JP6887963B2 - ロボット制御装置、入退室制御装置及びロボット管理システム - Google Patents
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Description
特許文献1には、ロボットのアームが鍵を掴むようにして、その掴んだ鍵を、ドアの鍵穴に差込んだ後回転させて、施錠されたドアの解錠操作を行う技術が記載されている。
したがって、セキュリティ対策を万全にする上からは、万一ロボットが盗難にあったとしても、施錠されたドアの不正な解錠ができないようにする必要があるが、従来、そのようなロボットシステムは提案されていない。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、ロボット制御装置の一例を挙げるならは、自律移動可能なロボットと通信を行う通信インターフェースを備え、通信インターフェースを介した通信でロボットを制御するロボット制御装置において、通信インターフェースが受信した、ロボットの近傍のドアを撮影した画像からドアの開閉状態を判別すると共に、ロボットが識別するためにドアの近傍に設けられたドア識別子を画像から取得するドア判定部と、ドア識別子に対応するドアの情報を有するドア識別子管理テーブルと、ドア判定部でドアが閉まっていると判別したとき、ドア識別子とドア識別子管理テーブルを参照して、受信した画像で示されたドアを特定し、特定したドアの解錠の要求を、ドアを制御する入退室制御装置に対して行うドア特定部と、を備える。
さらに、ロボット制御装置は、ロボットと通信を行う制御装置側通信インターフェースと、ロボットから送信された画像からドアの開閉状態を判別すると共に、ロボットが識別するためにドアの近傍に設けられたドア識別子を画像から取得するドア判定部と、ドア識別子に対応するドアの情報を有するドア識別子管理テーブルと、ドア判定部でドアが閉まっていると判別したとき、ドア識別子とドア識別子管理テーブルを参照して、送信された画像で示されたドアを特定し、特定したドアの解錠の要求を、ドアを制御する入退室制御装置に対して行うドア特定部と、を備える。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明の第1の実施の形態例を、図1〜図12を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態例のシステム全体の構成を示す。
図1に示すように、ロボット管理システム1は、ロボット100、ロボット制御装置110、ロボット監視センタ120、電気錠130、入退室制御装置140、及び入退室管理サーバ150を備える。ロボット100は、建物(施設)200内を自律移動することが可能であり、建物200内を自律移動することで、来訪者の案内、警備、清掃、空調管理など、予め割り当てられた機能を実行する。ロボット100は、建物200内に必要な台数が、複数台配置される。
ロボット100と、ロボット100を制御するロボット制御装置110とは、例えば無線LAN(Local area network)を介して接続され、互いにデータの送受信が可能になっている。
各IDカードに設定された権限、つまり各IDカードがどの電気錠130を解錠できるか否かの情報は、例えば入退室管理サーバ150に保持される。入退室制御装置140は、ネットワークNを介して外部の入退室管理サーバ150にアクセスして、カードリーダが読み取ったIDカードの権限を確認する。なお、入退室管理サーバ150の機能を、入退室制御装置140が備えるようにしてもよい。
ロボット制御装置110は、建物200内の各ロボット100に対して、移動指示や作業の指示などを行う。ロボット100にはカメラ102a(図2)が搭載され、カメラ102aが撮影した画像が、ロボット制御装置110に伝送される。
図2は、ロボット100の内部構成例を示す。
図2に示すように、ロボット100は、中央制御ユニット(以下「CPU」と称する)104を備え、CPU104の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置と、そのコンピュータ装置に接続された周辺機器で構成される。
ロボット100を構成するコンピュータ装置は、CPU104の他に、主記憶装置101、入出力装置102、及び通信インターフェース(ロボット側通信インターフェース)103を備える。
主記憶装置101は、駆動制御部101a、対話制御部101b、入出力部101c、及び現在地取得部101dを備える。駆動制御部101a、対話制御部101b、入出力部101c、及び現在地取得部101dは、CPU104からの指令に基づいて動作する。
入出力部101cは、入出力装置102との間で、データの入出力動作を実行するほか、通信インターフェース103経由で、ロボット制御装置110との間でデータの入出力動作を実行する。
カメラ102aは、ロボット100の前方や後方を撮影して、画像を得る。例えば、ロボット100の前方にドアが存在するとき、そのドアを撮影し、部屋名称等の画像を取得する。カメラ102aで取得された画像データは、通信インターフェース103を経由してロボット制御装置110に供給される。
測域センサ102cは、ロボット100の位置を特定するためのセンサであり、併せてロボット100の周囲環境を検知する。この測域センサ102cにより、ロボット100の位置及び障害物等を含む周囲の空間形状が計測され、計測されたデータが通信インターフェース103を経由してロボット制御装置110に送られる。
通信インターフェース103は、ロボット制御装置110からの指示を入出力装置102に伝える他、入出力装置102が収集したデータをロボット制御装置110に出力する。
また、駆動制御部101aは、ロボット100が移動する際に、カメラ102aが撮影した画像や、測域センサ102cが検出した周囲状況を判断して、障害物等を避ける動作の制御を行う。また、移動経路の先にドアを検知した場合、そのドアに付与されたドア識別子を取得する。
図3は、ロボット制御装置110の内部構成例を示す。
ロボット制御装置110は、CPU113の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置で構成される。
CPU113は、主記憶装置111及び通信インターフェース(制御装置側通信インターフェース)112と接続されている。
主記憶装置111は、CPU113の指令に基づいて動作する入出力部111a、移動指示部111b、撮影指示部111c、施設情報(地図情報)111d、シナリオ111e、ドア判定部111fを備える。また、主記憶装置111は、ドア識別子管理テーブル111g、ドア識別子管理テーブル操作部111h、ドア特定部111i、行動判断部111j、連絡部111k、及び判別部111mを備える。
移動指示部111bは、ロボット100を移動させる指示を行う。この指示には、ロボット100が建物200内を移動するルートの情報が含まれる。
撮影指示部111cは、ロボット100に対して、カメラ102aで前方又は後方を撮影させる指示を行う。
シナリオ111eには、ロボット100の移動ルート、案内を行う言語、サービス内容等、ロボットの振る舞いに関する情報が格納される。
ドア判定部111fは、ロボット100のカメラ102aが撮影した画像に基づき、ドアの開閉状態を判別すると共に、当該画像からドアの識別子を取得しドアの識別を行う。ドアの識別子の具体的な例については後述する。
ドア識別子管理テーブル操作部111hは、ドア識別子管理テーブル111gの情報の入力や修正などの操作を行う。
ドア特定部111iは、ドア判定部111fが識別したドアについて、ドア識別子管理テーブル111gを使った検索結果から、当該ドアを特定する。
連絡部111kは、各ドアを管理している部門へ電話等により連絡する。この連絡部111kによる連絡は、ドア判定部111fが判定したドアが、手動で開閉が必要なドアである場合に、開閉を依頼するために行う。連絡部111kが電話で連絡を行うのは一例であり、メールやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など電話連絡以外の手法で連絡するようにしてもよい。
図4は、入退室制御装置140の構成例を示す。
入退室制御装置140は、CPU143の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置で構成される。
CPU143は、主記憶装置141及び通信インターフェース142と接続されている。
主記憶装置141は、CPU143の指令に基づいて動作する入出力部141a、ドア制御部141b、ドア管理テーブル141c、及びドア管理テーブル操作部141dを備える。
ドア制御部141bは、入出力部141aより受信したドアの解錠要求に対し、該当する電気錠の解錠を指示する。
ドア管理テーブル141cは、ドア、ドア種別、遠隔操作可否、電話番号、及びドア開閉可否を示した表である。
ドア管理テーブル操作部141dは、ドア管理テーブル141cの情報の入力や修正などの操作を行う。
次に、本発明の第1の実施の形態例のロボット管理システム1が設置された建物200内のドアなどの配置と、ロボット100の移動状態の例について説明する。
図5は、建物200内でのロボット100による移動状態の一例を示す説明図である。
図5に示すように、建物200には、共用エリア201とセキュリティエリア202が設けられる。共用エリア201とセキュリティエリア202との間には、自動ドア207が配置される。セキュリティエリア202内には、片開きドア208が配置される。自動ドア207や片開きドア208には、電気錠130(図1)が取り付けられ、入退室制御装置140により施錠や解錠が制御される。
この図5に示す建物200内のエリアやドアの配置は、上述したようにロボット制御装置110の施設情報(地図情報)111dに、登録されるものである。ここでは、一例として、ロボット100が移動ルートR1を移動する場合を説明する。
ロボット100の駆動制御部101aは、この移動指示部111bで設定された移動ルートR1に沿ってロボット100を移動させる。このロボット100の移動は、ロボット100の駆動機構102dにより行われる。
図6に示すように、片開きドア208には部屋名、図形、色、ウォーターマーク等が付加される。すなわち、片開きドア208には、部屋名を記載したドア名表示208aや、特定の形状のマークなどの記載されたドア識別子208bが取り付けられている。このドア識別子208bは、ドアに特別なマークなどを記載する代わりに、片開きドア208の全体又は一部の色を識別子として利用してもよい。あるいは、部屋名(ドア名)そのものを識別子として利用してもよい。また、画像認識可能なウォーターマークやバーコードなどをドアに記載して、ドア識別子として利用してもよい。
なお、図6では、片開きドア208の例を示すが、自動ドア207にも、同様にドア名表示やドア識別子が取り付けられる。
図7は、ロボット制御装置110が持つドア識別子管理テーブル111gのデータ構造の一例を示す。
ドア識別子管理テーブル111gは、識別子情報401、位置情報402、ドア情報403の各項目を備える。
識別子情報401の項目は、各ドアに対応する識別子を示す。ここでは、識別子としてドアの色を示す。
位置情報402の項目は、建物200内の各ドアの設置位置の座標を示している。
ドア情報403の項目は、識別子に対応するドア名を示す。このドア名には、例えば図6に示すドア名表示208aに記載したドア名が示される。但し、ドアには、ドア名を表示しない場合もある。
ドア管理テーブル141cは、ドア情報501、ドア種別情報502、遠隔操作可否情報503、電話番号情報504、ドア開閉可否情報505の各項目を備える。
ドア情報501は、ドア名を示す。このドア名は、ドア識別子管理テーブル111gのドア情報403と同じである。
ドア種別情報502は、ドアの種類を示す。ドア種別としては、自動ドア、片開きドアなどのドアの種類が示される。
電話番号情報504は、ドアに対応した電話番号を示す。例えば、遠隔操作不可のドアを開ける際に、対応するドアを管理している場所(部署)へロボット制御装置110の連絡部111kから音声による連絡を行い、ドアを開けてもらうようにする。メールやSNSなどのメッセージで連絡を行う場合には、電話番号情報504としてメールアドレスなどの連絡先を特定する情報が記載される。
図9は、ロボット制御装置110のドア識別子管理テーブル111gを更新する画面の一例である。このドア識別子管理テーブル111gを更新する画面は、ドア識別子管理テーブル操作部111hにより作成され、ロボット制御装置110を操作する管理者(操作作業者)などの操作で、更新が行われる。
次に、ロボット100を建物200内の施錠されたドアを解錠して通過する際の処理の流れについて説明する。
まず、ドア判定部111fが、ロボット100のカメラ102aが撮影した画像を取得し、取得した画像についての画像解析処理を行うことで、その画像内のドアが閉まっているか否かを判定する(ステップS100)。ここで、ドア判定部111fが、ドアが閉まっていると判定しない場合、つまりドアが開いていると判定した場合には(ステップS100のNO)、解錠のための処理を終了する。
そして、ドアを特定した後、入出力部111aは、通信インターフェース112を介して、解錠するドアの情報を入退室制御装置140に送信する(ステップS103)。この情報を受信した入退室制御装置140での処理は後述する(図12)。
その後、入出力部111aは、通信インターフェース112を介して、入退室制御装置140から開閉制御情報を受信する(ステップS104)。
図12は、入退室制御装置140での電気錠解錠処理の流れを示すフローチャートである。
まず、入退室制御装置140の入出力部141aは、通信インターフェース142を介し、ロボット制御装置110から送信されたドアの情報を受信する(ステップS200)。
ここで、解錠して良いドアであれば(ステップS202のYES)、ドア制御部141bは、ロボット制御装置110から受信したドアの情報に対応する電気錠の解錠を行う(ステップS204)。
その後、入出力部141aから通信インターフェース142を介し、ロボット制御装置110へドアの解錠ができたことを伝達し(ステップS205)、ドアの情報受信時の処理を終了する。
また、現在位置を使ったドアの特定処理を行う場合に、識別子を使ったドアの特定処理と組み合わせるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態例を、図13〜図15を参照して説明する。
第2の実施の形態例では、ロボット制御装置110の構成を、第1の実施の形態例で説明した構成から変更したものである。ロボット管理システム1の全体構成などのその他の構成については、第1の実施の形態例で説明した構成をそのまま適用する。
図13は、第2の実施の形態例のロボット制御装置110の内部構成例を示す。
図13に示すロボット制御装置110は、第1の実施の形態例で説明したロボット制御装置110(図3)が備える構成に加えて、ドア管理テーブル111nとドア管理テーブル操作部111oとを備えるようにしたものである。
ロボット制御装置110のその他の構成については、図3に示すロボット制御装置110と同様に構成する。
次に、ロボット100を建物200内の施錠されたドアを解錠して通過する際の処理の流れについて説明する。
まず、ドア判定部111fが、ロボット100のカメラ102aが撮影した画像を取得し、取得した画像についての画像解析処理を行うことで、その画像内のドアが閉まっているか否かを判定する(ステップS300)。ここで、ドア判定部111fが、ドアが閉まっていると判定した場合(S300のYES)、ドア判定部111fが、ロボット100のカメラ102aが撮影した画像からドア識別子を取得する(ステップS301)。
一方、ドア判定部111fが、ドアが閉まっていること判定しない場合(ステップS300のNO)、解錠のための処理を終了する。
ステップS305の判断で、ドアの解錠が可能と判断した場合(ステップS305のYES)、入出力部111aは、特定したドアの情報を入退室制御装置140に送信する(ステップS306)。
前進移動時には、撮影指示部111cが、ロボット100のカメラ102aをドア方向に向けドアが閉まるまでドア方向を撮影し(ステップS309)、本処理を終了する。
まず、入退室制御装置140の入出力部141aは、通信インターフェース142を介し、ロボット制御装置110から送信されたドアの情報を受信する(ステップS401)。
この場合、第2の実施の形態例の場合には、ロボット制御装置110がドア管理テーブル111nを持って、ドアの解錠や開動作の可否を判断するようにしたことで、ロボット制御装置110と入退室制御装置140との間での通信処理が簡単になる。すなわち、ロボット制御装置110は、特定したドアについての解錠の指令を送り、入退室制御装置140は、指令に基づいて解錠した後、解錠したことを通知するだけでよく、両者の通信処理が簡単になる。また、入退室制御装置140は、連絡などの判断を行う必要がなく、ロボット100を通過させるための特別な判断処理が不要であり、それだけ入退室制御装置140としての構成を簡単にすることができる。
なお、上述した各実施の形態例では、ロボット制御装置110と入退室制御装置140とは、個別の装置としたが、ロボット制御装置110と入退室制御装置140とは、同じコンピュータ装置によって構成してもよい。
また、各実施の形態例のようにロボット制御装置110と入退室制御装置140とを個別に用意する場合において、ロボット制御装置110で行う処理の一部を、入退室制御装置140が行うようにしてもよい。例えば、入退室制御装置140が、ロボット100の前のドアを特定するための処理を行うようにしてもよい。
このように建物200側の監視カメラを利用することで、ロボット100がカメラを搭載していない場合にも、本発明を適用することが可能になる。
例えば、建物200内の各部屋の温度などの環境を測定するロボット用のドア管理テーブルとして、環境を測定する部屋(入室可の部屋)と、環境を測定しない部屋(入室不可の部屋)の情報とを持つようにしてもよい。
あるいは、建物200内の各部屋に入居したオフィスや店舗の営業時間などの情報をドア管理テーブルに持たせて、営業時間内は清掃を行うロボットの入室不可とし、営業時間外は清掃を行うロボットの入室可としてもよい。逆に、案内用のロボットについては、営業時間内は入室可とし、営業時間外は入室不可としてもよい。
また、図1〜図4のブロック図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
Claims (5)
- 自律移動可能なロボットと通信を行う通信インターフェースを備え、前記通信インターフェースを介した通信で前記ロボットを制御するロボット制御装置において、
前記通信インターフェースが受信した、前記ロボットの近傍のドアを撮影した画像から前記ドアの開閉状態を判別すると共に、前記ロボットが識別するために前記ドアの近傍に設けられたドア識別子を前記画像から取得するドア判定部と、
前記ドア識別子に対応するドアの情報を有するドア識別子管理テーブルと、
前記ドア判定部で前記ドアが閉まっていると判別したとき、前記ドア識別子と前記ドア識別子管理テーブルを参照して、受信した画像で示されたドアを特定し、特定したドアの解錠の要求を、ドアを制御する入退室制御装置に対して行うドア特定部と、を備える
ロボット制御装置。 - さらに、前記ロボットが移動する行動を制御する行動判断部を備え、
前記ドア判定部が開閉状態を判別した情報と、前記入退室制御装置から前記特定したドアの解錠の可否を示す情報の受信に基づいて、前記行動判断部は、前記ロボットに前記特定したドアを通過する行動又は前記特定したドアを回避する行動を指示する
請求項1に記載のロボット制御装置。 - さらに、前記入退室制御装置から受信した情報に基づいて、前記特定したドアが遠隔で開けることができないドアと判断したとき、該当するドアの管理部署に電話又はメッセージの連絡を行う連絡部を備える
請求項2に記載のロボット制御装置。 - 前記行動判断部は、前記特定したドアを通過する行動を前記ロボットに指示する際に、
該当するドアを通過してから閉じるまで、前記ロボットに該当するドアを撮影させてドアの監視を指示する
請求項2に記載のロボット制御装置。 - 自律移動可能なロボットと、前記ロボットを制御するロボット制御装置とを備えたロボット管理システムにおいて、
前記ロボットは、
周囲を撮影するカメラと、
前記カメラが撮影した画像を前記ロボット制御装置に送信すると共に、前記ロボット制御装置から指示を受信するロボット側通信インターフェースと、
前記ロボット側通信インターフェースが受信した指示に基づいて、自律移動のための駆動制御を行う駆動制御部と、を備え、
前記ロボット制御装置は、
前記ロボットと通信を行う制御装置側通信インターフェースと、
前記ロボットから送信された画像からドアの開閉状態を判別すると共に、前記ロボットが識別するために前記ドアの近傍に設けられたドア識別子を前記画像から取得するドア判定部と、
前記ドア識別子に対応するドアの情報を有するドア識別子管理テーブルと、
前記ドア判定部で前記ドアが閉まっていると判別したとき、前記ドア識別子と前記ドア識別子管理テーブルを参照して、送信された画像で示されたドアを特定し、特定したドアの解錠の要求を、ドアを制御する入退室制御装置に対して行うドア特定部と、を備える
ロボット管理システム。
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