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JP6945406B2 - 昇降台装置 - Google Patents

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JP6945406B2
JP6945406B2 JP2017190179A JP2017190179A JP6945406B2 JP 6945406 B2 JP6945406 B2 JP 6945406B2 JP 2017190179 A JP2017190179 A JP 2017190179A JP 2017190179 A JP2017190179 A JP 2017190179A JP 6945406 B2 JP6945406 B2 JP 6945406B2
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Description

本発明は、昇降台を油圧シリンダで昇降させる昇降台装置に係り、とくに昇降台の傾斜を調整できる昇降台装置に関するものである。
従来から、貨物等を積載するボディ−を、車両の荷台から切り離して自立させるようにした脱着式ボディ−が提案されている。この場合、ボディ−に設けられた油圧シリンダのストロークは個別に微調整しない構成が一般的であり、ボディ−の切り離しはほぼ水平な地面上で行うことが普通である。
ところで、車両で移送する昇降台装置においても、車両荷台から切り離して使用する場合がある。この場合、用途によっては傾斜地において使用されるときがあり、傾斜面に対しても昇降台を水平に維持できる機能が要求される。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、昇降台の傾きを調整可能な昇降台装置を提供することにある。
本発明のある態様は昇降台装置である。この昇降台装置は、
昇降台と、
前記昇降台の前部左側を昇降させる第1の油圧シリンダと、
前記昇降台の前部右側を昇降させる第2の油圧シリンダと、
前記昇降台の後部左側を昇降させる第3の油圧シリンダと、
前記昇降台の後部右側を昇降させる第4の油圧シリンダと、
前記昇降台に設置されていて、各油圧シリンダを駆動する油圧装置と、
前記油圧装置に接続された操作部と、を備え、
前記昇降台は左右方向に張り出し自在なビームを、前記前部の左右及び前記後部の左右にそれぞれ有し、前記第1乃至第4の油圧シリンダは前記ビームの端部にそれぞれ取り付けられており、
前記油圧装置は、油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて吐出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、
前記ポンプの作動油吐出口に連結される作動油入側ポート、前記油圧シリンダに接続されるシリンダ接続ポート、油タンクに作動油を戻す作動油戻し側ポートを有するバルブブロックと、
前記バルブブロックに一体的に設けられる電磁切換弁と、
各油圧シリンダの伸長側ポートに対する等量の作動油の供給又は戻しが可能な同調弁と、各油圧シリンダと前記同調弁間にそれぞれ挿入された電磁開閉弁と、を有し、
前記操作部のスイッチ操作により、前記電磁切換弁を前記伸長側ポートに対して作動油供給側又は作動油戻し側に作動させかつ前記電磁開閉弁の全てを開いた状態として前記第1乃至第4の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、前記第1乃至第4の油圧シリンダのいずれか一つを伸縮させる動作とが可能であることを特徴とする。
前記油圧装置が前部油圧ユニットと後部油圧ユニットとを有し、前記前部油圧ユニットが前記第1及び第2の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、前記第1又は第2の油圧シリンダのいずれかを選択的に伸縮させる動作とが可能であり、
前記後部油圧ユニットが前記第3及び第4の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、前記第3又は第4の油圧シリンダのいずれかを選択的に伸縮させる動作とが可能な構成であるとよい。
前記ポンプの前記作動油吐出口が、前記バルブブロックの前記作動油入側ポートに直結されているとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係る昇降台装置によれば、昇降台の前後左右の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、特定の油圧シリンダを選択的に伸縮させる動作とが可能であり、昇降台の傾斜調整が可能である。このため、例えば、昇降台装置が傾斜面(傾斜した道路等)に配置されている場合であっても、昇降台の傾斜、姿勢を修正でき、昇降台を水平に維持可能である。
本発明に係る昇降台装置の実施の形態であって、(A)は昇降台装置が運搬車の荷台上に載置、締結された状態を示す概略平面図、(B)は操作部としてのリモートコントローラを示す平面図。 実施の形態において、昇降台装置が運搬車の荷台上に締結された状態を示す側面図。 同じく、運搬車の荷台上で昇降台装置を切り離した状態を示す側面図。 同じく、自立した昇降台装置に対して運搬車を前進、後退させる場合を示す側面図。 実施の形態における昇降台装置の側面図。 同正面図。 同背面図。 実施の形態における油圧装置の油圧回路図。 前記油圧装置の前部及び後部油圧ユニットの構造を示す正面図。 同平面図。 前記油圧ユニット内の電磁切換弁等が一体化されたバルブブロックの構造を示す正面図。 同側面図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は本発明に係る昇降台装置の実施の形態であって、(A)は昇降台装置10が運搬車1の荷台2上に載置、締結された状態を示す概略平面図、(B)は操作部としてのリモートコントローラ30を示す平面図であり、図2は昇降台装置10が運搬車1の荷台2上に載置、締結された状態を示す側面図、図3は荷台2上で昇降台装置10を切り離した状態を示す側面図、図4は自立した昇降台装置10に対して運搬車1を前進、後退させる場合を示す側面図である。また、図5は昇降台装置10の側面図、図6は同正面図、図7は同背面図、図8は油圧装置20の油圧回路図、図9は油圧装置20の前部及び後部油圧ユニット20A,20Bの構造を示す正面図、図10は同平面図、図11は油圧ユニット20A,20B内の電磁切換弁等を一体化したバルブブロックの構造を示す正面図、図12は同側面図である。
これらの図に示すように、昇降台装置10は、昇降台15(側壁及び天井を有する箱状であってもよいし、板状あるいは枠状であってもよい)と、運搬車1の進行方向に向かって昇降台15の前部右側を昇降させる第1油圧シリンダ11と、昇降台15の前部左側を昇降させる第2油圧シリンダ12と、昇降台15の後部左側を昇降させる第3油圧シリンダ13と、昇降台15の後部右側を昇降させる第4油圧シリンダ14と、各油圧シリンダ11〜14をそれぞれ独立して昇降可能な油圧装置20と、操作スイッチ群を有する操作部としてのリモートコントローラ30と、を備えている。油圧シリンダ11〜14はジャッキとして機能するものである。リモートコントローラ30は油圧装置20の電気制御系統が収納された制御盤25に有線(又は無線)で接続されている。
図6及び図7に示すように、昇降台15は左右方向に張り出し自在なビーム16を、前記前部の左右及び前記後部の左右にそれぞれ有し、第1乃至第4油圧シリンダ11〜14はビーム16の端部にそれぞれ取り付けられている。ビーム16は昇降台15が一体的に有する方形パイプ状フレーム17によって、左右方向(横方向)に摺動自在(引き出し、格納自在)に支持されている。ビーム16の引き出し、格納動作は図2のように昇降台装置10が運搬車1の荷台2上に載置され締結された状態、かつ第1乃至第4油圧シリンダ11〜14のピストンロッド11a〜14aを縮動させた状態で行うことができる。昇降台装置10を荷台2に締結、解放する機構は周知のコンテナ締結機構等を利用可能である。ビーム16は複数段階の引き出し位置でボルトによりパイプ状フレーム17に固定可能である。
油圧装置20は、図6のように昇降台15の前部に設置された前部油圧ユニット20Aと、図7のように昇降台15の後部に設置された後部油圧ユニット20Bと、両油圧ユニット20A,20Bを制御する電気制御系統を収納した制御盤25とを有する。制御盤25は後部油圧ユニット20Bに隣接配置されている。
図8に示すように、前部油圧ユニット20Aと、後部油圧ユニット20Bとは同じ油圧回路構成であり、前部油圧ユニット20Aは第1及び第2油圧シリンダ11,12を同時に伸縮させる動作と、第1又は第2油圧シリンダ11,12のいずれかを選択的に伸縮させる動作とが可能である。後部油圧ユニット20Bは第3及び第4油圧シリンダ13,14を同時に伸縮させる動作と、前記第3又は第4油圧シリンダ13,14のいずれかを選択的に伸縮させる動作とが可能である。第1乃至第4油圧シリンダ11〜14は複動油圧シリンダである。
図8乃至図10に示すように、各油圧ユニット20A,20Bは、昇降台15上に固定された油タンク21と、油タンク21内の作動油を吸い上げて吐出する油圧ポンプ22と、ポンプを駆動する電動機23と、図11及び図12のように電磁切換弁41,42,43、リリーフ弁45等が一体的に設けられたバルブブロック24とを有する。バルブブロック24は、ポンプ22の作動油吐出口が連結される(螺着されることで直結されている)作動油入側ポートP、油圧シリンダに接続されるシリンダ接続ポートA1,A2,A3,B1、油タンク21に作動油を戻す作動油戻し側ポートTを有する。図11のように電磁切換弁41,42,43のスプール(弁体)41a,42a,43a及びリリーフ弁45のスプール(弁体)45aはバルブブロック24内に形成された作動油経路内に所要の機能を果たすように移動自在に設けられている。リリーフ弁45はポンプ22の吐出側が一定圧力を超えたときに開いて作動油を油タンク21内に戻す安全弁として機能する。
前部油圧ユニット20Aの場合、シリンダ接続ポートA1はパイロットチェック弁51を介して第1油圧シリンダ11(伸長側ポート)に、シリンダ接続ポートA3はパイロットチェック弁52を介して第2油圧シリンダ12(伸長側ポート)にそれぞれ接続される。シリンダ接続ポートA2は、作動油を等量分配する同調弁55、電磁開閉弁61及びパイロットチェック弁51を介して第1油圧シリンダ11(伸長側ポート)に接続されるとともに、同調弁55、電磁開閉弁62及びパイロットチェック弁52を介して第2油圧シリンダ12(伸長側ポート)に接続される。シリンダ接続ポートB1はパイロットチェック弁51,52を介して第1及び第2油圧シリンダ11,12(縮動側ポート)に接続される。
後部油圧ユニット20Bの場合、シリンダ接続ポートA1はパイロットチェック弁53を介して第3油圧シリンダ13(伸長側ポート)に、シリンダ接続ポートA3はパイロットチェック弁54を介して第4油圧シリンダ14(伸長側ポート)にそれぞれ接続される。シリンダ接続ポートA2は、作動油を等量分配する同調弁56、電磁開閉弁63及びパイロットチェック弁53を介して第3油圧シリンダ13(伸長側ポート)に接続されるとともに、同調弁56、電磁開閉弁64及びパイロットチェック弁54を介して第4油圧シリンダ14(伸長側ポート)に接続される。シリンダ接続ポートB1はパイロットチェック弁53,54を介して第3及び第4油圧シリンダ13,14(縮動側ポート)に接続される。
前部油圧ユニット20Aと後部油圧ユニット20Bとの連携は、油圧ユニット20Aのインバータ28Aで回転制御される電動機23と、油圧ユニット20Bのインバータ28Bで制御される電動機23の回転数を同じ値に制御することで行うことができる。図示は省略したが、インバータ28A,28Bには交流又は直流電源が接続されている。
図1(B)に示すように、操作部としてのリモートコントローラ30は、油圧ポンプ「ON」スイッチ51、油圧ポンプ「OFF」スイッチ52、ジャッキ「出」スイッチ53、ジャッキ「入」スイッチ54、No.1ジャッキ選択スイッチ61、No.2ジャッキ選択スイッチ62、No.3ジャッキ選択スイッチ63、No.4ジャッキ選択スイッチ64、及びポンプ作動表示灯65を有している。
以下、本実施の形態に係る昇降台装置10の動作説明を行う。
図1(A)及び図2のように、昇降台装置10が運搬車1の荷台2上に載置、締結された状態(第1乃至第4油圧シリンダ11〜14のピストンロッド11a〜14aは縮んだ状態)では、昇降台装置10は運搬車1で任意の場所に移送することが可能である。また、昇降台装置10の荷台2に対する締結を外した状態で、図3のように第1乃至第4油圧シリンダ11〜14のピストンロッド11a〜14aを伸長させることで、昇降台装置10を荷台2から持ち上げた自立状態とし、図4のように運搬車1を離隔位置に移動させることができ、以後、昇降台装置10単独で昇降台15の昇降動作を行うことができる。
図1(B)のリモートコントローラ30において、油圧ポンプ「ON」スイッチ51のボタンを押すと、油圧装置20の各油圧ユニット20A,20Bの電動機23が回転を開始し、油圧ポンプ22が起動するとともに、ポンプ作動表示灯65が点灯する。油圧ポンプ「OFF」スイッチ52を押すと、各油圧ユニット20A,20Bの電動機23への通電が遮断され、油圧ポンプ22が停止する。
各油圧ユニット20A,20Bの油圧ポンプ22の起動状態において、ジャッキ「出」スイッチ53のボタンを押すと、図8の電磁切換弁41,43が閉、ソレノイド42aが励磁された電磁切換弁42が開となり、電磁切換弁42の一方の経路を通してシリンダ接続ポートA2から作動油が送出され、油圧ユニット20Aでは同調弁55で作動油が2分され、開状態の電磁開閉弁61,62を通して第1及び第2油圧シリンダ11,12に加えられるとともに、油圧ユニット20Bでは同調弁56で作動油が2分され、開状態の電磁開閉弁63,64を通して第3及び第4油圧シリンダ13,14に加えられ、ジャッキとしての第1乃至第4油圧シリンダ11〜14が同期して伸長し、昇降台15が上昇する(各油圧シリンダ11〜14から排出された作動油は電磁切換弁42の他方の経路を通して油タンク21に戻る)。ジャッキ「出」スイッチ53のボタンの押圧を止めれば、電磁開閉弁61〜64が閉じ、各シリンダ11〜14の伸長状態が保持される。
ジャッキ「入」スイッチ54のボタンを押すと、電磁切換弁41,43が閉、ソレノイド42bが励磁された電磁切換弁42が開となり、電磁切換弁42の一方の経路を通してシリンダ接続ポートB1から作動油が送出され、油圧ユニット20Aでは第1及び第2油圧シリンダ11,12が縮動するとともに、油圧ユニット20Bでは第3及び第4油圧シリンダ13,14が縮動する。このとき、作動油戻り経路の同調弁55,56で第1乃至第4油圧シリンダ11〜14から作動油が等量戻るから、第1乃至第4油圧シリンダ11〜14が同期して縮動し、昇降台15は下降する(各油圧シリンダ11〜14から排出された作動油は電磁切換弁42の他方の経路を通して油タンク21に戻る)。ジャッキ「入」スイッチ54のボタンの押圧を止めれば、電磁開閉弁61〜64が閉じ、各シリンダ11〜14の縮んだ状態が保持される。このようにして、昇降台15全体の昇降が可能である。
さらに、No.1ジャッキ選択スイッチ61、No.2ジャッキ選択スイッチ62、No.3ジャッキ選択スイッチ63、No.4ジャッキ選択スイッチ64のうちのいずれか一つを押しながらジャッキ「出」スイッチ53のボタンを押すと、ジャッキ選択スイッチ61〜64のいずれか一つで選択された第1乃至第4油圧シリンダ11〜14のうちの一つのシリンダが伸長し、昇降台15の前後左右端のうちの一端が上昇する。例えば、No.1ジャッキ選択スイッチ61とジャッキ「出」スイッチ53のボタンが押された場合、前部油圧ユニット20Aの電磁切換弁42,43が閉、ソレノイド41aが励磁されて電磁切換弁41が開となり、電磁切換弁41の一方の経路を通してシリンダ接続ポートA1から作動油が送出され、第1油圧シリンダ11が伸長し、昇降台15の前側右端が上昇する(油圧シリンダ11から排出された作動油は電磁切換弁41の他方の経路を通して油タンク21に戻る)。
また、No.1ジャッキ選択スイッチ61、No.2ジャッキ選択スイッチ62、No.3ジャッキ選択スイッチ63、No.4ジャッキ選択スイッチ64のうちのいずれか一つを押しながらジャッキ「入」スイッチ54のボタンを押すと、ジャッキ選択スイッチ61〜64のいずれか一つで選択された第1乃至第4油圧シリンダ11〜14のうちの一つのシリンダが縮動し、昇降台15の前後左右端のうちの一端が下降する。例えば、No.4ジャッキ選択スイッチ64とジャッキ「入」スイッチ54のボタンが押された場合、後部油圧ユニット20Bの電磁切換弁41,42が閉、ソレノイド43bが励磁されて電磁切換弁43が開となり、電磁切換弁43の一方の経路を通してシリンダ接続ポートB1から作動油が送出され、第4油圧シリンダ14が縮動し、昇降台15の後側右端が下降する(油圧シリンダ14から排出された作動油は電磁切換弁43の他方の経路を通して油タンク21に戻る)。
このように、ジャッキ選択スイッチ61〜64を用いることで、昇降台15の前後左右端のうちの一端を選択的に昇降可能であり、昇降台装置10が傾斜面(例えば傾斜した道路)に配置されている場合であっても、昇降台15の傾斜、姿勢を修正でき、例えば昇降台15を水平に維持可能である。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 昇降台15の前後左右の油圧シリンダ11〜14を同時に伸縮させる動作と、特定の油圧シリンダを選択的に伸縮させる動作とが可能であり、昇降台15の傾斜調整が可能である。このため、例えば、昇降台装置10が傾斜面(傾斜した道路等)に配置されている場合であっても、昇降台15の傾斜、姿勢を修正でき、昇降台15を水平に維持可能である。
(2) 油圧装置20の油圧回路は、電磁切換弁41,42,43、リリーフ弁45等が一体的に設けられたバルブブロック24を用いており、しかも電磁切換弁41,42,43のスプール(弁体)41a,42a,43a及びリリーフ弁45のスプール(弁体)45aはバルブブロック24内に形成された作動油経路内に所要の機能を果たすように移動自在に設けられているため、油圧回路を小型で堅牢に構成できる。
(3) 油圧装置20が前部油圧ユニット20Aと後部油圧ユニット20Bとを有し、前部油圧ユニット20Aが前側の第1及び第2油圧シリンダ11,12を同時に伸縮させる動作と、第1又は第2油圧シリンダ11,12のいずれかを選択的に伸縮させる動作とを行わせ、後部油圧ユニット20Bが後側の第3及び第4油圧シリンダ13,14を同時に伸縮させる動作と、第3又は第4油圧シリンダ13,14のいずれかを選択的に伸縮させる動作とを行わせる構成であり、各油圧シリンダへの油圧配管を短くすることができる。
(4) 図9のように、油圧ポンプ22の作動油吐出口が、バルブブロック24の作動油入側ポートPに直結されているため、この点でも油圧配管の削減、装置の小型、堅牢化が可能である。
(5) 昇降台15は左右方向に張り出し自在なビーム16を、昇降台15の前部の左右及び後部の左右にそれぞれ有し、第1〜第4油圧シリンダ11〜14はビーム16の端部にそれぞれ取り付けられているから、地面や道路の状況にあわせて第1〜第4油圧シリンダ11〜14の位置を変更できる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
上記実施の形態では、油圧装置20が前部油圧ユニット20Aと後部油圧ユニット20Bとを有し、前側2本の油圧シリンダは前部油圧ユニット20Aで駆動し、後側2本の油圧シリンダは後部油圧ユニット20Bで駆動したが、4本のシリンダ11〜14の全てを1個の油圧ポンプ及びこれに接続された1個の油圧回路で駆動する構成も可能である。
1 運搬車
2 荷台
10 昇降台装置
11〜14 油圧シリンダ
15 昇降台
16 ビーム
20 油圧装置
20A,20B 油圧ユニット
21 油タンク
22 油圧ポンプ
23 電動機
24 バルブブロック
25 制御盤
30 リモートコントローラ
41〜43 電磁切換弁
45 リリーフ弁
51 油圧ポンプ「ON」スイッチ
52 油圧ポンプ「OFF」スイッチ
53 ジャッキ「出」スイッチ
54 ジャッキ「入」スイッチ
61 No.1ジャッキ選択スイッチ
62 No.2ジャッキ選択スイッチ
63 No.3ジャッキ選択スイッチ
64 No.4ジャッキ選択スイッチ
65 ポンプ作動表示灯
A1,A2,A3,B1 シリンダ接続ポート
P 作動油入側ポート
T 作動油戻し側ポート

Claims (3)

  1. 昇降台と、
    前記昇降台の前部左側を昇降させる第1の油圧シリンダと、
    前記昇降台の前部右側を昇降させる第2の油圧シリンダと、
    前記昇降台の後部左側を昇降させる第3の油圧シリンダと、
    前記昇降台の後部右側を昇降させる第4の油圧シリンダと、
    前記昇降台に設置されていて、各油圧シリンダを駆動する油圧装置と、
    前記油圧装置に接続された操作部と、を備え、
    前記昇降台は左右方向に張り出し自在なビームを、前記前部の左右及び前記後部の左右にそれぞれ有し、前記第1乃至第4の油圧シリンダは前記ビームの端部にそれぞれ取り付けられており、
    前記油圧装置は、油タンクと、前記油タンク内の作動油を吸い上げて吐出するポンプと、前記ポンプを駆動する電動機と、
    前記ポンプの作動油吐出口に連結される作動油入側ポート、前記油圧シリンダに接続されるシリンダ接続ポート、油タンクに作動油を戻す作動油戻し側ポートを有するバルブブロックと、
    前記バルブブロックに一体的に設けられる電磁切換弁と、
    各油圧シリンダの伸長側ポートに対する等量の作動油の供給又は戻しが可能な同調弁と、各油圧シリンダと前記同調弁間にそれぞれ挿入された電磁開閉弁と、を有し、
    前記操作部のスイッチ操作により、前記電磁切換弁を前記伸長側ポートに対して作動油供給側又は作動油戻し側に作動させかつ前記電磁開閉弁の全てを開いた状態として前記第1乃至第4の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、前記第1乃至第4の油圧シリンダのいずれか一つを伸縮させる動作とが可能であることを特徴とする昇降台装置。
  2. 前記油圧装置が前部油圧ユニットと後部油圧ユニットとを有し、前記前部油圧ユニットが前記第1及び第2の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、前記第1又は第2の油圧シリンダのいずれかを選択的に伸縮させる動作とが可能であり、
    前記後部油圧ユニットが前記第3及び第4の油圧シリンダを同時に伸縮させる動作と、前記第3又は第4の油圧シリンダのいずれかを選択的に伸縮させる動作とが可能であることを特徴とする請求項1に記載の昇降台装置。
  3. 前記ポンプの前記作動油吐出口が、前記バルブブロックの前記作動油入側ポートに直結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降台装置。
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