JP6704371B2 - 転圧機械 - Google Patents
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Description
従来、冷却ファン部は、引用文献1にも開示されているように走行用エンジンの軸トルクで直接駆動されるファンが用いられ、回転するファンで発生する冷却風でラジエータを冷却する。
ところで、タイヤローラ車両は、他の機械とは異なり、走行用エンジンやラジエータを収めるエンジンルームには、周りを取り囲むよう、散水用の水タンクが配置され、エンジンルームは、上部側だけが開放される。
このため、ファン駆動用モータは、ラジエータの冷却性の向上や騒音性の低減には優れると認識していても、点検性が確保されないため、制約の多いタイヤローラ車両(転圧機械)への適用が困難である、とされていた。
図1は、転圧機械、例えばタイヤローラ車両の全体を示し、図2は同タイヤローラ車両の側面図を示し、図3は同タイヤローラ車両のエンジンルームを拡大して示し、図4は同エンジンルームの断面(図3中のA−A線)を示し図5は冷却ファン部の各部を示している。
そのため、ファンシュラウド27には、唯一、開放しているエンジンルーム9の上部(開放側)からファンシュラウド27の内部の点検が行える点検窓41が設けられている。
走行用エンジン15の冷却は、油圧ポンプ17が発生する油圧が、冷却ファン部25の油圧モータ29へ伝わることにより行われる。
すなわち、油圧モータ29は、油圧により駆動され、ファン31が回転される。このファン31の回転により、エンジンフード13を通じてエンジンルーム9内に外気が取り込まれる。そして、この外気が冷却風として、ファンシュラウド27を通じて、ラジエータ19の熱交換部19aへ導かれ、ラジエータ19を流通する冷却水を冷却する。ラジエータ19を通過した冷却風は、ダクト部20を通じて、外部へ吹き出される。
ここで、走行用エンジン15の運転を止めて、冷却ファン部25の油圧モータ29およびその周辺を点検するとする。
ここで、エンジンルーム9は、水タンク12a〜12cで取り囲まれ、エンジンルーム9の上部からでないと、点検が行えない(制約)。しかも、点検が求められる油圧モータ29は、ファンシュラウド27内に配置されて、外部から遮られている状況にある。
これにより、作業者は、この点検窓41を構成する点検カバー45を取り外して(図4中の二点鎖線)、点検開口部43を開放させる。ついで、点検開口部43を通じ、ファンシュラウド27内の部品、すなわち油圧モータ29、その周辺の具合を目視することにより、所望の点検は行える。
その後、吊り上げ機械(図示しない)にて吊り上げれば、冷却ファン部25の全体は、エンジンルーム9の開放側へ引き出され、エンジンルーム9外へ搬出される。これにより、搬出を要する補修作業も行える。
したがって、周りが水タンク12a〜12cで取り囲まれるという制約が課せられたエンジンルーム9でも、ファンシュラウド27、油圧モータ29(ファン駆動用モータ)を用いた冷却ファン部25を用いて、冷却ファン部25の騒音の低減や、同冷却ファン部25の点検性の向上や、ラジエータ19(熱交換器)の冷却性の向上を図ることができる。特に点検する機会の多い油圧モータ29には最適である。
そのうえ、点検開口部43の開口縁部のめねじ部49aは、冷却ファン部25を搬出する吊り上げ機械の吊り具55と脱着可能としたので、別途、吊り具55と係脱する吊持具を設けることなく、冷却ファン部25の搬出作業(引き出し作業)ができる。
9 エンジンルーム
12a〜12c 水タンク
15 走行用エンジン
19 ラジエータ(熱交換器)
25 冷却ファン部
27 ファンシュラウド
29 油圧モータ(ファン駆動用モータ部)
31 ファン
41 点検窓
43 点検開口部
45 点検カバー
47 締結部
49a めねじ部(固定座)
Claims (1)
- 車体に形成された、上部が開放され、周りが散水用の水を貯留する水タンクで取り囲まれるエンジンルームと、
前記エンジンルーム内に収められた走行用エンジンと、
前記走行用エンジンと隣接して前記エンジンルーム内に収められ、前記走行用エンジンを冷却する熱交換器と、
前記熱交換器と走行用エンジンとの間に設けられ、前記熱交換器を冷却風により冷却する冷却ファン部と
を有する転圧機械であって、
前記冷却ファン部は、
冷却風を発生させるファンと、
前記ファンを駆動する油圧モータと、
前記ファンおよび前記油圧モータの周囲を取り囲むように設けられ、冷却風を所定位置へ導くファンシュラウドと、
前記エンジンルームの開放側に臨む前記ファンシュラウドの上部に設けられ、前記ファンシュラウド内を点検する点検窓と
を有し、
前記冷却ファン部が、
前記ファン、前記油圧モータ、前記ファンシュラウドの組合わせにより一部品化されることによって、前記エンジンルームの開放側から外部へ取り出し可能とされ、
前記点検窓が、
前記ファンシュラウドの上部壁に設けられた点検開口部と、
前記点検開口部を塞ぐ点検カバーと、
前記点検開口部の開口縁部に形成された固定座へ締結部材をねじ込むことにより、前記点検カバーを前記ファンシュラウドに脱着可能に締結する締結部と
を有し、
前記締結部の固定座が、前記冷却ファン部をエンジンルームから取出す作業を行う工具と脱着可能とされる
ことを特徴とする転圧機械。
Priority Applications (1)
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JP2017069530A JP6704371B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 転圧機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017069530A JP6704371B2 (ja) | 2017-03-31 | 2017-03-31 | 転圧機械 |
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Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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