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は小さい屠体モードにあり、小さい屠体モードは、この実施形態では、カム軌道121、122の上方部分が互いから比較的近くにあることを伴う。カム軌道調節装置131のシリンダはその引き戻された位置にあり、シリンダヘッド133におけるピンは調節スロット132の上方部分にある。
補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体120は、カム軌道調節装置131のシリンダを作動させることで、大きい屠体モードから小さい屠体モードへと、および小さい屠体モードから大きい屠体モードへと替えることができる。カム軌道調節装置131のシリンダのピストンを伸び出させるか、または引き戻すことで、シリンダヘッド133のピンは調節スロットを通じて移動し、それと共に、カム軌道121、122は、小さい屠体モードから大きい屠体モードまで、または大きい屠体モードから小さい屠体モードまで装置フレーム101に対して旋回軸130の周りで回転される。
1 叉骨
2 下方突起
2* 内側を向いた面
3 肢
4 下方突起靭帯
5 胸骨、胸板
5* 竜骨尖部
8 主叉骨カッター
9 主叉骨ナイフ
10 主叉骨ナイフ
11 叉骨肢カッター部
12 左肢切断縁
13 右肢切断縁
15 切断方向
16 搭載要素
20 前カッター部
21 中心前先端
22 左前切断縁
23 右前切断縁
25 仮想的な中心線
27 仮想的な延長線
28 仮想的な延長線
29 交点
30 肢切断角度
31 前切断角度
34 叉骨カッターアクチュエータ
35 前カッターナイフ
37 叉骨肢カッターナイフ
36 前カッターナイフ駆動部
38 叉骨肢カッターナイフ駆動部
39 主叉骨カッター駆動部
50 軌道
51 製品運搬装置
52 家禽屠体
55 回転コンベヤ
56 作業ステーションフレーム
57 中心軸
60 叉骨分離装置
100 叉骨分離装置
101 装置フレーム
110 補助叉骨カッター
111 補助叉骨ナイフ
120 補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体
121、122 カム軌道
123 搭載ブロック
124 カム従動子
125 シリンダ
130 旋回軸
131 カム軌道調節装置
132 調節スロット
133 シリンダヘッド

Claims (15)

  1. 叉骨を家禽屠体から分離するための叉骨分離装置であって、
    前記叉骨(1)は下方突起(2)と2つの肢(3)とを備え、前記下方突起(2)は内側を向いた面(2*)を備え、
    前記叉骨分離装置は、
    切断方向(15)に移動可能である主叉骨カッター(8)を備え、
    前記主叉骨カッター(8)は、
    前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する肉から前記下方突起(2)を分離するように適合される実質的に三角形の前カッター部(20)であって、前記前カッター部(20)は、前記切断方向(15)を向く中心前先端(21)、左前切断縁(22)、および右前切断縁(23)を備え、前記左前切断縁(22)および前記右前切断縁(23)は前記中心前先端(21)から分岐する、前カッター部(20)と、
    前記叉骨(1)の前記肢(3)を切り開くように適合される実質的に三角形の叉骨肢カッター部(11)であって、左肢切断縁(12)および右肢切断縁(13)を備える叉骨肢カッター部(11)と、
    を備え、
    前記左肢切断縁(12)の仮想的な延長線(27)と前記右肢切断縁(13)の仮想的な延長線(28)との交点(29)が、前記切断方向(15)と平行な前方および後方の方向において、前記前カッター部(20)の前記中心前先端(21)を貫いて延びる仮想的な中心線(25)に配置され、
    前記左前切断縁(22)は、前記切断方向(15)で見たときに前記左肢切断縁(12)の前方で、前記左肢切断縁(12)からの前記仮想的な延長線(27)に対して外側に配置され、前記右前切断縁(23)は、前記切断方向(15)で見たときに前記右肢切断縁(13)の前方で、前記右肢切断縁(13)からの前記仮想的な延長線(28)に対して外側に配置される、叉骨分離装置。
  2. 前記主叉骨カッター(8)は主叉骨ナイフ(10)を備え、前記主叉骨ナイフ(10)は前記前カッター部(20)と前記叉骨肢カッター部(11)とを備える、請求項1に記載の叉骨分離装置。
  3. 前記主叉骨カッター(8)は、
    前記主叉骨カッター(8)の前記前カッター部(20)を備える前カッターナイフ(35)と、
    前記主叉骨カッター(8)の前記叉骨肢カッター部(11)を備える叉骨肢カッターナイフ(37)と、
    を備える、請求項1に記載の叉骨分離装置。
  4. 前記家禽屠体は首開口をさらに備え、
    前記主叉骨カッター(8)は、前記家禽屠体の外側の第1の位置と、前記前カッター部(20)および前記叉骨肢カッター部(11)が前記家禽屠体の内側にある第2の位置と、の間で移動可能であり、前記第1の位置から前記第2の位置への移動の方向が前記切断方向(15)であり、
    前記前カッター部(20)および前記叉骨肢カッター部(11)は、前記首開口を介して前記家禽屠体内へと導入されるように適合される、請求項1から3のいずれか一項に記載の叉骨分離装置。
  5. 前記叉骨分離装置は補助叉骨カッター(110)をさらに備え、前記補助叉骨カッター(110)は、前記叉骨(1)の肢(3)の外側に存在する肉から前記叉骨(1)を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフ(111)を備え、
    前記補助叉骨ナイフ(111)の各々は、前記補助叉骨ナイフ(111)が前記家禽屠体の外側である第1の位置と、前記補助叉骨ナイフ(111)が前記家禽屠体の内側で前記叉骨(1)に隣接して前記叉骨(1)の前記肢(3)の外側に配置される第2の位置と、の間で移動可能である、請求項1から4のいずれか一項に記載の叉骨分離装置。
  6. 前記主叉骨カッター(8)がその第2に位置にあり、前記2つの補助叉骨ナイフ(111)がそれらのそれぞれの第2の位置にあるとき、前記左肢切断縁(12)の少なくとも一部分は、前記左肢切断縁(12)に隣接する前記補助叉骨ナイフ(111)からある距離にあり、前記右肢切断縁(13)の少なくとも一部分は、前記右肢切断縁(13)に隣接する前記補助叉骨ナイフ(111)からある距離にある、請求項4に従属した請求項5に記載の叉骨分離装置。
  7. 前記叉骨分離装置は、前記主叉骨カッター(8)を前記切断方向(15)に移動するように適合される叉骨カッターアクチュエータ(34)をさらに備え、前記叉骨カッターアクチュエータ(34)は、前記主叉骨カッター(8)を、その第1の位置からその第2の位置へと、およびその第2の位置からその第1の位置へと移動するように適合され、
    前記叉骨カッターアクチュエータ(34)は、両方の前記補助叉骨ナイフ(111)を、それらのそれぞれの第1の位置からそれらのそれぞれの第2の位置へと、およびそれらのそれぞれの第2の位置からそれらのそれぞれの第1の位置へと移動するようにさらに適合され、
    前記叉骨カッターアクチュエータ(34)は、例えば単一の空気圧シリンダといった単一の駆動部を備える、請求項4に従属した請求項5に記載の叉骨分離装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の叉骨分離装置(60)を複数備える叉骨分離システムであって、前記叉骨分離装置(60)は回転コンベヤ(55)に配置される、叉骨分離システム。
  9. 叉骨を家禽屠体から分離するための方法であって、前記家禽屠体は、首開口と、胸骨と、下方突起(2)および2つの肢(3)を有する叉骨(1)と、を備え、前記下方突起(2)は内側を向いた面(2*)を有し、
    前記方法は、
    請求項1に記載の叉骨分離装置の前記主叉骨カッター(8)を、切断方向(15)において、前記家禽屠体の外側に位置付けられる第1の位置から、前記前カッター部(20)および前記叉骨肢カッター部(11)が前記家禽屠体の内側に配置される第2の位置に向けて移動するステップであって、
    それによって、前記主叉骨カッター(8)を前記家禽屠体へと前記首開口を介して導入する、移動するステップと、
    前記第1の位置から前記第2の位置までの前記主叉骨カッター(8)の前記移動の間、前記叉骨(1)の前記肢(3)を切り開き、前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する肉から前記下方突起(2)を分離するステップと、
    を含み、
    前記叉骨(1)の前記肢(3)の前記切り開きは、前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する前記肉からの前記下方突起(2)の前記分離と同時またはその分離の後に行われる、方法。
  10. 叉骨を家禽屠体から分離するための方法であって、前記家禽屠体は、首開口と、胸骨と、下方突起(2)および2つの肢(3)を有する叉骨(1)と、を備え、前記下方突起(2)は内側を
    向いた面(2*)を有し、
    前記方法は、
    請求項1に記載の叉骨分離装置の前記主叉骨カッター(8)を、切断方向(15)において、前記家禽屠体の外側に位置付けられる第1の位置から、前記前カッター部(20)および前記叉骨肢カッター部(11)が前記家禽屠体の内側に配置される第2の位置に向けて移動するステップであって、
    それによって、前記主叉骨カッター(8)を前記家禽屠体へと前記首開口を介して導入する、移動するステップと、
    前記第1の位置から前記第2の位置までの前記主叉骨カッター(8)の前記移動の間、前記叉骨(1)の前記肢(3)を切り開き、前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する肉から前記下方突起(2)を分離するステップと、
    を含み、
    前記叉骨(1)の前記肢(3)の前記切り開きは、前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する前記肉からの前記下方突起(2)の前記分離の前に行われ、前記叉骨(1)の前記肢(3)の切り開きの瞬間における前記前カッター部(20)の前記中心前先端(21)から前記下方突起(2)までの距離は、10mm未満であり、好ましくは5mm未満である、方法。
  11. 請求項5に記載の叉骨分離装置が使用され、
    請求項5に記載の叉骨分離装置の前記補助叉骨ナイフ(111)を、前記家禽屠体の外側に位置付けられるそれらのそれぞれの第1の位置から、前記補助叉骨ナイフが前記家禽屠体の内側に配置されるそれらのそれぞれの第2の位置に向けて移動するステップをさらに備える、請求項9または10に記載の方法。
  12. 請求項3に記載の叉骨分離装置が使用され、前記主叉骨カッター(8)を、切断方向(15)において、前記家禽屠体の外側に位置付けられる第1の位置から、前記前カッター部(20)および前記叉骨肢カッター部(11)が前記家禽屠体の内側に配置される第2の位置に向けて移動する前記ステップは、
    請求項3に記載の叉骨分離装置の前記前カッターナイフ(35)を、前記家禽屠体の外側の位置から前記家禽屠体の内側の位置まで移動するステップであって、それによって、前記下方突起(2)を、前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する肉から、前記前カッターナイフ(35)の前記前カッター部(20)によって分離する、移動するステップと、
    請求項3に記載の前記叉骨分離装置の前記叉骨肢カッターナイフ(37)を、前記家禽屠体の外側の位置から前記家禽屠体の内側の位置まで移動するステップであって、それによって、前記叉骨の前記肢を、前記叉骨肢カッターナイフ(37)の前記叉骨肢カッター部(11)により切り開く、移動するステップと、
    を含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 叉骨を家禽屠体から分離するための叉骨分離装置であって、
    前記叉骨(1)は下方突起(2)と2つの肢(3)とを備え、前記下方突起(2)は内側を向いた面(2*)を備え、
    前記叉骨分離装置は、
    切断方向(15)に移動可能である主叉骨カッター(8)を備え、
    前記主叉骨カッター(8)は、
    前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する肉から前記下方突起(2)を分離するように適合される実質的に三角形の前カッター部(20)であって、前記前カッター部(20)は、前記切断方向(15)を向く中心前先端(21)、左前切断縁(22)、および右前切断縁(23)を備え、前記左前切断縁(22)および前記右前切断縁(23)は前記中心前先端から分岐する、前カッター部(20)と、
    前記叉骨(1)の前記肢(3)を切り開くように適合される実質的に三角形の叉骨肢カッター部(11)であって、左肢切断縁(12)および右肢切断縁(13)を備える叉骨肢カッター部(11)と、
    を備え、
    前記左肢切断縁(12)の仮想的な延長線(27)と前記右肢切断縁(13)の仮想的な延長線(28)との交点(29)が、前記切断方向(15)と平行な前方および後方の方向において、前記前カッター部(20)の前記中心前先端(21)を貫いて延びる仮想的な中心線(25)に配置され、前記左前切断縁(22)は、前記切断方向(15)で見たときに前記左肢切断縁(12)の前方で、前記左肢切断縁(12)からの前記仮想的な延長線(27)に対して外側に配置され、前記右前切断縁(23)は、前記切断方向(15)で見たときに前記右肢切断縁(13)の前方で、前記右肢切断縁(13)からの前記仮想的な延長線(28)に対して外側に配置され、
    前記叉骨分離装置は、
    前記叉骨(1)の肢(3)の外側に存在する肉から前記叉骨(1)を分離するように各々適合される2つの補助叉骨ナイフ(111)、および
    補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体(120)、
    を備える補助叉骨カッター(110)をさらに備え、
    前記補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体(120)は、前記家禽屠体に対して、前記補助叉骨ナイフ(111)の各々についての補助切断経路を規定するように適合され、
    前記補助切断経路の各々は、前記補助叉骨ナイフ(111)が前記家禽屠体の外側である第1の位置と、前記補助叉骨ナイフ(111)が前記家禽屠体の内側で前記叉骨(1)に隣接して前記叉骨(1)の前記肢(3)の外側に配置される第2の位置と、の間で延び、
    前記補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体(120)は小さい屠体モードと大きい屠体モードとを有し、前記補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体(120)が前記小さい屠体モードにあるときに規定される前記補助切断経路は、前記補助叉骨ナイフアクチュエータ組立体(120)が前記大きい屠体モードにあるときに規定される前記補助切断経路と異なる、叉骨分離装置。
  14. 請求項1または13に記載の叉骨分離装置での使用のために適合される叉骨ナイフであって、
    前記下方突起(2)の前記内側を向いた面(2*)に隣接して存在する肉から前記下方突起(2)を分離するように適合される実質的に三角形の前カッター部(20)であって、前記前カッター部(20)は、前記切断方向(15)を向く中心前先端(21)、左前切断縁(22)、および右前切断縁(23)を備え、前記左前切断縁(22)および前記右前切断縁(23)は前記中心前先端(21)から分岐する、前カッター部(20)と、
    前記叉骨の前記肢を切り開くように適合される実質的に三角形の叉骨肢カッター部(11)であって、左肢切断縁(12)および右肢切断縁(13)を備える叉骨肢カッター部(11)と、
    を備え、
    前記左肢切断縁(12)の仮想的な延長線(27)と前記右肢切断縁(13)の仮想的な延長線(28)との交点(29)が、前記切断方向(15)と平行な前方および後方の方向において、前記前カッター部(20)の前記中心前先端(21)を貫いて延びる仮想的な中心線(25)に配置され、前記左前切断縁(22)は、前記切断方向(15)で見たときに前記左肢切断縁(12)の前方で、前記左肢切断縁(12)からの前記仮想的な延長線(27)に対して外側に配置され、前記右前切断縁(23)は、前記切断方向(15)で見たときに前記右肢切断縁(13)の前方で、前記右肢切断縁(13)からの前記仮想的な延長線(28)に対して外側に配置される、叉骨ナイフ。
  15. 前記左前切断縁(22)と前記右前切断縁(23)とは前切断角度(31)を囲み、前記左肢切断縁(12)と前記右肢切断縁(13)とは肢切断角度(30)を囲み、前記前切断角度(31)は前記肢切断角度(30)以上である、請求項14に記載の叉骨ナイフ。
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