JP6955210B2 - 空調用レジスタの操作ダイヤル構造 - Google Patents
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Description
上記の構成によれば、金属被膜が形成されることで、ダイヤル本体が加飾される。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
図1及び図2に示すように、リテーナ11は、樹脂によって形成された複数の部材からなり、全体として、両端が開放された筒状をなしている。リテーナ11の内部空間は、送風ダクトを通じて空調装置(図示略)から送られてくる空調用空気A1の流路(以下「通風路12」という)を構成している。ここで、通風路12での空調用空気A1の流れ方向について、空調装置に近い側(図1及び図2では左側)を上流側とし、同空調装置から遠い側(図1及び図2では右側)を下流側とする。通風路12の下流端は、空調用空気A1の吹出口13を構成している。
フィンは、空調用空気A1の流れ方向を調整するためのものであり、複数の下流フィン27と複数の上流フィン35とからなる。
シャットダンパ41は、通風路12で空調用空気A1が流れるのを許容したり遮断したりすることで空調用空気A1の流れ状態を調整するものであり、ダンパ本体42、シール部43及び一対のダンパ軸44を備えている。ダンパ本体42は、通風路12の上流フィン35よりも上流に配置されている。シール部43は軟質材料、例えばスポンジ等の軟質の発泡体によって形成されており、ダンパ本体42の周囲に装着されている。シール部43の外周縁部は、ダンパ本体42の外周縁部よりも外側に露出している。ダンパ軸44は、ダンパ本体42の上下方向における両端面から、互いに遠ざかる方向へ突出している。なお、図1では、ダンパ軸44がドット(・)で図示されている。
図2に示すように、ダンパ駆動機構45は、シャットダンパ41を傾動させるための機構であり、操作ダイヤル46及び回動伝達部57を備えている。図2及び図3(a)に示すように、操作ダイヤル46は、ダイヤル本体47及びカバー56を備えている。ダイヤル本体47は、樹脂によって略円盤状に形成されている。ダイヤル本体47は下側の横壁部26の下方に配置され、支軸25により、同横壁部26に回動可能に支持されている。ダイヤル本体47の外周面において周方向に互いに離間した2箇所には、係止凹部49が形成されている。ダイヤル本体47の外表面には、金属被膜59がめっきによって形成されている。
図2に示すように、回動伝達部57は、操作ダイヤル46の回動をシャットダンパ41に伝達するためのものである。回動伝達部57は、リンク機構、ギヤ機構等によって構成されており、操作ダイヤル46とシャットダンパ41の下側のダンパ軸44との間に設けられている。本実施形態では、ダイヤル本体47から径方向外方へ突出する伝達突部54が形成されている。また、シャットダンパ41の下側のダンパ軸44には、径方向外方へ延びるアーム部44aが形成されている。そして、伝達突部54及びアーム部44aが、リンク部材58によって連結されている。これらの伝達突部54、アーム部44a及びリンク部材58によって回動伝達部57が構成されている。
図3(a),(b)に示すように、クリック荷重付与部61は、操作ダイヤル46が回動操作される際に、その回動操作に対しクリック荷重を付与するためのものであり、突起部53及び弾性部15を備えている。
条件1:傾動するシャットダンパ41が開位置に到達するとき及び同開位置から閉位置に向けて傾動を開始するときに、弾性片16の自由端18が突起部53を乗り越えること。
図1及び図2に示すように、操作ノブ62は、吹出口13からの空調用空気A1の吹出し方向を調整する際に操作される部材である。操作ノブ62は、上下方向における中央部の下流フィン27の下流フィン本体28に対し、車幅方向へスライド可能に装着されている。
伝達機構B1は、操作ノブ62のスライド動作を、車幅方向における中央部付近の特定の上流フィン35に伝達して、両上流フィン軸37を支点として同上流フィン35を傾動させるための機構である。
図1において二点鎖線で示すように、シャットダンパ41が閉位置にあるときには、通風路12が同シャットダンパ41によって閉塞される。シャットダンパ41よりも下流での空調用空気A1の流通が遮断され、吹出口13からの空調用空気A1の吹出しが停止される。このとき、シール部43が両横壁部26に加え両縦壁部14に接触することで、シャットダンパ41と、縦壁部14及び横壁部26との間がシールされる。また、図5に示すように、突起部53がダイヤル本体47の周方向のうち、弾性部15の自由端18,23間から外れた箇所に位置し、膨出部23aに接触又は接近している。
本実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
そのため、図3(a),(b)に示すように、突起部53が、膨出部18a,23a間を周方向へ旋回するときには、同突起部53が弾性片16,21に対し摺接しない。膨出部18a,23aが突起部53を乗り越えるときだけ、同突起部53を膨出部18a,23aに対し摺接させることができる。
<操作ダイヤル46について>
・操作ダイヤル46が、支軸25によりリテーナ11に支持されたダイヤル本体47を少なくとも有することを条件に、同操作ダイヤル46の構造が上記実施形態とは異なる構造に変更されてもよい。例えば、カバー56が省略されて、ダイヤル本体47のみによって操作ダイヤル46が構成されてもよい。
・シャットダンパ41として、上記実施形態のように、ダンパ本体42が単一の部材によって構成されたものが用いられてもよいが、同ダンパ本体42が複数の部材によって構成されたものが用いられてもよい。後者の場合、ダンパ本体が、同一線上のダンパ軸を支点として、開位置及び閉位置の間で互いに反対方向に傾動される一対のダンパプレートを備えるものであってもよい。
・弾性部15は、弾性片16,21の一方のみによって構成されてもよい。
・突起部53が、収容室48における内周側の内壁面52において、外周側の内壁面51に向けて突出するように形成されてもよい。
・弾性部15が、ダイヤル本体47の周方向における両端部においてリテーナ11に結合されてもよい。この場合、弾性部15において、上記周方向における両端部間の部分が弾性変形する箇所となる。
・弾性部15はリテーナ11とは別部材によって形成されて、同リテーナ11に組付けられるものであってもよい。
・突起部53がダイヤル本体47の外周面に、同ダイヤル本体47の一部として形成され、弾性部15がリテーナ11においてダイヤル本体47の径方向における外方近傍に設けられてもよい。
・空調用空気A1の流れ方向を調整する上流フィン35及び下流フィン27の少なくとも一方のフィンが空気流れ調整部とされてもよい。上記操作ダイヤル構造は、空気流れ調整部とされたフィンを傾動させる際に操作ダイヤル46が回動操作される空調用レジスタに適用されてもよい。
・上記操作ダイヤル構造は、ダイヤル本体47の外表面に金属被膜59が形成されていない空調用レジスタにも適用可能である。
・上記操作ダイヤル構造は、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所、例えばダッシュボードに組込まれる空調用レジスタにも適用可能である。
Claims (3)
- 空調用空気が流れる通風路に、同空調用空気の流れ状態を調整する空気流れ調整部が配置されたリテーナと、
支軸により前記リテーナに支持されたダイヤル本体を有し、前記空気流れ調整部を作動させる際に回動操作される操作ダイヤルと、
前記操作ダイヤルが回動操作される際に、その回動操作に対しクリック荷重を付与するクリック荷重付与部とを備える空調用レジスタの操作ダイヤル構造であって、
前記空気流れ調整部は、前記通風路に配置されて前記リテーナに支持され、前記操作ダイヤルの回動操作に応じて、前記通風路を開放する開位置と、前記通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動されるシャットダンパにより構成され、
前記クリック荷重付与部は、
前記ダイヤル本体の一部として形成された突起部と、
前記リテーナに設けられ、かつ前記操作ダイヤルの回動に伴い前記突起部が摺接されることにより弾性変形する弾性部とを備え、
前記弾性部が前記突起部を乗り越える際に、回動操作に対してクリック荷重を付与するものであり、
前記ダイヤル本体は円盤状をなし、少なくとも前記リテーナに対向する面において開口するとともに前記支軸の周りにおいて周方向に延びる一つの収容室を有しており、
前記突起部は、前記収容室の前記周方向の中央部分において、前記ダイヤル本体の径方向に相対向する一方の内壁面から他方の内壁面に向けて突出しており、
前記突起部の前記一方の内壁面からの突出高さは、前記周方向における中央部分で最大となり、前記中央部分から前記周方向の両側へ離れるに従い漸減しており、
前記弾性部は、前記突起部が摺接されることにより、前記ダイヤル本体の径方向へ弾性変形し得る態様で前記リテーナに設けられており、
前記弾性部は、前記収容室に配置されるとともに、前記周方向へ延びる一対の弾性片を備え、
両弾性片は、前記周方向における一方の端部を固定端とし、かつ他方の端部を自由端とし、前記固定端において前記リテーナに結合されており、
両弾性片の前記固定端は前記ダイヤル本体の前記周方向に互いに隣接しており、
両弾性片は、前記周方向であって互いに反対方向へ延びていて、先端部を前記自由端としている空調用レジスタの操作ダイヤル構造。 - 一方の前記弾性片の前記自由端は、傾動する前記シャットダンパが閉位置に到達するとき及び同閉位置から開位置に向けて傾動を開始するときに前記突起部を乗り越え、
他方の前記弾性片の前記自由端は、傾動する前記シャットダンパが開位置に到達するとき及び同開位置から閉位置に向けて傾動を開始するときに前記突起部を乗り越えるものである請求項1に記載の空調用レジスタの操作ダイヤル構造。 - 前記ダイヤル本体の外表面には金属被膜が形成されている請求項1又は2に記載の空調用レジスタの操作ダイヤル構造。
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