JP6648932B2 - 表示装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
画像を画面に表示する表示手段と、
ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定手段と、
入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
前記制御手段は、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行う
ことを特徴とする表示装置である。
画像を画面に表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定ステップと、
入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
を有し、
前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
前記制御ステップでは、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行う
ことを特徴とする制御方法である。
各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体である。
以下、本発明の実施例1について説明する。
[表示装置の構成]
図1は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。本実施例に係る表示装置は、表示パネル10、発光部20、および制御部100を備える。制御部100は、入力部101、領域設定部102、メモリ103、画素値変換部104、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、画像処理部107、及び、発光制御部108を有する。メモリ103、画素値変換部104、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、画像処理部107、及び、発光制御部108は、表示装置の制御回路基板に実装された電子回路によってその機能が実行されるとする。
いる。本実施例では、画像データの輝度値が大きいほど高い発光輝度に光源部の発光輝度が制御される。そして、光源部の発光輝度が高いほど、当該光源部の消費電力は大きい。そのため、図3のテーブルデータでは、画像データの輝度値が大きいほど、光源部の消費電力は大きい。
Y=α×R+β×G+γ×B ・・・(式1)
下になるように、対象領域の表示輝度範囲(画面上で表示可能な輝度の範囲)の上限値よりも、非対象領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行う。表示輝度範囲の上限値は、例えば、表示部(具体的には表示パネル10)に入力画像データの白領域が表示された場合の表示輝度(画面上の輝度)である。本実施例では、画像処理部107は、対象領域の表示輝度が変更されずに発光部20の消費電力が所定の消費電力以下になるように、非対象領域に対応する入力画像データの部分を処理する。具体的には、画像処理部107は、入力画像データのうち、非対象領域に対応する入力画像データの部分の画素値を低減(補正)することにより、非対象領域の表示輝度を低減する。それにより、画像処理(非対象領域に対応する画素値の低減)が施された後の画像データである補正画像データが生成される。非対象領域に対応する入力画像データの部分は、非対象領域に表示される入力画像データの部分とも言える。画像処理部107は、総消費電力WIS,WOSと、メモリ103に記録されたテーブルデータと、に基づいて非対象領域に対応する入力画像データの部分の画素値を低減する。画像処理部107は、補正画像データを、発光制御部108へ出力する。なお、画像処理に使用される階調値は、R値、G値、及び、B値に限られない。例えば、輝度値が画像処理に使用されてもよい。
領域内電力算出部105の処理の具体例について説明する。
領域内電力算出部105は、領域情報に基づいて、対象領域に対応する光源部を判断(特定)する。
領域内電力算出部105は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yに基づいて、ステップ1−1で特定した光源部に対応するBL制御領域の平均輝度値YAG(輝度値Yの平均値)を算出する。ステップ1−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ1−2の処理が行われる。
領域内電力算出部105は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ1−2で算出した平均輝度値YAGに対応する消費電力WIを取得する。ステップ1−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ1−3の処理が行われる。
領域内電力算出部105は、ステップ1−3で取得した全ての消費電力WIの総和を、総消費電力WISとして算出し、総消費電力WISを画像処理部107へ出力する。
領域外電力算出部106の処理の具体例について説明する。
領域外電力算出部106は、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する光源部を判断(特定)する。
領域外電力算出部106は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yに基づいて、ステップ2−1で特定した光源部に対応するBL制御領域の平均輝度値YAGを算出する。ステップ2−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ2−2の処理が行われる。
領域外電力算出部106は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ2−2で算出した平均輝度値YAGに対応する消費電力WOを取得する。ステップ2−1で複数の光源部が特定された場合には、特定された複数の光源部のそれぞれについてステップ2−3の処理が行われる。
領域外電力算出部106は、ステップ2−3で取得した全ての消費電力WOの総和を、総消費電力WOSとして算出し、総消費電力WOSを画像処理部107へ出力する。
画像処理部107の処理の具体例について説明する。ここでは、画像処理前の複数のRGB値(R値,G値,B値)のうち、対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpi,Gpi,Bpi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpo,Gpo,Bpo)」と記載する。そして、画像処理後の複数のRGB値のうち、対象領域
に対応するRGB値を「RGB値(Rqi,Gqi,Bqi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rqo,Gqo,Bqo)」と記載する。また、対象領域に対応する光源部の数を「SI」と記載し、非対象領域に対応する光源部の数を「SO」と記載する。そして、消費電力の閾値(所定の消費電力)を「THW」と記載する。閾値THWは、予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。
画像処理部107は、電力情報WISと電力情報WOSの和を、発光部20が有する全ての光源部の総消費電力WSとして算出する。総消費電力WSは、入力画像データに基づいて表示部に画像を表示した場合の消費電力である。本実施例では、総消費電力WSは、各光源部に対応する入力画像データの部分の明るさに基づいて設定した各光源部の仮発光輝度で各光源部が発光するように制御した場合の消費電力である。具体的には、総消費電力WSは、画像処理部107の画像処理が行われなかった場合の消費電力である。本実施例では、総消費電力WSと閾値THWとに基づいて、各光源部の発光輝度が補正される。具体的には、総消費電力WSと閾値THWとに基づいて、補正画像データが生成される。
ステップ3−1で算出された総消費電力WSが閾値THW以下である場合には、画像処理部107は、以下の式2,3に従って、画像処理後のRGB値(補正画像データのRGB値)を算出することにより、補正画像データを生成する。すなわち、総消費電力WSが閾値THW以下である場合には、画像処理前後でRGB値は変わらず、入力画像データと同じ補正画像データが生成される。
(Rqi,Gqi,Bqi)=(Rpi,Gpi,Bpi)・・・(式2)
(Rqo,Gqo,Bqo)=(Rpo,Gpo,Bpo)・・・(式3)
(Rqi,Gqi,Bqi)=(Rpi,Gpi,Bpi)・・・(式4)
ε=(WOS−(WS−THW))/SO ・・・(式5)
(Rqo,Gqo,Bqo)=(Rpo×(K(ε)/255),
Gpo×(K(ε)/255),
Bpo×(K(ε)/255))
・・・(式6)
本実施例に係る表示装置での表示の具体例について説明する。
以下、本発明の実施例2について説明する。実施例1では、非対象領域の輝度を低減する例を説明した。しかしながら、対象領域が大きい場合には、非対象領域の輝度を低減しても表示部の消費電力が閾値未満にならないことがある。本実施例では、このような課題を解決できる例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
図6は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。図6において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。
を低減しても発光部20の消費電力が閾値以下にならない場合に、当該消費電力を閾値以下にするために行われる。対象領域の中央部分は、対象領域の縁部分に比べ、ユーザの注目度や関心度が高いことが多い。そのため、本実施例では、画像処理部601は、対象領域の縁部分の表示輝度範囲の上限値を、対象領域の中央部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くする制御を行う。具体的には、画像処理部601は、対象領域の中央部分の輝度(画素値)が変更されずに上記消費電力が閾値以下になるように、対象領域の縁部分の輝度(画素値)を低減する。対象領域の縁部分は、例えば、対象領域の縁から所定画素数分の領域である。
画像処理部601の処理の具体例について説明する。ここでは、画像処理前の複数のRGB値(R値,G値,B値)のうち、対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpi,Gpi,Bpi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rpo,Gpo,Bpo)」と記載する。そして、画像処理後の複数のRGB値のうち、対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rqi,Gqi,Bqi)」と記載し、非対象領域に対応するRGB値を「RGB値(Rqo,Gqo,Bqo)」と記載する。また、対象領域に対応する光源部の数を「SI」と記載し、非対象領域に対応する光源部の数を「SO」と記載する。そして、消費電力の閾値を「THW」と記載する。
画像処理部601は、電力情報WISと電力情報WOSの和を、発光部20が有する全ての光源部の総消費電力WSとして算出する。
ステップ4−1で算出された総消費電力WSが閾値THW以下である場合には、画像処理部601は、実施例1の画像処理部107と同様に、式2,3に従って、画像処理後のRGB値を算出する。
(Rqo,Gqo,Bqo)=(0,0,0) ・・・(式7)
BI=(WIS−THW)/(WIS/SI) ・・・(式8)
対象領域の縁部分に対応するBI個のBL制御領域について:
(Rqi,Gqi,Bqi)=(0,0,0)・・・(式9)
対象領域に対応する他のBL制御領域について:
(Rqi,Gqi,Bqi)=(Rpi,Gpi,Bpi)・・・(式10)
本実施例に係る表示装置での表示の具体例について説明する。図7は、入力画像の一例を示す模式図である。図7では、背景701上に丸物体702が描かれており、丸物体702が表示される領域を含む対象領域703が指定されている。図8は、表示画像の一例を示す模式図である。図8から、対象領域703の中央部分の輝度が図7の輝度と等しく、丸物体702の輝度が図7と等しいことがわかる。そして、総消費電力WSが閾値THW以下になるように上記中央部分以外の領域の輝度が図7の輝度から低減されていることもわかる。
以下、本発明の実施例3について説明する。実施例1では、対象領域(対象領域の位置とサイズ)がユーザによって指定される例を説明した。本実施例では、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率がユーザによって指定される例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
図9は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。図9において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。
に変換する。そして、領域設定部901は、変換後の領域情報を、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、及び、画像処理部107へ出力する。なお、対象領域の設定方法は上記方法(領域情報の変換および出力)に限られない。
領域設定部901の処理の具体例について説明する。
領域設定部901は、画素値変換部104から出力された各輝度値Yに基づいて、BL制御領域(分割領域)の平均輝度値YAGを算出する。そして、領域設定部901は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、算出した平均輝度値YAGに対応する消費電力Wを取得する。ステップ5−1の処理は、各BL制御領域について行われる。
領域設定部901は、画面のサイズに対する対象領域のサイズの比率を示す領域情報(入力領域情報)に基づいて、対象領域として選択されるBL制御領域の数BMを決定する。具体的には、領域設定部901は、以下の式11に示すように、BL制御領域の総数に上記比率(0以上かつ1以下の値)を乗算することにより、数BMを得る(算出する)。なお、入力領域情報によって示された値が、0以上かつ1以下の上記比率を100倍した値(%)である場合には、式11の右辺が100で除算される。
BM=(全てのBL制御領域の数)×(入力領域情報の値)・・・(式11)
領域設定部901は、ステップ5−1で取得した消費電力Wが最も大きいBL制御領域から順に、ステップ5−2で決定した数BMのBL制御領域を、対象領域として選択する。
領域設定部901は、ステップ5−3で選択したBL制御領域(数BMのBL制御領域)の位置とサイズを示す情報を、変換後の領域情報として生成する。そして、領域設定部901は、変換後の領域情報を、領域内電力算出部105、領域外電力算出部106、及び、画像処理部107へ出力する。
本実施例に係る表示装置での表示の具体例について説明する。図10は、入力画像の入り例を示す模式図である。図10では、背景1001上に複数の丸物体1002が描かれている。丸物体1002の輝度値Y(階調値)は、背景1001の輝度値Yよりも高い。図10において、入力画像を破線で分割することによって得られる複数の領域は複数のBL制御領域(複数の分割領域)にそれぞれ対応する。
図10の輝度と同じ輝度で表示される。そして、総消費電力WSが閾値THW未満になるように、他の領域の輝度が図10の輝度から低減される。
以下、本発明の実施例4について説明する。実施例1では、発光部と透過型の表示パネルを有する表示装置(液晶表示装置など)の例を説明した。本実施例では、自発光型の表示パネルを有する表示装置の例を説明する。なお、以下では、実施例1と異なる点(構成や処理)について詳しく説明し、実施例1と同じ点についての説明は省略する。
図12は、本実施例に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。図12において、実施例1(図1)と同じ機能部には、実施例1と同じ符号が付されている。
本実施例の領域内電力算出部105の処理の具体例について説明する。本実施例の領域内電力算出部105は、実施例1の領域内電力算出部105と同様に、総消費電力WIS
を算出して出力する。但し、本実施例の総消費電力WISは、対象領域に対応する全ての表示素子の総消費電力である。
領域内電力算出部105は、領域情報に基づいて、対象領域に対応する表示素子を判断(特定)する。対象領域に対応する表示素子は、「対象領域に配置された表示素子」とも言える。なお、ステップ6−1では、領域情報に基づいて、対象領域に対応する画素(入力画像データの画素)が判断されてもよい。対象領域に対応する画素は、「対象領域に表示される画素」、「対象領域に対応する表示素子によって表示される画素」、等とも言える。
領域内電力算出部105は、画素値変換部104から出力された複数の輝度値Yから、ステップ6−1で特定した表示素子に対応する画素の輝度値Yを抽出する。ステップ6−1で複数の表示素子が特定された場合には、特定された複数の表示素子にそれぞれ対応する複数の輝度値Yが抽出される。
領域内電力算出部105は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ6−2で抽出した輝度値Yに対応する消費電力WIを取得する。ステップ6−2で複数の輝度値Yが抽出された場合には、抽出された複数の輝度値Yにそれぞれ対応する複数の消費電力WIが取得される。
領域内電力算出部105は、ステップ6−3で取得した全ての消費電力WIの総和を、総消費電力WISとして算出し、総消費電力WISを画像処理部107へ出力する。
本実施例の領域外電力算出部106の処理の具体例について説明する。本実施例の領域外電力算出部106は、実施例1の領域外電力算出部106と同様に、総消費電力WOSを算出して出力する。但し、本実施例の総消費電力WOSは、非対象領域に対応する全ての表示素子の総消費電力である。
領域外電力算出部106は、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する表示素子を判断(特定)する。非対象領域に対応する表示素子は、「非対象領域に配置された表示素子」とも言える。なお、ステップ7−1では、領域情報に基づいて、非対象領域に対応する画素(入力画像データの画素)が判断されてもよい。非対象領域に対応する画素は、「非対象領域に表示される画素」、「非対象領域に対応する表示素子によって表示される画素」、等とも言える。
領域外電力算出部106は、画素値変換部104から出力された複数の輝度値Yから、ステップ7−1で特定した表示素子に対応する画素の輝度値Yを抽出する。ステップ7−1で複数の表示素子が特定された場合には、特定された複数の表示素子にそれぞれ対応する複数の輝度値Yが抽出される。
領域外電力算出部106は、メモリ103に記録されたテーブルデータから、ステップ7−2で抽出した輝度値Yに対応する消費電力WOを取得する。ステップ7−2で複数の
輝度値Yが抽出された場合には、抽出された複数の輝度値Yにそれぞれ対応する複数の消費電力WOが取得される。
領域外電力算出部106は、ステップ7−3で取得した全ての消費電力WOの総和を、総消費電力WOSとして算出し、総消費電力WOSを画像処理部107へ出力する。
本実施例の画像処理部107は、実施例1の領域外電力算出部106と同様に、総消費電力WIS,WOSと、メモリ103に記録されたテーブルデータとに基づく画像処理(非対象領域に対応する画素値の低減)を、入力画像データに施す。そして、本実施例の画像処理部107は、画像処理が施された後の画像データを、ローディング制御部1202へ出力する。但し、本実施例では、数SIは、対象領域に対応する表示素子の数であり、数SOは、非対象領域に対応する表示素子の数である。総消費電力WSは、表示パネル1201が有する全ての表示素子の総消費電力である。そして、値K(ε)は、メモリ103に記録されたテーブルデータにおいて消費電力ε未満の消費電力に対応付けられた輝度値Yの最大値である。
実施例5の表示装置は、個別に発光が可能な複数の光源を備えるバックライトユニットから照射された光を画像データに基づいて表示パネルが透過して画像を表示する透過型の表示装置である。
501は、画像データを輝度設定部502および補正部506に出力する。
画素を、所定数以上有する領域を指定領域としてもよい。
消費電力(デューティ比の合計値)が閾値Thと同等になるように係数αを決定する場合、係数αは下記の式13で求められる。
α=(Th−WIS)/WOS ・・・(式13)
ネル10の裏面に照射される光の輝度(強度)を基準強度Ltとする。画素(x,y)に対応する表示パネル10の位置(x,y)に照射される光の強度をL(x,y)とする。補正部506は、表示パネル10の位置(x,y)に対応する画像データの画素値にLt/L(x,y)を乗算して、補正後の画素値とする。輝度設定部502で画像データに基づいて設定された各光源の発光輝度で駆動した場合に照射される光の強度が基準強度Ltから低減するとする。補正部506は、この低減の影響を抑制するために画像データを補正する。補正部506は、補正した画像データを表示制御部507に出力する。
用いて、輝度が制御される。
実施例1〜5の表示装置では、入力された画像データの一部の領域を関心領域に指定し、指定した領域に対応するバックライトユニットの輝度を消費電力に基づく調整処理の対象としないよう制御した。また、自発光型の表示装置の場合には、領域に属する画素を消費電力に基づく調整処理の対象としないよう制御した。
物理的なスイッチや、画面に表示されるGUIに対する操作である。ユーザの操作が行われない場合、2つの入力画像データのうち、あらかじめ定められた一方の画像データが指定画像データとして選択されてもよい。2つの入力画像データが、HDRの規格で出力された画像(HDR画像データ)とSDRの規格で出力された画像(SDR画像データ)とである場合、SDR画像データを指定画像データとすることを、ユーザが予め設定することも可能である。領域設定部604は、指定光源がいずれであるかを示す情報を、消費電力推定部504および輝度決定部505に出力する。
い。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリとを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
601:画像処理部 1201:表示パネル
Claims (13)
- 画像を画面に表示する表示手段と、
ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定手段と、
入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
前記制御手段は、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行う
ことを特徴とする表示装置。 - 前記表示輝度範囲の上限値は、前記表示手段に前記入力画像データの白領域が表示された場合の表示輝度である
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 複数の入力画像データを受信する入力手段と、
前記複数の入力画像データを合成して合成画像データを生成する合成手段と、
をさらに備え、
前記設定手段は、ユーザの操作に応じて、前記複数の入力画像データのうち、少なくとも1つの入力画像データを選択し、前記合成手段により生成された前記合成画像データに対し、選択した入力画像データが配置された領域を、前記第1領域として設定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。 - 前記制御手段は、前記設定手段に設定された前記第1領域の一部の表示輝度範囲の上限値が、前記第1領域の他の部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くなるように、前記表示手段を制御する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記制御手段は、前記設定手段に設定された前記第1領域の縁部分の表示輝度範囲の上
限値が、前記第1領域の中央部分の表示輝度範囲の上限値よりも低くなるように、前記表示手段を制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記制御手段は、前記第2領域に対応する前記入力画像データの部分の階調値を、前記所定の消費電力に基づく係数で低減した補正画像データに基づいて、前記表示手段を制御する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記制御手段は、前記入力画像データに基づいて前記表示手段に画像を表示した場合の消費電力、および前記所定の消費電力に基づいて、前記第2領域に対応する前記入力画像データの部分の階調値を低減して前記補正画像データを生成する
ことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。 - 前記制御手段は、
前記第1領域で想定される最大消費電力、前記第2領域における合成画像データに基づく消費電力、及び、前記所定の消費電力に基づいて、前記第2領域に対応する前記合成画像データの部分の階調値を低減して補正画像データを生成し、
前記補正画像データに基づいて前記表示手段を制御することにより、前記第2領域の表示輝度の上限値を低減する
ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記制御手段は、
前記複数の入力画像データのうち、選択されなかった入力画像データのみを表示した場合の消費電力と、前記合成画像データを表示した場合の消費電力とを比較し、それらの消費電力のうちの大きい方と前記所定の消費電力とに基づいて、前記第2領域に対応する前記合成画像データの部分の階調値を低減して補正画像データを生成し、
前記補正画像データに基づいて前記表示手段を制御することにより、前記第2領域の表示輝度の上限値を低減する
ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記表示手段は、自発光型の表示パネルである
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の表示装置。 - 画像を画面に表示する表示手段を備える表示装置の制御方法であって、
ユーザの操作に応じて前記画面のうち第1領域を設定する設定ステップと、
入力画像データに基づいて前記表示手段の前記画面に画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
を有し、
前記第1領域は、前記入力画像データが変化しても変化しない領域であり、
前記制御ステップでは、前記表示手段の消費電力が所定の消費電力以下になるように、前記表示手段の前記第1領域の表示輝度範囲の上限値よりも、前記表示手段の前記画面の前記第1領域でない第2領域の表示輝度範囲の上限値を低くする制御を行う
ことを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の表示装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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