JP6817885B2 - 繰出容器 - Google Patents
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Description
この繰出容器では、使用者が規制筒と螺旋筒とを相対的に回転させると、係止突部が縦孔の内周面に係止することで中皿が規制筒と供回りする。このとき、係止突部が螺旋孔に沿って移動することで中皿全体が容器軸方向に進退し、保持部に保持された内容物が容器本体から出没する。
本発明に係る繰出容器は、容器軸方向に延びる縦孔が形成された規制筒、および周方向に延びる螺旋孔が形成されるとともに前記規制筒に相対的に回転可能に装着された螺旋筒を有し、内容物が収容される容器本体と、前記容器本体内に配置されて内容物を保持する保持部、および前記保持部から径方向の外側に向けて突出し、前記縦孔および前記螺旋孔に進入する係止突部を有し、前記係止突部が前記縦孔に係止することで前記規制筒との相対的な回転が規制される中皿と、を備える繰出容器であって、前記螺旋筒は、弾性変形可能な軟材質によって形成され、前記螺旋筒は、前記規制筒に径方向の外側から装着され、前記螺旋孔は、前記螺旋筒の内周面に形成された雌ねじ部によって形成され、前記雌ねじ部のねじ山が、前記規制筒に径方向の外側から圧接していることを特徴とする。
図1に示すように、繰出容器10は、規制筒11、規制筒11に、周方向に相対的に回転可能に装着された螺旋筒12、および螺旋筒12に、相対的な回転が規制された状態で装着された化粧筒20(スリーブ)を有し、内容物Aが収容される容器本体13と、容器本体13内に容器軸O方向に進退可能に配設され、容器本体13内に収容される内容物Aを保持する中皿14と、を備えている。中皿14は、内容物Aを容器軸O方向の前側(一方側)に突出させた状態で保持するとともに規制筒11と螺旋筒12との周方向の相対的な回転に伴って容器軸O方向に進退させられ、前側に前進することで、内容物Aを容器本体13における前側の開口部(吐出孔、出没孔)から突出させる。
なお前記内容物Aとしては、例えば化粧料(口紅、リップクリームもしくはスティックアイシャドーなど)、薬剤または糊などが棒状に形成されてなる棒状体があげられる。
被着部分16は、基部分15の前端面における内周縁から前方に向けて突設され、基部分15よりも容器軸O方向に長くなっている。被着部分16の内周面と、基部分15の内周面と、は面一になっている。被着部分16の外周面は、基部分15の外周面よりも径方向の内側に位置しており、基部分15は、被着部分16よりも径方向の外側に向けて張り出している。
規制筒11には、容器軸O方向に延びる縦孔23が形成されている。図1から図3に示すように、縦孔23は、規制筒11を径方向に貫通する。縦孔23は、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。縦孔23は、小径部分16b(被着部分16)に、容器軸Oを間に挟むように一対配設され、互いに同等の形状でかつ同等の大きさとなっている。縦孔23は、小径部分16bの容器軸O方向の全長にわたって設けられ、規制筒11から前側に向けて開口している。
図3に示すように、螺旋筒12には、周方向に延びる螺旋孔24が形成されている。螺旋孔24は、螺旋筒12の内周面に溝状に形成され、径方向の外側に向けて非開口となっている。螺旋筒12の内周面には、雌ねじ部24aが形成されており、螺旋孔24は、雌ねじ部24aによって形成されている。螺旋孔24は、雌ねじ部24aのねじ谷とされている。図1に示すように、雌ねじ部24aは、螺旋筒12において前端部を除く容器軸O方向の全域にわたって形成されている。
保持部26は、規制筒11内に、容器軸O方向に摺動可能に嵌合されている。保持部26は、容器軸O方向の両側に向けて開口する筒状に形成されている。保持部26内には、内容物Aが容器軸Oと同軸に配置された状態で嵌合されている。係止突部25は、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されている。係止突部25は、容器軸Oを間に挟むように一対配設され、互いに同等の形状でかつ同等の大きさとなっている。
係止突部25には、雌ねじ部24aに螺合する雄ねじ部25aが形成されている。雄ねじ部25aは、係止突部25において径方向の外側を向く外面に形成されている。雄ねじ部25aは、周方向に螺旋をなすように延びる。
係止突部25は、縦孔23を通して螺旋孔24に進入しており、縦孔23および螺旋孔24に一体に挿通されている。図示の例では、雄ねじ部25aのねじ山が雌ねじ部24aのねじ谷に径方向の内側から進入することで、係止突部25が螺旋孔24に配置されている。
内容物Aを使用した後には、使用者は、規制筒11と化粧筒20とを周方向に相対的に反対側に回転させ、係止突部25を、縦孔23および螺旋孔24の双方に沿って後側に移動させる。すると、中皿14が後退し、内容物Aが容器本体13の前側の開口部から後方に向けて没入する。このように中皿14は、容器本体13内を容器軸O方向に進退することで、内容物Aを、容器本体13の前側の開口部に対して出没させる。
雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、多条ねじ構造である。そのため、例えば、雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、一条ねじ構造である場合に比べて、リードLを大きく確保しつつ、ピッチPやリード角を小さく抑えることが可能になり、雄ねじ部25aと雌ねじ部24aとの接触面積(係止突部25と螺旋孔24の内周面との接触面積)を大きくし易くすることができる。したがって、縦孔23および係止突部25がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていることと相俟って、内容物Aに加えられた不意の外力を、内容物Aおよび中皿14を介して螺旋筒12に効果的に伝達することができる。
雄ねじ部25aおよび雌ねじ部24aが、多条ねじ構造でなくてもよく、例えば1条ねじ構造であってもよい。
螺旋孔24が、雌ねじ部24aによって形成されていなくてもよい。例えば、螺旋孔24が、螺旋筒12を径方向に貫通する1条の貫通孔によって形成され、貫通孔が、周方向に螺旋をなすように延びていてもよい。この場合、係止突部25の全体を螺旋孔24に配置することができる。
縦孔23および係止突部25がそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていなくてもよく、例えば、周方向に不均一に複数配置されていてもよい。
螺旋筒12が、規制筒11に径方向の外側から装着されなくてもよい。例えば、螺旋筒12が、規制筒11に径方向の内側から装着され、規制筒11に内装されていてもよい。この場合、保持部26を、螺旋筒12内に配置し、係止突部25を、螺旋孔24を通して縦孔23に進入させることができる。
11 規制筒
12 螺旋筒
13 容器本体
14 中皿
23 縦孔
24 螺旋孔
25 係止突部
26 保持部
A 内容物
O 容器軸
Claims (4)
- 容器軸方向に延びる縦孔が形成された規制筒、および周方向に延びる螺旋孔が形成されるとともに前記規制筒に相対的に回転可能に装着された螺旋筒を有し、内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体内に配置されて内容物を保持する保持部、および前記保持部から径方向の外側に向けて突出し、前記縦孔および前記螺旋孔に進入する係止突部を有し、前記係止突部が前記縦孔に係止することで前記規制筒との相対的な回転が規制される中皿と、を備える繰出容器であって、
前記螺旋筒は、弾性変形可能な軟材質によって形成され、
前記螺旋筒は、前記規制筒に径方向の外側から装着され、
前記螺旋孔は、前記螺旋筒の内周面に形成された雌ねじ部によって形成され、
前記雌ねじ部のねじ山が、前記規制筒に径方向の外側から圧接していることを特徴とする繰出容器。 - 前記縦孔および前記係止突部はそれぞれ、周方向に同等の間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の繰出容器。
- 前記係止突部には、前記雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が形成され、
前記雄ねじ部および前記雌ねじ部は、多条ねじ構造であることを特徴とする請求項2に記載の繰出容器。 - 前記係止突部は、その正面視において容器軸方向に延びる矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の繰出容器。
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JP2017087901A JP6817885B2 (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 繰出容器 |
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Family Applications (1)
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JP2017087901A Active JP6817885B2 (ja) | 2017-04-27 | 2017-04-27 | 繰出容器 |
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