JP6985435B2 - 圧力差抑制構造 - Google Patents
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Description
そこで扉を挟んだ内外の圧力差を緩和する策として、下記特許文献1及び下記特許文献2に記載の装置が挙げられる。
また特許文献2には、通常は車両の内外を連通する開口部を塞ぎ部材で塞いでおき、車両が浸水したときには塞ぎ部材を外す構成としたものが開示されている。
また上記特許文献1及び上記特許文献2は、車両が水没した際のみが想定されており、通常時の気圧差についての策が講じられているものではない。
本実施形態における圧力差抑制装置1は、第1空間10と第2空間20とを区画する区画壁14に貫通して設けられる開口部2に開閉自在に取り付けられる第1フラップ部3と、第1フラップ部3に貫通して設けられるフラップ開口部4に開閉自在に取り付けられる第2フラップ部5とを備えている。
第1フラップ部3は、区画壁14の第1空間10側における開口部2の周縁部に回動自在に一方端3aが軸支され、圧力を受けると第1空間10側への流動体の流入する許容するように他方端3bが開放する構成とされている。
第2フラップ部5は、フラップ開口部4を通じて常時流動体の流入出を許容する構成とされている。
以下、詳述する。
図3に示すとおり、扉装置100は、建物内を区画し部屋を構成するために設けられる壁体11に貫通して設けられた出入口12に設けられ、開閉自在に構成されている。扉装置100は、戸枠13と、扉パネル14と、取手15とを備えている。戸枠13は、出入口12の上下両側及び開口幅方向両側の四周を囲むように構成され、上枠13a、戸先側縦枠13b及び吊元側縦枠13cを有している。戸枠13の構成は特に限定されないが、例えば木質系材料や金属製材料等からなり、出入口8の下側を区画する下枠(沓摺)を設けた構成としてもよい。吊元側縦枠13cには、扉パネル14を回転自在に連結するための回転連結部材16が固定され、扉パネル14は、吊元側縦枠13cの上端側部位及び下端側部位のそれぞれに回転連結部材16,16を固定した構成としている。
扉パネル14の床17上、30cm前後のあたりに開口部2が貫通して設けられており、この開口部2を塞ぐように第1フラップ部3と第2フラップ部5とを備えた圧力差抑制装置1が設けられている。扉パネル14に設けられる開口部2の形状は図1に示すように方形状に限定されず、円形状や三角形状等、いずれでもよく、要は、圧力差抑制装置1によって開口部2が覆われ塞がれればよい。開口部2は扉パネル14の表裏を貫通し、扉パネル14の厚み分の流動体の流出入する流路6が形成される(図3(a)及び(b)参照)。また開口部2の形成位置は、図2(a)に寸法dとして示すように開口部2の上端部の位置が床17上、20cm〜40cmの位置であることが望ましい。開口部2の形成位置が20cm以下の場合は、床上浸水により圧力差が生じても一般的な体型の大人であれば自力で扉パネル14を開けることが可能といわれているため、圧力差抑制装置1の必要性に乏しい傾向となる。一方、開口部2の形成位置が40cm以上になると、圧力差抑制装置1を備えていても、圧力差の抑制効果が弱まってしまう傾向となり、扉パネル14を自力で開けることが困難になると予想される。
図3(a)は、通常時の取り付け状態を示している。ここに示すように第1フラップ部3は扉パネル14の開口部2を塞ぎ、第2フラップ部5は他方端51側が開放状態とされているため、常時空気が流出入可能な状態となっている。
これによれば、気密性の高い室内において、室内の換気機器などにより強制的に室外に空気が排気される場合、室内が負圧状態になっても、フラップ開口部4から空気が流入するため、扉パネル14を開け易いものとすることができる。
図4(a)は、第1フラップ部3を固定するヒンジ部30が側方端部に設けられる例を示している。図1〜図3では、長方形の第1フラップ部3の短手側を上方端部とし、固定部材となるヒンジ部30を上端部に取り付けた例を示したがこれに限定されず、第1フラップ部3の短手側を側方端部とし、固定部材となるヒンジ部30を左側端部に取り付けてもよい。このとき、第2フラップ部5は、第1フラップ部3と同様に左側端部を第1フラップ部3に固定してもよい。すなわち、第2フラップ部5は、フラップ開口部4に被さるように固定され、フラップ開口部4を通じて常時流動体の流入出を許容する構成とされていれば、どの部位を固定してもよい。
急な豪雨や台風等により道路が冠水し、車両が浸水してしまうと、やはり水圧が扉にかかり、扉が開けられず閉じ込められてしまう事故が多発している。そこで、図4(b)に示すように、車両40のダッシュボード付近や車両40に乗車した際の足元付近等に圧力差抑制装置1を設ければ、車両40が浸水してから扉を自力で開けられる時間を圧力差抑制装置1が設置されていない場合に比べて長く確保できる。また車両40が浸水し始めると早期の段階で車外に脱出すべきであるが、実際に浸水を経験すると、車内という閉鎖空間にいる安心感があるため、車外へ脱出をしようとするタイミングが遅れることが指摘されている。圧力差抑制装置1を図4(b)に示すような位置に設ければ、車両40の浸水が始まった比較的早い段階で車両40内に水が浸入するので、脱出タイミングを早めようという心理が働きやすい効果もある。
そしてまた第1フラップ部3の周縁にゴムパッキン等を配し第1フラップ部3の開閉時の扉パネル14(区画壁14)への当たりを緩和させる構成としてもよい。
さらに車両40に適用する場合、ドアを閉めた際の圧抜き弁がついている車両は、その弁に替えて圧力差抑制装置1を設けるようにしてもよい。
2 開口部
3 第1フラップ部
30 ヒンジ部
4 フラップ開口部
5 第2フラップ部
10 第1空間
20 第2空間
14 区画壁、扉パネル
Claims (3)
- 扉を有した車両の車内空間と、前記車内空間と区画壁を隔てて隣接する車外空間との間の圧力差を抑制し、前記区画壁に貫通して設けられる開口部を塞ぐように取り付けられる圧力差抑制装置を用いた圧力差抑制構造であって、
前記圧力差抑制装置は、前記開口部の周縁部に一方端が回動自在に軸支され、前記開口部より小さく貫通して設けられるフラップ開口部を有した枠状板体からなる第1フラップ部と、
前記フラップ開口部の周縁部に開閉自在に取り付けられ、前記フラップ開口部を塞ぐように前記フラップ開口部より大きく且つ前記第1フラップ部より小さく形成された板体からなる第2フラップ部とを備え、
前記第1フラップ部は、その他方端が水圧で開放され水の流入を許容する構成とされ、且つ前記水圧を受けないときは前記開口部の前記周縁部を塞ぐようにばね付勢され、
前記第2フラップ部の他方端は、前記フラップ開口部を通じて常時空気の流入出を許容するため開放され且つ水圧を受けると当該水圧を受けていないときよりも大きく開放され水の流入を許容する構成とされていることを特徴とする圧力差抑制構造。 - 請求項1において、
前記第1フラップ部及び前記第2フラップ部は、金属材料からなることを特徴とする圧力差抑制構造。 - 請求項1または請求項2において、
前記圧力差抑制装置は、前記車両のダッシュボード付近に設けられていることを特徴とする圧力差抑制構造。
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