JP6824105B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents
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Description
一方、利用者への機器の装着や利用者の頭部の固定なしに、利用者が自由な運動が可能な状態で、外部カメラ等の計測機器で利用者の視線を計測する場合、この視線をセンチメートル単位で測定することは難しく、利用者が教材の何行目の何文字目を読んでいる、といった情報を正しく計測することは現在の技術では困難である。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態における情報処理方法の第2の態様は、情報処理装置に適用され、前記情報処理装置が備える各手段により実行される方法であって、前記情報処理装置の検出手段が、利用者が学習過程における教材を参照するときの前記利用者の行動を検出し、前記情報処理装置の抽出手段が、前記検出の結果に基づいて、前記利用者の行動特徴量を抽出し、前記情報処理装置の理解度算出手段が、前記抽出した行動特徴量に基づいて、前記利用者が教材に対する理解度の高低に応じた複数の群のいずれに属するかを判定し、この判定の結果に基づいて前記教材に対する前記利用者の理解度を算定し、前記情報処理装置の問題選定手段が、前記算定した理解度に応じた難易度を有する問題を問題候補から選定し、前記情報処理装置の問題作成手段が、前記選定できる、前記理解度に応じた難易度を有する問題がない場合に、前記理解度に応じた難易度を有する問題を新たに作成し、前記情報処理装置の問題提示手段が、前記選定した問題がある場合には、前記選定した問題を前記利用者に提示し、前記選定した問題がない場合には、前記作成した問題を前記利用者に提示する方法を提供する。
図1は、本発明の実施形態における理解度推定装置の機能構成例を示すブロック図である。
本発明の実施形態における理解度推定装置は、例えば図示しないプロセッサ(CPU)、メモリ、記憶装置、入力装置、表示装置を備える、携帯可能な情報処理装置(例えばノート型PC(パーソナルコンピュータ)機器)として実現することができる。この理解度推定装置は、表示装置を、後述するタッチパネル式のディスプレイを備えた装置とした、携帯可能な情報処理装置(例えばタブレット型PC(パーソナルコンピュータ)やスマートフォン)として実現することもできる。以下では、特に説明のない限り、理解度推定装置が携帯可能であって、かつ、表示装置をタッチパネル式のディスプレイを備えた装置とした構成について説明する。入力装置は、例えばキーボードやマウスにより実現され、問題に対する解答などの、利用者による入力操作を受け付ける。
上記の指位置計測部101、視線計測部102、加速度計測部103を用いて、利用者が学習過程における教材を参照するときの利用者の行動を検出することができる。
センサデータ保存部110は、例えば不揮発性メモリなどの記憶装置を有し、この記憶装置に対し、指位置計測部101、視線計測部102、加速度計測部103、時間計測部104による測定結果を保存する。
行動特徴量抽出部121は、センサデータ保存部110に保存された測定結果から、利用者による問題回答時の行動の特徴を示す行動特徴量(以下、単に行動特徴量と称することがある)を抽出する。ここでいう回答とは、問題が例えばクイズ形式の短文の設問である場合の回答や、問題が計算問題もしくは読解問題などである場合の解答が挙げられる。
まず画面表示部105は、教材を表示することで、この教材を利用者へ提示する(ステップS1)。教材とは、該当単元の内容を含んだ教科書や資料などを示す。利用者は授業や自習において教材を閲覧し学習することができる。
次に、理解度算定部122は、ステップS3で得られた行動特徴量から利用者の理解度を算定(算出)する(ステップS4)。理解度の算定処理の詳細は後述する。なお、算定された理解度のデータは理解度データ保存部170に保存される。
詳しくは、問題の選定においては、問題選定部131は、該当単元における問題候補のうち、算定された理解度に対応する難易度の問題を選定する。また、問題の作成においては、問題作成部132は、該当単元における問題候補のうち、算定された理解度に対応する難易度の新たな問題を作成する。
問題提示部140は、ステップS5で選定または作成された問題を画面表示などにより利用者に提示する(ステップS6)。
行動特徴量抽出部121は、データ分割部201と行動特徴量算出部202とを含む。データ分割部201は、指位置計測部101、視線計測部102、および加速度計測部103で測定された各種センサデータを、ページ単位データ、行単位データ、行内位置単位データに分割する。
本発明により、事前に利用者(例えば生徒)の問題回答データがない状態でも、教材学習時のセンサデータを理解度推定に用いることで、利用者に煩わしさを感じさせずに、この利用者による学習にかかる理解度を推定し、この理解度に適した問題を利用者に提示することができる。
また、本発明により、授業時や自習時に利用者が教材を学習した直後の段階で、利用者個人に適した問題を提示できるので、短い時間、または少ない演習問題数で学習効果を得ることができる。
既存技術では、利用者が問題に回答しないと理解度を推定できなかったが、本発明は、事前に利用者の問題回答データがない状態でも、教材閲覧時のセンサデータより、理解度を推定する。
また、利用者の問題回答データがある場合には、教材閲覧時のセンサデータを組み合わせることにより、高精度な理解度推定を可能とする。
(第1の実施例(教材コンテンツの表示))
教材表示部100は、教材コンテンツを表示するが、この教材コンテンツとは例えば以下の(1−a)〜(1−d)である。
(1−b)参考書
(1−c)一般書籍
(1−d)文書
これらの教材の表示の方法は、例えば以下の(2−a)〜(2−c)の方法である。
(2−a)教材の文章をそのまま表示する。
(2−b)教材の文章を薄く、もしくは透明に画面表示部105に表示し、指位置計測部101により計測される指位置や、視線計測部102により計測される視線の位置が、画面表示部105における文章表示位置と重なった際に、該当箇所のみを濃く表示する。
(2−c)教材の文章を薄く、もしくは透明に画面表示部105に表示し、上記の指位置や視線の位置が、上記の文章表示位置と重なった際に、該当箇所のみを濃く表示し、この濃く表示された箇所を時間経過につれて次第に薄く、もしくは透明に表示する。
(3−a)画像教材、および、教科書、参考書、書籍の画像部分
(3−b)音声教材
(3−c)動画教材
上記の(3−a)または(3−c)の教材については、例えば以下の(4−a)〜(4−e)の表示方法が存在する。
(4−b)画像または動画を薄く、もしくは透明に画面表示部105に表示し、上記の指位置や視線の位置が、画面表示部105における画像表示位置と重なった際に、該当箇所のみを濃く表示する。
(4−c)画像または動画を薄く、もしくは透明に画面表示部105に表示し、上記の指位置や視線の位置が、上記の画像表示位置と重なった際に、該当箇所のみを濃く表示し、この濃く表示された箇所を時間経過につれて次第に薄く、もしくは透明に表示する。
(4−d)画像または動画の中で注目するべき部分を強調もしくは印をつけて表示する。
(4−e)画像または動画の中で注目するべき部分を強調もしくは印をつけて表示し、該当箇所への操作(例えばタッチパネルへのタッチ(以下、単にタッチと称することがある)や、マウスを用いたクリック操作(以下、単にクリックと称することがある))によって、画像または動画を拡大して表示する。
(5−a)画面表示部105に表示される音声再生用画面上の再生ボタン(以下、単に再生ボタンと称することがある)へのタッチやマウスクリックにより、音声を再生する。音声の再生機能に関わる部分(例えば、再生ボタン、シークバー)以外の画面表示は変化しない。
(5−b)上記の再生ボタンへのタッチやマウスクリックにより、音声を再生する。例えば、この音声が教材の文章を読み上げるための音声であった場合、音声再生用画面で音声再生により読み上げられる教材の文章を含む画像を薄く、もしくは透明に表示した上で、音声再生用画面に表示される文章における音声が読み上げられた箇所を濃く表示し、この濃く表示された箇所を時間経過につれて次第に薄く、もしくは透明に表示する。
(5−c)上記再生ボタンへのタッチやマウスクリックにより、音声を再生し、教材の文章を表示する。再生開始当初は教材の文章を薄くもしくは透明に表示した状態で、利用者が音声を聞きながら画面上の文章を読む過程で、上記の計測された指位置や視線の位置が文章表示位置と重なった際に、該当箇所の文字のみを濃く表示し、この濃く表示された箇所を時間経過につれて次第に薄く、もしくは透明に表示する。
(5−d)上記の計測された指位置や視線の位置が文章表示位置と重なった際に、該当箇所の文字に対応する音声を再生する。
時間計測部104は、理解度推定装置において設定される現在日時を参照して時間データを得る。
指位置計測部101は、画面表示部105に表示される画面上の利用者の指示位置(X座標、Y座標)を検出する。
また、教材情報保存部106に保存される教材の文書表示位置と表示画面上のユーザの指示位置とを対応付けることにより、指位置計測部101は、ユーザの指が教材のうち何ページ目の何行目に触れているのかを判定する。
「大谷悠祐, 福井和広. "眼球の位置と姿勢を考慮した顔向き変化に頑健な瞳追跡
(一般セッション, パターン認識とメディア理解のフロンティアとグランドチャレンジ)." 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 109.344 (2009): 13-18.」
(文献B)
「小野泰弘, 岡部孝弘, and 佐藤洋一. "目領域の切り出しの不定性を考慮した低解像度画像からの視線方向推定." 情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア (CVIM) 47.SIG10 (CVIM15) (2006): 173-184.」
また、教材情報保存部106に保存される教材の文書表示位置と、上記の検出した視線座標とを対応付けることにより、視線計測部102は、利用者が教材のうち何ページ目の何行目を注視しているのか判定する。視線計測部102は、利用者が教材のうち何ページ目の何行目を注視していたかを示す情報を座標データに追記して、時間計測部104で得られた時間データとともにセンサデータ保存部110に出力する。
指位置計測部101、視線計測部102、加速度計測部103、時間計測部104で計測されたデータはセンサデータ保存部110に保存されるが、これらのデータは例えば以下の(6−a)〜(6−f)である。
(6−a)ユーザID
(6−b)教材ID(教材情報保存部106より)
(6−c)教材の章、ページ番号(教材情報保存部106より)
(6−d)指位置のX座標、Y座標、対応する時間、ページ番号、行番号
(6−e)視線位置のX座標、Y座標、対応する時間、ページ番号、行番号
(6−f)加速度(X軸、Y軸、Z軸)、対応する時間
なお、教材を表示する画面表示部105がタッチパネルを含まない場合は、指位置計測部101は、マウスやキーボード操作でのカーソル位置を指位置として代替して計測する。
利用者による学習内容を示す問題回答データが事前に存在しない場合は、理解度推定装置は、例えば、以下に説明する手法により理解度を推定する。
上記のように、データ分割部201は、指位置計測部101、視線計測部102、および加速度計測部103で測定されたセンサデータを、ページ単位、行単位、行内位置単位に分割する。
この分類器は、テスト等で得られた理解度(ラベル)についての群分けを、行動特徴量(説明変数)を用いて行なうもので、過去の複数ユーザのデータを用いて、パラメータを事前に決定しておく。分類の説明変数には、各行動特徴量を入力する。
分類器がサポートベクターマシンである場合は、この分類器は、センサデータより抽出された行動特徴量を入力する。分類器は、以下の文献Dに開示されるようなグリッドサーチ法により、カーネル関数の種類、SVMにおける損失とマージンの大きさとの間のトレードオフを調整するパラメータであるCを例えば0.01から1000の範囲で検索し、決定境界の複雑さを調節するgammaを例えば0.0001から1の範囲で検索し、多項式カーネルの次数を調節するdegreeを例えば2から10の範囲で探索して、これらのパラメータでなるハイパーパラメータを決定する。このようにハイパーパラメータを決定したSVM分類器へ説明変数とラベルを入力して、事前学習させる。
「栗田多喜夫. "サポートベクターマシン入門." 産業技術総合研究所 脳神経情報研究部門. July (2002).」
(文献D)
「Hsu, Chih-Wei, Chih-Chung Chang, and Chih-Jen Lin. "A practical guide to support vector classification." (2003): 1-16.」
このように事前学習された分類器へ行動特徴量を入力することで、利用者が理解度の高低に応じた、どの学習者群(以下、単に群と称することがある)に属するのかを出力する。
利用者の当該学習内容の問題回答データが事前に存在する場合は、理解度算定部122は、例えば以下の(7−a)、(7−b)の方法で理解度を推定する。
X’=wX+(1−w)Y …式(2)
なお、wは0から1の間の数値をとる任意の値である。
問題選定部131は、各学習内容n(n=1,…,N)にかかる、既に作成されている問題候補(複数(I個)の問題i(i=1,…,I))を内部メモリに保持しており、下記の(8−a)、(8−b)の機能を有する。この実施例では、1つの学習内容について複数の問題iが存在する。
(8−a)ある学習内容nについて難易度の異なる複数の問題候補のうちから利用者に最適な問題iを選ぶ機能
(8−b)複数存在する学習内容nのうち、利用者にとって優先すべき学習内容nに対応する問題iを選ぶ機能
ある学習内容nについて難易度の異なる複数の問題候補のうちから利用者に最適な問題iを選ぶ機能は、以下の手順A、手順Bにより達成される。
(9−a)問題選定部131は、過去に該当する問題iを解いたことのある学習者jによる問題回答の正誤から、例えば上記の項目反応理論(IRT)を用いて、問題iの相対的難易度βiと、ある学習者jの習熟度θjとを算出する。なお、この手法を用いた場合、問題iの相対的難易度βiと、ある学習者jの習熟度θjとは同じスケールを有するので、数値を比較することが可能である。
ある学習内容nについての問題候補が複数あったとき、それぞれを問題a、b、c…とし、各問題iにそれぞれ対応する難易度を
ある学習者jの理解度がXjと推定されたときに、問題選定部131は、各問題の難易度と理解度Xjとを比較し、各問題iのうち理解度Xjに一番近い値の難易度を有する問題iを選定する。また、理解度Xjに一番近い難易度を有する問題iが複数あった場合は、問題選定部131は、これらの難易度のうち高い方の難易度を有する問題iを選定する。以上により利用者に最適な問題iを選ぶことができる。
ある学習者jが、N個の学習内容nを実施したとき、理解度算定部122は、学習者jの各学習内容nに対応する推定理解度をN個算出することができる。学習者jの各学習内容nに対応する推定理解度をXn(n=1,…,N)とする。この場合に優先すべき学習内容nに対応する問題iを問題選定部131により選ぶ方法は、例えば以下の(10−a)〜(10−c)である。
(10−a)学習者jの各学習内容nに対応する推定理解度Xnが小さい順に学習内容nを選定し、この学習内容nに対応する問題iを選定する。
(10−b)学習者jの各学習内容に対応する推定理解度Xnが大きい順に学習内容nを選定し、この学習内容nに対応する問題を選定する。
(10−c)学習者jの各学習内容nに対応する推定理解度Xnと、過去の学習者集団の各学習内容nに対応する平均推定理解度
第4の実施例における、該当学習内容nについての問題のうち、利用者に提示すべき問題が存在しない場合、問題作成部132が問題を作成する。
該当学習内容nについて、そもそも問題自体が存在しない場合は、問題作成部132は、例えば以下の(11−a)、(11−b)の手法で問題を生成する。
(12−b)例えば、算数の計算問題のように、数値だけを変えることで新たな問題を作成できる場合がある。その場合には、問題作成部132は、問題中の数値を同じ桁数のランダムな値で書き換えることで、新たな問題を作成する。なお、この場合の問題の難易度は、すでに存在する問題の難易度と同じとする。
(12−c)問題作成部132は、上記の問題が存在しない場合と同様の手法(11−a)または(11−b)を用いて、問題を作成する。
本発明を実施するケースの例として、小中学校、高校、大学、塾、幼稚園、保育園等の教育機関においての授業や自習の場面、家庭での自主学習の場面、および企業研修の場面での電子教材を用いた学習が挙げられる。特に本発明を実施することが効果的な学習内容として、重要な語句や重要な文の暗記が挙げられる。
上記のように教育機関で授業中に理解度推定装置を使用する場合、社内研修で使用する場合、もしくは自宅学習や課外学習で使用する場合の利用例は、指導者が生徒の様子をモニタリングする目的で、この指導者が、(1)学習者が問題を回答するたびに更新される、理解度データ保存部170に保存される各学習者の理解度、および、(2)問題回答データ保存部160に保存される問題回答データを、理解度提示部171および問題回答データ提示部161にてそれぞれ参照するという利用例も含む。
教育の場面以外でも、利用者に文章を表示し、十分に理解させなければならない場合がある。例えば、サービスの利用規約や注意事項など、何かのサービスを利用する前に利用者に内容を十分に理解してもらう必要がある。そこで、本発明を用いて文章を読む過程のセンサデータから利用者の理解度を算出することで、理解していない利用者を抽出し、この利用者に対し、サービス提供事業者が上記のサービスの利用規約や注意事項などを再度説明するなどの対処を施すことができる。
Claims (8)
- 利用者が学習過程における教材を参照するときの前記利用者の行動を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果を前記教材を構成する単位に応じて分割し、前記分割された結果に基づいて、前記利用者が前記教材を参照するときの行動の特徴を示す行動特徴量を前記単位毎に抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した行動特徴量に基づいて、前記利用者が教材に対する理解度の高低に応じた複数の群のいずれに属するかを判定し、この判定の結果に基づいて前記教材に対する前記利用者の理解度を算定する理解度算定手段と、
を備えた情報処理装置。 - 前記教材で示される問題に対する利用者による過去の回答データを保存する保存手段をさらに備え、
前記理解度算定手段は、
前記抽出手段による抽出結果、および前記保存手段に保存される回答データに基づいて、前記利用者が前記複数の群のいずれに属するかを判定し、
この判定の結果に基づいて前記教材に対する前記利用者の理解度を算定する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記検出手段は、
前記利用者が前記教材を参照するときの前記教材の表示画面上における前記利用者の指の位置、および、前記表示画面における前記利用者の視線の少なくとも1種類を検出する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記理解度算定手段により算定した理解度に応じた難易度を有する問題を問題候補から選定する問題選定手段と、
前記問題選定手段により選定した問題を、前記利用者に提示する問題提示手段と、
をさらに備えた請求項1に記載の情報処理装置。 - 利用者が学習過程における教材を参照するときの前記利用者の行動を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記利用者の行動特徴量を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出した行動特徴量に基づいて、前記利用者が教材に対する理解度の高低に応じた複数の群のいずれに属するかを判定し、この判定の結果に基づいて前記教材に対する前記利用者の理解度を算定する理解度算定手段と、
前記理解度算定手段により算定した理解度に応じた難易度を有する問題を問題候補から選定する問題選定手段と、
前記問題選定手段により選定できる、前記理解度に応じた難易度を有する問題がない場合に、前記理解度に応じた難易度を有する問題を新たに作成する問題作成手段と、
前記問題選定手段により選定した問題がある場合には、前記選定した問題を前記利用者に提示し、前記問題選定手段により選定した問題がない場合には、前記問題作成手段により作成した問題を前記利用者に提示する問題提示手段と、
を備えた情報処理装置。 - 情報処理装置に適用され、前記情報処理装置が備える各手段により実行される方法であって、
前記情報処理装置の検出手段が、
利用者が学習過程における教材を参照するときの前記利用者の行動を検出し、
前記情報処理装置の抽出手段が、
前記検出の結果を前記教材を構成する単位に応じて分割し、前記分割された結果に基づいて、前記利用者が前記教材を参照するときの行動の特徴を示す行動特徴量を前記単位毎に抽出し、
前記情報処理装置の理解度算出手段が、
前記抽出した行動特徴量に基づいて、前記利用者が教材に対する理解度の高低に応じた複数の群のいずれに属するかを判定し、この判定の結果に基づいて前記教材に対する前記利用者の理解度を算定する
情報処理方法。 - 情報処理装置に適用され、前記情報処理装置が備える各手段により実行される方法であって、
前記情報処理装置の検出手段が、
利用者が学習過程における教材を参照するときの前記利用者の行動を検出し、
前記情報処理装置の抽出手段が、
前記検出の結果に基づいて、前記利用者の行動特徴量を抽出し、
前記情報処理装置の理解度算出手段が、
前記抽出した行動特徴量に基づいて、前記利用者が教材に対する理解度の高低に応じた複数の群のいずれに属するかを判定し、この判定の結果に基づいて前記教材に対する前記利用者の理解度を算定し、
前記情報処理装置の問題選定手段が、
前記算定した理解度に応じた難易度を有する問題を問題候補から選定し、
前記情報処理装置の問題作成手段が、
前記選定できる、前記理解度に応じた難易度を有する問題がない場合に、前記理解度に応じた難易度を有する問題を新たに作成し、
前記情報処理装置の問題提示手段が、
前記選定した問題がある場合には、前記選定した問題を前記利用者に提示し、前記選定した問題がない場合には、前記作成した問題を前記利用者に提示する、
情報処理方法。 - 請求項1または5に記載の情報処理装置の一部分として動作するコンピュータに用いられるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記情報処理装置が備える各手段として機能させるための情報処理プログラム。
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