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JP6648932B2 - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents

表示装置及びその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、表示装置及びその制御方法に関する。
高輝度表示に対応した表示装置(HDR(High Dynamic Range)モニタ)では、表示装置の消費電力を低減するために、表示輝度の上限値(ピーク輝度)を制御することがある(ローディング制御)。例えば、表示画像の平均輝度が高いときに、ピーク輝度を低減することにより、表示装置の消費電力を低減する制御を実行する。
表示輝度の上限値を低減することにより、表示画像は全体的に暗く表示される。ユーザが表示画像の輝度を上げる輝度調整処理を施したとしても、上述した表示輝度の上限値の低減処理により、意図した輝度調整処理が実現されないことがあった。特に、表示画像の一部に対する輝度調整処理において、意図通りの調整結果が得られない。
特許文献1に記載の画像表示制御装置は、画像表示装置に表示される画像のうち関心領域以外の輝度値を低減することにより、関心領域の視認性を向上させる。
特開2017−90595号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、関心領域以外の表示輝度を低減しても消費電力が十分に低減できない場合に、さらにローディング制御が実行され、ユーザが望む輝度で表示画像を表示することができないことがある。
本発明は、消費電力を低減し、且つ、ユーザにとってより好適な画像を表示することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は
像を画面に表示する表示手段と、
ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定手段と、
入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
前記制御手段は、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行
とを特徴とする表示装置である。
本発明の第2の態様は
を画面に表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって
ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定ステップと、
入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
を有し、
前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
前記制御ステップでは、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行
とを特徴とする制御方法である。
本発明の第3の態様は、コンピュータを、上述した表示装置の各手段として機能させるためのプログラムである。本発明の第4の態様は、コンピュータを、上述した表示装置の
各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
本発明によれば、消費電力を低減し、且つ、ユーザにとってより好適な画像を表示することができる。
実施例1に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施例1〜3に係る複数のBL制御領域の一例を示す模式図である。 実施例1〜3に係るテーブルデータの一例を示す模式図である。 実施例1に係る入力画像の一例を示す模式図である。 実施例1に係る表示画像の一例を示す模式図である。 実施例2に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施例2に係る入力画像の一例を示す模式図である。 実施例2に係る表示画像の一例を示す模式図である。 実施例3に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施例3に係る入力画像の一例を示す模式図である。 実施例3に係る表示画像の一例を示す模式図である。 実施例4に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施例5に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施例5に係る入力画像データなどの一例を示す模式図である。 実施例5に係る指定領域などの一例を示す模式図である。 実施例5に係る補正後の各光源の発光輝度の一例を示す模式図である。 実施例5に係る発光輝度の制御フロー例を示すフローチャートである。 比較例に係る各光源の発光輝度などの一例を示す模式図である。 実施例5に係る表示画像の一例を示す模式図である。 実施例6に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施例6に係る入力画像データと合成画像データとの一例を示す模式図である。
<実施例1>
以下、本発明の実施例1について説明する。
[表示装置の構成]
図1は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。本実施例に係る表示装置は、表示パネル10、発光部20、および制御部100を備える。制御部100は、入力部101、領域設定部102、メモリ103、画素値変換部104、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、画像処理部107、及び、発光制御部108を有する。メモリ103、画素値変換部104、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、画像処理部107、及び、発光制御部108は、表示装置の制御回路基板に実装された電子回路によってその機能が実行されるとする。
表示パネル10と発光部20により、入力画像データ(表示装置に入力された画像データ)に基づく画像が画面に表示される。
表示パネル10は、発光部20から発せられた光を入力画像データに基づいて透過することにより画面に画像を表示する透過型の表示パネルである。例えば、表示パネル10は、液晶パネル、MEMS(Micro Electro Mechanical System)シャッター方式の表示パネル、等である。
発光部20は、複数の光源部を有する。表示装置が液晶表示装置である場合などにおいて、発光部20は「バックライトユニット」などと呼ばれる。各光源部は、1つ以上の発光素子を有する。発光素子は、LED(発光ダイオード)、有機EL(Electro−Luminescence)素子、レーザ光源、冷陰極管、等である。本実施例では、複数の光源部は、画面における複数のBL制御領域にそれぞれ対応付けられている。各BL制御領域は、画面の一部である。図2は、複数のBL制御領域の一例を示す模式図である。図2の例では、複数のBL制御領域は、画面を構成する複数の分割領域である。具体的には、複数のBL制御領域は、4行5列のマトリクス状に並んだ20個の分割領域(矩形領域)である。光源部の発光輝度が変わると、当該光源部に対応するBL制御領域に照射される光の輝度が変わる。
なお、BL制御領域は、画面を分割して得られる分割領域に限られない。BL制御領域は他のBL制御領域から離れていてもよいし、BL制御領域の少なくとも一部は他のBL制御領域の少なくとも一部に重なっていてもよい。BL制御領域と光源部の対応関係は、1対1の対応関係でなくてもよい。例えば、1つのBL制御領域に対して2つ以上の光源部が対応付けられていてもよい。BL制御領域の配置、BL制御領域の数、BL制御領域の形状、等は特に限定されない。例えば、複数のBL制御領域が千鳥格子状に並べられていてもよいし、BL制御領域の数は20個より多くても少なくてもよい。BL制御領域の形状は、三角形、六角形、円形、等であってもよい。同様に、光源部の配置や光源部の数も特に限定されない。
入力部101は、入力画像データを入力するインターフェースである。入力画像データは、表示装置の外部の出力装置から入力されるとする。なお、入力画像データは、表示装置の不図示の記憶媒体から、入力部101に入力されてもよい。
領域設定部102は、画面内の対象領域を設定する。対象領域は、後述するように、消費電力の制御のための、ピーク輝度の低減を抑制する画面内の領域である。画面内の対象領域でない領域を非対象領域とする。領域設定部102は、ユーザが不図示のGUI等の操作部を操作することによって、画面内の対象領域を設定する。領域設定部102は、画面における対象領域の位置を特定するための情報(領域情報)を、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、および画像処理部107に出力する。対象領域は、例えば、ユーザが関心を持つ関心領域、ユーザが注目する注目領域、等である。
なお、非対象領域のみがユーザによって指定されてもよいし、対象領域と非対象領域の両方がユーザによって指定されてもよい。非対象領域のみを示す領域情報が表示装置に入力されてもよいし、対象領域と非対象領域の両方を示す領域情報が表示装置に入力されてもよい。対象領域と非対象領域は、ユーザ操作に応じて決定されて設定されるのではなく、表示装置によって自動で決定されて設定されてもよい。例えば、所定の物体(太陽、星、人物、乗り物、等)が表示される領域が対象領域として自動で決定されてもよい。所定の領域(画面の中央部分など)が対象領域として使用されてもよい。
ユーザが画面内の任意の領域を対象領域として指定することができる。また、後述の処理を実行しやすくするため、BL制御領域からなる領域を対象領域として指定することも可能である。
メモリ103は、光源部の発光輝度と光源部の消費電力との対応関係を示すテーブルデータを記憶する。図3は、メモリ103に記録されたテーブルデータの一例を示す模式図である。本実施例では、画像データに基づいて各光源部の発光輝度が個別に制御される。図3のテーブルデータでは、光源部の発光輝度の代わりに画像データの輝度値が示されて
いる。本実施例では、画像データの輝度値が大きいほど高い発光輝度に光源部の発光輝度が制御される。そして、光源部の発光輝度が高いほど、当該光源部の消費電力は大きい。そのため、図3のテーブルデータでは、画像データの輝度値が大きいほど、光源部の消費電力は大きい。
なお、テーブルデータでは、光源部の発光輝度に対応する情報として、画像データの輝度値とは異なる情報が示されていてもよい。例えば、光源部の発光輝度、光源部の発光輝度を制御するBL制御値、画像データの画素値、画像データの他の階調値(R値、G値、B値、等)、画像データの画素値のヒストグラム、画像データの階調値のヒストグラム、等が示されていてもよい。テーブルデータの代わりに、光源部の発光輝度と光源部の消費電力との対応関係を示す関数などが用意されてもよい。
画素値変換部104は、入力画像データの各画素値を輝度値Yに変換し、各輝度値Yを領域内電力算出部105と領域外電力算出部106へ出力する。例えば、入力画像データの画素値がRGB値(R値,G値,B値)=(R,G,B)である場合には、画素値変換部104は、以下の式1を用いて輝度値Yを算出する。式1において、「α」、「β」、及び、「γ」は、RGB値をY値に変換するための所定の係数(輝度変換係数)である。なお、入力画像データの画素値はRGB値に限られない。例えば、入力画像データの画素値はYCbCr値であってもよい。その場合には、画素値変換部104は、YCbCr値におけるY値を輝度値Yとして取得してもよい。

Y=α×R+β×G+γ×B ・・・(式1)
領域内電力算出部105は、領域情報に基づいて、対象領域に対応する光源部を判断する。対象領域に対応する光源部は、対象領域の少なくとも一部を含むBL制御領域に対応する光源部である。なお、非対象領域を含まないBL制御領域に対応する光源部を対象領域に対応する光源部としてもよい。そして、領域内電力算出部105は、対象領域に対応する全ての光源部の総消費電力WISを、画素値変換部104から出力された各輝度値Yと、メモリ103に記録されたテーブルデータとに基づいて算出する。その後、領域内電力算出部105は、総消費電力WISを画像処理部107へ出力する。総消費電力WISは、画像処理部107の画像処理が行われなかった場合の消費電力である。
領域外電力算出部106は、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する光源部を判断する。非対象領域に対応する光源部は、対象領域に対応する光源部以外の光源部であり、例えば、対象領域を含まないBL制御領域に対応する光源部であるとする。なお、非対象領域に対応する光源部は、非対象領域の少なくとも一部を含むBL制御領域に対応する光源部や、非対象領域のみを含むBL制御領域に対応する光源部、等であってもよい。そして、領域外電力算出部106は、非対象領域に対応する全ての光源部の総消費電力WOSを、画素値変換部104から出力された各輝度値Yと、メモリ103に記録されたテーブルデータとに基づいて算出する。その後、領域外電力算出部106は、総消費電力WOSを画像処理部107へ出力する。総消費電力WOSは、画像処理部107の画像処理が行われなかった場合の消費電力である。
なお、総消費電力WIS,WOSの算出方法は特に限定されない。例えば、輝度値Yの代わりに、光源部の発光輝度、BL制御値、画像データの画素値、画像データの他の階調値(R値、G値、B値、等)、画像データの画素値のヒストグラム、画像データの階調値のヒストグラム、等が使用されてもよい。
画像処理部107は、表示部(具体的には発光部20)の消費電力が所定の消費電力以
下になるように、対象領域の表示輝度範囲(画面上で表示可能な輝度の範囲)の上限値よりも、非対象領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行う。表示輝度範囲の上限値は、例えば、表示部(具体的には表示パネル10)に入力画像データの白領域が表示された場合の表示輝度(画面上の輝度)である。本実施例では、画像処理部107は、対象領域の表示輝度が変更されずに発光部20の消費電力が所定の消費電力以下になるように、非対象領域に対応する入力画像データの部分を処理する。具体的には、画像処理部107は、入力画像データのうち、非対象領域に対応する入力画像データの部分の画素値を低減(補正)することにより、非対象領域の表示輝度を低減する。それにより、画像処理(非対象領域に対応する画素値の低減)が施された後の画像データである補正画像データが生成される。非対象領域に対応する入力画像データの部分は、非対象領域に表示される入力画像データの部分とも言える。画像処理部107は、総消費電力WIS,WOSと、メモリ103に記録されたテーブルデータと、に基づいて非対象領域に対応する入力画像データの部分の画素値を低減する。画像処理部107は、補正画像データを、発光制御部108へ出力する。なお、画像処理に使用される階調値は、R値、G値、及び、B値に限られない。例えば、輝度値が画像処理に使用されてもよい。
発光制御部108は、各光源部に対応する入力画像データの部分の明るさに基づいて、各光源部の発光輝度を制御する。発光制御部108は、表示部(具体的には発光部20)の消費電力が所定の消費電力以下になるように、非対象領域に対応する光源部の発光輝度を制御する。本実施例では、発光制御部108は、画像処理部107から出力された補正画像データに基づいて、発光部20が有する複数の光源部のそれぞれの発光輝度を個別に制御する。具体的には、発光制御部108は、画像処理部107から出力された画像データに基づいて、各光源部のBL制御値を決定する。そして、発光制御部108は、各光源部のBL制御値を発光部20へ出力する。各光源部は、対応するBL制御値に応じた発光輝度で発光する。その結果、対象領域の輝度が変更されずに発光部20の消費電力が所定の消費電力以下になるように、非対象領域に対応する光源部の発光輝度が低減(制御)される。
本実施例では、発光制御部108は、複数の光源部のそれぞれについて、その光源部に対応するBL制御領域の平均画素値(RGB値の平均値)を、画像処理部107から出力された画像データに基づいて算出する。そして、発光制御部108は、複数の光源部のそれぞれについて、その光源部に対して算出した平均画素値に応じて、BL制御値を決定する。BL制御値は、平均画素値が大きいほど高い発光輝度に光源部の発光輝度が制御されるように決定される。
なお、光源部の発光輝度(BL制御値)の決定方法は、上記方法に限られない。例えば、平均値とは異なる代表値(最大値、最小値、最頻値、中間値、等)が使用されてもよい。輝度値などの他の階調値が使用されてもよい。画素値や階調値のヒストグラムに基づいて光源部の発光輝度が制御されてもよい。表示部(具体的には発光部20)の消費電力が所定の消費電力以下になるように、対象領域の表示輝度範囲の上限値よりも、非対象領域の表示輝度範囲の上限値を低くなれば、各光源部の発光輝度は、補正画像データに基づかずに決定されてもよい。例えば、入力画像データに応じて各光源部の発光輝度(仮発光輝度)が決定され、非対象領域に対応する光源部に対して決定された仮発光輝度を補正することにより、各光源部の発光輝度が決定されてもよい。具体的には、入力画像データに応じて決定された各光源部のPWM制御値(仮発光輝度に対応するデューティ比)に係数を乗算することにより、各光源部の発光輝度が決定されてもよい。PWM制御値に乗算される係数として、例えば、所定の消費電力を後述する総消費電力WSで除算した値と略等しい値が使用される。この場合には、補正画像データの生成は不要となる。
[領域内電力算出部105の処理]
領域内電力算出部105の処理の具体例について説明する。
(ステップ1−1)
領域内電力算出部105は、領域情報に基づいて、対象領域に対応する光源部を判断(特定)する。
(ステップ1−2)
領域内電力算出部105は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yに基づいて、ステップ1−1で特定した光源部に対応するBL制御領域の平均輝度値YAG(輝度値Yの平均値)を算出する。ステップ1−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ1−2の処理が行われる。
(ステップ1−3)
領域内電力算出部105は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ1−2で算出した平均輝度値YAGに対応する消費電力WIを取得する。ステップ1−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ1−3の処理が行われる。
(ステップ1−4)
領域内電力算出部105は、ステップ1−3で取得した全ての消費電力WIの総和を、総消費電力WISとして算出し、総消費電力WISを画像処理部107へ出力する。
[領域外電力算出部106の処理]
領域外電力算出部106の処理の具体例について説明する。
(ステップ2−1)
領域外電力算出部106は、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する光源部を判断(特定)する。
(ステップ2−2)
領域外電力算出部106は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yに基づいて、ステップ2−1で特定した光源部に対応するBL制御領域の平均輝度値YAGを算出する。ステップ2−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ2−2の処理が行われる。
(ステップ2−3)
領域外電力算出部106は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ2−2で算出した平均輝度値YAGに対応する消費電力WOを取得する。ステップ2−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ2−3の処理が行われる。
(ステップ2−4)
領域外電力算出部106は、ステップ2−3で取得した全ての消費電力WOの総和を、総消費電力WOSとして算出し、総消費電力WOSを画像処理部107へ出力する。
[画像処理部107の処理]
画像処理部107の処理の具体例について説明する。ここでは、画像処理前の複数のRGB値(R値,G値,B値)のうち、対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpi,Gpi,Bpi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpo,Gpo,Bpo)」と記載する。そして、画像処理後の複数のRGB値のうち、対象領域
に対応するRGB値を「RGB値(Rqi,Gqi,Bqi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rqo,Gqo,Bqo)」と記載する。また、対象領域に対応する光源部の数を「SI」と記載し、非対象領域に対応する光源部の数を「SO」と記載する。そして、消費電力の閾値(所定の消費電力)を「THW」と記載する。閾値THWは、予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。
(ステップ3−1)
画像処理部107は、電力情報WISと電力情報WOSの和を、発光部20が有する全ての光源部の総消費電力WSとして算出する。総消費電力WSは、入力画像データに基づいて表示部に画像を表示した場合の消費電力である。本実施例では、総消費電力WSは、各光源部に対応する入力画像データの部分の明るさに基づいて設定した各光源部の仮発光輝度で各光源部が発光するように制御した場合の消費電力である。具体的には、総消費電力WSは、画像処理部107の画像処理が行われなかった場合の消費電力である。本実施例では、総消費電力WSと閾値THWとに基づいて、各光源部の発光輝度が補正される。具体的には、総消費電力WSと閾値THWとに基づいて、補正画像データが生成される。
(ステップ3−2)
ステップ3−1で算出された総消費電力WSが閾値THW以下である場合には、画像処理部107は、以下の式2,3に従って、画像処理後のRGB値(補正画像データのRGB値)を算出することにより、補正画像データを生成する。すなわち、総消費電力WSが閾値THW以下である場合には、画像処理前後でRGB値は変わらず、入力画像データと同じ補正画像データが生成される。

(Rqi,Gqi,Bqi)=(Rpi,Gpi,Bpi)・・・(式2)
(Rqo,Gqo,Bqo)=(Rpo,Gpo,Bpo)・・・(式3)
ステップ3−1で算出された総消費電力WSが閾値THWよりも大きい場合には、画像処理部107は、以下の式4〜6に従って、画像処理後のRGB値を算出することにより、補正画像データを生成する。式6において、「K(ε)」は、メモリ103に記録されたテーブルデータにおいて消費電力εに対応付けられた平均輝度値YAGである。なお、K(ε)は、消費電力ε以下の消費電力に対応する平均輝度値YAGであればよい。K(ε)は、消費電力εから所定のマージン(Δε)を引いた消費電力(ε−Δε)に対応する平均輝度値YAGであってもよい。但し、階調値K(ε)は、0以上の値であるとする。R値、G値、B値、輝度値Y、等の階調値のビット数は特に限定されないが、本実施例では、これら階調値は8ビットの値(0〜255)である。式6によれば、非対象領域に対応する複数の階調値が共通の低下率(K(ε)/255)で低減される。

(Rqi,Gqi,Bqi)=(Rpi,Gpi,Bpi)・・・(式4)
ε=(WOS−(WS−THW))/SO ・・・(式5)
(Rqo,Gqo,Bqo)=(Rpo×(K(ε)/255),
Gpo×(K(ε)/255),
Bpo×(K(ε)/255))
・・・(式6)
[表示]
本実施例に係る表示装置での表示の具体例について説明する。
図4(A),4(B)は、入力画像データによって表された画像(入力画像)の一例を示す模式図である。図4(A),4(B)では、背景401上に丸物体402が描かれており、丸物体402が表示される領域を含む対象領域403が指定されている。ここでは、対象領域403の輝度を高める指示をユーザが行う例を説明する。対象領域403の輝度を高める指示が行われると、当該指示に従って対象領域403の輝度が高められるように、入力画像データが更新される。図4(A)は更新前の入力画像を示し、図4(B)は更新後の入力画像を示す。
図5は、表示装置で表示された画像(表示画像)の一例を示す模式図である。図5から、ユーザからの指示に従って対象領域403の輝度が図4(A)の輝度から高められており、対象領域403の輝度が図4(B)の輝度と等しいことがわかる。そして、総消費電力WSが閾値THW以下になるように対象領域403以外の領域の輝度が図4(A),4(B)の輝度から低減されていることもわかる。
以上述べたように、本実施例によれば、表示部の消費電力が所定の消費電力以下になるように、対象領域の表示輝度範囲の上限値よりも、非対象領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御が行われる。それにより、消費電力を低減し、且つ、ユーザにとってより好適な画像を表示することができる。具体的には、対象領域の画質調整(輝度調整など)において、意図通りの調整結果を得ることができる。
平均輝度値YAGに応じて消費電力WI,WOを決定する例を説明したが、消費電力の決定方法は特に限定されない。平均輝度値YAGに応じて消費電力WI,WOを決定する上記方法は、光源部の発光輝度が平均画素値に応じて制御されることに基づく方法である。消費電力を高精度に決定するために、光源部の発光輝度の制御方法に基づいて消費電力の決定方法を適宜決定することが好ましい。
非対象領域に対応する複数の階調値が共通の係数(低下率)で補正される例を説明したが、総消費電力WSが閾値THW以下になれば、非対象領域に対応する階調値の低減方法は特に限定されない。非対象領域に対応する複数の階調値の間で低下率が共通していなくてもよい。非対象領域に対応する複数の階調値のうち、総消費電力WSが閾値THW以下になる階調値K(ε)よりも大きい階調値が、階調値K(ε)以下の階調値に低減されてもよい。具体的には、非対象領域に対応する複数の階調値のうち、階調値K(ε)よりも大きい階調値が階調値K(ε)に置き換えられてもよい。この方法によれば、輝度が低減される領域のサイズを低減することができる。さらに、画像処理前の階調値が階調値K(ε)以下である領域における視認性の変化を無くすことができる。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例1では、非対象領域の輝度を低減する例を説明した。しかしながら、対象領域が大きい場合には、非対象領域の輝度を低減しても表示部の消費電力が閾値未満にならないことがある。本実施例では、このような課題を解決できる例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
[表示装置の構成]
図6は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。図6において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。
画像処理部601は、実施例1の画像処理部107と同様の処理を行う。さらに、画像処理部601は、対象領域の一部の表示輝度範囲の上限値を、対象領域の他の部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くする制御を行う。この制御は、非対象領域の輝度(画素値)
を低減しても発光部20の消費電力が閾値以下にならない場合に、当該消費電力を閾値以下にするために行われる。対象領域の中央部分は、対象領域の縁部分に比べ、ユーザの注目度や関心度が高いことが多い。そのため、本実施例では、画像処理部601は、対象領域の縁部分の表示輝度範囲の上限値を、対象領域の中央部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くする制御を行う。具体的には、画像処理部601は、対象領域の中央部分の輝度(画素値)が変更されずに上記消費電力が閾値以下になるように、対象領域の縁部分の輝度(画素値)を低減する。対象領域の縁部分は、例えば、対象領域の縁から所定画素数分の領域である。
例えば、対象領域が複数のBL制御領域にわたって設定されている場合、対象領域の縁部分に対応するBL制御領域に表示される入力画像データの部分の画素値を、対象領域の他のBL制御領域に表示される入力画像データの部分よりも低減する。これにより、対象領域の消費電力を低減して、表示装置全体の消費電力を低減する。
[画像処理部601の処理]
画像処理部601の処理の具体例について説明する。ここでは、画像処理前の複数のRGB値(R値,G値,B値)のうち、対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpi,Gpi,Bpi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpo,Gpo,Bpo)」と記載する。そして、画像処理後の複数のRGB値のうち、対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rqi,Gqi,Bqi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rqo,Gqo,Bqo)」と記載する。また、対象領域に対応する光源部の数を「SI」と記載し、非対象領域に対応する光源部の数を「SO」と記載する。そして、消費電力の閾値を「THW」と記載する。
(ステップ4−1)
画像処理部601は、電力情報WISと電力情報WOSの和を、発光部20が有する全ての光源部の総消費電力WSとして算出する。
(ステップ4−2)
ステップ4−1で算出された総消費電力WSが閾値THW以下である場合には、画像処理部601は、実施例1の画像処理部107と同様に、式2,3に従って、画像処理後のRGB値を算出する。
WS>THWかつ(WS−THW)≦WOSの場合には、画像処理部601は、実施例1で述べた式4〜6に従って、画像処理後のRGB値を算出する。
WS>THWかつ(WS−THW)>WOSの場合には、画像処理部601は、以下の式7〜10に従って、画像処理後のRGB値を算出する。値BIは、小数点以下を切り上げた整数値である。式7〜10によれば、非対象領域に対応する全てのBL制御領域と、対象領域の縁部分に対応するBI個のBL制御領域とについて、光源部が消灯する。或る領域に対応するBL制御領域は、当該領域の少なくとも一部を含むBL制御領域、当該領域のみを含むBL制御領域、等である。

(Rqo,Gqo,Bqo)=(0,0,0) ・・・(式7)
BI=(WIS−THW)/(WIS/SI) ・・・(式8)
対象領域の縁部分に対応するBI個のBL制御領域について:
(Rqi,Gqi,Bqi)=(0,0,0)・・・(式9)
対象領域に対応する他のBL制御領域について:
(Rqi,Gqi,Bqi)=(Rpi,Gpi,Bpi)・・・(式10)
[表示]
本実施例に係る表示装置での表示の具体例について説明する。図7は、入力画像の一例を示す模式図である。図7では、背景701上に丸物体702が描かれており、丸物体702が表示される領域を含む対象領域703が指定されている。図8は、表示画像の一例を示す模式図である。図8から、対象領域703の中央部分の輝度が図7の輝度と等しく、丸物体702の輝度が図7と等しいことがわかる。そして、総消費電力WSが閾値THW以下になるように上記中央部分以外の領域の輝度が図7の輝度から低減されていることもわかる。
以上述べたように、本実施例によれば、非対象領域の輝度を低減しても表示部の消費電力が閾値以下にならない場合に、当該消費電力が閾値未満になるように、対象領域の一部の表示輝度範囲の上限値がさらに低減される。それにより、表示部の消費電力をより確実に閾値未満に低減することができ且つ実施例1よりも好適な画像を表示することができる。具体的には、対象領域の画質調整において、対象領域の少なくとも一部で意図通りの調整結果が得られる。そのため、ユーザは、意図通りの画質調整の指示を行ないやすい。
WS>THWかつ(WS−THW)>WOSの場合に非対象領域に対応する光源部と、対象領域の縁部分に対応する光源部とが消灯する例を説明したが、総消費電力WSが閾値THW以下になれば、それらの光源部は発光してもよい。それにより、対象領域の中央部分以外の領域における表示画像の視認性を向上することができる。
<実施例3>
以下、本発明の実施例3について説明する。実施例1では、対象領域(対象領域の位置とサイズ)がユーザによって指定される例を説明した。本実施例では、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率がユーザによって指定される例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
[表示装置の構成]
図9は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。図9において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。
本実施例では、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率のみがユーザによって指定され、当該比率のみを示す領域情報が表示装置に入力される。なお、画面のサイズに対する非対象領域のサイズの比率のみがユーザによって指定されてもよいし、上記2つの比率の両方がユーザによって指定されてもよい。画面のサイズに対する非対象領域のサイズの比率のみを示す領域情報が表示装置に入力されてもよいし、上記2つの比率の両方を示す領域情報が表示装置に入力されてもよい。
領域設定部901は、領域情報(画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率)と入力画像データとに基づいて、対象領域を、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、及び、画像処理部107に対して設定する。なお、領域設定部901は、対象領域のみを設定してもよいし、非対象領域のみを設定してもよいし、対象領域と非対象領域の両方を設定してもよい。
本実施例では、領域設定部901は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yと、メモリ103に記録されたテーブルデータとに基づいて、領域情報を変換する。具体的には、領域設定部901は、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率を示す領域情報を、対象領域の位置とサイズを示す領域情報(実施例1の領域情報と同様の領域情報)
に変換する。そして、領域設定部901は、変換後の領域情報を、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、及び、画像処理部107へ出力する。なお、対象領域の設定方法は上記方法(領域情報の変換および出力)に限られない。
[領域設定部901の処理]
領域設定部901の処理の具体例について説明する。
(ステップ5−1)
領域設定部901は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yに基づいて、BL制御領域(分割領域)の平均輝度値YAGを算出する。そして、領域設定部901は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、算出した平均輝度値YAGに対応する消費電力Wを取得する。ステップ5−1の処理は、各BL制御領域について行われる。
(ステップ5−2)
領域設定部901は、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率を示す領域情報(入力領域情報)に基づいて、対象領域として選択されるBL制御領域の数BMを決定する。具体的には、領域設定部901は、以下の式11に示すように、BL制御領域の総数に上記比率(0以上かつ1以下の値)を乗算することにより、数BMを得る(算出する)。なお、入力領域情報によって示された値が、0以上かつ1以下の上記比率を100倍した値(%)である場合には、式11の右辺が100で除算される。

BM=(全てのBL制御領域の数)×(入力領域情報の値)・・・(式11)
(ステップ5−3)
領域設定部901は、ステップ5−1で取得した消費電力Wが最も大きいBL制御領域から順に、ステップ5−2で決定した数BMのBL制御領域を、対象領域として選択する。
(ステップ5−4)
領域設定部901は、ステップ5−3で選択したBL制御領域(数BMのBL制御領域)の位置とサイズを示す情報を、変換後の領域情報として生成する。そして、領域設定部901は、変換後の領域情報を、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、及び、画像処理部107へ出力する。
ステップ5−1〜5−4の処理によれば、画面を構成する複数の分割領域(BL制御領域)のうち、入力画像データの階調値が大きい分割領域が優先的に対象領域として設定されるように、数BMの分割領域が対象領域として設定される。
[表示]
本実施例に係る表示装置での表示の具体例について説明する。図10は、入力画像の入り例を示す模式図である。図10では、背景1001上に複数の丸物体1002が描かれている。丸物体1002の輝度値Y(階調値)は、背景1001の輝度値Yよりも高い。図10において、入力画像を破線で分割することによって得られる複数の領域は複数のBL制御領域(複数の分割領域)にそれぞれ対応する。
図11は、表示画像の一例を示す模式図である。ここでは、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率として25%が指定されたとする。その場合には、上記方法により、複数の丸物体1002にそれぞれ対応する複数のBL制御領域のそれぞれが、対象領域として設定される。その結果、図11に示すように、丸物体1002(およびその周辺)が
図10の輝度と同じ輝度で表示される。そして、総消費電力WSが閾値THW未満になるように、他の領域の輝度が図10の輝度から低減される。
以上述べたように、本実施例によれば、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率がユーザによって指定され、当該比率に基づいて対象領域が設定される。そして、表示部の消費電力が所定の消費電力以下になるように、対象領域の表示輝度範囲の上限値よりも、非対象領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御が行われる。それにより、上記比率に対応する領域について常に意図通りの調整結果が得られるため、ユーザは、意図通りの画質調整の指示を行ないやすい。例えば、ユーザは、入力画像を変更する度に対象領域を指定することなく、意図通りの調整結果を確認することができる。本実施例は、夜空に散らばった多数の明るい物体(星など)の画質調整に対して好適である。
<実施例4>
以下、本発明の実施例4について説明する。実施例1では、発光部と透過型の表示パネルを有する表示装置(液晶表示装置など)の例を説明した。本実施例では、自発光型の表示パネルを有する表示装置の例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
[表示装置の構成]
図12は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。図12において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。
表示パネル1201は、ローディング制御部1202から出力された画像データに応じて発光することにより画面に画像を表示する自発光型の表示パネルである。例えば、表示パネル1201は、有機EL表示パネル、プラズマ表示パネル、等である。
ローディング制御部1202は、画像処理部107から出力された補正画像データに基づく画像データを、表示パネル1201へ出力する。そのため、本実施例でも、実施例1と同様に、補正画像データに基づいて表示部が制御される。実施例1では発光部20が制御されるが、本実施例では表示パネル1201が制御される。例えば、補正画像データに応じた表示において表示パネル1201の消費電力が閾値以下になる場合には、ローディング制御部1202は、補正画像データを表示パネル1201へ出力する。補正画像データに応じた表示において表示パネル1201の消費電力が閾値を超える場合には、ローディング制御部1202は、表示パネル1201の消費電力が閾値以下になるように、補正画像データの輝度を低減する。そして、ローディング制御部1202は、輝度が低減された後の画像データを表示パネル1201へ出力する。
具体的には、ローディング制御部1202は、画像処理部107から出力された補正画像データに対して、補正画像データの平均階調値(階調値の平均値)に応じて全ての階調値(画像全体の輝度)を低減する処理を施す。そして、ローディング制御部1202は、処理が施された後の画像データを表示パネル1201へ出力する。
本実施例のメモリ103は、実施例1のメモリ103と同様に、テーブルデータを記憶する。但し、本実施例のテーブルデータは、表示素子の発光輝度と表示素子の消費電力との対応関係を示す。具体的には、本実施例のテーブルデータは、入力画像データの輝度値Yと表示素子の消費電力との対応関係を示す。
[領域内電力算出部105の処理]
本実施例の領域内電力算出部105の処理の具体例について説明する。本実施例の領域内電力算出部105は、実施例1の領域内電力算出部105と同様に、総消費電力WIS
を算出して出力する。但し、本実施例の総消費電力WISは、対象領域に対応する全ての表示素子の総消費電力である。
(ステップ6−1)
領域内電力算出部105は、領域情報に基づいて、対象領域に対応する表示素子を判断(特定)する。対象領域に対応する表示素子は、「対象領域に配置された表示素子」とも言える。なお、ステップ6−1では、領域情報に基づいて、対象領域に対応する画素(入力画像データの画素)が判断されてもよい。対象領域に対応する画素は、「対象領域に表示される画素」、「対象領域に対応する表示素子によって表示される画素」、等とも言える。
(ステップ6−2)
領域内電力算出部105は、画素値変換部104から出力された複数の輝度値Yから、ステップ6−1で特定した表示素子に対応する画素の輝度値Yを抽出する。ステップ6−1で複数の表示素子が特定された場合には、特定された複数の表示素子にそれぞれ対応する複数の輝度値Yが抽出される。
(ステップ6−3)
領域内電力算出部105は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ6−2で抽出した輝度値Yに対応する消費電力WIを取得する。ステップ6−2で複数の輝度値Yが抽出された場合には、抽出された複数の輝度値Yにそれぞれ対応する複数の消費電力WIが取得される。
(ステップ6−4)
領域内電力算出部105は、ステップ6−3で取得した全ての消費電力WIの総和を、総消費電力WISとして算出し、総消費電力WISを画像処理部107へ出力する。
[領域外電力算出部106の処理]
本実施例の領域外電力算出部106の処理の具体例について説明する。本実施例の領域外電力算出部106は、実施例1の領域外電力算出部106と同様に、総消費電力WOSを算出して出力する。但し、本実施例の総消費電力WOSは、非対象領域に対応する全ての表示素子の総消費電力である。
(ステップ7−1)
領域外電力算出部106は、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する表示素子を判断(特定)する。非対象領域に対応する表示素子は、「非対象領域に配置された表示素子」とも言える。なお、ステップ7−1では、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する画素(入力画像データの画素)が判断されてもよい。非対象領域に対応する画素は、「非対象領域に表示される画素」、「非対象領域に対応する表示素子によって表示される画素」、等とも言える。
(ステップ7−2)
領域外電力算出部106は、画素値変換部104から出力された複数の輝度値Yから、ステップ7−1で特定した表示素子に対応する画素の輝度値Yを抽出する。ステップ7−1で複数の表示素子が特定された場合には、特定された複数の表示素子にそれぞれ対応する複数の輝度値Yが抽出される。
(ステップ7−3)
領域外電力算出部106は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ7−2で抽出した輝度値Yに対応する消費電力WOを取得する。ステップ7−2で複数の
輝度値Yが抽出された場合には、抽出された複数の輝度値Yにそれぞれ対応する複数の消費電力WOが取得される。
(ステップ7−4)
領域外電力算出部106は、ステップ7−3で取得した全ての消費電力WOの総和を、総消費電力WOSとして算出し、総消費電力WOSを画像処理部107へ出力する。
[画像処理部107の処理]
本実施例の画像処理部107は、実施例1の領域外電力算出部106と同様に、総消費電力WIS,WOSと、メモリ103に記録されたテーブルデータとに基づく画像処理(非対象領域に対応する画素値の低減)を、入力画像データに施す。そして、本実施例の画像処理部107は、画像処理が施された後の画像データを、ローディング制御部1202へ出力する。但し、本実施例では、数SIは、対象領域に対応する表示素子の数であり、数SOは、非対象領域に対応する表示素子の数である。総消費電力WSは、表示パネル1201が有する全ての表示素子の総消費電力である。そして、値K(ε)は、メモリ103に記録されたテーブルデータにおいて消費電力ε未満の消費電力に対応付けられた輝度値Yの最大値である。
以上述べたように、本実施例によれば、自発光型の表示パネルを有する表示装置において、実施例1の処理と同様の処理が行われる。具体的には、表示部の消費電力が所定の消費電力以下になるように、対象領域の表示輝度範囲の上限値よりも、非対象領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御が行われる。それにより、表示部の消費電力を閾値未満に低減することができ且つユーザにとってより好適な画像を表示することができる。
自発光型の表示パネルを有する表示装置に対して実施例1の処理を適用する例を説明したが、自発光型の表示パネルを有する表示装置に対して実施例2,3の処理を適用してもよい。
<実施例5>
実施例5の表示装置は、個別に発光が可能な複数の光源を備えるバックライトユニットから照射された光を画像データに基づいて表示パネルが透過して画像を表示する透過型の表示装置である。
図13は、表示装置の機能ブロックを示すブロック図である。表示装置は、表示パネル10、発光部20、および制御部500を備える。制御部500は、入力部501、輝度設定部502、領域設定部503、消費電力推定部504、輝度決定部505、補正部506、表示制御部507、輝度制御部508を備える。
制御部500は、画像データに基づいて各光源の発光輝度を設定し、設定された発光輝度で発光部を駆動した場合に、発光部の消費電力が所定の閾値よりも高くなるか否かを判定する。また、制御部500は、設定された発光輝度で発光部を駆動することで発光部の消費電力が所定の閾値よりも高くなる場合に、設定された発光輝度を低減する輝度補正処理を実行して、各光源を制御するために用いる発光輝度を決定する。制御部500は、表示パネル10の画面のうち、対象領域を設定する。制御部500は、輝度補正処理を実行する場合に、対象領域に対応する光源を当該輝度補正処理の対象としない。
入力部501は、画像データを入力するインターフェースである。画像データは、マトリクス状に配置された複数の画素のそれぞれに対し、赤、緑、青(R,G,B)の3色のそれぞれの階調値(階調レベル)が指定されたデータであるとする。なお、階調値が指定される色は、上述の色に限らない。階調値が指定される色の数は、3に限らない。入力部
501は、画像データを輝度設定部502および補正部506に出力する。
輝度設定部502は、発光部20の各光源(各光源部)に対応する画像データの輝度レベルに基づいて、各光源の発光輝度p(x,y)を設定する。ここで、(x,y)は、発光部20における各光源の座標を示す。光源に印加する電流をパルス幅制御することにより、各光源の発光を制御するとする。この場合、発光輝度pは、所定の制御期間における点灯期間の比率(デューティ比)をその最大値が1となるように正規化した値であるとする。所定の制御期間は、表示装置が画像を表示するフレーム期間であってもよいし、フレーム期間を分割したサブフレーム期間であってもよい。
なお、発光輝度pは、光源の発光輝度に対応するパラメータであればよい。例えば、発光輝度pは、各光源の発光輝度の絶対値をnitやcd/mの単位系で示してもよい。また、発光輝度pは、各光源の発光輝度を、設定された最大発光輝度に対する相対値で示した値であってもよい。また、発光輝度pは、各光源の駆動電力を示す値であってもよい。
輝度設定部502は、各光源に対応する表示パネル10の領域に表示される画像データの部分の輝度レベルに応じて、発光輝度pを設定する。輝度レベルは、例えば、画像データのR,G,Bそれぞれの階調値や、R,G,Bそれぞれの階調値から取得した輝度値Yである。輝度設定部502は、各光源に対応する表示パネル10の領域に表示される画像データの部分の輝度レベルの最大値に基づいて、対応する光源の発光輝度pを設定する。
図14(A),14(B)は、入力された画像データと、画像データに基づいて設定された各光源の発光輝度とを示す模式図である。図14(A)は、画像データを示す模式図である。図中の破線は、発光部20の光源と画像データとの対応関係を示すための破線であり、画像データに描かれた破線ではない。画像データは、低輝度レベルの背景画像上に、高輝度レベルのオブジェクトA,Bが配置された画像を示すデータである。発光部20は、水平方向に8個、および垂直方向に6個でマトリクス状に配置された複数の光源を有するとする。
図14(B)は、画像データに基づいて設定された各光源の発光輝度pを示す模式図である。数値は、PWMのデューティ比を示す。輝度設定部502は、対応する領域に高輝度レベルのオブジェクトA,Bのいずれかを含む光源の発光輝度を1とする。また、対応する領域に低輝度レベルの背景画像のみを含む光源の発光輝度を0.3とする。
輝度設定部502は、設定した各光源の発光輝度pを示す情報を、消費電力推定部504、輝度決定部505、および補正部506に出力する。
領域設定部503は、領域設定指示に応じて、表示パネル10の画面のうち、消費電力に基づく発光輝度の補正処理(後述)の対象外とする指定領域を設定する。指定領域では、発光輝度の補正処理を行わないことから、画像データが変化したことによって表示輝度が変動することを抑制することが可能となる。したがって、ユーザが注目したい領域や、表示輝度が変動することによる影響が大きいと思われる領域を予め指定することによって、補正処理による影響を低減することが可能となる。
領域設定指示は、ユーザが画面に表示されるGUIを操作して指定することにより入力されるとする。また、領域設定部503は、画像データを取得し、画像データのうち、所定の条件を満たす領域を指定領域とすることもできる。例えば、領域設定部503は、画像データの平均的な輝度レベルが所定の輝度レベル以上の領域を、指定領域としてもよい。また、領域設定部503は、画像データのうち、所定の輝度レベル以上の輝度レベルの
画素を、所定数以上有する領域を指定領域としてもよい。
領域設定部503は、指定領域に対応する光源を特定する。図15(A)〜15(C)は、表示パネル10の画面における指定領域と、発光部20における、指定領域に対応する光源(指定光源)とを示す模式図である。図15(A)は、表示パネル10の画面における指定領域を示す模式図である。例えば、ユーザは、画像データに基づいて画面に表示された画像を確認しながらGUIを操作して、オブジェクトBを含む領域Raを指定領域として指定するように指示したとする。
図15(B)は、指定領域Raに対応する指定光源Xaを示す模式図である。指定領域Raは、必ずしも発光部20の光源領域(光源に対応する領域)に適合するように指定されるとは限らない。領域設定部503は、光源領域の少なくとも一部が指定領域Raの少なくとも一部である光源を指定光源として決定するとする。なお、領域設定部503は、光源領域のすべてが指定領域Raの少なくとも一部である光源のみを指定光源としてもよい。図15(C)は、光源領域のすべてが指定領域Raの少なくとも一部である光源を指定光源とした場合の、指定領域Raに対応する指定光源Xaを示す模式図である。この場合、消費電力に基づいて発光輝度を補正する光源(指定光源でない光源)の数が増えることから、補正処理による指定光源以外の光源の発光輝度の低下を抑制することが可能となる。換言すれば、1光源あたりの発光輝度の低下量を小さくすることが可能となる。
領域設定部503は、指定光源がいずれであるかを示す情報を、消費電力推定部504および輝度決定部505に出力する。
消費電力推定部504は、輝度設定部502により設定された発光輝度で各光源が制御された場合の、指定領域に対応する指定光源の消費電力WISと、指定領域以外の領域に対応する光源の消費電力WOSとを推定する。消費電力推定部504は、消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなるか否かを判定する。
上述したように発光輝度pがデューティ比で示されているとする。デューティ比は、電流の印加時間に比例する値であり、光源の消費電力に対応する値である。本実施例では、消費電力推定部504は、発光輝度p(デューティ比)の和が予めデューティ比で示した閾値Thより大きいか否かに基づいて、消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなるか否かを判定する。
ここで、指定光源に設定された発光輝度を発光輝度piとする。また、指定光源でない光源に設定された発光輝度を発光輝度poとする。消費電力WISと消費電力WOSとはそれぞれ下記の式12−1,12−2で求められる。
Figure 0006648932
消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thより大きいと判定された場合、消費電力推定部504は、消費電力WISと消費電力WOSと閾値Thとに基づいて、指定光源でない光源の発光輝度の補正に用いる係数αを算出する。係数αは、指定光源を設定された発光輝度で制御し、かつ、指定光源でない光源を補正後の発光輝度で制御した場合に、発光部20の消費電力が閾値Th以下になるように設定される。例えば、発光部20の
消費電力(デューティ比の合計値)が閾値Thと同等になるように係数αを決定する場合、係数αは下記の式13で求められる。

α=(Th−WIS)/WOS ・・・(式13)
輝度設定部502が図14(B)に示したように各光源の発光輝度を設定し、閾値Thを15とした場合、消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thより大きいと判定される。そして、係数αは0.51(≒(15.0−7.6)/14.5)と算出される。
消費電力推定部504は、消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなるか否かを示す判定結果を輝度決定部505に出力する。また、消費電力推定部504は、消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなると判定した場合、算出した係数αを輝度決定部505に出力する。
輝度決定部505は、消費電力推定部504から取得した判定結果、および係数αに基づいて、設定された各光源の発光輝度を補正して、発光部20を制御するための発光輝度を決定する。輝度決定部505は、消費電力推定部504が消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Th以下であると判定した場合、輝度設定部502から取得した各光源の発光輝度を輝度制御部508に出力する。
また、輝度決定部505は、消費電力推定部504が消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thより大きいと判定した場合、輝度設定部502から取得した各光源の発光輝度のうち、指定光源でない光源の発光輝度を、係数αを用いて補正する。
図16は、輝度決定部505が補正した後の各光源の発光輝度を示す模式図である。図14(B)に示した発光輝度と比較して、指定光源Xa以外の光源の発光輝度が低減する。具体的には、指定光源Xa以外の光源で、発光輝度(デューティ比)が1で設定された光源の発光輝度は0.51に補正され、発光輝度(デューティ比)が0.3で設定された光源の発光輝度は0.15に補正される。一方で、指定光源Xaの発光輝度は輝度設定部502で設定された値から変化しない。この時、輝度決定部505が決定した発光輝度に基づいて、消費電力の総量を算出すると、消費電力の総量は閾値Th以下となる。
輝度制御部508は、輝度決定部505が決定した各光源の発光輝度を用いて、各光源の輝度を制御する。発光輝度がデューティ比で示されている場合、輝度制御部508は、発光輝度を示すデューティ比で各光源をPWM駆動により制御する。
補正部506は、取得した各光源の発光輝度(輝度設定部502により設定された発光輝度)に基づいて、画像データを補正する。補正部506は、各光源に設定された発光輝度で発光部20が発光した場合に表示パネル10に照射される光の強度分布を推定する。補正部506は、或る光源が発光した場合に表示パネル10に照射される光の分布を示す分布関数を、メモリから取得する。補正部506は、各光源の発光輝度と分布関数とを用いて、各光源から照射された光が表示パネル20の裏面で組み合わさって形成される光の強度分布を推定する。なお、補正部506は、輝度設定部502により設定された発光輝度の代わりに、輝度決定部505により決定された発光輝度を使用してもよい。
補正部506は、画像データの画素値を、その画素に対応する表示パネル10の位置に照射される光の強度で除算して、補正後の画素値を取得する、という処理を画像データの各画素について行う。発光部20の各光源が所定のデューティ比で駆動した場合に表示パ
ネル10の裏面に照射される光の輝度(強度)を基準強度Ltとする。画素(x,y)に対応する表示パネル10の位置(x,y)に照射される光の強度をL(x,y)とする。補正部506は、表示パネル10の位置(x,y)に対応する画像データの画素値にLt/L(x,y)を乗算して、補正後の画素値とする。輝度設定部502で画像データに基づいて設定された各光源の発光輝度で駆動した場合に照射される光の強度が基準強度Ltから低減するとする。補正部506は、この低減の影響を抑制するために画像データを補正する。補正部506は、補正した画像データを表示制御部507に出力する。
表示制御部507は、補正部506から取得した画像データに基づいて、表示パネル10の透過率を制御する。補正部506で、発光部20の各光源の発光輝度に基づいて画像データを補正することにより、補正前の画像データの画素値が等しい複数の領域に対応する複数の光源を異なる発光輝度で制御しても、それらの領域に表示される輝度は実質的に同程度となる。
図17は、本実施例における発光輝度の制御フローを示す模式図である。
まず、ステップS1701にて、輝度設定部502は、発光部20の各光源に対応する画像データの輝度レベルに基づいて、各光源の発光輝度p(x,y)を設定する。ここでは、領域設定部503により指定領域が設定されているとする。そのため、ステップ1701の処理により、発光輝度pi(x,y)と発光輝度po(x,y)が設定されることになる。
次に、ステップS1702にて、消費電力推定部504は、ステップS1701で設定された発光輝度pi(x,y),po(x,y)に基づいて、消費電力WIS,WOSを算出する。消費電力WIS,WOSは、上述した式12−1,12−2を用いて算出される。
そして、ステップS1703にて、消費電力推定部504は、ステップS1702で算出した消費電力WIS,WOSから、消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなるか否かを判定する。消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなると判定された場合にはステップS1704に処理が進められ、当該和が閾値Th以下になると判定された場合にはステップS1706に処理が進められる。
ステップS1704にて、消費電力推定部504は、ステップS1702で算出した消費電力WIS,WOSと、閾値Thとに基づいて、係数αを算出する。係数αは、上述した式13を用いて算出される。
次に、ステップS1705にて、輝度決定部505は、指定光源でない光源に対してステップS1701で設定された発光輝度po(x,y)を、ステップS1704で算出された係数αを乗算することにより、発光輝度po’(x,y)に補正する。その後、ステップS1706に処理が進められる。
ステップS1706にて、輝度制御部508は、輝度決定部505が決定した各光源の発光輝度を用いて、各光源の輝度を制御する。ステップS1703にて消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Th以下になると判定された場合には、ステップS1701にて設定された各光源の発光輝度p(x,y)と同じ発光輝度を用いて、各光源の輝度が制御される。ステップS1703にて消費電力WISと消費電力WOSとの和が閾値Thよりも大きくなると判定された場合には、指定光源については、ステップS1701にて設定された発光輝度pi(x,y)と同じ発光輝度を用いて、輝度が制御される。指定光源でない光源については、ステップS1705にて得られた発光輝度po’(x,y)を
用いて、輝度が制御される。
図18(A),18(B),19は、本実施例の制御を行った場合の効果を示す模式図である。表示するための画像データは、図14(A)に示した画像データと同様であるとする。また、図14(A)の画像データに基づいて輝度設定部502が設定した各光源の発光輝度は、図14(B)で示した発光輝度であるとする。閾値Thを15とすると、設定された各光源の発光輝度で発光部20を駆動した場合の総消費電力Wは、22.1であり、閾値Thよりも大きい。
本実施例の制御を行わない場合、発光部20の消費電力を閾値Th以下とするために、輝度設定部502で設定された各光源の発光輝度にTh/Wを乗算した発光輝度で、各光源の発光が制御される。図18(A),18(B)は、本実施例の制御を行わない場合の比較例を示す模式図である。図18(A)は、本実施例の制御を行わず、全ての光源を調整処理の対象とした場合に、各光源を制御するために用いられる発光輝度を示す模式図である。図14(B)に示した設定された発光輝度から、全ての光源で、発光輝度が低下する。図18(B)は、図18(A)に示した発光輝度で各光源を制御した場合に表示パネル10に表示される画像を示す模式図である。画像データに基づいて設定された発光輝度に対して一律に低い発光輝度で制御されることから、表示される画像は、発光輝度の調整処理を行わない場合よりも、全体的に暗くなる。
図19は、本実施例の制御を行った場合に、表示パネル20に表示される画像を示す模式図である。本実施例の制御を行った結果、指定光源Xaに対しては発光輝度の調整処理が実行されない。したがって、指定光源Xaに対応する領域(対象領域Ra)では、設定された発光輝度piで発光部20を制御した場合に表示される輝度と同等の輝度で画像が表示される。一方で、指定光源Xaでない光源は、設定された発光輝度poよりも低い発光輝度po’で制御される。したがって、指定光源Xaでない光源に対応する領域では、設定された発光輝度poで発光部20を制御した場合に表示される輝度よりも低い輝度で画像が表示される。
光源に対する発光輝度の調整処理は、当該光源に対応する領域の表示輝度の上限値を制御する処理である。消費電力に基づいて光源の発光輝度の調整処理(低減処理)を実行することにより、当該光源に対応する領域で表示可能な輝度の上限値が低下する。例えば、白領域を含む或る領域に対応する光源に、光源の取り得る最大のデューティ比に対応する発光輝度が設定されるとする。消費電力に基づく調整処理により光源の発光輝度が低減すると、白領域の表示輝度は低減する。白領域の表示輝度は、白領域を含む領域で表示可能な輝度の上限値に対応する。
本実施例によれば、指定した領域(対象領域)に対応する光源(指定光源)を、消費電力に基づく調整処理の対象としないことにより、対象領域の表示輝度の変動を抑制することが可能となる。
これにより、例えば、ユーザが画像データの編集作業を行っている場合に、予め注目箇所を含む領域を対象領域と指定しておくことにより、消費電力による表示輝度への影響を低減し、安定して作業することが可能となる。
<実施例6>
実施例1〜5の表示装置では、入力された画像データの一部の領域を関心領域に指定し、指定した領域に対応するバックライトユニットの輝度を消費電力に基づく調整処理の対象としないよう制御した。また、自発光型の表示装置の場合には、領域に属する画素を消費電力に基づく調整処理の対象としないよう制御した。
実施例6では、複数の画像データを1画面に表示する時に、ユーザが指定した画像データに対応する領域を消費電力に基づく調整処理の対象としないことにより、対象領域の表示輝度の変動を抑制する。
図20は、表示装置の機能ブロックを示すブロック図である。表示装置は、表示パネル10、発光部20、および制御部600を備える。制御部600は、第1入力部601、第2入力部602、画面合成部603、領域設定部604、輝度設定部502、消費電力推定部504、輝度決定部505、補正部506、表示制御部507、輝度制御部508を備える。なお、他の実施例で説明した機能については説明を省略する。
制御部600は、2種類の画像データを受信し、それらを合成した合成画像データに基づいて各光源の発光輝度を設定し、設定された発光輝度で発光部を駆動した場合に、発光部の消費電力が所定の閾値よりも高くなるか否かを判定する。また、制御部600は、設定された発光輝度で発光部を駆動することで発光部の消費電力が所定の閾値よりも高くなる場合に、設定された発光輝度を低減する輝度補正処理を実行して、各光源を制御するために用いる発光輝度を決定する。制御部600は、ユーザの操作に応じて、受信した複数の画像データのうち、少なくとも1つの画像データを、対象画像データとして選択する。そして、制御部600は、表示パネル10の画面のうち、指定画像データに対応する領域を、指定領域(対象領域)として設定する。制御部600は、輝度補正処理を実行する場合に、指定領域に対応する光源を当該輝度補正処理の対象としない。
第1入力部601と第2入力部602のそれぞれは、実施例5の入力部501と同様に、画像データを入力(受信)するインターフェースである。第1入力部601と第2入力部602のそれぞれは、入力した画像データを画面合成部603に出力する。
画面合成部603は、第1入力部601により入力(受信)された画像(入力画像データ)と、第2入力部602により入力された画像(入力画像データ)とを合成することにより、合成画像(合成画像データ)を生成する。例えば、入力された2つの画像(入力画像データ)を表示パネル10の1画面に収まるように配置して、合成画像を生成する。ここで、図21(A),21(B)に示す画像が入力されたとする。図21(A),21(B)は、例えば、同じビデオカメラで撮影された画像を示す。図21(A)はSDRの規格で出力された画像を示し、図21(B)はHDRの規格で出力された画像を示す。SDRとはStandard Dynamic Rangeのことであり、例えば従来の放送規格ITU−R BT.709(ITU:国際電気通信連合)で規定された画像データのダイナミックレンジである。HDRとはHigh Dynamic Rangeのことであり、SDRよりも広いダイナミックレンジである。各入力画像の画像サイズが表示パネル10の画像サイズ(画面サイズ;表示サイズ)と同じ場合は、画像サイズの縮小処理を各入力画像に施して、図21(C)に示すように2つの入力画像を1画面に収めた合成画像を生成する。画面合成部603は、合成画像を、補正部506と輝度設定部502へ出力する。
領域設定部604は、領域設定部503と同様に指定領域に対応する光源を特定する。本実施例では、領域設定部604は、ユーザの操作に応じて、複数の入力画像データのうち、少なくとも1つの入力画像データを、指定画像データとして選択する。そして、領域設定部604は、画面合成部603により生成された合成画像データにおいて指定画像データが配置された画像領域を指定領域として計算し、指定領域に対応する光源(指定光源)を指定(特定)する。指定領域では発光輝度の補正処理を行わないことから、ユーザが基準として見る入力画像データ(指定画像データ)に対し、補正処理による影響を低減することが可能となる。ユーザの操作は、例えば、入力画像データを指定する操作であり、
物理的なスイッチや、画面に表示されるGUIに対する操作である。ユーザの操作が行われない場合、2つの入力画像データのうち、あらかじめ定められた一方の画像データが指定画像データとして選択されてもよい。2つの入力画像データが、HDRの規格で出力された画像(HDR画像データ)とSDRの規格で出力された画像(SDR画像データ)とである場合、SDR画像データを指定画像データとすることを、ユーザが予め設定することも可能である。領域設定部604は、指定光源がいずれであるかを示す情報を、消費電力推定部504および輝度決定部505に出力する。
本実施例によれば、指定した画像データの領域(対象領域;指定領域)に対応する光源(指定光源)を、消費電力に基づく調整処理の対象としないことにより、指定した画像データの表示輝度の変動を抑制することが可能となる。画像制作の現場などでは、SDRの画像とHDRの画像とを同時に確認する際に、SDRの画像を基準としてHDR画像の調整を行うことがある。本実施例によれば、基準となるSDR画像に対し、消費電力による表示輝度への影響を低減することが可能となるので、安定して作業することが可能となる。
なお、本実施例では、2入力の場合の例を説明したが、本実施例の上記機能(処理)は、4入力などの場合にも適用できる。つまり、入力部の数は2つより多くてもよいし、入力画像データの数は2つより多くてもよい。その場合、2つ以上の入力画像データを指定画像データ(輝度を固定したい入力画像データ)として選択してもよい。
また、本実施例では合成画像に基づく消費電力推定を行った。しかしながら、指定画像(指定画像データ)でない入力画像の印象(表示輝度など)が、ローディング処理(消費電力に基づく調整処理)によって、当該入力画像のみを1画面に表示する場合の印象から大きくずれると、安定した編集作業が困難になることがある。例えば、図21(B)の画像のみを1画面に表示する場合の当該画像の印象と、図21(C)の合成画像を表示する場合の図21(B)の画像の印象とが互いに大きく異なると、安定した編集作業が困難になることがある。そのため、指定画像でない入力画像のみを(全画面に)表示する場合の消費電力を更に見積もって、指定画像でない入力画像のみを表示する場合の消費電力と、合成画像を(全画面に)表示する場合の消費電力とを比較してもよい。そして、それらの消費電力のうちの大きい方に基づいて輝度を調整してもよい。大きい方の消費電力と所定の消費電力(閾値)とに基づいて、実施例1などで述べた補正画像(補正画像データ)を生成してもよい。これにより、合成画像を表示する場合の各入力画像の印象と、その入力画像のみを表示した場合の印象との差(ずれ)を抑制することができる。
また、実施例5,6の消費電力推定部504では、指定領域に対応する指定光源の消費電力WISを毎フレーム推定したが、指定領域の画像データのわずかな変動により消費電力WISは変動する。その場合、指定光源でない光源の発光輝度の補正に用いる係数αも変動することから、指定領域外の輝度が変動することになり、ユーザが妨害感を感じる可能性がある。そこで、消費電力推定部504は、指定光源の最大消費電力(指定領域で想定される最大消費電力)を推定計算し、その値を消費電力WISとして使用してもよい。最大消費電力の推定計算は、指定領域の設定変更や表示輝度の設定変更などの表示装置の設定変更をユーザが指示した際に行われればよい。入力画像データのフォーマットが変更になった際に行われてもよい。指定領域(対象領域)で想定される最大消費電力、非対象領域における合成画像データに基づく消費電力、及び、所定の消費電力(閾値)に基づいて、実施例1などで述べた補正画像データを生成してもよい。これにより、指定領域内の画像データがわずかに変動しても、指定領域外の輝度の変動を抑制することが可能となることから、ユーザは安定して作業をすることが可能となる。
実施例1〜6の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよ
い。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリとを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
また、実施例1〜6では、ローディング処理時の電力が閾値を超えるのを推定したが、パネルモジュールやバックライトモジュールでローディング処理を決定してもよい。この場合は、決定されたローディング処理に関する情報を、パネルモジュールやバックライトモジュールから受信してもよい。そして、受信した情報に基づいて、対象領域の画像データは補正しないで、非対象領域の画像データを補正し、補正後の画像データをパネルモジュールやバックライトモジュールに入力してもよい。これによっても同様の効果を得ることができる。
実施例1〜6はあくまで一例であり、本発明の要旨の範囲内で実施例1〜6の構成を適宜変形したり変更したりすることにより得られる構成も、本発明に含まれる。実施例1〜6の構成を適宜組み合わせて得られる構成も、本発明に含まれる。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:表示パネル 20:発光部 100:制御部 107:画像処理部
601:画像処理部 1201:表示パネル

Claims (13)

  1. 像を画面に表示する表示手段と、
    ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定手段と、
    入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
    前記制御手段は、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行
    とを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示輝度範囲の上限値は、前記表示手段に前記入力画像データの白領域が表示された場合の表示輝度である
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 複数の入力画像データを受信する入力手段と、
    前記複数の入力画像データを合成して合成画像データを生成する合成手段と、
    をさらに備え、
    前記設定手段は、ユーザの操作に応じて、前記複数の入力画像データのうち、少なくとも1つの入力画像データを選択し、前記合成手段により生成された前記合成画像データに対し、選択した入力画像データが配置された領域を、前記第1領域として設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記設定手段に設定された前記第1領域の一部の表示輝度範囲の上限値が、前記第1領域の他の部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くなるように、前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記設定手段に設定された前記第1領域の縁部分の表示輝度範囲の上
    限値が、前記第1領域の中央部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くなるように、前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2領域に対応する前記入力画像データの部分の階調値を、前記所定の消費電力に基づく係数で低減した補正画像データに基づいて、前記表示手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記制御手段は、前記入力画像データに基づいて前記表示手段に画像を表示した場合の消費電力、および前記所定の消費電力に基づいて、前記第2領域に対応する前記入力画像データの部分の階調値を低減して前記補正画像データを生成する
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記第1領域で想定される最大消費電力、前記第2領域における合成画像データに基づく消費電力、及び、前記所定の消費電力に基づいて、前記第2領域に対応する前記合成画像データの部分の階調値を低減して補正画像データを生成し、
    前記補正画像データに基づいて前記表示手段を制御することにより、前記第2領域の表示輝度の上限値を低減する
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記複数の入力画像データのうち、選択されなかった入力画像データのみを表示した場合の消費電力と、前記合成画像データを表示した場合の消費電力とを比較し、それらの消費電力のうちの大きい方と前記所定の消費電力とに基づいて、前記第2領域に対応する前記合成画像データの部分の階調値を低減して補正画像データを生成し、
    前記補正画像データに基づいて前記表示手段を制御することにより、前記第2領域の表示輝度の上限値を低減する
    ことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  10. 前記表示手段は、自発光型の表示パネルである
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. を画面に表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって
    ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定ステップと、
    入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
    を有し、
    前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
    前記制御ステップでは、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行
    とを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  13. コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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