JP6996731B2 - 循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents
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Description
本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物(以下、循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物を、単に洗浄剤組成物ともいう)は、平均粒子径及び見かけ密度が上記範囲のスクラブ剤を上記量含有することにより、強固な汚れに対する洗浄力が高くなる。
本明細書中、循環型自動洗浄機は、洗浄液を循環使用して洗浄するタイプの自動洗浄機を指す。
アルカリ剤は、強固な油汚れを水に溶けやすくする効果があり、強固な汚れに対する洗浄力がより向上するため好ましい。
上記アルカリ剤は、炭酸塩、ケイ酸塩及びアルカリ金属の水酸化物からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。このようなアルカリ剤を使用すると、強固な汚れに対する洗浄力をさらに向上させることができる。
キレート剤は、汚れに含まれる硬度成分を水に分散させたり、汚れや水に含まれる硬度成分の結晶化を抑え再付着することを低減したりすることから、強固な汚れに対する洗浄力がより向上するため好ましい。
上記キレート剤は、ニトリロ三酢酸又はその塩、メチルグリシン二酢酸又はその塩、及び、エチレンジアミン四酢酸又はその塩からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。このようなキレート剤を使用すると、強固な汚れに対する洗浄力をさらに向上させることができる。
本発明の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物は、循環型の自動食器洗浄機用又はコンテナ洗浄機用の洗浄剤組成物として好適である。
洗浄剤組成物が平均粒子径50~700μm、かつ、見かけ密度が0.9~1.2g/cm3のスクラブ剤を上記量含有することにより、強固な汚れに対する洗浄力を向上させることができる。
スクラブ剤の平均粒子径は、強固な汚れに対する物理的な洗浄力がより向上することから、70μm以上が好ましく、80μm以上がより好ましい。またスクラブ剤の含有量が0.1~10重量%である場合に、洗浄力を向上させるためにより充分な数のスクラブ剤を配合でき、強固な汚れに対する洗浄力が向上することから、スクラブ剤の平均粒子径は、600μm以下が好ましく、300μm以下がより好ましい。スクラブ剤の平均粒子径は、強固な汚れに対する洗浄力がより向上することから、好ましくは70~600μmであり、より好ましくは80~300μmである。
スクラブ剤の見かけ密度は、上記の効果をより充分に発揮できることから、好ましくは、0.95~1.15g/cm3であり、より好ましくは1.0~1.1g/cm3である。
(1)見かけ密度の測定方法
水を入れたルシャテリエ比重瓶に重量既知の試料固体を入れる。試料固体による液面の上昇から試料固体の体積を求め、試料固体の重量(g)及び体積(cm3)から、以下の式により見かけ密度を求める。
見かけ密度(g/cm3)=試料固体の重量(g)/体積(cm3)
試料100gを、最上段の篩(JIS Z 8801-1の標準篩(目開き2000~50μmのものを組合わせて使用))に乗せ、ふるい分け測定機器(AS200BASICレッチェ社)にて10分間分級する。各目開きの篩上に残った試料の重量を測定し、その重量を正規確率紙にプロットし、積算重量の全試料重量(100g)に対する比率(積算重量%)が、50%になる粒子径を、平均粒子径とする。
環境への負荷が少ない点からは、生分解性が高いスクラブ剤が好ましく、上記の多糖類粒子、ポリ乳酸等が好ましい。
アルカリ剤としては、水溶性のアルカリ剤であればよく、例えば、炭酸塩、ケイ酸塩、アルカリ金属の水酸化物、リン酸塩の1種又は2種以上が好ましい。炭酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩における塩は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属が好ましく、アルカリ金属(アルカリ金属の炭酸塩、アルカリ金属のケイ酸塩、アルカリ金属のリン酸塩)がより好ましい。
炭酸塩として、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。ケイ酸塩として、例えば、ケイ酸ナトリウム(メタケイ酸ナトリウム、セスキケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸ナトリウム、ケイ酸ソーダ1号、ケイ酸ソーダ2号、ケイ酸ソーダ3号、ケイ酸ソーダ4号)、ケイ酸カリウム(メタケイ酸カリウム、セスキケイ酸カリウム、オルソケイ酸カリウム)等が挙げられる。アルカリ金属の水酸化物として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。リン酸塩として、リン酸三ナトリウム等が挙げられる。これらのアルカリ剤は、水和物となっていてもよい。
中でも、炭酸塩、ケイ酸塩、アルカリ金属の水酸化物がより好ましく、炭酸塩、ケイ酸塩がさらに好ましく、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムが特に好ましい。炭酸塩、ケイ酸塩は、劇物に該当しないため取扱いが容易であり、劇物に比べて排水時の中和に使用する酸の消費量を低く抑えられるため経済的であるという利点も有する。なお、後記するキレート剤として例示される化合物は、本発明におけるアルカリ剤には含まれない。
キレート剤としては、アミノカルボン酸系、ヒドロキシカルボン酸系、リン酸系、エーテルカルボン酸塩、ホスホン酸系等のキレート剤が挙げられる。後記する分散剤は、本発明におけるキレート剤には含まれない。
上記リン酸系のキレート剤としては、トリポリリン酸、ヘキサメタリン酸又はこれらの塩等が挙げられる。
界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤等が挙げられ、好ましくは非イオン界面活性剤である。非イオン界面活性剤として、例えば、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマー、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、ポリオキシエチレンメチルエーテル脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン等が挙げられる。中でも、ポリオキシアルキレンジアルキルエーテル、プルロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、テトロニック型ブロックポリマー、リバーステトロニック型ブロックポリマーが好ましい。
芳香族酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、安息香酸等が挙げられる。
カルボン酸としては、オクチル酸、カプリル酸等が挙げられる。
塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属や、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類等の塩を挙げることができ、中でも、ナトリウム塩が好ましい。
アルキルポリグルコシドとして、ブチルポリグルコシド等が挙げられる。
中でも、可溶化剤として、オクチル酸、カプリル酸及びブチルポリグルコシドの1種又は2種以上が好ましい。
漂白剤として、例えば、塩素化イソシアヌル酸塩(塩素化イソシアヌル酸ナトリウム(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム)、塩素化イソシアヌル酸カリウム(ジクロロイソシアヌル酸カリウム)等)、トリクロロイソシアヌル酸、次亜塩素酸塩(次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム等)等の塩素系漂白剤が挙げられる。これらの漂白剤は、水和物であってもよい。中でも、漂白剤として、塩素化イソシアヌル酸塩、次亜塩素酸塩が好ましく、塩素化イソシアヌル酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウムがより好ましい。
腐食防止剤として、例えば、トリアゾール又はその誘導体、ベンゾイミダゾール又はその誘導体及びベンゾチアゾール又はその誘導体からなる群より選択される少なくとも1種が好ましい。
中でも、腐食防止剤としては、トリアゾール又はその誘導体、ベンゾイミダゾール又はその誘導体がより好ましく、トリルトリアゾール、ベンゾトリアゾール、カルボキシベンゾトリアゾール、ベンゾイミダゾールがさらに好ましく、トリルトリアゾール、ベンゾトリアゾールが特に好ましい。
除菌剤としては、例えば、N,N’,N’’-トリス(ヒドロキシエチル)ヘキサヒドロ-s-トリアジン、4,4-ジメチルオキサゾリジン、2-オクチル4-イソチアゾリン-3―オン、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、塩化ベンゼトニウム、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルピリジニウムクロライド、塩化アルキルジメチルヒドロキシアンモニウム、塩化アルキルジメチルヒドロキシアンモニウム、4,4’-(テトラメチレンジカルボニルアミノ)ビス(1―デシルピリジニウムブロマイド)、グルコン酸クロルヘキシジン、クロルヘキシジン塩酸塩、ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩、ピリジン-2-チオール-1-オキシドナトリウム、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4’-トリクロロ―2’-ヒドロキシジフェニルエーテル、アルキルポリアミノエチルグリシン、ソルビン酸、安息香酸、プロピオン酸、アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。中でも、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライド等が好ましい。
上記重量平均分子量3000~300000の高分子分散剤としては、例えば、ポリアクリル酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリシトラコン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリメタコン酸、ポリ-α-ヒドロキシアクリル酸、ポリビニルホスホン酸、スルホン化ポリマレイン酸、オレフィン-マレイン酸共重合体、無水マレイン酸ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸スチレン共重合体、無水マレイン酸メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸エチレン共重合体、無水マレイン酸エチレンクロスリンク共重合体、無水マレイン酸アクリル酸共重合体、無水マレイン酸酢酸ビニル共重合体、無水マレイン酸アクリロニトリル共重合体、無水マレイン酸アクリル酸エステル共重合体、無水マレイン酸ブタジエン共重合体、無水マレイン酸イソプレン共重合体、無水マレイン酸と一酸化炭素から誘導されるポリ-β-ケトカルボン酸、イタコン酸、エチレン共重合体、イタコン酸アコニット酸共重合体、イタコン酸マレイン酸共重合体、イタコン酸アクリル酸共重合体、マロン酸メチレン共重合体、イタコン酸フマール酸共重合体、エチレングリコールエチレンテレフタレート共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体、これらの金属塩等が挙げられる。
金属塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属の塩を挙げることができる。中でも、アルカリ金属の塩が好ましく、ナトリウム塩又はカリウム塩がより好ましい。
本発明における重量平均分子量3000~300000の高分子分散剤としては、ポリアクリル酸塩、オレフィン-マレイン酸共重合体塩が好ましく、ポリアクリル酸ナトリウム、オレフィン-マレイン酸共重合体のナトリウム塩がより好ましい。
上記重量平均分子量は、リン酸緩衝溶液とアセトニトリルを展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリアクリル酸を標準物質として求められる。
リパーゼとして使用できる市販の酵素として、例えば、リポザイム(ノボザイムズジャパン(株))等が挙げられる。
また、本発明においては、酵素及びアルカリ剤を配合する場合には、酵素の失活を抑制するため、アルカリ剤の配合量を5~15重量%とすることが好ましい。
上記溶媒としては、水、有機溶媒等が挙げられる。有機溶媒としては、1~3価のアルコールを好適に用いることができ、例えば、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、2-メトキシエタノール、2-エトキシエタノール等の1価アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、グリセロール、ポリエチレングリコール等の2価又は3価の多価アルコール類等が挙げられる。
上記増量剤としては、硫酸ナトリウム(芒硝)等が挙げられる。
上記消泡剤としては、末端キャップ非イオン性界面活性剤、シリコーンオイル、ポリジメチルシロキサン等が挙げられる。
水を入れたルシャテリエ比重瓶にスクラブ剤を200g入れた。スクラブ剤による液面の上昇からスクラブ剤の体積(cm3)を求め、スクラブ剤の重量(200g)及び体積から見かけ密度を求めた。
見かけ密度(g/cm3)=200(g)/体積(cm3)
試料100gを、最上段の篩(JIS Z 8801-1の標準篩(目開き2000~50μmのものを組合わせて使用))に乗せ、ふるい分け測定機器(AS200BASICレッチェ社)にて10分間分級した。各目開きの篩上に残った試料の重量を測定し、その重量を正規確率紙にプロットし、積算重量の全試料重量(100g)に対する比率(積算重量%)が、50%になる粒子径を、平均粒子径とした。
圧縮試験
精密万能試験機AGS-10kNX(株式会社島津製作所製)を使用し、試験速度1mm/min、温度25℃で測定を行った。破壊されるスクラブ剤については破壊応力の最大値を圧縮応力(N/mm2)とし、破壊されないものは変形応力の最大値を圧縮応力(N/mm2)とした。
表1及び2に示す成分を、各表に示す割合となるように配合し、混合することにより実施例1~15の各洗浄剤組成物を製造した。
表3に示す成分を、表3に示す割合となるように配合し、混合することにより比較例1~9の各洗浄剤組成物を製造した。
表1~表3中の数値は、洗浄剤組成物に対する各成分の純分の割合(重量%)である。スクラブ剤に関して、表1~表3中及び以下に記載する「密度」は、「見かけ密度(g/cm3)」である。
(被洗浄物の調製)
汚垢材料として、小麦粉、牛乳、鶏卵、バター及び天ぷら油を用意した。小麦粉10gを精製水90g中に加えて撹拌し、これを加熱して80~90℃の温度に10分間保つことにより小麦粉を糊化させた。得られた糊化水溶液を常温にまで放冷した。
牛乳、鶏卵、バター及び天ぷら油をそれぞれ20gずつ順に同一のビーカーに入れて混合することにより混合材料を作製した。
この混合材料中に糊化水溶液20gを加え、20~30℃の温度下、混ぜて均一にした。得られた混合物を複合汚垢とした。この複合汚垢1gを、ポリプロピレン製の弁当箱の内側全面に塗り広げ、60℃で一晩乾燥させたものを洗浄試験用試料とした。
(洗浄条件)
洗浄力の試験は、洗浄工程において、自動食器洗浄機内の水量に対して洗浄剤組成物の濃度が0.15%となるように、洗浄剤組成物を投入して洗浄液とし、自動食器洗浄機を用いて洗浄試験用試料を洗浄してその外観を目視で評価することにより行った。
自動食器洗浄機として、ホシザキ製ドアタイプの洗浄機(型番JW-650UF)を用い、洗浄条件は洗浄時間60秒、洗浄温度60℃、すすぎ時間5秒、すすぎ温度80℃とした。洗浄水には、水道水を用いた。この自動食器洗浄機は、洗浄液をポンプで循環させて繰り返し使用し、洗浄するタイプ(循環型)の自動洗浄機である。
洗浄剤組成物の洗浄力は、以下の基準により目視で評価した。
(洗浄力の評価基準)
◎:汚れの付着は見られない(汚れの残留がない)。
○:汚れの付着はほとんど見られない。
△:汚れの残留がやや見られる。
×:汚れの残留が多く見られる。
自動食器洗浄機内の水量に対して洗浄剤組成物の濃度が0.15%となるように、洗浄剤組成物を投入して洗浄液とし、自動食器洗浄機を洗浄モードで1分間稼働し、停止直後のスクラブ剤の分布を目視で観察し、評価した。
自動食器洗浄機として、ホシザキ製ドアタイプの洗浄機(型番JW-650UF)を用い、洗浄温度60℃とした。
スクラブ剤の循環性は、以下の基準で評価した。スクラブ剤が洗浄液中に良好に分散しているほど、その循環性が良好である。
(循環性の評価基準)
◎:洗浄増の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤が溜まっておらず、液中にスクラブ剤が分散されており、スクラブ剤のだま(凝集)がない。
○:洗浄槽の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤が溜まっていない。液中にスクラブ剤がやや分散されているが、ややスクラブ剤のだま(凝集)がある。
△:洗浄槽の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤がやや溜まっている。
×:洗浄槽の液面又は洗浄槽底にスクラブ剤が溜まっている。
平均粒子径の調整は、篩等を用いて行った。
グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径100μm)
グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径600μm)
グルコマンナン(商品名プロポール、清水化学株式会社製)の平均粒子径を100μm又は600μmに調整して使用した。グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が10N/mm2であった。
セルロース(密度1.0、平均粒子径600μm)
粉末セルロース(商品名VIVAPUR、レッテンマイヤー製)の平均粒子径を100μm又は600μmに調整して使用した。セルロース(密度1.0、平均粒子径600μm)は、圧縮応力が26N/mm2であった。
セルロース(密度1.2、平均粒子径600μm)
粉末セルロース(商品名VIVAPUR、レッテンマイヤー製)の平均粒子径を100μm又は600μmに調整して使用した。セルロース(密度1.2、平均粒子径600μm)は、圧縮応力が25N/mm2であった。
木粉(商品名木粉、サンヨー化成株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。木粉(密度1.0、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が0.01N/mm2であった。
コーンスターチ(商品名日食コーンスターチ、日本食品化工株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。
ポリエチレン粉末(商品名ポリエチレンパウダー、日興リカ株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。
ポリ乳酸(商品名ECOBEADS、大東化成工業製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。ポリ乳酸(密度1.0、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が31N/mm2であった。
シリカ(商品名シリカゲル、豊田化工株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。シリカ(密度1.0、平均粒子径100μm)は、圧縮応力が12N/mm2であった。
ゼオライト(商品名アセンサ、ハネウエル製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。
タルク(商品名タルカンパウダー、林化成株式会社製)の平均粒子径を100μmに調整して使用した。
ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径300μm)
ポリスチレン(商品名PK、日興リカ株式会社製)の平均粒子径を80μm又は300μmに調整して使用した。ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径80μm)は、圧縮応力が3980N/mm2であり、ポリスチレン(密度1.1、平均粒子径300μm)は、圧縮応力が318N/mm2であった。
グルコマンナン(密度0.7、平均粒子径600μm)
グルコマンナン(密度0.7、平均粒子径800μm)
グルコマンナン(商品名プロポール、清水化学株式会社製)の平均粒子径を10μm、600μm又は800μmに調整して使用した。
グルコマンナン(密度0.9、平均粒子径800μm)
グルコマンナン(商品名プロポール、清水化学株式会社製)の平均粒子径を10μm又は800μmに調整して使用した。
セルロース(密度1.3、平均粒子径100μm)
粉末セルロース(商品名VIVAPUR、レッテンマイヤー製)の平均粒子径を10μm又は100μmに調整して使用した。
界面活性剤:ADEKA製 ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
分散剤:商品名アキュゾール460、ダウ・ケミカル製
嵩増剤:無水芒硝
表1~表3中の「バランス」は、洗浄剤組成物100重量%から水及び嵩増剤以外の成分の重量%を引いた残りが水又は嵩増剤であることを意味する。
Claims (7)
- 平均粒子径50~700μm、かつ、見かけ密度0.95~1.1g/cm3のスクラブ剤を0.1~10重量%含有することを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 平均粒子径50~700μm、かつ、見かけ密度0.9~1.2g/cm 3 のスクラブ剤を0.1~10重量%含有し、
さらに、アルカリ剤を含むことを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。 - 前記アルカリ剤が、炭酸塩、ケイ酸塩及びアルカリ金属の水酸化物からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項2に記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 平均粒子径50~700μm、かつ、見かけ密度0.9~1.2g/cm 3 のスクラブ剤を0.1~10重量%含有し、
さらに、キレート剤を含むことを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。 - 前記キレート剤が、ニトリロ三酢酸又はその塩、メチルグリシン二酢酸又はその塩、及び、エチレンジアミン四酢酸又はその塩からなる群より選択される少なくとも1種である請求項4に記載の循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。
- 平均粒子径50~700μm、かつ、見かけ密度0.9~1.2g/cm 3 のスクラブ剤を0.1~10重量%含有し、
さらに、界面活性剤、可溶化剤、漂白剤、腐食防止剤、除菌剤、分散剤及び酵素からなる群より選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。 - 平均粒子径50~700μm、かつ、見かけ密度0.9~1.2g/cm 3 のスクラブ剤を0.1~10重量%含有し、
循環型の自動食器洗浄機用又はコンテナ洗浄機用の洗浄剤組成物であることを特徴とする循環型自動洗浄機用洗浄剤組成物。
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