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JP6726022B2 - バスバーモジュール - Google Patents

バスバーモジュール Download PDF

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JP6726022B2
JP6726022B2 JP2016089585A JP2016089585A JP6726022B2 JP 6726022 B2 JP6726022 B2 JP 6726022B2 JP 2016089585 A JP2016089585 A JP 2016089585A JP 2016089585 A JP2016089585 A JP 2016089585A JP 6726022 B2 JP6726022 B2 JP 6726022B2
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Description

本発明は、バスバーモジュールに関する。
例えば車載電源装置では、複数の電池モジュールをスタック化し、そのバッテリスタックの一の面に電池モジュールの端子を揃え、バスバーモジュールによって端子相互を所定に結線することで電気的な接続を容易化している。
また、この種のバスバーモジュールにおいては、電池モジュールの温度を検出するための温度センサをバスバーモジュールに設けることが行われている(例えば特許文献1参照)。温度センサの出力は、電池制御装置に送られ、電池制御装置は、電池モジュールの温度を監視して電池の充放電制御を行う。
ここで、特許文献1記載の技術では、温度センサをバスバーモジュールに設けるためのスペースとして電線配索路を使用している。これにより、同文献記載の技術によれば、温度センサの取り付けのための専用スペースを設けることなく、バスバーモジュールに温度センサを一体化することで、バッテリスタックへの取り付けを容易にしている。
特開2014−22256号公報
しかしながら、従来のバスバーモジュールは、バッテリスタック毎に用意される専用品であり、温度センサの配置位置も、バッテリスタックの仕様に応じた装着位置に限定される。そのため、電池モジュールの数を変更したり、温度センサの数や装着位置を変更したりする場合、改めてバスバーモジュールの構造を変更しなくてはならない。そのため、顧客の様々な要望に迅速に対応する上で未だ検討の余地がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、温度センサの数や装着位置等の仕様変更に柔軟に対応し得るバスバーモジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るバスバーモジュールは、複数の電池体から構成されるバッテリスタックに装着されて、前記バッテリスタックの各電池体を直列接続するバスバーモジュールであって、前記電池体の温度を計測する温度センサを格納可能なセンサ装着可能領域と、前記温度センサから導出されるハーネスを前記バッテリスタックの端部まで導くハーネス格納領域とを備え、前記ハーネス格納領域は、当該バスバーモジュールの長手方向に沿って形成された電線配索路からなり、前記センサ装着可能領域は、各電池体に対して一箇所ずつ設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、センサ装着可能領域が各電池体に対して一箇所ずつ設けられているので、温度センサの数や位置等の仕様変更に柔軟に対応し得るバスバーモジュールを提供できる。
本発明の一態様に係るバスバーモジュールが装着されたバッテリスタックの一実施形態を説明する模式的斜視図である。 図1のバッテリスタックの模式的回路図であり、同図(a)はバッテリスタック全体、(b)はバッテリスタックを構成する一の電池モジュールの模式的回路を示している。 図1のバッテリスタックに装着されたバスバーモジュールの一実施形態を説明する模式的平面図であり、同図は、図1のバッテリスタックからバスバー用のカバーを外した状態を示している。 図1のバスバーモジュールを構成するモジュール本体の一実施形態を説明する模式的正面図である。 図4におけるモジュール本体の要部を示す模式的平面図である。 図3におけるバスバーモジュールの要部を示す模式的平面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。本実施形態では、電気自動車の車載電源装置を構成するバッテリスタックの例を説明する。つまり、本実施形態のバッテリスタックは、車載電源装置として用いられ、車両のシステム側の要求に応じ、モータジェネレータに対しインバータを介して三相交流電力に変換される直流電力を供給する。
また、本実施形態のバッテリスタックは、車両のシステム側の判断に応じ、充電が必要な時などに、ジェネレータが発生させた三相交流電力がインバータを介して変換された直流電力を蓄電する。但し、電気自動車は、内燃機関であるエンジンと電動機とを車両の駆動源するハイブリッド電気自動車、および、電動機を車両の唯一の駆動源とする純正電気自動車を含む。
なお、各図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。
図1に示すように、バッテリスタック1は、同一形状に形成された複数の電池モジュール20を備えたリチウムイオンバッテリ装置として構成される。バッテリスタック1には、同図での上面にバスバーモジュール10が装着される。バスバーモジュール10は、着脱可能なバスバー用のカバー15で全体が覆われる。各電池モジュール20は、扁平な直方体形状のケース21を備える。ケース21内には、扁平形状のリチウムイオン二次電池である複数の電池セル22(図2(b)参照)が収納されている。
複数の電池モジュール20は、隣接する電池モジュール20相互のケース側面が接触もしくは僅かな間隙を隔ててバスバーモジュール10の長手方向Lに併設され多段で重なっている。各電池モジュール20の長手方向(同図の上下方向)は、バスバーモジュール10の厚さ方向とされ、各電池モジュール20の長手方向の一方に形成された装着面2(図3に示す、正極端子3と負極端子5とが突出している面2)が面一になっている。バスバーモジュール10は、正極端子3および負極端子5を覆うように装着面2に装着され、これにより、各電池モジュール20が、バスバーモジュール10を用いて直列に接続される。
図2(a)に示すように、このバッテリスタック1は、高電位側のスタック1Lと低電位側のスタック1Rとを有する。左右のスタック1L、1Rの正極端子Pおよび負極端子
Nが、不図示のケーブルを介して外部負荷(例えばインバータの外部端子)と電気的に接続される。左右のスタック1L、1Rの間には、SDスイッチ(サービスディスコネクトスイッチ)6が設けられる。SDスイッチ6は、バッテリスタック1の保守、点検の時の安全性を確保するための安全装置であり、スイッチとヒューズとを電気的に直列に接続した電気回路から構成される。
各電池モジュール20には、図2(b)に示すように、複数の電池セル22がケース21に内蔵されている。各電池セル22は、リチウムを吸蔵・放出する活物質を含む正極と負極とがセパレータを介して積層されてなる発電要素を有する。各電池セル22は、この発電要素が、電解液とともに絶縁性の外装体に収容されてなる積層電池である。各電池モジュール20は、複数の電池セル22を直列または並列、または直列と並列とを組み合わせて連結して構成される。ここで、外装体は、例えば、2枚のラミネートフィルムの周囲を熱封止したものでもよい。
この例では、各電池モジュール20に内蔵された複数の電池セル22は、同図に示すように、並列接続された二組の電池セル22がさらに直列に接続されて構成されている。各電池モジュール20は、ハーネス等の接続線を介して不図示の電池制御装置と電気的に接続される。電池制御装置は、バッテリスタック1の状態の管理及び制御に係る処理を実行する。電池制御装置が実行する処理としては、バッテリスタック1の電圧及び電流の計測、バッテリスタック1の蓄電状態(SOC: State Of Charge)及び劣化状態(SO
H: State Of Health)などの演算、並びに、各電池モジュール20の温度の計測、
各電池セルの電圧の計測および各電池セルの蓄電量の調整処理などが実行される。
各電池モジュール20には、所定に接続された複数の電池セル22の最高電位を外部に導出するための正極端子3と、最低電位を外部に導出するための負極端子5とがケース21の外部に露出して設けられる。また、本実施形態では、各電池モジュール20の中央に、途中電位を取り出す中間端子4が設けられている。これにより、各電池モジュール20には、その長手方向の一方の装着面2から、正極端子3および負極端子5並びに中間端子4が突設状態で配置される。バッテリスタック1は、各電池モジュール20の端子側から見ると、各電池モジュール20のそれぞれの正極端子3と負極端子5とが交互にならんでいる。
各電池モジュール20は、図3に示すように、バスバーモジュール10によって全て直列に接続される。本実施形態の例では、高電位側のスタック1Lと低電位側のスタック1Rとが、各スタックの端子部分を覆うように、二つのバスバーモジュール10によってそれぞれ直列に接続されている。なお、この例では、左右のスタック1L、1Rのバスバーモジュール10毎に、着脱可能なカバー15が装着されている。
各バスバーモジュール10は、絶縁性材料(たとえば絶縁性の合成樹脂)で形成されたモジュール本体11を備える。同図に示すように、モジュール本体11には、複数のバスバー12が所定の位置に一体的に嵌め込まれている。バスバー12は、矩形状をなす平板状の金属部材である。各バスバー12は、バスバーモジュール10がバッテリスタック1に装着されたときに、各電池モジュール20相互の隣接する端子3、5それぞれに接続され、各電池モジュール20を効率良く一体的に直列接続可能になっている。
ここで、本実施形態のモジュール本体11は、バッテリスタック1を構成する各電池モジュール20それぞれに対応する複数の単位モジュール11A、11Bから構成されている。複数の単位モジュール11Bは、相互に隣接する単位モジュールの一方を、上記装着面2に沿って180°回転させた姿勢であっても相互に着脱可能な分割構造を有する。
詳しくは、図4に示すように、左右のスタック1L、1Rは、各スタックが計5個の単位モジュールの組から構成され、スタック1全体として、計10個の単位モジュールから構成されている。
本実施形態では、左右のスタック1L、1Rの両側は、上記正極端子Pおよび負極端子Nを導出用の第一の単位モジュール11Aが用いられている。また、他の部分には、隣接する単位モジュール11A、11B相互に対して装着面2に沿って180°回転させた姿勢で組み付け可能な係合構造を有する第二の単位モジュール11Bが用いられている。
なお、同図において、単位モジュール11Aにおいては、基準姿勢を符号11A1とし、装着面2に沿って180°回転させた姿勢を符号11A2として示している。同様に、単位モジュール11Bにおいては、基準姿勢を符号11B1とし、装着面2に沿って180°回転させた姿勢を符号11B2として示している。
ここで、このバスバーモジュール本体10には、図5に、高電位側のスタック1Lに装着される部分の平面図を示すように、センサ装着可能領域(温度センサ設置部)13と、ハーネス格納領域14とが射出成形等によってそれぞれ一体形成されている。ハーネス格納領域14は、電池モジュール20の電圧検出用電線(不図示)の配索路を兼ねており、バスバーモジュール10にその長手方向Lに沿って横断面が略矩形状の凹溝に形成される。
同図において、各単位モジュールの外周形状を「細い実線」で示すとともに、射出成形等で一体形成された壁面部(高さがある部分)を「太い実線」で示している。また、「細い実線」で示す各単位モジュール毎の3つの円は、それぞれ上記正極端子3または負極端子5に対向する位置に形成された二つの貫通穴Thと、中央の中間端子4に対向する位置に形成された貫通穴4hとを示し、壁面部および貫通穴が形成された部分以外は、床面部を示している。なお、低電位側のスタック1Rについては、高電位側のスタック1Lと左右方向で反転した形状なので、図示を省略する。
本実施形態のハーネス格納領域14は、同図に示すように、バスバーモジュール10の長手方向Lに沿って中間端子4に対向する貫通穴4hを挟むように形成された二条の電線配索路からなる。換言すれば、各ハーネス格納領域14は、図3に示すように、中間端子4と、正極端子3及び負極端子5の間の位置に、電池モジュール20の並び方向に沿って形成される。これにより、二条のハーネス格納領域14は、電池モジュール20の中央に設けられた複数の中間端子4の並び方向に沿って、中間端子4をその上下両側(バスバーモジュール10の幅方向での両側)から挟むように形成される。
また、センサ装着可能領域13は、図5に示すように、長手方向Lに垂直な方向の横断面が略矩形状の凹溝に形成され、全ての電池モジュール20の各中間端子4に対向する貫通穴4hの位置に対してそれぞれ一箇所ずつ設けられるとともに、他端側が二条のハーネス格納領域14のいずれか一方に連続するように設けられる。特に、本実施形態では、センサ装着可能領域13は、隣接する単位モジュール11A、11B相互を、装着面2に沿って180°回転させる前および回転させた後のいずれの姿勢で組み付けた場合であっても、各電池モジュール20の中間端子4の位置に対してそれぞれ設けられるように形成されている。
センサ装着可能領域13には、例えば図6に二点鎖線でイメージを示すように、仕様に応じた位置に、電池モジュール20の温度を検出する温度センサが格納される。本実施形態の温度センサはサーミスタ30である。本実施形態のサーミスタ30は、一端の装着部33として、ワッシャ型装着部を有する。サーミスタ30は、センサ本体部31に内蔵されるサーミスタ素子から並行して導出される二本のリードが、センサ本体部31他端のハ
ーネス32内の芯線にそれぞれ接続される仕様のものである。
各センサ装着可能領域13は、格納されたサーミスタ30のハーネス32側のセンサ本体部31の端部が、ハーネス格納領域14に連続するように形成される。装着されたサーミスタ30は、一端の装着部33が中間端子4に接続されるとともに、他端から導出されるハーネス32がハーネス格納領域14を経て不図示の電池制御装置に接続される。なお、図3に示す例では、バッテリスタック1を構成する全ての電池モジュール20に対してサーミスタ30が装着されている例を示しているが、サーミスタ30の数や装着位置等は仕様に応じて適宜装着される。
すなわち、本実施形態のセンサ装着可能領域は、各電池モジュールに対して一箇所ずつ設けられていることから、要求仕様が、全ての電池モジュール20に対してサーミスタ30を装着するものであれば、図3に示したように、全ての電池モジュール20に対してサーミスタ30を装着できる。また、要求仕様が、いずれかの電池モジュール20に対してサーミスタ30を装着するものであれば、図6に示したように、それに対応するセンサ装着可能領域を用いることにより、バスバーモジュールの構造を変更することなく、サーミスタ30の数や装着位置を要求仕様に応じて変更できる。
ここで、図4に示すように、各センサ装着可能領域13は、装着状態におけるサーミスタ30のリード中心線CLの向きが、中間端子4側からハーネス格納領域14に向けて斜めに配置されるように形成されるとともに、隣り合う電池モジュール20のセンサ装着可能領域13とは相互のリード中心線CLが平行に配置されるように形成されている。同図の例では、斜めに配置される角度は、上記長手方向Lに対して45°とされている。
なお、同図では、各単位モジュール11A、11Bの上縁部を太い実線で示し、装着状態におけるサーミスタ30のリード中心線CLのイメージを一点鎖線で示すとともに、図3に示したサーミスタ30のうち、仕様に応じて装着された必要個数のサーミスタ30(この例では二箇所)を二点鎖線のイメージでそれぞれ示している。
次に、上述のバスバーモジュール10を装着したバッテリスタック1の作用効果について説明する。
上述のバッテリスタック1には、仕様に応じた必要個数のサーミスタ30が、仕様に対応する電池モジュール20の中間端子4に密着して設けられる(例えば図4に二点鎖線で示すサーミスタのイメージ参照)。各サーミスタ30は、ハーネス32を介して、バッテリスタック1を監視する電池制御装置(不図示)に内蔵された不図示の温度検出回路に接続される。電池制御装置は、電池モジュール20の温度をサーミスタ30により随時に監視する。電池制御装置は、サーミスタ30の検出値から、最高温度、最低温度、平均温度等を計算して各電池モジュール20の状態を監視し、その管理及び制御を行うとともに、上位制御装置にバッテリスタック1の状態や許容充放電電力などの充放電制御情報を通知する。
ここで、仮に、バスバーモジュールがバッテリスタック毎に用意される専用品である場合には、サーミスタ30の配置位置も、バッテリスタックの仕様に応じた装着位置に限定されることになる。そのため、電池モジュール20の数を変更したり、サーミスタ30の数や装着位置を変更したりする場合、改めてバスバーモジュールの構造を変更しなくてはならない。
これに対し、本実施形態のバスバーモジュール10によれば、ハーネス格納領域14は、バスバーモジュール10の長手方向Lに沿って形成された電線配索路からなり、センサ装着可能領域13は、各電池モジュールに対して一箇所ずつ設けられているので、各電池モジュール20にサーミスタ30を設置できるとともに、いずれの位置に設置したサーミ
スタ30であっても、そのハーネス32をハーネス格納領域14に導出することができる。そのため、顧客要望による、サーミスタ30の数や位置等に仕様変更が生じた場合であっても容易にその仕様変更に対応できる。
また、電池モジュール20の電流が流れる端子3,5にサーミスタ30を接続すると、電流の変動が大きくなるため、サーミスタ30による温度の検出精度が低下するという問題がある。これに対し、本実施形態のバスバーモジュール10は、電池モジュール20が、正負の両端子3,5間の位置に当該電池モジュール20の途中電位を取り出す中間端子4を有し、サーミスタ30が、一端の装着部33が中間端子4に接続されるとともに他端から導出されるハーネス32が電池制御装置に接続されるので、本実施形態のバスバーモジュール10によれば、各電池モジュール20の中間端子4が、電池モジュール20に格納された複数の電池セル22の途中電位が接続された端子であることから、サーミスタ30による温度の検出精度が向上する。
さらに、本実施形態のバスバーモジュール10によれば、ハーネス格納領域14は、バスバーモジュール10の長手方向Lに沿って中間端子4をその両側から挟むように形成された二条の電線配索路からなり、センサ装着可能領域13は、全ての電池モジュール20の中間端子4の位置に対してそれぞれ設けられるとともに、他端側が二条のハーネス格納領域14のいずれか一方に連続するように設けられるので、各電池モジュール20のセンサ装着可能領域13に対してサーミスタ30を設置できる。そして、いずれの位置に設置したサーミスタ30であっても、そのハーネス32を二条のハーネス格納領域14のいずれか一方を介して電池制御装置に接続できる。そのため、顧客要望による、サーミスタ30の数や装着位置等に仕様変更が生じた場合であっても容易且つ迅速にその仕様変更に対応する上で優れた構成であるといえる。
また、本実施形態のバスバーモジュール10によれば、サーミスタ30は、一端の装着部として、ワッシャ型装着部33を有し、サーミスタ30のサーミスタ素子から導出される二本のリードがハーネス32に接続され、各センサ装着可能領域13は、装着状態におけるサーミスタ30のリード中心線CLの向きが、中間端子4側からハーネス格納領域14に向けて斜めに配置されるように形成されるとともに、隣り合う電池モジュール20のセンサ装着可能領域13とは相互のリード中心線CLが平行に配置されるように形成されているので、全ての電池モジュール20の中間端子4の位置に多数のサーミスタ30を装着可能な構成とする上で好適である。
特に、本実施形態のバスバーモジュール10によれば、バスバーモジュール10を各電池モジュール20それぞれに対応する単位モジュール11A、11Bの組から構成し、相互に隣接する単位モジュールを装着面2に沿って180°回転させた姿勢でも着脱可能な分割構造としているので、単位モジュール11A、11Bの増減が容易であるから、顧客要望による、電池モジュール20の数やそれに応じたサーミスタ30の数および装着位置等に仕様変更が生じた場合であっても、容易にその仕様変更に対応可能である。
そして、センサ装着可能領域13相互が平行に形成されることにより、単位モジュール11A、11Bの組は、相互を装着面2に沿って180°回転させる前および回転させた後のいずれの姿勢で組み付けた場合であっても複数のセンサ装着可能領域13を電池モジュール20毎に常に確保することができる。そのため、サーミスタ30の数や位置等の仕様変更に一層柔軟に対応可能な構成として極めて優れている。
なお、本発明に係るバスバーモジュールは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、リチウムイオン二次電池から構成されるバッテリスタック
1を例示したが、本発明は、これに限定されない。リチウムイオン二次電池以外に、例えば、ニッケル水素電池などの他の二次電池から構成されるバッテリスタック1に関しても適用できる。
また、上述した実施形態によるバッテリスタック1を、他の電動車両、例えばハイブリッド電車などの鉄道車両、バスなどの乗合自動車、トラックなどの貨物自動車、バッテリ式フォークリフトトラックなどの産業車両などの車両用電源装置に利用することもできる。また、上述した実施形態によるバッテリスタック1を、コンピュータシステムやサーバシステムなどに用いられる無停電電源装置、自家用発電設備に用いられる電源装置など、電動車両以外の電源装置を構成するバッテリパックに適用してもよい。
また、上述した実施形態では、高電位側のスタック1Lと低電位側のスタック1Rとは直列に接続した例を説明したが、高電位側のスタック1Lと低電位側のスタック1Rを並列接続させてもよいし、複数の高電位側のスタック1Lと低電位側のスタック1Rとを直列と並列を組み合わせて接続してもよい。
また、上述した実施形態では、電池モジュール20として、2つの電池セル22を並列接続した回路を2つ用意し、これらを直列接続した2並2直接続としたが、電池モジュール20に限らず、1つの電池モジュール20の代わりに1つの電池セルでもよい。
例えば、一般的な角型電池や円筒電池でもよく、ラミネートフィルム型電池セルの正負極端子を片側から突出させ端子を固定するスペーサを介したものでもよい。電池セルを端子が一方辺側に揃うように複数並べてバスバーモジュールのバスバーと電気的に接続させることもできる。
1 バッテリスタック
2 装着面
3 正極端子
4 中間端子
5 負極端子
6 SDスイッチ
10 バスバーモジュール
11 モジュール本体
11A、11B 単位モジュール
12 バスバー
13 センサ装着可能領域
14 ハーネス格納領域
15 カバー
20 電池モジュール(電池体)
21 ケース
22 電池セル
30 サーミスタ(温度センサ)
31 センサ本体部
32 ハーネス
33 ワッシャ型装着部
CL リード中心線

Claims (3)

  1. 複数の電池体から構成されるバッテリスタックに装着されて、前記バッテリスタックの各電池体を直列接続するバスバーモジュールであって、
    前記電池体の温度を計測する温度センサを格納可能なセンサ装着可能領域と、前記温度センサから導出されるハーネスを前記バッテリスタックの端部まで導くハーネス格納領域とを備え、
    前記電池体は、複数の電池セルから構成される電池モジュールであって、正極端子と負極端子との間の位置に当該電池モジュールの途中電位を取り出す中間端子を有し、
    前記温度センサは、一端の装着部が前記中間端子に接続されるとともに他端から導出されるハーネスが電池制御装置に接続されるものであり、
    前記ハーネス格納領域は、当該バスバーモジュールの長手方向に沿って且つ前記中間端子を挟むように前記中間端子の両側に形成された二条の電線配索路からなり、
    前記センサ装着可能領域は、各電池モジュールに対して一箇所ずつ設けられ、さらに、全ての電池モジュールの前記中間端子の位置に対してそれぞれ設けられるとともに、前記他端の側が前記二条のハーネス格納領域のいずれか一方に連続するように設けられていることを特徴とするバスバーモジュール。
  2. 前記温度センサは、前記一端の装着部として、ワッシャ型装着部を有するサーミスタであり、該サーミスタのサーミスタ素子から導出されるリードが前記他端から導出される前記ハーネスに接続されてなり、
    各センサ装着可能領域は、装着状態における前記サーミスタのリード中心線の向きが、前記中間端子側から前記ハーネス格納領域に向けて斜めに配置されるように形成されるとともに、隣り合う前記電池モジュールの前記センサ装着可能領域とは相互の前記リード中心線が平行に配置されるように形成されている請求項1に記載のバスバーモジュール。
  3. 当該バスバーモジュールは、前記バッテリスタックを構成する各電池モジュールそれぞれに対応する複数の単位モジュールから構成され、
    前記複数の単位モジュールは、相互に隣接する単位モジュールの一方を、当該バスバーモジュールの装着面に沿って180°回転させた姿勢であっても相互に着脱可能な分割構造を有し、
    前記センサ装着可能領域は、隣接する単位モジュール相互を180°回転させる前および回転させた後のいずれの姿勢で組み付けた場合であっても、全ての電池モジュールに対してそれぞれ設けられるように形成されている請求項1または2に記載のバスバーモジュール。
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