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JP6689120B2 - ロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システム - Google Patents

ロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システム Download PDF

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Description

本発明は、テープフィーダにより供給される部品を吸着ノズルで吸着する位置を補正する機能を搭載したロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システムに関する発明である。
部品実装機は、テープフィーダにより供給される部品を吸着ノズルで吸着する際に、その部品吸着位置がずれていると、部品吸着ミス等が発生しやすくなるため、吸着ノズルの位置を次に吸着する部品の位置に合わせて補正する必要がある。そこで、従来は、吸着ノズルを保持する実装ヘッドをXY方向(左右前後方向)に移動させて吸着ノズルの位置を次に吸着する部品の位置(目標とする部品吸着位置)に合わせて補正するようにしている。
また、ロータリーヘッド型部品実装機においては、特許文献1(特開平9−270595号公報)に記載されているように、次に吸着する部品を部品認識カメラで撮像して画像処理により該部品の位置を認識し、該部品の位置に応じて、吸着ノズルを保持するロータリーヘッドを僅かに回転させて吸着ノズルの位置を補正するようにしたものがある。
また、特許文献2(特開2012−164881号公報)に記載されているように、生産性を向上させるために、ロータリーヘッドの複数本の吸着ノズルを下降させるZ軸駆動機構を設け、複数本の吸着ノズルを同時に下降させて複数の部品を同時に吸着するようにしたものがある。
特開平9−270595号公報 特開2012−164881号公報
ところで、特許文献2のように、複数本の吸着ノズルを同時に下降させて複数の部品を同時に吸着する場合でも、部品吸着ミス等を防止するために、各々の部品吸着位置のずれを修正することが望ましい。そこで、特許文献2のロータリーヘッド型部品実装機に対して、特許文献1の部品吸着位置補正技術を適用して、次に吸着する複数の部品を部品認識カメラで撮像して画像処理により該複数の部品の位置を認識し、該複数の部品の位置に応じてロータリーヘッドを僅かに回転させて、該複数の部品を吸着する複数本の吸着ノズルの位置を補正することが考えられる。
しかし、複数箇所の部品吸着位置のずれは、均一に生じるものではなく、ずれ方向やずれ量がばらばらであるため、特許文献1の部品吸着位置補正方法では、複数箇所の部品吸着位置のずれを同時に補正することは不可能である。このため、複数箇所の部品吸着位置のずれ量が安定吸着可能な許容ずれ量を越える場合は、複数の部品を同時に吸着することは困難であり、部品吸着位置を1箇所ずつ補正して部品を1個ずつ吸着せざるを得ず、生産性を向上させることはできない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ロータリーヘッドにおいて、2箇所の部品吸着位置に送られてくる2つの部品を同時に精度よく吸着できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明は、部品供給テープの送り動作により該部品供給テープに収容された部品を部品吸着位置へ送る複数台のテープフィーダと、円周方向に所定間隔で複数本の吸着ノズルを保持するロータリーヘッドと、前記ロータリーヘッドを回転させることで前記複数本の吸着ノズルを該ロータリーヘッドの回転方向に旋回させるヘッド回転機構と、前記複数台のテープフィーダのいずれかのテープフィーダの部品吸着位置の上方に位置する吸着ノズルを下降させて該吸着ノズルに部品を吸着させるZ軸駆動機構と、部品吸着動作を行う部品吸着ステーションと部品実装動作を行う部品実装ステーションとの間を前記ロータリーヘッドをXY方向に移動させるヘッド移動機構とを備えたロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システムにおいて、前記Z軸駆動機構は、2箇所に設けられて、前記複数台のテープフィーダのうちの2台のテープフィーダの部品吸着位置の上方に位置する2本の吸着ノズルを同時に下降させて前記2本の吸着ノズルに前記2台のテープフィーダの先頭の部品を同時に吸着させるように構成されるとともに、前記複数台のテープフィーダのうちの1台のテープフィーダの部品吸着位置の上方に位置する1本の吸着ノズルを独立して下降させて前記1本の吸着ノズルに前記1台のテープフィーダの先頭の部品を吸着させるように構成され、予め前記複数本の吸着ノズルの位置が計測されてその位置データが記憶手段に記憶され、前記記憶手段に記憶された位置データの中から前記2台のテープフィーダの先頭の部品を吸着する2本の吸着ノズルの位置データを検索して、前記2本の吸着ノズルの位置と前記2台のテープフィーダの先頭の部品の理想吸着点の位置とに基づいて、前記2台のテープフィーダの部品吸着位置へ移動させるのに必要な前記ロータリーヘッドのXY方向の移動量と回転角度及び前記2台のテープフィーダのテープ送り量を演算する演算手段を備えていることを特徴とするものである。ここで、部品の理想吸着点とは、一般に部品の中心又は重心であり、吸着ノズルで部品を安定して吸着できる吸着点である。
2台のテープフィーダにセットした部品供給テープの先頭の部品の位置がずれていたり、それらの部品を吸着する2本の吸着ノズルの位置がずれていたとしても、本発明のように、2台のテープフィーダの先頭の部品の理想吸着点を通って各テープフィーダのテープ送り方向に延びる2本の直線上に2本の吸着ノズルの吸着点を位置させるように、ロータリーヘッドのXY方向への移動と回転動作を行い、2台のテープフィーダのテープ送り動作により先頭の部品を前記2本の直線上の吸着ノズルの吸着点となる部品吸着位置へ送るようにすれば、その後、2本の吸着ノズルを同時に下降させて2箇所の部品吸着位置の部品を同時に吸着することができて、生産性を向上できる。
本発明は、予め前記複数本の吸着ノズルの位置が計測されてその位置データが記憶手段に記憶され、前記記憶手段に記憶された位置データの中から前記2台のテープフィーダの先頭の部品を吸着する2本の吸着ノズルの位置データを検索して、前記2本の吸着ノズルの位置と前記2台のテープフィーダの先頭の部品の理想吸着点の位置とに基づいて、前記2台のテープフィーダの部品吸着位置へ移動させるのに必要な前記ロータリーヘッドのXY方向の移動量と回転角度及び前記2台のテープフィーダのテープ送り量を演算するようにすると良い。このようにすれば、2箇所の部品を吸着する2本の吸着ノズルの位置と2台のテープフィーダの先頭の部品の理想吸着点の位置との間の幾何学的な位置関係により、2本の直線上の吸着ノズルの吸着点の位置(2箇所の部品吸着位置)を簡単且つ正確に演算できると共に、2箇所の部品吸着位置へ移動させるのに必要なロータリーヘッドのXY方向の移動量と回転角度及び2台のテープフィーダのテープ送り量を簡単且つ正確に演算することができる。
この場合、2台のテープフィーダは、テープ送りピッチ(部品サイズ)が同一のものであっても良いが、互いにテープ送りピッチが異なり、異なるサイズの部品を部品吸着位置へ送るようにしても良い。異なるサイズの部品は、理想吸着点(中心又は重心等)の位置がテープ送り方向にずれるため、従来は、異なるサイズの2つの部品を同時に吸着できなかったが、本発明により異なるサイズの2つの部品を同時に吸着することが可能となる。
図1は本発明の一実施例におけるロータリーヘッド型部品実装機の側面図である。 図2は部品実装機の制御系の構成を示すブロック図である。 図3はロータリーヘッド全体の斜視図である。 図4はZ軸駆動機構とロータリーヘッドのノズルホルダ(吸着ノズル)との位置関係を示す斜視図である。 図5はZ軸駆動機構とロータリーヘッドのノズルホルダとの位置関係を示す平面図である。 図6は2台のテープフィーダの部品吸着位置とロータリーヘッドの各吸着ノズルとの位置関係を示す平面図である。 図7は2台のテープフィーダにセットした部品供給テープの先頭の部品の位置ずれを説明する平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。まず、図1及び図2に基づいてロータリーヘッド型の部品実装機10の構成を説明する。
ロータリーヘッド型の部品実装機10のベース台11上には、回路基板12を搬送するコンベア13が設けられている(以下、このコンベア13による回路基板12の搬送方向をX方向とする)。このコンベア13を構成する2本のコンベアレール13a,13bとコンベアベルト14a,14bを支持する支持部材15a,15bのうち、一方の支持部材15aを、一定位置に固定し、その反対側の支持部材15bのY方向位置(X方向と直角な方向の位置)を送りねじ機構(図示せず)等によってガイドレール16に沿って調整することで、コンベア13の幅(コンベアレール13a,13bの間隔)を回路基板12の幅に合わせて調整できるようになっている。
また、ベース台11上のコンベア13の側方には、デバイスパレット22(フィーダセット台)が着脱可能に取り付けられ、このデバイスパレット22上に、複数台のテープフィーダ23がY方向に着脱可能にセットされている。各テープフィーダ23には、多数の部品を等ピッチで一列に収容した部品供給テーが巻回されたリール20がセットされ、該リール20からY方向に引き出された部品供給テープの側縁に沿って形成されたスプロケット穴がスプロケット(図示せず)の歯に噛み合わされ、該スプロケットの回転によりY方向にテープ送り動作することで、該部品供給テープの部品を部品吸着位置(吸着ノズル26で部品を吸着する位置)へピッチ送りするように構成されている。各テープフィーダ23は、スプロケットを回転駆動するモータ27の回転角度を制御部28によって制御することで、部品供給テープの送り量(スプロケットの回転角度)を微調整できるように構成されている。
この部品実装機10には、部品吸着動作を行う部品吸着ステーションと部品実装動作を行う部品実装ステーションとの間をロータリーヘッド24をXY方向に移動させるヘッド移動機構25が設けられている。ロータリーヘッド24には、テープフィーダ23により部品吸着位置に送られた部品を吸着する複数本の吸着ノズル26が円周方向に所定間隔(等ピッチ)で保持されている。ロータリーヘッド24には、該ロータリーヘッド24をその軸心線(R軸)の回りを回転(自転)させて複数本の吸着ノズル26を該ロータリーヘッド24の円周方向に旋回させるヘッド回転機構31と、吸着ノズル26の旋回軌道の所定の停止位置(部品吸着位置の上方)で該吸着ノズル26を下降させて該吸着ノズル26に部品を吸着させるZ軸駆動機構32と、吸着ノズル26をその軸心線の回りを回転(自転)させて該吸着ノズル26に吸着した部品の向きを修正するノズル回転機構33とが設けられている。
本実施例では、図3乃至図5に示すように、ロータリーヘッド24の周囲の2箇所に2つのZ軸駆動機構32が設けられ、これら2つのZ軸駆動機構32により2本の吸着ノズル26を同時に下降させて2本の吸着ノズル26に2台のテープフィーダ23の先頭の部品を同時に吸着できるように構成されるとともに、いずれかのZ軸駆動機構32により吸着ノズル26を1本だけ独立して下降させ、1本の吸着ノズル26に1台のテープフィーダ23の先頭の部品を吸着できるように構成されている。
各Z軸駆動機構32は、それぞれアクチュエータとしてZ軸モータ37を用い、このZ軸モータ37により送りねじ38を回転させてZ軸スライド39を上下方向に移動させることで、ロータリーヘッド24のノズルホルダ40の上端に設けられた係合片46に該Z軸スライド39を係合させて該ノズルホルダ40を上下動させることで、該ノズルホルダ40の下部に保持された吸着ノズル26を上下動させるようになっている。尚、Z軸モータ37としてリニアモータを用いてZ軸スライド39を上下方向に移動させるようにしても良い。或は、リニアモータに代えて、リニアソレノイド、エアーシリンダ等を用いても良い。
一方、部品実装機10には、ロータリーヘッド24と一体的に移動して回路基板12の基準位置マークをその上方から撮像するマークカメラ35(マーク撮像用のカメラ)と、吸着ノズル26に吸着した部品をその下方から撮像するパーツカメラ36(部品撮像用のカメラ)とが設けられている。
部品実装機10の制御装置41には、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置42と、各種のプログラムやデータ等を記憶するハードディスク、RAM、ROM等の記憶装置43(記憶手段)と、液晶ディスプレイ、CRT等の表示装置44等が接続されている。
部品実装機10の稼働中は、ヘッド移動機構25によりロータリーヘッド24を部品吸着ステーションへ移動させて部品吸着動作を行った後、該ロータリーヘッド24を部品実装ステーションへ移動させて回路基板12に部品を実装する部品実装動作を行うという動作を繰り返す。部品吸着ステーションは、2台のテープフィーダ23の部品供給テープの送り動作により該部品供給テープに収容された部品を部品吸着位置へ送り、該部品吸着位置の上方に位置する2本の吸着ノズル26を同時に下降させて該2本の吸着ノズル26に部品を同時に吸着させた後、該2本の吸着ノズル26を元の高さ位置へ上昇させるという動作を繰り返して、ロータリーヘッド24のノズルホルダ40に保持された複数本の吸着ノズル26に部品を順番に吸着させる。この際、2台のテープフィーダ23は、テープ送りピッチ(部品サイズ)が同一のものであっても良いが、本実施例では、同時吸着する2台のテープフィーダ23は、互いにテープ送りピッチが異なり、異なるサイズの部品を部品吸着位置へ送るようになっている。
部品吸着動作時に部品吸着位置がずれていると、部品吸着ミス等が発生しやすくなる。特に、2台のテープフィーダ23のテープ送りピッチが異なっていて、異なるサイズの部品を部品吸着位置へ送る場合は、2台のテープフィーダ23の先頭の部品の理想吸着点(安定吸着点)の位置がテープ送り方向であるY方向にずれる。図7に示すように、2台のテープフィーダ23で送る部品供給テープの部品のサイズが異なっていて、テープ送りピッチが異なっても、2台のテープフィーダ23は、部品供給テープ上面のカバーテープ(トップテープ)の剥離位置(Y座標)が同一であるため、異なるサイズの2つの部品は、理想吸着点の位置がテープ送り方向であるY方向にずれる。このような位置ずれした2つの部品を同時に吸着するには、部品吸着位置を補正する必要がある。
そこで、本実施例では、部品実装機10の制御装置41は、部品吸着動作を行う前に、ロータリーヘッド24のXY方向への移動及び回転動作と2台のテープフィーダ23のテープ送り動作を制御して同時吸着する2箇所の部品吸着位置を次のようにして補正する。ここで、部品の理想吸着点(安定吸着点)とは、一般に部品の中心又は重心であり、吸着ノズル26で部品を安定して吸着できる吸着点である。
事前準備として、予め、ロータリーヘッド24に保持された複数の吸着ノズル26の位置を画像認識技術等により計測して、各吸着ノズル26の位置の計測データを記憶装置43に記憶しておく。その上で、まず、図6に示すように、2台のテープフィーダ23の先頭の部品の理想吸着点(安定吸着点)を通って各テープフィーダ23のテープ送り方向(Y方向)に延びる2本の直線A1,A2上に2本の吸着ノズル26の吸着点を位置させるように、ヘッド移動機構25によりロータリーヘッド24をXY方向に移動させると共に、ヘッド回転機構31によりロータリーヘッド24を回転動作させ、更に、2台のテープフィーダ23のテープ送り動作により先頭の部品を2本の直線A1,A2上の吸着ノズル26の吸着点となる部品吸着位置C1,C2へ送る。
部品吸着位置C1,C2の具体的な補正方法は、制御装置41(演算手段)が記憶装置43に記憶された複数の吸着ノズル26の位置の計測データの中から2台のテープフィーダ23の先頭の部品を吸着する2本の吸着ノズル26の位置の計測データを検索して、該2本の吸着ノズル26の位置と2台のテープフィーダ23の先頭の部品の理想吸着点の位置とに基づいて、2台のテープフィーダ23の部品吸着位置へ移動させるのに必要なロータリーヘッド24のXY方向の移動量と回転角度及び2台のテープフィーダ24のテープ送り量を演算する。
つまり、各吸着ノズル26の位置が既知であれば、同時吸着に使用する2本の吸着ノズル26の間隔が分かるため、2台のテープフィーダ23の先頭の部品の理想吸着点を通ってテープ送り方向(Y方向)に延びる2本の直線A1,A2の間隔と前記2本の吸着ノズル26の吸着点の間隔との幾何学的な関係から2本の直線A1,A2上の2本の吸着ノズル26の吸着点となる部品吸着位置C1,C2が決まる。そして、部品吸着位置C1,C2が決まれば、ロータリーヘッド24の吸着ノズル26の旋回軌跡円の位置が一義的に決まるため、ロータリーヘッド24の回転中心の位置が一義的に決まる。これにより、部品吸着位置C1,C2の部品の同時吸着に必要なロータリーヘッド24のXY方向の移動量を演算でき、ロータリーヘッド24の回転中心の位置と2本の吸着ノズル26の現在位置と直線A1,A2上の部品吸着位置C1,C2とから、部品吸着位置C1,C2の部品の同時吸着に必要なロータリーヘッド24の回転角度を演算することができる。そして、2台のテープフィーダ23の先頭の部品の現在位置と直線A1,A2上の部品吸着位置C1,C2とから、部品吸着位置C1,C2の部品の同時吸着に必要な2台のテープフィーダ24のテープ送り量を演算することができる。尚、ロータリーヘッド24の回転中心(吸着ノズル26の旋回半径)と部品の理想吸着点の位置情報は、予め記憶装置43に記憶しておけば良い。
図6の構成例では、ロータリーヘッド24に合計16本の吸着ノズル26(N1〜N16)が円周方向に22.5°ピッチで配列されて保持され、2台のテープフィーダ23の部品吸着位置C1,C2の間に3本の吸着ノズル26が位置するように構成されている。つまり、部品を吸着する2つのテープフィーダ23の間隔がロータリーヘッド24の4角度ピッチ(22.5°×4=90°)の間隔に設定されている。
16本の吸着ノズル26(N1〜N16)に部品を吸着させる順序は、最初に、2台のテープフィーダ23の先頭の部品の理想吸着点を通って各テープフィーダ23のテープ送り方向(Y方向)に延びる2本の直線A1,A2上に2本の吸着ノズル26(N1とN13)の吸着点を位置させるように、ヘッド移動機構25によりロータリーヘッド24をXY方向に移動させると共に、ヘッド回転機構31によりロータリーヘッド24を回転動作させ、更に、2台のテープフィーダ23のテープ送り動作により部品供給テープの先頭の部品を直線A1,A2上の吸着ノズル26の吸着点となる部品吸着位置C1,C2へ送る。
このような位置補正動作を行った後、2台のテープフィーダ23の部品吸着位置C1,C2の上方に位置する2本の吸着ノズル26(N1とN13)を同時に下降させて2つの部品を同時に吸着した後、ロータリーヘッド24を1角度ピッチ(22.5°)だけ回転させて、次の2本の吸着ノズル26(N2とN14)を部品吸着位置C1,C2の上方に位置させて、当該2本の吸着ノズル26(N2とN14)に2つの部品を同時に吸着する。この際、2本の吸着ノズル26(N2とN14)の位置や部品吸着位置C1,C2を再度補正する必要があれば、その補正に必要なロータリーヘッド24のXY方向の移動量と回転角度及び2台のテープフィーダ24のテープ送り量を上述した方法で演算して、ロータリーヘッド24のXY方向の移動と回転動作やテープフィーダ24のテープ送り動作を行って部品吸着位置C1,C2を再度補正すれば良い。
以後、同様に、ロータリーヘッド24を1角度ピッチ(22.5°)だけ回転させ(必要に応じて上述した位置補正動作を行い)、次の2本の吸着ノズル26(N3とN15)に2つの部品を同時に吸着した後、ロータリーヘッド24を1角度ピッチ(22.5°)だけ回転させ(必要に応じて上述した位置補正動作を行い)、次の2本の吸着ノズル26(N4とN16)に2つの部品を同時に吸着する。
この後、ロータリーヘッド24を5角度ピッチ(22.5°×5=112.5°)だけ回転させ(必要に応じて上述した位置補正動作を行い)、2本の吸着ノズル26(N9とN5)に2つの部品を同時に吸着した後、ロータリーヘッド24を1角度ピッチ(22.5°)だけ回転させ(必要に応じて上述した位置補正動作を行い)、次の2本の吸着ノズル26(N10とN6)を部品吸着位置C1,C2の上方に位置させて、当該2本の吸着ノズル26(N10とN6)に2つの部品を同時に吸着する。以後、同様に、ロータリーヘッド24を1角度ピッチ(22.5°)だけ回転させ(必要に応じて上述した位置補正動作を行い)、次の2本の吸着ノズル26(N11とN7)に2つの部品を同時に吸着した後、ロータリーヘッド24を1角度ピッチ(22.5°)だけ回転させ(必要に応じて上述した位置補正動作を行い)、次の2本の吸着ノズル26(N12とN8)に2つの部品を同時に吸着する。これにより、ロータリーヘッド24に保持した合計16本の吸着ノズル26(N1〜N16)の部品吸着動作が完了する。
以上説明した本実施例によれば、2台のテープフィーダ24の先頭の部品の理想吸着点を通って各テープフィーダ23のテープ送り方向に延びる2本の直線A1,A2上に2本の吸着ノズル26の吸着点を位置させるように、ロータリーヘッド24のXY方向への移動と回転動作を行い、2台のテープフィーダ23のテープ送り動作により先頭の部品を前記2本の直線A1,A2上の吸着ノズル26の吸着点となる部品吸着位置C1,C2へ送る位置補正動作を行うようにしたので、2台のテープフィーダ23にセットした部品供給テープの先頭の部品の位置がずれていたり、それらの部品を吸着する2本の吸着ノズル26の位置がずれていたとしても、上記位置補正動作を行った後に、2本の吸着ノズル26を同時に下降させて2箇所の部品吸着位置C1,C2の部品を同時に吸着することができ、生産性を向上させることができる。
上述した位置補正動作を行えば、2台のテープフィーダ23のテープ送りピッチ(部品サイズ)が異なっていても、2本の吸着ノズル26に2つの部品を同時に吸着することができ、また、各吸着ノズル26の位置が不規則にずれていたとしても、2本の吸着ノズル26に2つの部品を同時に吸着することができる。
尚、本発明は、上記実施例の構成に限定されず、吸着ノズル26の本数を変更したり、部品実装機10の構成を変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できることは言うまでもない。
10…ロータリーヘッド型部品実装機、12…回路基板、13…コンベア、23…テープフィーダ、24…ロータリーヘッド、25…ヘッド移動機構、26…吸着ノズル、31…ヘッド回転機構、32…Z軸駆動機構、33…ノズル回転機構、27…Z軸モータ、39…Z軸スライド、40…ノズルホルダ、41…制御装置(演算手段)、43…記憶装置(記憶手段)、46…係合片

Claims (2)

  1. 部品供給テープの送り動作により該部品供給テープに収容された部品を部品吸着位置へ送る複数台のテープフィーダと、
    円周方向に所定間隔で複数本の吸着ノズルを保持するロータリーヘッドと、
    前記ロータリーヘッドを回転させることで前記複数本の吸着ノズルを該ロータリーヘッドの回転方向に旋回させるヘッド回転機構と、
    前記複数台のテープフィーダのいずれかのテープフィーダの部品吸着位置の上方に位置する吸着ノズルを下降させて該吸着ノズルに部品を吸着させるZ軸駆動機構と、
    部品吸着動作を行う部品吸着ステーションと部品実装動作を行う部品実装ステーションとの間を前記ロータリーヘッドをXY方向に移動させるヘッド移動機構と
    を備えたロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システムにおいて、
    前記Z軸駆動機構は、2箇所に設けられて、前記複数台のテープフィーダのうちの2台のテープフィーダの部品吸着位置の上方に位置する2本の吸着ノズルを同時に下降させて前記2本の吸着ノズルに前記2台のテープフィーダの先頭の部品を同時に吸着させるように構成されるとともに、前記複数台のテープフィーダのうちの1台のテープフィーダの部品吸着位置の上方に位置する1本の吸着ノズルを独立して下降させて前記1本の吸着ノズルに前記1台のテープフィーダの先頭の部品を吸着させるように構成され、
    予め前記複数本の吸着ノズルの位置が計測されてその位置データが記憶手段に記憶され、
    前記記憶手段に記憶された位置データの中から前記2台のテープフィーダの先頭の部品を吸着する2本の吸着ノズルの位置データを検索して、前記2本の吸着ノズルの位置と前記2台のテープフィーダの先頭の部品の理想吸着点の位置とに基づいて、前記2台のテープフィーダの部品吸着位置へ移動させるのに必要な前記ロータリーヘッドのXY方向の移動量と回転角度及び前記2台のテープフィーダのテープ送り量を演算する演算手段を備えていることを特徴とするロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システム。
  2. 前記2台のテープフィーダは、互いにテープ送りピッチが異なり、異なるサイズの部品を前記部品吸着位置へ送ることを特徴とする請求項に記載のロータリーヘッド型部品実装機の部品吸着位置補正システム。
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