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JP6761977B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本開示は、マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器に関する。
従来より、マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ヒータによる加熱調理の後は加熱室内が高温になるが、解凍調理などを行う場合には加熱室は冷却された状態であることが望ましいため、高温の加熱室を速やかに冷却する必要がある。特許文献1に記載の加熱調理器は、高温の加熱室を速やかに冷却するために、ドアを開けた状態で熱風循環ファンを動作させて加熱室に風を供給することで、加熱室内の空気を入れ替えてヒータ調理後の加熱室内部を冷却するものである。
特許第3259473号
しかしながら、特許文献1に記載の加熱調理器では、加熱室の冷却を行うタイミングがドアを開けた状態のみに限られていた。このように、加熱室の冷却を行うタイミングが制限されているため、ユーザの利便性という観点では改善の余地があるといえる。
本開示は、課題を解決するものであり、加熱室の冷却運転を行う際のユーザの利便性を向上させることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本開示の一態様の加熱調理器は、マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器であって、被加熱物を加熱する加熱室と、加熱室の外側に設けられる筐体と、加熱室を開閉するドアと、加熱室内を加熱するヒータと、加熱室と筐体の間の空間に設けられ、加熱室に供給するマイクロ波を発生させるマグネトロンと、加熱室と筐体の間の空間に設けられ、マグネトロンを冷却する冷却ファンと、加熱室と筐体の間の空間に設けられ、加熱室の壁面に設けられた吹出口を介して加熱室内に送風し、同壁面に設けられた吸込口を介して風を吸い込む循環ファンと、調理メニューを操作するための操作部と、加熱調理器の運転を制御する制御部とを備え、加熱室内の壁面において、循環ファン用の吹出口および吸込口とは別に吸気口および排気口が形成されており、吸気口は冷却ファンによる冷風を吸気可能であり、排気口は筐体の外部に連通するように設けられており、制御部は、操作部において加熱室冷却モードが選択されると、ドアの開閉状態にかかわらず循環ファンおよび冷却ファンを運転させることで、吸気口を介して加熱室外から冷風を吸込み、排気口を介して加熱室外に空気を送り出す。
本開示によれば、加熱室の冷却運転を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における加熱調理器の外観を示す斜視図 ドアを開いた状態の斜視図 図1のA―A断面図 図1のB―B断面図 底板を示す斜視図 加熱調理器の底部機械室を示す斜視図 インバータ基板と制御基板のカバーを外した状態の底部機械室の斜視図 加熱調理器の底板を外した状態の下方視の斜視図 コンベクションヒータユニットの構成を示す加熱調理器の後部の分解斜視図 筐体を取り外した状態の加熱調理器の左側面と背面を示す斜視図 加熱室冷却モードを実施したときの加熱室内の空気の流れを示す図(ドアが閉じた状態) 加熱室冷却モードを実施したときの加熱室内の空気の流れを示す図(ドアが開いた状態) 加熱室冷却モードの複数のパターンに対応する実施例1−4を示す図
第1の発明は、マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器であって、被加熱物を加熱する加熱室と、加熱室の外側に設けられる筐体と、加熱室を開閉するドアと、加熱室内を加熱するヒータと、加熱室と筐体の間の空間に設けられ、加熱室に供給するマイクロ波を発生させるマグネトロンと、加熱室と筐体の間の空間に設けられ、マグネトロンを冷却する冷却ファンと、加熱室と筐体の間の空間に設けられ、加熱室の壁面に設けられた吹出口を介して加熱室内に送風し、同壁面に設けられた吸込口を介して風を吸い込む循環ファンと、調理メニューを操作するための操作部と、加熱調理器の運転を制御する制御部とを備え、加熱室内の壁面において、循環ファン用の吹出口および吸込口とは別に吸気口および排気口が形成されており、吸気口は冷却ファンによる冷風を吸気可能であり、排気口は筐体の外部に連通するように設けられており、制御部は、操作部において加熱室冷却モードが選択されると、ドアの開閉状態にかかわらず循環ファンおよび冷却ファンを運転させることで、吸気口を介して加熱室外から冷風を吸込み、排気口を介して加熱室外に空気を送り出す、加熱調理器である。
このような構成により、ドアの開閉状態にかかわらず加熱室冷却モードを実施して加熱室内を速やかに冷却することができ、加熱室の冷却運転を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、ドアの開閉を判定するドア開閉判定部をさらに備える。
このような構成によれば、ドアの開閉状態に応じて加熱室冷却モードの制御方法を変える等の工夫が可能となる。
第3の発明は、特に、第2の発明における制御部は、ドア開閉判定部によってドアが開いていると判定された場合に、加熱室冷却モードにおいて、循環ファンの回転数を途中で上昇させるように制御する。
このような構成により、特にドアが開かれた状態で加熱室冷却モードが運転された場合に、加熱室の温度が高い初期段階において熱風が庫外に出ることを抑制して安全性を担保しながら、加熱室内を効率的に冷却することができる。
第4の発明は、特に、第2の発明又は第3の発明における制御部は、ヒータにより加熱室内を加熱して循環ファンを運転するヒータ加熱モードを有し、ドア開閉判定部によってドアが開いていると判定された場合に、加熱室冷却モードの開始時における循環ファンの回転数を、ヒータ加熱モードにおける循環ファンの回転数よりも低く制御する。
このような構成により、特にドアが開かれた状態で加熱室冷却モードが運転された場合に、加熱室の温度が高い初期段階において熱風が庫外に出ることを抑制し、安全性を向上させることができる。
第5の発明は、特に、第2の発明から第4の発明のいずれかにおける制御部は、循環ファンおよび/又は冷却ファンの回転数を異ならせて運転する複数の加熱室冷却モードを有し、加熱室冷却モードが選択された時の条件に応じて複数の加熱室冷却モードのうちの1つを選択して実行する。
このような構成により、加熱室の冷却をより適切に実施することができる。
第6の発明は、特に、第1の発明から第5の発明のいずれかにおける加熱室の温度を測定する温度測定部をさらに備え、制御部は、温度測定部による温度の測定結果に応じて終了する第1の加熱室冷却モードと、所定時間の経過によって終了する第2の加熱室冷却モードとを有し、操作部は、第1の加熱室冷却モードと第2の加熱室冷却モードのいずれかを選択可能とする。
このような構成により、状況に応じて適切な加熱室冷却モードをユーザは選択することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態における加熱調理器の外観を示す斜視図である。図2は、ドアを開いた状態の斜視図である。図3は、図1のA―A断面図であり、図4は、図1のB―B断面図である。図5は、底板を示す斜視図である。図6は、加熱調理器の底部機械室を示す斜視図である。図7は、インバータ基板と制御基板のカバーを外した状態の底部機械室の斜視図である。図8は、加熱調理器の底板を外した状態の下方視の斜視図である。図9は、コンベクションヒータユニットの構成を示す加熱調理器の後部の分解斜視図である。図10は、筐体を取り外した状態の加熱調理器の左側面と背面を示す斜視図である。図11は、加熱室冷却モードの複数のパターンを示す表である。
<1>加熱調理器の構成
本実施の形態における加熱調理器1は、被加熱物を収納する加熱室200(図2)に、高周波(マイクロ波)と、輻射熱と、熱風と、蒸気のうち少なくとも1つを供給して被加熱物を加熱する加熱調理器である。加熱調理器1は、主要な構成として、図3以降に示すように、高周波発生部400と、上ヒータユニット500と、コンベクションヒータユニット600と、蒸気発生部700とを備える。
本明細書では、筐体100のドア300を有する側を前方とし、この前方より後方に向かって右側を右方、左側を左方として、以下の説明を行う。
図2に示すように、筐体100の内側には、加熱室200が設けられている。加熱室200は、前面に開口を形成する空間である。加熱室200の両側面と上面とを一体に覆う筐体ケース110と、加熱室200の下方に配置された底板120と、加熱室200の背面に配置された後板130(図3)とで、筐体100の外郭が構成されている。加熱室200と筐体100の間には、間隙が確保されている。この間隙は断熱空間として作用する。この間隙内には、加熱調理器を駆動する各機能部品が配置されている。
図1、図2に示すように、筐体100の前面には、加熱室200の開口を開閉するドア300が設置されている。ドア300の下端は、筐体100の下端部に軸支されており、上下方向に回動可能である。図1に示すように、ドア300の前面右側部には、操作部310が設けられている。
操作部310は、調理メニューを操作するための部材である。本実施の形態における操作部310は、操作と表示を一体で行うタッチパネル式の液晶311と、複数のボタン312とを備える。
図2に示すように、筐体100の前面には、ドア300の開閉状態を判定するドア開閉判定部330が設けられている。本実施の形態におけるドア開閉判定部330は、押し込み式のボタンによって構成されている。ドア開閉判定部330は、ドア300が開いているときには外側に突出した状態に付勢される一方で、ドア300が閉じられたときにはドア300によって押し込まれた状態となる。このようなドア開閉判定部330の状態の違いによる開閉状態の判定結果は、後述する制御基板920に送信される。
ドア300の下方右側には、蒸気発生部700に供給する水を貯溜する給水タンク730が着脱自在に設置されている。給水タンク730の左側には、加熱室200内で結露した結露水を貯溜する排水タンク202が着脱自在に設置されている。
図2−図4に示すように、加熱室200の右側壁210と左側壁220には、上面が水平な支持突起201が前後方向に沿って上下に複数段(本実施の形態では3段)設けられている。支持突起201は、オーブン調理に使用する角皿と、グリル調理に使用するグリル皿を支持するための突起部である。
図3に示すように、加熱室200の右側壁210の上部中央には孔が形成されており、赤外線センサ150が配置されている。この孔を通して赤外線センサ150が被加熱物の温度を検出する。加熱室200の右側壁210にはさらに2箇所の角孔が形成されており、加熱室200の内部を照明するLED151が配置されている。
図4に示すように、加熱室200の左側壁220の前方下部には、吸気口(外気吸気口)221が設置されている。吸気口221は、複数の円形のパンチ孔が略長方形に配設されて構成されている。吸気口221から、加熱室200と筐体100の間における低温で低湿度の空気を加熱室200内に導入し、循環ファン620の送風と合流させてドア300の内面に沿って送風することができる。これにより、加熱室200内を冷却するとともにドア300のガラス面の結露を抑制することができる。
加熱室200の左側壁220の上部中央には、蒸気発生部700から加熱室200に蒸気を噴出する蒸気噴出口701が配置されている。
加熱室200の天面230の上には、上ヒータユニット500が設置されている。上ヒータユニット500は、前後に2本の管状のミラクロンヒータ510と、中央に1本の管状のアルゴンヒータ520が並設されている。これらの管状ヒータは主に赤外線を放射して、加熱室200内に収容された被加熱物を輻射熱で直接加熱する。
図3に示すように、加熱室200の天面230の右側後部には、加熱室200内の温度を検出するサーミスタ152が設置されている。サーミスタ152は、加熱室200内の温度を測定する温度測定部である。
図9に示すように、加熱室200の後壁240の裏側には、加熱室200内に熱風を循環するコンベクションヒータユニット600が設置されている。
加熱室200の後壁240の中央には、吸込口241が形成されている。吸込口241は、複数の円形のパンチ孔が形成された領域が、全体として略六角形になるように配設されて構成されている。後壁240の周縁部には、吹出口242が形成されている。吹出口242は、複数の円形のパンチ孔が形成された領域が、略長方形になるように配設されて構成されている。吸込口241より加熱室200内の空気を吸引し、吹出口242よりその空気を加熱室200内に送風している。
本実施の形態ではさらに、加熱室200の後壁240の右上および右下には、排気口260が形成されている。排気口260は、複数の円形のパンチ孔で形成されている。前述した吸込口241および吹出口242は、加熱室200と筐体100の間の空間に連通するのに対して、排気口260は、さらにその外側である筐体100の外部に直接連通する。このような排気口260を設けることで、ドア300が閉じた状態であっても、加熱室200内の空気を、加熱調理器1の外部の空気と入れ替えることができる。
後壁240の外方には、ファンケース610が配置されている。このファンケース610の内側には、循環ファン620とヒータ(シーズヒータ)630とが設置されている。循環ファン620は、左回転のシロッコタイプのファンである。循環ファン620の外周を取り巻くように、螺旋状に形成したヒータ630が配置されている。
ファンケース610の後面には、モータ支持具640および循環モータ650が設置されている。循環モータ650の回転軸に循環ファン620が締結される。
本実施の形態における循環モータ650は、回転数が可変なDCモータが用いられている。循環モータ650によって駆動される循環ファン620は、回転数を変化させながら運転可能である。
コンベクションヒータユニット600の後方には、間隙を設けて、図3、図4などに示した後板130が配置されている。循環モータ650は、コンベクションヒータユニット600と後板130の間の間隙を通過する送風により、冷却される。
図10に示すように、加熱室200の左側壁220の外側の後方上部には、蒸気発生部700が設置されている。蒸気発生部700は、タンク710と、タンク710内部に設置されたシーズヒータ720とを備える。タンク710の給水口より、タンク710内に供給された水をシーズヒータ720で加熱して蒸気を発生させる。発生した蒸気は、図4に示した蒸気噴出口701から、加熱室200内に噴出する。
図3および図4に示すように、加熱室200の底面板252の下方には、高周波(マイクロ波)を放射する高周波発生部400が設置されている。高周波発生部400は、回転アンテナ410を備える。回転アンテナ410は、高周波を加熱室200の内部に放射する。
底面板252の下方には、高周波を発生するマグネトロン420と、回転アンテナ410を回転させるアンテナモータ411がそれぞれ設置されている。マグネトロン420で発生した高周波は、導波管(図示せず)を介して回転アンテナ410に伝搬し、回転アンテナ410から加熱室200内に放射される。
高周波発生部400から放射される高周波は、主に被加熱物を直接加熱するために使用される。一方で、高周波はグリル皿に放射されることにより、グリル皿を発熱させ、被加熱物の主に下面を加熱するためにも使用される。
図6および図7に示すように、筐体100の下部に設置される底板120には、加熱調理器の各機能を駆動する駆動機構と、制御機構等が設置されている。上側に位置する加熱室200の底面250と、下側に位置する底板120との空間で、機械室が形成されている。機械室には、加熱調理器の中心的な機能である高周波発生部400と制御部等が配置されている。
図5に示すように、底板120には、複数の凹陥部121および開口等の加工が施されている。底板120には、冷却用の空気を吸引する吸気口(冷却吸気口)122として、複数の円形のパンチ孔が配設されている。
図6に示すように、底板120の前部の中央より左側には、発熱部材を始め加熱調理の各所を冷却する冷却ファンユニット800が設置されている。冷却ファンユニット800が対向する部分の底板120には、吸気口122が配設されている。冷却ファンユニット800の上方には、内部に空洞部が形成されるファンカバー801が設置されている。底板120に形成された吸気口122から吸引された外気が、冷却ファンユニット800の上下両面に設けられたファン吸気口に送給される。
図8に示すように、底板120の中央には、冷却ファン820が設置されている。冷却ファン820は、主吐出口811および副吐出口812から冷却風を吹き出す部材である。冷却ファン820は、DCモータ830によって回転駆動される。
DCモータ830は回転数が可変である。DCモータ830によって駆動される冷却ファン820は、回転数を変化させながら運転可能である。
図7に示すように、冷却ファンユニット800の主吐出口811の後方となる底板120の後部中央には、マグネトロン420を駆動するインバータ910が設置されたインバータ基板900が配置されている。インバータ基板900の上方には、インバータ基板カバー911が設置されている(図6)。インバータ基板900の上下に空洞部が形成され、上下の空洞部に冷却ファンユニット800から冷風が送風されて、冷却される。インバータ基板カバー911の後部には、送給された送風の一部を後部上方向かって放出する後部連通口912が設けられている。
図8に示すように、底板120の右側には、制御基板920が配設されている。制御基板920には、マイクロコンピュータを含む回路部品が配置されている。制御基板920は、加熱調理器1の運転を制御する制御部の一例である。制御基板920は例えば、メモリと、CPUなどのプロセッサに対応する処理回路とを備えてもよい。
制御基板920の上方には、制御基板カバー921が設置されており(図6)、制御基板920の上下に空洞部が形成されている。上下の空洞部に、冷却ファンユニット800からの冷風が送風されて、冷却される。制御基板カバー921の右後方には、送給された冷風を右側空洞の上方に向かって放出する右側連通口923が設けられている。
図7に示すインバータ基板900には、インバータ910と冷却用のヒートシンク等が配置されている。
図8に示すように、冷却ファンユニット800の副吐出口812の後方には、高周波発生部400のマグネトロン420が配置されている。冷却ファン820から冷風が送風されて、冷却される。
上記構成において、冷却ファン820からの冷風は、マグネトロン420などの部品を冷却した後、加熱室200と筐体100の間の空間を上方に流れる。そのうちの一部が、前述した加熱室200の左側壁220に設けられた吸気口221を介して加熱室200内に流れる。
<2>加熱室冷却モード
次に、加熱室200を冷却するモードである加熱室冷却モードについて説明する。
上ヒータユニット500を用いたグリル加熱や、コンベクションヒータユニット600を用いたオーブン加熱の後は、加熱室200内の温度が高くなる。加熱室200内の温度が高いときに、例えばマイクロ波を用いて行う解凍調理のメニューが選択された場合、食品を均一に解凍することができない場合がある。
本実施の形態の加熱調理器1では、解凍調理などの加熱室200内の温度が低い状態から開始することが望ましいメニューが選択された場合に、サーミスタ152により加熱室200内の温度を測定する。このとき、測定した温度が所定温度以上である場合に、次の調理メニューを実行できない旨を示すアラームを出すとともに、「加熱室冷却モード」をユーザが選択可能に構成している。具体的には、操作部310の液晶311に「加熱室冷却モード」を選択する画面が表示される。液晶311において加熱室冷却モードが選択されると、制御基板920が、予め記憶している所定の加熱室冷却モードを実行し、循環ファン620および冷却ファン820の回転数などを制御する。
本実施の形態の加熱室冷却モードは、ヒータ630などのヒータを停止した状態で循環ファン620と冷却ファン820を運転することにより、加熱室200内の空気を外部の空気と入れ替えて、加熱室200内を冷却するものである。本実施の形態では特に、加熱室200の内壁面に、冷却ファン820による冷風の一部を吸引可能な吸気口221と、筐体100外部に連通する排気口260を設けている。このような構成では、ドア300の開閉状態にかかわらず加熱室冷却モードを実行することで、吸気口221および排気口260を介して加熱室200内の空気の入れ替えを促進して、加熱室200を効率的に冷却することができる。
図11A、11Bは、加熱室冷却モードを実行したときに加熱室200内に生じる風の流れを示す模式図である。図11Aは、ドア300が閉じられた状態を示し、図11Bは、ドア300が開けられた状態を示す。
図11Aに示すように、循環ファン620の運転により、吸込口241を介して加熱室200から空気を取り込む流れが生じるとともに(矢印A1)、吹出口242を介して加熱室200内へ空気を吹き出す流れが生じる(矢印A2)。また、冷却ファン820の運転により、吸気口221を介して冷風が加熱室200内に吸い込まれる流れが生じる(矢印A3)。さらに、排気口260を介して加熱室200内の空気が外部へ流出する流れが生じる(矢印A4)。
このような空気の流れによれば、冷却ファン820によって加熱室200内を冷却しながら、循環ファン620によって加熱室200内の空気の対流を促進しつつ、排気口260を介して加熱室200の空気が外部に排出される。これにより、ドア300が閉じられた状態であっても加熱室200内の空気の入れ替えを促進して冷却することができる。
一方で、ドア300が開かれた状態では、図11Bに示すように、図11Aに示した空気の流れに加えて、加熱室200から外部へ流出する空気の流れ(矢印A5)と、外部から加熱室200へ流入する空気の流れ(矢印A6)がさらに生じる。
このような空気の流れによれば、加熱室200内の空気と外部の空気の入れ替えがさらに促進されるため、加熱室200内の冷却を促進することができる。
次に、加熱室冷却モードの具体的な実施例について、図12を用いて説明する。
本実施の形態の制御基板920は例えば、図12に示す複数の実施例1−4による加熱室冷却モードのいずれかを実行することができる。本実施の形態では、複数の実施例1−4のうちの1つが予め設定された状態で、加熱室冷却モードの実行が選択されたときに、予め設定された実施例のパターンに基づいて制御を行うものである。
図12の表において、「ドア開/閉」の欄は、ドア300の開閉状態を表す。ドア300の開閉状態は、前述したドア開閉判定部330による判定結果が用いられる。図12に示すように、実施例1では、ドア開閉判定部330による判定結果にかかわらず、ファンの回転数を同じ回転数で運転し、一方で、実施例2−4では、ドア開閉判定部330による判定結果に応じて、ファンの回転数を異ならせて運転する。
「ファン」の欄は、運転されるファンの名称である。「循環ファン」は循環ファン620であり、「冷却ファン」は冷却ファン820である。
「ファン回転数」の欄は、「ファン」の欄に記載されるファンの運転回転数の大きさを表す。本実施の形態では、循環ファン620の回転数は小さい順に「弱」、「中」、「強」の3段階で可変に構成される。冷却ファン820の回転数も小さい順に「弱」、「中」、「強」の3段階で可変に構成されるが、実施例1−4では常に「強」で運転している。
「ファン回転数」の欄において、「ステージ1」は加熱室冷却モードの前半の期間を表し、「ステージ2」は加熱室冷却モードの後半の期間を表す。本実施の形態では、循環ファン620および冷却ファン820の回転数が可変に構成されているため、2つのステージを設け、それぞれのステージにおけるファンの回転数を異ならせる制御を可能としている。
実施例1では、ドア300の開閉状態にかかわらず、かつ、ステージ1、2にかかわらず、循環ファン620および冷却ファン820を「強」運転に維持している。
循環ファン620の「強」運転は、コンベクションヒータユニット600(ヒータ630)を用いたオーブン加熱を行うオーブン加熱モード(ヒータ加熱モード)のときの回転数と同じ回転数である。冷却ファン820の「強」運転は、高周波発生部400を用いて行うマイクロ波加熱モードのときにマグネトロン420を冷却する回転数と同じ回転数である。
このような制御によれば、図11を用いて説明した加熱室200内の空気の入れ替えを最も促進し、加熱室200内の冷却を促進することができる。
実施例2−4は、循環ファン620の運転形態が共通している。具体的には、ステージ1では「弱」運転を行い、ステージ2では「中」運転を行う。このように、加熱室冷却モードの初期段階であるステージ1では、循環ファン620の回転数を低く抑えるとともに、その後、循環ファン620の回転数を上昇させている。
特にドア300が開いた状態で循環ファン620を運転させると、加熱室200内の温度の高い空気が加熱室200の外へ送風される。よって、循環ファン620の回転数を途中で上昇させるように制御することで、加熱室200内の温度が高い初期段階の空気が外部に送風されることを抑制し、安全性を向上させることができる。さらに、温度が低くなった後の段階の空気の送風を促進することで、加熱室200を効率的に冷却することができる。
実施例2−4では、ドア300が開いた状態における冷却ファン820の運転形態が異なる。
具体的には、実施例2では、ステージ1、2において、冷却ファン820を「強」の回転数で運転させる。このように、冷却ファン820を「強」の回転数で継続的に運転させることで、加熱室冷却モードにおける加熱室200内の冷却効果を最大限に高めることができる。
実施例3では、ステージ1において、冷却ファン820を「強」の回転数で運転させ、ステージ2において、冷却ファン820を「弱」の回転数で運転させる。このように、冷却ファン820の回転数を途中で低下させることで、加熱室200内の温度が高い初期段階の冷却効果を高めつつ、温度が低くなった後の段階では回転数を低く抑えて省エネを実現することができる。
実施例4では、ステージ1において、冷却ファン820を「強」の回転数で運転させ、ステージ2において、冷却ファン820を「OFF」として停止させる。このように、冷却ファン820の運転を途中で停止させることで、加熱室200内の温度が高い初期段階の冷却効果を高めつつ、温度が低くなった後の段階では冷却ファン820を停止させて、更なる省エネを実現することができる。
上述したように、図12に示すいずれの実施例1−4の加熱室冷却モードにおいても、ドア300の開閉状態にかかわらず、循環ファン620および冷却ファン820を運転させている。これにより、図11で説明したように加熱室200内の空気の入れ替えを促進して冷却することができる。ドア300の開閉にかかわらず加熱室冷却モードによって加熱室200を効率的に冷却できることで、加熱調理器1を使用するユーザの利便性を向上させることができる。
なお、ドア300を閉めた状態では、ドア300が開いている状態よりもドア300がユーザの邪魔になりにくい。また、ドア300が開いた状態でも、全開の状態と半開の状態がある。全開の状態で加熱室冷却モードを実行した場合、加熱室200の空気の入れ替えが促進され、加熱室200の冷却を促進することができる。一方で、ドア300が半開の状態で加熱室冷却モードを実行した場合、全開の状態よりもドア300がユーザの邪魔になりにくい。同時に、ドア300を、加熱室200からの熱風を正面方向から逸らす熱風ガイド、および、加熱室200内の音が漏れることを抑制する防音壁として機能させることができる。
加熱室冷却モードはステージ2が経過すると終了する。本実施の形態における加熱室冷却モードの終了のタイミングは、サーミスタ152による測定温度が所定温度以下になったとき、あるいは、加熱室冷却モードの開始から所定時間が経過したとき、のいずれかをユーザが選択することができる。具体的には、操作部310において「加熱室冷却モード」を選択するときに、加熱室冷却モードの終了のタイミングをあわせて選択できるようになっている。このように終了のタイミングを選択可能とすることで、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
<3>作用・効果
上述したように、本実施の形態の加熱調理器1は、マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器である。加熱室200内の壁面において、循環ファン620用の吹出口242および吸込口241とは別に吸気口221および排気口260が形成されている。吸気口221は冷却ファン820による冷風を吸気可能であり、排気口260は筐体100の外部に連通するように設けられている。制御基板920は、操作部310において加熱室冷却モードが選択されると、ドア300の開閉状態にかかわらず循環ファン620および冷却ファン820を運転させる。これにより、吸気口221を介して加熱室200外から冷風を吸込み、排気口260を介して加熱室200外に空気を送り出す。
このように、加熱室冷却モードで循環ファン620と冷却ファン820を運転させて、吸気口221から加熱室200内に冷風を吸込みつつ、排気口260から加熱室200外に空気を送り出すことで、自然冷却する場合に比べて加熱室200を速やかに冷却できる。これにより、前の調理によって加熱室200が高温である場合にも加熱室200を速やかに冷却して次の調理にスムーズに移行することができる。本実施の形態の発明では特に、吸気口221および排気口260を設けているため、ドア300を閉じた状態であっても加熱室冷却モードを実施して加熱室200内の空気の入れ替えを促進することができる。これにより、ドア300の開閉状態にかかわらず加熱室冷却モードにより加熱室200内を速やかに冷却することができ、加熱室200の冷却運転を行う際のユーザの利便性を向上させることができる。
さらに本実施の形態の加熱調理器1は、ドア300の開閉を判定するドア開閉判定部330を備える。このような構成によれば、ドア300の開閉状態に応じて加熱室冷却モードの制御方法を変える等の工夫が可能となる。
さらに本実施の形態の加熱調理器1では、制御基板920は、ドア開閉判定部330によってドア300が開いていると判定された場合に、加熱室冷却モードにおいて、循環ファン620の回転数を途中で上昇させるように制御する(実施例2−4)。このような循環ファン620の回転数制御によれば、加熱室200の温度が高い初期段階において循環ファン620の回転数を低く抑え、温度が低くなった後の段階において循環ファン620の回転数を高くする制御が可能となる。これにより、特にドア300が開かれた状態で運転され、加熱室200の温度が高い初期段階において熱風が庫外に出ることを抑制して安全性を向上させながら、加熱室200内を効率的に冷却することができる。
さらに本実施の形態の加熱調理器1では、制御基板920は、ヒータ630により加熱室200内を加熱して循環ファン620を運転するヒータ加熱モードを有する。ドア開閉判定部330によってドア300が開いていると判定された場合に、加熱室冷却モードの開始時における冷却ファン820の回転数(例えば「弱」)を、マイクロ波加熱モードにおける冷却ファン820の回転数よりも低く制御する(例えば「強」)。このように、加熱室冷却モードの開始時における冷却ファン820の回転数をマイクロ波加熱モード時の回転数よりも低く設定することで、ドア300が開かれた状態で運転されても、加熱室200の温度が高い初期段階において熱風が庫外に出ることを抑制できる。これにより、安全性を向上させることができる。
さらに本実施の形態の加熱調理器1は、加熱室200の温度を測定するサーミスタ152をさらに備える。制御基板920は、サーミスタ152による温度の測定結果に応じて終了する第1の加熱室冷却モードと、所定時間の経過によって終了する第2の加熱室冷却モードとを有する。操作部310は、第1の加熱室冷却モードと第2の加熱室冷却モードのいずれかを選択可能とする。このように、終了のタイミングが異なる加熱室冷却モードを2つ設け、それらを選択可能とすることで、状況に応じて適切な加熱室冷却モードをユーザは選択することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本開示の発明を説明したが、本開示の発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、加熱室冷却モードとして図12に示す実施例1−4のパターンがある場合について説明したが、このような場合に限らず、これら以外のパターンによる加熱室冷却モードを実行してもよい。このとき、ドア300の開閉状態にかかわらず、循環ファン620および冷却ファン820を運転させる制御であれば、任意の加熱室冷却モードを採用してもよい。
また上記実施形態では、加熱室冷却モードの終了タイミングをユーザが操作部310で選択できる場合について説明したが、このような場合に限らない。終了タイミングが予め決められており、その終了タイミングでのみ加熱室冷却モードが終了する場合であってもよい。また上記実施形態では、2つの終了タイミングとして、サーミスタ152の測定温度による閾値で設定した場合と、所定時間の経過により終了する場合について説明したが、このような場合に限らず、その他の基準により終了する場合であってもよい。
また上記実施形態では、加熱室200の温度を測定する温度測定部としてサーミスタ152を用いる場合について説明したが、このような場合に限らず、サーミスタ以外の構成を採用してもよい。
また上記実施形態では、制御基板920において実施例1−4のうちのいずれかが予め設定され、設定された加熱室冷却モードのみを実行する場合について説明したが、このような場合に限らない。実施例1―4のような複数の制御パターンが制御基板920に記憶されており、加熱室冷却モードが選択されたときの各種条件に応じて、そのうちのいずれかが選択して実行されるように構成されてもよい。ここでの条件には例えば、前回実行された調理メニューや、サーミスタ152による温度測定結果などが含まれてもよい。すなわち、制御基板920は、循環ファン620および/又は冷却ファン820の回転数を異ならせて運転する複数の加熱室冷却モードを有し、加熱室冷却モードが選択された時の条件に応じて複数の加熱室冷却モードのうちの1つを選択して実行してもよい。このように、加熱室冷却モードが選択された時の条件に応じて加熱室冷却モードを選択することで、加熱室200の冷却をより適切に実施することができる。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した特許請求の範囲による本開示の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。また、各実施形態における要素の組合せや順序の変化は、本開示の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本開示は、マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器であれば適用可能である。
1 加熱調理器
152 サーミスタ(温度測定部)
200 加熱室
221 吸気口
241 吸込口
242 吹出口
260 排気口
300 ドア
310 操作部
420 マグネトロン
620 循環ファン
820 冷却ファン
920 制御基板(制御部)

Claims (6)

  1. マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器であって、
    被加熱物を加熱する加熱室と、
    前記加熱室の外側に設けられる筐体と、
    前記加熱室を開閉するドアと、
    前記加熱室内を加熱するヒータと、
    前記加熱室と前記筐体の間の空間に設けられ、前記加熱室に供給するマイクロ波を発生させるマグネトロンと、
    前記加熱室と前記筐体の間の空間に設けられ、前記マグネトロンを冷却する冷却ファンと、
    前記加熱室と前記筐体の間の空間に設けられ、前記加熱室の壁面に設けられた吹出口を介して前記加熱室内に送風し、前記壁面に設けられた吸込口を介して風を吸い込む循環ファンと、
    調理メニューを操作するため操作と表示を一体で行う操作部と、
    前記加熱室内の温度を測定する温度測定部と、
    前記加熱調理器の運転を制御する制御部とを備え、
    前記加熱室内の壁面において、前記循環ファン用の前記吹出口および前記吸込口とは別に吸気口および排気口が形成されており、前記吸気口は前記冷却ファンによる冷風を吸気可能であり、前記排気口は前記筐体の外部に連通するように設けられており、
    前記制御部は、前記操作部において前記加熱室内の温度が低い状態から開始することが望ましいメニューが選択されると、前記温度測定部により前記加熱室内の温度を測定し、
    前記温度測定部が測定した温度が所定温度以上である場合に、次の調理メニューを実行できない旨を示すアラームを出すとともに、
    前記操作部は、ユーザが加熱室冷却モードを選択可能に構成され、
    前記制御部は、加熱室冷却モードが選択されると、予め記憶している所定の加熱室冷却モードを実行するよう構成されている、加熱調理器。
  2. ドアの開閉を判定するドア開閉判定部をさらに備え
    前記制御部は、前記ドア開閉判定部によって前記ドアが閉まっていると判定された場合に、加熱室冷却モードの開始時における前記循環ファンおよび前記冷却ファンの回転数を、強運転に制御する、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. マイクロ波による加熱およびヒータによる加熱を行う加熱調理器であって、
    被加熱物を加熱する加熱室と、
    前記加熱室の外側に設けられる筐体と、
    前記加熱室を開閉するドアと、
    前記加熱室内を加熱するヒータと、
    前記加熱室と前記筐体の間の空間に設けられ、前記加熱室に供給するマイクロ波を発生させるマグネトロンと、
    前記加熱室と前記筐体の間の空間に設けられ、前記マグネトロンを冷却する冷却ファンと、
    前記加熱室と前記筐体の間の空間に設けられ、前記加熱室内の壁面に設けられた吹出口を介して前記加熱室内に送風し、前記壁面に設けられた吸込口を介して風を吸い込む循環ファンと、
    調理メニューを操作するための操作部と、
    前記加熱調理器の運転を制御する制御部とを備え、
    前記加熱室内の壁面において、前記循環ファン用の前記吹出口および前記吸込口とは別に吸気口および排気口が形成されており、前記吸気口は前記冷却ファンによる冷風を吸気可能であり、前記排気口は前記筐体の外部に連通するように設けられており、
    前記制御部は、前記操作部において加熱室冷却モードが選択されると、前記ドアの開閉状態にかかわらず前記循環ファンおよび前記冷却ファンを運転させることで、前記吸気口を介して前記加熱室外から冷風を吸込み、前記排気口を介して前記加熱室外に空気を送り出し、
    前記ドアの開閉を判定するドア開閉判定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記ドア開閉判定部によって前記ドアが開いていると判定された場合に、加熱室冷却モードにおいて、前記循環ファンの回転数を途中で上昇させるように制御する、加熱調理器。
  4. 前記制御部は、前記ヒータにより前記加熱室内を加熱して前記循環ファンを運転するヒータ加熱モードを有し、前記ドア開閉判定部によって前記ドアが開いていると判定された場合に、加熱室冷却モードの開始時における前記循環ファンの回転数を、ヒータ加熱モードにおける前記循環ファンの回転数よりも低く制御する、請求項3に記載の加熱調理器。
  5. 前記制御部は、前記循環ファンおよび/又は前記冷却ファンの回転数を異ならせて運転する複数の加熱室冷却モードを有し、加熱室冷却モードが選択された時の条件に応じて複数の加熱室冷却モードのうちの1つを選択して実行する、請求項3又は4に記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱室の温度を測定する温度測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度測定部による温度の測定結果に応じて終了する第1の加熱室冷却モードと、所定時間の経過によって終了する第2の加熱室冷却モードとを有し、
    前記操作部は、第1の加熱室冷却モードと第2の加熱室冷却モードのいずれかを選択可能とする、請求項から5のいずれか1つに記載の加熱調理器。
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