JP6825848B2 - 曲面画像表示パネル用偏光板 - Google Patents
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Description
[1]平均曲率半径R(mm)、厚みH(mm)の曲面画像表示パネルに用いられ、平面状態での水平方向長さがL1(mm)である偏光板であって、
曲面画像表示パネルに貼合された際に凹面側となる偏光板厚みH1(mm)は下記式(1):
L1(H+H1)/2R≦0.4 (1)
を満たす偏光板。
[2]曲面画像表示パネルの厚みHは0.4mm以上である、前記[1]に記載の偏光板。
[3]80℃ドライ下での250時間後の寸法変化率は3%以下である、前記[1]または[2]に記載の偏光板。
[4]偏光板における偏光フィルムは、延伸・染色されたポリビニルアルコールフィルムである、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の偏光板。
[5]曲面画像表示パネルは900〜7000mmの平均曲率半径Rを有する、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の偏光板。
[6]平面状態での偏光板の水平方向長さL1は500mm以上である、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の偏光板。
[7]凹面側偏光板および凸面側偏光板を含む曲面画像表示パネルであって、凹面側偏光板は前記[1]〜[6]のいずれかに記載の偏光板である、曲面画像表示パネル。
[8]凹面側偏光板および凸面側偏光板を含む曲面画像表示パネルであって、凹面側偏光板および凸面側偏光板は前記[1]〜[6]のいずれかに記載の偏光板である、曲面画像表示パネル。
なお、本発明において「平面状態」とは、湾曲部を含まず全体として平面である状態を意味する。また、「曲面状態」とは、1つの弧により全体が湾曲された状態、および1つまたは複数の弧による湾曲部を含み全体として曲面が形成されている場合を総じて意味する。本発明において「平均曲率半径」とは、画像表示パネルの左右両端部と中央部の3点での曲率半径の平均値である。すなわち、図1において、平均曲率半径は(R左+R中+R右)/3により算出される値である。
L1(H+H1)/2R≦0.4 (1)
を満たす。なお、本発明において、凹面側とは、曲面画像表示パネルの視認側に対応する側を表し、凸面側とは凹面側に対して対向する側を意味する。
L1−L1{R−(H+H1)/2}/R=L1(H+H1)/2R
を低く抑えること、つまり0.4以下とすることが、偏光板の剥がれや浮きを抑制するために重要である。
である。
以下、本発明の偏光板の各構成成分について詳細に説明する。
粘着層を構成する粘着剤としては、従来公知の粘着剤を特に制限なく用いることができ、例えば、アクリル系、ゴム系、ウレタン系、シリコーン系、ポリビニルエーテル系などのベースポリマーを有する粘着剤を用いることができる。また、エネルギー線硬化型粘着剤、熱硬化型粘着剤などであってもよい。これらの中でも、透明性、粘着力、リワーク性、耐候性、耐熱性などに優れるアクリル樹脂をベースポリマーとした粘着剤が好適である。
前記各対ガラス粘着力の上限が前記範囲内である場合、曲面画像表示パネルの製造工程において、偏光板の貼り損じが発生または発見された場合に、容易に表示パネルから偏光板をリワークし易くなる。リワーク性の観点から、本発明において、対ガラス粘着力(平面、23℃)と対ガラス粘着力(曲面、23℃)がともに20.0N/25mm以下であることが好ましい。
対ガラス粘着力(平面、23℃)および対ガラス粘着力(曲面、23℃)のより詳細な測定方法は、後述する実施例に記載するとおりである。
80℃ドライ下で250時間後に測定される各対ガラス粘着力が前記のような値である場合、長期間および/または高温環境下での使用等においても、表示パネルに対する十分な接着力を確保することができ、曲面状態の表示パネルからの剥がれや浮きが生じ難くなる。上述した一定範囲の対ガラス粘着力(平面、23℃)を有する偏光板において、80℃ドライ下で250時間後に測定される各対ガラス粘着力が前記のような値であることは本発明の偏光板にとって特に有利である。
対ガラス粘着力(平面、80℃)と対ガラス粘着力(平面、23℃)との差、および対ガラス粘着力(曲面、80℃)と対ガラス粘着力(曲面、23℃)との差について、その上限はそれぞれ特に制限されるものではないが、通常20.0N/25mm以下である。
本発明の偏光板を構成し得る偏光フィルムとしては、入射する自然光から直線偏光を取り出す機能を有するフィルムであって、例えば、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素を吸着配向させたものを用いることができる。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを構成するポリビニルアルコール系樹脂としては、ポリ酢酸ビニル系樹脂をケン化したものを用いることができる。ポリ酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルの他、酢酸ビニルとこれに共重合可能な他の単量体との共重合体(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体等)が挙げられる。酢酸ビニルと共重合可能な他の単量体としては、例えば、不飽和カルボン酸類、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸類、アンモニウム基を有するアクリルアミド類等が挙げられる。
ある。
好適な一態様において、本発明の偏光板は、前記偏光フィルムの片面または両面に積層された保護層を有する。保護層は、例えば、偏光フィルムの収縮および膨張防止、温度、湿度、紫外線等による偏光フィルムの劣化防止に寄与することから、本発明の偏光板は保護層を有していることが好ましい。
偏光フィルムと保護層とは、通常、接着剤を介して接着される。偏光フィルムと保護層とを接着する接着剤としては、特に限定されるものではないが、形成される接着剤層を薄くする観点から、水系のもの、すなわち、接着剤成分を水に溶解したもの、または接着剤成分を水に分散させたものが挙げられる。例えば、接着剤成分としてポリビニルアルコール系樹脂またはウレタン樹脂を含む接着剤を用いることができる。偏光フィルムの両面に保護層を有する場合、その接着に用いられる接着剤は同じであっても、異なっていてもよい。
本発明の偏光板は、必要に応じて、さらに、位相差フィルム、視角補償フィルムおよび輝度向上フィルム等の光学層を積層していてもよい。
平均重合度約2,400、ケン化度99.9モル%以上である厚み60μmのポリビニルアルコールフィルム((株)クラレ製の商品名「VF−PE#6000」)を、30℃の純水に浸漬した後、ヨウ素/ヨウ化カリウム/水の質量比が0.02/2/100である水溶液に30℃で浸漬した。その後、ヨウ化カリウム/ホウ酸/水の質量比が12/5/100である水溶液に56.5℃で浸漬した。引き続き、8℃の純水を用いてフィルムを洗浄した後、80℃で乾燥して、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素が吸着配向した偏光フィルムを得た。延伸は、主に、ヨウ素染色およびホウ酸処理中において行い、トータル延伸倍率は6.0倍であった。こうして得られた偏光フィルムの厚みは22μmであった。
次のように、種々の保護層(保護フィルム)を作製または準備した。
メタクリル系樹脂70質量%およびゴム粒子30質量%をスーパーミキサーで混合しつつ、その混合物100質量%に対してベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤2質量%を加えて、二軸押出機で溶融混練してペレットとした。このペレットを、65mmφ一軸押出機に投入し、設定温度275℃のT型ダイを介して押し出し、鏡面を有する二本のポリシングロールでフィルムを挟むことにより冷却して、厚み80μmのアクリル樹脂フィルム(2−A)を得た。
上記のアクリル樹脂フィルム(2−A)上において、ハードコート処理を行った。ハードコート処理は、処理溶液(ペンタエリスリトールトリアクリレート:42.5質量部、イルガキュア184:0.25質量部、シリコーン(レベリング剤):0.1質量部、シリカ(平均粒径1μm):12質量部、表面メタクリロイル基修飾シリカ(表面有機成分:4.05×10−3g/m2):7.5質量部、トルエン:34質量部)を塗布し、乾燥した後、紫外線照射器を用いて紫外線を照射することによって行った。こうして、厚み5μmのハードコート層を有するアクリル樹脂フィルム(2−B)(全体厚み:85μm)を得た。
コニカミノルタオプト(株)製のトリアセチルセルロースフィルム「KC6UAW」(厚み:60μm)をTACフィルム(2−C)とした。
上記(2−C)TACフィルム上において、(2−B)と同様に、ハードコート処理を行った。こうして、厚み5μmのハードコート層を有するTACフィルム(2−D)(全体厚み:65μm)を得た。
日本ゼオン(株)の環状ポリオレフィン系2軸延伸樹脂フィルム「ゼオノアフィルム ZB12」(厚み52μm)をCOPフィルム(2−E)とした。
次の配合成分を混合して得られた無溶剤型の紫外線硬化性接着剤を接着剤として用いた。なお%は、接着剤全体を100質量%としたときの含有量(質量%)を示す。
・3,4−エポキシシクロヘキセニルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキセンカルボキシレート(ダイセル化学工業(株)製の「セロキサイド2021P」):80%
・1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル:19%
・トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェートを主成分とする光カチオン重合開始剤(CPI−100P:トリアリールスルホニウムヘキサフルオロホスフェートを主成分とする有効成分50%のプロピレンカーボネート溶液、サンアプロ(株)製の「CPI−100P」):1%
冷却管、窒素導入管、温度計および攪拌機を備えた反応容器に、酢酸エチル81.8質量部、アクリル酸ブチル70.8質量部、アクリル酸メチル20.0質量部、アクリル酸2−フェノキシエチル8.0質量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル1.0質量部およびアクリル酸0.6質量部を仕込み、窒素ガスで装置内の空気を置換して酸素不含としながら、内温を55℃に上げた。その後、重合開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル0.14質量部を酢酸エチル10質量部に溶かした溶液を全量添加した。重合開始剤の添加後1時間、この温度を保持し、次いで内温を54〜56℃に保ちながら、酢酸エチルを添加速度17.3質量部/時間で反応容器内へ連続的に加え、アクリル樹脂の濃度が35質量%となった時点で酢酸エチルの添加を止めた。さらに酢酸エチルの添加開始から12時間が経過するまでこの温度で保温した。最後に酢酸エチルを加えて、アクリル樹脂の濃度が20質量%となるように調節した。これをアクリル樹脂とした。
保護層であるフィルム(2−D)およびフィルム(2−E)は、コロナ処理機(春日電気株式会社製)を用いて予めコロナ処理を行い、その上に接着剤を塗布し、偏光フィルムに貼合した。その後、メタルハライドランプによって紫外線を照射し、接着剤を硬化させた。フィルム(2−E)面上に20μmの粘着剤の層を形成させ、厚み0.17mm(粘着層形成に用いるセパレータ―フィルムは除く)の凹面側偏光板Aを得た。
保護層であるフィルム(2−B)およびフィルム(2−E)は、コロナ処理機(春日電気株式会社製)を用いて、予めコロナ処理を行い、その上に接着剤を塗布し、偏光フィルムに貼合した。その後、メタルハライドランプによって紫外線を照射し、接着剤を硬化させた。フィルム(2−E)面上に20μmの粘着剤の層を形成させ、厚み0.19mm(粘着層形成に用いるセパレータ―フィルムは除く)の凹面側偏光板Cを得た。
偏光板CおよびDのサイズを、横1440mm×縦810mmのサイズに切断したこと、および偏光板CおよびDを横1440mm×縦810mm、厚み1.5mm厚のガラスパネルに貼合し、平均曲率半径が6600mmとなるようにパネルを曲げて固定したこと以外は、実施例2と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行った。その結果、偏光板の大きな剥がれや浮きは発生しなかった。上記方法で測定した寸法変化率は1.4%であった。なお、この時、L1(H+H1)/2R=0.18であった。
パネルの平均曲率半径を2500mmとした以外は、実施例2と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行った。その結果、凹面側偏光板Cの短辺において、辺端部から50mmまでガラスから浮きが発生した。上記方法で測定した寸法変化率は1.4%であった。なお、この時、L1(H+H1)/2R=0.41であった。
偏光板CおよびDのサイズを、横1440mm×縦810mmのサイズに切断すること、および偏光板CおよびDを横1440mm×縦810mm、厚み1.5mm厚のガラスパネルに貼合すること以外は、実施例2と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.30であり、偏光板の大きな剥がれや浮きの発生が抑制される。
偏光板CおよびDのサイズを、横1660mm×縦934mmのサイズに切断すること、および偏光板CおよびDを横1660mm×縦934mm、厚み1.5mm厚のガラスパネルに貼合すること以外は、実施例2と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.35であり、偏光板の大きな剥がれや浮きの発生が抑制される。
偏光板CおよびDのサイズを、横900mm×縦506mmのサイズに切断すること、偏光板CおよびDを横900mm×縦506mm、厚み1.5mm厚のガラスパネルに貼合すること、およびパネルの平均曲率半径を2500mmとすること以外は、実施例2と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.30であり、偏光板の大きな剥がれや浮きの発生が抑制される。
偏光板CおよびDのサイズを、横508mm×縦286mmのサイズに切断すること、偏光板CおよびDを横508mm×縦286mm、厚み1.5mm厚のガラスパネルに貼合すること、およびパネルの平均曲率半径を2500mmとすること以外は、実施例2と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.17であり、偏光板の大きな剥がれや浮きの発生が抑制される。
パネルの平均曲率半径を2500mmとする以外は、実施例4と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.49であり、偏光板の剥がれや浮きの発生が生じる。
パネルの平均曲率半径を2500mmとする以外は、実施例5と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.56であり、偏光板の剥がれや浮きの発生が生じる。
パネルの平均曲率半径を1000mmとする以外は、実施例6と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.76であり、偏光板の剥がれや浮きの発生が生じる。
パネルの平均曲率半径を1000mmとする以外は、実施例7と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行うと、L1(H+H1)/2R=0.43であり、偏光板の剥がれや浮きの発生が生じる。
偏光板AおよびBのサイズを、横1050mm×縦600mmのサイズに切断したこと、および偏光板AおよびBを横1050mm×縦600mm、厚み1.5mm厚のガラスパネルに貼合し、平均曲率半径が2500mmとなるようにパネルを曲げて固定したこと以外は、実施例1と同様にして、曲面パネルにおける偏光板の剥がれや浮きの評価を行った。その結果、偏光板の大きな剥がれや浮きは発生しなかった。上記方法で測定した寸法変化率は0.8%であった。なお、この時、L1(H+H1)/2R=0.35であった。
(1)対ガラス粘着力の測定
(a)「対ガラス粘着力(平面、23℃)」および「対ガラス粘着力(曲面、23℃)」の測定
実施例1および実施例2で作製した平面状態および曲面状態の対ガラス粘着力測定用試験片のそれぞれ一組に、50℃、5kg/cm2(490.3kPa、ゲージ圧)で20分間のオートクレーブ処理を施した後、23℃、50%RH環境下で24時間静置し、島津製作所製オートグラフ(AGS−50NX)を用いて、ガラスパネルと偏光板とをそれぞれチャッキングし、300mm/分の速度で180°の方向に偏光板を剥離した。これにより測定された剥離強度を「対ガラス粘着力(平面、23℃)」および「対ガラス粘着力(曲面、23℃)」とした。結果を表1に示す。
実施例1および実施例2で作製した平面状態および曲面状態の対ガラス粘着力測定用試験片の別の一組それぞれに、50℃、5kg/cm2(490.3kPa、ゲージ圧)で20分間のオートクレーブ処理を施した後、23℃、50%RH環境下で24時間静置し、その後、80℃ドライ環境下に250時間静置し、島津製作所製オートグラフ(AGS−50NX)を用いて、ガラスパネルと偏光板とをそれぞれチャッキングし、300mm/分の速度で180°の方向に偏光板を剥離した。これにより測定された剥離強度を「対ガラス粘着力(平面、80℃)」および「対ガラス粘着力(曲面、80℃)」とした。結果を表1に示す。
2:凸面側偏光板
3:画像表示素子
10:粘着層
11:保護層
12:偏光フィルム
13:表面処理層
Claims (8)
- 平均曲率半径R(mm)、厚みH(mm)の曲面画像表示パネルに粘着層を介して貼合される、平面状態での水平方向長さがL1(mm)である偏光板であって、
曲面画像表示パネルに貼合された際に凹面側となる偏光板厚みH1(mm)は下記式(1):
L1(H+H1)/2R≦0.4 (1)
を満たし、
平面状態での偏光板の水平方向長さL1が500mm以上であり、
前記粘着層の、23℃、50%RHでの平面状態で測定される対ガラス粘着力が1.0N/25mm以上であり、
80℃ドライ下での250時間後の寸法変化率は3.0%以下である、
偏光板。 - 前記対ガラス粘着力が2.0N/25mm以上である請求項1に記載の偏光板。
- 粘着層の、23℃、50%RHでの曲面状態で測定される対ガラス粘着力が1.5N/25mm以上である、請求項1または2に記載の偏光板。
- 曲面画像表示パネルの厚みHは0.4mm以上である、請求項1〜3のいずれかに記載の偏光板。
- 偏光板における偏光フィルムは、延伸・染色されたポリビニルアルコールフィルムである、請求項1〜4のいずれかに記載の偏光板。
- 曲面画像表示パネルは900〜7000mmの平均曲率半径Rを有する、請求項1〜5のいずれかに記載の偏光板。
- 凹面側偏光板および凸面側偏光板を含む曲面画像表示パネルであって、凹面側偏光板は請求項1〜6のいずれかに記載の偏光板である、曲面画像表示パネル。
- 凹面側偏光板および凸面側偏光板を含む曲面画像表示パネルであって、凹面側偏光板および凸面側偏光板は請求項1〜6のいずれかに記載の偏光板である、曲面画像表示パネル。
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