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JP6629379B2 - エレベータのかご天井、かご天井据付用治具、及びかご天井据付方法 - Google Patents

エレベータのかご天井、かご天井据付用治具、及びかご天井据付方法 Download PDF

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JP6629379B2 JP2018073465A JP2018073465A JP6629379B2 JP 6629379 B2 JP6629379 B2 JP 6629379B2 JP 2018073465 A JP2018073465 A JP 2018073465A JP 2018073465 A JP2018073465 A JP 2018073465A JP 6629379 B2 JP6629379 B2 JP 6629379B2
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Description

本発明の実施形態は、エレベータのかご天井、かご天井据付用治具、及びかご天井据付方法に関する。
エレベータのかご天井は、かご室壁パネルに固定される天井板と、天井板の下面側に設けられ照明光をかご室内に透過させる天井ケースとを備えている。
従来、天井ケースをリニューアルする場合、天井ケースを上下昇降させる方法として、天井ケースに取付られたチェーンを、天井上端部に設けられたウインチによって昇降させる方法を採用している。また、天井ケースは、かご室の出入口幅より広いため、天井ケースをかご室内に搬入出するには、天井ケースを分割折り畳み構造とするようにしていた。
特開平7−137961号号公報 特開2009−155031号公報
しかしながら、上述のように天井ケースをかご室内で昇降可能にし、又は天井ケースをかごへ搬入出可能にするには、天井ケースの表面(意匠面)に昇降用にガイドローラ、搬入出する場合に折り畳めるように、天井ケースに分割線を設ケース必要がある。このため、意匠性に欠けていた。また、従来の方法では天井ケースのみの交換に関するものであり、天井ケース上に取付する天井板を交換する際は、一度かご壁パネルを取り外す必要があった。
本発明は上記事情に鑑み、天井の意匠性に優れ、かご室壁パネルを取り外すことなく天井をかご室内へ搬入出可能で、効率的に天井一式を交換可能なエレベータのかご天井、かご天井据付用治具、及びかご天井据付方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための実施形態は、かご室の壁面を構成するかご壁パネルに固定される天井板を有し、天井板は、パネル本体と当該パネル本体の四辺にそれぞれ取り付けられる天井端部フランジとを備え、天井端部フランジは、パネル本体に対してヒンジによって回動可能に取り付けられており、天井板をかご室内に搬入する際、又はかご室から搬出する際には、天井端部フランジをかご床方向に回動させて折り畳まれ、かご室内に搬入された天井板をかご壁パネルに固定する際には、折り畳み状態にある天井端部フランジを水平方向に回動させ、パネル本体に対して面一にしてかご壁パネルに取り付けられる、ことを特徴とするエレベータのかご天井である。
エレベータかご室の全体構成を示す説明図。 天井板及び天井ケースからなるかご天井の構成を示す説明図。 天井板の構成を示す説明図。 図3に示す天井板のA部分の詳細を示す説明図。 かご天井端部フランジの回転動作を示す説明図。 かご天井端部フランジの折り畳み時を示す説明図。 天井ケースの説明図。 天井ケース受けの説明図。 回転台車の水平時を示す説明図。 回転台車の回転時を示す説明図。 回転台車に締結された天井ケース受けを示す説明図。 回転台車に締結されたかご天井の状態を示す説明図。 回転台車に締結されたかご天井の回転状態を示す説明図。 回転台車のかご室搬入出の状態を示す説明図。 回転台車のかご室搬入後の状態を示す説明図。 昇降装置の一例としてのホイストの説明図。 ホイストによる天井昇降。 かご天井据付用治具の一例を構成する台車ガイドレールの説明図。 かご天井据付用治具の一例としての台車ガイドレールによる台車搬入の説明図。 台車ガイドレールを利用した場合の台車設置の説明図。 台車ガイドストッパーによる位置決めの説明図。 かご天井据付用治具の一例を構成する昇降ガイドレールの説明図。 昇降ガイドレールを外側に設置する例を示す説明図。 昇降ガイドレール落下防止ピンの説明図。 天井ケース受けジャッキアップの説明図。 回転台車取り外しの説明図。 天井据付の処理手順の一例を示すフローチャート。 昇降ガイドレールを内側に設置する例を示す説明図。 昇降装置の一例としての油圧式昇降装置の説明図。 油圧式昇降装置によるかご内搬入を示す説明図。 油圧式昇降装置による天井昇降の説明図。 昇降装置の一例としての気圧式昇降装置の説明図。 気圧式昇降装置による天井昇降の説明図。 昇降装置の一例としての電動式昇降装置の説明図。 電動式昇降装置による天井昇降の説明図。 昇降装置の一例としてのネジ式昇降装置の説明図。 ネジ式昇降装置による天井昇降の説明図。
≪第1実施形態≫
<構成>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1はエレベータのかご室の外観構成を示す斜視図である。同図に示すように、かご室1は、かご床2の端部から垂直方向に立設された幅木3と、幅木3上に取り付けられ、かご室の三方を形成するかご壁パネル4と、かご室1の出入口5の上部に設置された幕板6と、かご壁パネル4と幕板6の上に取り付けられる天井7とを備えている。
<天井の構造>
図2に示すように、天井7は、天井板8と、この天井板8に取り付けられかご室1側に面する天井ケース9とを備えている。天井板8と天井ケース9との間には内部空間10が形成され、照明装置等が取り付けられる。
図3に示すように、天井板8は、パネル本体11とこのパネル本体11の四辺側に取り付けられた天井端部フランジ12とを備えている。各天井端部フランジ12、天井板8のパネル端部に対してヒンジ13を介して回動自在に取り付けられている。
図4は、図3に2点鎖線で囲んだ部分Aの詳細な構成を示している。図4(A)に示すように、天井端部フランジ12を水平方向に起こした状態では、ヒンジ13は、ストッパーボルト14に当接して水平方向を超えて開くのが防止されている。天井端部フランジ12を起こした状態で四隅を目隠しプレート15をボルト、ナットで締結することで、意匠性を確保している。
天井端部フランジ12は、取付孔18によってかご壁パネル1にねじ止め固定される。
図5(A)〜(C)は、天井端部フランジ12を側面側から見たものである。ストッパーボルト14を緩めるとヒンジ13は、(A)に示す水平方向から(B)に示すように垂直方向へと回動していく。(C)に示すように、垂直方向に回動した状態では、ストッパーボルト13は、ヒンジ13の動きを規制しており、天井端部フランジ12が垂直方向以上に閉じるのを規制するとともに、水平方向に戻るのを規制している。すなわち、ストッパーボルト14を緩めると、天井端部フランジ12がパネル本体11に対して水平状態より上側へ回転しないよう天井端部フランジ12の回転ストッパーとなる。またストッパーボルト14を閉めると、天井端部フランジ12が下側に回転し、上側に回転しないよう天井端部フランジ12の回転ストッパーとなる。
図6は、天井端部フランジ12を閉じ方向(垂直方向)に移動する図5(B)の状態を示している。
図7に示すように、天井板8の下面側に取り付けられる天井ケース9は、四角錐形状を呈しており、照明装置からの照明光をかご室に導入する機能を有するとともに、意匠面としての機能を有する。天井ケース9は、天井据付時には、図8に示すように、天井ケース受け20上に載置されて搬送される。
天井ケース受け20は、角パイプ24によって格子状に組まれており、3辺には天井ケース締結ブラケット21が取り付けられ、また四隅にはジャッキ受け板22が設置されている。さらに、四隅の角パイプ24の端部にはボルト25によって、後述する昇降レールガイド23が設置されており、昇降用ガイドレールに沿って昇降するように構成されている。
<回転台車>
天井据付用治具としての回転台車30は、図9に示すように、回転台車30は角パイプ溶接構造によって枠組みされており、台車部31と、この台車部31を搬送するためのキャスター32と、台車部31上に垂直方向に取り付けられた支持部33と、回動機構34と、天井ケース載せ台35とを備えている。
回動機構34は、天井ケース載せ台35を回動させるために軸受(図示せず)に回動可能の支持されたシャフト36と、シャフト36を回動させるための操作レバー37と、操作レバー37の動きを規制して天井ケース載せ台35を、図10に示すように、水平方向と垂直方向の略90度の範囲で回動させるための回転ストッパー38とを備えている。そして、操作レバー37によりシャフト36を軸として天井ケース載せ台35を回転可能に構成される。
図11に示すように、天井ケース載せ台35には、前述した天井ケース受け20が取り付けられる。天井ケース受け20には、図12に示すように天井7又は天井ケース9が載置・固定され、この状態で操作レバー37を作業員が操作することで、図13に示すように、天井ケース載せ台35を垂直方向(かご床方向)に回動させることができる。
図14は、天井ケース載せ台35を垂直方向に回動させて、天井7かご出入口5からかご室内に搬入される様子を示している。回転台車30上に水平方向に載置された天井7がかご出入口を通過可能になるまでかご床方向に回動させてかご室内に移動した後、再び、操作レバー37を操作して図15に示すように、水平方向に回動させる。
<昇降装置>
図16は、昇降装置の一例としてのホイスト40を示している。ホイスト40は、チェーンによって吊り下げられたエレベータのかご天井を昇降させるもので、チェーン41の先端のフック42によって天井7を吊り下げ可能に構成されている。また、フック43及びチェーン44を介して昇降路のレールや梁に取り付けられる。
<第1実施形態:ホイストを用いたかご天井据付方法>
次に、昇降装置としてホイスト40を用いたかご天井据付方法について説明する。
図8〜図12に示すように、回転台車30の天井ケース載せ台35の上に天井ケース受け20をボルト固定する。天井ケース受け20の上に天井7、天井ケース9を載せ、天井ケース受け20の端部に設置された天井ケース締結ブラケット21により天井ケース9を圧縮させる方向に押し付けながらボルト固定する。天井ケース載せ台35に天井7、天井ケース9、天井ケース受け20を乗せた状態で、回転台車30の操作レバー37を時計周りに回し、回転台車のシャフト36を回転させる。
図21に示すように、天井7が立掛けられた状態まで回転させた後、かご室内に回転台車30を搬入、回転台車30の操作レバー37を反時計回りに回し、天井7が水平状態になるまで回転させる。天井ケース締結ブラケット21のボルトを緩め、天井ケース9と天井ケース受け20を取り外す。
次いで、図17に示すように、かご枠45(又は昇降路のレールや梁)に設置したホイスト40と天井吊孔19(図6参照)をワイヤーロープ46で固定し、ホイスト40で天井7、天井ケース9をかご壁パネル1の上端より上になるまで昇降させる。その後、天井端部フランジ12が水平になるまで回転させながら、天井端部フランジ12下面とかご壁パネル1、幕板6上面が接触するまでホイスト40で下げる。最後に、天井端部フランジ12の取付孔18(図6参照)からボルトを通して、天井端部フランジ12とかご壁パネル1及び幕板6とをボルト締結する。
<作用・効果>
回転台車30で天井を立掛けた状態にすることによって、かご室の出入口5から天井7、天井ケース9を搬入出させることができる。天井端部フランジ12を回転可能な構造にしたことにより、回転台車30にて回転する際、天井7の回転軌道半径を短くすることができ、かご壁パネル1と干渉することなく、かご室内で天井7を回転させることができる。また、ホイスト40にて天井7を昇降させる際にも天井7とかご壁パネル1の干渉を防ぐことができる。
また、天井7と天井端部フランジ12の締結部の分割線(パネル本体11と天井端部フランジ12との境目)は、天井ケース9周囲端部よりも内側になるため、かご室内から分割線が見えることが無く意匠性に優れている。
≪第2実施形態≫
<構成>
第2実施形態では、天井7を載置した回転台車30をかご室内に搬入する際に容易かつ正確に位置決めができるように、台車ガイドレール50を設置している。
図18〜21に示すように、板曲げ鋼板からなる台車ガイドレール50は、かご床2の上に、台車ガイドレール50の側面が回転台車30の車輪幅に合うように設置され、出入口5側には広角度のついた傾斜ガイドレール51が固定される。回転台車30のかご内搬入時の位置合わせのため、台車ガイドレール50には台車ストッパー52が設置される。
<作用・効果>
回転台車30のかご内搬入で進行位置、角度を誤った際、傾斜ガイドレール51によって、進行位置、角度を補正することができる。回転台車30の車輪幅に合わせて設置された台車ガイドレール50は、かご室内で間口方向に対して回転台車30の位置調整作業を低減することができる。
台車ガイドレール50に設置された台車ストッパー52は、かご室内で奥行方向に対して回転台車30の位置調整作業を低減することができる。
≪第3実施形態≫
<構成>
第3実施形態では、かご室内にて昇降装置によって、天井7を昇降させる際に、天井7が左右に触れて損傷するのを防止し、真っ直ぐに上昇させるため、昇降ガイドレール60を設置するように構成したものである。
図22、23、30に示すように、角パイプからなる4本の昇降ガイドレール60は、かご室内において、天井7とかご壁パネル1の間に設置される。各昇降ガイドレール60の下部は角パイプからなるレール土台61にそれぞれ固定される。各昇降ガイドレール60には複数の丸穴が設けられ、丸穴に落下防止ピン62を取付可能な構造となっている。
天井7、天井ケース9、天井ケース受け20が昇降装置によって上に持ち上げられると、天井ケース受け20に設けられた昇降レールガイド63が昇降ガイドレール60に沿って昇降する。昇降レールガイド63の下側において、昇降ガイドレール60に設けられた丸穴に落下防止ピン62を通す。
<作用・効果>
かご室内に昇降ガイドレール60を設置し、昇降させる天井ケース受け20に昇降レールガイド63を取り付ケースことによって、天井7、天井ケース9昇降時にかご壁パネル1、幕板6と接触し傷をつケースことなく、真っ直ぐ上に昇降させることが可能となる。また、昇降レールガイド63の下側に落下防止ピン62をレールに設けた丸穴に通すことによって、万一、天井7、天井ケース9が落下した場合に、昇降レールガイド63下面と落下防止ピン62上面が接触し、天井7、天井ケース9の落下を防ぐことができる。その他は第1実施形態と同様である。
図27は、エレベータのかご天井据付方法の処理手順を示している。図27に示すフローチャートは、全て実施形態に共通の処理である。
同図に示すように、先ず、天井端部フランジ12を水平状態から折り曲げた状態に回転させて折り畳む(ステップS1)。次に、回転台車30の上に天井7を設置する(ステップS2)。次いで、かご室1の出入口5の間口幅よりも狭くするために、回転台車30を回転させ天井7を立掛けた状態(垂直方向)に設置する(ステップS3)。この状態で、回転台車30及び回転台車30上に載置された天井7がかご室内に搬入される(ステップS4)。
かご室内では、回転台車30を回転させ、天井7を水平状態に設置する(ステップS5)。次いで、回転台車30と天井7の締結を取り外す(ステップS6)。次に、昇降装置により天井7をリフトアップする(ステップS7)。折り畳まれていた天井端部フランジ1を回転させて水平状態に戻す(ステップS8)。次いで、昇降装置により天井7をかご壁パネル4及び幕板6の上端までリフトダウンさせる(ステップS9)。最後に、天井端部フランジ12と、かご壁パネル4及び幕板6とをボルトによって締結する(ステップS10)。
以上のエレベータのかご天井据付方法によれば、簡単な作業によってエレベータのかご天井を据え付ケースことができる。
<かご天井の変形例の場合のガイドレールの設置>
図28に示すように、かご天井7が平面視でコの字状に形成されている場合には、昇降用ガイドレールをかご天井7の内側(コの字の内側部分)に設置するようにしたものである。このように構成することにより、図23に示すように、昇降用ガイドレールをかご天井7の外側に設置する場合に比較して設置スペースを小さくすることができ、その分作業素ペールが確保できるので、作業性が向上する。
≪第4実施形態≫
<構成>
第4実施形態では、昇降装置として油圧式昇降装置70を使用して天井7の昇降をするものである。
図29〜30に示すように油圧式昇降装置70の下部にはキャスター71が設けられ、油圧式昇降装置70の天板には、天井ケース受け20を締結するための締結用丸穴72が穿設されている。回転台車30、天井7、天井ケース9及び天井ケース受け20をかご室1内に搬入後、かご室1内でレール土台61、レール60、ジャッキ65、落下防止ピン62を組み立てる。
次いで、図25に示すように、回転台車30と天井ケース受け20の締結ボルトを外し、レール土台61に設置されたジャッキ65を締め付け、天井ケース受け20の下部に設置されたジャッキ受け板22を押し上げる。回転台車30と天井ケース受け20の接触が無くなったところで、回転台車30をかご外へ搬出する。油圧式昇降装置70をかご室内へ搬入し、油圧式昇降装置70をリフトアップさせ、油圧式昇降装置70の天板と天井ケース受け20を締結する。油圧式昇降装置70で天井7、天井ケース9をかご壁パネル1の上端より上になるまで昇降させる。天井端部フランジ12を水平になるまで回転させながら、天井端部フランジ12下面とかご壁パネル1、幕板6上面が接触するまで下げた後、天井端部フランジ12とかご壁パネル1、幕板6をボルト締結する。その他は第1実施形態と同様である。
<作用・効果>
昇降路のレールや梁にホイストを取付する必要が無いため、昇降路での作業が不要となる。その他は第1実施形態と同様である。
≪他の実施形態≫
なお、昇降装置としては、種々の装置が利用できる。
例えば、図32、33に示す気圧式昇降装置80は、気圧によってエレベータのかご天井を昇降させる。また、図34、35に示す電動式昇降装置90は、電動機によってエレベータのかご天井を昇降させる。さらに、図36、37に示すネジ式昇降装置100は、ねじの回転動作に伴ってポールを上下させることによってエレベータのかご天井を昇降させる。
これらの昇降装置80、90、100を用いることにより、昇降路のレールや梁にホイストを取付する必要が無いため、昇降路での作業が不要となり、作業性が向上する。
以上、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…かご室、2…かご床、3…幅木、4…かご壁パネル、5…出入口、6…幕板、7…5部フランジ、13…ヒンジ、14…ストッパーボルト(回動規制部材)、15…目隠しプレート、16…ボルト、17…ナット、18…取付孔、20…天井ケース受け、21…天井ケース締結ブラケット、22…ジャッキ受け板、23…昇降レールガイド、24…角パイプ、30…回転台車、31…台車部、32…キャスター、33…支持部、34…回動機構、35…天井ケース載せ台、36…シャフト、37…操作レバー、38…回転ストッパー、40…ホイスト、41…チェーン、42,43…フック、44,46…ワイヤーロープ、45…かご枠、50…台車ガイドレール、51…傾斜ガイドレール、52…台車ストッパー、60…昇降ガイドレール、61レール土台、62…落下防止ピン、70…油圧式昇降装置、80…気圧式昇降装置、90…電動式昇降装置、100…ネジ式昇降装置。

Claims (7)

  1. かご室の壁面を構成するかご壁パネルに固定される天井板を有し、
    前記天井板は、パネル本体と当該パネル本体の四辺にそれぞれ取り付けられる天井端部フランジとを備え、
    前記天井端部フランジは、前記パネル本体に対してヒンジによって回動可能に取り付けられており、
    前記天井板をかご室内に搬入する際、又はかご室から搬出する際には、前記天井端部フランジはかご床方向に回動されて折り畳まれ、
    前記かご室内に搬入された天井板を前記かご壁パネルに固定する際には、折り畳み状態にある天井端部フランジは水平方向に回動され、前記パネル本体に対して面一にして前記かご壁パネルに取り付けられ
    前記天井板の下面側には、照明光をかご室内に透過させる天井ケースが取り付けられており、
    前記天井ケースは、前記パネル本体の幅寸法よりも広く、かつ前記天井端部フランジを水平方向に開いた状態での幅寸法よりも狭い大きさを持つ、
    ことを特徴とするエレベータのかご天井。
  2. 前記ヒンジの設置箇所には、前記天井端部フランジの回動を規制する回動規制部材が設けられており、当該回動規制部材は、
    折り畳み状態にある前記天井端部フランジを開き方向に回動させる際には、水平方向以上に開くのを規制し、
    開き状態にある前記天井端部フランジを閉じ方向に回動させる際には、垂直方向以上に閉じるのを規制する、
    ことを特徴とする請求項に記載のエレベータのかご天井。
  3. 請求項1又は2に記載のエレベータのかご天井をかご室内に搬入して天井を据え付ける際に使用される天井据付用治具であって、
    前記天井板及び天井ケースが天井ケース受けを介在させて載置される天井ケース載せ台と、当該天井ケース載せ台を水平方向と垂直方向との間で回動させる回動部材とを備え、載置された天井板及び天井ケースをかご室内まで搬送する回転台車と、
    回転台車によってかご室内に搬送された天井板を天井高さまで上昇移動させる昇降装置と、
    を備えることを特徴とするエレベータのかご天井据付用治具。
  4. 前記回転台車のかご室内への搬入出をガイドするための台車ガイドレールと、
    前記回転台車の位置決め用のストッパーと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載のエレベータのかご天井据付用治具。
  5. かご室に設置され、前記回転台車によって搬入された前記天井ケース受けが載置されるレール土台と、
    前記レール土台の四隅にそれぞれ垂直方向に取り付けられ前記昇降装置によって昇降される前記天井板及び天井ケースの昇降を案内する昇降用ガイドレールと、
    各昇降用ガイドレールの下方に取り付けられ、回転台車をかご外に搬出する際に、前記天井ケース受けを回転台車の天井ケース載せ台から離間させるためのジャッキと、
    前記ジャッキによって離間された天井ケース受けを水平状態に支持するために各昇降用ガイドレールの下方に取り付けられる落下防止用金具と、
    を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載のエレベータのかご天井据付用治具。
  6. 前記昇降装置は、チェーンによって吊り下げられた前記エレベータのかご天井を昇降させるホイスト、油圧によって前記エレベータのかご天井を昇降させる油圧式昇降装置、気圧によって前記エレベータのかご天井を昇降させる気圧式昇降装置、電動機によって前記エレベータのかご天井を昇降させる電動式昇降装置、及びねじの回転動作に伴ってポールを上下させることによって前記エレベータのかご天井を昇降させるねじ式昇降装置の少なくとも何れかである、
    ことを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載のエレベータのかご天井据付用治具。
  7. エレベータのかご室内にかご天井を据え付けるかご天井据付方法であって、
    請求項1又は2に記載のエレベータのかご天井を前記天井端部フランジを閉じた状態で回転台車の載置台に載置し、
    前記回転台車の載置台をエレベータのかご床と交差する方向に回転させて出入口からかご室内に搬入し、
    搬入後、前記載置台を水平方向に復帰させ、
    前記回転台車を取り除いた後、前記かご天井を昇降装置によって天井付近まで上昇させ、
    上昇させたかご天井の前記天井端部フランジを開き方向に回動させた後、かご壁パネルに取り付ける
    ことを特徴とするエレベータのかご天井据付方法。
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