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JP6710203B2 - 害虫/害獣防除システム及びその動作方法 - Google Patents

害虫/害獣防除システム及びその動作方法 Download PDF

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JP6710203B2 JP2017519486A JP2017519486A JP6710203B2 JP 6710203 B2 JP6710203 B2 JP 6710203B2 JP 2017519486 A JP2017519486 A JP 2017519486A JP 2017519486 A JP2017519486 A JP 2017519486A JP 6710203 B2 JP6710203 B2 JP 6710203B2
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Description

関連出願の相互参照
本願は、2014年11月4日に出願された米国特許出願第62/074,913号“CAPACITIVE SENSING HARDWARE AND SOFTWARE
IN THE DETECTION OF PESTS”、2015年10月2日に出願された米国特許出願第62/236,519号“PEST CONTROL DEVICE AND METHOD OF MONITORING POSITION OF SAME”、及び2015年10月19日に出願された米国特許出願第62/243,410号“PEST CONTROL SYSTEM AND METHOD OF OPERATING SAME”に基づく利益及び優先権を主張する。これらの各出願は、参照により本明細書に明確に援用される。
本開示は、一般的には害虫/害獣防除(controlling pests)のための装置に関し、より具体的には、害虫/害獣(pests)の存在を監視及び通信し、害虫/害獣を駆除するための装置に関する。
人間、家畜、農作物が存在する領域、及びその他の害虫/害獣を引き付ける領域における害虫/害獣を発見して駆除することは、長きにわたって課題とされてきた。頻繁に問題となる害虫/害獣は、各種の昆虫及びげっ歯類を含む。イエシロアリ(subterranean termites)は特に厄介な害虫/害獣の一種であり、木造建造物に深刻な被害を与えるおそれがある。同様に、トコジラミ等の昆虫も問題となる。また、多くの場合、げっ歯類の防除も困難を伴う。上記及び他の有害な害虫/害獣を駆除するための様々なシステムが提案されている。これらのシステムの一部は、定期的にサービス員が確認しなければならない1つ又は複数のステーションを使用する。同様に、住環境や商業環境で使用されるげっ歯類用のトラップも、サービス員による定期的な確認を要する。
本開示の一側面によれば、害虫/害獣防除装置が開示される。害虫/害獣防除装置は、複数のセンサパッドを含む静電容量センサアレイと、静電容量センサアレイに電気接続された電子制御装置とを含む。静電容量センサアレイは、各センサパッドの状態を示す電気出力信号を生成するよう構成される。電子制御装置は、プロセッサと、複数の命令を含むメモリとを含み、複数の命令は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、静電容量センサアレイから電気出力信号を受信させ、各電気出力信号に基づき、各センサパッドの静電容量測定値を求めさせ、センサパッドの静電容量測定値に基づき、各センサパッドのベースラインを計算させ、少なくとも1つのセンサパッドの静電容量測定値と、対応するベースラインの差が第1の所定の閾値を上回るか否かを判定させ、第1の所定の閾値を上回るとき、カウンタを更新させ、カウンタが所定のリミットを上回るとき、害虫/害獣の存在を示す事象を記録させる。
一部の実施形態では、複数の命令は、さらに、プロセッサに下式を使用して各ベースラインを計算させる。
ここで、「Kf」は、電子制御装置のメモリデバイス内に保存されたパラメータであり得り、「Cmeas」は、1つのセンサパッドの電気出力信号に対応する静電容量測定値であり得り、「A(旧)」は、メモリ内に保存された変数であり得る。一部の実施形態では、電子制御装置は、遠隔システムからKfの値を受け取るよう構成されてもよい。
一部の実施形態では、電子制御装置は、電気出力信号が人間の存在を示すとき、第2の事象を記録するよう構成される。
一部の実施形態では、複数の命令は、さらに、プロセッサに、電気出力信号に基づき、センサパッド接触のシーケンスを求めさせ、センサパッド接触のシーケンスを所定のシーケンスと比較させ、センサパッド接触のシーケンスが所定のシーケンスと合致するとき、第2の事象を記録させる。害虫/害獣防除装置は、電子制御装置に電気接続された第1の視覚的インジケータを含むことができ、電子制御装置は、センサパッド接触のシーケンスが所定のシーケンスと合致するとき、第1の視覚的インジケータを作動させるよう構成され得る。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、電子制御装置に電気接続された第2の視覚的インジケータを含み得り、電子制御装置は、電気出力信号が害虫/害獣の存在を示すとき、第1の視覚的インジケータ及び第2の視覚的インジケータを作動させるよう構成され得る。
一部の実施形態では、複数の命令は、さらに、プロセッサに、少なくとも1つのセンサパッドの静電容量測定値の差が第2の所定の閾値を上回るか否かを判定させ、差が第2の所定の閾値未満のとき、カウンタを更新させる。一部の実施形態では、複数の命令は、さらに、プロセッサに、差が第2の所定の閾値より大きい場合、電気出力信号に基づき、センサパッド接触のシーケンスを求めさせ、センサパッド接触のシーケンスを所定のシーケンスと比較させ、センサパッド接触のシーケンスが所定のシーケンスと合致するとき、第2の事象を記録させる。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、害虫/害獣防除装置の動きを示す電気出力信号を生成するよう動作可能な位置センサを含み得る。一部の実施形態では、複数の命令は、プロセッサに、位置センサから電気出力信号を受信させ、電気出力信号に基づき、害虫/害獣防除装置が所定の期間、第1の位置に存在したか否かを判定させ、害虫/害獣防除装置が所定の期間、第1の位置に存在したとき、電気出力信号に基づき、害虫/害獣防除装置の偏角を求めさせ、害虫/害獣防除装置の偏角を所定の角度閾値と比較させ、偏角が所定の角度閾値より大きいとき、出力信号を生成させる。
他の側面によれば、害虫/害獣を監視する方法が開示される。上記方法は、静電容量センサアレイから電気出力信号を生成するステップと、静電容量センサアレイから電気出力信号を受信するステップと、電気出力信号に基づき、静電容量測定値を求めるステップと、センサパッドの静電容量測定値に基づき、各センサパッドのベースラインを計算するステップと、少なくとも1つのセンサパッドの静電容量測定値と、対応するベースラインの差が第1の所定の閾値を上回るか否かを判定するステップと、第1の所定の閾値を上回るとき、カウンタを更新するステップと、カウンタが所定のリミットを上回るとき、害虫/
害獣の存在を示す事象を記録するステップとを含む。
一部の実施形態では、複数の命令は、さらに、プロセッサに下式を使用して各ベースラインを計算させる。
ここで、「Kf」は、電子制御装置のメモリデバイス内に保存されたパラメータであり得り、「Cmeas」は、1つのセンサパッドの電気出力信号に対応する静電容量測定値であり得り、「A(旧)」は、メモリ内に保存された変数であり得る。
一部の実施形態では、方法は、電気出力信号が人間の存在を示すとき、第2の事象を記録するステップを含み得る。
一部の実施形態では、方法は、少なくとも1つのセンサパッドの静電容量測定値と、対応するベースラインの差が第2の所定の閾値を上回るか否かを判定するステップと、差が第2の所定の閾値未満のとき、カウンタを更新するステップとを含み得る。方法は、差が第2の所定の閾値より大きいとき、電気出力信号に基づき、センサパッド接触のシーケンスを求めるステップと、センサパッド接触のシーケンスを所定のシーケンスと比較するステップとを含み得る。一部の実施形態では、第2の事象を記録するステップは、センサパッド接触のシーケンスが所定のシーケンスと合致するかを判定するステップを含み得る。
本開示の他の側面によれば、害虫/害獣防除システムが開示される。システムは、害虫/害獣を収容するよう寸法設計されたチャンバを含むステーションと、ステーションに結合された制御装置とを含む。制御装置は、複数のセンサパッドを含み、各センサパッドの状態を示す電気出力信号を生成するよう構成された静電容量センサアレイと、静電容量センサアレイに電気接続された電子制御装置とを含む。電子制御装置は、静電容量センサアレイから電気出力信号を受信し、少なくとも1つの電気出力信号が害虫/害獣の存在を示すとき、第1の事象を記録するよう構成される。一部の実施形態では、電子制御装置は、少なくとも1つの電気出力信号が人間の存在を示すとき、第2の事象を記録するよう構成される。
一部の実施形態では、システムは、ステーションのチャンバに配置された餌を含む。また、一部の実施形態では、防除装置は、さらに、ステーションの動きを示す電気出力信号を生成するよう動作可能な位置センサをさらに含み得る。電子制御装置は、位置センサからの電気出力信号に基づき、動き事象を記録するよう構成され得る。
一部の実施形態では、制御装置は、温度センサをさらに含み得る。
本開示の他の側面によれば、害虫/害獣防除システムが開示される。上記システムは害虫/害獣防除装置を含む。害虫/害獣防除装置は、害虫/害獣の存在を示す電気出力信号を生成するよう動作可能なセンサアレイと、害虫/害獣防除装置の位置を示す複数の電気出力信号を生成するよう動作可能な姿勢(orientation)センサと、センサアレイ及び位置センサに電気接続された電子制御装置とを含む。電子制御装置は、プロセッサと、複数の命令を含むメモリとをさらに含み、複数の命令は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、位置センサから電気出力信号を受信させ、電気出力信号に基づ
き、害虫/害獣防除装置が所定の期間、第1の位置に存在したか否かを判定させ、害虫/害獣防除装置が所定の期間、第1の位置に存在したとき、電気出力信号に基づき、害虫/害獣防除装置の偏角を求めさせ、害虫/害獣防除装置の偏角を所定の角度閾値と比較させ、偏角が所定の角度閾値より大きいとき、出力信号を生成させる。
一部の実施形態では、位置センサは加速度センサであり得る。一部の実施形態では、害虫/害獣防除システムはさらに、害虫/害獣トラップ装置を含み、害虫/害獣防除装置は、害虫/害獣トラップ装置と結合されるよう構成される。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、さらに、外部ケーシングと、外部ケーシングに回転可能に結合された支持脚とを含み、支持脚は、害虫/害獣トラップ装置の下に配置されるよう寸法設計されたパネルを含む。一部の実施形態では、支持脚は、複数の取り付けアームのうちのいずれかの取り付けアームを介して外部ケーシングに結合されることができ、複数の取付けアームは、外部ケーシングの側壁沿いに延在する。
一部の実施形態では、害虫/害獣トラップ装置は、軸を中心に回転可能なヒンジ固定された棒を含む。一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、外部ケーシングと、ヒンジ固定された棒が軸を中心に回転したとき、害虫/害獣防除装置がヒンジ固定された棒とともに動くよう、ヒンジ固定された棒と嵌合する少なくとも1つのクリップとを含み得る。
一部の実施形態では、害虫/害獣トラップ装置は、さらに、基部と、基部に回転可能に結合された回転部材とを含み、害虫/害獣防除装置は、回転部材の上面に取り付けられる。
本開示の他の側面によれば、害虫/害獣防除システムが開示される。上記システムは、害虫/害獣防除装置と害虫/害獣防除装置とを含む。害虫/害獣防除装置は、害虫/害獣トラップ装置と結合されるよう構成される。害虫/害獣防除装置は、静電容量センサアレイと電気接続された電子制御装置を含む。電子制御装置は、さらに、静電容量センサアレイから電気出力信号を受信し、各電気出力信号に基づき、各センサパッドの静電容量測定値を求め、静電容量測定値に基づき、センサパッドのベースラインを計算し、少なくとも1つのセンサパッドの静電容量測定値と、対応するベースラインの差が第1の所定の閾値を上回るか否かを判定し、第1の所定の閾値を上回るとき、カウンタを更新し、カウンタが所定のリミットを上回るとき、害虫/害獣の存在を示す事象を記録するよう構成される。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、複数のセンサパッドを含む静電容量センサアレイを含む。静電容量センサアレイは、各センサパッドの状態を示す電気出力信号を生成するよう構成され得る。一部の実施形態では、電子制御装置は、静電容量センサアレイから電気出力信号を受信し、少なくとも1つの電気出力信号が害虫/害獣の存在を示すとき、第1の事象を記録するよう構成され得る。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、さらに、外部ケーシングと、外部ケーシングに回転可能に結合された支持脚とを含み、支持脚は、害虫/害獣トラップ装置の下に配置されるよう寸法設計されたパネルを含む。一部の実施形態では、害虫/害獣トラップ装置は、軸を中心に回転可能なヒンジ固定された棒を含み得る。一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置は、外部ケーシングと、ヒンジ固定された棒が軸を中心に回転したとき、害虫/害獣防除装置がヒンジ固定された棒とともに動くよう、ヒンジ固定された棒と嵌合する少なくとも1つのクリップとを含み得る。
一部の実施形態では、支持脚は、複数の取り付けアームのうちのいずれかの取り付けア
ームを介して外部ケーシングに結合され、複数の取付けアームは、外部ケーシングの側壁沿いに延在する。
他の側面によれば、害虫/害獣を監視する方法が開示される。上記方法は、害虫/害獣トラップ装置に着脱可能に結合された害虫/害獣防除装置の姿勢センサからの複数の姿勢値を記録するステップであって、各姿勢値は、害虫/害獣防除装置の姿勢に対応する(x,y,z)座標を含む、ステップと、複数の姿勢値に基づき、害虫/害獣防除装置が安定しているか否かを判定するステップと、害虫/害獣防除装置が安定している場合、害虫/害獣防除装置の姿勢を求めるステップと、害虫/害獣防除装置の姿勢に基づき、害虫/害獣トラップ装置のトラップ状態を決定するステップと、害虫/害獣トラップ装置のトラップステータスを決定するために、遠隔システムにトラップ状態を送信するステップとを含む。
一部の実施形態では、複数の姿勢値を記録するステップは、さらに、所定の時間間隔の経過後、所定数の姿勢値が記録されるまで、姿勢センサからの各姿勢値を記録するステップを含む。
一部の実施形態では、所定数の姿勢値は、少なくとも8つの姿勢値である。
一部の実施形態では、複数の姿勢値に基づき、害虫/害獣防除装置が安定しているか否かを判定するステップは、(x,y,z)座標のそれぞれについて、複数の姿勢値から最大姿勢値及び最小姿勢値を求めるステップと、(x,y,z)座標のそれぞれについて、複数の姿勢値の最大姿勢値と最小姿勢値の差を求めるステップと、全ての差が、第1の所定の閾値のセット以下であるか否かを判定するステップと、全ての差が第1の所定の閾値のセット以下の場合、(x,y,z)座標のそれぞれについて、複数の姿勢値の平均姿勢値を求めるステップと、平均姿勢値の(x,y,z)座標を新たな安定な姿勢値とともに保存し、害虫/害獣防除装置が安定していることを示すステップとを含む。
一部の実施形態では、複数の姿勢値に基づき、害虫/害獣防除装置が安定しているか否かを判定するステップは、(x,y,z)座標のそれぞれについて、複数の姿勢値から最大姿勢値及び最小姿勢値を求めるステップと、(x,y,z)座標のそれぞれについて、最大姿勢値と最小姿勢値の差を求めるステップと、差の和が、第1の所定の閾値以下であるか否かを判定するステップと、差の和が第1の所定の閾値以下の場合、(x,y,z)座標のそれぞれについて、複数の姿勢値の平均姿勢値を求めるステップと、平均姿勢値を新たな安定な姿勢座標に更新するステップとを含む。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置が安定している場合、害虫/害獣防除装置の姿勢を求めるステップは、前回の安定な姿勢値の(x,y,z)座標を特定するステップと、新たな安定な姿勢値の(x,y,z)座標を使用して、害虫/害獣防除装置の偏角を求めるステップと、偏角が第2の所定の閾値を上回るか否かを判定するステップと、第2の所定の閾値を上回る場合、トラップ状態を更新するステップと、前回の安定な姿勢値を、新たな安定な姿勢値によって更新するステップとを含む。
一部の実施形態では、害虫/害獣防除装置の偏角を計算するステップは、下式を使用することを含む。
ここで、「Ax」、「Ay」、「Az」は、新たな安定な姿勢値の(x,y,z)座標であり、「Bx」、「By」、「Bz」は、前回の安定な姿勢の(x,y,z)座標である。
詳細な説明は、特に、以下の図面を参照する。
図1は、害虫/害獣防除システムの斜視図である。 図2は、図1の線2−2沿いに取られた図1の害虫/害獣防除ステーションの断面平面図である。 図3は、図2の防除ステーションの害虫/害獣防除装置の斜視図である。 図4は、図3の害虫/害獣防除装置のブロック図である。 図5は、図3の害虫/害獣防除装置の静電容量センサアレイの平面図である。 図6は、図3の害虫/害獣防除装置の制御ルーチンの簡略なフローチャートである。 図7は、図6の制御ルーチンのサブルーチンの一実施形態の簡略なフローチャートである。 図8は、図6の制御ルーチンのサブルーチンの他の実施形態の簡略なフローチャートである。 図9は、図8のサブルーチンのさらなるサブルーチンの簡略なフローチャートである。 図10は、図6の制御ルーチンのサブルーチンの他の実施形態の簡略なフローチャートである。 図11a及び図11bは、図10のサブルーチンのさらなるサブルーチンの簡略なフローチャートである。 図12は、害虫/害獣防除装置の他の実施形態と、害虫/害獣トラップ装置とを含む害虫/害獣防除システムの他の実施形態の斜視図である。 図13は、図12の害虫/害獣防除装置の上方から見た斜視図である。 図14は、図12の害虫/害獣防除装置の支持脚の下方から見た斜視図である。 図15は、図12の害虫/害獣防除装置の支持脚の側面図である。 図16〜図18は、動作中の図12のシステムの側面図である。 図19は、図12のシステムの制御アルゴリズム又はルーチンの簡略なブロック図である。 図20は一体的なクリップを介して害虫/害獣トラップ装置に結合されるよう構成された害虫/害獣防除装置の他の実施形態の斜視図である。 図21〜図23は、動作中の図20のシステムの側面図である。 図24は一体的なアームを介して害虫/害獣トラップ装置に結合された害虫/害獣防除装置の他の実施形態の斜視図である。 図25〜図27は、動作中の図24のシステムの側面図である。 図28は一体的な溝を介して害虫/害獣トラップ装置に結合された害虫/害獣防除装置の他の実施形態の斜視図である。 図29〜図31は、動作中の図28のシステムの側面図である。 図32はトムキャットバネ式(snap)トラップ装置上に取り付けられた、図3の害虫/害獣防除装置の他の実施形態の斜視図である。 図33は、図12のシステムの制御アルゴリズム又はルーチンの簡略なブロック図である。
本開示の概念は様々に改変及び変形され得るが、本明細書及び図面では、具体的な実施形態を例として詳細に説明する。しかし、本開示の概念を開示されている具体的な形態に限定する意図はなく、反対に、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の趣旨及び範囲に含まれるあらゆる改変形態、均等物、及び代替形態が包含されるものとする。
図1を参照すると、害虫/害獣防除ステーション10を含む害虫/害獣防除システムが示されている。図示の実施形態では、害虫/害獣防除ステーション10は、特定の場所を監視するよう構成されたげっ歯類防除ステーション10である。ステーション10は、ハウジング12、及びハウジング12内に配置された害虫/害獣防除装置14を含む。後に詳述されるように、害虫/害獣防除装置14は、ステーション10内のげっ歯類の存在を検出し、その存在をアンテナ18を介して無線で遠隔システム16に報告するよう構成されている。他の実施形態では、害虫/害獣防除装置14はさらに、げっ歯類を捕獲及び/又は駆除する害虫/害獣トラップ装置を含み得る。害虫/害獣トラップ装置の例は図12に示されている。
ステーション10はさらに、害虫/害獣が食べることができる物質の形態の餌20を含む。一部の実施形態では、害虫/害獣が食べることができる物質は殺鼠剤を含み得る。他の実施形態では、餌20は疑似餌又は他の害虫/害獣を引き付ける物質であってもよい。他の実施形態では、ステーション10は餌を含まなくてもよい。
また、防除ステーションは、例えばシロアリ、トコジラミ、他の昆虫、又は他の問題となる害虫/害獣等の他の害虫/害獣の存在を監視するよう構成されてもよい。他の実施形態では、防除ステーションは特定の害虫/害獣用のセンサを含み得る。また、防除ステーションは、特定の害虫/害獣が食べることができる物質の形態の餌を含み得る。さらに、餌は殺虫剤又は他の特定の害虫/害獣用の駆除剤を含み得る。
ハウジング12は、例えば硬い丈夫なプラスチックから形成されるが、他の実施形態では、任意の耐環境材料から形成されてもよい。ステーション10のハウジング12は、内室24を囲う複数の外壁22を含む。害虫/害獣防除装置14及び餌20は、内室24内に配置される。図示の実施形態では、害虫/害獣は、向かい合う各壁22に設けられた円形の開口部26からステーション10内に入り得る。
ステーション10は、さらに、ハウジング12にヒンジ固定された蓋(cover)28を含む。蓋28は、例えば、ハウジングと同じ材料から形成される。蓋28は、図1に示される閉じた位置と、開いた位置(不図示)との間で移動することができ、開いた位置では、メンテナンス又は他のサービスのために内室24、よって防除装置14及び餌20にアクセスすることができる。他の実施形態では、蓋はハウジングから取り外し可能であってもよいことを理解されたい。他の実施形態では、ステーション10から蓋を省いてもよい。
図2に示されるように、ハウジング12の内室24の通路30は、開口部26をつなぐ。内室24は、内壁32によって通路30と、餌20を保持する餌室34とに分割される。内壁32は、害虫/害獣が通路30から餌室34に入り、餌室34内の餌20に到達することを可能にする開口部36を含む。図示の実施形態では、内壁32は不規則な形状を有し、内室24は、均等に通路30と餌室34とに分割されていない。他の実施形態では、内室24は異なる配置の通路及び分室を含み得ることを理解されたい。他の実施形態で
は、内室24は単一のチャンバのみから構成されてもよい。
図2に示されるように、害虫/害獣防除装置14は、ハウジング12の床42に形成されたスロット40内に埋め込まれる。スロット40(及び害虫/害獣防除装置14)は、通路30内の開口部36の正面の位置に配置される。このようにすることで、餌室34に入って出ていく害虫/害獣は害虫/害獣防除装置14の上又は付近を通過し、後に詳述するように、防除装置14は害虫/害獣を検出することができる。一部の実施形態では、餌は、センサ上にげっ歯類をおびき寄せるために、防除装置14のセンサ上のコップ又は皿の中に配置されてもよい。図示の実施形態では、害虫/害獣防除装置14は、交換又はメンテナンスのためにスロット40から取り外すことができる。他の実施形態では、害虫/害獣防除装置14はハウジング12と一体的に形成されてもよく、又は他の態様でハウジング12から取り外し不可でもよい。
上記したように、害虫/害獣防除装置14は、ステーション10内のげっ歯類の存在を検出し、その存在をアンテナ18を介して無線で遠隔システム16に報告するよう構成される。図1及び図2に示されるように、アンテナ18は、一本のまっすぐな可撓性金属ワイヤーからなるホイップアンテナである。アンテナ18は、基端においてコネクタ44を介して害虫/害獣防除装置14に接続される。このようにすることで、害虫/害獣防除装置14をアンテナ18から切り離すことができる。他の実施形態では、害虫/害獣防除装置14及びアンテナ18は単一のユニットとして形成されてもよい。他の実施形態では、アンテナ18は、より高さの低いヘリカルアンテナ、害虫/害獣防除装置14内のハードウェア回路、又は害虫/害獣防除装置14とシステム16との間で信号を送受信可能な他の種類のアンテナであってもよい。
図3に示されるように、アンテナコネクタ44は、害虫/害獣防除装置14の外部ケーシング52の後壁50から外側に伸びる。外部ケーシング52は、一対の発光ダイオード(LED)56、58を含む電子部品54を収容する。図示の実施形態では、LED56、58は、ケーシング52の上面60に設けられた開口部内に配置され、害虫/害獣防除装置14の状態を示すために異なる色(それぞれ赤色及び緑色)を発するよう構成される。他の実施形態では、他の色又は同じ色を発するLEDが使用されてもよい。他の実施形態では、害虫/害獣防除装置14の状態を視覚的に又は聴覚的に示すために他のインジケータが使用され得る。
ケーシング52は、例えば、浸水、ほこり、土、落ち葉、湿気、及びごみを含む環境因子から電子部品54を保護するプラスチック材料から形成される。他の実施形態では、ケーシング52に他の材料が用いられてもよいことを理解されたい。ケーシング52は、約50mm×75mm×15mmの寸法を有する。他の実施形態では、ケーシング52(及び害虫/害獣防除装置14)は、例えば害虫/害獣の性質及び監視環境に依存して、より大きくても小さくてもよい。
次に、図4を参照すると、害虫/害獣防除装置14の電子部品54が簡略なブロック図によって示されている。図示の実施形態では、電子部品54は、回路及び回路網、並びに害虫/害獣防除装置14の動作を制御するよう構成された電子制御ユニット(ECU)又は「電子制御装置」62等の電子機器を含む。ECU62は、例えば、テキサス州、ダラスのTexas Instrumentsから販売されているMSP430シリーズのマイコン(microcontroller)等の低消費電力マイコン機器として具現化される。他の実施形態では、他の市販されているマイコン、ディスクリート処理回路(例えば、論理デバイスの集合)、汎用IC、及び/又は特定用途向けIC(すなわち、ASIC)が、害虫/害獣防除装置14の動作を制御するために使用され得る。図示の実施形態では、LED56、58を含む他の電子部品54は、プリント基板のトレース、ワイヤー
、及びケーブル等の多数の通信リンク64を介してECU62と電気接続される。
電子部品54は、コネクタ44を介してアンテナ18に接続されたトランシーバーアレイ66を含む。トランシーバーアレイ66は、無線周波数を使用し、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を介してECU62のためにデータを送信及び/又は受信するよう構成される。図示の実施形態では、トランシーバーアレイ66は、免許不要の915MHzのISM(Industrial, Scientific, and Medical)周波数帯域で通信することができる。したがって、トランシーバーアレイ66は、任意の数の回路及び電子機器(例えば、RFトランシーバー及びデュプレクサ)を含み得る。図示の実施形態では、アレイ66のRFトランシーバーは低消費電力トランシーバーであり、例えば、テキサス州、ダラスのTexas Instrumentsによって販売されているSimplelink CC1200 RF Transceiverである。他の実施形態では、トランシーバーアレイはセルラーネットワークを使用して送受信を行うよう構成され得ることを理解されたい。他の実施形態では、害虫/害獣センサは、遠隔システムとデータを送受信するための別個の送信機及び受信機を含み得る。他の実施形態では、害虫/害獣センサは、ケーブルを介して通信ネットワークに配線で接続されるよう構成されてもよい。
図4に示されるように、害虫/害獣防除装置14は、害虫/害獣防除装置14の上をげっ歯類が通過すると電気出力信号を生成するよう構成された静電容量センサアレイ70を含む。センサアレイ70は、例えば、サイコロの「5」の面と似た「X」状のパターンに配置された5つのセンサパッド72を含む。各パッド72は実質的に円形であり、弛張発振回路(不図示)を介してECU62の特定のピンに接続される。さらに、各パッド72は、ケーシング52の上面60(すなわち、げっ歯類が接触する面)側に向いた面74において高い感度を有し、上面60の反対側に向いた面76(図5参照)においてより低い感度を有するよう構成される。図示の実施形態では、感度の差は、パッドの直径の選択、パッドと隣接グランド領域との間の間隔設定、及び各パッド72の面76上への接地パターンの付加によって達成される。図5に示されるように、接地パターンはクロスハッチパターン78の形態を有する。他の実施形態では、他のセンサアレイが使用され得ることを理解されたい。
アレイ70の各パッド72は銅から形成されているが、他の実施形態では、酸化インジウムスズ(ITO)及び印刷インクが使用されてもよい。図示の実施形態では、アレイ70は、物体(げっ歯類等)がパッド72のうちの1つの上を通過し、該パッド72とそのグランド層との間の誘電場を変化させるとき、電気出力信号を生成するよう構成される。誘電場の変化に対応する信号がECU62に送信され、ECU62は、この情報を後に詳述されるように使用する。
図4に示されるように、害虫/害獣防除装置14は、さらに、監視場所及び害虫/害獣防除装置14に関する情報を提供するための多数の環境センサを含む。環境センサは、ステーション10の周囲環境の温度を測定するよう構成された温度センサ80を含む。図示の実施形態では、温度センサはデジタルセンサであり、例えば、STMicroelectronicsによって販売されているSTLM75である。温度センサ80は温度測定を行い、測定結果を表す信号をECU62に送信するよう構成される。
防除装置14の電子部品54は、さらに、ステーション10の動きを検出するよう構成された位置/姿勢センサ84を含む。図示の実施形態では、姿勢センサ84は3軸デジタル加速度センサであり、例えば、Freescaleによって販売されているMMA8652である。センサ84は防除装置14の動きを検出し、その動きを表す信号をECU62に送信する。センサ84がステーション10内に配置されており、ステーション10が
動いた場合、センサ84はその動きを検出してECU62に信号を送信する。さらに、センサ84は、ステーション10内へのげっ歯類の侵入、及び/又はげっ歯類トラップの作動を検出するよう構成され得る。
他の実施形態では、位置センサ84は、地面に固定された又は他の態様でステーション10から分離された磁気アンカーへのセンサ84(よってステーション10)の近さを検出するホール効果センサであり得る。このような実施形態では、磁気アンカーに対してステーション10が移動すると、センサ84はその移動を表す信号を生成し、その信号をECU62に送信する。磁気アンカーがハウジング12内に組み込まれている場合、ホール効果センサは、位置センサ84がステーション10内で適切に配置されているかの判定のためにも使用することができる。他の実施形態では、位置センサ84は省かれ得ることを理解されたい。
他の実施形態では、害虫/害獣防除装置14は他の環境センサ82を含み得る。かかるセンサ82は、湿度、空気質、湿気、又は防除装置14の動作、餌20の状態、及び/又はステーション10の状態に影響を及ぼす可能性がある他の因子を測定し得る。
図4に示されるように、防除装置14はローカルバッテリ86によって給電される。図示の実施形態では、バッテリ86は交換不能な塩化チオニルリチウム電池である。他の実施形態では、他の種類のバッテリが使用され得ることを理解されたい。他の実施形態では、防除装置14は外部電源を使用してもよい。
防除装置14は、さらに、磁気源、例えばメンテナンス中に存在し得る磁気棒等を検出するよう構成された近接センサ88を含む。図示の実施形態では、近接センサ88は、磁気源の存在を表す信号を生成し、その信号をECU62に送信するホール効果センサである。他の実施形態は、ステーション10内のげっ歯類の存在を検出するためのより多くの又はより少ない部品を含む異なる検出機構を備え得る。
上記したように、電子部品54はECU62と接続され、ECU62と通信する。ECU62は基本的に、防除装置14に関連付けられたセンサによって送信される電気信号を解釈し、また、防除装置14に関連付けられた電子制御部品を起動し又はこれらの部品に電圧を印加するマスターコンピュータである。例えば、ECU62は、LED56、58及びトランシーバーアレイ66の動作を制御するよう構成される。さらに、ECU62は、静電容量センサアレイ70及びセンサ80、84、88からの各種の信号を監視し、防除装置14の各種の動作をいつ実行すべきかを決定する。図6及び図7を参照して後に詳述されるように、ECU62は、害虫/害獣の活動及びステーション10に関する他の情報が遠隔システム16に伝達されるよう、防除装置14の部品を制御することができる。
そのために、ECU62は、エレクトロメカニカルシステムの制御において使用される電子ユニットに一般的に関連付けられる多数の電子部品を含む。例えば、ECU62は、かかる装置に慣用的に使用される他の部品に加えて、マイクロプロセッサ90等のプロセッサ、及びイレーサブルPROM(EPROM又はEEPROM)を含むプログラム可能リードオンリーメモリデバイス(「PROM」)等のメモリデバイス92を含む。メモリデバイス92は、他の情報に加えて、マイクロプロセッサ90が実行することによって、ECU62が防除装置14の動作を制御することを可能にする1つ又は複数のソフトウェアルーチン等の形態の命令を保存する。
ECU62は、さらにアナログインターフェイス回路94を含む。アナログインターフェイス回路94は、各種のセンサ(例えば、近接センサ88及び静電容量センサアレイ70)からの出力信号を、マイクロプロセッサ90の入力への供給に適した信号に変換する
。具体的には、アナログインターフェイス回路94は、アナログ−デジタル(A/D)コンバータ(不図示)等を使用することによって、センサによって生成されたアナログ信号をマイクロプロセッサ90が使用するためのデジタル信号に変換する。A/Dコンバータは、個別のデバイス又は複数のデバイスとして具現化されてもよく、又はマイクロプロセッサ90に組み込まれてもよい。デジタル出力信号を生成する防除装置14のセンサについては、アナログインターフェイス回路94はバイパスされ得る。
同様に、アナログインターフェイス回路94は、マイクロプロセッサ90からの信号を、防除装置14の電子制御部品(例えば、LED56、58)への供給に適した出力信号に変換する。具体的には、アナログインターフェイス回路94は、デジタル−アナログ(D/A)コンバータ(不図示)等を使用することによって、マイクロプロセッサ90によって生成されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。上記A/Dコンバータと同様に、D/Aコンバータは個別のデバイス又は複数のデバイスとして具現化されてもよく、又はマイクロプロセッサ90に組み込まれてもよい。デジタル入力信号によって動作する電子制御部品については、アナログインターフェイス回路94はバイパスされ得る。
このように、ECU62は防除装置14の動作を制御することができる。具体的には、ECU62は、ECU62が防除装置14に関連付けられたセンサの出力を監視し、防除装置14に関連付けられた電子制御部品への入力を制御する制御スキーム等を含むルーチンを実行する。そのために、ECU62は、防除装置14に関連付けられたセンサと通信し、多数の他の項目に加えて、パッド72の状態、環境温度、及び装置14の動き等を求める。これらのデータを使用し、ECU62は、遠隔システム16とデータを送受信する、及びLED56、58に電圧を印加する等の機能を実行するためのアルゴリズムを実行するために、予めプログラムされていたテーブル内の値のルックアップを含む、継続的な又は断続的な多数の計算を行う。他の実施形態では、ECUは、FPGA(field programmable gate array)若しくは他のプログラマブル・ロジック・デバイス、DSP(digital signal processor)、ASIC(application specific integrated circuit)、又は本明細書に記載される機能を実行するよう設計された任意の他の構成として実現され得る。
バッテリの電力を浪費しない(conserve)ために、ECU62は、動作間で省電力モードに入るよう構成される。図示の実施形態では、ECU62は、100ms毎に省電力モードを脱し、図6に示される制御ルーチン100と同様な制御ルーチンを実行する。なお、ルーチン100の動作ブロックは特定の順番に示されているが、ECU62は、図示される動作のうちの1つ又は複数を同時に又は図6に示される順番とは異なる順番で実行してもよい。また、他の実施形態では、1つ又は複数の動作ブロックが省かれてもよい。
ルーチン100は、ECU62が静電容量センサアレイ70を監視し、活動があるか否かを判定するブロック102から開始する。そのために、ECU62は図7に示されるサブルーチン200を実行する。サブルーチン200は、ECU62が静電容量センサアレイ70の各パッド72の静電容量を測定するブロック202から開始する。ブロック202において、ECU62は、各パッド72に接続された5つの弛張発振回路のそれぞれの周波数を別々に測定する。各発振回路の周波数は、対応するパッド72とグランド領域との間の静電容量と逆相関する。上記したように、げっ歯類がパッド72の近くに位置したり、その上を通過したりすると、パッド72及びグランド領域によって形成されるコンデンサの比誘電率に影響を及ぼし、コンデンサの静電容量、したがって発振回路の周波数出力が変化する。ECU62が各パッド72の静電容量の測定をした後、サブルーチン200はブロック204に進む。
ブロック204において、ECU62は、各パッドの測定された静電容量に基づき、パッド72ごとに新たなベースラインを計算する。図示の実施形態では、ECU62は、ベースラインを環境に適合させるレートを変更するためにプログラム可能な時定数(Kf)を使用する下式(1)及び(2)を実行する。
各ベースライン値及び各変数A(新)の値は、ECU62が後に使用するためにメモリ内に保存される。後に詳述されるように、パラメータKfは、環境因子及び害虫/害獣防除装置14によって記録された過去の活動に基づき遠隔システム16によって変更または更新され得る。
ブロック206において、ECU62は、ブロック202で測定された各静電容量をブロック204で計算された対応する新しい/適合させたベースライン値と比較し、これらの値の差を計算する。ブロック202において測定された各静電容量と、適合させたベースライン値との上記比較は、害虫/害獣の活動を検出するために必要な感度及び正確性を維持しつつ、環境の緩やかな変化にセンサを適合させることを可能にする。このようにすることで、ECU62は、各パッド72に対応する5つの差値を取得する。その後、サブルーチン200はブロック208に進む。
ブロック208において、ECU62は、計算された差のいずれかが保存された「害虫/害獣値」閾値を上回るか否かを判定する。害虫/害獣値閾値はプログラム可能であり、他の因子に加えて、げっ歯類の性質及びステーション周囲の環境に基づき決定される。害虫/害獣値閾値は、環境因子及び害虫/害獣防除装置14によって記録された過去の活動に基づき遠隔システム16によって変更または更新され得る。各パッド72は、同じ又は異なる害虫/害獣値閾値を有し得る。計算された差がいずれも対応する害虫/害獣値閾値を上回らない場合、サブルーチン200は終了する。少なくとも1つの計算された差が対応する害虫/害獣値閾値を上回る場合、サブルーチン200はブロック210に進む。
ブロック210において、ECU62は、計算された差のいずれかが保存された「人間値」閾値を上回るか否かを判定する。人間値閾値はプログラム可能であり、サービス員又は他の人間が害虫/害獣防除装置14に意図的に干渉しているか否かを判定するために使用される。人間値閾値は遠隔システム16によって変更又は更新され得る。各パッド72は、同じ又は異なる人間値閾値を有し得る。いずれの計算された差も対応する人間値閾値を上回らない場合、サブルーチン200はブロック212に進む。少なくとも1つの計算された差が対応する人間値閾値を上回る場合、サブルーチン200はブロック214に進む。
ブロック212において、ECU62はパッド72のソフトウェアカウンタを更新し、サブルーチン200はブロック216に進む。ブロック216において、各パッド72に関連付けられたソフトウェアカウンタが、メモリに保存されたカウンタ・リミット・パラメータと比較される。カウンタ・リミット・パラメータは遠隔システム16によって変更又は更新され得る。各パッド72は、同じ又は異なるカウンタ・リミット・パラメータを有し得る。いずれかのカウンタが対応するカウンタリミットを上回る場合、ブロック218において、ECU62は害虫/害獣事象をメモリに保存し、後に詳述されるように、ブ
ロック220において、害虫/害獣検出を視覚的に表示するためにLED56、58の一方又は両方を作動する。このようにすることで、げっ歯類が単一のパッド72に接触する場合であっても、害虫/害獣事象を記録することができる。全てのカウンタが対応するカウンタリミット未満の場合、サブルーチン200は終了する。
上記したように、パッドの静電容量とそのベースラインとの差のうちの少なくとも1つが対応する人間値閾値を上回る場合、サブルーチン200はブロック214に進む。ブロック214において、ECU62は、パッドの打撃又は接触のシーケンスを決定するアルゴリズムを実行する。ブロック222において、このシーケンスは、げっ歯類が防除装置14の近くにいる場合に生じづらいと考えられる予め定められたパッド打撃のシーケンスと比較される。例えば、図示の実施形態では、打撃のシーケンスは、人間が「X」の字を描くように静電容量センサアレイ70を横断して指を滑らす動きに対応し得る(5つのパッド全てに当たったことを示す)。他の実施形態では、シーケンスは他の幾何学的形状、例えば正方形に対応し得る(外側の4つのパッドに当たったことを示す)。接触のシーケンスが所定のシーケンスと合致する場合、サブルーチン200はブロック224に進む。接触のシーケンスが所定のシーケンスとは異なる場合、サブルーチン200は終了する。他の実施形態では、サブルーチン200は害虫/害獣事象の可能性に関連付けられたソフトウェアカウンタをインクリメントさせるためにブロック212に進んでもよい。
ブロック224において、ECU62はメモリにサービス事象を記録し、サブルーチン200は、サービス事象の検出の視覚的表示を提供するためにECU62がLED56、58の一方又は両方を作動させるブロック220に進む。例えば、サービス事象又は人間による防除装置14への他の干渉の検出が成功したことを示すには、緑色LED58のみが点灯され得る。ブロック218において害虫/害獣事象が検出された場合、LED56、58の両方が同時に点灯するよう作動される。
図6に示されるように、サブルーチン200の終了時、ルーチン100はブロック104に進み得る。ブロック104において、ECU62は、温度センサ80及び位置センサ82を含む各種の環境センサを監視する。そのために、ECU62は温度センサ80からのデータにアクセスし、温度値をメモリ内に保存する。さらに、ECU62は加速度センサ84から受信されたデータにアクセスする。加速度センサ84から受信されたデータが動きを示す場合、ECU62はその事象をメモリに記録する。その後、ルーチン100はブロック106に進み得る。
ブロック106において、ECU62は磁気近接センサ88を監視する。センサ88が、例えば磁気棒等の磁気源の存在を検出する場合、ECU62はサービス事象をメモリに記録する。さらに、ECU62は防除装置14がその事象を検出したことを示すために、所定の順番でLED56、58の一方又は両方を作動させる。一部の実施形態では、ECU62はさらに、磁気源が検出された場合に全てのカウンタをクリアするよう構成されてもよい。その後、ルーチン100はブロック108に進み得る。
ブロック108において、ECU62は、アナログインターフェイス回路94を使用してバッテリ86の電圧をサンプリングする。その後、バッテリ86のおおよその充電状態を特定するためのアルゴリズムを使用して、測定された電圧はメモリ内に保存された閾値と比較される。その後、充電状態はメモリ内に保存され得る。その後、ルーチン100はブロック110に進み得る。
ブロック110において、害虫/害獣防除装置14は遠隔システム16と通信する。遠隔システム16は、通信ミドルウェア、データベース、及びアプリケーションソフトウェアを含み、害虫/害獣防除装置14とともにオンサイトに又はオフサイトに配置され得る
。害虫/害獣防除装置から受信されるデータを送信するための無線ネットワークの距離を延長するために、レンジエクステンダーが使用されてもよい。遠隔システム16はさらにベースステーションを含み得る。ベースステーションは、害虫/害獣防除装置から直接、又はレンジエクステンダーを介して間接的にデータを受信し、かつ、セルラー無線ネットワークを介してネットワーク・ベース・ユーティリティにデータを送信するトランシーバーを含み得る。さらに、ベースステーションはネットワーク・ベース・ユーティリティからデータを受信し、そのデータを害虫/害獣防除装置に直接又はレンジエクステンダーを介して間接的に送信し得る。ネットワーク・ベース・ユーティリティは、さらに管理ポータル、モバイル・サービス・インターフェイス、又は費用請求インターフェイス等の異なるインターフェイスと統合され得る。これらのインターフェイスを介して、データはさらに処理、解析、保存され得り、又はウェブサービス若しくはモバイルサービスにさらに送信され得る。ネットワーク・ベース・ユーティリティの一例は、Mesh Systems(商標)によって販売されているMeshVista(登録商標)である。
遠隔システム16にデータを送信するために、ECU62はトランシーバーアレイ66を作動させ、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)を介して遠隔システム16との接続を確立する。送信されるデータは、他のデータに加えて、記録された害虫/害獣事象、サービス事象、温度測定値、動きの記録、パッド72のベースライン値、及びバッテリ86の充電状態等を含み得る。害虫/害獣防除装置14は、さらに、LAN通信インフラの状態の指標を送信し得る。害虫/害獣防除装置14は、さらに、ネットワークへの接続に応じてLED56、58を作動及び停止させる。例えば、正常な接続を示すためにLED58が十秒間点灯される一方、ネットワークとの接続がないことを示すためにLED56が十秒間点灯されてもよい。
そして、遠隔システム16はデータを解釈し、更新されたパラメータを防除装置14に送り返してもよい。遠隔システム16は、例えば、防除装置14で多数の誤検知が記録された場合に害虫/害獣値閾値を更新し得る。更新されるパラメータは、プログラム可能な定数Kf、人間値閾値、害虫/害獣値閾値、及び各パッドのソフトウェア・カウンタ・リミットを含み得る。加えて、遠隔システム16は、サービス事象を示すために使用される所定のパッド接触シーケンスを変更し得る。ECU62は、省電力モードに戻る前に、ブロック112においてメモリ内に保存されたパラメータを更新する。
上記したように、ルーチン100は、ECU62が静電容量センサアレイ70を監視し、活動があるか否かを判定するブロック102を含む。ルーチン100は、特定のセンサにおいて活動があるか否かを判定するためにECU62が実行し得る他のサブルーチンを含み得る。図8は、かかるサブルーチンの一例を示す(以下、サブルーチン280と呼ぶ)。サブルーチン280は、ECU62が静電容量センサアレイ70の各パッド72の状態を決定するブロック282から開始する。図示の実施形態では、新たなパッド状態はベスト活動が存在することを示す「アクティブ」、又は害虫/害獣活動が存在しないことを示す「非アクティブ」であり得る。各パッド72の新たなパッド状態を決定するために、ECU62は、後に詳述される図9に示されるサブルーチン300を実行し得る。
ECU62が各パッド72の新たなパッド状態を決定した後、サブルーチン280は、各パッド72の新たなバッド状態が各パッドの前回のパッド状態と比較されるブロック284に進む。そのために、ECU62は、メモリ92内に保存されているアレイ70の前回の状態を検索し、前回の状態を新たな状態と比較し得る。いずれかのパッド72の新たな状態が該パッド72について記録された前回の状態と異なる場合、サブルーチン280はブロック286に進む。例えば、あるパッド72の新たな状態が「非アクティブ」であり、該パッド72の前回の状態が「アクティブ」として記録されていた場合、他のパッドの新たな状態が対応する前回の状態と同じであったとしても、サブルーチン280はブロ
ック286に進む。このように、単一のパッドの状態変化によってサブルーチン280はブロック286に進む。全てのパッド72の新たな状態がメモリ内に保存された前回の状態と同じ場合、サブルーチン280は終了し、ルーチン100は上記ブロック104に進み得る。
サブルーチン280のブロック286において、ECU62は、各パッド72の現在のパッド状態をブロック282において決定された各パッドの新たな状態と同じに設定し、サブルーチン280はブロック288に進む。ブロック288において、ブロック286において設定されたいずれかの現在のパッド状態が「アクティブ」の場合、ECU62は害虫/害獣事象を記録する。全ての現在のパッド状態が「非アクティブ」の場合、ECU62は害虫/害獣事象を記録しない。
ブロック288の完了後、サブルーチン280は、ECU62が現在のパッド状態を前回のパッド状態としてメモリ92内に保存するブロック290に進む。このようにすることで、ECU62が次にサブルーチン280を実行するとき、これらの状態を利用することができる。サブルーチン280はその後終了し、ルーチン100はブロック104に進み得る。
次に、図9を参照すると、サブルーチン280のブロック282における新たなパッド状態の決定の際に使用され得るサブルーチン300が例として示されている。サブルーチン300は、ECU62がクエリを行う静電容量センサアレイ70の1つのパッド72を選択するブロック302から開始する。パッド72を選択した状態で、サブルーチン300はブロック304に進む。ブロック304において、ECU62は、選択されたパッド72に接続された弛張発振回路の周波数を測定する。上記したように、各発振回路の周波数は、選択されたパッド72とグランド領域との間の静電容量と逆相関する。ECU62が選択されたパッド72の静電容量の測定をした後、サブルーチン300はブロック306に進む。
ブロック306において、ECU62は、ブロック304において測定された静電容量に基づき、選択されたパッド72の新たなベースラインを計算する。そのために、ECU62は上記式(1)及び(2)を使用して、環境に適合させたベースライン値を取得する。ECU62が新たなベースラインを計算した後、サブルーチン300は、ECU62がブロック304において測定された静電容量値を、ブロック306において計算された新たな/適合させたベースライン値と比較するブロック308に進む。ECU62はこれらの値の差を計算し、その後、サブルーチン300はブロック310に進む。
ブロック310において、ECU62は、計算された差が保存された「害虫/害獣値」閾値を上回るか否かを判定する。サブルーチン200と同様に、サブルーチン300の害虫/害獣値閾値はプログラム可能であり、他の因子に加えて、げっ歯類の性質及びステーション周囲の環境に基づき決定される。害虫/害獣値閾値は、環境因子及び害虫/害獣防除装置14によって記録された過去の活動に基づき遠隔システム16によって変更または更新され得る。各パッド72は、同じ又は異なる害虫/害獣値閾値を有し得る。選択されたパッド72の計算された差が該パッドの害虫/害獣値閾値を上回る場合、サブルーチン300はブロック312に進む。計算された差が害虫/害獣値閾値より低い場合、サブルーチン300はブロック314に進む。
ブロック312において、ECU62は、選択されたパッド72について計算された差が該パッドのための害虫/害獣値閾値を上回る場合、図9において「生の(未処理の)状態(raw condition)」と表される変数を「アクティブ」に設定する。代わりにブロック314を実行する場合、計算された差は害虫/害獣値閾値より低いので、E
CU62は選択されたパッド72の生の状態を「非アクティブ」に設定する。ブロック312又はブロック314の完了後、サブルーチン300はブロック316に進む。
ブロック316において、ECU62は、生の状態を、選択されたパッド72の前回のパッド状態と比較する。上記したように、静電容量センサアレイ70の前回のパッド状態はメモリ92内に保存されている。ECU62は、メモリから選択されたパッド72の前回のパッド状態を検索し、生の状態と比較する。生のパッド状態が前回のパッド状態と等しい又は同じ場合、サブルーチン300は、ECU62が選択されたパッド72のソフトウェアカウンタをゼロにリセットするブロック318に進み、サブルーチン300はブロック320に進む。選択されたパッド72の生のパッド状態が前回のパッド状態と等しく又は同じでない場合、サブルーチン300はブロック316から直接ブロック320に進む。
ブロック320において、選択されたパッド72に関連付けられたソフトウェアカウンタが、メモリに保存されたカウンタ・リミット・パラメータと比較される。カウンタ・リミット・パラメータは遠隔システム16によって変更又は更新されることができ、各パッド72は同じ又は異なるカウンタ・リミット・パラメータを有し得る。選択されたパッド72のカウンタが対応するカウンタリミットを上回る場合、サブルーチン300はブロック322に進む。選択されたパッド72のソフトウェアカウンタが対応するカウンタリミット未満の場合、サブルーチン300はブロック324に進む。
ブロック322において、ECU62は、選択されたパッド72の新たな状態を該パッドの生の状態と同じに設定する。例えば、生の状態が「アクティブ」の場合、ECU62は新たなパッド状態を「アクティブ」に設定する。その後、サブルーチン300はブロック322から後に詳述されるブロック328に進む。
ブロック320に戻り、選択されたパッド72のソフトウェアカウンタが対応するカウンタリミット未満の場合、サブルーチン300は、選択されたパッドのソフトウェアカウンタがインクリメントされるブロック324に進む。その後、サブルーチン300は、ECU62が選択されたパッドの新たな状態を、メモリ内に保存された前回の状態と同じに設定するブロック326に進む。サブルーチン300は、ブロック326からブロック328に進む。
ブロック328において、ECU62は、全てのパッド72の新たなパッド状態を決定し終えたか否かを解析する。ECU62がまだアレイ70内の全てのパッド72の新たなパッド状態を決定していない場合、サブルーチン300は、ECU62が別のパッド72を選択するブロック330に進み、その後サブルーチン300はブロック304に戻る。ECU62は、全てのパッド72の新たなパッド状態が決定されるまでブロック304からブロック328を繰り返し、その後サブルーチン300は終了する。図8のサブルーチン280は、その後、図8を参照して上記したサブルーチン280のブロック284に進み得る。
図10は、特定のセンサにおいて活動があったか否かを判定するために使用される別のサブルーチン(以下、サブルーチン370と呼ぶ)を示す。サブルーチン370は、ECU62が静電容量センサアレイ70の各パッド72の新たな状態を決定するブロック372から開始する。図示の実施形態では、新たなパッド状態は、害虫/害獣の活動の可能性に関連するパッド害虫/害獣状態と、人間の活動の可能性に関連するパッド人間状態とを両方含む。パッド72の新たなパッド状態を決定するために、ECU62は、図11a及び図11bに示されるサブルーチン400を実行し得る。
図11a及び図11bに示されるサブルーチン400は、サブルーチン300のブロックと同じ又は類似のブロックを多数含む。かかるブロックについては、サブルーチン400内の該ブロックの特定にあたり、上記サブルーチン300の参照番号を使用する。例えば、サブルーチン300と同様に、サブルーチン400は、ECU62がクエリを行う静電容量センサアレイ70の1つのパッド72を選択するブロック302から開始する。その後、図11aに示されるように、サブルーチン400はブロック304〜ブロック310を実行する。上記したように、ブロック310において、ECU62は選択されたパッド72について計算された差のいずれかが、保存された「害虫/害獣値」閾値を上回るか否かを判定する。選択されたパッド72の計算された差が該パッドの害虫/害獣値閾値を上回る場合、サブルーチン400はブロック412に進む。計算された差が害虫/害獣値閾値より低い場合、サブルーチン400はブロック414に進む。
ブロック412において、ECU62は、選択されたパッド72について計算された差が該パッドのための害虫/害獣値閾値を上回る場合、図11aにおいて「生の害虫/害獣状態」と表される変数を「アクティブ」に設定する。代わりにブロック414を実行する場合、計算された差は害虫/害獣値閾値より低いので、ECU62は選択されたパッド72の生の害虫/害獣状態を「非アクティブ」に設定する。ブロック412又はブロック414の完了後、サブルーチン400はブロック416に進む。
ブロック416において、ECU62は生の害虫/害獣状態を、選択されたパッド72の前回の害虫/害獣状態と比較する。静電容量センサアレイ70の前回の害虫/害獣状態はメモリ92内に保存されている。ECU62は、メモリから選択されたパッド72の前回の害虫/害獣状態を検索し、生の害虫/害獣状態と比較する。生の害虫/害獣状態が前回の害虫/害獣状態と等しい又は同じ場合、サブルーチン400は、ECU62が選択されたパッド72のソフトウェア・害虫/害獣・カウンタをゼロにリセットするブロック418に進み、サブルーチン400はブロック420に進む。選択されたパッド72の生の害虫/害獣状態が前回の害虫/害獣状態と等しく又は同じでない場合、サブルーチン400はブロック416から直接ブロック420に進む。
ブロック420において、選択されたパッド72に関連付けられたソフトウェア・害虫/害獣・カウンタが、メモリ内に保存された害虫/害獣・カウンタ・リミット・パラメータと比較される。害虫/害獣・カウンタ・リミット・パラメータは遠隔システム16によって変更又は更新されることができ、各パッド72は同じ又は異なる害虫/害獣・カウンタ・リミット・パラメータを有し得る。選択されたパッド72の害虫/害獣カウンタが対応する害虫/害獣・カウンタ・リミットを上回る場合、サブルーチン400はブロック422に進む。選択されたパッド72のソフトウェア・害虫/害獣・カウンタが対応するカウンタリミット未満の場合、サブルーチン400はブロック424に進む。
ブロック422において、ECU62は、選択されたパッド72の新たな害虫/害獣状態を該パッドの生の害虫/害獣状態と同じに設定する。例えば、生の害虫/害獣状態が「アクティブ」の場合、ECU62は新たな害虫/害獣状態を「アクティブ」に設定する。その後、サブルーチン400はブロック422から後に詳述される図11bのブロック428に進む。
ブロック420に戻り、選択されたパッド72のソフトウェアカウンタが対応する害虫/害獣・カウンタ・リミット未満の場合、サブルーチン400は、選択されたパッドのソフトウェアカウンタがインクリメントされるブロック424に進む。その後、サブルーチン400は、ECU62が選択されたパッドの新たな害虫/害獣状態を、メモリ内に保存された前回の害虫/害獣状態と同じに設定するブロック426に進む。サブルーチン400は、ブロック426から図11bのブロック428に進む。
ブロック428において、ECU62は、ブロック308において計算された選択されたパッド72の静電容量測定値とベースライン値の差が、該パッドのための対応する人間値閾値を上回るか否かを判定する。人間値閾値はプログラム可能であり、サービス員又は他の人間が害虫/害獣防除装置14に意図的に干渉しているのか否かを判定するために使用される。人間値閾値は遠隔システム16によって変更又は更新され得る。各パッド72は、同じ又は異なる人間値閾値を有し得る。計算された差が選択されたパッド72の人間値閾値を上回る場合、サブルーチン400はブロック430に進む。計算された差が人間値閾値より低い場合、サブルーチン400はブロック432に進む。
ブロック430において、ECU62は、選択されたパッド72について計算された差が該パッドのための人間値閾値を上回る場合、図11bにおいて「生の人間状態」と表される変数を「アクティブ」に設定する。代わりにブロック432を実行する場合、計算された差は人間値閾値より低いので、ECU62は選択されたパッド72の生の人間状態を「非アクティブ」に設定する。ブロック430又はブロック432の完了後、サブルーチン400はブロック434に進む。
ブロック434において、ECU62は生の人間状態を、選択されたパッド72の前回の人間状態と比較する。静電容量センサアレイ70の前回の人間状態はメモリ92内に保存されている。ECU62は、メモリから選択されたパッド72の前回の人間状態を検索し、生の人間状態と比較する。生の人間状態が前回の人間状態と等しい又は同じ場合、サブルーチン400は、ECU62が選択されたパッド72のソフトウェア人間カウンタをゼロにリセットするブロック436に進み、サブルーチン400はブロック438に進む。選択されたパッド72の生の人間状態が前回の人間状態と等しく又は同じでない場合、サブルーチン400はブロック434から直接ブロック438に進む。
ブロック438において、選択されたパッド72に関連付けられたソフトウェア人間カウンタが、メモリ内に保存された人間カウンタ・リミット・パラメータと比較される。人間カウンタ・リミット・パラメータは遠隔システム16によって変更又は更新されることができ、各パッド72は同じ又は異なる人間カウンタ・リミット・パラメータを有し得る。選択されたパッド72の人間カウンタが対応する人間カウンタリミットを上回る場合、サブルーチン400はブロック440に進む。選択されたパッド72のソフトウェア人間カウンタが対応するカウンタリミット未満の場合、サブルーチン400はブロック442に進む。
ブロック440において、ECU62は、選択されたパッド72の新たな人間状態を該パッドの生の人間状態と同じに設定する。例えば、生の人間状態が「アクティブ」の場合、ECU62は新たな人間状態を「アクティブ」に設定する。その後、サブルーチン400はブロック440から後に詳述されるブロック328に進む。
ブロック438に戻り、選択されたパッド72のソフトウェアカウンタが対応する人間カウンタリミット未満の場合、サブルーチン400は、選択されたパッドのソフトウェア人間カウンタがインクリメントされるブロック442に進む。その後、サブルーチン400は、ECU62が選択されたパッドの新たな人間状態を、メモリ内に保存された前回の人間状態と同じに設定するブロック444に進む。サブルーチン400は、ブロック444からブロック328に進む。
ブロック328において、ECU62は、全てのパッド72の新たなパッド状態を決定し終えたか否かを解析する。ECU62がまだアレイ70内の全てのパッド72の新たなパッド状態を決定していない場合、サブルーチン400は、ECU62が別のパッド72
を選択するブロック330に進み、その後サブルーチン400は図11aのブロック304に戻る。ECU62は、全てのパッド72の新たなパッド状態が決定されるまで新たなパッド状態を取得するプロセスを繰り返し、その後、サブルーチン400は終了する。図10のサブルーチン370は、その後、サブルーチン370のブロック374に進み得る。
図10に戻り、サブルーチン370はブロック372から、各パッド72の新たな害虫/害獣状態が、各パッドの前回の害虫/害獣状態と比較されるブロック374に進む。そのために、ECU62は、メモリ92内に保存されているアレイ70の前回の害虫/害獣状態を検索し、前回の害虫/害獣状態を新たな害虫/害獣状態と比較する。いずれかのパッド72の新たな害虫/害獣状態が該パッド72について記録された前回の害虫/害獣状態と異なる場合、サブルーチン370はブロック376に進む。このように、単一のパッドの害虫/害獣状態変化によってサブルーチン370はブロック376に進む。全てのパッド72の新たな害虫/害獣状態が、メモリ内に記録された前回の状態と同じ場合、サブルーチン370はブロック378に進む。
サブルーチン370のブロック376において、ECU62は、現在の害虫/害獣状態をブロック372において決定された新たな害虫/害獣状態と同じに設定し、サブルーチン370はブロック380に進む。ブロック380において、ブロック376において設定されたいずれかの現在のパッド害虫/害獣状態が「アクティブ」の場合、ECU62は係属中の害虫/害獣事象を記録する。全ての現在のパッド状態が「非アクティブ」の場合、ECU62は係属中の害虫/害獣事象を記録しない。その後、サブルーチン370はブロック378に進む。
ブロック378において、ECU62は、各パッド72の新たな人間状態を、各パッドについて記録された各パッドの前回の人間状態と比較する。そのために、ECU62は、メモリ92内に保存されているアレイ70の前回の人間状態を検索する。いずれかのパッド72の新たな人間状態が該パッド72について記録された前回の人間状態と異なる場合、サブルーチン370はブロック382に進む。このように、単一のパッドの人間状態変化によってサブルーチン370はブロック382に進む。全てのパッド72の新たな人間状態が、メモリ内に記録された前回の人間状態と同じ場合、サブルーチン370はブロック384に進む。
ブロック382において、ECU62はセンサパッド72の全ての新たな人間状態をレビューし、いずれかの新たな人間状態が、要求されるパッド打撃又は接触シーケンスを満たすか否かを判定する。上記したように、ECU62は、パッドの打撃又は接触のシーケンスを決定するアルゴリズムを実行し得る。例えば、図示の実施形態では、打撃のシーケンスは、人間が「X」の字を描くように静電容量センサアレイ70を横断して指を滑らす動きに対応し得る(5つのパッド全てに当たったことを示す)。新たな人間状態のいずれかが、シーケンスを満たす予想打撃又は接触に相当する場合、サブルーチン370はブロック386に進む。いずれの新たな人間状態も、シーケンスを満たす予想接触に相当しない場合、サブルーチン370は、ECU62がシーケンスをリセットするブロック388に進む。
ブロック386において、ECU62は、センサアレイ70についての新たな人間状態と過去の人間状態との組み合わせが、要求されるシーケンスを完成させるか否かを判定する(すなわち、人間の存在を示すか否かを判定する)。シーケンスが完成される場合、サブルーチン370は、ECU62がサービス事象を記録し、事象がサービス事象としてのみ記録され、害虫/害獣事象としては記録されないよう、ブロック378において作成された係属中の害虫/害獣事象を破棄するブロック390、392に進む。ブロック392
の完了後、サブルーチン370は終了する。同様に、ブロック386において、ECU62がシーケンスが完成されないと判定する場合、サブルーチン370は終了する。
ブロック378に戻り、ECU62が、全てのパッド72の新たな人間状態が、メモリ内に記録された前回の人間状態と同じであると判定する場合、サブルーチン370はブロック384に進む。ブロック384において、ECU62は、パッドの打撃又は接触のシーケンスを探しているか否かを確認する。探している場合、サブルーチン370は終了し、探していない場合、サブルーチン370はブロック394に進む。ブロック394において、ECU62は、ブロック380において記録された係属中の害虫/害獣事象に基づき、害虫/害獣事象を記録する。その後、サブルーチン370は終了する。上記したように、サブルーチン370の終了時、ルーチン100はブロック104に進み得る。
図12〜図18を参照すると、害虫/害獣防除装置の別の実施形態(以下、害虫/害獣防除装置514と呼ぶ)及び害虫/害獣トラップ装置516を備える害虫/害獣防除システム510が示されている。図12〜図18の実施形態は、図1〜図11を参照して上記した特徴と同じ特徴を数多く有する。図1〜図11を参照して上記した特徴と同じ又は類似する特徴は、図12〜図18において同じ参照番号を使用して特定される。図12に示されるように、害虫/害獣防除装置514は、げっ歯類を捕獲及び/又は駆除するバネ式のげっ歯類トラップ516に結合され得る。動作中、害虫/害獣防除装置514は、後に詳述されるように害虫/害獣防除装置514の動きを検出し、検出された害虫/害獣防除装置514の動きをアンテナ18を介して無線で遠隔システム16に報告し、トラップ516が作動されたか否かの指標を提供する位置又は姿勢センサ84を含む。
図1〜図11を参照して上記した位置/姿勢センサ84と同様に、姿勢センサ84は3軸デジタル加速度センサであり、例えば、Freescaleによって販売されているMMA8652である。一部の実施形態では、位置センサは、トラップの動きを検出するよう動作し得る。かかる実施形態では、位置センサはトラップ内に埋め込まれ、トラップの状態の変化を監視してもよい。位置センサは、さらに、自身の加速度センサの読み取り値を害虫/害獣防除装置に又は有線若しくは無線接続を介してシステム16に直接送信するよう構成されてもよい。
図12及び図13に示されるように、害虫/害獣防除装置514は、外部ケーシング520、及びケーシング520に取り付けられたヒンジ固定支持脚522を含む。図1〜図11を参照して上述したケーシング52と同様に、外部ケーシング520は、電子部品54を収容し、水浸、ほこり、土、落ち葉、湿気、及びごみを含む環境因子から電子部品54を保護する。図示の実施形態では、デバイス514の電子部品54はデバイス14の電子部品と同一又は類似であり、位置センサ84、ECU62、トランシーバー66、及び静電容量センサアレイ70等を含む。
外部ケーシング520は略長方形の形状を有し、2つの短い上壁524及び底壁526と、2つの長い側壁528、530を有する。アンテナ18は、基端においてコネクタ536を介して外部ケーシング520の上面532に接続され、デバイス514がシステム16と通信することを可能にする。
外部ケーシング520は、壁526、528、530沿いに配置された複数の取り付けアーム540を含む。任意の取り付けアーム540に支持脚522を取り付けることができる。各アーム540は、各壁526、528、530から外側に伸びる複数の柱544、546、548を含む。柱544、546、548の間には棒550が延在している。図示の実施形態では、棒550は円柱形の断面を有するが、他の実施形態では異なる断面を有してもよい。
図14に示されるように、支持脚522は、基部パネル562に続く後方パネル560を含む。後方パネル560は、その裏面566から外側に伸びる一対のクリップ564を有する。各クリップ564は、取り付けアーム540の棒550と嵌合し、支持脚522を害虫/害獣防除装置514に固定する歯568を含む。図示の実施形態では、クリップ564は、支持脚522が害虫/害獣防除装置514にヒンジ固定され、支持脚522が外部ケーシング522に対して回転できるよう、棒550と嵌合する。
基部パネル562は、トラップ516の下に配置されるよう構成された上面570と、上面570の反対側の下面572を含む。図示の実施形態では、面570、572は実質的に滑らかな面である。他の実施形態では、面はトラップ516を把持するための溝、リブ、又は他の機構を有してもよい。図15に示されるように、基部パネル562と後方パネル560とは角度αをなす。図示の実施形態では、角度αは90°より大きい。
外部ケーシング520及び支持脚522は、それぞれ硬い丈夫なプラスチックから形成される。他の実施形態では、外部ケーシング520及び支持脚522は、任意の耐環境材料から形成され得る。
防除装置514に対してトラップ516を設置するために、トラップ516は、支持脚522の上面570と接触するよう配置される。図12に示されるように、トラップ516の重みによって支持脚522は外部ケーシング520に対して回転し、基部パネル562の下面572は地面と接触する。支持脚522の回転に伴い、支持脚522に取り付けられた外部ケーシング520の壁(ここでは壁526)は上方に持ち上げられ、外部ケーシング520は地面と角度βをなす。トラップ516を脚522の上面570の上に乗せることで、トラップ516の重みによって防除装置514が図12に示される位置に保たれる。
図16〜図18に示されるように、バネ式げっ歯類トラップ516は、「待機中(armed)」状態(図16)又は「作動後(tripped)」状態(図18)をとり得る。トラップ516は基部580と、バネ584に回転可能に結合された略U字型の顎582とを含む。図16に示されるように、「待機中」状態では、顎582は害虫/害獣防除装置514と隣接するよう、トラップピン586によって押さえられる。この構成では、げっ歯類が餌皿588に対して十分な下方向の圧力を加えると、トラップピン586が外れ、顎582が跳ね上がって餌皿588に向かい、げっ歯類を顎582と基部580との間に拘束する。この配置において、トラップ516は「作動後」状態にある。
図17及び図18に示されるように、「待機中」状態から「作動後」状態に遷移する間、バネの力(force of snap)によってトラップ516が地面から浮き上がり、害虫/害獣防除装置514の脚522が解放され、脚522が回転することができる。図18に示されるように、トラップ516が脚522から降ろされると、外部ケーシング520は地表レベルに降下する。後に詳述されるように、位置センサ84は外部ケーシング520のこの姿勢又は位置を監視し、外部ケーシング520の動きを検出するために使用可能な(x,y,z)姿勢データを生成する。その後、信号はトラップ516の状態を求めるためにシステム16によって解析される。
次に、図19を参照すると、害虫/害獣防除装置の姿勢又は位置を監視するための監視ルーチン600が示されている。図示の実施形態において、ルーチン600は、環境センサアレイを監視するために図6のブロック104において使用されるサブルーチンの例である。他の実施形態では、ルーチンは、図6のルーチン100に代えて使用可能な別個のルーチンであってもよい。後に詳述されるように、ルーチン600は所定の時間間隔で、
ECU62に位置センサ84によって生成されるデータを監視させ、位置センサ84の(よって外部ケーシング520の)(x,y,z)座標のデータを取得させる。ECU62が所定数のデータを取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、害虫/害獣防除装置514が安定しているか否か、及び、害虫/害獣防除装置514の動きが所定の角度閾値を上回るか否かを判定し得る。あるいは、一部の実施形態では、位置センサ84は、外部ケーシング520の位置を監視するために、「待機中」状態から「作動後」状態までの遷移を通して、害虫/害獣防除装置514の動きをリアルタイムで検出してもよい。害虫/害獣防除装置514の十分な動きデータが検出された場合、かかる動きデータは、トラップ516のステータスを解析するために遠隔システム16に送信され得る。
ルーチン600は、ECU62が前回のセンサデータを保存してから所定の時間間隔が経過したか否かをECU62が判定するブロック602から開始する。ECU62が所定の時間間隔がまだ経過していないと判定した場合、監視ルーチン600は終了する。ECU62が所定の時間間隔が経過したと判定した場合、監視ルーチン600はブロック604に進む。所定の時間間隔はプログラム可能であってもよく、また、げっ歯類の性質及び害虫/害獣防除装置514の周囲環境に基づき設定されてもよい。図示の実施形態では、所定の時間間隔は60秒である。
ブロック604において、ECU62は、センサ84によって生成された位置データに含まれる(x,y,z)座標を監視及び記録する。各センサ測定結果は、害虫/害獣防除装置514の外部ケーシング520の姿勢又は位置を示す。ECU62が(x,y,z)座標の値を取得した後、監視ルーチン600はブロック606に進み得る。ブロック606において、ECU62は、ルーチン600がブロック608に進む前にカウンタをインクリメントしてセンサ測定結果を記録する。
ブロック608において、ECU62は、カウンタが所定のセンサ測定結果の数を記録したか否かを判定する。カウンタが所定のセンサ測定結果の数以上の値を示す場合、ルーチン600はブロック610に進み、センサデータをさらに処理し得る。カウンタが取得されたセンサ測定結果の数が所定数未満であることを示す場合、ルーチン600は終了する。所定のセンサ測定結果の数はプログラム可能であってもよく、また、げっ歯類の性質及び害虫/害獣防除装置514の周囲環境に基づき設定されてもよい。図示の実施形態では、所定数のセンサ測定結果は8つのセンサ測定結果である。言い換えれば、ECU62は、ブロック610に進む前に8セットの(x,y,z)座標を取得しなければならず、8セット未満しか取得していない場合、ルーチン600は終了する。
ルーチン600がブロック610に進む場合、ECU62は、所定数のセンサ測定結果の各センサ測定結果の取得中に記録されたデータを処理する。図示の実施形態では、ECU62は、最近の8つのセンサ測定結果によって記録されたデータを処理する。該データの処理において、ECU62は、最近の8つのセンサ測定結果(すなわち、所定数のセンサ測定結果)からx、y、及びz座標のそれぞれの最大値(x_max,y_max,z_max)及び最小値(x_min,y_min,z_min)を求める。その後、ECU62はブロック612において、x、y、及びz座標のそれぞれの最大値及び最小値を使用する。
ブロック612において、ECU62は、所定数のセンサ測定結果にかけて、外部ケーシング520が安定した姿勢又は安定した位置にあったか否かを判定する。そのために、ECU62は、x、y、及びz座標のそれぞれについて、各軸の最大値(x_max,y_max,z_max)と各軸の最小値(x_min,y_min,z_min)の差を計算する。各軸の最大値は、各軸のプログラム可能な閾値と個別に比較される。例えば、8つのセンサ測定結果中のx_maxとx_minの差がプログラム可能な閾値(x_t
hreshold)と比較され、8つのセンサ測定結果中のy_maxとy_minの差がプログラム可能な閾値(y_threshold)と比較され、8つのセンサ測定結果中のz_maxとz_minの差がプログラム可能な閾値(z_threshold)と比較される。x、y、及びz座標の最大値と最小値の差が全て対応するプログラム可能な閾値(x_threshold,y_threshold,z_threshold)以下の場合、ルーチン600はブロック614に進む。いずれかの差が対応するプログラム可能な閾値より大きい場合、ルーチン600は、ルーチン600の終了前にカウンタがリセットされるブロック624に進む。
ブロック612において使用されるプログラム可能な閾値は、他の因子に加えて、げっ歯類の性質及び害虫/害獣防除装置514の周囲環境に基づき設定される。理想的には、外部ケーシング520に何らの物理的動きがない場合、x、y、及びz座標の最大値と最小値の差はゼロ又は約ゼロである。しかし、風や振動を含む環境因子からの干渉により、外部ケーシング520は動かされ得る。プログラム可能な閾値は、風及び/又は振動に起因する外部ケーシング520の動きを許容するために、ゼロより高い値に設定されてもよい。図示の実施形態では、x、y、z座標の各プログラム可能な閾値(x_threshold,y_threshold,z_threshold)は50ユニットに設定され、ここで、各ユニットは重力の1/1024を表す。
一部の実施形態では、ECU62は最大値(x_max,y_max,z_max)と最小値(x_min,y_min,z_min)の差を加算し、差の和をプログラム可能な正味(net)閾値(すなわち、x_threshold、y_threshold、及びz_thresholdの和)と比較してもよい。
上記したように、x、y、及びz座標の最大値と最小値の差がプログラム可能な閾値以下の場合、ルーチン600はブロック614に進み得る。ブロック614において、ECU62は、所定数のセンサ測定結果の間に記録されたx、y、及びz座標の平均値を計算する。言い換えれば、ECU62は、最近の8つのセンサ測定結果の間に取得された平均x、y、及びz座標値を計算する。その後、ECU62は平均x、y、及びz座標値を新たな安定な姿勢値Ax、Ay、及びAzとして保存し、ルーチン600はブロック616に進み得る。
ブロック616において、ECU62は、新たな安定な姿勢値と、前回の安定な姿勢値との間の偏角を計算する。そのために、ECU62は、メモリから前回の安定な姿勢値Bx、By、及びBzを読み出す。その後、ECU62は、下式(3)を使用して、新たな安定な姿勢と前回の安定な姿勢との間の偏角を計算し得る。
x、Ay、Azは、新たな安定な姿勢の座標であり、Bx、By、Bzは、前回の安定な姿勢の座標である。
新たな安定な姿勢と前回の安定な姿勢との間の偏角の計算後、ECU62は、ECU62が計算された偏角が所定の角度閾値より大きいか否かを判定するブロック618に進む。図示の実施形態では、所定の角度閾値は2.5°である。所定の角度閾値は、周囲環境に起因する姿勢の小さな変化を排除することによって誤検知を防ぐための所定の最小偏角
である。所定の角度閾値はプログラム可能であり、害虫/害獣防除装置514の周囲環境等に基づき決定される。他の実施形態では、所定の角度閾値は2.5°以外でもよいことを理解されたい。
ECU62が偏角が所定の角度閾値以下であると判定した場合、ECU62は、害虫/害獣防除装置514の姿勢変化がわずかであると判断し、ブロック622に進む。ブロック622において、ECU62は、ECU62がカウンタをリセットして監視ルーチン600の終了に進むブロック624に進む前に、新たな安定な姿勢値Ax、Ay、及びAzによって前回の安定な姿勢値Bx、By、及びBzを更新する。
ECU62が偏角が所定の角度閾値より大きいと判定した場合、ルーチン600はブロック620に進む。ブロック620において、ECU62は、偏角が所定の角度閾値を上回ったことを通知するメッセージをシステム16に送る。その後、システム16は、該情報を使用してトラップ516のステータスを判定し、オペレーターに通知し得る。例えば、人間の活動による害虫/害獣防除装置514の動きが予想されるトラップの初期設置中、システム16はトラップ516のデフォルト状態を「作動後」に設定する。トラップ516が適切に配置され安定すると、ECU62はトラップの初期姿勢を保存し、偏角が所定の角度閾値を上回ったことを知らせるメッセージをシステム16に送信する。そして、システム16はトラップ516の状態を「待機中」に更新する。その後、システム16が偏角が所定の角度閾値を上回った旨のメッセージを受信すると、システム16は、トラップ516の状態を「作動後」に更新し、トラップ516が作動したことをオペレーターに知らせる。上記したように、その後、ルーチン600はブロック622、ブロック624に進み得る。
次に、図20〜図31を参照すると、害虫/害獣防除装置の他の実施形態が示されている。図20〜図31の実施形態は、図12〜図18を参照して上記した特徴と同じ特徴を数多く有する。図1〜図19の実施形態を参照して上記した特徴と同じ又は類似する特徴は、図20〜図31において同じ参照番号を使用して特定される。図20〜図31に示されるように、害虫/害獣防除装置714、814、914は、バネ式げっ歯類トラップ516と分離的に結合され得るが、後に詳述されるように、結合機構は実施形態ごとに異なってもよい。
図20〜図31の実施形態では、デバイス714、814、914の電子部品54はデバイス14、514の電子部品と同一又は類似であり、位置センサ84、ECU62、トランシーバー66、及び静電容量センサアレイ70等を含む。後に詳述されるように、動作中、各害虫/害獣防除装置714、814、914の位置センサ84は、各害虫/害獣防除装置714、814、914の動きを検出し、トラップ516が作動したか否かの指標を供給することができる。図1〜図19の実施形態を参照して上記した位置センサ84と同様に、位置センサ84は3軸デジタル加速度センサであり、例えば、Freescaleによって販売されているMMA8652である。
次に、図20〜図23を参照して、害虫/害獣防除装置714は、害虫/害獣防除装置714の一体的クリップ722を介してバネ式げっ歯類トラップ516に結合されている。したがって、害虫/害獣防除装置714は、外部ケーシング720、及び外部ケーシング720に取り付けられた一対のクリップ722を含む。図11〜図19を参照して上述したケーシング520と同様に、外部ケーシング720は、電子部品54を収容し、水浸、ほこり、土、落ち葉、湿気、及びごみを含む環境因子から電子部品54を保護する。
図20に示されるように、外部ケーシング720は略長方形の形状を有し、2つの短い上壁724及び底壁726と、2つの長い側壁728、730を有する。アンテナ18は
、基端においてコネクタ536を介して外部ケーシング720の上面732に接続され、デバイス714がシステム16と通信することを可能にする。外部ケーシング720は、さらに、外部ケーシング720の上壁724から外側に伸びる上記一対のクリップ722を含む。各クリップ722は、トラップ516の略U字型顎582の中央ワイヤー590と嵌合し、外部ケーシング720をトラップ516に固定する歯734を含む。防除装置714に対してトラップ516を設置するために、外部ケーシング720の一対のクリップ722は、外部ケーシング720がトラップ516の顎582にヒンジ固定され、トラップ516に対して回転できるように、トラップ516の顎582の中央ワイヤー590と嵌合する。
図21〜図23に示されるように、バネ式げっ歯類トラップ516は、「待機中」状態(図21)又は「作動後」状態(図23)をとり得る。「待機中」状態では、顎582はトラップピン586によって押さえられ、トラップ516に取り付けられた外部ケーシング720の上壁724が上方に持ち上げられ、外部ケーシング720が地面と角度βをなすよう、外部ケーシング720がトラップ516の側方に取り付けられる。「待機中」状態から「作動後」状態に遷移する間、顎582は跳ね上がって餌皿588に向かい、げっ歯類を顎582とトラップ516の基部580との間に捕獲する。図21〜図23に示されるように、顎582が餌皿588の上に跳ね上がる際、防除装置714は顎582とともに地面に対して上方に持ち上げられ、外部ケーシング720の一対のクリップ722が回転する。その後、顎582及び外部ケーシング720は地面に向かって落下し、トラップ516は「作動後」状態になる。位置センサ84は外部ケーシング720のこの姿勢を監視し、外部ケーシング720の動きを検出するために使用可能な(x,y,z)位置データを生成する。
図12〜図19に関して上記したルーチン600と同様なルーチンが、所定の時間間隔で、ECU62に位置センサ84によって生成されるデータを監視させ、位置センサ84の(よって外部ケーシング720の)(x,y,z)座標のデータを取得させる。ECU62が所定数のデータを取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、害虫/害獣防除装置714が安定しているか否か、及び、害虫/害獣防除装置714の動きが所定の角度閾値を上回るか否かを判定し得る。その後、信号はトラップ516の状態を求めるためにシステム16によって解析される。あるいは、一部の実施形態では、位置センサ84は、外部ケーシング720の位置を監視するために、「待機中」状態から「作動後」状態までの遷移を通して、害虫/害獣防除装置714の動きをリアルタイムで検出してもよい。
次に、図24〜図27を参照して、害虫/害獣防除装置814は、害虫/害獣防除装置814の一体的アーム822を介してバネ式げっ歯類トラップ516に結合されている。したがって、防除装置814の外部ケーシング820は、外部ケーシング820に取り付けられた一対の略L字型アーム822を含む。図11〜図23を参照して上述したケーシング520、720と同様に、外部ケーシング820は、電子部品54を収容し、水浸、ほこり、土、落ち葉、湿気、及びごみを含む環境因子から電子部品54を保護する。
図24に示されるように、外部ケーシング820は略長方形の形状を有し、2つの短い上壁824及び底壁826と、2つの長い側壁828、830を有する。アンテナ18は、基端においてコネクタ536を介して外部ケーシング820の上面832に接続され、デバイス814がシステム16と通信することを可能にする。外部ケーシング820は、さらに、外部ケーシング820の底壁826から外側に伸びる上記一対のアーム822を含む。各アーム822は、外部ケーシング820の底壁826から外側に伸び、第2の部材836と結合する第1の部材834を含む。第2の部材836は地面に向かって下向きに曲がり、第1の部材834に対して略L字型を形成する。
トラップ516に対して害虫/害獣防除装置814を設置するために、外部ケーシング820の一対のアーム822は、アーム822の第2の部材826がトラップ516の基部580と嵌合するように、トラップ516の顎582の中央ワイヤー590の上方に配置される。したがって、図24及び図25に示される「待機中」状態では、アーム822の第2の部材836と外部ケーシング820の底壁826との間で、かつ、アーム822の第1の部材834とトラップ516の基部580との間の溝の中に顎582の中央ワイヤー590が配置されるよう、防除装置814がトラップ516に対して配置される。この構成では、外部ケーシング820は地面と角度βをなすよう配置され、防除装置814のアーム822は、トラップ516の顎582と直接物理的に接触しない。
図25〜図27に示されるように、「待機中」状態から「作動後」状態に遷移する間、顎582は跳ね上がって餌皿588に向かい、げっ歯類を顎582とトラップ516の基部580との間に捕獲する。図26に示されるように、顎582が跳ね上がり始めると、顎582の中央ワイヤー590が外部ケーシング820のL字型アーム822と嵌合し、防除装置814が地面から上方に持ち上げられる。図26に示されるように、顎582の中央ワイヤー590がトラップ516の基部580に対して垂直な仮想線594を通過するとき、顎582の中央ワイヤー590はL字型アーム822の第2の部材826を引っ張り、バネの力により、防除装置814が中央ワイヤー590から投げ飛ばされる。位置センサ84は外部ケーシング820のこの姿勢を監視し、外部ケーシング820の動きを検出するために使用可能な(x,y,z)位置データを生成する。
図12〜図19に関して上記したルーチン600と同様なルーチンが、所定の時間間隔で、ECU62に位置センサ84によって生成されるデータを監視させ、位置センサ84の(よって外部ケーシング820の)(x,y,z)座標のデータを取得させる。ECU62が所定数のデータを取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、害虫/害獣防除装置814が安定しているか否か、及び、害虫/害獣防除装置814の動きが所定の角度閾値を上回るか否かを判定し得る。その後、信号はトラップ516の状態を求めるためにシステム16によって解析される。あるいは、一部の実施形態では、位置センサ84は、外部ケーシング820の位置を監視するために、「待機中」状態から「作動後」状態までの遷移を通して、害虫/害獣防除装置814の動きをリアルタイムで検出してもよい。
次に、図28〜図31を参照して、害虫/害獣防除装置914は、害虫/害獣防除装置914の一体的溝922を介してバネ式げっ歯類トラップ516に結合されている。図11〜図27を参照して上述したケーシング520、720、820と同様に、外部ケーシング920は、電子部品54を収容し、水浸、ほこり、土、落ち葉、湿気、及びごみを含む環境因子から電子部品54を保護する。
図28に示されるように、外部ケーシング920は略長方形の形状を有し、2つの短い上壁924及び底壁926と、2つの長い側壁928、930を有する。アンテナ18は、基端においてコネクタ536を介して外部ケーシング920の上面932に接続され、デバイス914がシステム16と通信することを可能にする。防除装置914の外部ケーシング920は、さらに溝922を含む。溝922は外部ケーシング920の底面934に形成され、外部ケーシング920の底壁926の近傍において、一方の側壁928から反対側の側壁530まで伸びる。図28に示されるように、溝922は、トラップ516の顎582の中央ワイヤー590を収容するよう構成される。防除装置914がトラップ516に対して設置されると、中央ワイヤー590が溝922に収容され、外部ケーシング520は地面に対して角度βをなすよう配置される。
図28及び図29に示される「待機中」状態では、トラップ516の顎582の中央ワイヤー590が外部ケーシング920の溝922と嵌合するよう、防除装置914がトラップ516に対して配置される。図29〜図31に示されるように、「待機中」状態から「作動後」状態への遷移中、顎582は跳ね上がって餌皿588に向かう。図30に示されるように、顎582が跳ね上がり始めるとき、顎582の中央ワイヤー590は外部ケーシング920の溝922内に留まり、防除装置914が地面から上方に持ち上げられる。図31に示されるように、顎582の中央ワイヤー590がトラップ516の基部580に対して垂直な仮想線594を通過するとき、バネの力は防除装置914をさらに持ち上げ、トラップ516の外側に押し出し、害虫/害獣防除装置914をひっくり返す。位置センサ84は外部ケーシング920のこの姿勢を監視し、外部ケーシング920の動きを検出するために使用可能な(x,y,z)位置データを生成する。
図12〜図19に関して上記したルーチン600と同様なルーチンが、所定の時間間隔で、ECU62に位置センサ84によって生成されるデータを監視させ、位置センサ84の(よって外部ケーシング920の)(x,y,z)座標のデータを取得させる。ECU62が所定数のデータを取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、害虫/害獣防除装置914が安定しているか否か、及び、害虫/害獣防除装置914の動きが所定の角度閾値を上回るか否かを判定し得る。その後、信号はトラップ516の状態を求めるためにシステム16によって解析される。あるいは、一部の実施形態では、位置センサ84は、外部ケーシング920の位置を監視するために、「待機中」状態から「作動後」状態までの遷移を通して、害虫/害獣防除装置814の動きをリアルタイムで検出してもよい。
次に、図32を参照して、図1〜図19と同じ又は類似する害虫/害獣防除装置1014が、トムキャットバネ式トラップ1016上に取り付けられている。図32に示されるように、外部ケーシング1020は略長方形の形状を有し、2つの短い上壁1024及び底壁1026と、2つの長い側壁1028、1030を有する。アンテナ18は、基端においてコネクタ536を介して外部ケーシング1020の上面1032に接続され、装置1014がシステム16と通信することを可能にする。
トムキャットバネ式トラップ1016は、基部1038と、付勢(biasing)部材1042に回転可能に結合された回転部材1040とを含む。回転部材1040は、平坦な上面1044を含む。害虫/害獣防除装置1014の外部ケーシング1020は、固定部材1036によって、バネ式トラップ1016の上面1044上に取り付けられる。「待機中」状態では、回転部材1040は付勢部材1042によって固定されている。この構成では、げっ歯類が餌皿1034に対して十分な下方向の圧力を加えると、付勢部材1042が変位し、回転部材1040が餌皿1034に落下し、げっ歯類を回転部材1040と基部1038との間に拘束する。「待機中」状態から「作動後」状態への遷移中、防除装置1014は回転部材1040とともに動く。図示の実施形態では、回転部材1040の動きは防除装置1014の動きを表す。位置センサ84は外部ケーシング1020のこの姿勢を監視し、外部ケーシング1020の動きを検出するために使用可能な(x,y,z)位置データを生成する。
図12〜図19に関して上記したルーチン600と同様なルーチンが、所定の時間間隔で、ECU62に位置センサ84によって生成されるデータを監視させ、位置センサ84の(よって外部ケーシング820の)(x,y,z)座標のデータを取得させる。ECU62が所定数の測定結果を取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、害虫/害獣防除装置1014が安定しているか否か、及び、害虫/害獣防除装置1014の動きが所定の角度閾値を上回るか否かを判定し得る。その後、信号はトラップ516の状態を求めるためにシステム16によって解析される。あるいは、一部の実施形態では、位置
センサ84は、外部ケーシング1020の位置を監視するために、「待機中」状態から「作動後」状態までの遷移を通して、害虫/害獣防除装置814の動きをリアルタイムで検出してもよい。
次に、図33を参照すると、本明細書に記載された害虫/害獣防除装置のいずれかの姿勢又は位置を監視するための監視ルーチン1200が示されている。図示の実施形態において、ルーチン1200は、環境センサアレイを監視するために図6のブロック104において使用されるサブルーチンの例である。他の実施形態では、ルーチンは、図6のルーチン100又は図19のルーチン600に代えて使用可能な別個のルーチンであってもよい。図33において、ルーチン1200の一部のブロックはルーチン600のブロックと同様であり、これらのブロックには同じ参照番号が付される。ルーチン600と同様に、ルーチン1200は、所定の時間間隔で、ECU62に位置又は姿勢センサ84によって生成されるデータを監視させ、位置センサ84の(よって外部ケーシングの)(x,y,z)座標のデータを取得させる。ECU62が所定数の測定結果を取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、害虫/害獣防除装置が安定しているか否か、及び、害虫/害獣防除装置の動きが所定の閾値を上回るか否かを判定し得る。
ルーチン1200は、ECU62が前回のセンサデータを保存してから所定の時間間隔が経過したか否かをECU62が判定するブロック602から開始する。ECU62が所定の時間間隔がまだ経過していないと判定した場合、監視ルーチン1200は終了する。ECU62が所定の時間間隔が経過したと判定した場合、監視ルーチン1200はブロック1204に進む。所定の時間間隔はプログラム可能であってもよく、また、げっ歯類の性質及び害虫/害獣防除装置514の周囲環境に基づき設定されてもよい。図示の実施形態では、所定の時間間隔は60秒である。
ブロック1204において、ECU62は、センサ84によって生成された位置データに含まれる(x,y,z)座標を監視及び記録する。図示の実施形態では、(x,y,z)座標は、害虫/害獣防除装置の外部ケーシングの姿勢又は位置を示す姿勢値を構成する。ルーチン1200において、ECU62は、最も古い保存姿勢値(すなわち、メモリ内に保存された(x,y,z)座標の最も古い測定結果)を特定し、最も古い姿勢値を現在の測定結果の新たな(x,y,z)座標によって置き換える。例えば、ECU62は(x,y,z)座標を8セットだけ保存し、現在の測定結果の新たな(x,y,z)座標がそれらのセットのうちの1つを置き換える。他の実施形態では、ECUは、より多くの又は少ない(x,y,z)座標のセット(すなわち、より多くの座標値)を保存するよう構成されてもよい。
図示の実施形態では、ECU62が最も古いセットを特定できるよう、カウンタを使用して保存された(x,y,z)座標にインデックスが付されてもよい。結論(conclusion)ブロック1204において、ルーチン1200は、メモリ内の(x,y,z)座標の最も古いセットとなる次に保存される(x,y,z)座標のセットに対応するようカウンタがインクリメントされるブロック1206に進み得る。(x,y,z)座標の最も古いセットを特定するために、他のソフトウェアツールが使用されてもよいことを理解されたい。ルーチン1200はブロック610に進み得る。
ルーチン600がブロック610に進むと、ECU62は、メモリ内に保存された8つの(x,y,z)座標のセットから、x、y、及びz座標のそれぞれの最大値(x_max,y_max,z_max)及び最小値(x_min,y_min,z_min)を求める処理を8つの(x,y,z)座標のセットに対して行う。その後、ECU62はブロック612において、x、y、及びz座標のそれぞれの最大値及び最小値を使用し得る。
ブロック612において、ECU62は、所定数のセンサ測定結果にかけて、害虫/害獣防除装置が安定した姿勢又は安定した位置にあったか否かを判定する。そのために、ECU62は、x、y、及びz座標のそれぞれについて、各軸の最大値(x_max,y_max,z_max)と各軸の最小値(x_min,y_min,z_min)の差を計算する。各軸の最大値は、各軸のプログラム可能な閾値と個別に比較される。x、y、及びz座標の最大値と最小値の差が全て対応するプログラム可能な閾値(x_threshold,y_threshold,z_threshold)以下の場合、ルーチン1200はブロック614に進み得る。差のいずれかが対応するプログラム可能な閾値より大きい場合、ルーチン1200は終了する。
ブロック614において、ECU62は、所定数のセンサ測定結果の間に記録されたx、y、及びz座標の平均値を計算する。言い換えれば、ECU62は、最近の8つのセンサ測定結果の間に取得された平均x、y、及びz座標値を計算する。その後、ECU62は平均x、y、及びz座標値を新たな安定な姿勢値Ax、Ay、及びAzとして保存し、ルーチン600はブロック616に進み得る。図19を参照して説明したように、ブロック616において、ECU62は、新たな安定な姿勢値と、前回の安定な姿勢値との間の偏角を計算する。
新たな安定な姿勢と前回の安定な姿勢との間の偏角の計算後、ECU62は、ECU62が計算された偏角が所定の角度閾値より大きいか否かを判定するブロック618に進む。図示の実施形態では、所定の角度閾値は2.5°であり、これは、周囲環境に起因する姿勢の小さな変化を排除することによって誤検知を防ぐための所定の最小偏角である。他の実施形態では、所定の角度閾値は2.5°以外でもよいことを理解されたい。
ECU62が偏角が所定の角度閾値以下であると判定した場合、ECU62は、害虫/害獣防除装置514の姿勢変化がわずかであると判断し、ブロック622に進み得る。ブロック622において、ECU62は、監視ルーチン600が終了する前に、新たな安定な姿勢値Ax、Ay、及びAzによって前回の安定な姿勢値Bx、By、及びBzを更新する。
ECU62が偏角が所定の角度閾値より大きいと判定した場合、ルーチン1200はブロック620に進む。ブロック620において、ECU62は、偏角が所定の角度閾値を上回ったことを通知するメッセージをシステム16に送る。図19を参照して上記したように、その後、システム16は該情報を使用してトラップ516の状態を判定し、オペレーターに通知し得る。その後、ルーチン600は、ECU62が、監視ルーチン600が終了する前に、新たな安定な姿勢値Ax、Ay、及びAzによって前回の安定な姿勢値Bx、By、及びBzを更新するブロック622に進み得る。
一部の実施形態では、ルーチンは、人間の活動を許容し、害虫/害獣防除装置又はトラップを取り扱う必要があるサービス提供者又は設置者によって生じ得る誤った害虫/害獣検出事象を排除するための1つ又は複数のサブルーチンを含み得る。ある実施形態では、設置者が害虫/害獣防除装置及び/又はトラップを所望の位置及び姿勢に配置することができるよう、プログラム可能な時間間隔中、全ての検出された活動を無視するサブルーチンを設置者又は他のオペレーターが実行してもよい。同様に、ルーチンは、サービス事象の後、サービス提供者が害虫/害獣防除装置及び/又はトラップを所望の位置及び姿勢に再設置することができるよう、プログラム可能な時間間隔中、全ての検出された活動を無視するサブルーチンを含み得る。プログラム可能な時間間隔は同じであってもよく、又は別々にプログラムされてもよい。
さらに、ルーチンは、サービス事象前のプログラム可能な時間間隔中、センサデータをバッファする他のサブルーチンを含んでもよい。これは、多数のデータバケットを使用す
ることによって達成され得る。各バケットがサービス前の時間間隔の1/4の間だけ満たされてもよい。サービス前の時間間隔中にサービス事象が発生しない場合、最も古いバケットがカウントされ、空にされ、新たなセンサデータを受け取ってもよい。サービス前の時間間隔中にサービス事象が発生する場合、バケット内に含まれる全てのセンサデータが破棄され得る。害虫/害獣防除システムは、上記サブルーチンの任意の組み合わせを使用することができる。
一部の実施形態では、位置又は姿勢センサは、害虫/害獣防除装置の分離して移動可能な部品であってもよい。このような実施形態では、姿勢センサは害虫/害獣トラップ装置に直接結合されてもよい。例えば、害虫/害獣トラップ装置は、ハウジング、ハウジングに回転可能に取り付けられたトラップドア、及びドアとハウジングとを接続する付勢部材を含むケージであり得る。一部の実施形態では、げっ歯類をケージ内におびき寄せるためにケージ内に餌が配置されてもよい。害虫/害獣防除装置の位置又は姿勢センサは、トラップドアの動きを監視するためにトラップドアに結合され得る。害虫/害獣防除装置は、害虫/害獣トラップ装置のハウジングの内部に配置されても外部に配置されてもよい。「待機中」状態では、害虫/害獣トラップ装置のトラップドアは開いていて、ケージへの入り口を形成してもよい。ケージ内に害虫/害獣/げっ歯類が入り込むと、害虫/害獣/げっ歯類が付勢部材を作動させてトラップドアが閉じ、げっ歯類が捕獲され、ケージが「作動後」状態になり得る。「待機中」状態から「作動後」状態への遷移中、姿勢センサはトラップドアとともに動く。姿勢センサはトラップドアの姿勢を監視し、(x,y,z)位置データを生成する。
図12〜図19に関して上記したルーチン600と同様なルーチンが、所定の時間間隔で、ECU62に姿勢センサによって生成されるデータを監視させ、姿勢センサによって生成される(x,y,z)座標の測定結果を取得させ得る。ECU62が所定数の測定結果を取得し終えると、ECU62はセンサデータを処理して、トラップドアが安定しているか否か、及び、トラップドアの動きが所定の角度閾値を上回るか否かを判定し得る。その後、信号はケージの状態を求めるためにシステム16によって解析される。あるいは、一部の実施形態では、姿勢センサは、ケージの位置を監視するために、「待機中」状態から「作動後」状態までの遷移を通して、トラップドアの動きをリアルタイムで検出してもよい。
害虫/害獣防除装置14は、特定のサイトを監視するために他の害虫/害獣防除装置14とともに使用されてもよい。そのために、害虫/害獣防除装置14は、建物又は他の施設全体の様々な位置に配置され得る。任意で、装置14間の通信距離を延長するために、双方向トランシーバーを含むリピータが使用されてもよい。また、装置14及び/又はリピータ、並びに遠隔システム16と通信するための双方向トランシーバーを含むゲートウェイ装置が使用されてもよい。ゲートウェイ装置は、遠隔システム16と通信することを可能にするデジタルセルラー技術を備え得る。リピータ及びゲートウェイ装置のシステムの例としては、2009年9月8日に発行された米国特許第8,026,822号に図示及び記載されており、該文献は参照により明確に本明細書に援用される。
本開示は図面及び上記において詳細に図示及び記載されてきたが、かかる図示及び記載は例示であって、限定的な性質を有するものではないと考えられたい。説明のための実施形態のみが図示及び記載されており、本開示の趣旨に含まれる全ての変更及び改変の保護が望まれることを理解されたい。
本明細書に記載される方法、装置、及びシステムの様々な特徴により、本開示は複数の利点を提供する。本開示の方法、装置、及びシステムの他の実施形態は、記載された特徴の全てを含まなくてもよく、それでも、かかる特徴の利点の少なくとも一部の利益を享受
する。当業者は、本発明の1つ又は複数の特徴を含み、添付の特許請求の範囲によって定められる本開示の趣旨及び範囲に含まれる方法、装置、及びシステムの独自の実装形態に容易に想到し得る。

Claims (14)

  1. 複数のセンサパッドを含み、各センサパッドの状態を示す電気出力信号を生成するよう構成された静電容量センサアレイと、
    前記静電容量センサアレイに電気接続された電子制御装置と
    を備える害虫/害獣防除装置であって、
    前記電子制御装置は、プロセッサと、複数の命令を含むメモリとを含み、前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    前記静電容量センサアレイから前記電気出力信号を受信させ、
    各電気出力信号に基づき、各センサパッドの静電容量測定値を求めさせ、
    前記センサパッドの前記静電容量測定値に基づき、各センサパッドのベースラインを計算させ、
    少なくとも1つのセンサパッドの前記静電容量測定値と、対応するベースラインの差が第1の所定の閾値を上回るか否かを判定させ、
    前記第1の所定の閾値が超えられたとき、カウンタを更新させ、
    前記カウンタが所定のリミットを上回るとき、害虫/害獣の存在を示す第1の事象を記録させ
    前記電気出力信号が人間の存在を示すとき、第2の事象を記録させる、
    害虫/害獣防除装置。
  2. 前記複数の命令は、さらに、前記プロセッサに下式を使用して各ベースラインを計算させ、
    ここで、「Kf」は、前記電子制御装置のメモリデバイス内に保存されたパラメータであり、「Cmeas」は、1つのセンサパッドの前記電気出力信号に対応する前記静電容量測定値であり、「A(旧)」は、メモリ内に保存された変数である、請求項1に記載の害虫/害獣防除装置。
  3. 前記電子制御装置は、遠隔システムからKfの値を受信するよう構成される、請求項2に記載の害虫/害獣防除装置。
  4. 前記複数の命令は、さらに、前記プロセッサに、
    前記電気出力信号に基づき、センサパッド打撃のシーケンスを求めさせ、
    ここで該センサパッド打撃のシーケンスは、前記電気出力信号に関連付けられたセンサパッド打撃の特定の順番を含み、
    前記センサパッド打撃のシーケンスを所定のシーケンスと比較させ、
    前記センサパッド打撃のシーケンスが前記所定のシーケンスと合致するとき、前記第2の事象を記録させる、
    請求項に記載の害虫/害獣防除装置。
  5. 前記電子制御装置に電気接続された第1の視覚的インジケータをさらに含み、前記電子制御装置は、前記センサパッド接触のシーケンスが前記所定のシーケンスと合致するとき、前記第1の視覚的インジケータを作動させるよう構成される、請求項に記載の害虫/害獣防除装置。
  6. 前記電子制御装置に電気接続された第2の視覚的インジケータをさらに含み、前記電子制御装置は、前記電気出力信号が前記害虫/害獣の前記存在を示すとき、前記第1の視覚的インジケータ及び前記第2の視覚的インジケータを作動させるよう構成される、請求項に記載の害虫/害獣防除装置。
  7. 前記複数の命令は、さらに、前記プロセッサに、
    (i)少なくとも1つのセンサパッドの前記静電容量測定値の差が第2の所定の閾値を上回るか否かを判定させ、
    (ii)前記差が前記第2の所定の閾値未満のとき、前記カウンタを更新させる、
    請求項に記載の害虫/害獣防除装置。
  8. 前記複数の命令は、さらに、前記プロセッサに、
    前記差が前記第2の所定の閾値より大きいとき、前記電気出力信号に基づき、センサパッド接触のシーケンスを求めさせ、
    前記センサパッド接触のシーケンスを所定のシーケンスと比較させ、
    前記センサパッド接触のシーケンスが前記所定のシーケンスと合致するとき、前記第2の事象を記録させる、請求項に記載の害虫/害獣防除装置。
  9. 前記害虫/害獣防除装置の動きを示す電気出力信号を生成するよう動作可能な位置センサをさらに含む、請求項1に記載の害虫/害獣防除装置。
  10. 前記複数の命令は、前記プロセッサに、
    前記位置センサから前記電気出力信号を受信させ、
    前記電気出力信号に基づき、前記害虫/害獣防除装置が所定の期間、第1の位置に存在したか否かを判定させ、
    前記害虫/害獣防除装置が前記所定の期間、前記第1の位置に存在したとき、前記電気出力信号に基づき、前記害虫/害獣防除装置の偏角を求めさせ、
    ここで、該偏角は、第1の位置と、前記害虫/害獣防除装置の前回の安定な姿勢との間の偏角を含み、
    前記害虫/害獣防除装置の前記偏角を所定の角度閾値と比較させ、
    前記偏角が前記所定の角度閾値より大きいとき、出力信号を生成させる、請求項に記載の害虫/害獣防除装置。
  11. 静電容量センサアレイから電気出力信号を生成するステップと、
    前記静電容量センサアレイから前記電気出力信号を受信するステップと、
    前記電気出力信号に基づき、静電容量測定値を求めるステップと、
    前記センサパッドの前記静電容量測定値に基づき、各センサパッドのベースラインを計算するステップと、
    少なくとも1つのセンサパッドの前記静電容量測定値と、対応するベースラインの差が第1の所定の閾値を上回るか否かを判定するステップと、
    前記第1の所定の閾値が超えられたとき、カウンタを更新するステップと、
    前記カウンタが所定のリミットを上回るとき、害虫/害獣の存在を示す第1の事象を記録するステップと
    電気出力信号が人間の存在を示すとき、第2の事象を記録するステップと
    を含む、害虫/害獣を監視する方法。
  12. 前記センサパッドのベースラインを計算するステップは、下式を使用することを含み、
    ここで、「Kf」は、前記電子制御装置のメモリデバイス内に保存されたパラメータであり、「Cmeas」は、1つのセンサパッドの前記電気出力信号に対応する前記静電容量測定値であり、「A(旧)」は、メモリ内に保存された変数である、請求項11に記載
    の方法。
  13. 少なくとも1つのセンサパッドの前記静電容量測定値と、対応するベースラインの前記差が第2の所定の閾値を上回るか否かを判定するステップと、
    前記差が前記第2の所定の閾値未満のとき、前記カウンタを更新するステップとをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記差が前記第2の所定の閾値より大きいとき、前記電気出力信号に基づき、センサパッド接触のシーケンスを求めるステップと、
    前記センサパッド接触のシーケンスを所定のシーケンスと比較するステップとをさらに含み、
    前記第2の事象を記録するステップは、前記センサパッド接触のシーケンスが前記所定のシーケンスと合致するかを判定するステップを含む、請求項13に記載の方法。
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