JP6654840B2 - 配管構造、建物、および配管設置方法 - Google Patents
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Description
建物の基礎における屋内側に位置している横面部と屋外側に位置している縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように設置されている鞘管と、
該鞘管を用いて建物の屋内外間に通されている内管と、を備えている配管構造において、
前記基礎の横面部と建物の床面との間であって、少なくとも前記基礎の横面部表面の屋外寄りの部分を覆うように断熱層が設けられており 、
該断熱層は、前記鞘管および前記内管の廻りを、間隔を有して取り囲む切除部を有している断熱性面材と、
該断熱性面材の切除部を塞ぐように前記内管の廻りに設けられている発泡性断熱材閉塞部と、を備えていることを特徴とする。
図1〜図15は、この実施の形態を説明するためのものである。
この断熱層11は、上記鞘管5および上記内管6の廻りを、間隔を有して取り囲む切除部12を有している断熱性面材13と、
この断熱性面材13の切除部12を塞ぐように上記内管6の廻りに設けられている発泡性断熱材閉塞部15と、を備えるようにする。
基礎2の横面部3に設置される断熱性面材13の厚さとしては、例えば、スチレンフォームであれば55mm〜25mm、ウレタンフォームであれば35mm〜15mm、フェノールフォームであれば45mm〜15mm程度のものを用いることができる。但し、基礎2の横面部3に設置される断熱性面材13の厚さは、上記に限るものではなく、例えば、基礎2の横面部3に設置される断熱性面材13の厚さを、基礎2の縦面部4に設置される断熱性面材13と同じ厚さにしても良い。
特に、これらの中でもフェノールフォームは最も断熱性能が高く、必要な断熱性能を発揮させるのに最も薄い厚さで良いため、断熱性面材13を横引きの屋内配管8と干渉しないように設置し易いので、フェノールフォームを用いるのが好ましい。
そして、上記発泡性断熱材閉塞部15が、四角形状または円形状の切除部12の内側または上側(図11参照)に上記鞘管5の上端部よりも大きくなるように形成される。
切除部12は、断熱性能の確保と施工の確実性とを考慮して、鞘管5の上端部と干渉する部分がなく、しかも、鞘管5に対して狭過ぎずまた広過ぎない適正な間隔を有するように大きめに形成される。適正な間隔は、例えば、数センチ程度以下などとする。
防蟻剤は、ホウ酸などの無機化合物系、有機塩素系、カーバメート系、有機リン系、合成ピレス系、ネオニコチノイド系など、白蟻が嫌う成分であれば、どのようなものでも良い。
また、図14に示すように、床面(FL)と基礎2の横面部3との間に対し、排水勾配を付けるための高さに余裕が十分にない場合や、排水設備や基礎構造との位置関係から合流部31を基礎2の近傍に設置できない場合などには、基礎2の横面部3よりも若干高い位置(断熱性面材13の厚みよりは低い位置)で内管6に屋内配管8を接続すると共に、屋内配管8の途中に(図13の場合よりも離して)合流部31を設置することになる。この場合には、断熱性面材13の切除部12に対して、建物1の内側へ向かって縁部まで延びる切込部12aを設けることで、屋内配管8を設置し易くなり、また、合流部31をより建物1の内側へ設置しても、屋内配管8に必要な排水勾配を確保することが可能となる。なお、この場合には、切込部12aと、切込部12aを通る屋内配管8との間に対し、発泡性断熱材閉塞部15若しくは防蟻発泡性断熱材閉塞部21を設置するのは勿論である。
(7)以下、上記した配管構造7を設置する方法(配管設置方法)について説明する。
まず、図5A(a)または図6A(a)に示すように、屋内側に位置する横面部3と屋外側に位置する縦面部4の地中に埋設される部分4aとの間を連通するように鞘管5が埋め込まれた状態で基礎2を打設する鞘管埋設工程を行う。
次に、上記鞘管5を通して建物1の屋内と屋外との間に内管6を貫通させる内管設置工程を行う。
その後、図5B(b)または図6B(b)に示すように、断熱性面材13を、上記基礎2の横面部3の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように敷設すると共に、上記断熱性面材13に形成した切除部12によって上記鞘管5および上記内管6の廻りを間隔を有して取り囲ませるようにする断熱性面材敷設工程を行う。
最後に、図5C(c)または図6C(c)に示すように、この断熱性面材13の切除部12を塞ぐように上記内管6の廻りに発泡性断熱材閉塞部15を充填する発泡性断熱材充填工程を行って、鞘管5および内管6が設置された上記基礎2の横面部3に断熱層11を形成する。
(効果7)上記した配管設置方法によれば、上記と同様の効果を得ることができる。
2 基礎
3 横面部
4 縦面部
5 鞘管
6 内管
7 配管構造
11 断熱層
12 切除部
13 断熱性面材
15 発泡性断熱材閉塞部
21 防蟻発泡性断熱材閉塞部
31 合流部
Claims (7)
- 建物の基礎における屋内側に位置している横面部と屋外側に位置している縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように設置されている鞘管と、
該鞘管を用いて建物の屋内外間に通されている内管と、を備えている配管構造において、
前記基礎の横面部と建物の床面との間であって、少なくとも前記基礎の横面部表面の屋外寄りの部分を覆うように断熱層が設けられており 、
該断熱層は、前記鞘管および前記内管の廻りを、間隔を有して取り囲む切除部を有している断熱性面材と、
該断熱性面材の切除部を塞ぐように前記内管の廻りに設けられている発泡性断熱材閉塞部と、を備えていることを特徴とする配管構造。 - 建物の基礎における屋内側に位置している横面部と屋外側に位置している縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように設置されている鞘管と、
該鞘管を用いて建物の屋内外間に通されている内管と、を備えている配管構造において、
前記基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層が設けられており、
該断熱層は、前記鞘管および前記内管の廻りを、間隔を有して取り囲む切除部を有している断熱性面材と、
該断熱性面材の切除部を塞ぐように前記内管の廻りに設けられている発泡性断熱材閉塞部と、を備え、
前記断熱性面材の切除部が、四角形状または円形状とされており、
前記発泡性断熱材閉塞部が、四角形状または円形状の切除部の内側または上側に前記鞘管の上端部よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする配管構造。 - 請求項1または請求項2に記載の配管構造において、
前記発泡性断熱材閉塞部が、基礎と鞘管との間の隙間、および、鞘管と内管との間の隙間のうちの少なくとも一方の内部にまで充填されていることを特徴とする配管構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の配管構造において、
前記発泡性断熱材閉塞部が、防蟻剤を含む防蟻発泡性断熱材閉塞部とされていることを特徴とする配管構造。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の配管構造において、
前記内管に対し、前記断熱層に近接させて、内管の内部を流れる流体の合流部が設けられていることを特徴とする配管構造。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の配管構造を備えていることを特徴とする建物。
- 屋内側に位置する横面部と屋外側に位置する縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように鞘管が埋め込まれた状態で基礎を打設する鞘管埋設工程と、
前記鞘管を通して建物の屋内と屋外との間に内管を貫通させる内管設置工程と、
断熱性面材を、前記基礎の横面部と建物の床面との間であって、少なくとも前記基礎の横面部表面の屋外寄りの部分を覆うように敷設すると共に、前記断熱性面材に形成した切除部によって前記鞘管および前記内管の廻りを間隔を有して取り囲ませるようにする断熱性面材敷設工程と、
該断熱性面材の切除部を塞ぐように前記内管の廻りに発泡性断熱材閉塞部を充填する発泡性断熱材充填工程とを順に行って、鞘管および内管が設置された前記基礎の横面部に断熱層を形成することを特徴とする配管設置方法。
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