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JP6515496B2 - ミキシングコンソール - Google Patents

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JP6515496B2
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Description

この発明は、例えばコンサートホールやレコーディングスタジオ等にけるオーディオ信号に対する信号処理に用いて好適なミキシングコンソールに関し、詳しくは、ミキシングコンソールにおいてユーザ操作を受け付ける操作パネルの操作性の改良に関する。
従来、複数チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理を専らデジタル処理により行うデジタルミキシングコンソール(以下単に「ミキサ」ともいう)が知られる。ミキサは、一般に、筐体上面に設けられた操作パネルに、複数のチャンネルストリップからなるチャンネルストリップセクションを有し、チャンネルストリップ毎の操作子を用いて、各チャンネルストリップに割り当てられたチャンネルのオーディオ信号に対する信号処理の主要なパラメータの値を設定するように構成される。かかるミキサにおいて、チャンネルストリップに割り当てられた複数のチャンネルうち1つのチャンネルを選択し、該選択された1つのチャンネルの様々なパラメータの値を調整するチャンネル選択機能が従来知られる(例えば下記特許文献1、下記非特許文献1及び2を参照)。
従来のチャンネル選択機能は、1台のミキサに対して1つのチャンネルを操作対象として選択するように構成されていた。この点に関して、例えば特許文献1に開示されたミキサは多目的ディスプレイを備え、チャンネル選択操作に応じて選択された1つのチャンネルに関する詳細設定画面を該ディスプレイに表示するか(連動オン)、又は、該チャンネル選択操作があっても該詳細設定画面に表示するチャンネルを変更せずに、当該操作以前から該画面に表示されているチャンネルを維持するか(連動オフ)を設定できるようになっている。この場合、画面に表示するチャンネルを、チャンネル選択機能の現在の操作対象のチャンネルから独立させることが可能となる。しかし、特許文献1の構成では、連動オン/オフ設定操作とチャンネル選択操作とを組み合わせた操作を行う必要があり、操作が煩雑である。
また、非特許文献1に開示されたミキサは、操作パネル上に入力チャンネル用の選択チャンネルセクションと、出力チャンネル用の選択チャンネルセクションを備え、入力チャンネルと出力チャンネルとでそれぞれ1つずつチャンネルを選択できる。しかし、これは入力チャンネルと出力チャンネルとのそれぞれで1つずつチャンネルを選択できるに過ぎず、また、選択されたチャンネルを操作する操作パネル上のエリアもそれぞれ入力チャンネル用のエリアと出力チャンネル用のエリアとで固定されている。
また、非特許文献2に開示されたミキサは、チャンネルストリップ群に割り当てるチャンネルの組み合わせをフェーダバンク毎に一括して切り替えるようになっており、フェーダバンク毎に1つずつ選択されたチャンネルを特定する情報を保持している。しかし、この場合も、操作パネル上で操作対象とできるチャンネルは1つだけである。
このように、従来のSEL機能は、基本的に1台のミキサに対して1つのチャンネルを選択するものであり、複数のチャンネルを選択して、それら複数のチャンネルのパラメータの値を迅速に操作することができなかった。
特開2011−109554号公報
「YAMAHA PM1D Version2 DIGITAL MIXING CONSOLE」、[online]、ヤマハ株式会社、2005年11月作成カタログ、[平成26年10月09日検索]、インターネット〈URL:http://proaudio.yamaha.co.jp/downloads/brochures/mixers/pm1dv2_brochure_ja.pdf〉 「YAMAHA DIGITAL MIXING CONSOLE CL5/CL3/CL1/取扱説明書」、[online]、ヤマハ株式会社、2012年発行、[平成26年10月09日検索]、インターネット〈URL:http://www2.yamaha.co.jp/manual/pdf/pa/japan/mixers/cl5_ja_om_d0.pdf?_ga=1.84715153.902378368.1413248849〉
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、複数のチャンネルをチャンネル選択部の操作対象として選択でき、且つ、該選択された複数のチャンネルのパラメータの値を、迅速に設定できるようにしたミキシングコンソールを提供することを目的とする。
この発明は、複数チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理を制御するためのミキシングコンソールであって、複数のチャンネルストリップを具備する操作パネルであって、前記複数チャンネルのオーディオ信号の各々は、該オーディオ信号を処理するための前記複数チャンネルの1つが割り当てられた前記複数のチャンネルストリップのいずれか1つによって制御され、各チャンネルストリップは、該チャンネルストリップに割り当てられた1チャンネルのオーディオ信号を制御するためのユーザ操作可能な操作子を持つ、前記操作パネルと、前記操作パネルを複数区画に分割してなる複数の操作区画であって、該操作パネルの分割に従って前記複数のチャンネルストリップ中の異なる複数チャンネルストリップが各操作区画に所属し、各操作区画には、該操作区画に所属する前記複数チャンネルストリップに対する前記チャンネル割り当てに対応して、複数の前記チャンネルが割り当てられる前記複数の操作区画と、前記複数の操作区画毎に備わるチャンネル選択部であって、当該チャンネル選択部に対応する前記操作区画に対して割り当てられた前記複数のチャンネルのいずれか1つを選択する、前記チャンネル選択部と前記複数の操作区画に対応して設けられた複数の調整部であって、各調整部は、 該調整部に対応する前記操作区画に備わる前記チャンネル選択部によって選択された1チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理用の複数のパラメータをユーザ操作に応じて調整するように構成された、前記調整部とを備えるミキシングコンソールである。
この発明に係るミキシングコンソールによれば、操作パネルが複数の操作区画に分割されており、各操作区画に対応して複数チャンネルストリップ及び個別の調整部をそれぞれ有し、かつ、操作区画毎にチャンネル選択部が具備されるので、操作区画毎に独立してチャンネル選択部の操作対象となるチャンネルを選択し、該操作区画に独立して該選択されたチャンネルの複数のパラメータの値を、該操作区画に対応する前記調整部を介して、調整することができる。したがって、オペレータ(ユーザ)は、複数の操作区画毎のチャンネル選択部を効率的に使って、選択された複数のチャンネルの詳細パラメータの値を、個々の調整部を使用して同時並行的に、調整(設定)することができる。このようなチャンネル選択部毎のチャンネルの選択操作や詳細パラメータの値を調整する操作は、例えば階層切り替え等の設定変更操作を介することなく、操作パネル上の操作区画毎に迅速に行うことができる。このため、従来の1台で1つのチャンネルしかチャンネル選択部の操作対象として選択できなかったデジタルミキサと比較して、複数のチャンネルの詳細なパラメータの値の調整に関する操作性が向上する。
また、この発明の一実施形態に係るミキシングコンソールは、2以上の前記操作区画の間で前記チャンネル選択部を連動させる連動制御部を更に備える。連動制御部を備えることにより、2以上の操作区画のチャンネル選択部を任意の組み合わせで連動させることができるので、複数の操作区画毎のチャンネル選択部の使い方の自由度が増す。例えば、全ての操作区画でチャンネル選択部を連動させれば、従来通り、1台のミキングコンソールで1つの選択チャンネルのみ選択する構成として使用することができる。また、例えば、1台のミキングコンソールで2つのチャンネルを選択できるようにチャンネル選択部を連動させれば、1台のミキングコンソールを2人のオペレータで操作する2マンオペレーションが可能となる。
また、この発明の一実施形態に係るミキシングコンソールにおいて、前記複数の操作区画の各々に対応する前記チャンネル選択部は、対応する操作区画に所属する前記複数チャンネルストリップのための第1チャンネル選択部と、該対応する操作区画に対応する前記調整部のための第2チャンネル選択部とを含み得る。また、前記複数の操作区画の前記第1及び第2チャンネル選択部のうち2以上の第1及び/又は第2チャンネル選択部を、任意の組み合わせで連動させる連動制御部を更に備えてもよい。
この発明に係るミキシングコンソールによれば、複数のチャンネルをチャンネル選択部の操作対象として選択でき、且つ、該選択された複数のチャンネルのパラメータの値を、リアルタイムに且つ迅速に設定できるという優れた効果を奏する。
この発明に係るミキシングコンソールの構成例を説明するブロック図。 一実施形態に係るミキシングコンソールに備わる操作パネルの一例を説明する図。 図2に示すミキシングコンソールにおける3つの操作区画と各操作区画に備わるチャンネル選択部を連動制御するための構成例を示すブロック図。 図2に示すミキシングコンソールの電気的ハードウェア構成例を示すブロック図。 図2に示すミキシングコンソールにおける信号処理機能の構成を示すブロック図。 図2に例示したミキシングコンソールにおけるチャンネル選択部の連動設定の具体例を説明する図であって、(a)は3つの操作区画のチャンネル選択部をそれぞれ独立させる例を示し、(b)は3つの操作区画のチャンネル選択部全てを連動させる例を示し、(c)は隣接する2つの操作区画のチャンネル選択部を連動させる例を示す。 図2に示すミキシングコンソールのディスプレイに表示された詳細設定画面の一例を示す図。 ミキシングコンソールの別の実施形態として、各操作区画の操作子群エリアとディスプレイエリアにそれぞれにチャンネル選択部を備える構成例を説明するブロック図。 図8に示すミキシングコンソールにおけるチャンネル選択部の連動設定の一具体例を説明する図。 別の実施形態に係るミキシングコンソールの操作パネルの構成例を説明する図。 図10に示すミキシンコンソールにおける複数のチャンネル選択部を連動制御するための構成例を説明するためのブロック図。 更に別の実施形態にかかるミキシングコンソールの構成例であって、(a)は図2に示すミキシングコンソールに別体の操作区画ユニットを接続したミキシングコンソールシステムの構成例を説明するブロック図、(b)は(a)に示すミキシングコンソールシステムにおいてミキシングコンソール側のチャンネル選択部と別体の操作区画ユニット側のチャンネル選択部を連動制御のための構成例を説明するブロック図。 ミキシングコンソールの更に別の例であって、各操作区画にそれぞれ複数の操作子群エリアと複数のディスプレイエリアを備える構成例を説明するブロック図。
以下、添付図面を参照して、この発明の一実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係るミキシングコンソール(以下「ミキサ」ともいう)の構成例を説明するブロック図である。図1に例示するミキサは、操作パネルを複数区画に分割してなる複数の操作区画10a〜10fを備える。各操作区画10a〜10fには、複数のチャンネルが割り当てられる。各操作区画10a〜10fは、それぞれチャンネル選択部20a〜20fを備える。各チャンネル選択部20a〜20fは、それぞれ対応する操作区画10a〜10fに割り当てられた複数のチャンネルのいずれか1つを選択し、該選択された選択チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理用の複数のパラメータの値を設定できる。なお、以下の説明では、「チャンネル選択部にてチャンネルを選択する機能」を「SEL機能」とも呼ぶ。また、チャンネル選択部にて操作対象として選択された1つのチャンネルを「選択チャンネル」とも呼ぶ。なお、この明細書では、例えば6つの操作区画10a〜10fのように、複数備わる構成要素を個々に区別する場合、例えば「10a」や「10b」等のようにアルファベットを添えた符号を参照符号として用いるが、当該構成要素を個々に区別する必要の無い場合、例えば「10」のように数字のみの符号を参照符号として用いる。
ミキサは、2以上の操作区画10の間でチャンネル選択部20を連動させる連動制御部30を備える。図1の例では、操作区画10aと10bの間に連動制御部30a、10bと10cの間に連動制御部30b、10cと10dの間に連動制御部30c、10cと10eの間に連動制御部30d、及び、10eと10fの間に連動制御部30eが備わる。各連動制御部30a〜30eは、それぞれ、2つの操作区画10の間で、チャンネル選択部20を連動させるか否か、すなわちSEL機能の「連動オン」又は「連動オフ」を切り替える。SEL機能の連動オンの場合、2つの操作区画10のチャンネル選択部20のうち一方で或るチャンネルが選択チャンネルに選択されると、他方のチャンネル選択部20でも該チャンネルが選択チャンネルとして選択される。SEL機能の連動オフの場合、個々のチャンネル選択部20で独立してチャンネルを選択することができる。
図2は、ミキサの操作パネルの構成例を説明する図である。図2に示すミキサは、複数チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理を専らデジタル処理により行うデジタルミキサを想定している。図2に示す例では、操作パネルは、操作区画10L(「操作区画L」)、操作区画10C(「操作区画C」)及び操作区画10R(「操作区画R」)の3つの操作区画に分割される。これら操作区画10L、10C及び10Rは、それぞれチャンネル選択部(後述図3の符号20L、20C及び20R)を備える。各操作区画10L、10C及び10Rは、複数の物理的操作子群を含む操作子群エリア11a、11b、11cと、1つのディスプレイ12を含むディスプレイエリア13a、13b、13cからなる。図2において、各操作子群エリア11a〜11cと各ディスプレイエリア13a〜13cをそれぞれ点線で囲む。
各操作子群エリア11a〜11cは、複数のチャンネルストリップ(チャンネル単位の操作部)毎に設けられたフェーダ操作子14や、ボタンスイッチ15などの操作子群を含む。各チャンネルストリップには、当該チャンネルストリップの属する操作区画10に割り当てられた複数チャンネルのうち1つのチャンネルが割り当てられる。オペレータは、各チャンネルストリップに割り当てられたチャンネルのオーディオ信号に対する信号処理の一部の(主な)パラメータの値を、そのチャンネルストリップのフェーダ操作子等を使って調整できる。
また、各操作子群エリア11a〜11cは、各チャンネルストリップに対応付けて、選択チャンネルを選択するためのチャンネル選択スイッチ(SELスイッチ)16が設けられている。オペレータの操作により或るSELスイッチ16がオンに設定されると、CPU(後述図4の符号31)は、そのSELスイッチ16に対応するチャンネルストリップに割り当てられたチャンネルを操作子群エリア11における選択チャンネルとして選択する。
更に、各操作子群エリア11a〜11cは、各種情報を表示可能なサブディスプレイ17を備えてもよい。サブディスプレイ17は、それぞれ、LCD又はLEDからなり、例えば選択チャンネルの情報等を含む各種情報を、CPU(後述図4の符号31)からの指示に基づき表示できる。
各ディスプレイエリア13a〜13cのディスプレイ12は、例えば、LCDやLED等の表示デバイスを含む画面に対する接触操作による入力が可能なタッチパネルにより構成され、CPU(後述図4の符号31)からの指示に基づき、例えば選択チャンネルの詳細設定画面等を含む、各種画面を表示できる。
また、各ディスプレイエリア13a〜13cは、ディスプレイ12に表示中の画像オブジェクトに関する操作を行うための複数の物理的操作子18を含んでよい。なお、図2に示す例では、ディスプレイエリア13cに含まれる複数の物理的操作子18の構成が、他のディスプレイエリア13a、13bとは異なるが、全てのディスプレイエリア13a、13b、13cで物理的操作子18の構成が同一であってもよい。
図3は、前記図2に示すミキシングコンソールにおける3つの操作区画と各操作区画のSEL機能を連動制御するための構成例を示す。図3に示す構成例では、連動制御部30は、操作区画10LのSEL機能20Lと操作区画10CのSEL機能20Cの連動オンオフ設定と、操作区画10CのSEL機能20Cと操作区画10RのSEL機能20Rの連動オンオフ設定を行うことができる。なお、連動オンオフ設定の組み合わせの具体例は後述する。
図4は、図2に示すミキサの電気的ハードウェア構成例を示すブロック図である。ミキサは、中央処理装置(CPU)31、メモリ32、表示部33、操作部34、信号処理部35(MIX部)を備える。CPU31、メモリ32、表示部33、操作部34およびMIX部35は、通信バス36を介して接続され、CPU31と各部32〜35との間で各種制御信号を通信できる。また、MIX部35にはマイクロフォンや再生装置等の入力機器、あるいはアンプやスピーカ等の出力機器との間でアナログオーディオ信号あるいはデジタルオーディオ信号を入力または出力できる。
CPU31は、メモリ32に記憶された各種のプログラムを実行して、ミキサの全体動作を制御する。メモリ32は、CPU31が実行する各種のプログラムや各種のデータなどを不揮発に格納するほか、CPU31が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用される。メモリ32は、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリあるいはハードディスク等の各種メモリ装置を適宜組み合わせ構成してよい。
表示部33は、ディスプレイ12、サブディスプレイ17および関連するインターフェース回路等であり、CPU31から与えられた表示制御信号に基づく各種情報を、各種画像や文字列等により表示する。操作部34は、操作子群エリア11の操作子群、ディスプレイエリア13の物理的操作子18、および関連するインターフェース回路等である。オペレータは、操作部34の各種操作子を用いて各種パラメータの設定や変更のための操作を行う。CPU31は、オペレータによる操作部34の操作に応じた検出信号を取得して、検出信号に基づいてミキサの動作を制御する。
MIX部35は、例えばDSP(Digital Signal Processor)やCPU31およびメモリ32に記憶されたソフトウェアにより仮想的に実現された信号処理装置で構成する。MIX部35は、信号処理用のプログラムを実行することにより、図示しない入力機器から供給された1又は複数系統のオーディオ信号を信号処理して、該処理したオーディオ信号を図示しない出力機器へ出力する。MIX部35が実行する信号処理は、少なくとも複数系統のオーディオ信号を混合するミキシング処理を含む。この信号処理は、メモリ32に記憶された各種パラメータ値に基づいて制御される。メモリ32には、ミキサに備わる複数のチャンネルそれぞれに対応して、チャンネル毎の信号処理に用いる複数のパラメータの値を記憶している。
図5は、ミキサの信号処理機能の構成を説明するブロック図を示す。図5に示す各要素の動作は、専らMIX部35によるデジタル信号処理により実現される。ミキサは、複数の入力チャンネル40a〜40nを具備している。各入力チャンネル40a〜40nは、それぞれ対応付けられた入力ポート(図示略)からのオーディオ信号を受け取って、入力チャンネルa〜40nの各種パラメータの値に基づく信号処理を行い、該処理済みのオーディオ信号をMIXバス42a〜42mに出力する(すべてのバスラインに出力してもよいし、選択的に出力してもよい)。また、ミキサは、複数の出力チャンネル44a〜44mを具備しており、各出力ch44はMIXバス42a〜42mの何れか1つのバスラインに対応付けられている。各出力ch44a〜44mは、対応付けられたバスラインから出力されたオーディオ信号に対して、ch毎の各種パラメータの値に基づく信号処理を行う。入力ch40a〜40n及び出力ch44a〜44mで行われる信号処理は、例えば、メモリ32に記憶された各種パラメータの値に従った音量レベルの調整、イコライジング、パン、各種エフェクト等である。
次に、操作区画10L、操作区画10C及び操作区画10Rそれぞれに備わるSEL機能20L,20C,20Rの連動設定について説明する。SEL機能の連動の設定は、例えば、ディスプレイ12に表示されたプリファレンス設定画面(図示略)から行うことができる。SEL機能を連動させる2以上の操作区画10の組み合わせは、オペレータが任意に指定できてもよいし、或いは、予め決められた組み合わせパターンのうちから1つをオペレータが選択するようにしてもよい。
オペレータによりSEL機能の連動設定が行われた場合、CPU31は、該設定されたSEL機能を連動させる操作区画10の組み合わせを示す連動制御情報をメモリ32に記憶する。連動制御情報は、具体的には、2以上の操作区画10の間での連動オンオフ設定状態を示す情報である。CPU31は、或るSELスイッチ16の操作により選択チャンネルが選択されたとき、そのSELスイッチ31の属する1つの操作区画10の選択チャンネルとして、そのSELスイッチ16に割り当てられたチャンネルを選択するとともに、メモリ32に記憶された連動制御情報に基づいて、前記SELスイッチ16の属する1つの操作区画10と連動オンに設定されている他の全ての操作区画10を特定して、該特定された他の全ての操作区画10のSEL機能を連動させる。すなわち、CPU31は、或る操作区画10のSEL機能の選択チャンネルが変更されたとき、その操作区画10と連動オンに設定されている他の全ての操作区画10のSEL機能でも、そのSELスイッチ16に割り当てられたチャンネルを、選択チャンネルとして選択する。或る操作区画10のSEL機能が他の何れとも連動オフである場合は、その操作区画10のSEL機能のみ選択チャンネルが変更される。上記の連動制御情報に基づくCPU31の動作が連動制御部30の動作に相当する。
図6(a)、(b)、(c)は、SEL機能20を連動させる操作区画10L、10C及び10Rの組み合わせの具体例を示す。図6(a)は、操作区画10L、10C及び10RすべてでSEL機能の連動をオフに設定した例を示す。この場合、操作区画10L、10C及び10RのそれぞれのSEL機能20L、20C及び20Rで独立して選択チャンネルが選択される。選択チャンネルが選択されたとき、CPU31は、メモリ32に記憶された各選択チャンネルに対応する各種パラメータの値に基づいて、それぞれの選択チャンネルのパラメータを設定する詳細設定画面(後述図7を参照)を、各操作区画10L、10C及び10Rのディスプレイ12に表示する。オペレータは、各操作区画10L、10C及び10Rのディスプレイエリア13a,13b,13cのディスプレイ12及び操作子18等を用いて、それぞれ対応するSEL機能20L、20C又は20Rにて選択された選択チャンネルの詳細なパラメータの値を調整できる。
前記図6(a)に示すミキサの使い方の場合、1台のミキサで同時に3つの選択チャンネルを選択することができる。従って、オペレータは1台のミキサに備わる3つの操作区画10L、10C及び10Rを効率的に使って、3つの選択チャンネルの詳細なパラメータの値を設定できる。操作区画10L、10C及び10R毎に選択チャンネルを選択し、その選択チャンネルのパラメータの値を設定する構成であるため、1台のミキサで同時に複数の選択チャンネルを扱う構成であっても、各選択チャンネルとそれを操作するユーザインタフェース(操作区画10)の対応関係がオペレータにとってわかり易い。操作区画10L、10C及び10R毎の選択チャンネルの選択操作や詳細のパラメータの値を調整する操作は、例えば階層切り替え等の設定変更操作を介することなく、操作パネル上の各操作区画10内の操作子14、15、18やディスプレイ12等を使って迅速に行うことができる。このため、1台で1つの選択チャンネルしか選択できなかった従来のデジタルミキサと比較して、複数のチャンネルの詳細なパラメータの値の調整に関する操作性が向上する。
図6(b)は、SEL機能連動設定の別の例として、全ての操作区画10L、10C及び操作区画10RのSEL機能20L、20C及び20Rを連動オンに設定した例を示す。この場合、操作区画10L、10C及び10Rのいずれかで選択チャンネルが選択されると、すべてのSEL機能20L、20C及び20Rで同じチャンネルが選択チャンネルになる。したがって、見かけ上は、1台のミキサが1つのSEL機能20を持つ構成となる。このように2以上の複数の操作区画10のSEL機能20が連動する場合、CPU31は、連動する全ての操作区画10のうち少なくとも何れか1つのディスプレイ12に選択チャンネルの詳細設定画面を表示するようにしてもよいし、或いは、連動する全ての操作区画10のディスプレイ12に選択チャンネルの詳細設定画面を表示してもよい。
図6(c)は、SEL機能連動設定の更に別の例として、互いに隣接する操作区画10Cと操作区画10RのSEL機能20C、20Rを連動オンに設定し、操作区画10LのみSEL機能20Lを独立させる例を示す。この場合、操作区画10C又は操作区画10Rの一方で選択チャンネルが選択されたとき、他方でも同じチャンネルが選択チャンネルとなり、操作区画10C又は操作区画10Rの少なくとも一方のディスプレイ12の該選択チャンネルの詳細設定画面が表示される。一方、操作区画10Lでは、他の操作区画10C,10Rとは独立して選択チャンネルが選択される。したがって、見かけ上は、2つの操作区画10C及び操作区画10Rが1つのSEL機能20を持ち、1つの操作区画10Lが1つのSEL機能20を持つ構成となる。このため、1台のミキサの操作パネルを、それぞれSEL機能20を持つ2つの部分に分けて使用することができる。なお、上記の例の他、SEL機能20LとSEL機能20Rとを連動させ、SEL機能20Cを独立させてもよい。
図7は、ディスプレイ12に表示される詳細設定画面の一例を示す。図7において、詳細設定画面50の上側に設けられたチャンネル名表示エリア51は、現在の選択チャンネルのチャンネル名(図では「CH1 Vocal」)を表示する。画面50の下側に設けられたチャンネル名表示エリア52は、画面左右方向に複数のチャンネル名(図では「CH1 Vocal」、「CH2 Guitar」、「CH3 Bass」及び「CH4 Keyboard」)を並べて表示し、それらのチャンネル名のうち現在の選択チャンネルのチャンネル名(図では「CH1 Vocal」)を、例えば網掛けなど、他とは異なる表示形態で表示する。CPU31は、操作区画10毎に選択チャンネルを特定し、メモリ32に記憶された当該特定された選択チャンネルの情報に基づいて、チャンネル名表示エリア51、52の表示を制御する。また、詳細設定画面50は、マスタ音量レベル、イコライザ、ヘッドアンプゲイン、ダイナミクスなどを示す画像53、54、55及び56を表示する。CPU31は、メモリ32に記憶された各選択チャンネルに対応する各種パラメータの値に基づいて、画像53、54、55及び56に、該当するパラメータの値を表示するように制御する。オペレータは、例えば画面に対するタッチ操作により画面に表示された画像53、54、55又は56を選択し、該画面を表示しているディスプレイ12に対応する物理的操作子18を用いて、選択された画像53、54、55又は56に対応するパラメータの値を調整できる。CPU31は、物理的操作子18の操作に応じて、メモリ32に記憶された、当該操作に対応するパラメータの値を変更する。なお、選択チャンネルの詳細設定画面50はサブディスプレイ17に表示されてもよい。
また、チャンネル名表示エリア51あるいは52を、詳細設定画面50に表示するチャンネルを選択するためのSELスイッチ画像として機能するように構成してもよい。具体的には、図7に示す通り、チャンネル名表示エリア51の左右両端に左右矢印画像が表示され、オペレータが矢印画像のいずれかをタッチすることにより、選択チャンネルが選択される。あるいは、チャンネル名表示エリア52に表示された複数チャンネル名のうち1つをオペレータがタッチすることにより、選択チャンネルが選択される。CPU31は、チャンネル名表示エリア51又は52の一方で選択チャンネルが変更されたとき、この変更に合わせて他方に表示される選択チャンネルも変更し、1つの画面50内で1つの選択チャンネルのみ選択されるようにする。さらに、チャンネル名表示エリア51あるいは52による選択チャンネルの選択を当該操作区画10のSEL機能20として機能させてもよい。
図8は、ミキサの別の実施形態として、各操作区画10L、10C及び10Rに含まれる操作子群エリア11a〜11c及びディスプレイエリア13a〜13cのそれぞれが独立してSEL機能20a〜20fを具備する構成例を示す。この場合、操作子群エリア11a、11b及び11cのSEL機能20b、20c、20eの選択チャンネルは、各操作子群エリア11内のSELスイッチ16を用いて選択できる。また、各ディスプレイエリア13a〜13cのSEL機能20a、20d、20fの選択チャンネルは、ディスプレイ50に表示された詳細設定画面50内のSELスイッチ画像(チャンネル名表示エリア51,52)を用いて選択できる。
図8に示すミキサ構成例においても、連動制御部30は、2つ以上のSEL機能20a〜20fを任意の組み合わせで連動させることができる。図8に示す例では、連動制御部30は、操作区画10Lの操作子群エリア11aとディスプレイエリア13aの間、操作区画10Cの操作子群エリア11bとディスプレイエリア13bの間、の操作子群エリア11a操作区画10Rの操作子群エリア11cとディスプレイエリア13cの間、操作区画10Lの操作子群エリア11aと操作区画10Cの操作子群エリア11bの間、及び、操作区画10Cの操作子群エリア11bと操作区画10Rの操作子群エリア11cの間で、SEL機能20を連動オンオフ設定できる。
図9は、前記図8に示す各SEL機能20a〜20fの連動設定の一例であって、全ての操作子群エリア11a〜11cと1つのディスプレイエリア13cのSEL機能20b、20c、20e及び20fを連動オンに設定する一方、操作区画10Lのディスプレイエリア13a及び操作区画10Cのディスプレイエリア13bのSEL機能20a、20dをそれぞれ独立させる例を示す。この場合、操作子群エリア11a、11b、11c及びディスプレイエリア13cのいずれかで或るチャンネルが選択されたとき、該選択されたチャンネルが、操作子群エリア11a、11b、11c及びディスプレイエリア13c全てのSEL機能の選択チャンネルとなる。ディスプレイエリア13a及びディスプレイエリア13bでは、それぞれ独立してSEL機能の選択チャンネルを選択できる。
なお、図8及び9に例示したような操作子群エリア11a〜11c及びディスプレイエリア13a〜13cのそれぞれがSEL機能20を具備する構成において、各操作子群エリア11a〜11cのSEL機能を独立して使う場合、或いは、2以上の操作子群エリア11a〜11cのSEL機能を連動させる場合、選択チャンネルの詳細設定画面は、操作子群エリア11a〜11cのサブディスプレイ17に表示され得る。
このように構成した場合、各操作区画10を柔軟に組み合わせて使用することができる。
図10は、別の実施形態に係るミキサの操作パネルの構成例を説明する図を示す。図10において、図2を参照して既に説明した構成要素には図2と同じ符号が付与され、それに対する言及が適宜省略される。図10に示す操作パネル構成例において、操作区画10Rは、ディスプレイエリア13c(図2等参照)の代わりに、選択チャンネルのパラメータの値を調整するための複数の物理的操作子からなる選択チャンネルエリア60を備える。また、ミキサには、外付けディスプレイ61が接続される。外付けディスプレイ61には例えば前記図7に示す詳細設定画面50を表示でき、該詳細設定画面50のチャンネル名表示エリア51,52がSELスイッチ画像として機能する。外付けディスプレイ61に対する操作は、例えばタッチパネルにて実現される。
図10に示すミキサは、一例として、操作区画10Rに1つのSEL機能20を持ち、操作区画10L、10Cのディスプレイエリア13a,13bにそれぞれ独立した1つのSEL機能20を持ち、また、外付けディスプレイ61に1つのSEL機能20を持つ構成を想定している。なお、説明の便宜上、これら4つのSEL機能20を「SELマスタ」ともいう。この場合、図11に示す通り、連動制御部30は、操作区画10Lの操作子群エリア11aと操作区画10Lのディスプレイエリア11aの間、操作区画10Lの操作子群エリア11aと操作区画10Cの操作子群エリア11bの間、操作区画10Cの操作子群エリア11bと操作区画10Cのディプレイエリア11bの間、操作区画10Cの操作子群エリア11bと操作区画10Rの間、及び、操作区画10Rと外付けディスプレイ61の間で、それぞれSEL機能を連動オンオフ設定できる。
図10に示す操作パネルにおいて、一例として、操作区画10Lの操作子群エリア11aと、操作区画10Cの11bはそれぞれ独立したSEL機能を有しておらず、他の要素に備わるSEL機能(SELマスタ)20と連動するときにのみ、当該エリア11a、11bを使ったSEL機能(SELスレーブ)が有効になる、すなわち、当該エリア11a、11bのSELスイッチ16の操作に応じたチャンネル選択が行われるように構成してもよい。この場合、操作子群エリア11a、11bが何れのSELマスタとも連動していないときは、SELスレーブの機能は無効になり、エリア11a、11bのSELスイッチ16が操作されたとしても選択チャンネルの切り替えは行われない。
更に別の実施形態において、ミキサに外付けの操作区画ユニットを接続することができる。図12(a)、(b)は、ミキサ100に、物理的接続を介して外付けの操作区画ユニット110を接続したミキサシステムの構成例を示す。ミキサ100は、図8に示すミキサと同様に構成されるもので、3つの操作区画10L、10C、10Rを有し、各操作区画10の操作子群エリア11とディスプレイエリア13にSEL機能20を有する。操作区画ユニット110は、ミキサ100とは別体の装置であり、操作子群エリア111とディスプレイエリア113とを備える。操作子群エリア111及びディスプレイエリア113は、それぞれ、チャンネルストリップ毎の操作子群、ディスプレイ、そのディスプレイに関連する物理的操作子群を備えるとともに、操作子群エリア111及びディスプレイエリア113それぞれに独立したSEL機能20を有する。かかるミキサシステムにおいて、連動制御部30は、図12(b)に示す通り、操作区画ユニット110の操作子群エリア111とミキサ100の操作区画10Lの操作子群エリア11aの間で、SEL機能を連動オンオフ設定できる。これにより、ミキサ100内の操作区画10L、10C、10RのSEL機能と、外付けの操作区画ユニット110のSEL機能とを連動させることができる。また、1つの操作区画ユニット110内の操作子群エリア111とディスプレイエリア113の間でもSEL機能の連動オンオフを設定できる。このように、ミキサ100に外付け操作区画ユニット110を接続して複数の操作区画10の数を自由に拡張した場合においても外付け操作区画ユニット110を含めてSEL機能を連動することができる。
また、更に別の実施形態において、各操作区画10はそれぞれ1以上の操作子群エリア11及び1以上のディスプレイエリア13を含んでよい。例えば、図13に示す構成例では、操作区画10Lは2つの操作子群エリア11a、11dと、2つのディスプレイエリア13a、13dを備え、操作区画10Cは2つの操作子群エリア11b、11eと、2つのディスプレイエリア13b、13eを備え、操作区画10Rは2つの操作子群エリア11c、11fと、2つのディスプレイエリア13c、13fを備える。複数の操作子群エリア11及び複数のディスプレイエリア13はそれぞれ独立したSEL機能20を有し、それらSEL機能のうち2つ以上を、任意の組み合わせで連動させることができる。図13の例では、連動制御部30は、操作区画10L、10C及び10Rのそれぞれにおいて互いに隣接するエリアの間、例えば操作区画10Lにおける操作子群エリア11aと11dの間、操作子群エリア11dとディスプレイエリア13aの間、及び、ディスプレイエリア13aと13dの間で、SEL機能の連動オンオフを設定できる。また、連動制御部30は、操作区画10Lの操作子群エリア11aと操作区画10Cの操作子群エリア11bの間、及び、操作区画10Cの操作子群エリア11bと操作区画10Rの操作子群エリア11cの間で、SEL機能の連動オンオフを設定できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、操作区画10は、操作子群エリア11又はディスプレイエリア13、あるいは選択チャンネルエリア60のいずれかのみ備える構成でもよい。また、操作子群エリア11及びディスプレイエリア13は、前述のようなチャンネルストリップ毎のフェーダ操作子、スイッチ、SELスイッチ、ディスプレイ、ディスプレイ操作用の操作子からなる構成に限定されず、その他の構成要素からなっていてもよい。また、連動制御部30は、前記図1、図3、図8、図11、図12(b)及び図13では、操作パネル上で隣接して配置された2つの要素(2つの操作区画10又は2つの操作子群エリア11)のSEL機能20の間で連動オンオフ設定する構成例を示したが、連動制御部30の行う連動制御は、これに限らず、任意の2以上の要素のSEL機能20を連動させる制御であればよい。また、ミキサは、例えばパーソナルコンピュータやスレートデバイス等のコンピュータ装置において複数チャンネルのオーディオ信号に対するミキシング処理を実現するソフトウェアで構成されてもよく、その場合、コンピュータ装置のディスプレイに表示される操作パネル画面が、前述した操作パネルに相当する。
10 操作区画、11 操作子群エリア、12 ディスプレイ、13 ディスプレイエリア、14 フェーダ操作子、15 ボタンスイッチ、16 チャンネル選択スイッチ、17 サブディスプレイ、18 物理的操作子、20 チャンネル選択部、30 連動制御部

Claims (4)

  1. 複数チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理を制御するためのミキシングコンソールであって、
    複数のチャンネルストリップを具備する操作パネルであって、前記複数チャンネルのオーディオ信号の各々は、該オーディオ信号を処理するための前記複数チャンネルの1つが割り当てられた前記複数のチャンネルストリップのいずれか1つによって制御され、各チャンネルストリップは、該チャンネルストリップに割り当てられた1チャンネルのオーディオ信号を制御するためのユーザ操作可能な操作子群を持つ、前記操作パネルと、
    前記操作パネルを複数区画に分割してなる複数の操作区画であって、該操作パネルの分割に従って前記複数のチャンネルストリップ中の異なる複数チャンネルストリップが各操作区画に所属し、各操作区画には、該操作区画に所属する前記複数チャンネルストリップに対する前記チャンネル割り当てに対応して、複数の前記チャンネルが割り当てられる前記複数の操作区画と、
    前記複数の操作区画毎に備わるチャンネル選択部であって、当該チャンネル選択部に対応する前記操作区画に対して割り当てられた前記複数のチャンネルのいずれか1つを選択する、前記チャンネル選択部と
    前記複数の操作区画に対応して設けられた複数の調整部であって、各調整部は、 該調整部に対応する前記操作区画に備わる前記チャンネル選択部によって選択された1チャンネルのオーディオ信号に対する信号処理用の複数のパラメータをユーザ操作に応じて調整するように構成された、前記調整部
    を備えるミキシングコンソール。
  2. 2以上の前記操作区画の間で前記チャンネル選択部を連動させる連動制御部を更に備える請求項1に記載のミキシングコンソール。
  3. 前記複数の操作区画の各々に対応する前記チャンネル選択部は、対応する操作区画に所属する前記複数チャンネルストリップのための第1チャンネル選択部と、該対応する操作区画に対応する前記調整部のための第2チャンネル選択部とを含む請求項1又は2に記載のミキシングコンソール。
  4. 前記複数の操作区画の各々に対応する前記チャンネル選択部は、対応する操作区画に所属する前記複数チャンネルストリップのための第1チャンネル選択部と、該対応する操作区画に対応する前記調整部のための第2チャンネル選択部とを含み、
    前記複数の操作区画の前記第1及び第2チャンネル選択部のうち2以上の第1及び/又は第2チャンネル選択部、任意の組み合わせで連動させる連動制御部を更に備える請求項に記載のミキシングコンソール。
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