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JP6652375B2 - 表示用反射板、表示光投影用光学システム、およびウインドシールドの製造方法 - Google Patents

表示用反射板、表示光投影用光学システム、およびウインドシールドの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示用反射板、表示光投影用光学システム、およびウインドシールドの製造方法に関する。
例えば、一般的な車両用のヘッドアップディスプレイ(HUD)装置においては、表示すべき様々な情報を含む光の像をHUDユニットからウインドシールド(前方の窓ガラス)、又はコンバイナと呼ばれる反射板に投影し、ウインドシールド等で反射した光が運転者の視点の方向に向かうように光路を形成する。したがって、運転者は、ウインドシールドを通して車両の前方の風景を視認しながら、同時にウインドシールド等に映るHUDの可視表示情報を虚像として視認することができる。つまり、運転者は通常の運転状態を維持したまま、視線を移動することなしに様々な情報をHUDの表示により視認することができる。
例えば、特許文献1においては、ウインドシールドのガラス面に特別な光学素子(前記コンバイナに相当)を貼り付けてある。HUDユニットから出射した光は、ウインドシールド上の前記光学素子の面で反射して運転者の視点の方向に向かう。また、前記光学素子は可視光を透過する材料で構成されているので、運転者は前記光学素子の前方に虚像として結像される表示像の他に、車両前方の風景等の像も、ウインドシールド及び前記光学素子を透過した状態で視認することができる。
また、特許文献1においては、前記光学素子上にフレネルレンズを設けて拡大光学系を形成している。これにより、HUDユニットを小型化することが可能になる。また、フレネルレンズを利用しているので、前記光学素子の厚みを薄くすることができる。
また、例えば特許文献2においては、車両後方の良好な視界を確保するための技術を示している。すなわち、樹脂製材料で構成したリアウインドウにレンズ部を形成し、車内から車外へ向かう光をリアウインドウの下方側へ偏向させるように構成している。
特開2012−123393号公報 特開2014−8811号公報
特許文献1に示されたような表示装置は、フレネルミラーを車両のウインドシールドまたはコンバイナと一体化し、あるいは貼り付けた状態で使用する。しかしながら、所望の表示特性が得られるようにフレネルミラーを車両に搭載するためには、フレネルミラーをウインドシールド等に取り付ける際に、高精度で配置しなければならず、特に、広い視野角度を得るために面積の大きいフレネルミラーを用いる場合には、取り付け作業が極めて困難である。
例えば、ウインドシールドは複雑な曲面形状である場合が多いので、取り付ける位置がずれると表示光の反射方向がずれることになる。これにより、運転者が表示を視認可能な領域が狭くなる可能性がある。また、フレネルミラーの形状がウインドシールドの取り付け面の曲面形状と一致していない場合には、取り付けの際にフレネルミラーが撓んで形状が変化し光学特性も変化する可能性がある。
また、フレネルミラーとウインドシールドとの面の間に隙間ができると、想定外の反射が生じて表示品質が低下する。すなわち、フレネルミラーの面で反射して結像される表示像は拡大されるのに対し、フレネルミラー以外の面で反射した光は等倍で結像されるので、前者の表示像と後者の像との間に明らかな違いが発生する。そのため、例えば特許文献1の図5(a)のような表示像を表示する場合に、特許文献1の図5(b)のように等倍二重像ゴーストが正規の表示像の近傍に現れる。したがって、表示像の視認性の低下や表示品質の低下が懸念される。
また、フレネルミラーをウインドシールドに取り付ける際に、熱を加えたり、圧力を加えたりする場合がある。しかし、取り付けの際に加えた熱や圧力の影響により、フレネルミラーが劣化したり、光学特性が変化する可能性がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレネルミラーを車両に搭載するための作業が容易な表示用反射板、表示光投影用光学システム、ウインドシールドおよびウインドシールドの製造方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示用反射板、表示光投影用光学システム、ウインドシールドおよびウインドシールドの製造方法は、下記(1)〜()を特徴としている。
(1) 車両に設置される表示用反射板であって、
透明な第1の樹脂により形成され、第1の面を有する第1の層と、
屈折率が前記第1の樹脂とほぼ同じ透明な第2の樹脂により形成され、前記第1の面上に積層される第2の層と、を備え、
前記第1の面の所定領域が光透過特性および光反射特性を有するハーフミラーとして機能し、
前記第1の樹脂および前記第2の樹脂が、ウインドシールドを構成し、
前記第1の層は、前記ウインドシールドの基材であり、
前記第1の層の前記第1の面と反対側の表面の全体が、前記ウインドシールドの車室外側の表面の全体を構成し、
前記所定領域における前記第1の面は、複数の溝が形成されたフレネル形状を有しており、
前記複数の溝の各々は、共通の中心部を有する楕円形の形状を有し、前記溝の各々の深さが一定であり、前記溝の各々における反射面の角度が前記溝に沿った円周方向の位置の違いに応じて連続的に変化し、互いに隣接する前記溝の円周間のピッチが円周方向の位置に応じて変化している、
ことを特徴とする。
この表示用反射板によれば、所定の表示光を前記ハーフミラーの面で反射させることにより、HUDなどの表示が可能になる。また、表示用反射板を構成する前記第1の層および第2の層がそれぞれ透明な樹脂で形成されているので、例えば成形プロセスにより製造される自動車用の樹脂製ウインドシールドとして一体形成することが可能である。このような表示用反射板を用いることにより、車両への搭載が極めて容易になる。また、前記第1の樹脂の屈折率と第2の樹脂の屈折率とがほぼ同じであるので、これらの境界で余分な光の反射や屈折が生じるのを防止できる。
更に、この表示用反射板によれば、ウインドシールドと一体化されているので、特別な取り付け作業は不要になる。つまり、表示用反射板を車両に搭載する際に精密な位置合わせや貼り付けなどの作業を行う必要がない。
更に、この表示用反射板によれば、前記第1の面がフレネル形状を有しているので、材料の厚みを大きくしなくても、前記ハーフミラーの面により反射光を拡大投影することが可能になる。
(2) 前記表示用反射板は、前記所定領域が前記車両の運転席に対して前記車両の進行方向前方に位置するように、前記車両に設置される
ことを特徴とする上記(1)に記載の表示用反射板。
この表示用反射板によれば、運転席に着座した状態の運転者の通常の視点位置で、HUD等の表示光の虚像を視認可能になるように車載表示システムを構成できる。
) 上記(1)又は(2)に記載の表示用反射板と、
車室内に搭載され表示光を出射する表示ユニットと、を備え、
前記表示用反射板は、前記表示ユニットから出射された表示光を前記ハーフミラーにおいて反射し、外来光を前記ハーフミラーにおいて透過し前記車室内に入射するように前記車両に設置される
ことを特徴とする表示光投影用光学システム。
この表示光投影用光学システムによれば、前記表示ユニットの表示光を前記ハーフミラーで反射して車室内に導き、運転者が前記表示光を虚像として視認できるように構成できる。また、運転者は前記表示光の虚像と共に前記ハーフミラーを透過した外来光を視認できるので、HUDシステムとして利用できる。
) 上記(1)又は(2)の何れかに記載の表示用反射板を含む前記ウインドシールドの製造方法であって、
前記第1の面を有する前記第1の層を透明な樹脂により形成し、
前記第1の面の前記所定領域をフレネル形状に形成し、
前記第1の面の前記所定領域に蒸着又はスパッタリングによって前記ハーフミラーを形成し、
前記ハーフミラーを含む前記第1の層に、屈折率が前記第1の層とほぼ同じ前記第2の層を積層する
ことを特徴とするウインドシールドの製造方法。
このウインドシールドの製造方法によれば、所望の光反射特性および光透過特性を有する透明な光学部材を、樹脂製のウインドシールドを製造する工程において一体に成形可能になる。したがって、車両上のウインドシールドに前記光学部材を取り付けるための特別な作業が不要になる。また、前記第1の層の屈折率と第2の層の屈折率とがほぼ同じであるので、これらの境界で余分な光の反射や屈折が生じるのを防止できる。
本発明の表示用反射板、表示光投影用光学システム、ウインドシールドおよびウインドシールドの製造方法によれば、フレネルミラーを車両に搭載する際に特別な作業を行う必要がなくなる。また、面積が大きく精度の高いフレネルミラーを比較的容易に実現できるし、反射する部位の面積が小さい場合であってもフレネルミラーの光学倍率を上げることにより、運転者の視認可能な虚像の視野角度を大きくすることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態の表示光投影用光学システムを搭載した車両のウインドシールドおよびダッシュボード近傍の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示した車両および表示光投影用光学システムを側方から視た状態を示す縦断面図である。 図3は、ウインドシールド10に含まれるフレネルミラー形成部10aの構成および光路の例を示す光路図である。 図4(A)、図4(B)、図4(C)は、フレネルミラー形成部10aに含まれるフレネルレンズの構成例を表し、図4(A)は平面図、図4(B)は図4(A)中のA−A線から視た断面図、図4(C)は図4(A)中のB−B線から視た断面図である。 図5(A)は変形例のウインドシールドの構成を示す断面図であり、図5(B)は図5(A)の一部分を拡大して示す部分拡大断面図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明に係る表示用反射板、表示光投影用光学システム、およびウインドシールドの製造方法に関する具体的な実施の形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<表示光投影用光学システムの使用環境の具体例>
実施形態の表示光投影用光学システムを搭載した車両のダッシュボードおよびウインドシールド10近傍の構成例を図1に示す。また、図1と同じ車両を側方側から視た縦断面における各部の配置状態を図2に示す。
図1及び図2に示した例では、車両のウインドシールド10(窓ガラス)を製造する際に、本発明の表示用反射板(後述するフレネルミラー形成部10a)が一体的に成形されている。この表示用反射板が、ウインドシールド10上にフレネルミラー領域FMを形成する。
このフレネルミラー領域FMは、基本的にはハーフミラーの機能を有し、車室内側からフレネルミラー領域FMに入射した光は反射し、車外から図2における右方向に向かってフレネルミラー領域FMに入射する光は透過する特性を有している。また、フレネルミラー領域FMはフレネルレンズにより拡大光学系を形成する。表示用反射板の具体的な構成については、後で詳細に説明する。
尚、図1及び図2の例では、本発明の表示用反射板を車両のウインドシールド10に一体化した場合を想定しているが、ウインドシールド10から独立したHUD(ヘッドアップディスプレイ)装置用のコンバイナとして、ウインドシールド10の近傍に表示用反射板を設置しても良い。
図1に示す車両においては、メータユニット21の前方のダッシュボード22の下方にHUDユニット20が配置されている。このHUDユニット20は、透過型液晶パネルおよび偏光板で構成されるフラットパネルディスプレイと、照明用の光源(バックライト)とを内蔵している。フラットパネルディスプレイの画面には、必要に応じて、例えば車速など運転に役立つ様々な情報が、文字、数字、記号などの可視情報として表示される。また、バックライトで画面を照明することにより、表示された可視情報の像を含む表示光をHUDユニット20から出射することができる。
HUDユニット20の上方のダッシュボード22の箇所には矩形形状の開口部22aが形成してある。HUDユニット20から出射された表示光は、開口部22aを経由して上方のウインドシールド10に向かう。ウインドシールド10のHUDユニット20からの表示光が入射する箇所に、上述のフレネルミラー領域FMが配置されている。
したがって、HUDユニット20から出射された表示光は、ウインドシールド10の面に入射し、フレネルミラー領域FMで反射して、想定される運転者の目の位置に相当するアイポイントEPに到達する。この表示光はフレネルミラー領域FMで反射するので、運転者が視認する表示像については、ウインドシールド10よりも前方(例えば10m前方)の虚像結像面24に表示されているかのように虚像として結像される。また、フレネルミラー領域FMはウインドシールド10と同様に車両の前方から車室内に向かって入射する光を透過するので、運転者はフレネルミラー領域FMを透かして車両前方の情景も視認することができる。つまり、車両前方の情景とHUDユニット20が表示する表示像とを重ねた状態で同時に視認することができる。
フレネルミラー領域FMについては、フレネルミラーを採用することにより、厚みが小さくなりウインドシールド10と一体化することが可能になる。また、フレネルミラー領域FMが拡大光学系を形成しているので、HUDユニット20に拡大光学系を内蔵する必要がなくなる。また、HUDユニット20に拡大光学系を内蔵する場合と比べて、開口部22aの開口面積を小さくすることが可能になる。
また、開口部22aの近傍にはルーバー23が配置されている。このルーバー23は、不要な外光が開口部22aの近傍で反射してアイポイントEPに向かうのを抑制する機能を有し、これによりHUD表示の視認性が向上する。
<フレネルミラー形成部10aの説明>
<フレネルミラー形成部10aの構成>
ウインドシールド10に含まれるフレネルミラー形成部10a、すなわち本発明の表示用反射板の構成および光路の例を図3に示す。図3に示したフレネルミラー形成部10aは、HUDユニット20の表示光を投影するためのコンバイナとして構成されている。このコンバイナは、図4(A)に示したフレネルレンズ11と同様の矩形形状を有し、図1に示したフレネルミラー領域FMよりも少し大きい程度のサイズに形成されている。
図3に示すように、フレネルミラー形成部10aは、その厚み方向に積層された複数の層で構成されている。具体的には、フレネルミラー形成部10aは基板としてのフレネルレンズ11の他に、ハーフミラー層12、および封止剤層13を備えている。
本実施形態では、ウインドシールド10の主体が、一般的なガラスではなく、樹脂により構成される板状の透明主材料10bで構成されている。図3に示したフレネルレンズ11は、ウインドシールド10の透明主材料10bの車室内側の面に形成したフレネル形状の凹凸部により構成されている。
また、このフレネルレンズ11のフレネル形状部11aの表面に、ハーフミラー層12が形成されている。具体的には、金属又は誘電体多層膜を表面に蒸着してハーフミラー層12を形成してある。本実施形態では、ハーフミラー層12における光の反射率が20%になるように構成している。形成するハーフミラー層12の厚みについては、100[nm]未満とする。
また、本実施形態ではハーフミラー層12を形成する際に、フレネル形状部11aのフレネル立壁11bの箇所を蒸着対象から除外している。つまり、ハーフミラー層12は、フレネル形状部11aの複数の溝の各境界で厚み方向と平行な向きに延びるフレネル立壁11bの領域を除く面の全体に形成されている。この場合、フレネル立壁11bの箇所にハーフミラー層12が存在しないので、通常の透過や1回反射以外の光路を取るフレネル立壁11bでの反射が抑制され、この反射に起因する意図しない光線の発生が最小化される。これにより、フレア像の発生も低減される。
封止剤層13は、フレネルレンズ11のフレネル形状部11aの凹凸を覆って平坦な面にするために設けてある。この封止剤層13は、例えば紫外線(UV)硬化樹脂のような透明な材料を充填して硬化させることにより形成される。また、封止剤層13を形成する材料については、屈折率がフレネルレンズ11を構成するウインドシールド10の透明主材料10bとほぼ同じもののみに限定して使用する。
封止剤層13の厚み方向の一方の面13aは平坦であり、フレネル形状部11a及びハーフミラー層12と密着した面13bは、フレネル形状部11aの凹凸を補完する表面形状に形成される。
図3に示したフレネルミラー形成部10aは、図1及び図2に示した例では、ウインドシールド10に一体的に形成されている。つまり、フレネルミラー形成部10aのハーフミラー層12が、図1及び図2に示したフレネルミラー領域FMを形成している。また、ハーフミラー層12はフレネル形状部11aの形状により、光学的な倍率を有する一般的なレンズと同等の光学特性を形成するので、HUDユニット20から入射する光に対して拡大光学系を形成する。これにより、ウインドシールド10の前方の距離が離れた位置(虚像結像面24)に虚像を結像することができる。
なお、図1及び図2に示した例では、フレネルミラー形成部10aをウインドシールド10と一体化しているが、ウインドシールド10とは別の位置、例えばダッシュボード22上に独立したコンバイナを傾斜した状態で配置しても良い。
<透過特性の説明>
図3には、フレネルレンズ11の材料である透明主材料10bの屈折率(n1)と、封止剤層13の材料の屈折率(n3)とを同等にした場合におけるフレネルミラー形成部10aを示している。このように形成すると、フレネルレンズ11と封止剤層13との境界において、屈折率の違いに起因する光の屈折を抑制できる。
このように屈折率を調節した場合、図2に示すアイポイントEPで運転者が視認する車両前方の情景については、入射光がフレネルミラー領域FMを透過する場合であっても、光学的な倍率が発生せず、等倍の像として視認される。つまり、フレネルミラー領域FMを介して車両前方の情景を視認する場合と、それ以外のウインドシールド10上の領域を介して視認する場合とで、視認される情景の像の大きさ、位置、形状などに違いが生じることがない。そのため、フレネルミラー領域FMを使用する場合でも、運転に必要な良好な視界を確保することができる。
また、フレネルレンズ11を用いた拡大光学系を有するフレネルミラー形成部10aをウインドシールド10上に配置することにより、広い視野角度の虚像をHUDユニット20で表示可能になる。しかも、HUDユニット20側に拡大光学系を装備する必要がないので、HUDユニット20の小型化が可能になり、開口部22aの面積を減らすこともできる。
<フレネルレンズ11の構成例>
フレネルミラー形成部10aに含まれるフレネルレンズ11の構成例を図4(A)、図4(B)、および図4(C)に示す。図4(A)は平面図、図4(B)は図4(A)中のA−A線から視た断面図、図4(C)は図4(A)中のB−B線から視た断面図である。
基板本体を構成するフレネルレンズ11は、屈折率(n1)が既知の透明な樹脂、ガラスなどの材料で薄板状に形成される。また、フレネルレンズ11は厚み方向の一方の面にフレネル形状部11aが形成され、他方の面は平坦面11cになっている。
本実施形態においては、図4(A)に示すように、フレネルレンズ11の輪郭及び円周(31a、32a、33a、34a、35a、36a)が楕円形又はそれに近い形状の多数のフレネル溝31、32、33、34、35、及び36を有している場合について説明するが、フレネル溝31〜36が円形であっても、後述する反射面31b〜36bの傾斜角度(サグ角度)を溝の円周方向の位置の違いに応じて変化させることにより、光学系に存在する歪を抑制できる。
フレネル溝の数や配置ピッチ等については必要とされる光学特性等の条件に応じて増減する必要がある。これらのフレネル溝31〜36は、フレネルレンズ11の中央部30を中心として同心円状に配置されている。
図4(B)、及び図4(C)に示すように、互いに隣接するフレネル溝31〜36の間は突出している。つまり、断面におけるフレネル形状部11aは鋸歯状の表面形状を呈し、反射面31b、32b、33b、34b、35b、及び36bは、フレネルレンズ11の厚み方向と直交する方向に対して傾斜した斜面として形成されている。また、互いに隣接するフレネル溝の反射面の境界にはフレネルレンズ11の厚み方向に延びるフレネル立壁11bがあるが、厚み方向と直交する方向の面ができないように、傾斜した反射面31b〜36bがほぼ連続的に形成されている。このような表面形状により、光学的にレンズを形成する。
フレネル溝31〜36には、フレネル形状部11aの光反射特性に自由曲面特性が付与されるようになっている。また、フレネル溝31〜36の各々の反射面31b〜36bの傾斜角度(サグ角度)については、溝の円周方向の位置の違いに応じて、連続的に変化するように形成されている。
なお、フレネル溝31〜36の各溝の深さ(VH、VV)を一定にする場合には、円周方向の位置の違いに応じた反射面31b〜36bの傾斜角度を連続的に変化させることにより、互いに隣接する溝の円周間のピッチ(PH、PV)が円周方向の位置に応じて変化し、結果的にフレネル溝31〜36の円周の形状が楕円形のような形状になる。
図4(A)、図4(B)、図4(C)の例では、Y軸方向の寸法よりもX軸方向の寸法が大きい楕円形パターンであるため、A−A線断面における円周35a−36a間ピッチPVは、B−B線断面における円周35a−36a間ピッチPHよりも小さい。また、ピッチPHに相当する反射面36bの傾斜角度は、ピッチPVに相当する反射面36bの傾斜角度よりも小さい。尚、フレネルレンズ11が設置される位置やアイポイントEPとの相対的な位置関係などによっては、X軸方向の寸法よりもY軸方向の寸法が大きい楕円形パターンとなり得ることはもちろんである。
また、反射面31b〜36bの傾斜角度(サグ角度)の変化に合わせて各溝の深さ(VH、VV)を可変にする場合には、互いに隣接する溝の円周間のピッチ(PH、PV)を一定にすることも可能である。この場合は、フレネル溝31〜36の形状を真円、もしくはそれに近い形状にした場合であっても、光反射特性に自由曲面特性を付与することができる。
また、フレネル溝31〜36の円周の輪郭形状については、図4(A)に示したような楕円形や円形に限らず、必要とされる自由曲面特性に合わせて、例えば等高線のような曲線形状を採用しても良い。
例えば、HUD表示システムにおいて結像される表示像に像の縦方向サイズと横方向サイズとが異なるような歪みが生じる場合に、縦横の比率が調整された楕円形パターンのフレネルレンズ11を採用することにより、像の歪みや両眼視差を抑制し、高品位の表示を実現することができる。しかも、フレネルレンズ11が薄板状であるため小型化が可能である。
図4(A)、図4(B)、図4(C)に示したように、フレネルレンズ11のフレネル形状部11aを特殊な形状に形成することにより、光の反射特性に自由曲面特性を付与することができ、多項式非球面の理想的なレンズ特性を実現できる。これにより、大型のレンズやミラーを採用しなくても、HUDシステムにおける結像性能、両眼視差、表示歪み等の改善を行い、表示品位を向上することができる。
<ウインドシールド10の製造方法>
図3に示したようにフレネルミラー形成部10aが一体化されたウインドシールド10を製造する場合には、以下に示す(1)〜(4)のような手順で製造する。
(1)屈折率が既知の透明主材料10bで構成されるウインドシールド10の基材を用意する。また、成型が容易にできるように、透明主材料10bとして樹脂を採用することが望ましい。
(2)この透明主材料10bの車室内側の表面のうち、フレネルミラー領域FMの箇所に、例えばプレス成形の工程により、または切削機械加工の工程により、フレネル形状部11aの凹凸を例えば図4(A)、図4(B)、および図4(C)に示すように形成する。
(3)透明主材料10bの表面のフレネル形状部11aが形成された箇所の一部分または全体に、蒸着、またはスパッタリングの工程により、金属、または誘電体多層膜の薄膜を形成する。この薄膜がハーフミラー層12であり、部分的な反射機能を持つ。
(4)フレネル形状部11aのうちハーフミラー層12を施した領域、またはフレネル形状部11aの全域の表面を覆うように、透明な樹脂材料を用いて封止剤層13を形成し、フレネル形状部11aを封止するとともに表面を平滑にする。また、封止剤層13の材料として、屈折率が透明主材料10bと同等の材料を採用する。封止剤層13を形成する工程については、UV硬化樹脂を用いる工程、または樹脂のインモールド成形を行う工程を利用する。これにより、フレネル形状部11aおよびハーフミラー層12の箇所に、封止剤層13が積層される。
<変形例の説明>
変形例のウインドシールド10Bの構成を図5(A)に示す。また、図5(A)におけるフレネルミラー形成部10aの箇所を拡大した状態を図5(B)に示す。
図5(A)および図5(B)に示したウインドシールド10Bは、合わせガラスとして構成してあり、フレネルミラー形成部10aに形成された前述のフレネルレンズ11、ハーフミラー層12、および封止剤層13を、外側の透明主材料10bと、車室内側の透明材料10cとで挟み込むように構成してある。
また、図5(A)および図5(B)に示した構成において、透明材料10cの屈折率は透明主材料10bと同等になっている。
<ウインドシールド10の利点>
図1〜図3に示したフレネルミラー形成部10aは、透明な樹脂材料である透明主材料10bおよび封止剤層13を用いて形成してあるので、加工が容易である。したがって、上述のようにウインドシールド10を製造する工程で、フレネルミラー形成部10aを含むウインドシールド10を一体に形成することができる。すなわち、成形プロセスにより製造される樹脂製のウインドシールドを車両に搭載する場合には、この成形プロセスの一部に、上述の製造方法を追加するだけで、フレネルミラー形成部10aを含むウインドシールド10を製造できる。
このようなウインドシールド10を利用する場合には、特別な反射板をウインドシールド10に後付けする必要がない。ウインドシールドは一般的に複雑な曲面形状であるので、反射板を後付けで貼り付ける場合には、位置ずれや形状の変化の影響が生じやすくなり、作業が困難になる。しかし、ウインドシールド10を製造する際にフレネルミラー形成部10aを形成することにより、複雑な曲面形状に対応して高精度の位置決めを比較的容易に実現できる。
また、透明主材料10bの屈折率と封止剤層13の屈折率とが同等であるため、これらの境界面において不要な反射や屈折が生じるのを防ぐことができ、高品質のHUD表示が可能になる。また、フレネルミラー領域FMに十分な光学倍率が得られる特性を持たせることにより、フレネルミラー領域FMの面積が小さい場合でも、運転者がHUD表示を視認する際の視野角を大きくすることが可能である。
ここで、上述した本発明に係る表示用反射板、表示光投影用光学システム、およびウインドシールドの製造方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両に設置される表示用反射板であって、
透明な第1の樹脂により形成され、第1の面を有する第1の層(透明主材料10b)と、
屈折率が前記第1の樹脂とほぼ同じ透明な第2の樹脂により形成され、前記第1の面上に積層される第2の層(封止剤層13)と、を備え、
前記第1の面の所定領域が光透過特性および光反射特性を有するハーフミラー(フレネルミラー領域FM)として機能する
ことを特徴とする表示用反射板(フレネルミラー形成部10a)。
[2] 前記所定領域における前記第1の面は、フレネル形状(フレネル形状部11a)を有している
ことを特徴とする上記[1]に記載の表示用反射板。
[3] 前記所定領域(フレネルミラー領域FM)は、運転席に対して前記車両の進行方向前方に位置する(図1、図2参照)
ことを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の表示用反射板。
[4] 前記第1の樹脂および前記第2の樹脂が、ウインドシールド(10)を構成する
上記[1]乃至[3]の何れかに記載の表示用反射板。
[5] 上記[1]乃至[4]の何れかに記載の表示用反射板(フレネルミラー形成部10a)と、
車室内に搭載され表示光を出射する表示ユニット(HUDユニット20)と、を備え、
前記表示用反射板は、前記表示ユニットから出射された表示光を前記ハーフミラー(ハーフミラー層12)において反射し、外来光を前記ハーフミラーにおいて透過し前記車室内に入射するように前記車両に設置される
ことを特徴とする表示光投影用光学システム。
[6] 第1の面を有する第1の層(透明主材料10b)を透明な樹脂により形成し、
前記第1の面の所定領域をフレネル形状(フレネル形状部11a)に形成し、
前記第1の面の所定領域に蒸着又はスパッタリングによってハーフミラー(ハーフミラー層12)を形成し、
前記ハーフミラーを含む前記第1の層に、屈折率が前記第1の層とほぼ同じ第2の層(封止剤層13)を積層する
ことを特徴とするウインドシールドの製造方法。
10 ウインドシールド
10a フレネルミラー形成部
10b 透明主材料
11 フレネルレンズ
11a フレネル形状部
11b フレネル立壁
11c 平坦面
12 ハーフミラー層
13 封止剤層
13a,13b 面
20 HUDユニット
21 メータユニット
22 ダッシュボード
22a 開口部
23 ルーバー
24 虚像結像面
30 中央部
31,32,33,34,35,36 フレネル溝
31a,32a,33a,34a,35a,36a 円周
31b,32b,33b,34b,35b,36b 反射面
EP アイポイント
FM フレネルミラー領域
PH,PV ピッチ
VH,VV 深さ

Claims (4)

  1. 車両に設置される表示用反射板であって、
    透明な第1の樹脂により形成され、第1の面を有する第1の層と、
    屈折率が前記第1の樹脂とほぼ同じ透明な第2の樹脂により形成され、前記第1の面上に積層される第2の層と、を備え、
    前記第1の面の所定領域が光透過特性および光反射特性を有するハーフミラーとして機能し、
    前記第1の樹脂および前記第2の樹脂が、ウインドシールドを構成し、
    前記第1の層は、前記ウインドシールドの基材であり、
    前記第1の層の前記第1の面と反対側の表面の全体が、前記ウインドシールドの車室外側の表面の全体を構成し、
    前記所定領域における前記第1の面は、複数の溝が形成されたフレネル形状を有しており、
    前記複数の溝の各々は、共通の中心部を有する楕円形の形状を有し、前記溝の各々の深さが一定であり、前記溝の各々における反射面の角度が前記溝に沿った円周方向の位置の違いに応じて連続的に変化し、互いに隣接する前記溝の円周間のピッチが円周方向の位置に応じて変化している、
    ことを特徴とする表示用反射板。
  2. 前記表示用反射板は、前記所定領域が前記車両の運転席に対して前記車両の進行方向前方に位置するように、前記車両に設置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示用反射板。
  3. 請求項1又は2に記載の表示用反射板と、
    車室内に搭載され表示光を出射する表示ユニットと、を備え、
    前記表示用反射板は、前記表示ユニットから出射された表示光を前記ハーフミラーにおいて反射し、外来光を前記ハーフミラーにおいて透過し前記車室内に入射するように前記車両に設置される
    ことを特徴とする表示光投影用光学システム。
  4. 請求項1又は2に記載の表示用反射板を含む前記ウインドシールドの製造方法であって、
    前記第1の面を有する前記第1の層を透明な樹脂により形成し、
    前記第1の面の前記所定領域をフレネル形状に形成し、
    前記第1の面の前記所定領域に蒸着又はスパッタリングによって前記ハーフミラーを形成し、
    前記ハーフミラーを含む前記第1の層に、屈折率が前記第1の層とほぼ同じ前記第2の層を積層する
    ことを特徴とするウインドシールドの製造方法。
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