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JP6800555B1 - レーザ加工装置、レーザ加工システム、および、カートリッジの装着方法 - Google Patents

レーザ加工装置、レーザ加工システム、および、カートリッジの装着方法 Download PDF

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JP6800555B1 JP2020552051A JP2020552051A JP6800555B1 JP 6800555 B1 JP6800555 B1 JP 6800555B1 JP 2020552051 A JP2020552051 A JP 2020552051A JP 2020552051 A JP2020552051 A JP 2020552051A JP 6800555 B1 JP6800555 B1 JP 6800555B1
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Abstract

レーザ加工装置は、レーザ光の光路が配置される加工ヘッドと、加工ヘッドに挿入されるカートリッジとを具備する。加工ヘッドは、カートリッジを押圧する押圧部材と、押圧部材によって押圧されるカートリッジの移動を制限することによりカートリッジに反力を付与するストッパ面とを有する。カートリッジは、加工ヘッドにカートリッジが挿入された状態において光路上に配置される光学部品と、光学部品の第1面および押圧部材に接触する第1部材と、光学部品の第2面およびストッパ面に接触する第2部材とを有する。

Description

本発明は、レーザ加工装置、レーザ加工システム、および、カートリッジの装着方法に関する。
レーザ加工装置にカートリッジを装着する技術が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、レーザ加工装置が開示されている。特許文献1に記載のレーザ加工装置は、第1の光学素子を含むカートリッジと、カートリッジを挿入するためのカートリッジ孔を有する筐体と、カートリッジを筐体に対して付勢および解放する切替機構とを備える。
特許第6663543号公報
本発明の目的は、レーザ加工装置の加工ヘッドにカートリッジを固定する技術の改良、および/または、カートリッジの構成部品に光学部品を固定する技術の改良を提供することである。
いくつかの実施形態におけるレーザ加工装置は、レーザ光の光路が配置される加工ヘッドと、前記加工ヘッドに挿入されるカートリッジとを具備する。前記加工ヘッドは、前記カートリッジを押圧する押圧部材と、前記押圧部材によって押圧される前記カートリッジの移動を制限することにより前記カートリッジに反力を付与するストッパ面とを有する。前記カートリッジは、前記加工ヘッドに前記カートリッジが挿入された状態において前記光路上に配置される光学部品と、前記光学部品の第1面および前記押圧部材に接触する第1部材と、前記光学部品の第2面および前記ストッパ面に接触する第2部材とを有する。
いくつかの実施形態におけるレーザ加工システムは、レーザ光によって加工されるワークを支持するワーク支持装置と、前記ワークに向けて前記レーザ光を照射する加工ヘッドを有するレーザ加工装置と、前記ワーク支持装置に対して前記加工ヘッドを相対移動させる駆動装置と、前記駆動装置の動作を制御する制御装置とを具備する。前記レーザ加工装置は、レーザ光源と、前記レーザ光源から前記加工ヘッドに前記レーザ光を伝達する光伝達部材と、前記レーザ光の光路が配置される前記加工ヘッドと、前記加工ヘッドに挿入されるカートリッジとを備える。前記加工ヘッドは、前記カートリッジを押圧する押圧部材と、前記押圧部材によって押圧される前記カートリッジの移動を制限することにより前記カートリッジに反力を付与するストッパ面とを有する。前記カートリッジは、前記加工ヘッドに前記カートリッジが挿入された状態において前記光路上に配置される光学部品と、前記光学部品の第1面および前記押圧部材に接触する第1部材と、前記光学部品の第2面および前記ストッパ面に接触する第2部材とを有する。
いくつかの実施形態におけるカートリッジの装着方法は、レーザ加工装置にカートリッジを装着する方法である。前記レーザ加工装置は、レーザ光の光路が配置され、前記カートリッジが配置される空間を規定する加工ヘッドを有する。前記加工ヘッドは、前記カートリッジを押圧する押圧部材と、前記押圧部材によって押圧される前記カートリッジの移動を制限することにより前記カートリッジに反力を付与するストッパ面とを有する。前記カートリッジは、前記レーザ光が通過する光学部品と、前記光学部品の第1面に接触する第1部材と、前記光学部品の第2面に接触する第2部材とを有する。前記装着方法は、前記第1部材と前記第2部材との間に前記光学部品が配置された前記カートリッジを準備する準備工程と、前記第1部材および前記第2部材に前記光学部品が固定されていない状態で、前記加工ヘッドに前記カートリッジを挿入する挿入工程と、前記押圧部材が前記第1部材を押圧するように、前記押圧部材を前記第1部材に向かって移動させる移動工程とを具備する。前記移動工程の実行により、前記第1部材が前記第1面を押圧する第1押圧力、および、前記第2部材が前記第2面を押圧する第2押圧力が増加する。
本発明により、レーザ加工装置の加工ヘッドにカートリッジを固定する技術の改良、および/または、カートリッジの構成部品に光学部品を固定する技術の改良を提供することができる。
図1は、第1の実施形態におけるレーザ加工装置の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図2は、図1の一部分を拡大して示す概略断面図である。 図3は、加工ヘッドに挿入されるカートリッジを模式的に示す概略断面図である。 図4は、加工ヘッドに挿入されるカートリッジを模式的に示す概略断面図である。 図5は、加工ヘッドに挿入されるカートリッジの第1変形例を模式的に示す概略断面図である。 図6は、図1におけるA−A矢視断面図である。 図7は、押圧リングを模式的に示す概略平面図である。 図8は、ハウジングを模式的に示す概略平面図である。 図9は、加工ヘッドに挿入されるカートリッジの第2変形例を模式的に示す概略断面図である。 図10は、第1の実施形態におけるレーザ加工装置の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図11は、第2の実施形態におけるレーザ加工装置の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図12は、第3の実施形態におけるレーザ加工装置の一部分を模式的に示す概略断面図である。 図13は、加工ヘッドに挿入されるカートリッジの第3変形例を模式的に示す概略断面図である。 図14は、実施形態におけるカートリッジの装着方法の一例を示すフローチャートである。 図15は、挿入工程を実行中の様子の一例を模式的に示す図である。 図16は、挿入工程を実行中の様子の他の一例を模式的に示す図である。 図17は、挿入工程を実行中の様子の更に他の一例を模式的に示す図である。 図18は、第4の実施形態におけるレーザ加工システムを模式的に示す概略斜視図である。
以下、図面を参照して、いくつかの実施形態におけるレーザ加工装置1、レーザ加工システム100、および、カートリッジ6の装着方法について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、同一の機能を有する部位、部材については同一の符号を付し、同一の符号が付された部位、部材についての繰り返しとなる説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1乃至図10を参照して、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aについて説明する。図1は、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aの一部分を模式的に示す概略断面図である。図2は、図1の一部分を拡大して示す概略断面図である。図3および図4は、加工ヘッド2に挿入されるカートリッジ6を模式的に示す概略断面図である。なお、図3は、第1部材70(より具体的には、ハウジングH)が第2部材80(より具体的には、押圧リングP)に向けて押圧される前の状態を示し、図4は、第1部材70(より具体的には、ハウジングH)が第2部材80(より具体的には、押圧リングP)に向けて押圧された後の状態を示す。図5は、加工ヘッドに挿入されるカートリッジ6の第1変形例を模式的に示す概略断面図である。図6は、図1におけるA−A矢視断面図である。図7は、押圧リングPを模式的に示す概略平面図である。図8は、ハウジングHを模式的に示す概略平面図である。図9は、加工ヘッド2に挿入されるカートリッジ6の第2変形例を模式的に示す概略断面図である。図10は、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aの一部分を模式的に示す概略断面図である。なお、第1の実施形態または他の実施形態において、加工ヘッドの断面図に関しては、図面の複雑化を避けるために、加工ヘッドの断面よりも奥側に存在する部位、部材の記載は省略されている。
第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aは、加工ヘッド2と、カートリッジ6とを具備する。
加工ヘッド2には、レーザ光の光路Fが配置される。換言すれば、加工ヘッド2は、レーザ光が通る通路Nを有する。図1に記載の例では、レーザ光が通る通路Nは、加工ヘッド2の長手方向と平行である。なお、図1において、光路Fは、破線で囲まれた領域によって模式的に示されている。図1に記載の例では、加工ヘッド2から射出されるレーザ光によって、ワークWが加工される。
加工ヘッド2は、カートリッジ6が配置される空間SPを規定する。換言すれば、加工ヘッド2は、カートリッジ6を受容する受容部21を有する。
加工ヘッド2は、押圧部材30と、ストッパ面40とを有する。
押圧部材30は、カートリッジ6を押圧する部材である。図1に記載の例では、押圧部材30は、加工ヘッド2の長手方向に沿って移動可能である。押圧部材30がカートリッジ6に向かって移動することにより、押圧部材30がカートリッジ6を押圧する。図1に記載の例では、押圧部材30は、カートリッジ6を押圧する押圧面30pを有する。押圧面30pは、例えば、リング状の平坦面を有する。
ストッパ面40は、押圧部材30によって押圧されるカートリッジ6の移動を制限することによりカートリッジ6に反力を付与する。換言すれば、押圧部材30がカートリッジ6を押圧する方向を第1方向DR1と定義するとき、ストッパ面40は、カートリッジ6に対し、第1方向DR1とは反対の方向である第2方向DR2に反力を付与する。こうして、カートリッジ6は、押圧部材30およびストッパ面40によって挟持される。ストッパ面40は、例えば、リング状の平坦面を有する。なお、図1に記載の例では、加工ヘッド2の長手方向は鉛直方向と平行である。また、図1に記載の例では、第1方向DR1は、鉛直上方向であり、第2方向DR2は、鉛直下方向である。
図1に記載の例では、押圧部材30は、加工ヘッド2の本体部20(より具体的には、加工ヘッド2の枠体)に対して相対移動可能である。他方、図1に記載の例では、ストッパ面40は、加工ヘッド2の本体部20の壁面によって構成されている。代替的に、ストッパ面40は、加工ヘッド2の本体部20に対して相対移動可能であってもよい。換言すれば、押圧部材30が本体部20に対して第1方向DR1に相対移動し、ストッパ面40が本体部20に対して第2方向DR2に相対移動することにより、カートリッジ6が、押圧部材30およびストッパ面40によって挟持されるように構成されてもよい。
カートリッジ6は、加工ヘッド2に挿入される。図1に記載の例では、加工ヘッド2の側壁53に孔部53hが形成されている。カートリッジ6は、当該孔部53hを介して、加工ヘッド2の外部から加工ヘッド2の内部(より具体的には、受容部21)に挿入される。レーザ加工装置1Aは、孔部53hを閉鎖可能な蓋54を備えていてもよい。蓋54は、加工ヘッド2から完全に分離可能であってもよい。代替的に、蓋54は、加工ヘッド2にヒンジを介して連結されていてもよい。更に代替的に、カートリッジ6が蓋54を含んでいてもよい。換言すれば、カートリッジ6が加工ヘッド2に挿入されることにより、カートリッジ6に設けられた蓋54が孔部53hを閉鎖するように構成されていてもよい。
カートリッジ6は、光学部品60と、第1部材70と、第2部材80とを備える。
光学部品60は、加工ヘッド2にカートリッジ6が挿入された状態において光路F上に配置される。光学部品60は、例えば、レーザ光を透過可能な透明部材によって構成される。光学部品60は、第1部材70および第2部材80とは別体である。
光学部品60は、第1面61と、第2面62とを備える。第2面62は、第1面61の反対側に配置される面である。例えば、第1面61が、レーザ光が出射する出射面である場合、第2面62は、レーザ光が入射する入射面である。図1に記載の例では、第1面61は平坦面である。また、第2面62は、平坦面である。
光学部品60は、側面63を有していてもよい。図1に記載の例では、側面63は、第1面61と第2面62とを連結する面である。側面63は、例えば、円筒面である。
第1部材70は、光学部品60の第1面61に接触する。また、図1に記載の例では、第1部材70は、押圧部材30に接触している。
第2部材80は、光学部品60の第2面62に接触する。また、図1に記載の例では、第2部材80は、ストッパ面40に接触している。第2部材80は、第1部材70とは別体である。
第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aでは、加工ヘッド2が、カートリッジ6を押圧する押圧部材30と、カートリッジ6に反力を付与するストッパ面40とを有する。また、カートリッジ6は、押圧部材30に接触する第1部材70と、ストッパ面40に接触する第2部材80とを備える。この場合、第1部材70が押圧部材30によって押圧され、第2部材80がストッパ面40から反力を付与されることにより、カートリッジ6が、押圧部材30およびストッパ面40によって挟持される。その結果、カートリッジ6が、加工ヘッド2に安定的に固定される。
また、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aでは、光学部品60の第1面61が第1部材70と接触し、光学部品60の第2面62が第2部材80と接触している。この場合、光学部品60が、第1部材70および第2部材80によって挟持される。その結果、光学部品60が、カートリッジ6の構成部品(より具体的には、第1部材70および第2部材80)に安定的に固定される。
(任意付加的な構成)
続いて、図1乃至図10を参照して、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aにおいて採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(第1部材70、および、第2部材80)
図2に記載の例では、第1部材70は、押圧部材30によって押圧されており、第1部材70は、光学部品60の第1面61を押圧している。また、第2部材80は、ストッパ面40から反力を付与されており、第2部材80は、光学部品60の第2面62を押圧している。
図2に記載の例では、光学部品60の第1面61が第1部材70によって押圧され、光学部品60の第2面62が第2部材80から反力を付与されることにより、光学部品60が、第1部材70および第2部材80によって安定的に挟持される。その結果、光学部品60が、カートリッジ6の構成部品(より具体的には、第1部材70および第2部材80)に安定的に固定される。
図2に例示されるように、第1部材70は、押圧部材30から受ける押圧力を第1面61に伝達するように構成され、第2部材80は、ストッパ面40から受ける反力を第2面62に伝達するように構成されていることが好ましい。
図2に記載の例では、第1部材70が押圧部材30から受ける押圧力を利用して、カートリッジ6が加工ヘッド2に固定される。また、第1部材70が押圧部材30から受ける押圧力を利用して、光学部品60が、カートリッジ6の構成部品(より具体的には、第1部材70および第2部材80)に固定される。この場合、カートリッジ6が押圧部材30によって押圧されることにより、加工ヘッド2へのカートリッジ6の固定と、第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定との両方が実行される。よって、加工ヘッド2へのカートリッジ6の固定と、第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定とが別々に実行される場合と比較して、作業効率が向上する。
また、第1部材70が押圧部材30から受ける押圧力を利用して、第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定が実行される場合、第1部材70と第2部材80とを予めねじ結合する必要がない。第1部材70と第2部材80とがねじ結合される場合、雄ねじ部と雌ねじ部との間の摺動により、粉塵の発生が避けられない。当該粉塵にレーザ光が照射されて粉塵が加熱される場合、加熱された粉塵と接触する光学部品60が損傷するおそれがある。例えば、近年使用されているファイバーレーザ加工装置は、レーザ光の波長が相対的に短いため、粉塵が加熱され易い。これに対し、第1部材70と第2部材80とがねじ結合されない場合、粉塵の発生が抑制され、光学部品60の損傷が抑制される。
図2に記載の例では、第1部材70は、光学部品60の第1面61の外縁部61uに接触する第1接触面71と、押圧部材30に接触する第2接触面72と、レーザ光が通過する第1孔部74hとを有する。なお、第1部材70が第1シール部材S1を備える場合には、第1接触面71の少なくとも一部は、第1シール部材S1の表面によって構成されていてもよい。また、第1部材70が第3シール部材S3を備える場合には、第2接触面72の少なくとも一部は、第3シール部材S3の表面によって構成されていてもよい。
図2に記載の例では、第2部材80は、光学部品60の第2面62の外縁部62uに接触する第3接触面81と、ストッパ面40に接触する第4接触面82と、レーザ光が通過する第2孔部84hとを有する。なお、第2部材80が第2シール部材S2を備える場合には、第4接触面82の少なくとも一部は、第2シール部材S2の表面によって構成されていてもよい。
第1部材70および第2部材80のうちの少なくとも一方は、光学部品60の側面63に対向する壁部を備えていてもよい。図2に記載の例では、第1部材70は、光学部品60の側面63に対向する壁部75を有する。より具体的には、壁部75の環状の内壁面75nが、光学部品60の側面63(より具体的には、環状の外側面)と対向する。また、第2部材80は、光学部品60の側面63に対向する突出部85を有する。より具体的には、突出部85の環状の内壁面85nが、光学部品60の側面63(より具体的には、環状の外側面)と対向する。
(カートリッジ6)
カートリッジ6の第1部材70およびカートリッジ6の第2部材80のうちの一方は、光学部品60の少なくとも一部を収容するハウジングHを含んでいてもよい。図3に記載の例では、第1部材70がハウジングHを含む。第1部材70は、ハウジングHと第1シール部材S1とを含んでいてもよい。
図3に記載の例では、ハウジングHは、底部H1と、壁部H2とを有する。底部H1は、壁部H2の内壁面75nよりも内側に突出する内縁部Hdを備える。当該内縁部Hdは、光学部品60を支持する支持部として機能する。また、当該内縁部Hdによって、レーザ光が通過する第1孔部74hが規定される。
壁部H2は、光学部品60の側面63に対向する内壁面75nと、上面Haとを有する。ハウジングHが後述の押圧リングPに向けて押圧されると、ハウジングHの上面Haは、押圧リングPに接触する。
第1部材70および第2部材80のうちの他方は、光学部品60に当接する押圧リングPを含んでいてもよい。図4に記載の例では、押圧リングPの下面が、光学部品60およびハウジングHの両方に当接している。図4に記載の例では、第2部材80が押圧リングPを含む。第2部材80は、押圧リングPと第2シール部材S2とを含んでいてもよい。
図4に記載の例では、押圧リングPは、外側部分P1と、内側部分P2とを有する。ハウジングHが押圧リングPに向けて押圧されると、押圧リングPの外側部分P1は、ハウジングHの上面Haと接触する。図4に記載の例では、押圧リングPの外側部分P1は、ハウジングHの上面Haによって支持されている。外側部分P1は、例えば、板状である。
内側部分P2は、光学部品60(より具体的には、光学部品60の上面)と接触する。図3に記載の例では、押圧リングPが光学部品60上に載置されている。また、図3に記載の例では、押圧リングPが光学部品60上に載置されている状態において、外側部分P1とハウジングHの上面Haとは接触していない。換言すれば、外側部分P1とハウジングHの上面Haとの間には隙間Gが存在する。
図3に記載の例では、内側部分P2は、外側部分P1の下面よりも下方に突出する突出部85を有する。突出部85は、例えば、環状の突出部である。図3に記載の例では、突出部85は、ハウジングHと光学部品60とによって規定される凹部(より具体的には、環状の凹部)に挿入されている。この場合、突出部85によって、押圧リングPと、ハウジングHと、光学部品60との間の位置合わせが行われる。
図3に記載の例では、突出部85は、光学部品60の側面63に対向している。また、当該突出部85は、光学部品60の上面(62)よりも下方に突出している。
図3に記載の例では、内側部分P2は、光学部品60の側面63に対向する内壁面85nに加えて、レーザ光が通過する第2孔部84hを規定する第2内壁面Pnを有する。また、図3に記載の例では、内側部分P2(より具体的には、突出部85)は、外壁面Puを有する。当該外壁面Puは、ハウジングHの内壁面751nに対向配置される。
図3に記載の例では、内側部分P2は、光学部品60と接触する環状の下面Pbを有する。図3に記載の例では、光学部品60と接触する環状の下面Pbは、突出部85よりも内側(換言すれば、光学部品60の中心軸に近い側)に配置されている。
図5に記載の例(第1変形例)では、ハウジングHのうち光学部品60の側面63と対向する部分の最小内径D1は、押圧リングPのうち光学部品60の側面63と対向する部分の最小内径D2よりも大きい。この場合、押圧リングPを用いて、ハウジングHに対する光学部品60の位置決めを行うことができる。
図3に記載の例では、光学部品60がハウジングHの底部H1に向かって押し込まれる時に、光学部品60の側面63とハウジングHの内壁面75nとの間の摺動により、粉塵が発生するおそれがある。そこで、図5に記載の例では、ハウジングHのうち光学部品60の側面63と対向する部分の最小内径D1を大きくすることにより、光学部品60の側面63とハウジングHの内壁面75nとの間の摺動を防止または抑制している。最小内径D1を大きくすると、ハウジングHに対する光学部品60の位置決め精度が低下する。そこで、図5に記載の例では、押圧リングPのうち光学部品60の側面63と対向する部分の最小内径D2を、上述の最小内径D1よりも小さくしている。こうして、押圧リングPが光学部品60(あるいは、ハウジングH)に載置される際に、押圧リングPによって光学部品60の位置決めが行われる。その結果、ハウジングHに対する光学部品60の位置決め精度が向上する。
図6に記載の例では、押圧リングPの少なくとも一部(P3)は、ハウジングHによって片持ち支持されている。
図6に記載の例では、温度センサ52の先端部52tが、押圧リングPのうちのハウジングHによって片持ち支持される部分P3の鉛直下方に配置されている。この場合、ハウジングHによって片持ち支持される部分P3の鉛直下方の空間が有効に活用される。
押圧リングPのうちのハウジングHによって片持ち支持される部分P3には、相対的に大きな曲げ応力が発生し得る。例えば、片持ち支持される部分P3が、上述の押圧部材30(または、ストッパ面40)によって押圧されると、当該部分P3に、相対的に大きな曲げ応力が発生する。このため、押圧リングPの材質は、曲げ強度、あるいは、引っ張り強度が大きな材質であることが好ましい。押圧リングPの材質は、ハウジングHの材質と比較して、曲げ強度、あるいは、引っ張り強度が大きな材質であってもよい。
ハウジングHの体積は、押圧リングPの体積より大きくてもよい。また、ハウジングHの密度(換言すれば、単位体積当たりの質量)は、押圧リングPの密度より小さくてもよい。ハウジングHの体積が押圧リングPの体積よりも大きく、ハウジングHの密度が押圧リングPの密度よりも小さい場合、カートリッジ6が全体として軽量化される。また、押圧リングPの材質として、相対的に密度の大きな材質を選択できるため、押圧リングPの曲げ強度、あるいは、引っ張り強度を十分に確保することができる。
図3に記載の例では、カートリッジ6は、第1シール部材S1、第2シール部材S2、および、第3シール部材S3を備える。
図3に記載の例では、第1シール部材S1は、光学部品60(より具体的には、光学部品60のレーザ光出射面(61))とハウジングHとの間に配置される。第1シール部材S1は、レーザ光によって加工されるワークW(換言すれば、加工対象物)から飛散する屑、その他の塵埃等が、光学部品60とハウジングHとの間の隙間を介して、カートリッジ6の内部(あるいは、カートリッジ6よりも上方の空間)に侵入することを防止する。第1シール部材S1は、例えば、シールリングである。第1シール部材S1は、ゴム等(例えば、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム等)の弾性材料によって構成される。図3に記載の例では、ハウジングHの内縁部Hdの上面に、第1シール部材S1を配置するための第1環状溝V1が形成されている。
図3に記載の例では、第2シール部材S2は、押圧リングPの上面Paに配置される。図3に記載の例では、押圧リングPの上面Paに、第2シール部材S2を配置するための第2環状溝V2が形成されている。
図2に記載の例では、第2シール部材S2は、押圧リングPの上面とストッパ面40との間に配置されている。第2シール部材S2は、塵埃等が、押圧リングPとストッパ面40との間の隙間を介して、カートリッジ6よりも上方の空間に侵入することを防止する。第2シール部材S2は、例えば、シールリングである。図2に記載の例では、第2シール部材S2の内径は、第1シール部材S1の内径よりも大きい。第2シール部材S2は、ゴム等(例えば、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム等)の弾性材料によって構成される。
図3に記載の例では、第1部材70は、第3シール部材S3を含む。第3シール部材S3は、ハウジングHの下面Hbに配置されている。図3に記載の例では、ハウジングHの下面Hbに、第3シール部材S3を配置するための第3環状溝V3が形成されている。
図2に記載の例では、第3シール部材S3は、ハウジングHの下面と押圧部材30との間に配置されている。第3シール部材S3は、レーザ光によって加工されるワークWから飛散する屑、その他の塵埃等が、ハウジングHと押圧部材30との間の隙間を介して、カートリッジ6と加工ヘッド2との間の空間に侵入することを防止する。第3シール部材S3は、例えば、シールリングである。図2に記載の例では、第3シール部材S3の内径は、第1シール部材S1の内径よりも大きい。第3シール部材S3は、ゴム等(例えば、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコーンゴム等)の弾性材料によって構成される。
カートリッジ6(より具体的には、第1部材70)は、第4シール部材S4を備えていてもよい。図3に記載の例では、第4シール部材S4は、ハウジングHの下面Hbに配置されている。図3に記載の例では、ハウジングHの下面Hbに、第4シール部材S4を配置するための第4環状溝V4が形成されている。第4シール部材S4と加工ヘッド2の壁面との間の動摩擦係数は、第3シール部材S3と加工ヘッド2の壁面との間の動摩擦係数よりも小さいことが好ましい。第4シール部材S4は、例えば、テフロン(登録商標)、ポリアセタール等の弾性材料によって構成される。
図3に記載の例では、カートリッジ6が加工ヘッド2に挿入される前の状態において、第4シール部材S4がハウジングHの下面Hbから突出する長さである第1突出長さL1は、第3シール部材S3がハウジングHの下面Hbから突出する長さである第2突出長さL2よりも大きい。この場合、カートリッジ6を加工ヘッド2に挿入する際に、動摩擦係数が相対的に大きな第3シール部材S3が、加工ヘッド2の壁面と接触することが防止または抑制される。こうして、第3シール部材S3を含むカートリッジ6を、加工ヘッド2に円滑に挿入することができる。
図3に記載の例では、押圧リングPと光学部品60との間にはシール部材は配置されていない。換言すれば、押圧リングPと光学部品60とは、シール部材を介することなく、互いに接触している。代替的に、押圧リングPと光学部品60との間にシール部材が配置されていてもよい。
図6に記載の例では、カートリッジ6は、温度センサ52の先端部52tを受容する凹部76を有する。当該凹部76は、第1部材70および第2部材80の少なくとも一方によって形成される。図6に記載の例では、第1部材70および第2部材80の両方によって凹部76が形成されている。換言すれば、第1部材70の一部と第2部材80の一部とによって凹部76が形成され、温度センサ52の先端部52tは、第1部材70と第2部材80との間に配置されている。代替的に、第1部材70および第2部材80のうちの一方のみによって凹部76が形成されてもよい。
カートリッジ6に温度センサ52の先端部52tを受容する凹部76が形成されている場合、温度センサ52の先端部52tを光学部品60の近くに配置することが可能となる。温度センサ52は、例えば、非接触型の温度センサ(より具体的には、赤外線温度センサ)である。
図6に記載の例では、温度センサ52の先端部52tは、光学部品60(より具体的には、光学部品60の側面63)と対向している。温度センサ52の先端部52tと、光学部品60とが対向している場合、光学部品60の温度をより正確に検出することができる。なお、温度センサ52の先端部52tと光学部品60(より具体的には、光学部品60の側面63)とは、直接対向していることが好ましい。換言すれば、温度センサ52の先端部52tと光学部品60との間は、物体が配置されていない空間であることが好ましい。
図6に記載の例では、カートリッジ6(より具体的には、ハウジングH)は、第3孔部77を有する。また、図6に記載の例では、温度センサ52の先端部52tと光学部品60とが、当該第3孔部77を介して対向している。
カートリッジ6を加工ヘッド2に挿入することと、温度センサ52の先端部52tをカートリッジ6の凹部76に挿入することとは、同時に実行されるように構成されていることが好ましい。換言すれば、カートリッジ6を加工ヘッド2に挿入する動作によって、温度センサ52の先端部52tがカートリッジ6の凹部76に挿入されることが好ましい。
図6に例示されるように、カートリッジ6が加工ヘッド2に挿入される方向を第3方向DR3と定義する。このとき、図8に例示されるように、カートリッジ6の凹部76は、第3方向DR3と略平行な方向に延在していてもよい。カートリッジ6の凹部76が、第3方向DR3と略平行な方向に延在している場合、カートリッジ6が加工ヘッド2に挿入されるときに、カートリッジ6が温度センサ52と干渉しない。
図9に記載の例(第2変形例)では、カートリッジ6は、作業者によって把持される把手部90を備える。図9に記載の例では、把手部90とハウジングHとは別体であり、把手部90は、ハウジングHに取り付けられている。把手部90をハウジングHに取り付ける方法としては、公知の任意の方法を採用することが可能である。代替的に、把手部90とハウジングHとは一体的に成形された1つの部品であってもよい。
把手部90の大きさは、例えば、加工ヘッド2の孔部53h(必要であれば図1を参照。)に挿入可能な大きさである。
図1に記載の例では、光学部品60は、加工ヘッド2に配置される第2光学部品55(例えば、集光レンズ)を保護するプロテクターである。光学部品60は、レーザ加工されるワークWから飛散する屑、その他の塵埃等が、第2光学部品55に達するのを防止する。図1に記載の例では、光学部品60は、第2光学部品55よりも、レーザ光の進行方向の下流側に配置されている。光学部品60は、レーザ光を透過する。光学部品60は、例えば、ガラス製である。なお、光学部品60は、レーザ光を集束または拡散するレンズであってもよい。
(加工ヘッド2)
図10に記載の例では、加工ヘッド2は、本体部20と、本体部20に対して相対移動可能な押圧部材30と、ストッパ面40とを備える。加工ヘッド2は、押圧部材30を第1方向DR1に付勢する付勢部材56を備えていてもよい。
図10に記載の例では、押圧部材30は、ピストン305、および、ピストン305の外周面に配置されるシールリング307(より具体的には、第1シールリング307aおよび第2シールリング307b)を含む。押圧部材30は、加工ヘッド2の本体部20に対して摺動可能である。
図10に記載の例では、付勢部材56は、押圧部材30を第1方向DR1に付勢するばねを含む。図10に記載の例では、付勢部材56は、押圧部材30と加工ヘッド2の本体部20との間に配置されている。
図10に記載の例では、加工ヘッド2は、レーザ射出口OPが配置される先端部2bと、基端部2aとを備える。図10に記載の例では、基端部2aには、加工ヘッド2にレーザ光を伝達する光ファイバー170fが接続されている。
(押圧部材駆動装置57)
レーザ加工装置1Aは、押圧部材30を駆動する押圧部材駆動装置57を備えていてもよい。図10に記載の例では、押圧部材駆動装置57は、エアコンプレッサ等の第1ガス供給源571と、第1ガス供給路572とを備える。第1ガス供給路572の少なくとも一部は、加工ヘッド2の本体部20に配置される。
図10に記載の例では、第1ガス供給路572の下流端部572eが、押圧部材30と加工ヘッド2の本体部20との間の空間SP2と連通している。また、空間SP2の下端は、第1シールリング307aによってシールされ、空間SPの上端は、第2シールリング307bによってシールされている。図10に記載の例において、第1ガス供給源571から、第1ガス供給路572を介して、空間SP2にガスが供給されると、空間SP2に供給されるガスは、押圧部材30を第2方向DR2に押圧する。その結果、押圧部材30は、第2方向DR2に移動する。
(アシストガス供給装置58)
レーザ加工装置1Aは、加工ヘッド2にアシストガスを供給するアシストガス供給装置58を備えていてもよい。アシストガス供給装置58は、アシストガス供給源581と、アシストガス供給路582とを備える。アシストガス供給路582の少なくとも一部は、加工ヘッド2の本体部20に配置される。
図10に記載の例では、アシストガス供給路582の下流端部582eが、カートリッジ6と、加工ヘッド2のレーザ射出口OPとの間の空間SP3と連通している。空間SP3に供給されるアシストガスは、レーザ射出口OPから放出される。レーザ射出口OPから放出されるアシストガスは、レーザ光の照射によって形成されるワークWの溶融物を吹き飛ばす。こうして、アシストガスによって、ワークWのレーザ加工がアシストされる。アシストガス供給装置58によって供給されるガスは、例えば、空気、窒素ガス、あるいは、ワークWの溶融を促進する酸素ガスである。
図10に記載の例では、アシストガス供給源581と、第1ガス供給源571とは、異なるガス供給源である。代替的に、アシストガス供給源581と第1ガス供給源571とが一つのガス供給源によって構成されていてもよい。
(清浄ガス供給装置59)
レーザ加工装置1Aは、加工ヘッド2に清浄ガスを供給する清浄ガス供給装置59を備えていてもよい。清浄ガス供給装置59は、清浄ガス供給源591と、清浄ガス供給路592とを備える。清浄ガス供給路592の少なくとも一部は、加工ヘッド2の本体部20に配置される。
図10に記載の例では、清浄ガス供給路592の下流端部592eが、カートリッジ6が配置される位置よりも基端側の空間SP4(より具体的には、カートリッジ6と第2光学部品55との間の空間)と連通している。空間SP4に供給される清浄ガスは、カートリッジ6が配置される位置よりも基端側の空間SP4に塵埃が侵入することを防止または抑制する。
図10に記載の例では、清浄ガス供給源591と、第1ガス供給源571およびアシストガス供給源581とは、異なるガス供給源である。代替的に、清浄ガス供給源591と、第1ガス供給源571またはアシストガス供給源581とが一つのガス供給源によって構成されていてもよい。
(第2の実施形態)
図11を参照して、第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bについて説明する。図11は、第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bの一部分を模式的に示す概略断面図である。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第2の実施形態では、第1の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第2の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態において説明済みの事項を第2の実施形態に適用できることは言うまでもない。例えば、第2の実施形態において、加工ヘッド2に挿入されるカートリッジ6として、図1乃至図10に記載されたカートリッジ6を採用することができる。また、加工ヘッド2には、カートリッジ6の凹部76(図6を参照。)に挿入可能な温度センサ52が取り付けられていてもよい。
第1の実施形態では、光学部品60の第1面61が、レーザ光が出射する出射面であり、光学部品60の第2面62が、レーザ光が入射する入射面である。また、第1の実施形態では、ハウジングHが押圧部材30によって押圧され、押圧リングPがストッパ面40から反力を受ける。これに対し、第2の実施形態では、光学部品60の第1面61が、レーザ光が入射する入射面であり、光学部品60の第2面62が、レーザ光が出射する出射面である。また、第2の実施形態では、押圧リングPが押圧部材30によって押圧され、ハウジングHがストッパ面40から反力を受ける。
第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bは、レーザ光の光路Fが配置される加工ヘッド2と、加工ヘッド2に挿入されるカートリッジ6とを具備する。加工ヘッド2は、カートリッジ6を押圧する押圧部材30と、押圧部材30によって押圧されるカートリッジ6の移動を制限することによりカートリッジ6に反力を付与するストッパ面40とを有する。カートリッジ6は、加工ヘッド2にカートリッジ6が挿入された状態において上述の光路F上に配置される光学部品60と、光学部品60の第1面61および押圧部材30に接触する第1部材70と、光学部品60の第2面62およびストッパ面40に接触する第2部材80とを有する。
第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bでは、加工ヘッド2が、カートリッジ6を押圧する押圧部材30と、カートリッジ6に反力を付与するストッパ面40とを有する。また、カートリッジ6は、押圧部材30に接触する第1部材70と、ストッパ面40に接触する第2部材80とを備える。よって、第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bは、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aと同様の効果を奏する。
第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bと、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aとの間の相違点について更に説明する。
図11に記載の例では、押圧部材30は、カートリッジ6に向かう方向である第1方向DR1に移動することにより、カートリッジ6を押圧する。ストッパ面40は、押圧部材30によって押圧されるカートリッジ6の移動を制限することによりカートリッジ6に反力を付与する。ストッパ面40は、カートリッジ6に対し、第1方向DR1とは反対の方向である第2方向DR2に反力を付与する。なお、図11に記載の例では、加工ヘッド2の長手方向が鉛直方向と平行である。また、図11に記載の例では、第1方向DR1は、鉛直下方向であり、第2方向DR2は、鉛直上方向である。
図10に記載の例では、第1部材70がハウジングHを含み、第2部材80が押圧リングPを含む。これに対し、図11に記載の例では、第1部材70が押圧リングPを含み、第2部材80がハウジングHを含む。第1部材70は、第2シール部材S2を有していてもよい。図11に記載の例では、第2シール部材S2は、押圧リングPの上面に配置されている。より具体的には、第2シール部材S2は、押圧リングPの上面と押圧部材30との間に配置されている。
第2部材80は、第1シール部材S1を有していてもよい。図11に記載の例では、第1シール部材S1は、ハウジングHと光学部品60との間に配置されている。より具体的には、第1シール部材S1は、ハウジングHと光学部品60のレーザ光出射面(図11における第2面62)との間に配置されている。
また、第2部材80は、第3シール部材S3、および/または、第4シール部材S4を有していてもよい。図11に記載の例では、第3シール部材S3および第4シール部材S4は、ハウジングHの下面に配置されている。より具体的には、第3シール部材S3は、ハウジングHの下面とストッパ面40との間に配置されている。また、第4シール部材S4は、ハウジングHの下面とストッパ面40との間に配置されている。
図10に記載の例では、押圧部材30は、カートリッジ6よりも、加工ヘッド2の先端側に配置されている。そして、押圧部材30は、カートリッジ6を、加工ヘッド2の基端部2aに向かう方向に押圧する。これに対し、図11に記載の例では、押圧部材30は、カートリッジ6よりも、加工ヘッド2の基端側に配置されている。そして、押圧部材30は、カートリッジ6を、加工ヘッド2の先端部2bに向かう方向に押圧する。
(第3の実施形態)
図12および図13を参照して、第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cについて説明する。図12は、第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cの一部分を模式的に示す概略断面図である。図13は、加工ヘッド2に挿入されるカートリッジ6の第3変形例を模式的に示す概略断面図である。
第3の実施形態では、第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第3の実施形態では、第1の実施形態または第2の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第3の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みの事項を第3の実施形態に適用できることは言うまでもない。例えば、図6に記載の例と同様に、カートリッジ6は、温度センサ52の先端部52tを受容する凹部76を有していてもよい。また、例えば、図9に記載の例と同様に、カートリッジ6は、把手部90を有していてもよい。また、第3の実施形態において、図10に記載の例と同様に、押圧部材30は、カートリッジ6を基端部2aに向かう方向に押圧してもよいし、図11に記載の例と同様に、押圧部材30は、カートリッジ6を先端部2bに向かう方向に押圧してもよい。
第3の実施形態では、カートリッジ6に含まれる光学部品60は、レーザ光を集束または拡散するレンズである。より具体的には、光学部品60は、レーザ光を集束させる集光レンズである。
第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cは、レーザ光の光路Fが配置される加工ヘッド2と、加工ヘッド2に挿入されるカートリッジ6とを具備する。加工ヘッド2は、カートリッジ6を押圧する押圧部材30と、押圧部材30によって押圧されるカートリッジ6の移動を制限することによりカートリッジ6に反力を付与するストッパ面40とを有する。カートリッジ6は、加工ヘッド2にカートリッジ6が挿入された状態において上述の光路F上に配置される光学部品60と、光学部品60の第1面61および押圧部材30に接触する第1部材70と、光学部品60の第2面62およびストッパ面40に接触する第2部材80とを有する。
第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cでは、加工ヘッド2が、カートリッジ6を押圧する押圧部材30と、カートリッジ6に反力を付与するストッパ面40とを有する。また、カートリッジ6は、押圧部材30に接触する第1部材70と、ストッパ面40に接触する第2部材80とを備える。よって、第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cは、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aまたは第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bと同様の効果を奏する。
第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cと、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aまたは第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bとの間の相違点について更に説明する。
図12に記載の例では、カートリッジ6に含まれる光学部品60は、レンズ(より具体的には、集光レンズ)である。また、図12に記載の例では、カートリッジ6が加工ヘッド2に挿入された状態において、光学部品60は、加工ヘッド2に配置された第2光学部品55よりも、レーザ光の進行方向の上流側に配置されている。第2光学部品55は、加工ヘッド2に配置されるカートリッジ6(より具体的には、光学部品60)を、レーザ加工されるワークWから飛散する屑、その他の塵埃等から保護するプロテクターである。
光学部品60の第1面61および第2面62のうちの少なくとも一方は、曲面(例えば、凸曲面または凹曲面)である。図12に記載の例では、光学部品60のレーザ光入射面は曲面(より具体的には、凸曲面)である。また、図12に記載の例では、光学部品60のレーザ光出射面は平坦面である。
図12に記載の例では、光学部品60の第2面62が、レーザ光が入射する入射面であり、光学部品60の第1面61が、レーザ光が出射する出射面である。代替的に、図11に記載された例と同様に、光学部品60の第1面61が、レーザ光が入射する入射面であり、光学部品60の第2面62が、レーザ光が出射する出射面であってもよい。
図13に記載の例において、カートリッジ6の第2部材80(より具体的には、押圧リングP)は、光学部品60の第2面62(より具体的には、レーザ光が入射する入射面)と接触する。図13に記載の例では、押圧リングPの内側部分P2は、環状の下面Pbを有し、当該環状の下面Pbが光学部品60と接触している。環状の下面Pbは、光学部品60の曲面と相補的な形状の曲面を有していることが好ましい。図13に記載の例では、光学部品60と接触する環状の下面Pbは、突出部85よりも内側(換言すれば、光学部品60の中心軸に近い側)に配置されている。
(カートリッジの装着方法)
続いて、図1乃至図17を参照して、実施形態におけるカートリッジの装着方法について説明する。図14は、実施形態におけるカートリッジの装着方法の一例を示すフローチャートである。図15乃至図17は、挿入工程を実行中の様子を模式的に示す図である。
実施形態におけるカートリッジの装着方法は、レーザ加工装置1にカートリッジ6を装着する方法である。実施形態におけるカートリッジの装着方法において使用されるレーザ加工装置1は、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aであってもよいし、第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bであってもよいし、第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cであってもよいし、その他のレーザ加工装置であってもよい。
図1、図2、図6、図10乃至図12等に例示されるように、実施形態におけるカートリッジの装着方法において使用されるレーザ加工装置1は、加工ヘッド2と、押圧部材30と、ストッパ面40とを備える。加工ヘッド2には、レーザ光の光路Fが配置され、加工ヘッド2は、カートリッジ6が配置される空間を規定する。押圧部材30は、カートリッジ6を押圧する。また、ストッパ面40は、押圧部材30によって押圧されるカートリッジ6の移動を制限することによりカートリッジ6に反力を付与する。
図3乃至図9、図13等に例示されるように、実施形態におけるカートリッジの装着方法において使用されるカートリッジ6は、レーザ光が通過する光学部品60と、光学部品60の第1面61に接触する第1部材70と、光学部品60の第2面62に接触する第2部材80とを備える。なお、第2面62は、第1面61の反対側に配置される面である。
第1ステップST1において、第1部材70と第2部材80との間に光学部品60が配置されたカートリッジ6が準備される。第1ステップST1は準備工程である。第1部材70および第2部材80のうちの一方は、ハウジングHを含んでいてもよい。また、第1部材70および第2部材80のうちの他方は、押圧リングPを含んでいてもよい。図3、図9、図13等には、第1ステップST1(準備工程)で準備されたカートリッジ6が例示されている。
第1ステップST1(準備工程)では、例えば、第1に、ハウジングHに光学部品60が載置される。ハウジングHに光学部品60が載置されることにより、ハウジングHに光学部品60が収容されるようにしてもよい。
第1ステップST1(準備工程)では、例えば、第2に、ハウジングHに載置された光学部品60の上に押圧リングPが載置される。図3、図9、図13等に記載の例では、光学部品60の上に押圧リングPが載置されることにより、押圧リングPが、光学部品60の上面(より具体的には、レーザ光入射面)に接触する。
図3、図9、図13等に記載の例では、第1部材70および第2部材80のうちの一方に光学部品60を載置し、光学部品60の上に第1部材70および第2部材80のうちの他方を載置するだけで、第1部材70と第2部材80との間に光学部品60が配置されたカートリッジ6を準備することができる。より具体的には、ハウジングHに収容された光学部品60上に押圧リングPを載置するだけで、後述の挿入工程において加工ヘッド2に挿入されることとなるカートリッジ6を準備することができる。
上述の準備工程は、第2部材80を第1部材70に対して相対回転させることなく実行可能であることが好ましい。第2部材80を第1部材70に対して相対回転させる必要がない場合には、カートリッジ6を効率的に準備することができる。また、第2部材80を第1部材70に対して相対回転させない場合、相対回転に伴う摺動に起因して粉塵が発生することがない。
図3、図9、図13等に記載の例では、押圧リングPは、ねじ部を有さない部品(換言すれば、ねじレス部品)である。よって、第1部材70と第2部材80との間に光学部品60を配置する作業の実行中に、雄ねじ部と雌ねじ部との間の摺動に起因して粉塵が発生することがない。
また、図3、図9、図13等に記載の例では、準備工程によって準備されるカートリッジ6(換言すれば、後述の挿入工程で加工ヘッド2に挿入されることとなるカートリッジ6)は、第1部材70および第2部材80に光学部品60が固定されていない状態のアセンブリである。光学部品60を固定する作業が不要であることにより、カートリッジ6を効率的に準備することができる。なお、本実施形態において、「固定」とは、ねじ結合、接着、圧接等によって第1部材70および第2部材80に対する光学部品60の相対移動が生じないように完全に固定された状態を意味する。よって、単なる仮止めは、本明細書における「固定」には該当しない。
第2ステップST2において、加工ヘッド2にカートリッジ6が挿入される。第2ステップST2は挿入工程である。図15、図16、図17には、第2ステップST2(挿入工程)を実行中の様子が示されている。
第2ステップST2(挿入工程)では、第1部材70および第2部材80に光学部品60が固定されていない状態で、加工ヘッド2にカートリッジ6が挿入される。
第2ステップST2(挿入工程)では、加工ヘッド2の孔部53hを介して、加工ヘッド2にカートリッジ6が挿入される。図15乃至図17に記載の例では、孔部53hは、加工ヘッド2の側壁53に設けられている。この場合、カートリッジ6を、加工ヘッド2の長手方向に垂直な方向に移動させることにより、孔部53hを介して、加工ヘッド2にカートリッジ6を挿入することができる。
なお、第2ステップST2(挿入工程)の実行前に、加工ヘッド2の孔部53hは開放される(より具体的には、蓋54が孔部53hを開放する位置に移動される。)。
第2ステップST2(挿入工程)の実行前に、押圧部材30は、カートリッジ6と干渉しない退避位置に移動されていることが好ましい。押圧部材30が退避位置に移動されていることにより、加工ヘッド2へのカートリッジ6の挿入を円滑に行うことができる。退避位置への押圧部材30の移動は、例えば、押圧部材駆動装置によって実行される。例えば、押圧部材駆動装置の一部を構成する第1ガス供給路572にガスが供給されることにより、押圧部材30が退避位置に移動する(換言すれば、第2方向DR2に移動する。)。
図15、図17に記載の例では、第2ステップST2(挿入工程)は、孔部53hを規定する壁の下面53bと押圧部材30の押圧面30pとが面一である状態で実行される。換言すれば、挿入工程は、孔部53hを規定する壁の下面53bと押圧部材30の押圧面30pとの間に段差がない状態で実行される。この場合、孔部53hを介して、加工ヘッド2の受容部21に円滑にカートリッジ6を挿入することができる。
図16に記載の例では、第2ステップST2(挿入工程)は、孔部53hを規定する壁の上面53aと押圧部材30の押圧面30pとが面一である状態で実行される。換言すれば、挿入工程は、孔部53hを規定する壁の上面53aと押圧部材30の押圧面30pとの間に段差がない状態で実行される。この場合、孔部53hを介して、加工ヘッド2の受容部21に円滑にカートリッジ6を挿入することができる。
第2ステップST2(挿入工程)の実行中に、清浄ガス供給装置によって、加工ヘッド2に清浄ガスが供給されることが好ましい。加工ヘッド2に清浄ガスが供給されることにより、挿入工程の実行中に、塵埃が、カートリッジ6が配置される位置よりも基端側に侵入することが防止または抑制される。清浄ガスの供給は、清浄ガス供給装置によって実行される。図15および図16に記載の例では、清浄ガス供給装置の一部を構成する清浄ガス供給路592から、カートリッジ6を受容する受容部21と第2光学部品55との間の空間に清浄ガスが供給される。また、図17に記載の例では、清浄ガス供給装置の一部を構成する清浄ガス供給路592から、カートリッジ6を受容する受容部21と加工ヘッド2の基端部2aとの間の空間に清浄ガスが供給される。
第2ステップST2(挿入工程)の実行後、加工ヘッド2の孔部53hは、蓋54によって閉鎖される。
第3ステップST3において、押圧部材30が第1部材70に向かって移動される。第3ステップST3は移動工程である。図1、図2、図6、図10乃至図12には、第3ステップST3(移動工程)が実行された後の状態が示されている。
第3ステップST3(移動工程)では、押圧部材30が第1部材70に向かって移動し、その結果、押圧部材30は第1部材70を第1方向DR1に押圧する。
第3ステップST3(移動工程)は、付勢部材56の付勢力を利用して実行されてもよい。例えば、第1ガス供給源571から第1ガス供給路572へのガスの供給が停止されると、付勢部材56の付勢力によって、押圧部材30は、退避位置から第1部材70を押圧する進出位置に移動する。こうして、第1部材70が押圧部材30によって押圧される。
図10、図11、図12等に記載の例では、第3ステップST3(移動工程)の実行により、加工ヘッド2の押圧部材30が第1部材70と接触し、加工ヘッド2のストッパ面40が第2部材80と接触する。
図10、図11、図12等に記載の例では、第3ステップST3(移動工程)の実行により、第1部材70が光学部品60の第1面61を押圧する第1押圧力が増加し、第2部材80が光学部品60の第2面62を押圧する第2押圧力が増加する。こうして、光学部品60が、第1部材70および第2部材80に固定される。
図10、図11、図12等に記載の例では、第1部材70が押圧部材30によって押圧され、かつ、第1部材70が光学部品60の第1面61を押圧するように構成されている。また、第2部材80がストッパ面40から反力を付与され、かつ、第2部材80が光学部品60の第2面62を押圧するように構成されている。よって、図10、図11、図12等に記載の例では、押圧部材30が第1部材70を押圧する押圧力(以下、便宜的に、「第3押圧力」という。)を利用して、光学部品60が、第1部材70および第2部材80に固定される。
図10、図11、図12等に記載の例では、カートリッジ6が押圧部材30によって押圧されることにより、加工ヘッド2へのカートリッジ6の固定と、第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定との両方が実行される。よって、2つの固定作業を効率的に実行することができる。
図10、図11、図12等に記載の例では、第3ステップST3(移動工程)において、押圧部材30がカートリッジ6の第1部材70を押圧する第3押圧力を利用して、ハウジングHと光学部品60との間に配置された第1シール部材S1が圧縮される。こうして、ハウジングHと光学部品60との間のシール性が向上する。
図10、図11、図12等に記載の例では、第3ステップST3(移動工程)において、押圧部材30がカートリッジ6の第1部材70を押圧する第3押圧力を利用して、押圧リングPと、ストッパ面40または押圧部材30との間に配置された第2シール部材S2が圧縮される。こうして、押圧リングPと、ストッパ面40または押圧部材30との間のシール性が向上する。
図10、図11、図12等に記載の例では、第3ステップST3(移動工程)において、押圧部材30がカートリッジ6の第1部材70を押圧する第3押圧力を利用して、ハウジングHと、押圧部材30またはストッパ面40との間に配置された第3シール部材S3(または、第3シール部材S3および第4シール部材S4)が圧縮される。こうして、ハウジングHと、押圧部材30またはストッパ面40との間のシール性が向上する。
図15乃至図17に記載の例では、第3ステップST3(移動工程)の実行前に、第1部材70と第2部材80との間に隙間Gが存在する。この場合、第3ステップST3(移動工程)の実行により当該隙間Gがゼロとなることが好ましい。より具体的には、第3ステップST3(移動工程)の実行により、第1部材70と第2部材80とが互いに面接触するように構成されていることが好ましい。
第4ステップST4において、加工ヘッド2のレーザ射出口OPからレーザ光が照射される。第4ステップST4は照射工程である。
第4ステップST4(照射工程)では、レーザ光源から加工ヘッド2に供給されるレーザ光が、光学部品60を通過し、光学部品60を通過したレーザ光が、レーザ射出口OPからワークWに照射される。こうして、ワークWが、レーザ光によって加工される。例えば、レーザ射出口OPから射出されるレーザ光によって、ワークWが、切断、穿孔、あるいは、溶接される。
第4ステップST4(照射工程)の実行中に、アシストガス供給装置58によって、加工ヘッド2にアシストガスが供給されることが好ましい。加工ヘッド2に供給されるアシストガスは、加工ヘッド2からワークWに吹き付けられる。こうして、ワークWの溶融物がワークWから吹き飛ばされる。
(第4の実施形態)
図1乃至図18を参照して、第4の実施形態におけるレーザ加工システム100について説明する。図18は、第4の実施形態におけるレーザ加工システム100を模式的に示す概略斜視図である。
図18に例示されるように、レーザ加工システム100は、ワーク支持装置110と、レーザ加工装置1と、駆動装置120と、制御装置130とを具備する。
ワーク支持装置110は、レーザ光によって加工されるワークWを支持する。ワーク支持装置110は、例えば、ワークWを固定可能なテーブルを含む。
レーザ加工装置1は、ワークWに向けてレーザ光を照射する加工ヘッド2を有する。当該レーザ加工装置1は、第1の実施形態におけるレーザ加工装置1Aであってもよいし、第2の実施形態におけるレーザ加工装置1Bであってもよいし、第3の実施形態におけるレーザ加工装置1Cであってもよいし、その他のレーザ加工装置であってもよい。
駆動装置120は、ワーク支持装置110(換言すれば、ワーク支持装置110に支持されたワークW)に対して加工ヘッド2を相対移動させる装置である。図18に記載の例では、駆動装置120は、加工ヘッド2を、3次元的に移動させることが可能な装置である。駆動装置120は、加工ヘッド2をX軸に沿う方向に移動させることが可能であり、加工ヘッド2をY軸に沿う方向に移動させることが可能であり、加工ヘッド2をZ軸に沿う方向に移動させることが可能であってもよい。図18に記載の例では、Z軸は、鉛直方向に平行な方向であり、X軸は、水平方向に平行な方向であり、Y軸は、X軸およびZ軸に垂直な方向である。
図18に記載の例では、駆動装置120は、第1フレーム121と、第1フレーム121をワーク支持装置110に対してX軸に沿う方向に移動させる第1モータと、加工ヘッド2を第1フレーム121に対してY軸に沿う方向に移動させる第2モータと、加工ヘッド2を第1フレーム121に対してZ軸に沿う方向に移動させる第3モータとを備える。
図18に記載の例では、駆動装置120は、ワーク支持装置110に対して加工ヘッド2を移動させる装置である。代替的に、駆動装置120は、加工ヘッド2に対してワーク支持装置110を移動させる装置であってもよい。更に代替的に、駆動装置120は、加工ヘッド2およびワーク支持装置110の両方を移動させる装置であってもよい。
制御装置130は、有線または無線によって駆動装置120と信号伝達可能に接続されている。制御装置130は、駆動装置120に制御信号を送信することにより駆動装置120の動作を制御する。
代替的に、あるいは、付加的に、制御装置130は、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態において説明された押圧部材30の動作を制御してもよい。例えば、制御装置130は、有線または無線によって押圧部材駆動装置57(図10、図11等を参照。)と信号伝達可能に接続され、押圧部材駆動装置57に制御信号を送信することにより押圧部材30の動作を制御する。
代替的に、あるいは、付加的に、制御装置130は、有線または無線によってレーザ光源160と信号伝達可能に接続されていてもよい。この場合、制御装置130は、レーザ光源160に制御信号を送信することによりレーザ光源160の動作を制御する。
レーザ加工装置1は、レーザ光源160と、光伝達部材170と、加工ヘッド2と、カートリッジ6とを備える。また、カートリッジ6は、光学部品60と、第1部材70と、第2部材80とを備える。加工ヘッド2、および、カートリッジ6については、第1の実施形態、第2の実施形態、または、第3の実施形態において詳細に説明されているため、加工ヘッド2、および、カートリッジ6についての繰り返しとなる説明は省略する。
レーザ光源160は、レーザ発振器を含む。レーザ発振器としては、任意の方式のレーザ発振器を採用することが可能である。また、実施形態におけるレーザは、ガスレーザであってもよいし、ファイバーレーザであってもよいし、半導体レーザであってもよいし、固体レーザであってもよいし、その他のタイプのレーザであってもよい。
光伝達部材170は、レーザ光源160から加工ヘッド2にレーザ光を伝達する。図18に記載の例では、光伝達部材170は、光ファイバー170fを含む。代替的に、あるいは、付加的に、光伝達部材170は、ミラー、あるいは、その他の光学部品を含んでいてもよい。
第4の実施形態におけるレーザ加工システム100において、第1部材70が押圧部材30から受ける押圧力を利用して、カートリッジ6が加工ヘッド2に固定されてもよい。また、第1部材70が押圧部材30から受ける押圧力を利用して、光学部品60が、カートリッジ6の構成部品(より具体的には、第1部材70および第2部材80)に固定されてもよい。
上述の2つの固定は、制御装置130および押圧部材30を用いて実行されてもよい。例えば、制御装置130は、押圧部材30がカートリッジ6を押圧するように押圧部材30の動作を制御して、加工ヘッド2へのカートリッジ6の固定と、カートリッジ6の第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定との両方を実行する。図10、図11、図12等には、加工ヘッド2へのカートリッジ6の固定と、第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定との両方が実行された後の様子が示されている。制御装置130による押圧部材30の動作の制御は、例えば、制御装置130が、押圧部材駆動装置57(図10、図11等を参照。)に制御信号を送信することにより行われる。押圧部材駆動装置57は、制御装置130から制御信号を受信すると、押圧部材30がカートリッジ6を押圧するように押圧部材30を駆動する。カートリッジ6が押圧部材30によって押圧されることにより、加工ヘッド2へのカートリッジ6の固定と、第1部材70および第2部材80への光学部品60の固定との両方が実行される。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または各変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または各変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または他の変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または各変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
1、1A、1B、1C…レーザ加工装置、2…加工ヘッド、2a…基端部、2b…先端部、6…カートリッジ、20…本体部、21…受容部、30…押圧部材、30p…押圧面、40…ストッパ面、52…温度センサ、52t…先端部、53…側壁、53a…上面、53b…下面、53h…孔部、54…蓋、55…第2光学部品、56…付勢部材、57…押圧部材駆動装置、58…アシストガス供給装置、59…清浄ガス供給装置、60…光学部品、61…第1面、61u…外縁部、62…第2面、62u…外縁部、63…側面、70…第1部材、71…第1接触面、72…第2接触面、74h…第1孔部、75…壁部、75n…内壁面、76…凹部、77…第3孔部、80…第2部材、81…第3接触面、82…第4接触面、84h…第2孔部、85…突出部、85n…内壁面、90…把手部、100…レーザ加工システム、110…ワーク支持装置、120…駆動装置、121…第1フレーム、130…制御装置、160…レーザ光源、170…光伝達部材、170f…光ファイバー、305…ピストン、307…シールリング、307a…第1シールリング、307b…第2シールリング、571…第1ガス供給源、572…第1ガス供給路、572e…下流端部、581…アシストガス供給源、582…アシストガス供給路、582e…下流端部、591…清浄ガス供給源、592…清浄ガス供給路、592e…下流端部、751n…内壁面、F…光路、G…隙間、H…ハウジング、H1…底部、H2…壁部、Ha…上面、Hb…下面、Hd…内縁部、N…通路、OP…レーザ射出口、P…押圧リング、P1…外側部分、P2…内側部分、P3…片持ち支持される部分、Pa…上面、Pb…下面、Pn…第2内壁面、Pu…外壁面、S1…第1シール部材、S2…第2シール部材、S3…第3シール部材、S4…第4シール部材、V1…第1環状溝、V2…第2環状溝、V3…第3環状溝、V4…第4環状溝、W…ワーク

Claims (15)

  1. レーザ光の光路が配置される加工ヘッドと、
    前記加工ヘッドに挿入されるカートリッジと
    を具備し、
    前記加工ヘッドは、
    前記カートリッジを押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材によって押圧される前記カートリッジの移動を制限することにより前記カートリッジに反力を付与するストッパ面と
    を有し、
    前記カートリッジは、
    前記加工ヘッドに前記カートリッジが挿入された状態において前記光路上に配置される光学部品と、
    前記光学部品の第1面および前記押圧部材に接触する第1部材と、
    前記光学部品の第2面および前記ストッパ面に接触する第2部材と
    を有する
    レーザ加工装置。
  2. 前記第1部材は、前記押圧部材によって押圧され、かつ、前記光学部品の前記第1面を押圧し、
    前記第2部材は、前記ストッパ面から反力を付与され、かつ、前記光学部品の前記第2面を押圧する
    請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記第1部材は、前記押圧部材から受ける押圧力を前記第1面に伝達し、
    前記第2部材は、前記ストッパ面から付与される反力を前記第2面に伝達する
    請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記カートリッジが前記押圧部材によって押圧されることにより、前記加工ヘッドへの前記カートリッジの固定と、前記第1部材および前記第2部材への前記光学部品の固定とが実行される
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  5. 前記第1部材および前記第2部材のうちの一方は、前記光学部品の少なくとも一部を収容するハウジングを含み、
    前記第1部材および前記第2部材のうちの他方は、前記光学部品に当接する押圧リングを含む
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  6. 前記押圧リングの少なくとも一部は、前記ハウジングによって片持ち支持されている
    請求項5に記載のレーザ加工装置。
  7. 前記ハウジングの体積は、前記押圧リングの体積よりも大きく、
    前記ハウジングの密度は、前記押圧リングの密度よりも小さい
    請求項5または6に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記ハウジングのうち前記光学部品の側面と対向する部分の最小内径は、前記押圧リングのうち前記光学部品の前記側面と対向する部分の最小内径よりも大きい
    請求項5乃至7のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  9. 前記カートリッジは、
    前記光学部品と前記ハウジングとの間に配置される第1シール部材と、
    前記押圧リングの上面に配置される第2シール部材と、
    前記ハウジングの下面に配置される第3シール部材と
    を有する
    請求項5乃至8のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  10. 前記第1部材および前記第2部材のうちの少なくとも一方によって温度センサの先端部を受容する凹部が形成され、
    前記温度センサの前記先端部は、前記光学部品と対向する
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載のレーザ加工装置。
  11. レーザ光によって加工されるワークを支持するワーク支持装置と、
    前記ワークに向けて前記レーザ光を照射する加工ヘッドを有するレーザ加工装置と、
    前記ワーク支持装置に対して前記加工ヘッドを相対移動させる駆動装置と、
    前記駆動装置の動作を制御する制御装置と
    を具備し、
    前記レーザ加工装置は、
    レーザ光源と、
    前記レーザ光源から前記加工ヘッドに前記レーザ光を伝達する光伝達部材と、
    前記レーザ光の光路が配置される前記加工ヘッドと、
    前記加工ヘッドに挿入されるカートリッジと
    を備え、
    前記加工ヘッドは、
    前記カートリッジを押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材によって押圧される前記カートリッジの移動を制限することにより前記カートリッジに反力を付与するストッパ面と
    を有し、
    前記カートリッジは、
    前記加工ヘッドに前記カートリッジが挿入された状態において前記光路上に配置される光学部品と、
    前記光学部品の第1面および前記押圧部材に接触する第1部材と、
    前記光学部品の第2面および前記ストッパ面に接触する第2部材と
    を有する
    レーザ加工システム。
  12. 前記制御装置は、前記押圧部材が前記カートリッジを押圧するように前記押圧部材の動作を制御して、前記加工ヘッドへの前記カートリッジの固定と、前記第1部材および前記第2部材への前記光学部品の固定とを実行する
    請求項11に記載のレーザ加工システム。
  13. レーザ加工装置にカートリッジを装着するカートリッジの装着方法であって、
    前記レーザ加工装置は、レーザ光の光路が配置され、前記カートリッジが配置される空間を規定する加工ヘッドを有し、
    前記加工ヘッドは、
    前記カートリッジを押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材によって押圧される前記カートリッジの移動を制限することにより前記カートリッジに反力を付与するストッパ面と
    を有し、
    前記カートリッジは、
    前記レーザ光が通過する光学部品と、
    前記光学部品の第1面に接触する第1部材と、
    前記光学部品の第2面に接触する第2部材と
    を有し、
    前記装着方法は、
    前記第1部材と前記第2部材との間に前記光学部品が配置された前記カートリッジを準備する準備工程と、
    前記第1部材および前記第2部材に前記光学部品が固定されていない状態で、前記加工ヘッドに前記カートリッジを挿入する挿入工程と、
    前記押圧部材が前記第1部材を押圧するように、前記押圧部材を前記第1部材に向かって移動させる移動工程と
    を具備し、
    前記移動工程の実行により、前記第1部材が前記第1面を押圧する第1押圧力、および、前記第2部材が前記第2面を押圧する第2押圧力が増加する
    カートリッジの装着方法。
  14. 前記第1部材および前記第2部材のうちの一方は、前記光学部品の少なくとも一部を収容するハウジングを含み、
    前記第1部材および前記第2部材のうちの他方は、前記光学部品に当接する押圧リングを含み、
    前記移動工程は、
    前記押圧部材が前記第1部材を押圧する第3押圧力を利用して、前記ハウジングと前記光学部品との間に配置された第1シール部材を圧縮することと、
    前記押圧部材が前記第1部材を押圧する前記第3押圧力を利用して、前記押圧リングと、前記ストッパ面または前記押圧部材との間に配置された第2シール部材を圧縮することと、
    前記押圧部材が前記第1部材を押圧する前記第3押圧力を利用して、前記ハウジングと、前記押圧部材または前記ストッパ面との間に配置された第3シール部材を圧縮することと
    を含む
    請求項13に記載のカートリッジの装着方法。
  15. 前記移動工程の実行前に、前記第1部材と前記第2部材との間に隙間が存在し、
    前記移動工程の実行により、前記隙間がゼロとなる
    請求項13または14に記載のカートリッジの装着方法。
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