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JP6879262B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置に関する。
発光素子を実装した平板リードパッケージにおいて、リードと樹脂部との密着性を向上させるためにリードの上面に溝を形成した構造が知られている。
特許第6167556号公報
このような発光装置は、例えば、2次実装基板に載置された後に、2次実装基板から曲げ等の力を受け、発光装置内において曲げ等の応力が発生する可能性がある。
本発明は、曲げ等の応力を低減できる発光装置を提供する。
本発明の一態様によれば、発光装置は、パッケージと発光素子とを備えている。前記パッケージは、上面に第1の溝を有する第1リードと、上面に第2の溝を有し、前記第1リードと離間した第2リードと、前記第1リードおよび前記第2リードを保持する樹脂部と、を備える。前記パッケージは、前記第1リードの上面および前記第2リードの上面が露出する底面を有する凹部を備え、前記第1の溝および前記第2の溝は前記凹部の側壁に埋設される部分に位置する。前記発光素子は前記凹部の底面に実装されている。前記第1リードは、上面視において、前記第1の溝の端部と連続し、前記第2リードに対向する第1側面の一部に隣接する第1凹み部であって、前記第1リードの外縁の角を全て切り欠いた形状である第1凹み部を有する。前記第2リードは、上面視において、前記第2の溝の端部と連続し、前記第1リードに対向する第2側面の一部に隣接する第2凹み部であって、前記第2リードの外縁の角を全て切り欠いた形状である第2凹み部を有する。上面視において、前記第1の溝と前記第2の溝との間に、前記第1凹み部と前記第2凹み部とが隣接し、金属部分は設けられず、前記樹脂部の一部が連続して設けられている。
本発明の発光装置によれば、曲げ等の応力を低減できる。
本発明の実施形態の発光装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態の発光装置の上面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本発明の第1実施形態の発光装置におけるパッケージの上面図である。 本発明の第1実施形態の発光装置におけるリードの上面図である。 図5におけるB−B断面図である。 本発明の第1実施形態の発光装置におけるリードと発光素子との接続関係を示す模式図である。 本発明の第2実施形態の発光装置の上面図である。 図8におけるC−C断面図である。 本発明の第2実施形態の発光装置におけるパッケージの上面図である。 本発明の第2実施形態の発光装置におけるリードの上面図である。 本発明の第2実施形態の発光装置におけるリードと発光素子との接続関係を示す模式図である。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
図1は、本発明の第1実施形態の発光装置1の斜視図である。
図2は、発光装置1の上面図である。図2において隠れている要素(発光素子100、第1〜第5リード10、20、30、40、50)を破線で表している。
図3は、図2におけるA−A断面図である。
発光装置1は、パッケージ80と発光素子100とを備える。
図4は、発光素子100を配置する前のパッケージ80の上面図である。図4において隠れている要素(発光素子100、第1〜第5リード10、20、30、40、50)を破線で表している。
パッケージ80は、第1リード10と、第2リード20と、第3リード30と、第4リード40と、第5リード50と、樹脂部60とを備える。
樹脂部60は、第1リード10、第2リード20、第3リード30、第4リード40、および第5リード50を保持している。
本明細書において、第1リード10から第2リード20に向かう方向を第1方向とする。また、第1方向に対して交差する方向を第2方向とする。この例では、図中において、第1方向はX軸方向に沿う。第2方向は、X軸方向に対して垂直なY軸方向に沿う。第1方向及び第2方向に対して垂直な方向を第3方向(Z軸方向)とする。
上面視において、第1リード10と第2リード20とは第1方向に離間している。第1リード10と第3リード30とは第2方向に離間している。第3リード30と第4リード40とは第2方向に離間している。第3リード30は、第1リード10と第4リード40との間に位置する。第2リード20と第5リード50とは第2方向に離間している。第4リード40と第5リード50とは第1方向に離間している。
パッケージ部80は、凹部62を有する。第1リード10の上面11の一部、第2リード20の上面21の一部、第3リード30の上面31の一部、第4リード40の上面41の一部、および第5リード50の上面51の一部は、凹部62の底面に露出する。また、凹部62の底面において、第1〜第5リード10、20、30、40、50の上面11、21、31、41、51の一部と、樹脂部60とは略同一面となることが好ましい。これにより、凹部62の底面に発光素子100を配置する際に、発光素子100が傾いて実装される等の可能性を低減することができる。
図4で示すパッケージ80は、上面視において略矩形の外形形状を有し、4つの外側面を有する。第1〜第5リード10、20、30、40、50は、パッケージ80の外側面において、樹脂部60から露出し、且つ、樹脂部60と略同一面になっている。このように、パッケージ80の外側面において、第1〜第5リード10、20、30、40、50が樹脂部60から外側に延出しないことで、占有面積の小さい小型の発光装置1を提供することができる。
また、パッケージ80は、上面および上面と反対側に位置する下面とを有する。パッケージ80の下面は、実装基板に実装する実装面として機能する。パッケージ80の下面において、第1〜第5リード10、20、30、40、50は樹脂部60から露出している。図3に樹脂部60から露出する第1リード10の下面14、第3リード30の下面34、および第4リード40の下面44を示す。これにより、発光素子100が発する熱を第1〜第5リード10、20、30、40、50を介して効率的に放熱することができる。
発光素子100は、図2および図3に示すように、凹部62の底面に実装される。発光素子100は、例えば、LED(Light Emitting Diode)である。発光素子100は、例えば、同一面に正負電極を有する発光素子が用いられ、発光素子100の正負電極と第1〜第5リード10、20、30、40、50とが接合部材を介して対向して配置される。なお、図2および図3で示す発光素子100は、ワイヤを介さずに、発光素子100とパッケージ80とが電気的に接続されているが、本発明はこれに限られない。なお、発光素子100は、ワイヤを介して、発光素子100の正負電極とパッケージ80のリードとを電気的に接続してもよい。
凹部62内に、発光素子100を覆うように透光性樹脂70が設けられている。透光性樹脂70は、例えば蛍光体粒子を含む蛍光体層である。透光性樹脂70は、さらに散乱材を含んでいてもよい。
図5は、第1リード10、第2リード20、第3リード30、第4リード40、および第5リード50の上面図である。破線で、パッケージ80の凹部62の位置を表す。
図6は、図5におけるB−B断面図である。
第1リード10、第2リード20、第3リード30、第4リード40、および第5リード50は、金属材料からなる。第1リード10、第2リード20、第3リード30、第4リード40、および第5リード50は、例えば、銅材料からなる母材と、母材の表面に位置する銀含有層とからなる。第1〜第5リード10、20、30、40、50の最表面に銀含有層を配置することで、発光素子100から発する光を効率的に取り出すことができる。第1〜第5リード10、20、30、40、50の厚みは、例えば、150〜300μmである。
第1リード10は、上面11と、上面11の反対側に設けられた下面14(図6に示す)とを有する。上面11は、凹部62を形成する側壁61(樹脂部60からなる)に埋設される部分を有する。上面11の側壁61に埋設される部分に、溝(第1の溝)12が形成されている。溝12は、例えば、第1リード10を貫通していない有底の溝である。
第2リード20は、上面21と、上面21の反対側に設けられた下面とを有する。上面21は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面21の側壁61に埋設される部分に、溝(第2の溝)22が形成されている。溝22は、例えば、第2リード20を貫通していない有底の溝である。
第3リード30は、上面31と、上面31の反対側に設けられた下面34(図6に示す)とを有する。上面31は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面31の側壁61に埋設される部分に、溝(第3の溝)32が形成されている。溝32は、例えば、第3リード30を貫通していない有底の溝である。
第4リード40は、上面41と、上面41の反対側に設けられた下面44(図6に示す)とを有する。上面41は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面41の側壁61に埋設される部分に、溝(第4の溝)42が形成されている。溝42は、例えば、第4リード40を貫通していない有底の溝である。
第5リード50は、上面51と、上面51の反対側に設けられた下面とを有する。上面51は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面51の側壁61に埋設される部分に、溝(第5の溝)52が形成されている。溝52は、例えば、第5リード50を貫通していない有底の溝である。
溝12、22、32、42、52の深さは、第1〜第5リード10、20、30、40、50の厚みに対して、0.01倍〜0.8倍であり、0.1倍〜0.4倍であることが好ましく、0.2倍〜0.3倍であることがより好ましい。
図5に示すように、第1リード10は、第2リード20に対向する第1側面15をもつ。第1リード10における第2リード20に対向する第1側面15の一部は、図5に示す上面視において、第2リード20側から第1リード10側に向かって凹み、第1側面15は、第1リード10の上面11に形成された溝12の端部と連続する第1凹み部13を有する。
第1リード10は、さらに、第3リード30に対向する第3側面16と、第3側面16の反対側の第4側面17とをもつ。第1凹み部13は、第4側面17からも第2方向に凹んでいる。換言すると、第1凹み部13は、第1側面15および第4側面17の双方で開口している。パッケージ80に曲げ等の応力が加わった場合、上面視においてパッケージ80の幾何中心よりも遠い位置にある外側面側に応力が集中する場合がある。そのような場合に、第1凹み部13が、第1側面15および第4側面17の双方で開口していることで、パッケージ80の外側面近傍に位置する第1リード10の第1側面15の大部分に樹脂部60を密着させることができ、これによりパッケージ80の強度を向上させることができる。
第2リード20は、第1リード10に対向する第2側面25をもつ。第2リード20における第1リード10に対向する第2側面25の一部は、図5に示す上面視において、第1リード10側から第2リード20側に向かって凹み、第2側面25は、第2リード20の上面21に形成された溝22の端部と連続する第2凹み部23を有する。
第2リード20は、さらに、第5リード50に対向する第5側面26と、第5側面26の反対側の第6側面27とをもつ。第2凹み部23は、第6側面27からも第2方向に凹んでいる。換言すると、第2凹み部23は、第2側面25および第6側面27の双方で開口している。第1凹み部13の第2方向の幅は、溝12の幅以上の大きさであり、第2凹み部23の第2方向の幅は、溝22の幅以上の大きさである。
図4に示す上面視において、第1リード10の第1側面15に連続する溝12の端部と、第2リード20の第2側面25に連続する溝22の端部との間に、樹脂部60の一部が連続して設けられている。第1リード10の第1側面15に連続する溝12の端部と、第2リード20の第2側面25に連続する溝22の端部との間には、リードすなわち金属部分は設けられていない。これにより、第1リード10、第2リード20および樹脂部60との密着強度を向上させることができる。
図4で示すパッケージ80では、第1側面15および第2側面25のうち外側面に近い各リード10、20の外縁に第1凹み部13および第2凹み部23を設けている。これにより、第1リード10の第1側面15と第2リード20の第2側面25との第1方向に沿った離間距離は、上面視において、外側面に近い外縁で最も長くなっている。これにより、第1リード10、第2リード20および樹脂部60との密着強度を向上させることができる。
図7は、リード(第1リード10、第2リード20、第3リード30、第4リード40、および第5リード50)と、発光素子100との接続関係を示す模式図である。
発光素子100は、例えば4つの発光部(またはダイオード素子部)d1〜d4を含む。それぞれの発光部d1〜d4は、2つの端子(アノード側端子及びカソード側端子)を有する。
例えば、発光部d1のアノード側端子は第1リード10の上面11に接合され、発光部d1のカソード側端子は第2リード20の上面21に接合される。発光部d2のアノード側端子は第2リード20の上面21に接合され、発光部d2のカソード側端子は第3リード30の上面31に接合される。発光部d3のアノード側端子は第3リード30の上面31に接合され、発光部d3のカソード側端子は第5リード50の上面51に接合される。発光部d4のアノード側端子は第5リード50の上面51に接合され、発光部d4のカソード側端子は第4リード40の上面41に接合される。
アノード側の電位が与えられる第1リード10と、カソード側の電位が与えられる第4リード40との間に、発光部d1〜d4が直列接続される。
以上説明した実施形態によれば、樹脂部が、リードに形成された溝に食い込むことで、樹脂部とリードとの密着力が高まる。
さらに、少なくとも一対のリードの対向する側面間に部分的に凹み部を設けて、該側面間に樹脂部が多く配置される部分を設けている。
例えば、第1実施形態では、第1リード10と第2リード20との間に、第1凹み部13および第2凹み部23を設けている。第1凹み部13および第2凹み部23を設けることで、第1リード10と樹脂部60との密着力、および第2リード20と樹脂部60との密着力をさらに高めることができる。
また、第1リード10と第2リード20との間の領域に樹脂部が多く配置する部分を設けることで、部分で応力を低減でき、パッケージ80にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
樹脂部60は、リード10、20、30、40、50を含むリードフレームがセットされた金型内に流動性をもつ状態で供給された後、硬化される。第1凹み部13を溝12に連続させ、第2凹み部23を溝22に連続させることで、樹脂部60の成形時に、溝12、22を通じて第1凹み部13および第2凹み部23に樹脂部60が流れやすくなる。これは、樹脂部60のひずみを抑えた成形を可能にする。
次に、第2実施形態について説明する。
第1実施形態と同じ要素については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
図1は、第2実施形態の発光装置2の斜視図である。第2実施形態の発光装置2の外観は、第1実施形態の発光装置1の外観と同じである。
図8は、第2実施形態の発光装置2の上面図である。図8において隠れている要素(発光素子100、第1〜第5リード110、120、130、140、150)を破線で表している。
図9は、図8におけるC−C断面図である。
発光装置2は、パッケージ180と発光素子100とを備える。
図10は、発光素子100を配置する前のパッケージ180の上面図である。図10において隠れている要素(発光素子100、第1〜第5リード110、120、130、140、150)を破線で表している。
パッケージ180は、第1リード110と、第2リード120と、第3リード130と、第4リード140と、第5リード150と、樹脂部60とを備える。
樹脂部60は、第1リード110、第2リード120、第3リード130、第4リード140、および第5リード150を保持している。
上面視において、第1リード110と第2リード120とは第1方向に離間している。第1リード110と第3リード130とは第2方向に離間している。第3リード130と第4リード140とは第2方向に離間している。第3リード130は、第1リード110と第4リード140との間に位置する。第2リード120と第5リード150とは第2方向に離間している。第4リード140と第5リード150とは第1方向に離間している。
パッケージ180は、凹部62を有する。第1リード110の上面111の一部、第2リード120の上面121の一部、第3リード130の上面131の一部、第4リード140の上面141の一部、および第5リード150の上面151の一部は、凹部62の底面に露出する。凹部62の底面において、第1〜第5リード110、120、130、140、150の上面111、121、131、141、151の一部と、樹脂部60とは略同一面となることが好ましい。これにより、凹部62の底面に発光素子100を配置する際に、発光素子100が傾いて実装される等の可能性を低減することができる。
図10で示すパッケージ180は、上面視において略矩形の外形形状を有し、4つの外側面を有する。第1〜第5リード110、120、130、140、150は、パッケージ180の外側面において、樹脂部60から露出し、且つ、樹脂部60と略同一面になっている。このように、パッケージ180の外側面において、第1〜第5リード110、120、130、140、150が樹脂部60から外側に延出しないことで、占有面積の小さい小型の半導体装置100を提供することができる。
また、パッケージ180は、上面および上面と反対側に位置する下面とを有する。パッケージ180の下面は、実装基板に実装する実装面として機能する。パッケージ180の下面において、第1〜第5リード110、120、130、140、150は樹脂部60から露出している。図9に樹脂部60から露出する第1リード110の下面115、第3リード130の下面135、および第4リード140の下面145を示す。これにより、発光素子100が発する熱を第1〜第5リード110、120、130、140、150を介して効率的に放熱することができる。
発光素子100は、図9に示すように、凹部62の底面に実装され、凹部62内に発光素子100を覆うように透光性樹脂70が設けられている。
図11は、第1リード110、第2リード120、第3リード130、第4リード140、および第5リード150の上面図である。破線で、パッケージ180の凹部62の位置を表す。
第1リード110、第2リード120、第3リード130、第4リード140、および第5リード150は、金属材料からなり、例えば、銅材料からなる母材と、母材の表面に位置する銀含有層とからなる。第1〜第5リード110、120、130、140、150の最表面に銀含有層を配置することで、発光素子100から発する光を効率的に取り出すことができる。第1〜第5リード110、120、130、140、150の厚みは、例えば、150〜300μmである。
第1リード110は、上面111と、上面111の反対側に設けられた下面115(図9に示す)とを有する。上面111は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面111の側壁61に埋設される部分に、溝(第1の溝)112が形成されている。溝112は、例えば、第1リード110を貫通していない有底の溝である。
第2リード120は、上面121と、上面121の反対側に設けられた下面とを有する。上面121は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面121の側壁61に埋設される部分に、溝(第2の溝)122が形成されている。溝122は、例えば、第2リード120を貫通していない有底の溝である。
第3リード130は、上面131と、上面131の反対側に設けられた下面135(図9に示す)とを有する。上面131は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面131の側壁61に埋設される部分に、溝(第3の溝)132が形成されている。溝132は、例えば、第3リード130を貫通していない有底の溝である。
第4リード140は、上面141と、上面141の反対側に設けられた下面145(図9に示す)とを有する。上面141は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面141の側壁61に埋設される部分に、溝(第4の溝)142が形成されている。溝142は、例えば、第4リード140を貫通していない有底の溝である。
第5リード150は、上面151と、上面151の反対側に設けられた下面とを有する。上面151は、凹部62を形成する側壁61に埋設される部分を有する。上面151の側壁61に埋設される部分に、溝(第5の溝)152が形成されている。溝152は、例えば、第5リード150を貫通していない有底の溝である。
図11に示すように、第1リード110は、第2リード120に対向する第1側面116をもつ。第1リード110における第2リード120に対向する第1側面116の一部は、図11に示す上面視において、第2リード120側から第1リード110側に向かって凹み、第1側面116は、第1リード110の上面111に形成された溝112の端部112aと連続する第1凹み部113を有する。
第1リード110は、さらに、第3リード130に対向する第3側面117をもつ。第1リード110における第3リード130に対向する第3側面117は、図11に示す上面視において、第3リード130側から第1リード110側に向かって凹み、第3側面117は、第1リード110の上面111に形成された溝112の端部112bと連続する第3凹み部114を有する。
第2リード120は、第1リード110に対向する第2側面126をもつ。第2リード120における第1リード110に対向する第2側面126は、図11に示す上面視において、第1リード110側から第2リード120側に向かって凹み、第2側面126は、第2リード120の上面121に形成された溝122の端部122aと連続する第2凹み部123を有する。
第2リード120は、さらに、第5リード150に対向する第5側面127をもつ。第2リード120における第5リード150に対向する第5側面127は、図11に示す上面視において、第5リード150側から第2リード120側に向かって凹み、第5側面127は、第2リード120の上面121に形成された溝122の端部122bと連続する第5凹み部124を有する。
第3リード130は、第1リード110に対向する第4側面136をもつ。第3リード130における第1リード110に対向する第4側面136は、図11に示す上面視において、第1リード110側から第3リード130側に向かって凹み、第4側面136は、第3リード130の上面131に形成された溝132の端部132aと連続する第4凹み部133を有する。
第3リード130は、さらに、第4リード140に対向する第6側面137をもつ。第3リード130における第4リード140に対向する第6側面137は、図11に示す上面視において、第4リード140側から第3リード130側に向かって凹み、第6側面137は、第3リード130の上面131に形成された溝132の端部132bと連続する第6凹み部134を有する。
第4リード140は、第3リード130に対向する第7側面146をもつ。第4リード140における第3リード130に対向する第7側面146は、図11に示す上面視において、第3リード130側から第4リード140側に向かって凹み、第7側面146は、第4リード140の上面141に形成された溝142の端部142aと連続する第7凹み部143を有する。
第4リード140は、さらに、第5リード150に対向する第8側面147をもつ。第4リード140における第5リード150に対向する第8側面147は、図11に示す上面視において、第5リード150側から第4リード140側に向かって凹み、第8側面147は、第4リード140の上面141に形成された溝142の端部142bと連続する第8凹み部144を有する。
第5リード150は、第2リード120に対向する第9側面156をもつ。第5リード150における第2リード120に対向する第9側面156は、図11に示す上面視において、第2リード120側から第5リード150側に向かって凹み、第9側面156は、第5リード150の上面151に形成された溝152の端部152aと連続する第9凹み部153を有する。
第5リード150は、さらに、第4リード140に対向する第10側面157をもつ。第5リード150における第4リード140に対向する第10側面157は、図11に示す上面視において、第4リード140側から第5リード150側に向かって凹み、第10側面157は、第5リード150の上面151に形成された溝152の端部152bと連続する第10凹み部154を有する。
図10および図11に示す上面視において、第1リード110の溝112の第2リード120に対向する端部112aと、第2リード120の溝122の第1リード110に対向する端部122aとの間に、樹脂部60の一部が連続して設けられている。第1リード110の溝112の端部112aと、第2リード120の溝122の端部122aとの間には、リードすなわち金属部分は設けられていない。これにより、パッケージ180に曲げ等の応力がある場合に、第1リード110の端部112aと、第2リード120の端部122aとの間にある樹脂部60で曲げ等の応力を低減でき、パッケージ180にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
図11に示すように、第1リード110における第2リード120に対向する第1側面116と、第2リード120における第1リード110に対向する第2側面126との第1方向に沿った離間距離は、第1凹み部113および第2凹み部123が設けられている部分が最も長い。
第1凹み部113の第2方向の幅は、溝112の幅以上の大きさであり、第2凹み部123の第2方向の幅は、溝122の幅以上の大きさである。
図10および図11に示す上面視において、第1リード110の溝112の第3リード130に対向する端部112bと、第3リード130の溝132の第1リード110に対向する端部132aとの間に、樹脂部60の一部が連続して設けられている。第1リード110の溝112の端部112bと、第3リード130の溝132の端部132aとの間には、リードすなわち金属部分は設けられていない。これにより、パッケージ180に曲げ等の応力がある場合に、第1リード110の端部112bと、第3リード130の端部132aとの間にある樹脂部60で曲げ等の応力を低減でき、パッケージ180にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
図11に示すように、第1リード110における第3リード130に対向する第3側面117と、第3リード130における第1リード110に対向する第4側面136との第2方向に沿った離間距離は、第3凹み部114および第4凹み部133が設けられている部分が最も長い。
第3凹み部114の第1方向の幅は、溝112の幅以上の大きさであり、第4凹み部133の第1方向の幅は、溝132の幅以上の大きさである。
図10および図11に示す上面視において、第3リード130の溝132の第4リード140に対向する端部132bと、第4リード140の溝142の第3リード130に対向する端部142aとの間に、樹脂部60の一部が連続して設けられている。第3リード130の溝132の端部132bと、第4リード140の溝142の端部142aとの間には、リードすなわち金属部分は設けられていない。これにより、パッケージ180に曲げ等の応力がある場合に、第3リード130の端部132bと、第4リード140の端部142aとの間にある樹脂部60で曲げ等の応力を低減でき、パッケージ180にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
図11に示すように、第3リード130における第4リード140に対向する第6側面137と、第4リード140における第3リード130に対向する第7側面146との第2方向に沿った離間距離は、第6凹み部134および第7凹み部143が設けられている部分が最も長い。
第6凹み部134の第1方向の幅は、溝132の幅以上の大きさであり、第7凹み部143の第1方向の幅は、溝142の幅以上の大きさである。
図10および図11に示す上面視において、第4リード140の溝142の第5リード150に対向する端部142bと、第5リード150の溝152の第4リード140に対向する端部152bとの間に、樹脂部60の一部が連続して設けられている。第4リード140の溝142の端部142bと、第5リード150の溝152の端部152bとの間には、リードすなわち金属部分は設けられていない。これにより、パッケージ180に曲げ等の応力がある場合に、第4リード140の端部142bと、第5リード150の端部152bとの間にある樹脂部60で曲げ等の応力を低減でき、パッケージ180にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
図11に示すように、第4リード140における第5リード150に対向する第8側面147と、第5リード150における第4リード140に対向する第10側面157との第1方向に沿った離間距離は、第8凹み部144および第10凹み部153が設けられている部分が最も長い。
第8凹み部144の第2方向の幅は、溝142の幅以上の大きさであり、第10凹み部154の第2方向の幅は、溝152の幅以上の大きさである。
図10および図11に示す上面視において、第2リード120の溝122の第5リード150に対向する端部122bと、第5リード150の溝152の第2リード120に対向する端部152aとの間に、樹脂部60の一部が連続して設けられている。第2リード120の溝122の端部122bと、第5リード150の溝152の端部152aとの間には、リードすなわち金属部分は設けられていない。これにより、パッケージ180に曲げ等の応力がある場合に、第2リード120の端部122bと、第5リード150の端部152aとの間にある樹脂部60で曲げ等の応力を低減でき、パッケージ180にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
図11に示すように、第2リード120における第5リード150に対向する第5側面127と、第5リード150における第2リード120に対向する第9側面156との第2方向に沿った離間距離は、第5凹み部124および第9凹み部153が設けられている部分が最も長い。
第5凹み部124の第1方向の幅は、溝122の幅以上の大きさであり、第9凹み部153の第1方向の幅は、溝152の幅以上の大きさである。
図12は、リード(第1リード110、第2リード120、第3リード130、第4リード140、および第5リード150)と、発光素子100との接続関係を示す模式図である。
発光素子100は、例えば4つの発光部(またはダイオード素子部)d1〜d4を含む。それぞれの発光部d1〜d4は、2つの端子(アノード側端子及びカソード側端子)を有する。
例えば、発光部d1のアノード側端子は第1リード110の上面111に接合され、発光部d1のカソード側端子は第2リード120の上面121に接合される。発光部d2のアノード側端子は第2リード120の上面121に接合され、発光部d2のカソード側端子は第3リード130の上面131に接合される。発光部d3のアノード側端子は第3リード130の上面131に接合され、発光部d3のカソード側端子は第5リード150の上面151に接合される。発光部d4のアノード側端子は第5リード150の上面151に接合され、発光部d4のカソード側端子は第4リード140の上面141に接合される。
アノード側の電位が与えられる第1リード110と、カソード側の電位が与えられる第4リード140との間に、発光部d1〜d4が直列接続される。
以上説明した実施形態によれば、樹脂部が、リードに形成された溝に食い込むことで、樹脂部とリードとの密着力が高まる。
さらに、リードの対向する側面間に部分的に凹み部を設けて、該側面間に樹脂部が多く配置される部分を設けている。
例えば、第2実施形態では、第1リード110と第2リード120との間に、第1凹み部113および第2凹み部123を設けている。第1凹み部113および第2凹み部123を設けることで、第1リード110と樹脂部60との密着力、および第2リード120と樹脂部60との密着力をさらに高めることができる。
さらに、第1リード110と第3リード130との間に、第3凹み部114および第4凹み部133を設けている。第3凹み部114および第4凹み部133を設けることで、第1リード110と樹脂部60との密着力、および第3リード130と樹脂部60との密着力をさらに高めることができる。
さらに、第3リード130と第4リード140との間に、第6凹み部134および第7凹み部143を設けている。第6凹み部134および第7凹み部143を設けることで、第3リード130と樹脂部60との密着力、および第4リード140と樹脂部60との密着力をさらに高めることができる。
さらに、第4リード140と第5リード150との間に、第8凹み部144および第10凹み部154を設けている。第8凹み部144および第10凹み部154を設けることで、第4リード140と樹脂部60との密着力、および第5リード150と樹脂部60との密着力をさらに高めることができる。
さらに、第2リード120と第5リード150との間に、第5凹み部124および第9凹み部153を設けている。第5凹み部124および第9凹み部153を設けることで、第2リード120と樹脂部60との密着力、および第5リード150と樹脂部60との密着力をさらに高めることができる。
また、各リード110、120、130、140、150の対向する領域に樹脂部が多く配置する部分を設けることで、部分で応力を低減でき、パッケージ180にかかる曲げ等の応力を低減させることができる。
樹脂部60は、リード110、120、130、140、150を含むリードフレームがセットされた金型内に流動性をもつ状態で供給された後、硬化される。
第1凹み部113と第3凹み部114を溝112に連続させ、第2凹み部123と第5凹み部124を溝122に連続させ、第4凹み部133と第6凹み部134を溝132に連続させ、第7凹み部143と第8凹み部144を溝142に連続させ、第9凹み部153と第10凹み部154を溝152に連続させることで、樹脂部60の成形時に、各溝112、122、132、142、152を通じて、各凹み部113、114、123、124、133、134、143、144、153、154に樹脂部60が流れやすくなる。これは、樹脂部60のひずみを抑えた成形を可能にする。
樹脂部60は、母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。具体的には、エポキシ樹脂組成物、シリコーン樹脂組成物、シリコーン変性エポキシ樹脂などの変性エポキシ樹脂組成物、エポキシ変性シリコーン樹脂などの変性シリコーン樹脂組成物、変性シリコーン樹脂組成物、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂組成物、変性ポリイミド樹脂組成物等の硬化体、ポリフタルアミド(PPA)、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ABS樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、PBT樹脂等の樹脂を用いることができる。特に、樹脂部60の樹脂材料として、耐熱性および耐光性に優れたエポキシ樹脂組成物やシリコーン樹脂組成物の熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。
樹脂部60は、上記の母材となる樹脂材料に、光反射性物質を含有することが好ましい。光反射性物質としては、発光素子100からの光を吸収しにくく、且つ、母材となる樹脂材料に対して屈折率差の大きい部材を用いることが好ましい。このような光反射性物質は、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム等である。
また、樹脂部60は、発光装置1、2のコントラストを向上させるために、発光装置1、2の外光(多くの場合、太陽光)に対して光反射率が低い充填剤を含有してもよい。この場合、樹脂部60は、例えば、黒色ないしそれに近似した色である。充填剤としては、アセチレンブラック、活性炭、黒鉛などのカーボンや、酸化鉄、二酸化マンガン、酸化コバルト、酸化モリブデンなどの遷移金属酸化物、もしくは有色有機顔料などを目的に応じて利用することができる。
各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150は、導電性を有し、発光素子100に給電するための電極として機能する。各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150は、母材として、例えば、銅、アルミニウム、金、銀、鉄、ニッケル、又はこれらの合金、燐青銅、鉄入り銅などの金属を用いることができる。これらは単層であってもよいし、積層構造(例えば、クラッド材)であってもよい。特に、母材には安価で放熱性が高い銅を用いることが好ましい。各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150は、表面に銀含有層を有することができる。また、各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150は、母材と銀含有層との間に中間層を有することができる。中間層は、例えば、アルミニウム、ニッケル、パラジウム、ロジウム、金、銅、又はこれらの合金などを含む。なお、銀含有層または中間層は、各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150の全面に設けられていてもよいし、部分的に設けられていてもよい。また、例えば、各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150の上面側に形成される銀含有層または中間層は、各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150の下面側に形成される銀含有層または中間層よりも厚くすることができる。
各リード10、20、30、40、50、110、120、130、140、150の最表面(例えば、銀含有層の表面)には、酸化ケイ素等の保護層を設けることができる。銀含有層の表面に保護層を設けることで、例えば、凹部62内に硫黄等が進入した場合に、銀含有層の劣化の進行を保護層によって効果的に阻害することができる。保護層の成膜方法は、例えばスパッタ等の真空プロセスによって成膜することができるが、その他の既知の方法を用いてもよい。
パッケージ80、180は、アノード側の電極とカソード側の電極として機能する少なくとも2つのリードを備えていればよい。それら2つのリード以外のリードは、電極として機能してもよいし、放熱部材として機能してもよい。
発光素子100には、発光ダイオード素子などを用いることができ、可視域の発光が可能な窒化物半導体(InAlGa1−x−yN、0≦x、0≦y、x+y≦1)を好適に用いることができる。発光装置1、2は、少なくとも1つの発光素子100を備えていればよく、発光素子100の個数は目的や用途に応じて変更可能である。
発光装置1、2が複数の発光素子を備える場合は、複数の発光素子は、例えば、青色光を出射する複数の青色発光素子、青色光、緑色光および赤色光をそれぞれ出射する3つの発光素子、または、青色光を出射する発光素子と緑色光を出射する発光素子とを組み合わせたものを含むことができる。発光装置1、2を液晶表示装置等の光源として用いる場合、発光素子として、青色光を出射する発光素子、または、青色光を出射する発光素子と緑色光を出射する発光素子との組み合わせを用いることが好ましい。青色光を出射する発光素子と緑色光を出射する発光素子は、いずれも半値幅が40nm以下の発光素子を用いることが好ましく、半値幅が30nm以下の発光素子を用いることがより好ましい。これにより、青色光および緑色光が容易に鋭いピークを持つことができる。その結果、例えば、発光装置1、2を液晶表示装置等の光源として用いる場合、液晶表示装置は高い色再現性を達成することができる。
透光性樹脂70は、発光素子100等を外力、埃、水分などから保護することができる。透光性樹脂70は、例えば、発光素子100から出射される光の60%以上を透過するもの、さらに90%以上を透過するものが好ましい。透光性樹脂70の母材としては、樹脂部60で用いられる樹脂材料を用いることができる。母材となる樹脂材料として、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができ、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはこれらを1つ以上含む樹脂を用いることができる。透光性樹脂70は単一層から形成することもでき、また、複数層から構成することもできる。また、透光性樹脂70には、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウムなどの光散乱粒子を分散させることができる。
透光性樹脂70は、発光素子100からの光の波長を変換する1種または複数種の蛍光体を含むことができる。蛍光体は、発光素子100の光で励起する蛍光体であればよく、例えば、(Ca,Sr,Ba)(PO(Cl,Br):Eu、(Sr,Ca,Ba)Al1425:Eu、(Ca,Sr,Ba)MgSi16(F,Cl,Br):Eu、(Y,Lu,Gd)(Al,Ga)12:Ce、(Sr,Ca)AlSiN:Eu、3.5MgO・0.5MgF・GeO:Mn、(x-s)MgO・(s/2)Sc・yMgF・uCaF・(1-t)GeO・(t/2)M :zMn、CaScSi12:Ce、CaSc:Ce、(La,Y)Si11:Ce、(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)Si12:Eu、(Ba,Sr,Ca)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)Si:Eu、(Ca,Sr,Ba)S:Eu、(Ba,Sr,Ca)Ga:Eu、K(Si,Ti,Ge)F:Mn、Si6−zAl8−z:Eu(0<z<4.2)、の蛍光体を用いることができる。
特に、蛍光体として、Si6−zAl8−z:Eu(0<z<4.2)とK(Si,Ti,Ge)F:Mnとの2種の蛍光体を組み合わせたものを用いることが好ましい。これらの2種の蛍光体と青色発光素子とを組み合わせることで、色再現性が良好な発光装置1、2とすることができる。また、Si6−zAl8−z:Eu(0<z<4.2)とK(Si,Ti,Ge)F:Mnとの2種の蛍光体に加えて、(Sr,Ca)AlSiN:Euの蛍光体を組み合わせることがより好ましい。蛍光体として、(Sr,Ca)AlSiN:Euの蛍光体を組み合わせることで、例えば、発光装置1、2の残光を低減することができる。
光散乱粒子および/又は蛍光体の含有量は、例えば、透光性樹脂70の全重量に対して10〜150重量%程度であることが好ましい。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。本発明の上述した実施形態を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての形態も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
1,2…発光装置
10,110…第1リード
20,120…第2リード
30,130…第3リード
40,140…第4リード
50,150…第5リード
12,22,32,42,52,112,122,132,142,152…溝
13,23,113,114,123,124,133,134,143,144,153,154…凹み部
60…樹脂部、
80,180…パッケージ
100…発光素子

Claims (4)

  1. 上面に第1の溝を有する第1リードと、上面に第2の溝を有し、前記第1リードと離間した第2リードと、前記第1リードおよび前記第2リードを保持する樹脂部と、を備えるパッケージであって、前記第1リードの上面および前記第2リードの上面が露出する底面を有する凹部を備え、前記第1の溝および前記第2の溝は前記凹部の側壁に埋設される部分に位置するパッケージと、
    前記凹部の底面に実装された発光素子と、
    を備え、
    前記第1リードは、上面視において、前記第1の溝の端部と連続し、前記第2リードに対向する第1側面の一部に隣接する第1凹み部であって、前記第1リードの外縁の角を全て切り欠いた形状である第1凹み部を有し、
    前記第2リードは、上面視において、前記第2の溝の端部と連続し、前記第1リードに対向する第2側面の一部に隣接する第2凹み部であって、前記第2リードの外縁の角を全て切り欠いた形状である第2凹み部を有し、
    上面視において、前記第1の溝と前記第2の溝との間に、前記第1凹み部と前記第2凹み部とが隣接し、金属部分は設けられず、前記樹脂部の一部が連続して設けられている、発光装置。
  2. 前記第1リードの前記第1側面と前記第2リードの前記第2側面との離間距離は、前記第1凹み部および前記第2凹み部が設けられている部分が最も長い、請求項1記載の発光装置。
  3. 前記発光装置は、前記第1リードから前記第2リードに向かう第1方向に交差する第2方向に離間し、前記樹脂部が保持する第3リードをさらに備え、前記第3リードは上面に第3の溝を有し、前記第3リードの前記上面は前記凹部の前記底部に露出し、前記第3の溝は前記凹部の前記側壁に埋設される部分に位置する、請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第1凹み部の幅は、前記第1の溝の幅以上の大きさであり、前記第2凹み部の幅は、前記第2の溝の幅以上の大きさである、請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光装置。
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