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JP6672445B2 - 移動通信システム - Google Patents

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JP6672445B2
JP6672445B2 JP2018236463A JP2018236463A JP6672445B2 JP 6672445 B2 JP6672445 B2 JP 6672445B2 JP 2018236463 A JP2018236463 A JP 2018236463A JP 2018236463 A JP2018236463 A JP 2018236463A JP 6672445 B2 JP6672445 B2 JP 6672445B2
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Description

本発明は、移動通信システムに関する。
LTE(Long Term Evolution)方式において、伝搬特性に劣る高周波数(3.5GHz以上) の有効利用及び広帯域性を活用した高速大容量通信の実現を目的として、スモールセル(或いは、ファントムセル)の導入が検討されている。
3GPP TS36.300
かかるスモールセルを管理する無線基地局PhNBは、マクロセルを管理する無線基地局eNBと比べると、RRC(Radio Resource Control)レイヤ機能を具備していない等、機能的に限定されている。
かかる点を考慮して、移動局UEが、スモールセルにおいて通信中である場合であっても、無線基地局eNBを経由させて、移動局UEのユーザデータ(U-planeデータ)を伝送する方法の導入が検討されている。
しかしながら、既存のLTE方式では、移動局UEがマクロセルにおいて通信中である場合、どのような方法で、移動局UEの伝送経路上に無線基地局PhNBを追加するべきかについて検討されていないという問題点があった。
同様に、既存のLTE方式では、移動局UEがスモールセルにおいて通信中である場合に、どのような方法で、移動局UEの伝送経路から、かかるスモールセルを管理する無線基地局PhNBを削除するべきかについて検討されていないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、スモールセルを管理する無線基地局PhNBの追加時或いは削除時に、無線基地局eNB及び無線基地局PhNBに対して与えるインパクトを最小限にしつつ、移動局UEの伝送経路を変更することができる移動通信システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、移動通信方法であって、移動局が第1無線基地局配下のマクロセルにおいて通信中である場合に、該移動局が存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する第2無線基地局が該移動局のユーザデータの伝送経路として選択される場合、該第1無線基地局が、該移動局のユーザデータの伝送経路上への該第2無線基地局の追加処理を開始する工程と、前記第2無線基地局が、前記追加処理において、ヘッダ圧縮に係る情報、セキュリティの設定情報及びシーケンス番号の管理情報をリセットする工程と、前記第1無線基地局が、前記追加処理において、前記第2無線基地局に対して、前記移動局の上りユーザデータについては転送せず、該移動局宛ての下りユーザデータについて転送する工程とを有することを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、移動通信方法であって、移動局のユーザデータの伝送経路上に、マクロセルを管理する第1無線基地局及び該移動局が存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する第2無線基地局が含まれており、該移動局が該スモールセルにおいて通信中である場合に、該第2無線基地局が該移動局のユーザデータの伝送経路として利用されなくなる場合、前記第1無線基地局が、該移動局のユーザデータの伝送経路からの該第2無線基地局の削除処理を開始する工程と、前記第1無線基地局が、前記削除処理において、ヘッダ圧縮に係る情報、セキュリティの設定情報及びシーケンス番号の管理情報をリセットする工程と、前記第2無線基地局が、前記削除処理において、前記第1無線基地局に対して、前記移動局の上りユーザデータについては転送せず、該移動局宛ての下りユーザデータについて転送する工程とを有することを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、スモールセルを管理する無線基地局PhNBの追加時或いは削除時に、無線基地局eNB及び無線基地局PhNBに対して与えるインパクトを最小限にしつつ、移動局UEの伝送経路を変更することができる移動通信システムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線基地局eNBの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、LTE方式の移動通信システムであって、ゲートウェイ装置P-GW(PDN Gatewey)/S-GW(Serving Gateway)と、移動管理ノードMME(Mobility Management Entity)と、スモールセルを管理する無線基地局PhNBと、マクロセルを管理する無線基地局eNBとを具備している。
ここで、マクロセルのカバレッジエリア及びスモールセルのカバレッジエリアは、少なくとも一部で重なるように配置されている。
図1に示すように、移動局UEが無線基地局eNB配下のマクロセルにおいて通信中である場合に、移動局UEが存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として選択されると、移動局UEのユーザデータは、ゲートウェイ装置S-GWと無線基地局eNBとの間で設定されるU-planeベアラ、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間で設定されるU-planeベアラ、及び、無線基地局PhNBと移動局UEとの間で設定されるU-planeベアラを経由して伝送されるようになる。
すなわち、かかる場合、移動局UEのユーザデータの伝送経路が、ゲートウェイ装置S-GW←→無線基地局eNB←→移動局UEという経路から、ゲートウェイ装置S-GW←→無線基地局eNB←→無線基地局PhNB←→移動局UEという経路に変更になる。
例えば、無線基地局PhNBのカバレッジエリアが、無線基地局eNBのカバレッジエリア内に含まれ、かつ、移動局UEが存在する位置が、無線基地局PhNBのカバレッジエリア内に含まれる状態になった場合に、無線基地局PhNBが、移動局UEのユーザデータの伝送経路として選択されるものとする。
一方、図1に示すように、移動局UEが無線基地局PhNB配下のスモールセルにおいて通信中である場合に、無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として利用されなくなると、移動局UEのユーザデータは、ゲートウェイ装置S-GWと無線基地局eNBとの間で設定されるU-planeベアラ、及び、無線基地局eNBと移動局UEとの間で設定されるU-planeベアラを経由して伝送されるようになる。
すなわち、かかる場合、移動局UEのユーザデータの伝送経路が、ゲートウェイ装置S-GW←→無線基地局eNB←→無線基地局PhNB←→移動局UEという経路から、ゲートウェイ装置S-GW←→無線基地局eNB←→移動局UEという経路に変更になる。
例えば、移動局UEが、無線基地局PhNBのカバレッジエリアから出る場合に、無線基地局PhNBが、移動局UEのユーザデータの伝送経路としてとして利用されなくなるものとする。
このように構成することによって、無線基地局PhNBは、ゲートウェイ装置S-GWとの間で論理パスを設定する必要がなくなり、無線基地局eNBとの間の接続さえ保証すればよいため、無線基地局PhNBの処理負荷を低減することができる。
また、ゲートウェイ装置S-GWが、スモールセルを識別する機能を具備する必要がなくなり、既存のアーキテクチャへのインパクトを最小限とすることができる。
図2に示すように、無線基地局eNBは、受信部11と、記憶部12と、管理部13と、送信部14とを具備している。
受信部11は、ゲートウェイ装置S-GWや移動管理ノードMMEや無線基地局PhNBや移動局UE等から各種信号を受信するように構成されている。
例えば、受信部11は、ゲートウェイ装置S-GWから、移動局UE宛ての下りユーザデータを受信したり、無線基地局PhNBや移動局UEから、移動局の上りユーザデータを受信したり、無線基地局PhNBから、「E-RAB setup response」を受信したりするように構成されている。
記憶部12は、受信部11によって受信された移動局UE宛ての下りユーザデータや移動局の上りユーザデータについて、GTP(GPRS Tunnelling Protocol)レイヤ又はPDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤにおいて、バッファリングするように構成されている。
管理部13は、U-planeベアラに係る情報や、セキュリティの設定情報や、PDCPレイヤに係る情報(PDCP Config)や、転送モード及び送信状態に係る情報(RoHCコンテキスト)や、シーケンス番号の管理情報等について管理するように構成されている。
ここで、U-planeベアラに係る情報には、「E-RAB ID」や「QoS情報(E-RAB Level QoS Parameters)」等が含まれる。
また、セキュリティの設定情報には、UEのSecurity対応能力(UE Security Capability)や、ASのSecurityに関する情報(AS Security Information)等が含まれる。
また、PDCPレイヤに係る情報には、シーケンス番号の最大長や、ヘッダ圧縮に係る情報や、「PDCP Status Report」の要否等が含まれる。
さらに、ヘッダ圧縮に係る情報には、「MAX_ID」や「PROFILES」等が含まれる。
ここで、「MAX_ID」は、フローを識別するためのコンテキストIDの最大値であり、「PROFILES」は、どのヘッダを圧縮するかについて示す情報である。
送信部14は、ゲートウェイ装置S-GWや移動管理ノードMMEや無線基地局PhNBや移動局UE等に対して各種信号を送信するように構成されている。
例えば、送信部14は、ゲートウェイ装置S-GWに対して、移動局UEの上りユーザデータを送信したり、無線基地局PhNBや移動局UEに対して、移動局宛ての下りユーザデータを送信したり、移動局UEに対して、「RRC Connection Reconfiguration」を送信したり、無線基地局PhNBに対して、「E-RAB setup request」を送信したりするように構成されている。
ここで、移動局UEが無線基地局eNB配下のマクロセルにおいて通信中である場合に、移動局UEが存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として選択される場合、送信部14が、無線基地局PhNBに対して、「E-RAB setup request」を送信することによって、移動局UEのユーザデータの伝送経路上への無線基地局PhNBの追加処理を開始するように構成されている。
また、移動局UEのユーザデータの伝送経路上に、無線基地局eNB及び無線基地局PhNBが含まれており、移動局UEがスモールセルにおいて通信中である場合に、無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として利用されなくなる場合、送信部14が、無線基地局PhNBに対して、「E-RAB release request」を送信することによって、移動局UEのユーザデータの伝送経路からの無線基地局PhNBの削除処理を開始するように構成されている。
また、上述の追加処理において、送信部14は、無線基地局PhNBに対して、移動局UEの上りユーザデータについては転送せず、移動局UE宛ての下りユーザデータについて転送するように構成されていてもよい。
ここで、送信部14は、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局宛ての下りユーザデータのうち、移動局UEに送信したが移動局UEから送達確認情報(ACK)を受信していないものから、無線基地局PhNBに対して転送するように構成されていてもよい。
また、送信部14は、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UE宛ての下りユーザデータのうち、移動局UEに対して送信していないものから、無線基地局PhNBに対して転送するように構成されていてもよい。
さらに、無線基地局eNBは、ゲートウェイ装置S-GWからS1-Uインターフェイスを介して送信され、PDCPレイヤにおいて未だバッファリングしていない移動局UE宛ての下りユーザデータを、無線基地局PhNBに対して転送するように構成されていてもよい。
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
第1に、図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UEが無線基地局eNB配下のマクロセルにおいて通信中である場合に、移動局UEが存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として選択される場合の動作について説明する。
図3に示すように、無線基地局eNBは、移動局UEとの間でDRB(Data Radio Bearer)が設定されている状態で、無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として選択されることを検出すると、移動局UEに対する移動局UE宛ての下りユーザデータの送信を停止し、ステップS1001において、無線基地局PhNBに対して、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間のU-planeベアラを生成することを要求する「E-RAB setup request」を送信する。
ここで、無線基地局eNBは、「E-RAB setup request」によって、無線基地局PhNBに対して、U-planeベアラに係る情報等を通知する。
無線基地局PhNBは、かかる「E-RAB setup request」に応じて、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間のU-planeベアラを生成すると共に、セキュリティの設定情報やPDCPレイヤに係る情報(PDCP Config)や転送モード及び送信状態に係る情報(RoHCコンテキスト)やシーケンス番号の管理情報等についてリセットし、ステップS1002において、無線基地局eNBに対して、「E-RAB setup response」を送信する。
ステップS1003において、無線基地局eNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UE宛ての下りユーザデータについて無線基地局PhNBに対して転送する。
ここで、無線基地局eNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UEの上りユーザデータについては無線基地局PhNBに対して転送しない。
なお、無線基地局eNBは、ステップS1005における「RRC Connection Reconfiguration」の送信が完了するまでは、或いは、ステップS1006における「RRC Connection Reconfiguration Complete」を受信するまでは、移動局UEに対して、移動局UE宛ての下りユーザデータについて送信するものとする(ステップS1004参照)。
ステップS1005において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、「RRC Connection Reconfiguration」を送信する。
移動局UEは、かかる「RRC Connection Reconfiguration」の受信を契機に、無線基地局eNBに対する上りユーザデータの送信を停止する。
ステップS1006において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「RRC Connection Reconfiguration Complete」を送信する。
無線基地局eNBは、かかる「RRC Connection Reconfiguration Complete」に応じて、U-planeベアラに係る情報やセキュリティの設定情報やPDCPレイヤに係る情報(PDCP Config)や転送モード及び送信状態に係る情報(RoHCコンテキスト)等の管理を停止する。
ここで、無線基地局PhNBと移動局UEとの間でDRBが設定され、ステップS1007において、無線基地局PhNBが、「シーケンス番号=0」である移動局UE宛ての下りユーザデータから、移動局UEに対する送信を再開し、ステップS1008において、移動局UEが、無線基地局eNBに対する送信が完了した上りユーザデータのシーケンス番号以降のシーケンス番号を有する上りユーザデータについて無線基地局PhNBに送信する。
第2に、図4を参照して、本実施形態に係る移動通信システムにおいて、移動局UEが無線基地局PhNB配下のスモールセルにおいて通信中である場合に、かかる無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として利用されなくなる場合の動作について説明する。
図4に示すように、無線基地局eNBは、無線基地局PhNBと移動局UEとの間でDRBが設定されている状態で、無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として利用されなくなることを検出すると、無線基地局PhNBに対する移動局UE宛ての下りユーザデータの送信を停止し、ステップS2001において、無線基地局PhNBに対して、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間のU-planeベアラを解放することを要求する「E-RAB release request」を送信する。
無線基地局PhNBは、かかる「E-RAB release request」に応じて、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間のU-planeベアラを解放すると共に、ステップS2002において、無線基地局eNBに対して、「E-RAB release response」によって、U-planeベアラに係る情報等を通知する。
無線基地局eNBは、U-planeベアラに係る情報等の管理を開始し、セキュリティの設定情報やPDCPレイヤに係る情報(PDCP Config)や転送モード及び送信状態に係る情報(RoHCコンテキスト)やシーケンス番号の管理情報等についてリセットする。
ステップS2003において、無線基地局PhNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UE宛ての下りユーザデータについて無線基地局eNBに対して転送する。
ここで、無線基地局PhNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UEの上りユーザデータについては無線基地局eNBに対して転送しない。
なお、無線基地局PhNBは、ステップS2005における「RRC Connection Reconfiguration」の送信が完了するまでは、或いは、ステップS2006における「RRC Connection Reconfiguration Complete」の送信が完了するまでは、移動局UEに対して、移動局UE宛ての下りユーザデータについて送信するものとする(ステップS2004参照)。
ステップS2005において、無線基地局eNBは、移動局UEに対して、「RRC Connection Reconfiguration」を送信する。
移動局UEは、かかる「RRC Connection Reconfiguration」の受信を契機に、無線基地局PhNBに対する上りユーザデータの送信を停止する。
ステップS2006において、移動局UEは、無線基地局eNBに対して、「RRC Connection Reconfiguration Complete」を送信する。
無線基地局eNBは、かかる「RRC Connection Reconfiguration Complete」に応じて、U-planeベアラに係る情報やセキュリティの設定情報やPDCPレイヤに係る情報(PDCP Config)や転送モード及び送信状態に係る情報(RoHCコンテキスト)等の管理を停止する。
ここで、無線基地局eNBと移動局UEとの間でDRBが設定され、ステップS2007において、無線基地局eNBが、「シーケンス番号=0」である移動局UE宛ての下りユーザデータから、移動局UEに対する送信を再開し、ステップS2008において、移動局UEが、無線基地局PhNBに対する送信が完了した上りユーザデータのシーケンス番号以降のシーケンス番号を有する上りユーザデータについて無線基地局eNBに送信する。
以上に述べた本実施形態の特徴は、以下のように表現されていてもよい。
本実施形態の第1の特徴は、移動通信方法であって、移動局UEが無線基地局eNB(第1無線基地局)配下のマクロセルにおいて通信中である場合に、移動局UEが存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する無線基地局PhNB(第2無線基地局)が移動局UEのユーザデータの伝送経路として選択される場合、無線基地局eNBが、移動局UEのユーザデータの伝送経路上への無線基地局PhNBの追加処理を開始する工程と、無線基地局PhNBが、かかる追加処理において、ヘッダ圧縮に係る情報、セキュリティの設定情報及びシーケンス番号の管理情報をリセットする工程と、無線基地局eNBが、かかる追加処理において、無線基地局PhNBに対して、移動局UEの上りユーザデータについては転送せず、移動局UE宛ての下りユーザデータについて転送する工程とを有することを要旨とする。
かかる構成によれば、無線基地局PhNBの追加時に、データロスが生じる可能性はあるが、無線基地局PhNB及び無線基地局eNBにおける処理をシンプルにしつつ、ユーザデータの伝送経路を変更することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局宛ての下りユーザデータのうち、移動局UEに送信したが移動局UEから送達確認情報(ACK)を受信していないものから、無線基地局PhNBに対して転送してもよい。
かかる構成によれば、無線基地局PhNBの設定が完了するまで、無線基地局eNBにおいて再送することによって、データロスの発生の可能性を低減することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UE宛ての下りユーザデータのうち、移動局UEに対して送信していないものから、無線基地局PhNBに対して転送してもよい。
かかる構成によれば、移動局UEにおいて、移動局UE宛ての下りユーザデータを重複受信する可能性はあるが、移動局UE宛ての下りユーザデータのロスを回避することができる。
本実施形態の第1の特徴において、無線基地局eNBは、PDCPレイヤにおいて未だバッファリングしていない移動局UE宛ての下りユーザデータを、無線基地局PhNBに対して転送してもよい。
かかる構成によれば、移動局UE宛ての下りユーザデータのロスの可能性はあるが、PDCPレイヤをリセットするため、無線基地局PhNBから移動局UEに対して送信される下りユーザデータは、新規の下りユーザデータであり、上位レイヤにおいても、移動局UEと無線基地局PhNBとの間における下りユーザデータのミスマッチを防ぐことができる。
本実施形態の第1の特徴において、移動局UEは、無線基地局eNBに対する送信が完了した上りユーザデータのシーケンス番号以降のシーケンス番号を有する上りユーザデータについて無線基地局PhNBに送信してもよい。
また、本実施形態の第1の特徴において、移動局UEは、PDCPレイヤをリセットするため、無線基地局PhNBに対して送信する上りユーザデータのシーケンス番号をリセットしてもよい。
かかる構成によれば、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間で、上りユーザデータのシーケンス番号の管理状態を交換する必要がなく、シンプルな処理が可能となる。
本実施形態の第2の特徴は、移動通信方法であって、移動局UEのユーザデータの伝送経路上に、マクロセルを管理する無線基地局eNB及び移動局UEが存在する位置を含むカバレッジを有するスモールセルを管理する無線基地局PhNBが含まれており、移動局UEがスモールセルにおいて通信中である場合に、無線基地局PhNBが移動局UEのユーザデータの伝送経路として利用されなくなる場合、無線基地局eNBが、移動局UEのユーザデータの伝送経路からの無線基地局PhNBの削除処理を開始する工程と、無線基地局eNBが、かかる削除処理において、ヘッダ圧縮に係る情報、セキュリティの設定情報及びシーケンス番号の管理情報をリセットする工程と、無線基地局PhNBが、かかる削除処理において、無線基地局eNBに対して、移動局UEの上りユーザデータについては転送せず、移動局UE宛ての下りユーザデータについて転送する工程とを有することを要旨とする。
かかる構成によれば、無線基地局PhNBの削除時に、データロスが生じる可能性はあるが、無線基地局PhNB及び無線基地局eNBにおける処理をシンプルにしつつ、ユーザデータの伝送経路を変更することができる。
本実施形態の第2の特徴において、無線基地局PhNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UE宛ての下りユーザデータのうち、移動局UEに送信したが移動局UEから送達確認情報(ACK)を受信していないものから、無線基地局eNBに対して転送してもよい。
かかる構成によれば、無線基地局eNBの設定が完了するまで、無線基地局PhNBにおいて再送することによって、データロスの発生の可能性を低減することができる。
本実施形態の第2の特徴において、無線基地局PhNBは、PDCPレイヤにおいてバッファリングしている移動局UE宛ての下りユーザデータのうち、移動局UEに対して送信していないものから、無線基地局eNBに対して転送してもよい。
かかる構成によれば、移動局UEにおいて、移動局UE宛ての下りユーザデータを重複受信する可能性はあるが、移動局UE宛ての下りユーザデータのロスを回避することができる。
本実施形態の第2の特徴において、無線基地局PhNBは、PDCPレイヤにおいて未だバッファリングしていない移動局UE宛ての下りユーザデータを、無線基地局eNBに対して転送してもよい。
かかる構成によれば、移動局UE宛ての下りユーザデータのロスの可能性はあるが、PDCPレイヤをリセットするため、無線基地局eNBから移動局UEに対して送信される下りユーザデータは、新規の下りユーザデータであり、上位レイヤにおいても、移動局UEと無線基地局eNBとの間における下りユーザデータのミスマッチを防ぐことができる。
本実施形態の第2の特徴において、移動局UEは、無線基地局PhNBに対する送信が完了した上りユーザデータのシーケンス番号以降のシーケンス番号を有する上りユーザデータについて無線基地局eNBに送信してもよい。
また、本実施形態の第2の特徴において、移動局UEは、PDCPレイヤをリセットするため、無線基地局eNBに対して送信する上りユーザデータのシーケンス番号をリセットしてもよい。
かかる構成によれば、無線基地局eNBと無線基地局PhNBとの間で、上りユーザデータのシーケンス番号の管理状態を交換する必要がなく、シンプルな処理が可能となる。
なお、上述の移動局UEや無線基地局eNB/PhNBや移動管理ノードMMEやゲートウェイ装置S-GWの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UEや無線基地局eNB/PhNBや移動管理ノードMMEやゲートウェイ装置S-GW内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UEや無線基地局eNB/PhNBや移動管理ノードMMEやゲートウェイ装置S-GW内に設けられていてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
S-GW…ゲートウェイ装置
MME…移動管理ノード
eNB/PhNB…無線基地局
UE…移動局
11…受信部
12…記憶部
13…管理部
14…送信部

Claims (1)

  1. 移動局と、第1無線基地局と、第2無線基地局とを備え、
    前記移動局が前記第1無線基地局配下のセルにおいて通信中である場合に、前記移動局が存在する位置を含むカバレッジを有するセルを有した前記第2無線基地局が前記移動局のユーザデータの伝送経路として選択される場合、前記第1無線基地局が、前記移動局のユーザデータの伝送経路上への前記第2無線基地局の追加処理を開始し、
    前記第2無線基地局が、前記追加処理において、ヘッダ圧縮に係る情報、セキュリティの設定情報及びシーケンス番号の管理情報をセットし、
    前記第1無線基地局が、前記追加処理において、前記第2無線基地局に対して、前記移動局宛ての下りユーザデータについて転送し、
    前記第2無線基地局は、RRCレイヤ機能を有しておらず、
    前記ヘッダ圧縮に係る情報は、PDCP Configに含まれることを特徴とする移動通信システム。
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