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JP6978610B2 - 電磁弁及び高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

電磁弁及び高圧燃料供給ポンプ Download PDF

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JP6978610B2
JP6978610B2 JP2020548326A JP2020548326A JP6978610B2 JP 6978610 B2 JP6978610 B2 JP 6978610B2 JP 2020548326 A JP2020548326 A JP 2020548326A JP 2020548326 A JP2020548326 A JP 2020548326A JP 6978610 B2 JP6978610 B2 JP 6978610B2
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Description

本発明は、電磁弁及びエンジンに燃料を高圧で供給する高圧燃料供給ポンプに関する。
近年、内燃機関の静粛性向上及び高出力・低排気化が進められている。直噴エンジンに燃料を供給する高圧燃料供給ポンプにおいては、電磁弁が主要な騒音源となる場合が多く、その静粛性向上が重要な課題の1つである。電磁弁の衝突音を低減する背景技術として、特開2016−142143号公報(特許文献1)に開示される高圧燃料供給ポンプが知られている。特許文献1の高圧燃料供給ポンプでは、電磁吸入弁の可動部であるアンカー部及びロッドを別部材に構成し、アンカー部はその内周側がロッドの外周側に対して摺動自在に保持されている。すなわち、ロッド及びアンカー部は幾何学的に規制される範囲で軸方向に摺動可能に構成されている(段落0051)。アンカー部が固定コアに衝突する際には異音が発生する。異音は衝突時のエネルギが大きいほど大きくなるが、特許文献1の高圧燃料供給ポンプはアンカー部及びロッドを別部材として分離可能に構成することで、衝突時のエネルギがアンカー部の質量のみで発生するようにして、異音を低減している(段落0092)。また、特許文献1の高圧燃料供給ポンプでは、アンカー部に、アンカー部の前後を液圧的に接続する貫通孔が設けられる。この貫通孔は、液体中をアンカー部が移動する際に発生する排除体積を逃がすための呼吸穴として機能し、アンカー部の円滑な動作を可能にする(段落0105)。
特開2016−142143号公報
特許文献1の高圧燃料供給ポンプでは、アンカーはコアとの磁気吸引面積を確保しつつ、ロッドと係合する面積も確保する必要がある。磁気性能を出すために磁気吸引面積を大きくとると、ロッドと係合する面積(係合面積)が小さくなる。その結果、係合部の面圧が高くなり、係合部の耐磨耗性の悪化が心配される。更に、特許文献1の高圧燃料供給ポンプでは、アンカーの前後を移動する燃料の流路を貫通孔として設けている。この流路面積(貫通孔の断面積)は磁気吸引面積及び係合面積との取り合いとなるが、この流路面積を小さくすると、この部位を通る流速が大きくなり、剥離によるキャビテーションエロージョンが発生するおそれも出てくる。
本発明の目的は、アンカーとロッドとが相対変位可能な構造において、アンカーの限られた係合面積の中で耐摩耗性を向上することができ、耐キャビテーションエロージョンの性能を向上することができる電磁弁及び高圧燃料供給ポンプを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の電磁弁或いは高圧燃料供給ポンプの電磁吸入弁機構は、
外径側に凸となる凸部が形成されたロッドと、
前記ロッドの軸方向における前記凸部の一端面に接触し、前記ロッドを付勢するロッド付勢ばねと、
前記ロッドに対して前記軸方向に相対変位可能に構成され、前記軸方向における前記凸部の他端面と接触する接触面を有するアンカーと、を備えた電磁弁において、
前記凸部の前記他端面は、径方向内側に形成された平面部と、前記平面部の径方向外側に形成された曲面部と、を有し、
前記曲面部は、前記ロッド付勢ばねの最外径部よりも内径側から外径側に亘って形成され、
前記ロッドは前記平面部及び前記曲面部が前記アンカーの前記接触面と接触可能に構成され
前記曲面部は曲率半径が3.0mm〜10.0mmの範囲となるように構成され、
前記平面部及び前記曲面部は前記曲面部の径方向長さL2を前記平面部の径方向長さL1で割ったL2/L1が0.37〜6.5となるように構成される。
本発明によれば、ロッドがアンカーに対して傾いて衝突した場合、及び傾かずに衝突した場合においても衝突応力を低減できると共に、ロッド鍔部での流体剥離を抑制することができ、キャビテーションエロージョンを抑制することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る高圧燃料供給ポンプが適用されたエンジンシステムの構成を示す図である。 本発明に係る高圧燃料供給ポンプの縦断面図である。 図2に示す高圧燃料供給ポンプを図2の上方から見た水平方向断面図(横断面図)である。 本発明に係る高圧燃料供給ポンプの図2と異なる縦断面図である。 アンカー近傍の拡大図である。 アンカー連通路の流線を示す図である。 アンカーとロッドとが傾いて衝突する場合の状態を示す図である。 ロッド鍔部の平面部の径方向幅L1と曲面部の径方向幅L2との関係を示す図である。 ロッド鍔部の曲面部の径方向幅L2と曲率半径Rとの関係を示す図である。 アンカーとロッドとの衝突時の面圧の概念図である。 ロッド鍔部の平面部の径方向幅L1と曲面部の径方向幅L2との寸法関係を変更した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を用いて、システムの構成と動作を説明する。図1は、本発明に係る高圧燃料供給ポンプが適用されたエンジンシステムの構成を示す図である。破線で囲まれた部分が高圧燃料供給ポンプ(以下、燃料ポンプと呼ぶ)100の本体を示し、この破線の中に示されている機構及び部品はボディ1(ポンプボディと呼んでも良い)に一体に組み込まれていることを示す。
燃料タンク102の燃料は、エンジンコントロールユニット101(以下ECUと称す)からの信号に基づきフィードポンプ102によって燃料タンク103から汲み上げられる。この燃料は適切なフィード圧力に加圧されて燃料配管104を通して燃料ポンプの低圧燃料吸入口10aに送られる。
吸入配管5(図3参照)の低圧燃料吸入口10aから流入した燃料は圧力脈動低減機構9、吸入通路10dを介して、容量可変機構である電磁吸入弁機構3の吸入ポート3kに至る。
電磁吸入弁機構3に流入した燃料は、吸入弁3bを通過し、ボディ1に形成された吸入通路1aを流れた後に加圧室11に流入する。エンジンのカム機構91(図2参照)によりプランジャ2に往復運動する動力が与えられる。プランジャ2の往復運動により、プランジャ2の下降行程には吸入弁3bから燃料を吸入し、上昇行程には燃料が加圧される。加圧室11の圧力が設定値を超えると、吐出弁機構8が開弁し、圧力センサ105が装着されているコモンレール106へ高圧燃料が圧送される。そしてECU101からの信号に基づきインジェクタ107がエンジンへ燃料を噴射する。本実施例の燃料ポンプは、インジェクタ107がエンジンのシリンダ筒内に直接、燃料を噴射する、いわゆる直噴エンジンシステムに適用される燃料ポンプである。燃料ポンプは、ECU101から電磁吸入弁機構3への信号により、所望の燃料流量を吐出する。
図2乃至図4を参照して説明する。図2は、本発明に係る高圧燃料供給ポンプの縦断面図である。図3は、図2に示す高圧燃料供給ポンプを図2の上方から見た水平方向断面図(横断面図)である。図4は、本発明に係る高圧燃料供給ポンプの図2と異なる縦断面図である。
本実施例の燃料ポンプは、ボディ1に設けられた取付けフランジ1e(図3)を用いて、エンジン(内燃機関)の燃料ポンプ取付け部90(図2、4)に密着するように、図示しない複数のボルトで固定される。
燃料ポンプ取付け部90とボディ1との間のシールのためにOリング93がボディ1に嵌め込まれ、エンジンオイルが外部に漏れるのを防止する。
ボディ1にはプランジャ2の往復運動をガイドし、ボディ1と共に加圧室11を形成するシリンダ6が取り付けられている。また燃料を加圧室11に供給するための電磁吸入弁機構3と加圧室11から吐出通路に燃料を吐出するための吐出弁機構8が設けられている。
シリンダ6はその外周側においてボディ1に圧入される。またボディ1を、シリンダ6の挿入孔の内周側(径方向内側)へ変形させることで、シリンダ6の固定部6aは図中上方向へ押圧され、シリンダ6の上端面で加圧室11にて加圧された燃料が低圧側に漏れないようシールされる。加圧室11は、ボディ1、電磁吸入弁機構3、プランジャ2、シリンダ6、吐出弁機構8にて構成される。
プランジャ2の下端には、エンジンのカムシャフトに取り付けられたカム91の回転運動を上下運動に変換し、プランジャ2に伝達するタペット92が設けられている。プランジャ2はリテーナ15を介してばね18にてタペット92に圧着されている。これによりカム91の回転運動に伴い、プランジャ2を上下に往復運動させることができる。
また、シールホルダ7の内周下端部に保持されたプランジャシール13がシリンダ6の図中下方部においてプランジャ2の外周に摺動可能に接触する状態で設置されている。これにより、プランジャ2が摺動したとき、副室7aの燃料をシールしエンジン内部へ流入するのを防ぐ。同時に、プランジャシール13はエンジン内の摺動部を潤滑する潤滑油(エンジンオイルも含む)がボディ1の内部に流入するのを防止する。
リリーフ弁機構4は、シート部材4e、リリーフ弁4d、リリーフ弁ホルダ4c、リリーフばね4b、及びばね支持部材4aで構成される。ばね支持部材4aはリリーフばね4bを内包しリリーフ弁室を形成するリリーフボディとしても機能する。ばね支持部材4a(リリーフボディ)はボディ1に形成された横孔に圧入されて固定される。リリーフばね4bは、一端側がばね支持部材4aに当接し、他端側がリリーフ弁ホルダ4cに当接している。リリーフ弁4dは、リリーフばね4bの付勢力がリリーフ弁ホルダ4cを介して作用してリリーフ弁シート(シート部材4e)に押圧されることで燃料を遮断する。リリーフ弁4dの開弁圧力は、リリーフばね4bの付勢力によって決定される。本実施例ではリリーフ弁機構4は、リリーフ通路を介して加圧室11に連通しているが、これに限定されるわけではなく、低圧通路(低圧燃料室10又は吸入通路10d等)に連通するようにしても良い。リリーフ弁機構4は、コモンレール106やその先の部材に何らかの問題が生じ、コモンレール106が異常に高圧になった場合に作動するよう構成された弁である。
つまりリリーフ弁機構4は、リリーフ弁4dの上流側と下流側との差圧が設定圧力を超えた場合に、リリーフばね4bの付勢力に抗してリリーフ弁4dが開弁するように構成される。コモンレール106やその先の部材内の圧力が高くなった場合に開弁し、燃料を加圧室11または低圧通路(低圧燃料室10又は吸入通路10d等)に戻すという役割を有する。そのため、リリーフ弁機構4は、所定の圧力以下では閉弁状態を維持する必要があり、高圧に対抗するために非常に強力なリリーフばね4bを有している。
燃料ポンプのボディ1の側面部には吸入配管5が取り付けられている。吸入配管5は、車両の燃料タンク103からの燃料を供給する低圧配管104に接続されており、燃料はここから燃料ポンプ内部に供給される。吸入配管5の先の吸入流路5a内の吸入フィルタ17は、燃料タンク103から低圧燃料吸入口10aまでの間に存在する異物を燃料の流れによって燃料ポンプ内に吸収することを防ぐ役目がある。
低圧燃料吸入口10aを通過した燃料は、圧力脈動低減機構9、低圧燃料流路10dを介して電磁吸入弁機構3の吸入ポート3kに至る。
カム91の回転により、プランジャ2がカム91の方向に移動して吸入行程状態にある時は、加圧室11の容積は増加し加圧室11内の燃料圧力が低下する。この行程で加圧室11内の燃料圧力が吸入ポート3kの圧力よりも低くなると、吸入弁3bは吸入弁シート部3aから離れ開口状態になる。燃料は吸入弁3bの開口部3fを通り、加圧室11に流入する。
プランジャ2が吸入行程を終了した後、プランジャ2が上昇運動に転じ上昇行程に移る。ここで電磁コイル3gは無通電状態を維持したままであり磁気付勢力は作用しない。ロッド付勢ばね3mは、無通電状態において吸入弁3bを開弁維持するのに必要十分な付勢力を有するよう設定されている。加圧室11の容積は、プランジャ2の圧縮運動に伴い減少するが、この状態では、一度、加圧室11に吸入された燃料が、再び開弁状態の吸入弁3bの開口部3fを通して吸入通路10dへと戻されるので、加圧室の圧力が上昇することは無い。この行程を戻し行程と称する。
この状態で、エンジンコントロールユニット101(以下ECUと呼ぶ)からの制御信号が電磁吸入弁機構3に印加されると、電磁コイル3gには端子16を介して電流が流れる。電磁コイル3gに電流が流れると磁気コア(固定コア)3eとアンカー(可動コア)3hとの間に磁気吸引力が作用し、磁気コア3e及びアンカー3hが磁気吸引面で衝突する。磁気吸引力がロッド付勢ばね3mの付勢力(実際にはその他の力を含む合力)よりも強ければ、アンカー3hはロッド鍔部3jを介して、ロッド3iを吸入弁3bから離れる方向に移動させる。
その後、吸入弁付勢ばね3lによる付勢力と燃料が吸入通路10dに流れ込むことによる流体力により吸入弁3bが閉弁する。閉弁後、加圧室11の燃料圧力はプランジャ2の上昇運動と共に上昇し、燃料吐出口12aの圧力以上になると、吐出弁機構8を介して高圧燃料の吐出が行われ、コモンレール106へと供給される。この行程を吐出行程と称する。アンカー3hが磁気コア3eに磁気吸引面で衝突する際、アンカー3hに係合していたロッド3iは慣性力でアンカー3hから離間する。その後、ロッド3iはロッド付勢ばね3mの力によって押し戻され、アンカー3hに当接する。このとき、ロッド3iのロッド鍔部3jはアンカー3hに衝突することがある。
プランジャ2の下死点から上死点までの間の上昇行程は、戻し行程と吐出行程からなる。そして、電磁コイル3gへの通電タイミングを制御することで、吐出される高圧燃料の量を制御することができる。電磁コイル3gへ通電するタイミングを早くすれば、上昇行程中における、戻し行程の割合が小さく、吐出行程の割合が大きくなる。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が少なく、高圧吐出される燃料は多くなる。一方、通電するタイミングを遅くすれば、上昇行程中における、戻し行程の割合が大きく吐出行程の割合が小さくなる。すなわち、吸入通路10dに戻される燃料が多く、高圧吐出される燃料は少なくなる。電磁吸入弁機構3は、吸入行程、戻し行程及び吐出行程を切替えるために、電磁コイル3gへの通電タイミングがECU101からの指令によって制御される。
以上のように電磁コイル3gへの通電タイミングを制御することで、高圧吐出される燃料の量をエンジンが必要とする量に制御することが出来る。ボディ1の加圧室11出口側の吐出弁機構8は、吐出弁シート8a、吐出弁シート8aと接離する吐出弁8b、吐出弁8bを吐出弁シート8aに向かって付勢する吐出弁ばね8c、及び吐出弁8bのストローク(移動距離)を決める吐出弁ストッパ8dから構成されている。吐出弁ストッパ8dは燃料の外部への漏洩を遮断するプラグ8eに圧入されている。プラグ8eは溶接部8fで溶接によりボディ1に接合される。吐出弁8bの二次側には、吐出弁室8gが形成され、この吐出弁室8gは、ボディ1に水平方向に形成される横穴を介して、燃料吐出口12aと連通する。
加圧室11と吐出弁室8gとの間に燃料差圧が無い状態では、吐出弁8bは吐出弁ばね8cの付勢力により吐出弁シート8aに圧接され閉弁状態となっている。加圧室11の燃料圧力が吐出弁室8gの燃料圧力よりも大きくなった時に初めて、吐出弁8bは吐出弁ばね8cの付勢力に逆らって開弁する。吐出弁8bが開弁すると、加圧室11内の高圧の燃料は、吐出弁室8g、燃料吐出口12aを経てコモンレール106(図1参照)へ吐出される。以上のような構成により、吐出弁機構8は、燃料の流通方向を制限する逆止弁として機能する。
なお、燃料吐出口12aは、ボディ1に溶接部12bにより固定された吐出ジョイント12に形成されている。
通電された電流は、吐出行程が終了するまでに停止される。そうすると、磁気吸引力が消滅し、ロッド付勢ばね3mはロッド3i、アンカー3h及び吸入弁3bを吸入弁3bが開弁状態となるように付勢した状態となる。吐出行程が終了し、吸入行程に入ると、吸入弁3bはロッド3i及びアンカー3hとともに開弁位置まで移動し、バルブストッパ3oに衝突して停止する。その際、アンカー3hは慣性力でオーバーシュートし、戻ってきたときにロッド鍔部3jに衝突する。
カバー14の内側に低圧燃料室10が構成されている。低圧燃料室10には燃料ポンプ内で発生した圧力脈動が燃料配管104へ波及するのを低減させる圧力脈動低減機構9が設置されている。圧力脈動低減機構9は低圧燃料室10内で上側低圧燃料室10bと下側低圧燃料室10cとを構成するように配置される。圧力脈動低減機構9は、波板状の円盤型金属板2枚をその外周で張り合わせ、内部にアルゴンのような不活性ガスを注入した金属ダイアフラムダンパで形成されている。一度、加圧室11に流入した燃料が、容量制御のため再び開弁状態の吸入弁体3bを通して吸入通路10dへと戻される場合、吸入通路10dへ戻された燃料により低圧燃料室10には圧力脈動が発生する。この圧力脈動は金属ダンパが膨張・収縮することで吸収低減される。
プランジャ2は、大径部2aと小径部2bとを有し、プランジャの往復運動によって副室7aの体積は増減する。副室7aは燃料通路10eにより低圧燃料室10と連通している。プランジャ2の下降時は、副室7aから低圧燃料室10へ、上昇時は、低圧燃料室10から副室7aへと、燃料の流れが発生する。
このことにより、ポンプの吸入行程もしくは、戻し行程におけるポンプ内外への燃料流量を低減することができ、燃料ポンプ内部で発生する圧力脈動を低減する機能を有している。
図5を用いて電磁吸入弁機構のアンカー3h、ロッド3i周辺の詳細構造について説明する。図5は、アンカー近傍の拡大図である。
アンカー3hには複数の息抜き穴3nが設けられており、アンカー3hが前後に移動した際に移動する燃料の通路を形成する。アンカー3hには平面部(平坦部)3pが設けられている。平面部3pはアンカー3hの磁気コア3e側の端面から吸入弁シート部3a側(反磁気コア3e側)に窪んだ凹部の底面として構成される。アンカー3hの径方向中心部にはロッド3iの軸方向に貫通する貫通孔3qが形成され、貫通孔3qは平面部3pの中心部に開口する。すなわち、平面部3pは貫通孔3qの磁気コア3e側の開口の周囲に形成されている。平面部3pには、貫通孔3qの他、息抜き穴3nの開口の一部も形成されている。
ロッド3iはロッド鍔部3jを有する。ロッド鍔部3jは、ロッド3iの貫通孔3qとの摺動部外周面に対して径方向外側に凸となる凸部として構成されている。すなわち、ロッド鍔部3jは拡径部として構成される。ロッド鍔部3jは、アンカー3hの平面部3pでアンカー3hと係合する。すなわち、アンカー3hは、ロッド3iに対してロッド3iの軸方向に相対変位可能に構成されており、ロッド鍔部3jの端面3jbと接触する平面部(接触面)3pを有する。
ロッド鍔部3jには、平面部3pと対向する側(反磁気コア3e側)の端面に、平面部(平坦部)3sと曲面部3rとが構成されており、平面部3s及び曲面部3rはアンカーの平面部3pと接触できる位置関係にある。曲面部3rは平面部3sに正接する。曲面部3rは、ロッド鍔部3jの最外周(外周面)3tには正接せずに、面取り、または曲面部3rの曲率半径Rより小さい曲率半径を有する曲面部3uで、最外周3tに繋がる。
ロッド鍔部3jの磁気コア3e側の端面は、ロッド付勢ばね3mの端部が当接するばね座を構成する。ロッド付勢ばね3mは、ロッド3iの軸方向におけるロッド鍔部(凸部)3jの一端面3jaに接触し、ロッド3iを付勢する。また、ロッド3iの軸方向におけるロッド鍔部(凸部)3jの他端面3jbはアンカー3hの平面部(接触面)3pと接触するように構成されている。
図6を用いてキャビテーションエロージョンについて説明する。図6は、アンカー連通路の流線を示す図である。
アンカー3hは高速で移動するため、アンカー3hの移動に伴って息抜き穴3nを通る燃料の流速は速い。ロッド鍔部3jは息抜き穴3nに被さる位置にあるため、鋭角なエッジがあると、流体剥離を発生し、キャビテーションエロージョンの起点となる場合がある。本実施例の場合、曲面部3rから平坦部3sに向かってなだらかに接続することにより、係合部近傍における流体剥離を抑制し、キャビテーションエロージョンを防止できる。
図7を用いて耐摩耗性について説明する。図7は、アンカーとロッドとが傾いて衝突する場合の状態を示す図である。図7は、アンカー3hとロッド3iが傾いて衝突した状態を模式的に表している。
アンカー3h及びロッド3iとアンカー3h及びロッド3iをガイドする実際の摺動ガイドとの隙間はμmオーダーであるため、ガイド部における隙間やアンカー3h及びロッド3iの傾きは図示困難であるが、図7では説明のためアンカー3hに対してロッド3iが傾いた状態をデフォルメして描いている。
先述の通り、アンカー3h及びロッド3iは、電磁コイル3gへ通電したとき、および通電終了した後で、相互に衝突する機会がある。アンカー3hとロッド3iとの間に相対的な傾きが無い場合は、ロッド鍔部3jの平面部3sがアンカー3hの平面部(接触面)3pに衝突する。また、アンカー3hがロッド付勢ばね3mにより付勢されて静止した状態においては、平面部3sがアンカー3hの接触面3pに接触し、曲面部3rは接触面3pに対し非接触となるように構成される。すなわち、ロッド3iは平面部3s及び曲面部3rがアンカー3hの平面部(接触面)3pと接触可能に構成されている。
アンカー3hとロッド3iとは摺動ガイドによりガイドされているものの、ガイド部には隙間が存在するため、傾いて衝突する場合がある。そして、曲面部3rは、ロッド3i又はアンカー3hがロッド3iの軸方向に対し外径側に傾いた場合において、平面部(接触面)3pに対し接触する。その場合は、アンカー3hの平面部3pとロッド鍔部3jの曲面部3rとの衝突部に応力集中が発生する。曲面と平面との応力集中は、ヘルツ応力などで知られているように、接触部の曲率半径に大きく影響される。代表的な例として、2次元のヘルツ応力の式を式(1)に示す。
Figure 0006978610
式1において、Pmaxは最大面圧であり、Rは曲率半径であり、Pは負荷荷重である。
式1で示される最大面圧Pmaxは、曲率半径Rの2乗根に反比例する。3次元では3乗根に反比例する。いずれにせよ、最大面圧Pmaxを下げるためには曲率半径Rを大きくとる必要がある。本実施例では曲面部3rの曲率半径を確保するために、アンカー3hとロッド3iとの相対的な傾きが最大傾きのときに接触可能な範囲までを一律大きな曲率半径で形成し、それより外周側に面取り3uを設ける。また、曲面部3rは平面部3sに正接で繋がるようにする。このようにして、アンカー3hとロッド3iとの間に生じる傾きの範囲内で、アンカー3hとロッド3iとは一律に大きな曲率半径Rで接触できる。一般的にインジェクタやガソリンポンプ用の電磁弁の摺動部は高精度にガイドされているため最大傾き角度は小さい。そのため、曲面部3rの曲率半径は大きくとることが出来る。アンカー3hとロッド3iとの最大傾き角度をφとする。曲面部3rを近似的に傾斜面とみなして曲面部3rと平面部3sの成す角度をθとする。アンカー3hとロッド3iとが最大に傾いた場合にも、衝突荷重を曲面部3rで受けるためには、θはφよりも大きい必要がある。
アンカー3hとロッド鍔部3jとが傾かずに衝突した場合は、アンカー3hの平面部3pはロッドの平面部3sと面接触する。その場合に発生する面圧は平面部3sが接触する面積に反比例する。ここの面積を大きくすると、前述の曲面部3rのRは小さくなり、曲面3rが接触する時の応力が大きくなる。そのため、限られたスペースの中で、両者のバランスをとる設計が必要となる。
図7及び図8A〜8Cを用いて、具体例を示す。図8Aは、ロッド鍔部の平面部の径方向幅L1と曲面部の径方向幅L2との関係を示す図である。図8Bは、ロッド鍔部の曲面部の径方向幅L2と曲率半径Rとの関係を示す図である。図8Cは、アンカーとロッドとの衝突時の面圧の概念図である。
平面部3sの径方向の幅をL1、曲面部3rの径方向の幅をL2とすると、L1とL2との間にはL1が増えた分だけL2が減る関係がある。L1とL2との関係をグラフにすると図8Aのようになる。グラフに表示したL1,L2の値は絶対値ではなく、相対値である。上述の電磁弁の相場では、アンカーとロッドとの間の最大傾きはせいぜい数deg程度である。想定する最大傾き角度をθ、曲面部3rの径方向接触長さL2、曲率半径Rとすると、L2とRとは式(2)の関係にある。
=R・sinθ (式2)
L2とRとの関係は図8Bのようになる。
ロッド鍔部3jとアンカー平面部3pとに作用する面圧計算の例を示すと、図8Cのようになる。ロッドの平面部3sがアンカー3hの平面部3pに接触する場合の接触を、平面接触と呼ぶ。ロッドの曲面部3rがアンカー3hの平面部3pに接触する場合の接触を、曲面接触と呼ぶ。想定する衝突荷重によって面圧は変わるため、縦軸の値は絶対値ではなく、平面接触時の面圧と曲面接触時の面圧とを比較するための比較値である。
ロッド3iとアンカー3hとが傾かずに平面部3sが平面部3pに接触した場合(平面接触時)の面圧を実線で示す。この場合の面圧は平面部3sの面積に反比例するため、L2が大きくなると面圧は急増する。曲面部3rが平面部3pに接触した場合(曲面接触時)の面圧を点線で示す。この場合の面圧は曲率半径Rの2乗根(〜3乗根)に反比例する形となる。曲面接触時と平面接触時とで双方の面圧が高くなりすぎないようにL1とL2との比率を選定する必要がある。傾き有りの方が面圧の変化率が緩やかなので(2乗根に反比例のため)、必然的にL1の割合の方がL2より大きいことが望ましくなる。一般的に市場に普及しているソレノイドのアンカー径を鑑みると、推奨する曲率半径は3〜10mm程度が現実的である。また、この曲率半径に対応するL2/L1の比率は0.37〜6.5程度が現実的である。
図8Bから、曲率半径3〜10mmに対応するL2は0.27〜0.87となる。図8Cにおいて、VAはロッド3iの平面部3s又は曲面部3rがアンカー3hの平面部3pに当接することにより平面部3s又は曲面部3rの構成材料に発生する面圧が許容面圧以下となるL2の範囲(許容範囲)を示している。曲率半径3〜10mmに対応するL2は0.27〜0.87であり、L2の範囲許容範囲内に含まれる。
平面部3sの反対側のロッド鍔部3jの端面にはロッド付勢ばね3mが接触している。ロッド付勢ばね3mをロッド3iと同芯に配置した場合に、平面部3sはロッド付勢ばね3mの最外周より内周側にある。すなわち、平面部3sの外径はロッド付勢ばね3mの外径よりも小さい。言い換えると、曲面部3rはロッド付勢ばね3mの最外径部3tよりも内径側(径方向内側)から外径側(径方向外側)に亘って形成される。
こうすることにより、ロッド鍔部3jがアンカー平坦部3pに力を伝達する力点がロッド付勢ばね3mより内周側になるため、ロッド付勢ばね3mが傾いてロッド鍔部3jを付勢したとしても、ロッド3iに伝わる力は調芯される。その結果、戻し行程中にロッド付勢ばね3mの付勢力は効率的にロッド3iに伝わり、吸入弁を開弁する力として働くことができる。一方で、ロッド鍔部3jのモーメントが作用しない部分だけ薄肉・軽量にする効果もある。
図9は、ロッド鍔部の平面部の径方向幅L1と曲面部の径方向幅L2との寸法関係を変更した図である。
図7の実施例と比べてL2/L1の比率を小さくした構成である。この場合も、平面部3sはロッド付勢ばね3mの最外周より内周側にある。曲率半径Rはほとんどないように見えるが、実際は図7と同じだけ確保しており、上述した効果を得ることができる。
本実施例における電磁弁或いは高圧燃料供給ポンプの構成を整理すると、以下のようになる。
外径側に凸となる凸部3jが形成されたロッド3iと、
ロッド3iの軸方向における凸部3jの一端面3jaに接触し、ロッド3iを付勢するロッド付勢ばね3mと、
ロッド3iに対して前記軸方向に相対変位可能に構成され、前記軸方向における凸部3jの他端面3jbと接触する接触面3pを有するアンカー3hと、を備えた電磁弁3において、
凸部3jの他端面3jbは、径方向内側に形成された平面部3sと、平面部3sの径方向外側に形成された曲面部3rと、を有し、
曲面部3rは、ロッド付勢ばね3mの最外径部よりも内径側から外径側に亘って形成され、
ロッド3iは平面部3s及び曲面部3rがアンカー3hの接触面3pと接触可能に構成される。
曲面部3rは、アンカー3hがロッド付勢ばね3mにより付勢されて静止した状態において、接触面3pに対し非接触となるように構成される。
曲面部3rは、ロッド3i又はアンカー3hが前記軸方向に対し外径側に傾いた場合において、接触面3pに対し接触するように構成される。
曲面部3rの径方向長さL2を平面部3sの径方向長さL1で割ったL2/L1が0.37〜6.5となるように平面部3s及び曲面部3rが構成される。このとき、平面部3s又は曲面部3rは、接触面3pと衝突する際に発生する面圧が、L2/L1の範囲内で、平面部3s又は曲面部3rを構成する材料の許容面圧以下となるように、L2が設定される。
曲面部3rにおける最大の曲率半径が3.0mm〜10.0mmの範囲となるように曲面部3rが構成される。
アンカー3hはロッド3iが挿通する貫通孔3qを有し、凸部3jはロッド3iの貫通孔3qとの摺動部外周面に対して拡径部として構成される。
アンカー3hとの間で磁気吸引力を発生する磁気コア3eを備え、
凸部3jの一端面3jaは磁気コア3eが配置される側に設けられ、他端面3jbは反磁気コア側に設けられる。
曲面部3rは曲率半径を有する曲面部であり、曲面部3rは平面部3sに正接する。
このとき、凸部3jは曲面部3rの径方向外側に面取りまたは曲面部3rの曲率半径Rより小さい曲率半径の曲面部3uを有する。
加圧室が形成されるシリンダ6と、吸入行程、戻し行程及び吐出行程を切替える電磁吸入弁機構3と、シリンダ6内で往復動するプランジャ2と、燃料を吐出する吐出弁機構4と、を備えた高圧燃料供給ポンプ100において、電磁吸入弁機構3として上記の電磁弁を備える。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
2…プランジャ、3…電磁吸入弁機構(電磁弁)、3e…磁気コア、3h…アンカー、3i…ロッド、3j…凸部、3ja…凸部3jの一端面、3jb…凸部3jの他端面、3m…ロッド付勢ばね、3p…凸部3jの他端面3jbと接触するアンカー3hの接触面、3q…アンカー3hロッド3iを挿通するアンカー3hの貫通孔、3r…凸部3jの他端面3jbに形成された曲面部、3s…凸部3jの他端面3jbに形成された平面部、3u…凸部3jに形成された面取りまたは小曲率半径の曲面部、4…吐出弁機構、6…シリンダ、100…高圧燃料供給ポンプ、L1…平面部3sの径方向長さL1、L2…曲面部3rの径方向長さ。

Claims (10)

  1. 外径側に凸となる凸部が形成されたロッドと、
    前記ロッドの軸方向における前記凸部の一端面に接触し、前記ロッドを付勢するロッド付勢ばねと、
    前記ロッドに対して前記軸方向に相対変位可能に構成され、前記軸方向における前記凸部の他端面と接触する接触面を有するアンカーと、を備えた電磁弁において、
    前記凸部の前記他端面は、径方向内側に形成された平面部と、前記平面部の径方向外側に形成された曲面部と、を有し、
    前記曲面部は、前記ロッド付勢ばねの最外径部よりも内径側から外径側に亘って形成され、
    前記ロッドは前記平面部及び前記曲面部が前記アンカーの前記接触面と接触可能に構成され
    前記曲面部は曲率半径が3.0mm〜10.0mmの範囲となるように構成され、
    前記平面部及び前記曲面部は前記曲面部の径方向長さL2を前記平面部の径方向長さL1で割ったL2/L1が0.37〜6.5となるように構成された電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記平面部は、前記アンカーが前記ロッド付勢ばねにより付勢されて静止した状態において、前記接触面に対し接触するように構成された電磁弁。
  3. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記曲面部は、前記アンカーが前記ロッド付勢ばねにより付勢されて静止した状態において、前記接触面に対し非接触となるように構成された電磁弁。
  4. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記曲面部は、前記ロッド及び前記アンカーが前記軸方向に対し外径側に傾いた場合において、前記接触面に対し接触するように構成された電磁弁。
  5. 請求項に記載の電磁弁において、
    前記平面部又は前記曲面部は、前記接触面と衝突する際に発生する面圧が、前記L2/L1の範囲内で、前記平面部又は前記曲面部を構成する材料の許容面圧以下となるように、L2が設定される電磁弁。
  6. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記アンカーは前記ロッドが挿通する貫通孔を有し、
    前記凸部は前記ロッドの前記貫通孔との摺動部外周面に対して拡径部として構成される電磁弁。
  7. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記アンカーとの間で磁気吸引力を発生する磁気コアを備え、
    前記凸部の前記一端面は前記磁気コアが配置される側に設けられ、前記他端面は反磁気コア側に設けられる電磁弁。
  8. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記曲面部は、曲率半径を有する曲面部であり、
    前記曲面部は前記平面部に正接する電磁弁。
  9. 請求項に記載の電磁弁において、
    前記凸部は、前記曲面部の径方向外側に、面取りまたは曲面部3rの曲率半径Rより小さい曲率半径の曲面部を有する電磁弁。
  10. 加圧室が形成されるシリンダと、吸入行程、戻し行程及び吐出行程を切替える電磁吸入弁機構と、シリンダ内で往復動するプランジャと、燃料を吐出する吐出弁機構と、を備えた高圧燃料供給ポンプにおいて、
    前記電磁吸入弁機構として請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電磁弁を備えた高圧燃料供給ポンプ。
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