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JP6727375B1 - 搬送装置 - Google Patents

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JP6727375B1 JP2019086654A JP2019086654A JP6727375B1 JP 6727375 B1 JP6727375 B1 JP 6727375B1 JP 2019086654 A JP2019086654 A JP 2019086654A JP 2019086654 A JP2019086654 A JP 2019086654A JP 6727375 B1 JP6727375 B1 JP 6727375B1
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Abstract

【課題】保管棚に対する前進位置を自動で補正することができる搬送装置を提供すること。【解決手段】搬送装置100は、ベース部材81と、ベース部材81に沿って移動する保持部材83と、保持部材83を前進及び後退させるためのモータMと、保持部材83に設けられたターゲットTと、保持部材83が前進位置にあるときにターゲットTと対向するように位置付けされた光学距離センサ86と、制御装置70と、を備える。プロセッサ71は、モータMに対して基本回転数を与えることによって保持部材83を前進させ、光学距離センサ86から前進されたターゲットTまでの実際の距離を、光学距離センサ86によって測定し、測定された実際の距離に基づいて、保持部材83を前進位置まで移動させるための補正距離を算出し、算出された補正距離に基づいて、モータMによって保持部材83を移動させる、ように構成されている。【選択図】図4

Description

本願は、搬送装置に関する。
従来、保管棚から取得したワーク又は荷物等の物品を搬送する搬送装置が知られている。このような搬送装置は、保管棚にアクセスするために、物品を保持して保管棚に対して前進及び後退する保持部材を備えている。
上記のような搬送装置に関連して、例えば、特許文献1は、スタッカクレーンを開示している。このスタッカクレーンは、昇降台に固定されたベース部と、ベース部上を移動する中間プレートと、中間プレート上を移動するトッププレートと、を備えている。特許文献1のスタッカクレーンは、荷が崩れたときに、トッププレートの伸長を検出するように構成されている。具体的には、トッププレートの上面には、リミットスイッチが設けられており、リミットスイッチは、正常位置からずれた物品がリミットスイッチに接触したときにオンするように構成されている。また、トッププレートの側面には、光電スイッチの投光部が設けられており、投光部は、リミットスイッチがオンしたときに光を発するように構成されている。さらに、昇降台には、光電スイッチの受光部が設けられている。投光部及び受光部は、中間プレート及びトッププレートが伸長したときに、互いに対向するように位置付け及び方向付けされている。このような構成によって、トッププレートの伸長が検出される。
実開平2−135510号公報 特開平8−290767号公報
上記のような搬送装置では、様々な要因によって、保管棚に対して前進及び後退する保持部材の前進位置が、ずれる可能性がある。前進位置がずれた場合、保持部材は、保管棚に正しくアクセスできない可能性がある。
例えば、上記のような保持部材の駆動には、しばしばチェーンが使用される。一般的にチェーンは使用によって伸びるため、チェーンが伸びると、保持部材の前進位置がずれる可能性がある。上記のような搬送装置の分野に限られず、チェーンは一般的に使用によって伸びるため、チェーンの伸びに対処するための様々な技術が提案されている。たとえば、特許文献2のチェーン伸び測定装置では、光電スイッチを用いて、チェーンのセンターリンク間のピッチ長が測定される。しかしながら、搬送装置では、例えば物品の重量等の様々な要因に依存して、チェーン全体の伸びは前進毎に変化し得る。このため、上記のようなチェーン伸び測定装置を使用しても、保持部材の1回の前進毎の実際の位置を、正確に把握できない可能性がある。
上記のような問題を考慮して、本願発明は、保管棚に対する前進位置を自動で補正することができる搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、
本開示の一態様は、保管棚から取得した物品を搬送する搬送装置において、保管棚の複数のストックエリアに沿って移動されるベース部材と、物品を保持し、ベース部材に設けられた案内に沿ってストックエリアに対して前進位置と後退位置との間を移動する保持部材と、保持部材を前進及び後退させるためのモータと、保持部材に設けられたターゲットと、ターゲットまでの距離を測る光学距離センサであって、保持部材が移動する領域の外側に設置され、保持部材の移動方向に対して傾斜した方向に光を照射するように方向付けされ、且つ、保持部材が前進位置にあるときに保持部材のターゲットと対向するように位置付けされた光学距離センサと、モータ及び光学距離センサを制御する制御装置と、を備え、制御装置の記憶部は、前進位置の座標値と、前進位置まで保持部材を移動させるためのモータの基本回転数と、を記憶し、制御装置のプロセッサは、モータに対して基本回転数を与えることによって保持部材を前進させ、光学距離センサから前進された保持部材のターゲットまでの実際の距離を、光学距離センサによって測定し、記憶部に記憶された前進位置の座標値と、測定された光学距離センサからターゲットまでの実際の距離と、に基づいて、保持部材を前進位置まで移動させるための補正距離を算出し、算出された補正距離に基づいて、モータによって保持部材を移動させる、ように構成されている搬送装置である。
本開示の一態様に係る搬送装置では、先ず、保持部材が、基本回転数にしたがってモータによって前進させられる。そして、光学距離センサから保持部材のターゲットまでの実際の距離に基づいて算出された補正距離に基づいて、保持部材がモータによって再び移動させられる。したがって、1回目の前進時において、例えば物品の重量等の様々な要因に依存して、保持部材の実際の位置が前進位置からずれていたとしても、2回目の移動時において、実際の距離に基づいて算出された補正距離に基づいて、保持部材の位置を補正することができる。したがって、保管棚に対する前進位置を自動で補正することができる。
搬送装置は、ベース部材と保持部材との間に、ベース部材の案内に沿って移動するように構成された中間部材を更に備えてもよく、中間部材は、第1のチェーンによってベース部材に対して駆動され、保持部材は、第2のチェーンによって中間部材に対して駆動されてもよい。この場合、保持部材の前進には、第1のチェーン及び第2のチェーンが使用される。上記のように、チェーンは使用によって伸びると共に、例えば物品の重量等の様々な要因に依存して、チェーン全体の伸びが1回の前進毎に変化し得る。この態様では、このようなチェーンの伸びに起因する保持部材のずれを、自動で補正することができる。
光学距離センサは、ストックエリアまでの距離を測定可能なように位置付け及び方向付けされていてもよく、制御装置は、各ストックエリアまでの実際の距離を光学距離センサによって測定し、測定された光学距離センサから各ストックエリアまでの実際の距離に基づいて、各ストックエリアに対して保持部材の前進位置を決定し、各ストックエリアに対して決定された前進位置に基づいて、モータの基本回転数を各ストックエリアに対して算出し、各ストックエリアに対して算出された基本回転数を、記憶部に記憶する、ように構成された自律学習モードを有していてもよい。様々な要因(例えば、保管棚の組み立て精度、又は、地震等)に依存して、ストックエリアまでの距離は、複数のストックエリアの間でばらつく可能性がある。本態様に係る搬送装置では、自律学習モードによって、ストックエリア毎に前進位置を自律的に学習することができる。したがって、ストックエリアまでの距離がばらつく場合でも、保持部材は、各ストックエリアに適切にアクセスすることができる。
光学距離センサは、ストックエリア上に向けて光を照射可能なように位置付け及び方向付けされていてもよく、制御装置は、ストックエリア上に向けて照射した光が所定の期間内に光学距離センサに戻ってきた場合には、ストックエリア上に物品が存在すると判断し、ストックエリア上に向けて照射した光が所定の期間内に光学距離センサに戻ってこない場合には、ストックエリア上に物品は存在しないと判断する、ように構成された物品確認モードを有してもよい。この場合、例えば、物品が既に存在するストックエリアに対して、更なる物品を誤って搬送することを防止することができる。
本開示の一態様によれば、保管棚に対する前進位置を自動で補正することができる搬送装置を提供することが可能である。
実施形態に係る搬送装置を具備するシステムを示す上面図である。 図1のシステムを示す側面図である。 図1の搬送装置のスライド装置を示す概略的な拡大側面図である。 図1の搬送装置のスライド装置を示す概略的な拡大上面図である。 保持部材の前進動作を示すフローチャートである。 自律学習モードを示すフローチャートである。 物品確認モードを示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る搬送装置を説明する。同様な又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。理解を容易にするために、図の縮尺は変更されている場合がある。
図1は、実施形態に係る搬送装置100を具備するシステム200を示す上面図であり、図2は、図1のシステム200を示す側面図である。図1を参照して、搬送装置100は、レールRに沿って複数の場所の間を走行し、様々な物品を運ぶことができる。例えば、本実施形態では、搬送装置100は、ワークWを加工するための工場に適用されている。具体的には、システム200では、搬送装置100は、加工機1A,1B、パレットストッカ(保管棚)2、及び、ワークセットアップステーション(WSS、以下、単に「ステーション」とも称され得る)3A,3Bから取得したワークWをこれらの間で搬送する。図2を参照して、ワークWは、例えば、パレットPに取り付けられてもよく、パレットPが搬送装置100によって運ばれてもよい。他の実施形態では、ワークWが直接的に搬送装置100によって運ばれてもよい。また、他の実施形態では、搬送装置100は、他の物品を運んでもよい。例えば、搬送装置100は、倉庫内の複数の棚の間で荷物を運んでもよい。なお、図2では、理解を容易にするために、加工機1A,1B及びステーション3A,3Bは示されていないことに留意されたい。
図1を参照して、加工機1A,1Bは、例えば、マシニングセンタ等の様々な工作機械であることができる。例えば、加工機1A,1Bの各々は、加工前のワークWを有するパレットPと、加工後のワークWを有するパレットPとを交換可能な、パレットチェンジャPCを備えている。ステーション3A,3Bでは、オペレータが、ワークWをパレットPに取り付けることができ、また、ワークWをパレットPから取り外すことができる。図2を参照して、パレットストッカ2は、ワークWを伴う及び伴わないパレットPを保管することができる。パレットストッカ2は、パレットPを保管するための複数のストックエリアSを有している(図2では、2段×10行)。例えば、各ストックエリアSは、パレットPを支持するための一対の脚部材Saを含むことができる。搬送装置100、加工機1A,1B、及び、ステーション3A,3Bは、各々の制御装置(ローカル制御装置)を備えていてもよく、システム200は、これらのローカル制御装置と通信可能な制御装置(メイン制御装置)を具備していてもよい。
搬送装置100は、台車10と、支柱20と、昇降装置30と、スライド装置80と、荷台90と、を備えている。また、図3を参照して、搬送装置100は、搬送装置100の様々な構成要素を制御するための制御装置70を備えている。搬送装置100は、他の構成要素を更に備えてもよい。
図1を参照して、台車10は、レールR上を水平に走行するように構成されている。本実施形態では、台車10は、2本のレールR上を走行する。他の実施形態では、台車10は、1本のレールR上を走行してもよい。台車10の走行は、制御装置70によって制御されることができる。
搬送装置100に関する座標軸について、台車10が移動する方向(「前後方向」とも称される)に対して平行な軸が、X軸である(「走行軸」とも称される)。支柱20に対して、荷台90が在る側が「前」であり、逆側が「後」である。水平方向のうち、前後方向に対して垂直な方向が左右方向であり、左右方向に平行な軸(すなわち、X軸に対して垂直な水平軸)がZ軸である(「移載軸」とも称される)。鉛直方向(「上下方向」とも称される)に対して平行な軸が、Y軸である(「昇降軸」とも称される)。X,Y及びZ軸座標の原点は、システム200における任意の点に設定されることができる。
支柱20は、台車10から垂直に上方に突出している。昇降装置30は、支柱20に沿って上下方向に移動する。荷台90は、昇降装置30によって支持されており、昇降装置30によって上下方向に移動される。荷台90には、スライド装置80が設けられている。昇降装置30の移動は、制御装置70によって制御されることができる。
続いて、スライド装置80及び制御装置70について詳細に説明する。
図3は、図1の搬送装置100のスライド装置80を示す概略的な拡大側面図であり、図4は、図1の搬送装置100のスライド装置80を示す概略的な拡大上面図である。図3を参照して、スライド装置80は、ベース部材81と、中間部材82と、保持部材83と、を有している。スライド装置80は、他の構成要素を更に有していてもよい。
図4を参照して、ベース部材81は、荷台90に対して固定されている。ベース部材81は、荷台90によって、パレットストッカ2の複数のストックエリアSに沿ってX方向及びY方向に移動可能である(図2参照)。具体的には、荷台90が台車10によってX方向に移動され且つ昇降装置30によってY方向に移動されるにつれて、荷台90上のベース部材81も、XY平面内を移動される。図4を参照して、ベース部材81は、X方向において互いに向き合う一対の対称なレール81aを含んでいる。各レール81aは、Z軸に沿って延在している。図3を参照して、各レール81aは、Z軸に沿って延在する第1の案内81bを含んでいる。第1の案内81bは、例えば、溝であることができる。
中間部材82は、ベース部材81と保持部材83との間に設けられており、ベース部材81の第1の案内81bに沿ってZ方向に移動される。具体的には、中間部材82は、第1の案内81bに挿入される突起82aを含んでおり、第1の案内81b上をスライドする。中間部材82は、Z軸に沿って延在している(図4参照)。図3を参照して、中間部材82は、Z軸に沿って延在する第2の案内82bを含んでいる。第2の案内82bは、例えば、溝であることができる。
保持部材83は、パレットPを介してワークWを保持する。具体的には、保持部材83は、パレットPに係合可能なフォーク(不図示)を有している。保持部材83のフォークをパレットPに係合させた状態で荷台90を上昇させることによって、パレットP及びワークWをパレットストッカ2から持ち上げることができる。また、保持部材83のフォークをパレットPに係合させた状態で荷台90を下降させることによって、パレットP及びワークWをパレットストッカ2に載置することができる。保持部材83は、中間部材82の第2の案内82b、及び、ベース部材81の第1の案内81bに沿ってZ方向に移動する。具体的には、保持部材83は、第2の案内82bに挿入される突起83aを含んでおり、第2の案内82b上を摺動する。また、保持部材83は、中間部材82が第1の案内81b上を摺動するにつれて、中間部材82と一緒に第1の案内81bに沿って移動される。
図4を参照して、保持部材83は、パレットストッカ2に対する前進位置P1と、後退位置P2と、加工機1A,1B及びステーション3A,3Bに対する前進位置P3と、の間を移動する。前進位置P1では、保持部材83が、ストックエリアSにアクセスすることができる。前進位置P3では、保持部材83が、加工機1A,1B及びステーション3A,3Bにアクセスすることができる。後退位置P2では、保持部材83が荷台90上に位置することができる。後退位置P2は、例えば、Z方向において荷台90の中心であることができる。位置P1,P2,P3は、保持部材83の代表点(例えば、中心点)に対応するように設定されることができる。
図3を参照して、スライド装置80は、保持部材83を駆動するために、いわゆる倍速倍ストローク機構を具備しており、第1のチェーン84と、第2のチェーン85と、モータMと、を有している。具体的には、モータMは、例えばサーボモータであることができ、モータMのシャフトは、第1のチェーン84を回転させるための歯車(不図示)に連結されている。中間部材82は、第1のチェーン84と噛み合う直線案内部材(例えば、ラック)82cを含んでいる。また、中間部材82は、第2のチェーン85を回転させるための歯車82dを含んでいる。荷台90には、第2のチェーン85と噛み合う固定部材(例えば、ラック)91が設けられている。保持部材83は、第2のチェーン85と噛み合う直線案内部材(例えば、ラック)83bを含んでいる。
モータMが回転すると、第1のチェーン84がモータMによって回転させられ、第1のチェーン84と噛み合う直線案内部材82c及び中間部材82が、第1のチェーン84によって固定部材91に対してZ軸に沿って移動させられる。中間部材82が移動すると、第2のチェーン85及び保持部材83が中間部材82と一緒にZ軸に沿って移動させられる。同時に、第2のチェーン85は荷台90の固定部材91と噛み合うため、第2のチェーン85は、Z軸に沿って移動しながら、固定部材91及び中間部材82の歯車82dによって回転させられる。第2のチェーン85が回転すると、第2のチェーン85と噛み合う直線案内部材83b及び保持部材83が、第2のチェーン85によって中間部材82に対してZ軸に沿って移動させられる。すなわち、中間部材82は、第1のチェーン84によってベース部材81に対して駆動される一方で、保持部材83は、第1のチェーン84によってベース部材81に対して中間部材82と一緒に駆動され、且つ、第2のチェーン85によって中間部材82に対して駆動される(すなわち、倍速倍ストローク機構)。モータMの回転(すなわち、保持部材83の前進及び後退)は、制御装置70によって制御されることができる。上記のように、台車10の移動(X方向)、昇降装置30の移動(Z方向)及び保持部材83の移動(Y方向)が制御装置70によって制御されるので、制御装置70は、保持部材83のX,Y及びZ軸座標値を把握することができる。座標値を把握するための保持部材83の代表点は、保持部材83における任意の点(例えば、中心点)に設定されることができる。
図4を参照して、スライド装置80は、保持部材83の前進位置P1及び前進位置P3への移動を補正するために、一対のターゲットTと、一対の光学距離センサ86と、を有している。具体的には、一対のターゲットTは、保持部材83のZ方向における両端部(左右端部)に設けられている。ターゲットTは、光学距離センサ86から発せられた光を反射することができるように構成されている。ターゲットTは、XY平面に平行な平面であることができ、X方向に沿って延在している。ターゲットTは、例えば、保持部材83の表面であることができる。
光学距離センサ86は、例えば、光の飛行時間(TOF)に基づいて距離を測るレーザ距離センサであることができ、ターゲットTまでの距離を測るように構成されている。光学距離センサ86は、保持部材83が移動する領域の外側に設置されている。具体器には、光学距離センサ86は、例えば、荷台90に対して固定されることができる。光学距離センサ86は、保持部材83の移動方向(すなわち、Z方向)に対して傾斜した方向(例えば、Z軸に対して30°)に光を発するように方向付けされている。
一方の光学距離センサ86Lは、保持部材83が前進位置P1及びその近傍にあるときに、保持部材83の右側のターゲットTRと対向するように位置付けされている。第1のチェーン84及び第2のチェーン85は使用によって伸びることから、長期の使用後には、保持部材83は、前進位置P1に対してさらに先(図4において、前進位置P1に対して上)に移動する可能性がある。したがって、好ましくは、一方の光学距離センサ86Lは、保持部材83が前進位置P1及びそのさらに先にあるときに、保持部材83の右側のターゲットTRと対向するように位置付けされている。しかしながら、光学距離センサ86Lの配置は、これに限られず、代替的に、光学距離センサ86Lは、例えば、保持部材83が前進位置P1を中心とした所定の範囲内にあるときに、保持部材83のターゲットTRと対向するように位置付けされていてもよい。また、光学距離センサ86Lは、ストックエリアSまでの距離(例えば、ストックエリアSの脚部材Saの角までの距離)を測定可能なように方向付け及び位置付けされており、それによって、自律学習モードにおいて、各ストックエリアSの座標値を得ることができる(詳しくは後述)。さらに、光学距離センサ86Lは、保持部材83がストックエリアSと対向する位置にあるときに、ストックエリアS上に向けて光を照射することができるように方向付け及び位置付けされており、それによって、物品確認モードにおいて、ストックエリアS上に物品が存在するか否かを判断することができる(詳しくは、後述)。
他方の光学距離センサ86Rは、保持部材83が前進位置P3及びその近傍にあるときに、保持部材83の左側のターゲットTLと対向するように位置付けされている。上記のように、第1のチェーン84及び第2のチェーン85は使用によって伸びることから、長期の使用後には、保持部材83は、前進位置P3に対してさらに先(図4において、前進位置P3に対して下)に移動する可能性がある。したがって、好ましくは、他方の光学距離センサ86R及びターゲットTLは、保持部材83が前進位置P3及びそのさらに先にあるときに、保持部材83の左側のターゲットTLと対向するように位置付けされている。しかしながら、光学距離センサ86Rの配置は、これに限られず、代替的に、光学距離センサ86Rは、例えば、保持部材83が前進位置P3を中心とした所定の範囲内にあるときに、保持部材83のターゲットTLと対向するように位置付けされていてもよい。また、光学距離センサ86Rは、保持部材83がパレットチェンジャPC及びステーション3A,3Bと対向する位置にあるときに、パレットチェンジャPC及びステーション3A,3B上に向けて光を照射することができるように方向付け及び位置付けされており、それによって、物品確認モードにおいて、パレットチェンジャPC及びステーション3A,3B上に物品が存在するか否かを判断することができる。
図3を参照して、制御装置70は、光学距離センサ86及びモータMと有線又は無線によって通信可能であり、モータM及び光学距離センサ86を制御するように構成されている。制御装置70は、プロセッサ71と、メモリ(記憶部)72と、を有しており、これらの構成要素は、バス(不図示)等を介して互いに接続されている。制御装置70は、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、入力装置及び/又は出力装置(例えば、マウス、キーボード、液晶ディスプレイ、及び/又、タッチパネル等)等の構成要素を備えることができる。制御装置70は、他の構成要素を更に備えてもよい。制御装置70は、例えば、搬送装置100の任意の構成要素に取り付けられることができる。
プロセッサ71は、例えば、1つ又は複数のCPU(Central Processing Unit)を含むことができる。プロセッサ71は、例えばメモリ72に記憶されているプログラムにしたがって、以下で説明される処理を含む、様々な処理を実行することができる。
メモリ72は、例えば、1つ又は複数のハードディスクドライブを含むことができる。メモリ72は、例えば、各ストックエリアSの座標値(例えば、脚部材Saの角の座標値)、前進位置P1,P3の座標値、及び、前進位置P1,P3まで保持部材83を移動させるためのモータMの基本回転数等、様々なデータを記憶している。前進位置P1の座標値及びモータMの基本回転数は、自律学習モードを用いて、複数のストックエリアSの各々に対して記憶されている(詳しくは、後述)。メモリ72は、プロセッサ71で用いられる様々なプログラムを記憶することができる。メモリ72は、その他のデータを記憶してもよい。
次に、保持部材83の前進動作について説明する。
図5は、保持部材83の前進動作を示すフローチャートである。以下では、保持部材83が前進位置P1まで移動する場合(すなわち、保持部材83がストックエリアSにアクセスする場合)について説明する。しかしながら、搬送装置100は、保持部材83が前進位置P3まで移動する場合(すなわち、保持部材83が加工機1A,1B又はステーション3A,3Bにアクセスする場合)についても、同様に動作することができる。
保持部材83がアクセスすべき所望のストックエリアSと対向する位置まで荷台90が移動されると、プロセッサ71は、ストックエリアSに対して記憶されたモータMの基本回転数をメモリ72から読み出し、モータMに対して基本回転数を与えることによって、保持部材83を前進させる(ステップS100)。
続いて、プロセッサ71は、光学距離センサ86Lに対して指令を送り、光学距離センサ86LからターゲットTRまでの実際の距離を、光学距離センサ86Lによって測定する(ステップS102)。プロセッサ71は、測定された距離(すなわち、Z軸に対して斜めの距離)をZ軸に対して平行な距離に変換し、それによって、保持部材83の実際のZ軸座標値を計算する。
続いて、プロセッサ71は、メモリ72に記憶されている前進位置P1のZ軸座標値と、測定された保持部材83の実際のZ軸座標値と、を比較する(ステップS104)。プロセッサ71は、メモリ72に記憶されているZ軸座標値と実際のZ軸座標値との誤差(補正距離)を算出する。
続いて、プロセッサ71は、誤差が許容値(例えば、±数mm)以内か否かを判定する(ステップS106)。ステップS106において、誤差が許容値以内であると判定された場合には、プロセッサ71は、算出された誤差だけ保持部材83を移動させるために必要なモータMの補正回転数を計算し、モータMに対して補正回転数を与えることによって、保持部材83の位置を補正し(ステップS108)、一連の動作は終了する。
ステップS108において、誤差が許容値以内でないと判定された場合には、プロセッサ71は、アラームを発し(ステップS110)、一連の動作は終了する。例えば、アラームは、制御装置70から発せられる音であってもよく、及び/又は、制御装置70に表示されるメッセージであってもよい。オペレータは、誤差が許容値以内でない原因(例えば、チェーン84,85の伸び又は断裂等)を調査することができ、問題に対処することができる(例えば、チェーン84,85のテンション調整又は交換等)。
次に、自律学習モードについて説明する。
上記のように、メモリ72は、各ストックエリアSの座標値、並びに、各ストックエリアSにアクセスするための前進位置P1の座標値及びモータMの基本回転数を記憶している。これらは、自律学習モードによって取得又は更新されることができる。例えば、パレットストッカ2の設置後に初めて自律学習モードが実行される場合であれば、上記の値を自律学習モードによって取得することができる。この場合、自律学習モードに先立って、メモリ72は、各ストックエリアSの設計座標値を記憶している。また、例えば、定期的に又は必要な時に(例えば、地震後等に)自律学習モードが実行される場合であれば、上記の値を自律学習モードによって更新することができる。
図6は、自律学習モードを示すフローチャートである。プロセッサ71は、対象のストックエリアSの現在の座標値(例えば、脚部材Saの角の座標値)をメモリ72から読み出し、光学距離センサ86Lが対応する点を測定可能な位置まで荷台90をX方向及びY方向に移動させる(ステップS200)。例えば、パレットストッカ2の設置後に初めて自律学習モードが実行される場合であれば、「現在の座標値」は、各ストックエリアSの設計座標値であることができる。その他の場合は、「現在の座標値」は、前回の自律学習モードによって得られた各ストックエリアSの座標値であることができる。
続いて、プロセッサ71は、光学距離センサ86Lに対して指令を送り、各ストックエリアS(例えば、脚部材Saの角)までの実際の距離を光学距離センサ86Lによって測定する(ステップS202)。必要な場合には、プロセッサ71は、荷台90の位置をX方向及びY方向に微調整してもよい。プロセッサ71は、測定された距離(すなわち、Z軸に対して斜めの距離)を、Z軸に対して平行な距離に変換し、それによって、ストックエリアSの実際のZ軸座標値を計算する。これによって、プロセッサ71は、ストックエリアSの実際の座標値を得ることができる。
続いて、プロセッサ71は、ストックエリアSの実際の座標値に基づいて、ストックエリアSに対する保持部材83の前進位置P1を決定する(ステップS204)。例えば、脚部材Saの角から前進位置P1までの距離は、各構成要素の寸法から決定されることができ、前進位置P1の座標値は、この距離を、ステップS202において測定された脚部材Saの角の座標値に対して加算することによって、決定することができる。
続いて、プロセッサ71は、決定された前進位置P1まで保持部材83を移動させるために必要なモータMの基本回転数を算出する(ステップS206)。続いて、プロセッサ71は、得られたデータ(ストックエリアS(例えば、脚部材Saの角)の座標値、前進位置P1の座標値、及び、モータMの基本回転数)をメモリ72に記憶する(ステップS208)。続いて、プロセッサ71は、オペレータにより予め指定されたストックエリアSについて計算が完了したか否かを判断する(ステップS210)。ステップS210において、指定されたストックエリアSについて計算が完了したと判断された場合には、一連の動作は終了する。ステップS210において、指定されたストックエリアSについて計算が完了していないと判断された場合には、プロセッサ71は、指定されたストックエリアSについて計算が完了するまでステップS200〜S208を繰り返す。
次に、物品確認モードについて説明する。以下では、光学距離センサ86Lを用いてストックエリアS上に物品が存在するか否かを判断する場合について説明する。しかしながら、搬送装置100は、光学距離センサ86Rを用いてパレットチェンジャPC上及びステーション3A,3B上に物品が存在するか否かを判断する場合についても、同様に動作することができる。
図7は、物品確認モードを示すフローチャートである。保持部材83が対象のストックエリアS(例えば、搬送装置100が次にパレットPを載置するストックエリアS)と対向する位置まで荷台90が移動されると、プロセッサ71は、光学距離センサ86Lに対して指令を送り、ストックエリアS上に向けて光を照射する(ステップS300)。続いて、プロセッサ71は、ストックエリアS上に向けて発した光が所定の期間内に光学距離センサ86Lに戻ってきたか否かを判断する(ステップS302)。
ステップS302において、光が所定の期間内に光学距離センサ86Lに戻ってきたと判断された場合には、プロセッサ71は、ストックエリアS上に物品が存在すると判断し(ステップS304)、一連の動作が終了する。この場合、例えば、プロセッサ71は、アラームを発してもよい。例えば、アラームは、制御装置70から発せられる音であってもよく、及び/又は、制御装置70に表示されるメッセージであってもよい。
ステップS302において、光が所定の期間内に光学距離センサ86Lに戻ってこないと判断された場合には、プロセッサ71は、ストックエリアS上に物品は存在しないと判断し(ステップS306)、一連の動作が終了する。この場合、例えば、プロセッサ71は、ストックエリアSにパレットPを載置するために、上記の保持部材83の前進動作を実行してもよい。
以上のような搬送装置100では、保持部材83の前進動作において、先ず、保持部材83が、基本回転数にしたがってモータMによって前進させられる。そして、光学距離センサ86Lから保持部材83のターゲットTRまでの実際の距離に基づいて算出された補正距離に基づいて、保持部材83がモータMによって再び移動させられる。したがって、1回目の前進時において、例えばワークWの重量等の様々な要因に依存して、保持部材83の実際の位置が前進位置P1からずれていたとしても、2回目の移動時において、算出された補正距離に基づいて、保持部材83の位置を補正することができる。したがって、パレットストッカ2に対する前進位置を自動で補正することができる。
また、搬送装置100は、ベース部材81と保持部材83との間に中間部材82を備えており、中間部材82は、第1のチェーン84によってベース部材81に対して駆動され、保持部材83は、第2のチェーン85によって中間部材82に対して駆動される。したがって、保持部材83の前進には、第1のチェーン84及び第2のチェーン85が使用される。チェーン84,85は使用によって伸びると共に、例えばワークWの重量等の様々な要因に依存して、チェーン84,85全体の伸びが前進毎に変化し得る。搬送装置100によれば、このようなチェーン84,85の伸びに起因する保持部材83のずれを、自動で補正することができる。
また、搬送装置100では、光学距離センサ86Lは、ストックエリアSまでの距離を測定可能なように位置付け及び方向付けされており、制御装置70は、各ストックエリアSまでの実際の距離を光学距離センサ86Lによって測定し、測定された光学距離センサ86Lから各ストックエリアSまでの実際の距離に基づいて、各ストックエリアSに対して保持部材83の前進位置P1を決定し、各ストックエリアSに対して決定された前進位置P1に基づいて、モータMの基本回転数を各ストックエリアSに対して算出し、各ストックエリアSに対して算出された基本回転数を、メモリ72に記憶する、ように構成された自律学習モードを有している。様々な要因(例えば、パレットストッカ2の組み立て精度、又は、地震等)に依存して、ストックエリアSまでの距離は、複数のストックエリアSの間でばらつく可能性がある。搬送装置100では、自律学習モードによって、ストックエリアS毎に前進位置P1を自律的に学習することができる。したがって、ストックエリアSまでの距離がばらつく場合でも、保持部材83は、各ストックエリアSに適切にアクセスすることができる。
また、搬送装置100では、光学距離センサ86Lは、ストックエリアS上に向けて光を照射可能なように位置付け及び方向付けされており、制御装置70は、ストックエリアS上に向けて照射した光が所定の期間内に光学距離センサ86Lに戻ってきた場合には、ストックエリアS上に物品が存在すると判断し、ストックエリアS上に向けて照射した光が所定の期間内に光学距離センサ86Lに戻ってこない場合には、ストックエリアS上に物品は存在しないと判断する、ように構成された物品確認モードを有している。したがって、例えば、ワークW及び/又はパレットPが既に存在するストックエリアSに対して、更なる物品を誤って搬送することを防止することができる。
搬送装置の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。当業者であれば、上記の実施形態の様々な変形が可能であることを理解するだろう。
2 パレットストッカ(保管棚)
70 制御装置
71 プロセッサ
72 メモリ(記憶部)
81 ベース部材
82 中間部材
83 保持部材
84 第1のチェーン
85 第2のチェーン
86 光学距離センサ
100 搬送装置
M モータ
P パレット(物品)
P1 前進位置
P2 後退位置
S ストックエリア
T ターゲット
W ワーク(物品)

Claims (4)

  1. 保管棚から取得した物品を搬送する搬送装置において、
    前記保管棚の複数のストックエリアに沿って移動されるベース部材と、
    物品を保持し、前記ベース部材に設けられた案内に沿って前記ストックエリアに対して前進位置と後退位置との間を移動する保持部材と、
    前記保持部材を前進及び後退させるためのモータと、
    前記保持部材に設けられたターゲットと、
    前記ターゲットまでの距離を測る光学距離センサであって、前記保持部材が移動する領域の外側に設置され、前記保持部材の移動方向に対して傾斜した方向に光を照射するように方向付けされ、且つ、前記保持部材が前記前進位置にあるときに前記保持部材のターゲットと対向するように位置付けされた光学距離センサと、
    前記モータ及び前記光学距離センサを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置の記憶部は、前記前進位置の座標値と、前記前進位置まで前記保持部材を移動させるための前記モータの基本回転数と、を記憶し、
    前記制御装置のプロセッサは、
    前記モータに対して前記基本回転数を与えることによって前記保持部材を前進させ、
    前記光学距離センサから前進された前記保持部材の前記ターゲットまでの実際の距離を、前記光学距離センサによって測定し、
    前記記憶部に記憶された前記前進位置の座標値と、測定された前記光学距離センサから前記ターゲットまでの前記実際の距離と、に基づいて、前記保持部材を前記前進位置まで移動させるための補正距離を算出し、
    算出された前記補正距離に基づいて、前記モータによって前記保持部材を移動させる、
    ように構成されていることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記ベース部材と前記保持部材との間に、前記ベース部材の前記案内に沿って移動するように構成された中間部材を更に備え、
    前記中間部材は、第1のチェーンによって前記ベース部材に対して駆動され、
    前記保持部材は、第2のチェーンによって前記中間部材に対して駆動される、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記光学距離センサは、前記ストックエリアまでの距離を測定可能なように位置付け及び方向付けされており、
    前記制御装置は、
    各ストックエリアまでの実際の距離を前記光学距離センサによって測定し、
    測定された前記光学距離センサから各ストックエリアまでの前記実際の距離に基づいて、各ストックエリアに対して前記保持部材の前記前進位置を決定し、
    各ストックエリアに対して決定された前記前進位置に基づいて、前記モータの前記基本回転数を各ストックエリアに対して算出し、
    各ストックエリアに対して算出された前記基本回転数を、前記記憶部に記憶する、
    ように構成された自律学習モードを有する、請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記光学距離センサは、前記ストックエリア上に向けて光を照射可能なように位置付け及び方向付けされており、
    前記制御装置は、
    前記ストックエリア上に向けて照射した光が所定の期間内に前記光学距離センサに戻ってきた場合には、前記ストックエリア上に物品が存在すると判断し、
    前記ストックエリア上に向けて照射した前記光が前記所定の期間内に前記光学距離センサに戻ってこない場合には、前記ストックエリア上に物品は存在しないと判断する、
    ように構成された物品確認モードを有する、請求項1に記載の搬送装置。
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