JP6705122B2 - リチウムイオン2次電池用負極活物質およびその製造方法 - Google Patents
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Description
平均粒子径D50が7μmのケミカルグレードの金属Si(純度3N)をエタノールに20重量%混合し、直径0.3mmのジルコニアビーズを用いた微粉砕湿式ビーズミルを5時間、直径0.03mmのジルコニアビーズを用いた超微粉砕湿式ビーズミルを5時間行い、平均粒子径D50が0.3μm、乾燥時のBET表面積が100m2/gの超微粒子Siスラリーを得た。
得られた負極活物質を80.0重量%(固形分全量中の含有量。以下同じ。)に対して、導電助剤としてアセチレンブラック5重量%と、バインダとしてポリイミドバインダー15.0重量%を混合して負極合剤含有スラリーを調製した。
評価用ハーフセルは、グローブボックス中でスクリューセルに上記負極、24mmφのポリプロピレン製セパレータ、21mmφのガラスフィルター、18mmφで厚み0.2mmの金属リチウムおよびその基材のステンレス箔を、各々、電解液にディップしたのち、この順に積層し、最後に蓋をねじ込み作製した。電解液はエチレンカーボネートとジエチルカーボネートを体積比1対1の混合溶媒とし、LiPF6を1.2mol/Lの濃度になるように溶解させ、これにフルオロエチレンカーボネートを2体積%添加したものを使用した。評価用セルは、さらにシリカゲルを入れた密閉ガラス容器に入れて、シリコンゴムの蓋を通した電極を充放電装置に接続した。
評価用ハーフセルは25℃の恒温室にて、サイクル試験した。充電は、2mAの定電流で0.01Vまで充電後、0.01Vの定電圧で電流値が0.2mAになるまで行った。また放電は、2mAの定電流で1.5Vの電圧値まで行った。放電容量と初期充放電効率は、初回充放電試験の結果とした。
「電極変位評価用セルによる過膨張測定」
負極電極の膨張変位を測定する電極変位セルを用いて過膨張量を測定した。下部に正極、上部に負極とし、負極電極上部にピストン状の支柱をバネで固定することで電極の膨張変位が支柱に伝わる構造とした。また、正極電極と負極電極の間に硬質状のガラスフィルターを挿入し、固定することで負極側の膨張変位のみを測定した。さらに支柱の表面にレーザー変位計を設置することで、電極の膨張変位の測定を可能とした。レーザー変位計は、一般に市販されている変位計を用いた。変位量のデータは、データーロガーに接続し、データ記録を行った。
実施例1で添加したモノマーをヒドロキシメチルEDOT(HM−EDOT)とし、5重量部添加した。添加方法は、エタノールの溶剤にヒドロキシメチルEDOTを所定濃度に希釈し、希釈液に得られたモノマー添加した負極活物質を浸漬し、110℃で乾燥して添加を行った。その後、実施例1と同様に、リチウムイオン2次電池を作製し、評価を行った。
実施例1で得られた同様の作製方法でSi量50重量部の負極活物質を用いて、リチウムイオン2次電池用負極を作製する際に、モノマーであるEDOTを5重量部添加し、リチウムイオン2次電池用負極を作製した。作製方法は、得られた負極活物質を75.0重量%(固形分全量中の含有量。以下同じ。)に対して、EDOTを5.0重量%、導電助剤としてアセチレンブラック5重量%と、バインダとしてポリイミドバインダー15.0重量%を混合して負極合剤含有スラリーを調製した。
実施例3で得られた負極活物質(Si量50重量部)を用いて、リチウムイオン2次電池用負極を作製する際に、モノマーであるヒドロキシメチルEDOTを5重量部添加し、実施例3と同様にリチウムイオン2次電池用負極を作製し、評価を行った。
リン酸リチウム(Li3PO4、純度3N)の凝集塊をニューパワーミル(バッチ式カッターミル)により20秒粉砕後、エタノールに20重量%混合し、直径0.3mmのジルコニアビーズを用いた微粉砕湿式ビーズミルを10時間行い、平均粒子径D50が0.05μmの超微粒子リン酸リチウムのスラリーを得た。
実施例5で得られた負極活物質にモノマーであるヒドロキシメチルEDOTを5重量部添加し、リチウムイオン2次電池を実施例1のように作製し、評価を行った。
実施例5で得られた負極活物質を用いて、リチウムイオン2次電池用負極を作製する際に、モノマーであるEDOTをそれぞれ1重量部、3重量部、5重量部添加し、リチウムイオン2次電池用負極を作製した。その後、実施例1と同様の評価を行った。
実施例5で得られた負極活物質を用いて、リチウムイオン2次電池用負極を作製する際に、モノマーであるヒドロキシメチルEDOTをそれぞれ1重量部、3重量部、5重量部添加し、リチウムイオン2次電池用負極を作製した。その後、実施例1と同様の評価を行った。
実施例1で得られた同様の作製方法で、Si量40重量部の負極活物質をそのまま用いて、リチウムイオン2次電池用負極を作製し、評価を行った。
Claims (8)
- SiまたはSi合金と、炭素質物と黒鉛からなるリチウムイオン2次電池用負極活物質において、SiまたはSi合金の含有量10〜80重量部、炭素質物の含有量5〜40重量部、黒鉛の含有量20〜80重量部であり、該SiまたはSi合金の平均粒径(D50)が0.01〜6μmであり、該負極活物質がSiまたはSi合金、炭素質物及び黒鉛の合計100重量部に対して、EDOTまたはヒドロキシメチルEDOTから選択される少なくとも1つのモノマーが0.1〜10重量部含有されており、
負極活物質粒子内部は0.05〜0.2μmの長さのSiの微粒子が炭素質物と共に0.02〜0.2μmの厚みの黒鉛の薄層の間に挟まった構造が網目状に広がり、積層しており、炭素質物はSiの微粒子に密着して覆っていることを特徴とするリチウムイオン2次電池用負極活物質。 - 前記負極活物質が、形状が丸みを帯びた平均粒径D50が1〜40μmの複合粒子であり、前記SiまたはSi合金の平均粒径が該負極活物質の平均粒径の1/5以下であり、前記モノマーが、少なくとも活物質表面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン2次電池用負極活物質。
- SiまたはSi合金と、炭素質物と黒鉛からなるリチウムイオン2次電池用負極活物質において、SiまたはSi合金の含有量10〜70重量部、炭素質物の含有量5〜40重量部、黒鉛の含有量20〜85重量部であり、該SiまたはSi合金の平均粒径がD50が0.01〜6μmであり、該炭素質物が、遷移金属、周期表13族、15族元素の群から選択される少なくとも1つの元素とリチウムとの複合酸化物であるリチウム化合物と複合化され、該負極活物質がSiまたはSi合金、炭素質物及び黒鉛の合計100重量部に対して、EDOTまたはヒドロキシメチルEDOTから選択される少なくとも1つのモノマーが0.1〜10重量部含有されており、
負極活物質粒子内部は0.05〜0.2μmの長さのSiの微粒子が炭素質物と共に0.02〜0.2μmの厚みの黒鉛の薄層の間に挟まった構造が網目状に広がり、積層していた。炭素質物はSiの微粒子に密着して覆っていることを特徴とするリチウムイオン2次電池用負極活物質。 - 前記負極活物質が、形状が丸みを帯びた平均粒径D50が1〜40μmの複合粒子であり、前記SiまたはSi合金の平均粒径が該負極活物質の平均粒径の1/5以下であり、前記リチウム化合物と複合化している炭素質物及び、前記モノマーが、少なくとも活物質表面を覆っていることを特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン2次電池用負極活物質。
- 比表面積が0.5〜50m2/gであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリチウムイオン2次電池用負極活物質。
- SiまたはSi合金、炭素前駆体と黒鉛を原料とし、これらを混合する工程と、造粒・圧密化する工程と、粉砕および球形化処理して形状が丸みを帯びた複合粒子を形成する工程と、該複合粒子を不活性ガス雰囲気中で焼成する工程後、EDOTまたはヒドロキシメチルEDOTから選択される少なくとも1つのモノマーを0.1〜10重量部該複合粒子に添加することを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン2次電池用負極活物質の製造方法。
- SiまたはSi合金、および遷移金属、周期表13族、15族元素の群から選択される少なくとも1つの元素とリチウムとの複合酸化物、さらに黒鉛を混合する工程と、造粒・圧密化する工程と、粉砕および球形化処理して形状が丸みを帯びた複合粒子を形成する工程と、該複合粒子を不活性ガス雰囲気中で焼成する工程後、EDOTまたはヒドロキシメチルEDOTから選択される少なくとも1つのモノマーを0.1〜10重量部該複合粒子に添加することを特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン2次電池用負極活物質の製造方法。
- 前記モノマーを添加した負極活物質を大気中で加熱乾燥する工程の温度が、100℃以下であることを特徴とする請求項6〜7のいずれか1項に記載のリチウムイオン2次電池用負極活物質の製造方法。
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